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月末に、支援者さまにメールで送らせて頂いているアンケートで、


【イラスト講座】


のリクエストをいただきました!


誠に有難うございます😊

イラストの制作方法にも、興味を持っていただけるとはとても嬉しいです。



どんな講座にするか迷いましたが、

せっかく「こんなのプロレスじゃないよぉっ!♡」月間なので、


「こんなのプロレスじゃないよぉっ!♡」

の表紙の制作過程を通して、


その中で、講座というか、

私がしている工夫をご紹介させて下さい☺️






※個人の意見であるということは当たり前なので、断定口調もありますが、実際には絵に正解はないですよ〜



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この絵を描く前、ある推し絵師さんのメイキング本を買いました。


封を開けてみると、その本はかなり簡略化された内容で、ちょっとがっかりしましたた…


①色分けをする

②影をつける

③光をつける


だけ書いてありましたww


(神絵師メイキングあるある)


しかし、それだけ、絵の上手い方の頭の中はシンプルということだと思います。


なので今回の絵は、それにならい、


「影をつける」「光をつける」

そういったイメージで描き進めました。



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というわけで私も、


まずは【ペン入れ】と【色分け】



ここまで終わったら、メイキングを思い出しながら、影と光の位置を決めるための、


「暗い場所地図」と「光地図」を作りました。


【暗い場所地図】



【光地図】


「暗地図」は、乗算レイヤーでグレー1色。

「光地図」はスクリーンレイヤー80%くらいで白1色。



これは、肩の力を抜いて、はみ出しなど気にせず、

気持ちのいい画面になるまで、描きました。


雰囲気を作れたらいいので、


楽しい作業ですよ!😆



これを、キャンバスの横に並べて、見ながら、丁寧に塗り進めました!




一聖くんの顔色が悪いですね💦


でも大丈夫👌


「オーバーレイレイヤー」


で、茶色をかぶせます。





顔色が良くなります。


このように、影の色はあとから調整できるので、「暗地図」では、グレー1色で大丈夫なのですよ。


顔を塗る



私は顔だけは厚塗り派なので、顔の中身は、全てレイヤーなど無視して厚塗りします!

一気に可愛くなりましたねぇ☺️


汗と怪我、ほっぺたの色を置きます。


ここから加工です。


①「焼き込みカラーレイヤー」で青色をかぶせ、

色を濃くしました。



②「発光レイヤー」で、肌や胸にハイライトを置きました。




③「リニアライトレイヤー」「加算レイヤー」などでもっとキラキラさせました!




④キラキラのスタンプを、ぺたぺた。

これはもうほぼ光源など無視で、

飾り付けです☆


※やり過ぎ注意。ピンポイントだからこそ輝きを増すのです


完成です…!!




ロゴの色は、

イラストの色との相性に気をつけます!



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おまけ 暗地図についてもっと詳しく


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イラスト講座のリク主さんが、

どの程度の講座を期待してくださったのか分からなかったので、ここまでは、とりあえず簡単に書いてみました!


ここから、少し講座らしいことも書いてみます!


【暗いところ地図】の作り方

です。

言い換えると、

奥行きの出し方、画面全体のまとめ方

ですかね…!



私はあえて、「影のできるところ地図」とは書かず、「暗いところ」と表現しました

なぜなら、


暗いところは影だけではないからです。



アゴの下の、「首の影」

服のシワの、「折り重なった影」


など、これらは物理的な影です。



しかし「絵」に置いては、それにプラスして、


奥にあるものも暗くなります😳


(※画風によって、白くなる場合もあります。モナリザなど。)


なので、「アゴと首」などの上下の関係だけでなく、


「手前と奥」の関係も見てみてください☆



物理影と、奥のものを暗くします。


(これが絵においてなかなか厄介なポイントです。)

X軸Y軸という横の広がりだけでなく、

Z軸という奥行きも、意識して絵を作るわけです…。


(画像)

https://www.vcssl.org/ja-jp/doc/3d/coordinate



そして、「一聖くんの太もも」と「一聖くんのお腹」

を比べられるようになったら、「一聖くんの太もも」と「おじさんの右肩」


のように、ドンドンくらべる範囲を広くしていきます☆


そうすることで、


パーツパーツに影が散らばっている状態

から、一歩進展して、

奥行き感出て、

絵全体がひとつにまとまって


魅力的な空間を持った絵になりやすいです…!!


違いが伝わりますかね…??

(色が違うのはミスです😭)

→脚のほうが暗いので、

腕の下に足があることが分かる

(奥行き感がある)


→腕も太ももも同じ明るさなので、奥行き感がない




けっこうささやかな違いなので、

絵を描き慣れないうちは違いを言われてもピンときにくいかもしれません…。


でも心の片隅にでも置いてみてください😌

絵が変わりますよ!


……まぁ、こんなところでした!


結構意識しているポイントが多いので、何をご紹介したらいいのか迷いましたが、


今回は「暗くするところ」の話に焦点を当ててみました。


私も奥行き感などはまだ研究中で、

えらそうに講座などできる立場ではないのですが……


と言うか元々奥行きを出すのが大の苦手で……


今気がついていることのメモも兼ねて、考えていることをまとめてみました!


この記事がきっかけで、

いつもエールを送ってくださる支援者さまがたが、もっと絵を描くことを楽しめるようになったり、

絵の新しい見方を発見できたりしたら、そんなに幸せなことはないです✨



もし、プラスで聞きたいことなどがあれば、お気軽にコメントを下さい☆


いつも有難うございますっ!


ではでは〜☆

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