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11:祠とエルフと淫魔と…… 「おはよう様、エリシアちゃん♥」  あれからどれだけの時間気を失っていたのか……。 数時間? 数分? もしかすると5分にも満たない短い時間だったのか……重い目を半分開いたエリシアは、触られてもいないのに未だムズムズする感触が残っているのを感じ取り、意識を失った時間もそう長くはないと悟らされる。 「私は……どれだけ眠っていたのですか?」  まともな答えが返ってくるとは思えないが、欲情の熱が下がり切った今のラフェリアなら答えてくれるかもしれないと甘く考え、失った時間がどれほどのものなのかを問いかけてみる。 「ウフ♥ よく眠ってたわ……だって……三日も眠りっぱなしなんですもん♥」 「み、み、三日っ!? う、嘘でしょ!? そんなに……私は……」 「た~いくつだったわぁ~~♪ ただ眠っているだけの貴女のことを黙って見てるのも……」 「……くっ! う、嘘つきましたね? 貴女の性格上……黙って三日も私のことを起こさずに見ているなんて……ありえません! それに……この体の倦怠感……これは大して時間が経っていない証拠っ!!」 「アハ♥ バ~レちゃった♥ 本当はせいぜい数時間ってところよ……あまりにも気持ちが良かったんでしょうね? 最初は事切れて死んじゃったのかと思っちゃったわ♥」  「フン! 気持ちが良いなんて微塵も思わなかったわ……。こそばし遊びが気色悪くて吐き気を催したくらいよ!」 「へぇ……淫魔の催淫を味わっておいて……そんな事を言うんだぁ? この私に向かって……」 「む、無理やりイかされて気持ち良いなんて思う訳が無いでしょ!」 「その割には……盛大に絶頂を迎えていたみたいだけど……」 「うくっ!! だ、だから……それは無理矢理に……」 「無理矢理でもなんでも……貴女に与えたのは紛れもなく快感よ? それを頭で理解していないって言うんだったら……よっぽどの鈍感さんね……」 「よく言うわ! 貴女達淫魔は催淫で無理やり欲情させて嫌が応にも快感を押し売ってくるだけでしょ? それを本当の快感だとは言わないわ!」 「あら……そこまで言う? だったら……ネタばらししちゃおっかなぁ~~?」 「…ネタ……ばらし?」 「私の催淫はね……確かに快感を高める効果もあるんだけど……結局は対象の人の“性欲”を増幅するのがメインなの♥」 「性欲を……増幅?」 「そっ♥ だから、対象の人の性欲が強ければ強いほど快感も増して……絶頂も強くなる……」 「……っッ!?」 「あんなに激しくイってくれたエルフちゃんは初めてよ? それは裏返せば……」 「や、やめてっっ!! 戯言で私を惑わさないでっ!!」 「巫女さんなんてやっている割に……随分と性欲が旺盛だったんでしょうね? 村の男たちもどれだけ食い物にしてきたのかしら?」 「うるさいっっ!! そんな事……あるわけないでしょ!! あ、貴女の催淫が強すぎただけよ!! だから私はあんな……はしたなく……」 「アハハ♥ まぁ、そう言われて悪い気はしないわね。そう……私の催淫は強力だから♥ 魔法に抵抗力のあるエルフの巫女ちゃんにもバッチリ効いちゃうんだわ♥ アハハハ――」 「くっっ!!!」 「さて……そうは言っても、やっぱり貴女の素晴らしい裸を見下ろしているだけだと……私の責めたい欲も際限なく高まっちゃうわ♥ だから……そろそろ、良いかしら?」 「っッ!? な、な、何を?」 「えぇ? 決まってるじゃない……エッチな・こ・と♥ しても良いかしらって……聞いてるの♥」 「うくっっ!! か、か、勝手にしたらいいじゃない!! どうせ私に拒否権なんて……無いんだから……」 「ハァハァ♥ そう……ね♥ 貴女には拒否権は無いわ。でも……拒否しようとする姿を見るのもまた趣深いとは思わない?」 「へ、変態!」 「そう、私は変癖種♥ そういう素直じゃない部分に興奮できてしまう特異種なの♥」 「……くぅ…………」 「私が最も興奮する行為……。散々ヤられたんだから……もう分かるわよね?」 「うっ……や、やめ……て……手を……近づけないでっっ!!」 「ハァハァ♥ ハァハァ♥ 何処を触ってやろうかしら? この伸びきったワキ? それとも……肋骨の隙間をコリコリしてあげよっか? クフフ……抵抗できない足の裏をコショコショしてあげても良いわよ♪ どんな無様な顔で笑い狂ってくれるかしら? 