【メア編】猿山ケンイチがS眠でリトのハーレムを根こそぎ奪っていくお話 (Pixiv Fanbox)
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いつもご覧いただきありがとうございます!
地獄から帰ってきた男、トライセプスです。
コロナでダウンしていた関係で、投稿が1日遅れてしまい申し訳ございませんでした。
ご心配いただいた皆様に感謝申し上げます。
ギリギリではありましたが、毎週投稿記録が継続できて嬉しい限りです!
さて今週は人気シリーズのToLOVEる催眠の6作目!メア編!
お楽しみいただければ幸いです!
前作:【ララ編】猿山ケンイチが催眠でリトのハーレムを根こそぎ奪っていくお話
『原作』To loveる ダークネス
『人物』メア(黒咲 芽亜)
『あらすじ 』結城家を攻略した猿山は今後の動き方について悩んでいた。そんな時、ナナから評判を聞いたメアが、いきなり猿山の元を訪ね相談をしてきて...
『文字数』本編約字15000字(+おまけ約2,000字)
※おまけ短編「メアと放課後に屋上で制服セックスするお話」はスタンダードプラン以上にて公開中です!
※本作品は登場キャラクター同士で事前に合意した上で演技している内容です。
また登場キャラの実年齢は成人以上ですが、作中ではフレーバーとして未成年と表記されている場合がございます。
合意を得ない性行為(S眠、S脳、レ○プetc…)は存在しません。
本編
結城家に住んでいるララ・モモ・ナナ・美柑を我が物にした猿山ケンイチ。
4人の女性は普通の生活を装いながら、その裏では猿山と時間を見つけては無責任な生ハメセックスを繰り返す爛れた非日常を過ごしている。
当然リトと絡む時間は如実に減り、彼も(最近みんなの様子が変だな...)と思いつつも催眠装置によって明確な答えが出ない日々を送っていた。
まずはララとモモが自分の布団に潜り込むことが皆無になった。
そしてその代わりに、猿山の部屋から一緒に出てくる場面に出くわすことが増えた。
その時の髪とパジャマの乱れ様は寝癖では到底片付けられないほどであるが、女性と行為をしたことのないリトにはそれが分からない。
また猿山が寝坊してもそのままにしていた美柑が、積極的に彼を起こしに行くようになった。
その顔は少し紅潮し、まるで何かを期待しているような色っぽい表情である。
またある時は猿山がソファでスマホを弄っていると、タンクトップ姿のナナが隣に座って服をわざとらしくパタパタと動かしたり、美柑がアイスを猿山に見せつけるように食べたり、ララやモモに至っては胸を押し付けて話しかけたりするようになった。
リトはそんな仲良さそうな様子に直接言及しないが、ナナの行為には(胸が見えてるんじゃないか?)と心配し、美柑の行為には(わざわざアイツの隣でアイスを食べなくても...)とモヤッとし、ララとモモの行為には(さすがに距離が近すぎるんじゃないか?)と嫉妬している。
猿山にも変化があり、居候するだけでは悪いと思ったのか、よく家事を手伝うようになっていた。
キッチンでモモや美柑と一緒に食器を洗ったり、ララやナナと一緒にお風呂掃除をしたり、その点についてはリトも素直に感謝している。
ただ、猿山が手伝うと全ての家事がいつもより遅いという点は、少し気になるところであった。
もう一つ例をあげるなら、猿山がお風呂に入る時に常に誰かが「背中を流す」と言って一緒に浴室へ向かうようになっていた。
付き添いは基本1人だが、たまに2人になる時もある。
さすがにこれはリトもおかしいと思い、やんわりと止めるよう提案したのだが、美柑には「あー...ケ、ケンイチさん、体が固くて背中がちゃんと洗えないらしいんだよね!だからリトが心配しなくても”嫌なこと”はされてないから安心して♡それに私まだ小学生だよ?」と諭され、モモには「あら?リトさんもして欲しければいつでも仰ってくださいね♡なんなら背中だけでなく全身を隅々まで…ふふっ、顔が真っ赤ですよリトさん♡冗談ですってば......ケンイチさんだけにしかしませんよ(ボソッ)」とはぐらかされてしまった。
そしてとある日。
リトはララにお願いして猿山を外へ連れ出してもらうと、モモ・ナナ・美柑を集めて話す時間を作っていた。
話すと言ってもあくまで自然に、ただの談笑の中でそれとなく猿山について質問する作戦である。
「でね、この前ケンイチさんがお皿割っちゃったんだよ!お気に入りだったのに!」
「まあまあ、ケンイチもわざとじゃないんだしさ」
「ふふっ、そうですね。ケンイチさんも頑張って手伝ってくれてますし...」
「な、なあ、みんな」
自然にと思っていたが結局変なタイミングで話を切り出してしまったリト。
それに自覚はあったが口を開いてしまった以上、質問するしかなかった。
「猿山といえばさ、アイツっていつまで居候するのかな?みんな嫌がってたし、そろそろ実家に帰ってもらっても...さ」
「あたしは別にいつまででもいいぞ」
「え?」
最初に答えたのは、猿山と一つ屋根の下で暮らすのを最も嫌そうにしていたナナ。
リトは思わず素っ頓狂な声を出してしまった。
「あっ!...え、えっと...あ、あいつもほら!ケダモノっぽく見えても意外と良いトコあるしさ!けっこー力は強いし、ちょっと強引だけど優しいとこもあるし...だからあたしはいつまでも居てもらって良いかな〜って...なあ美柑!」
「え!?私?!」
腕をバタバタと振って言い訳をした後、ナナは爆弾を美柑へと投げた。
リトの視線がナナから美柑へ移る。
(ちょっとナナさん!そんなキラーパスしないでよ!)
(ごめん美柑!焦ってつい...)
「え〜っと、私もケンイチさんがここで暮らすのは全然良いと思うよ。本人が帰りたいって言わないならね。今更1人増えたところであんまり手間は変わらないし...それに最近は家事も家事以外もまあ...色々シテくれてるし...」
「家事以外ってなんだ?」
「え!えーっと...」
「荷物持ちとかですよ、リトさん。私たちが街に遊びに行って何か買うと、いつもケンイチさんが荷物を持ってくださるんです」
(先週は、私たち4人が1人ずつコンビニでコンドームを買いに行かされるプレイをして、レジ袋なしで持たされましたけど♡隣町だったから良かったですが、ラブホに入るまで色んな人に『これからケンイチさんとエッチします♡』ってアピールしちゃいました♡コンドームは結局開封もしませんでしたし、今度する時はゴム射したザーメンを目の前で精飲してあげましょう♡)
「そうですよね、美柑さん」
「そ、そうそう!」
「ちなみに私もケンイチさんが居候するのは構いませんよ。もうすっかり慣れてしまいましたし、リトさんの親友だけあってと〜ってもイイ人ですから♡むしろ、あの人がいない生活の方が考えられません♡」
嫌がっていた3人は、全員満場一致で漏れなく猿山の居候続行に大賛成した。
それはリトにとって望まぬ答えであったが、誰も嫌でないのなら反対する道理はない。
(......そうだった。確かにアイツは良い奴だもんな...なら最近の違和感というか不安というか...オレの気のせい...だよな?)
「そっか。みんながそう言うならオレも大丈夫だ。変なこと聞いてごめん」
「いえいえ、いいんですよ♡」
「まあ、すぐに部屋を汚すのは直してほしいけどね。ケンイチさんって体温高くて汗っかきだからほぼ毎日シーツ交換してあげないといけないし、洗濯する身にもなってほしいよ」
「あ!そういえばケンイチってばこの前、あたしの〜〜〜」
リトの質問も終わり、女性陣3人はまた談笑を再開する。
その内容の7割は猿山関連の話題であり、時々親友のリトでも知らない彼の生態について口にされる事も。
途中でリトはフェードアウトし、逃げるように自室へと帰ってしまった。
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ある休日の昼、猿山は自分の部屋で考え事をしていた。
「うーん...ララちゃん達は家にいるからエッチな展開に持ち込みやすかったけど、他の子はどうやって攻略しようかなぁ」
彼の悩みはやはり、次に手を出す女の子についてである。
共に過ごす時間が担保されている結城家の居候とは違い、今後手を出していく女性陣は完全に外部なのが大きな課題なのだ。
(本人達にしか催眠がかかってないから他の家に居候はできないし、この家に居候させるのはさすがに難しいし、俺の部屋へ連れ込むのも中々ハードルが高そうだし...う〜ん困った)
さっきからずっと堂々巡りの思考を繰り広げていると、廊下から話し声が聞こえてきた。
『あそこがケンイチの部屋だ。本当に1人で大丈夫か?アイツはすっごいケダモノだぞ?』
『大丈夫だよ♪もし襲われても力で圧倒しちゃうから』
足音が扉の前で止まると、ドアがノックされてまもなく開けられた。
「どうもです、猿山先輩♪」
「メ、メアちゃん!?」
猿山の元を訪れたのは、制服姿のメア(黒咲芽亜)であった。
153cm/44kg/B75W52H77。
赤髪のおさげが特徴の美少女であるが、その正体は金色の闇をベースに作られた第二世代の変身能力者。
性格は良くも悪くも好奇心旺盛であり、リトにハレンチな行為をされても「生物としてごく自然な欲求」と解釈してほとんど恥じらわず、それどころかリトにえっちぃことを色々教えて欲しいとまで要求する女の子である。
また、かなりの甘党で好物の地球のお菓子の中でも特にキャンディーが大好物。ペロペロする行動自体が好き。
そして匂いフェチ。
「いきなり訪ねちゃってごめんなさい。中に入っても良いですか?」
「.........」
「先輩?」
「あぁ!どうぞどうぞ!」
(なんだか分かんないけど、むこうから来てくれるなんて!ビックリしすぎて一瞬固まっちまったぜ!)
女の子の甘い香りを振りまきながら、男の部屋へ入って椅子に座るメア。
猿山は廊下に立っていたナナに視線を向けるが、彼女は首を横に振って「あたしは知らない」とジェスチャーを示していた。
一抹の不安を感じつつも、猿山は扉を閉めて鍵をかける。
「で、えっとメアちゃん?」
「はい♫」
「休みの日にわざわざ訪ねてきたってことは、何か用があるんだよな?」
「もちろん♪」
メアはニッコリと不敵な笑みを浮かべ、要件を話し始めた。
「この前ナナちゃんから『猿山先輩に悩みを相談したら解決してくれた』って聞いたんだ〜。それで...なんでか自分自信でも分からないけど、私も先輩に相談しようって思って。それで居ても立ってもいられなくて来ちゃった♫」
「そ、そうなんだ」
自覚がないまま猿山へ相談に来たのは、最初に全員に掛けられた『猿山が言う事にたとえ違和感があっても納得する』効果が関与したためである。
だが猿山がその可能性に気がつくのは後日であり、この時点ではラッキー!くらいにしか思っていなかった。
(それなら今回もメアちゃんの悩みを利用して...むふふ!棚からぼたもちだな!)