楽しみぃ~~♥♥」  餌をどうやって食べ散らかそうかと言わんばかりに嬉しそうに笑みを零しながら、しなやかに伸びきった美しいエルフの裸体を舐めるように見定めていくラフェリア……。彼女が向ける好奇の眼差しはただの視線であるにもかかわらず、見られた箇所がことごとく熱さを感じてしまい触られてもいないのに勝手にウズウズとむず痒い疼きを感じてしまう。 「貴女ってば最高よ♥ 淫魔の私でさえ……このカラダ……触りたくて仕方がなくなっちゃう♥」  腋の中心に膨らんだ柔らかな丘陵……。 万歳の格好を強いられているためにピンと引き伸ばされた薄肌に浮き出た肋骨の部位……。 健康的に引き締まった脇腹の弾力ある肌……。 ムチっとした張りのある大人の色香が漂う内太腿……。  そして指の先まで反り返るように拘束され、くすぐってくださいと主張しているかのように晒されている足の裏……。  それらを順番に眺め、指を這わせるフリをしながら刺激を想起させつつ焦らしていくラフェリア。その手つきは性器を愛撫するかのようないやらしい動きを見せ、エリシアの焦燥感を存分に煽っていく。 「あぁ……でもやっぱりココは別格よね? このエッチすぎる……足の裏♥ ココを見ちゃうと……つい、こんな風にイジメたくなっちゃうもの♥」  エリシアの大きな足裏に自身の親指と人差し指を近づけ、親指は土踏まずの窪みを……人差し指は足指の付け根の膨らみに配置させ指先だけをコチョコチョと小さく動かしてそれぞれの箇所を悪戯っぽくくすぐり始めるラフェリア。彼女の指から伝えられるこそばゆい刺激にエリシアは身体をビクンと大きく跳ねさせ、そして固く結ぼうとしていた唇を波型に歪ませてしまう。  負けたくない! もう2度とこの刺激に負けたくはない……。意識を失う前の辛さや苦しさをその指に想起させられたエリシアは、笑いそうになる口を強く噛み目を固く瞑って腹の底から湧き上がる“可笑しさ”を耐え忍ぼうと我慢する。しかし、ラフェリアのくすぐり方はそんな彼女の我慢をすぐに崩壊させてしまう。 「我慢しようとしても……無・駄・よ♥ ほ~~ら、こちょこちょこちょ~~ぉ♥♥」  言葉に呼応するようにラフェリアの指は2本から3本……3本から4本と増えていき、エリシアの足裏全体に指を行き届かせくすぐったい刺激で蹂躙し始める。  指先はカシャカシャと音を立て彼女の反り返った足裏の皮膚を引っ掻き回し、エリシアが笑いたくなる刺激を容赦なく与え及ばせた。  その刺激を受けエリシアは、数秒間だけ息を止めて我慢をするが…… 「ぷっ! くっっっ! ふっっっっっ!!」  大きく笑いの形を取ってしまった口元から我慢していた息が漏れ始め…… 「くはっっ!!? んびゃっっっははははははははははははははははははははははははは!! や、やだぁぁぁはははははははははははははははははははははははははは!! わ、わ、笑いだぐないぃぃぃぃひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ!! もう笑いだぐないのにぃぃぃひひひひひひひひひひひひひひひひ!! イギャアァッァハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ、へぎゃぁっっはははははははははははははははははははははははは!!」  ラフェリアの指が土踏まずの少し横付近に触れた瞬間、我慢できなかった笑いが洪水のように口から溢れ出してしまう。  一度堰を切って笑ってしまえば、もう……笑いをこらえる事は叶わなくなると分かっているのに、ラフェリアのくすぐりに耐えきることが出来ない。どうしても笑わされてしまう。 誰よりも清楚でありたい……大人の女としてアイネをしっかり教育し守ってあげたい……。1日前までは確かにそのように自分を奮い立たせていたハズだったのに……。今の彼女は幼いアイネよりも子供っぽく、大人の色香など吹き飛んでしまうほどに子供のように笑い悶える姿を晒している。 これが彼女のプライドをどれだけ傷つけているか……どれだけ羞恥の感情に押し潰されそうになっているか……ラフェリアには分からない。そもそも彼女は分かろうとする気概がない。ただただ己の欲の為……己の性欲を高める事だけに執着している。 「あぁん♥ そのお顔……とっても素敵♥ 凛々しかった目が垂れて、お口がグニャって笑いの形に歪んでいるそのだらしないお顔♥ たまんないわぁ~~もっと笑ってぇ~? ねぇ、ほら……もっと笑ってみせてぇ~? ンフフフフ♥♥」  ラフェリアの手は縦横無尽にエリシアの足裏を引っ掻き回し、左に飽きたら今度は右足……右足をある程度責めたら今度はまた左足……と、手を変え品を変え彼女の抵抗できない足裏を虐め抜く。   「んあぁあぁぁぁはははははははははははははははははは、エヒィィヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒ!! びゃぁぁはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!! やめっ! やめでぇぇへへへへへへへへへへへへへへへへへへ!! もう足は嫌ぁぁぁははははははははははははは、はひぃぃっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひ!!」   「えっ? 足“だけ”っていうのは嫌ですって? 仕方ないわねぇ~~だったらほら♥ ワキ“も”くすぐってあげる♥」  ラフェリアが右手をかざし小声で短い呪文を唱えると、エリシアの胸横付近……石ベッドの端に左右それぞれ1つづつ黒い渦が現れ、その渦の中心から数え切れない程の緑色の植物の幹のような触手がウネウネと這い出し、万歳の格好から逃げられないエリシアの無防備な腋にまるで餌を見つけたクラゲのようにその触手を群がらせ何の遠慮も配慮もなしに彼女をくすぐらせ始めた。 「ぎひゃあぁぁぁぁあぁぁぁぁっっっっはははははははははははははははははははははははははははははは!! そういう意味じゃないィィィひひひひひひひひひひひひひひひひひひ!! そうじゃないぃぃぃっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひ、はぎゃぁぁはははははははははははははははははははははははははは!!」  1本1本の触手は人間の指のようにしなやかでよく動き、先端から何やら微量な粘液を放出し自身の幹とエリシアの肌を濡らしながらくすぐっている。それが皮膚を濡らすと最初ピリッとした刺激を感じ何やらその部分がジンジンと痺れるような感触を一瞬味わう、しかしその痺れは直ぐに収まりを見せるがその液体は彼女の皮膚から熱を奪い空気中に気化させてしまう。熱を奪われたそれらの箇所はそこだけが際立つかのように寒気を帯び彼女の肌を刺激に敏感にさせてしまう。そんな敏感にさせられた部分をまたピリッと痺れる粘液を塗られながら触手に触られると、今度は痺れが明確に“くすぐったい”刺激として神経が受け取ってしまう。 触られれば触られるほど……電擊のような刺激が彼女を襲いくすぐったさは増していく……。繰り返し触られる度にこそばくて仕方のない刺激は狂おしいほどに増大していってしまう。  足裏に続き腋にもそのような刺激が加えられ、エリシアは“余裕のない悶え笑い”から“余裕のない叫び笑い”へとギアを上げさせられた。 「どう? この触手ちゃんはとってもこそばいでしょ? 私が直々に魔界のシビレクラゲの脚を改良してくすぐりに特化した触手生物に生まれ変わらせたの♥ 体に害になるような毒は分泌しないけれど代わりに皮膚を敏感にする媚液を自分で生成して分泌できるようにしてみたわ……だから触られれば触られる程にくすぐったさも増していくのよ♥」  クラゲの脚に似たその触手は細さこそクラゲのそれに酷似しているが、触った感触はむしろ木の枝のように芯の通った硬さが感じられる。表皮は柔らかいのに中の芯は硬い……だからその先端に腋の敏感な皮膚をゾワリと撫でられれば人の指と遜色ない刺激を味わうこととなる。否、むしろ人の指よりも細く人の肌よりも芯の強い根幹をしているため、より細かな部分をしっかりくすぐれて人の手にくすぐられるよりも何倍もこそばゆさを感じてしまう。それにプラスしてラフェリアの口にした分泌される粘液の存在もくすぐりへの耐性を大いに下げてしまう。ただでさえくすぐったい触手であるのにその粘液が肌を敏感にしくすぐりの滑りも良くしてしまい何重にもこそばゆさを強めてしまうためエリシアは重なり続ける笑いを止めることは出来ず、逆に笑いの激しさは増すばかりで疲弊していた彼女の肉体を強制的に動かし、更なる疲弊を招いていくという悪循環を強いていた。 「ぶぎゃっっっっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、えぎゃぁぁはははははははははははははははははははははははははははは!! 