「もしかしてメアちゃんの相談って、リトのことかな?」
「!...なんで分かったの?」
「ははは、やっぱりか。俺はアイツの親友だからな。アイツのことなら何でも分かるぜ!」
「猿山先輩頼もしい!素敵!...あ、リトせんぱいはナナちゃんにお願いして、外に連れ出してもらったからね」
メアは嬉しそうに両手を合わせながら、口癖の「素敵」をつぶやいた。
美少女からの素直な褒め言葉に、猿山はブサイク顔を緩めて分かりやすいくらいデレデレしてしまう。
「それでね、私の相談は『リトせんぱいにもっと積極的になって欲しい』って内容なんだけど」
「ふむふむ。確かにリトは奥手で女の子に対してすぐ照れちまうもんなぁ」
「そうなの!私がちょっとイタズラしただけで顔真っ赤にして恥ずかしがる姿は可愛いんだけど、それはそれとして生物として積極性もあった方がいいかなって」
「メアちゃんの言ってること、すっげえ分かるぜ!...よし!俺に任せろ!」
「さすが先輩♪」
相手を肯定することで気分を良くさせる術を、猿山は4人の女とのまぐわいの中で身につけていた。
今回もそれを実践し、スムーズにいつもの流れへと移行していく。
「リトを積極的にさせるには、まず女の子側が誘惑するのが最適だと思う」
「うーん、それはいつもやってるよ?」
「そうだな。メアちゃんはかなり積極的だと思うぜ。だけどリトと同じオス視点で言わせてもらえば、メアちゃんはまだまだ地球人のオスに対しての知識が足りていない!具体的には、誘惑の仕方が分かっていない!」
猿山は力強く自信たっぷりな顔と声で、メアにご高説を説いた。
その揺るぎない言動が、彼女にでたらめな嘘を飲み込ませていく。
「た、確かに私、地球の女の子ほどの知識はないかも...」
「落ち込むことはないぜ。地球のオス代表として、俺がメアちゃんに『オスの正しい誘い方』を仕込んでやるからな!もちろんリトをその気にさせるためにだ!」
「うーん...でも何かおかしいような...違和感...?...本当にそれでリトせんぱいが積極的になるのかな?」
「メアちゃん、俺を信じてくれ!俺も親友として!アイツの幸せを願ってるんだ!」
「せ、先輩...うん、よろしくね!」
メアはおさげを揺らしながら、軽く頭を下げて猿山に感謝した。
彼にまんまと騙されているとも知らずに。
「最初に約束して欲しいんだけど、これからする練習はリトには内緒にしてくれよ。そうじゃないとアイツのためにならないからな」
「おっけー♪…で、具体的には何をすればいいのかな?」
「それはもちろんエッチな事だぜ!オスを誘うにはテクニックが大切なんだよ。たくさんエッチしてエッロい性技を身につければ、自然と女の子としての魅力が上がるってもんよ」
「ふーん…つまり私と猿山先輩でたくさんエッチを練習すれば、私の魅力が上がってリトさんも積極的になる、と?」
「おう!」
「…………そっかー。じゃあせんぱい、私とエッチを…ううん、私にエッチなことをいっぱい教えてください♫」
こうしてメアと猿山のセックス特訓が開始されたのであった。
——————————————————
ぶるんっ!
「わぁ〜、これが猿山先輩の男性器。リトせんぱいの倍以上ありますね」
「うへへっ、そうだろ!だけどメアちゃん、男性器じゃなくてオチンポって呼んであげた方が男は喜ぶぜ」
「オチンポ…猿山先輩のオチンポとっても大きい♫」
「っ〜!」
「すごぉい。言葉だけで一回り大きくなった!」
メアの前で仁王立ちになった猿山は、優秀なデカチンを誇らしげに見せつけていた。
羞恥心の薄いメアは彼の肉棒を恥ずかしがらずにマジマジと観察し、過去に見たことのあるリトのモノと比較している。
「先っぽが赤黒くて、血管がビキビキ浮き出てて、独特の濃い匂いがして、なんていうか逞しいって感じがする♪この先っぽから出てる透明な液体は?」
「それは我慢汁。男が興奮してる時に出てくるエッチな汁だ。試しに味見してみるか?女の子にとっては好物らしいぞ」
「そうなんだ。じゃあお言葉に甘えて」
メアは好奇心に駆られるまま、右手の人差し指をチンポの先端に押し当てた。
ヒヤリとした感覚に驚いた竿がビクッと震える。
ぬりゅ♡ぬるぬるぬる♡…ぬっと〜♡ぐりぐり♡ぬっちゃぁ♡
指は男の鈴口を何度も往復し、周りに透明な汁を纏わせていく。
「あはは、なにこの汁!ヌルヌルして面白い♪先輩見て見て!すっごい伸びるよ!」
「うぅ、メアちゃんが俺の尿道をホジホジしてくれてるっ…やばいぜ」
「先輩?」
「あ、ああ!ほらメアちゃん、その指についた汁を舐めてみて」
「いただきまーす。ぺろぺろっ」
「ど、どうかな?美味しい?」
「うーん、しょっぱくてエグ味があって好みじゃないかな。全然甘くない」
重度の甘党のメアにとって、我慢汁の味はお気に召さなかったようだ。
それでも猿山は、自分の排泄液を美女が舐めてくれた事でより肉棒を硬化させる。
「あ、でもなんだろ…なんかこの我慢汁の鼻から抜ける濃厚な匂いとか、意外と悪くないかも♡なんかお腹の奥がジワって熱くなって、エッチな気分になってくる♡」
「!…へへへっ、それはメアちゃんが本能でセックスを求めてるからかもな。よし!それじゃあ最初はシックスナインでもしてみよう。メアちゃんはペロペロするのもされるのも好きなんだし、気にいると思うぜ」
「シックスナイン?よく分かんないけど楽しみ!」
猿山がそのプレイについて説明すると、メアは興味津々にそれを聞いてくれた。
そして彼の要望通り、トランス能力で上裸+スカートだけに変身する。
「これで良いかな?」
「うぉぉ!メアちゃんのおっぱい、揉みやすそうな丁度いいサイズ!乳首もクリっとしてて可愛いぜ!さ、触っていいかな?」
「今からシックスナインするんじゃ…」
「そうなんだけど、それより先にちょっとだけ触らせてくれ!」
(先輩ってば、すごいブサイクで熱心な顔♪そんなにおっぱい好きなのかな♡リトせんぱいは顔真っ赤にしてすぐそっぽ向いちゃうのに♡)
エサを与えられたペットのように、ヨダレを垂らしてメアの胸を見つめる猿山。
彼女はその反応にゾクゾクするものを感じながら、もちろんOKを出す。
「どうぞ♪」
「やったぜ!それじゃ早速」
むにゅ♡むにゅ♡むにゅ♡
「んんっ♡ふぁぁ♡」
「おお、柔らけぇ!しっとりしてるのにスベスベ感もあってたまんねぇっっ!」
「あっ♡せ、先輩♡触り方いやらしいよ♡」
猿山の指は慣れた手つきで動き回り、女を気持ちよくさせながら自分も感触を楽しんでいく。
指を広げて乳房を揉み、表面をなぞると、メアの口から甘い声が漏れ出る。
むにゅ♡むにゅ♡ぐりぐり♡…ぐりんっ♡
「はぁ♡んはぁ♡…ふぐっぁ♡♡♡」
「乳首弱いんだな。それじゃあこれはどうかな?…かぷっ!」
「えっ♡ちょっ♡先輩っ!?」
乳の魅力に我慢できなくなった猿山は、乳首を隠すようにおっぱいへむしゃぶりついた。
その行動を予想していなかったメアは、驚いた声をあげる。
「ちゅ〜〜〜っ、ベロベロベロっ!れろれろっ!」
「っお♡はぁぁん♡し、舌で乳首が擦られるっ♡…先輩♡んはぁぁぁっ♡ペロペロ気持ちいい♡」
「ちゅっぱ、ちゅっぱ…メアちゃんの乳首、甘い匂いと味で最高だぜ。れろれろ、ぐりゅ」
「おぉっ♡ふぁっ♡」
「ベロっ、ベロっ…っぷぁ!」
一心不乱に乳舐めをした猿山は、30秒ほどして満足したように口を離した。
メアの乳首周辺はあっという間に唾液でベチャベチャになり、窓から差し込む光でいやらしいテカりを帯びている。
「はぁ♡はぁ♡先輩、いきなり何するの?♡赤ちゃんみたいにおっぱいペロペロして♡」
「ごめんごめん、つい夢中になっちゃって」
「もう…まあ、ペロペロは気持ちよくて素敵でしたけど♡」
「それはよかった。さ、次はベッドでお互い舐め合いっこしようぜ」
「はーい♡」
猿山がベッドに仰向けに寝ると、メアがその上に覆い被さる。
チンポには温かい息が当たり、彼の視界は美味しそうにヒクつくパイパンマンコで埋め尽くされる。
「うっは!メアちゃんのマンコ、ツルツルでプニっとしてて超綺麗だぜ。それに、すぅぅーーー…おっぱいよりも甘くて濃いメスの香りで美味そうだ」
「ありがとうございます♪先輩のオチンポも、我慢汁がトロトロ漏れて、さっきより匂いが強くなってる♡」
数分前までは考えられなかった光景が、そこには広がっていた。
猿顔のブサイク男と赤髪の超絶美少女が、昼間からベットの上に転がり、恋人でも中々しないであろうシックスナインに興じようとしている。
剥き出しになった性器をお互いに見つめ合い、匂いを嗅ぎ合う。
「マンコ触るね」
「んっ♡」
指2本で膣穴を広げると、中に籠った熱い空気と共に胎内の様子が明らかになる。
外からでは分からなかったが、膣内はすでにドロドロと透明な愛液を分泌しており、真っ赤な肉壁がぬりゅぬりゅと脈打っていた。
(これは絶対気持ちいいマンコだ!見ただけで確信しちまった!早くメアちゃんと生セックスしてぇ!)