耐えらんないぃぃひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひ!! ごれは耐えらんないぃぃひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ、ぎゃはっぁぁぁはははははははははははははははははははははは、いへひひゃぁぁぁはははははははははははははははははははははははは!!」 「あら……耐えなくていいのよ? 笑いたいんだったら素直に笑いなさい♥ 貴女達エルフという種族は素直じゃないっていうので有名なんだから……たまには肉体の欲求に従って素直に笑うといいわ♥ ほ~~ら、コチョコチョコチョ~~♥」 「えぎぃぃっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひ!! だ、だめっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへ、ぐるじぃぃぃひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ、ぃひ~~っっひひひいひひひひひひひひひひひひひひひひひ、んへっっっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへ!! ワギはやめでぇぇへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ!! もうワギはさわらせないでぇぇへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ!! わだじ、ワキは弱いのぉぉぉぉぉぉっっほほほほほほほほほほほ!!」 「えぇ~~? ワキの方が弱いのぉ~~? じゃあ……私も触手に混じってワキをこちょぐっちゃおっかなぁ~~?」 「ひぎっっひひひひひひひひひひひぃぃぃひひひひひひひひひひひひひ!! やめで、やめでぇぇへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ!! もう、ワギは嫌っっはははははははははははははは、ワギは嫌なのぉぉぉほほほほほほほほほほほ、へひぃぃぃひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ!! ンァッッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハ!!」 「はぁ~~っ♥ いい顔っ♥ その必死な顔……堪らないわぁ~~♥ 苦しくて辛いのに必死に笑ってしまうそのお顔は……私の淫欲を存分にくすぐって……昂ぶらせていくわぁ♥」 「はひっっ! はひっ!! えひぃぃっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひ!! へんだいぃぃぃひひひひひひひひひひひひひ!! 今すぐにその顔をやめなざいぃぃぃひひひひひひひひひ、この変態ぃぃぃひひひひひひひひひひひひひひひひひひ!!」 「はぁはぁ、貴女が悶えれば悶えるほど……っはぁ♥ 私の淫欲は……んっ♥ 貴女によって……こちょこちょ……こちょこちょ……って、されて……んふ♥ 高まり続けるのぉ♥ だから……もっと……こちょこちょして? いやらしく悶えて……私のエッチな淫欲を……こそぐりまわして、もっとエッチな気持ちにさせてぇぇ♥ お願いぃっっ♥♥」   「えぎゃぁぁぁはははははははははははははははは、やめでっで言ってるでしょぉぉ!! 早ぐやめなざいぃぃひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ!! だぁぁ~~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!! えぎぃぃぃぃっっひひひひひひひひひぃひ~っっひひひひひひひひひひひひひ!!」  ラフェリアの頬は真っ赤に紅潮し、熱い吐息も視覚化出来そうなくらいに熱を帯びている。  彼女は興奮しながらもエリシアの無抵抗な足裏を縦に横にと縦横無尽に引っ掻き回し、普段は笑みの一つも零そうとしない生真面目な女エルフの巫女を無様すぎる顔に変えて笑い狂わせた。  涎は口元から垂れ放題……涙はもはや号泣しているかのように涙腺から溢れ顔の横に垂れ流している。