ぬるっ♡にゅぷぷぷっ♡
「っ!♡…はぁぁっ♡せんぱいの指が♡私の中に♡」
「へへっ、2本指でもすんなり入ったな。とろっとろで柔らかいヒダが、チンポと勘違いしてきゅーきゅー絡みついてくるぜ」
にゅぷ♡くちゅくちゅくちゅ♡にっちゅ♡
「んっ♡体の中を触られるのって♡変な感覚♡…先輩、私もオチンポをペロペロするね♡…あーむ♡ちゅっぱ♡」
「おっ!亀頭まで一気に咥えられたな。そうそう、さっき教えた通りにフェラしてみて」
「ふぁい♡…まずは先っぽから♡ペロっ♡ぺろっ♡ぺろっ♡」
シックスナインを教える一環で吹き込まれたフェラの作法。
メアはそれを思い出しながら、猿山のチンポを舐めしゃぶり始めた。
まずは亀頭までを口に咥え、ヨダレをたっぷり纏わせた舌をグルグルと弧を描くように動かす。
(それから裏筋のところを優しくほじくる…こうかな?)
「べろん♡べろんっ♡ぐりゅ♡ぐりゅ♡くにくに♡」
「うっ、おっ、メアちゃん上手っ!」
(あはは♪せんぱいの気持ち良さそうな声♡…そうだ。ペロペロするだけじゃなくて、男の人の我慢汁は時々吸い取ってあげるのも効果的なんだっけ)
ぐちゅぐちゅ♡ぐりゅ♡
「ちゅっぱ♡ちゅぅ〜〜〜〜っ♡ごくっ♡」
「うっは!尿道の我慢汁が優しく吸いとられる!」
「うぁ♡やっぱりしょっぱい♡けど…なんとなく美味しくなってきたかも♡」
手マンしていた猿山だが、メアの上手な亀頭フェラとチン吸いを受けてその手を止めた。
初々しさを感じさせつつも自分の教えを的確に実践してくれるそのフェラは、猿山の期待以上の快楽を彼に与えてくれる。
「べろんっ♡べろんっ♡れろれろ♡ちゅる〜〜っ♡」
「あ〜、それ気持ちいいぜ」
しばらく先端への奉仕を続けたメアは、次のステージへと移っていく。
今度は亀頭を咥えたまま舌をベロっと外へ出すと、頬をすぼめて口の中の空気を抜いた。
(こうして口を狭めて口肉をチンポにピッタリくっつけてながら、舌で表面を撫でてあげて…上下に動かす♡)
「じゅ〜っぼ♡じゅ〜っぼ♡ぬっぼっ♡ぬっぼっ♡」
「おおっ、ピストンフェラ始まった!しかも教えた通りの舌添え密着フェラ!メアちゃん器用すぎだぜっ!」
(これ、ちょっと楽しいかも♪)
猿山からは見えないが、チンポに口を引っ張られる密着フェラによってメアの鼻の下が伸ばされ、少々はしたないフェラ顔を晒していた。
柔らかく熱い舌ベロで竿をぬるぬるとヨダレの膜でコーティングしながら、すぼまった口でそれを拭き取る様な強めのフェラを繰り出してくる。
猿山はその快感によってビクビクと体を震わせ、相変わらず手マンをストップしていた。
「ぬりゅん♡ぬりゅん♡じゅるっぼ♡じゅるるっ♡ぶっぽ♡ぶっぽ♡」
「ふおぉ、はぁ、はぁ、メアちゃん、初めてなのにやばい!それ気持ち良すぎるっ!」
初めてとは思えない驚異のフェラテクに、猿山は驚嘆しながら無意識に言葉を発していた。
チンポはヒクヒクと鳴動し、カウパーが緩い蛇口から漏れる水の様に溢れ出る。
「んふーーーぅ♡んふーーーぅ♡」
「ああっ!荒い鼻息が金玉に当たるっ!…はぁっ!メアちゃん!出る!射精しちゃいそうだ!口で受け止めてザーメン全部飲んでくれ!」
「んっ♪…じゅっぽ♡じゅっぽ♡ぬっぼ♡」
びゅるっ♡びゅるるっ♡♡ぶっびゅーーーーっ♡♡♡
「んぶっ!!?♡♡♡」
猿山の腰が上下に震え、金玉から迫り上がってきたグツグツの精子が細い尿道から噴き上がる。
メアは初めて体験するオスの射精の勢いに目を大きく見開いて驚きながらも、数々の戦闘をこなしてきた経験値によってすぐに落ち着きを取り戻した。
(なんて勢い♡これが男の人の射精♡とっても力強くてお腹が疼いちゃう♡)
「うぅっ…ふぅぅぅ〜。フェラが良すぎてめっちゃ出しちゃったぜ」
「んぶぅっ♡…ごくっ♡ごくっ♡…けほっ♡…先輩の精子♡ゼリーみたいに濃くて♡すっごい苦くて臭くて♡…ごくんっ♡…なのに美味しくて素敵♡」
「へへへっ、しっかり溢さずザー飲してくれるなんて。これはお返ししないとな」
猿山はメアのお尻を鷲掴みにすると、そのまま自分の方へと近づけた。
そして口を大きく開けて…
「むっちゅ!」
「!!♡」
「にゅむ…れろれろれろ!」
「んぁぅっ♡♡オマンコの中♡ペロペロされてるっ♡♡」
猿山はトロトロの女性器へ口をつけると、そのまま舌を挿入した。
舌先を動かして入口の肉をかき分けながら、止めどなく分泌される愛液を我が物の様に啜っていく。
「ぐりぐりぐり…れろれろっ!…ぢゅるっ!ぢゅるるるっ!」
「はぁぁぁっ♡先輩♡それ気持ちいっ♡…おおっ♡」
「へへっ、腰がヒクついてるぜ。にしてもメアちゃんのマン汁はコッテリ甘々でたまんねぇよ」
「あっ♡そこで喋られると息がくすぐったい♡…ぢゅるるるっ♡ぐっぽ♡ぐっぽ♡」
猿山のクンニを受け入れつつ、メアも流れでチンポを咥え直した。
今度のフェラは精子を懇願する媚びたフェラではなく、射精でベトベトになった竿を掃除するための優しいフェラだ。
(へへっ、お掃除フェラはまだ教えてないのに、自分からしてくれるなんてな。根っこがエッチなのかもしれないぜ)
2人の性器を舐める音が部屋中に拡散し、しばらくの間それは続いた。
そしてそれも終わりを告げる。
「ぢゅ〜〜〜っ!ベロベロベロ!」
「ぁあっ♡クる♡さるやま...せんぱい、ダメ♡…イク♡オマンコペロペロされて♡…イッ〜〜〜っ♡♡♡」
「ぶもっ!」
(膣が締まって舌が抜けねぇ!)
メアはチンポを咥えたまま全身をビクビクと淫らに震わせ、クンニによる優しい絶頂を味わっていた。
ビリビリと痺れるような感覚が脳を揺らし、四肢から力が抜けていく。
「ぅぅあっ♡ふっ♡ふっ♡はぁ〜♡♡…ペロペロし合いっこ気持ちよかった♡♡」
「ぷはぁ!俺も気持ちよかったぜ!でもまだ満足してもらっちゃ困るよ。本番はこれからだからな!」
2人は名残惜しそうに体を引き離しながら、シックスナインを解除する。
そして猿山は、慣れた動きでメアを組み伏せると、正常位の態勢へと移行した。
ぬりっ♡ぬりっ♡ぬちっ♡
メアの紅潮した顔や揉み心地の良さそうなおっぱい、くびれた腰を眺めつつ、割れ目に竿を擦り付ける。
お互いの愛液が空気を巻き込んで卑猥な音色を奏で、これからの行為に期待を膨らませていく。
「はぁっ♡ぬるぬるするのも良いっ♡」
「メアちゃん、次はチンポをマンコに挿入して2人でもっと気持ちよくなろうな。リトのためにもメアちゃんのためにも生ハメセックスの練習だ!」
「うん♡いいよ先輩♡メアにその大っきいオチンポください♡いっぱい生セックスしよ♡」
「くぅ〜〜〜!チンポに効くぜ!」
メアからの言葉に、猿山は歯を噛み締めて悦に浸る。
少し前まで自分など眼中になかった美少女から、経緯や理由はどうあれ生ハメ交尾宣言をされたのだ。
これでヤル気にならない男など存在しないだろう。
つぷっ♡ぬろろっ♡ぎっち♡
「んっ…はぁぁ♡太いっ♡♡」
「へへっ、そうだろ。メアちゃんのここが初モノってのものあるけどな」
太く逞しいチンポが、メアの初々しい生膣を掘り進んでいく。
愛液によるサポートもあって狭いながらも順調に奥へ奥へと。
にゅぶぶ♡ぬろろろっ♡どちゅぷん♡♡
「っおおぉぉっ♡♡♡」
奥にぶつかった瞬間、メアの目の裏に電気のようなものがバチバチと走る。
彼女らしからぬ嬌声を上げ、四肢を悶えさせてベッドを軋ませた。
処女膜が元々ないのか、あるいは激しい戦闘によって破れてしまったのか、出血はしていない。
ただ純粋な快楽だけがメアの体を支配する。
「はぁ〜、メアちゃんの子宮まで到達〜。ふわとろマンコが本気汁で更にトロトロ…いや、これはもうドロドロって感じだな。子宮口がキュンキュン絡みついてきてるぜ」
「ぁはぁぁっ♡ふぅっ♡ふぅっ♡先輩っ♡オチンポすごい気持ちいいよ♡こんなの初めて♡」
「うへへへ、メアちゃんの発情顔、めちゃくちゃエロくて可愛いぜ」
猿山はメアに覆い被さると、互いに目を見つめ合いながら顔を近づけた。
2人とも性器から伝わってくる快感のせいで、目尻が垂れ下がっている。
(あっ♡キスされる♡…リトせんぱいじゃない人に♡)
いつもはリトにハレンチな行為をされも平気なメアだが、目の前の男にキスをされると理解した刹那、心の底から羞恥心と興奮が湧き上がるのを感じていた。
自分を押さえつける男の腕力など、彼女の何分の一、数百分の一。
払い除けようと思えばすぐにでも払い除けられる程度の強さしかないが、メアは猿山を拒絶しない。
「ちゅむ」
「んっ♡…ちゅ♡ちゅ♡ちゅ♡ちゅるるっ♡」
精飲直後で口の中から精液の匂いが残っているが、そんな些事を気にする事もなく2人は熱いキスをし始めた。
猿山はリトのハーレムに入るはずだった女の口に、自分の匂いをマーキングした事に対してとてつもない背徳感を抱き、興奮を更に高める。
「メアちゃん、メアちゃん…れろれろれろ」