肉は食べず自然食を愛する彼女たちの流す汗は匂いこそ気にならないが、見た目にも体の悪いものを吐き出しているかのように薄黒く濁っていた。この薄黒い汗こそがラフェリアの欲しがっていた“マナが溶け込んだ体液”の成れの果てであることは確かなのだが……本来ならばそれを出させて喜ぶのがしかるべきであるはずなのにラフェリア性欲は悶え苦しむエリシアを見るほうが悦んでいる。  いかにすれば彼女をもっと笑わせられるか? どこを刺激すればこの清楚な女エルフを笑いの渦に叩き落とせるか? そのような事しか考えていない。だから、排出されたマナの溶け込んだ体液はベッドの穴に機械的に吸い込ませ集めるという工程が必要だった。なにせ、マナを欲しがっている本人がくすぐりに夢中でそれを集めるという行為に見向きもしなくなるのだから……。 「あはぁぁぁ♥ だめっっっ!! もう……イきそうっっ♥ エリシアちゃんの悶え顔を見てたら……堪らなくなり過ぎたのぉぉ♥ んくぅぅ!!」  完全に欲情しきった真っ赤に血走った目を細め、ラファリアは興奮気味に固く冷たい石ベッドの縁へと登る。そして興奮した手つきで穿いていたラバーパンツを脱ぎ捨て自らの下半身を裸にした淫魔の女王は、そのまま腰をかがめていきエリシアの足が自分の股間に当たるよう姿勢を低くし始めた。 「はぁ、はぁ、はぁ♥ あぁ……堪らない! 堪らないっっ♥♥ んぅぅぅぅぅ♥♥」  エリシアの足指を拘束していたワイヤーを乱暴に外し除け、右足だけは足先を自由にしてあげたラフェリアは、その自由になった足先に自分の恥裂を合わせ……そのまま彼女の足先を自らの膣内へ差し込んでいく。正面を向いているエリシアに対してクロスするよう横向きの状態で彼女の足先を男性器に見立てながら恥部へと挿入するラフェリアは、足先が膣内に入っていくと一際蕩けた表情で舌を出し犬が欲情するがごとくハァハァと熱い息を零した。 「にはっははははははははははははははははは、な、な、なにすんのぉぉぉぉほほほほほほほほほほほほほ!! 私の足をそんなモノの中に入れにゃいでぇぇぇへへへへへへへへへへへへへへへへへ!!」  生暖かいヌメった愛液が溜まり放題になっていたラフェリアの女性器の中に足先を挿入され、なお一層の嫌悪感を与えられたエリシアは、直接触れてしまっている淫魔の愛液に快感を無理やり高められ体を寒気で震わせながらも収まらないワキへの刺激に笑い悶えた。その悶えに呼応し自由になった片方の足指は意思とは無関係に連動して動き、ラフェリアの膣内でジタバタと苦しみの蠢きを強いられてしまう。 「あはぁぁぁぁっっん♥ イイ♥ これ……凄くイイわぁ♥ くすぐったさに笑い悶えて足をバタつかせれば、私の膣内を足指が掻き回してくれるぅぅふ♥ 気持ちいいわぁぁ♥ 貴方が笑い悶えれば悶えるほど私は気持ちよくなれる……気持ちよくなれるのぉぉ♥♥♥」  ラフェリアは彼女の足先を恥裂に差し込んだまま体を倒していき、エリシアの反対の足の方へと顔を近づけさせる。  そして、熱い吐息と切な声を零しながら紫色の長い舌を口から出し、彼女の未だ拘束され反り返された足指をペロペロと舐め始める。 「ひぎゃああぁぁぁぁあっぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!! な、な、舐めるなぁぁはははははははははははははははははは!! 気色悪いィィィひひひひひひひひひひひひひ!! やめてっっっへへへへへへへへへへへへへ、気色悪いからぁぁあぁはははははははははははははははははははははははははは!!!」  くすぐりとは違う“不自由な足指を指舐められる”という新たな嫌悪感にさらされたエリシアは、淫魔の舌先から発されるピリピリとした微弱な電流にこそばゆさと快感の狭間の不快感を存分に増幅され一層の苦悶を強いられる。 一方で、目を瞑り無心に足指を舐めるラフェリアは、遊ばせていた両手をエリシアの足裏と足の甲に挟むように這わせ同時にコチョコチョとくすぐりも入れ始める。その刺激に快感よりもこそばゆさが強みを増したエリシアは、淫魔を喜ばすことは承知しているが笑いと悶えと足指の掻き乱しを同時に強めてしまう。 「レロ……レロ……ペロ…ペロ……んはぁぁあぁぁあぁぁぁぁ♥♥ 美味しいぃぃ♥ 汗ばんだ貴女の足指……とっても美味しいぃぃ♥♥ そして……んっ♥ 気持ち良い……♥ アソコが壊れてしまうくらいに引っ掻き回される感触が……野性的で……んんっ♥ とっても気持ちいいわぁぁ♥♥」  ラフェリアは親指から順番に人差し指、中指……と足指の頭を舌で舐め、薬指と小指は丁寧さを増すかのように足指の根元までじっくりと舐め下ろす。