「先輩♡猿山先輩♡むにゅる♡にゅぶ♡にゅぶ♡れろれろ♡ちゅ〜っ♡」
チンポを挿入したまま、まるで恋人のような激しいヴェーゼを交わす2人。
猿山のキスの仕方を真似ながら、メアも彼の口の中をかき混ぜ、舌を絡め、唾液を交換し合う。
その度に膣がグチュグチュと蠢き、メスがしっかり気持ち良くなっている事を雄弁にオスへ語る。
「にゅるにゅる…メアちゃん、そろそろ動いても平気か?」
「ちゅ〜〜っ♡つっぷ♡…?はい、平気ですよ♡」
「よし、じゃあピストンさせてもらうぜ」
(もしかして私のオマンコがオチンポに馴染むまでキスして待っててくれた?…ふふっ♡優しくて素敵♡)
実のところメアは慣れない圧迫感こそあれど、処女でも痛みはほとんど感じておらず、すぐにピストンをしても問題はなかった。
しかしすでに4人の処女を頂いてきた猿山は、女の取り扱いに慣れている。
単純にキスしたいという気持ちが多分に含まれてはいたが、やはりメアを気遣っての行動であるようだ。
じゅっぶ♡じゅっぶ♡じゅっぶ♡ぱちゅん♡ぱちゅん♡
「んぁぁっ♡はぁっん♡オチンポピストンすごい♡私の中がぬるぬるペロペロされちゃってるよ♡」
「おおっ、このマンコすっげえ気持ちいい!引き抜こうとすると必死に肉ヒダが絡み付いてきて、挿入すると全力で抱きついてくれる感じだぜ!」
「先輩♡お口もっとペロペロして♡…んぶっ♡ペロペロっ♡れっろ♡れっろ♡れろれろれろ〜♡」
互いが互いを焚き付け合い、本能のままに性欲をぶつけ合う。
上からも下からも混ざり合った粘膜が弾け飛び、全身から滲み出てくる汗もベッドを湿らせていく。
ぱんっ♡ぱんっ♡ぱんっ♡ぱんっ♡ぱんっ♡
ケモノと化した猿山は、メアの頭を両手でガッチリとホールドしながら腰を何度も何度も打ちつける。
それに応えるよう、知的生命体の理性を失いつつあるメアも彼の首に手を回し、舌をいやらしく絡めまくっていた。
「はぁ!はぁ!メアちゃん最っ高ぉ!あ〜、やべえ、極上すぎて速攻イク!射精しちまう!」
「ちゅろ♡れろれろれろ♡れっろ♡さっき私の口にしたやつですね♡いいよ♡せんぱいの精液、メアのトロトロ生マンコにたっくさん出して♡」
「そ、そんな優しい声で囁かれたらっ!」
メアは無意識に脚を猿山のお尻へと巻き付け、だいしゅきホールドの体勢を取った。
いくら射精の快感で腰が引けても、絶対に子宮とチンポのキスを中断させない状態だ。
びゅっぼ♡どびゅっるるるんっ♡びゅっくーーー!!♡♡♡
お腹の外まで音が聞こえてきそうなほど勢いのある射精が、メアの避妊なし生膣の中へ、ゼロ距離子宮めがけて無責任に行われる。
だいしゅきホールドベロチューをしながら、若くて美しいメスへの下剋上種付け。
そのあまりの気持ちよさは、猿山は(脳みそが溶けてバカになっても悔いはない)と本気で思うほどであった。
「うぅっ、すっげぇ出る!搾り取られる!メアちゃんに種付けぇ!」
「んはぁっ♡んおっ♡…れろっ♡れろっ♡私も射精されてイっちゃった♡子宮がせんぱいの精液をゴクゴク飲み干してるのが分かるよ♡♡…ちゅ♡ちゅ♡」
ぐりぐりぐり♡ぐっちゅ♡むっちゅ♡
射精が終わっても猿山は腰をグリグリと押し付けて、少しでも多くの子種を女の小さい部屋へ収納しようと奮闘していた。
「んぁっ♡イったばっかりで敏感なのに♡奥をグリグリしちゃダメだよ♡…んひゃぁ♡」
(メアちゃんメアちゃんメアちゃん!孕め孕め孕め!)
メアの媚びるような静止は聞こえておらず、ただ目の前のメスに子孫を残す行為に全力を尽くす。
しばらくその行動は続き、やっとひと段落したのか猿山は理性を取り戻した。
ぬるるっ♡ずるんっ♡…ドロロっ〜♡
チンポが引き抜かれると、メアの膣穴から白い液体がドロドロと垂れ落ちる。
彼女の本気汁で希釈されているにも関わらず、優秀すぎる猿山のザーメン濃度はいまだにゼリー並み。
今回の一発で受精しても何ら不思議ではないレベルであった。
「はぁっ♡はぁっ♡先輩♡」
「どうしたメアちゃん」
「途中から私、先輩の精液の匂いで頭の中がクラクラしちゃって、何も考えずにエッチしてたけど大丈夫だったかな?♡」
「おう、積極的だったし最高にエロかったぜ!この調子で続けていけば、メアちゃんの魅力が上がってリトも積極的になると思う!」
「ふふっ、そっか♡じゃあこれからも相談しに来ないといけないね♡」
そう言うとメアはのそりと体を起こし、猿山の汚れたチンポを指示なしで舐め清め始めた。
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〜2時間後、結城家玄関にて〜
「じゃあなメアちゃん!」
「ケンイチせんぱい、今日は相談に乗ってくれてありがと♪」
元々予定外だったメアの訪問。
ナナにリトを連れ出してもらっているとはいえ、あまり時間はない。
2回膣内射精をしたところでセックスを切り上げ、今日のところは名残惜しくも解散するところであった。
がちゃ
「あれ、メア。今帰るところか?」
ちょうどリトとナナが帰宅し、2人とも鉢合わせになった。
「リトせんぱい。うん、ケンイチせんぱいにちょっと相談に乗ってもらって、ちょうど帰るところだよ」
「そ、そうか」
(猿山先輩じゃなくて、ケンイチせんぱい?......メアも猿山と仲良くなったのかな)
リトは心にモヤモヤを抱きつつも、今まで同様に楽観的な結論に落ち着いた。
その隣で、ナナは鼻を動かしている。
「?…すんすんっ…っ!♡…メ、メア、もしかして」
「ナナちゃん、さっきはありがとね。あれ?顔が赤いよ?どうしたの?」
「な、何でもない!」
(メアの体からケンイチの精液の匂いがする♡…あいつ、メアにまで手を出したのか♡)
ナナが猿山の顔を睨むと、彼は目線を逸らした。
数十分後に猿山は彼女に詰問され、そしてそれを有耶無耶にするためにナナをベッドに押し倒してセックスする事になるのだが、それはまた別のお話。
「あっ、そういえばケンイチせんぱい。また来週相談に来てもいいですか?♡」
「おう!来週はちゃんと時間を取っておくぜ!」
「はい♪…ではこれで。リトせんぱいもさよなら♫」
「あ、ああ、気をつけて帰れよ」
メアの大人びた色気に、思わずリトは胸をドキッとさせられた。
いつもの明るい雰囲気は変わらないはずなのに、どこか遠くに行ってしまったような寂しさを感じながら。
(ふふっ♡ケンイチせんぱいはエッチな事をたくさん知っててすごいなぁ♡これからも誘惑の仕方とか色々教えてもらわないと♡)
こうしてメアと猿山の肉体関係も、順調に進んでいくこととなった。
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〜リト視点〜
「ん?」
放課後、先生の頼まれごとを手伝っていた俺は、ふと人の気配を感じて屋上を見つめた。
視線の先にいたのは、見覚えのある赤いロングのおさげを垂らした女の子。
「あれは…メア?あんなところで何してるんだ?」
後ろ姿しか見えないけど、誰かと話でもしてるのかな?
不思議に思いつつも俺は、手伝いを続ける。
そして30分が過ぎ、ようやく解放された。
「よし、終わり!帰るとするか」
昇降口で外履きに履き替えた俺は、そのまま校門へ向かって歩き出した。
そこでふと、さっき見たメアの姿を思い出す。
「そういえばメア、まだ屋上にいるのかな?」
校舎へ振り向いて上を見てみると、そこにはまだメアがいた。
さらにもう1人、よく知る人物も視界に入った。
「さ、猿山?メアが話してたのは猿山なのか…そういえば最近相談に乗ってるって言ってたな」
よく見ると、猿山はメアの制服越しに腰を掴んで変な動きをしている。
ここからだとあんまり見えないけど、2人とも体が揺れてるな…
「……ちょっと様子見に行くか」
胸がざわついた俺はもう一度靴を履き替えて、屋上へと向かった。
がちゃがちゃがちゃ
「あれ?建て付けが悪いのか?開かない」
『やっべ!誰か来た?!』
『んへっ♡…ケ、ケンイチせんぱいズボン履かなきゃ』
2人の声が聞こえてくるが、扉越しなせいで詳しい内容は聞こえない。
力任せに扉を押すと、やっと外の光が差し込んだ。
がちゃがちゃ…ぎーーー
「リ、リト!」
「リトせんぱい!」
「猿山、メア、2人で何してるんだ?って、メア体調でも悪いのか?」
メアは猿山に肩を抱かれ、ぐったりと疲れたような佇まいをしている。
というかメアだけじゃなくて猿山も、顔が赤いし汗をかいていた。
もう夕方だからそんなに暑くはないはずだけど…
「いえ、私は大丈夫です。それよりリトせんぱいはどうしてここに?」
「さっき屋上を見たらメアの姿が見えたから、気になってきてみたんだ」
「へ〜…私の事が気になったんですか。あっ、もしかして下からスカートの中とか覗きました?」
「んなっ!そ、そ、そんなことしてない!」
メアにからかわれた俺は、いつもみたいに顔を赤く染める。
でも良かった、いつものメアみたいだ。
「そうなんだ♪じゃあ…今ここで見てみます?♡」
「な、何言ってんだメア!お、俺もう帰るからな!」
「おう、じゃあなリト〜」
「あっ、行っちゃった」
耐えきれなくなった俺は、2人に背を向けて逃げるように屋上から消えていった。
そのあと2人がどうしたのかは分からない。
ただ、猿山が家に帰ってきたのは19時過ぎだった。
完