そして足指を舐め終わったと思えば今度は指と指の間に舌を這わせその舌先で汚れを掻き取るように舐め掃いていく。その刺激たるや性器をまさぐられるより我慢ならない寒気を走らされ、指の股の間が性感帯にでもなってしまったかのように快感に似た清涼感をエリシアは全身に浴びてしまう。  淫魔の体は吐く息でさえ淫欲を高める魔力が備わっていると言われる。そんな彼女の舌に直接舐められているのだから快感を高められない訳が無い。エリシアは笑い悶えながらも吊り目がちだった目はすっかりだらしなく垂れ、吐く息に甘く熱い呼気と嬌声を乗せるようになってしまっていた。 「あはぁ♥ 良いレしょ? わたひに舐められるの……とっても良いレひょ? もっと淫らになりなひゃい♥ 私に責められて……もっとエッチにゃ体になっちゃいなしゃい♥ ……ンレロ♥ クチュ♥ ムチュ♥♥」  高まり続ける“致したい欲”がエリシアの頭を蝕んでいく。足指を舐められただけで快感を得るようになってしまったなどと、認めたくはない。しかし、舐められるたびに体がジンジンと痺れていく。下腹部が淫らな熱に犯されていく。  認めたくなどない! 認めてはいけない……。エリシアは必死に否定の言葉で頭の中を埋めようとするが、その隙間を縫うようにとある欲望が小声で彼女に囁きかける。   『もっと舐められたいでしょ?』『もっと触られたいでしょ?』  その声はラフェリアの声ではなく他の誰の声でもない……自分自身の声……。  指を舐め終わった直後の一瞬だけ間の空くその数秒間……エリシアは頭の中では嵐のような葛藤が繰り広げられる。 『もっと舐められたい!』『早く次の指を舐めて!』という、本能に忠実な自分の声と『屈服してはならない!』『淫魔の操り人形になってはいけない!』とエルフのプライドを掲げた自分の声が同時に喧嘩して勝敗の無い争いを繰り返す。 そんな葛藤が決着を見る前に次の指をラフェリアがその淫靡な舌で舐め責める。すると本能の言葉が強くなってしまいエリシアは何も考えられなくなってしまう。 結局、彼女が自我を保てるのは舐め終えた時のほんの束の間だけ……。 それ以外は変態淫魔のなすがままに強制的な性感を与えられ続ける。 「はっ♥ あっ♥ ひっっ!! あっっっ♥ も、も、もう……やめて! 足……舐め……ないで……んはぁ♥」 性感の高まりが強くなるにつれそちらの刺激の方が強くなりすぎワキへのくすぐりを認知できなくなってしまう。 強制的な欲情が股間の蜜壷にいやらしい粘液を無理やり作らせてしまい、溢れんばかりに溜め込んでしまっている。 もはやこの溜め込みすぎた射精欲を開放してしまいたい……。これを我慢するというのはくすぐりに笑わされるよりも苦しい……。意地やプライドなど今振りかざしてもこの苦しみは開放などしてもらえない……だから言わなくてはならない……淫魔が待ち望んでいるであろう言葉を。 「……シ…て。もう……我慢できない……から……ひと思いに……シて……」 「はぁはぁ♥ なぁに? 何をして欲しいの? 言ってご覧なさい? ほら……快感に惚けたその淫らな口で!」 「……シて……早く……シてっっ!! 言わなくても……分かってるでしょ! 貴女が……私をココまで欲情させたんだから!!」 「私は“何をして欲しいのか”って聞いてるのよ? ちゃんと答えなさい! その口から言わない限り……この快感を途切らせちゃうわよ? それでいいの?」 「くっっっ!! よ、よぐ……ないっっっ!! よく……ないっっっ!! んくぅぅぅぅぅぅ!!」 「じゃあ……素直に言ってみなさい? 貴女は何を望んでいるの? 何をしてもらいたいの?」 「い……イ……ぃ…………」 「“い”? なによぉ~? “い”だけじゃ分かんないわ♥ 言うのを躊躇うんだったら……もう舐めてあげないんだから♥」 「はひっっ!? ま、ま、待ちなさいっっ!! 顔を離さないでっ!!」  「うん? “待ちなさい”ですって? まだそんな高圧的な態度がとれるわけ? 調教が足りないかしら……」 「ま、待って!! 待って……くだ……さい……」 「……フフ♥ なぁ~んだ、素直になれるんじゃない♥ はい、待ってあげたけど……なぁに? 何か言いたいの?」 「そ、その……わ、私を……うぅぅ…………」 「“私を”なに? ほら……素直になりなさい? うん?」 「イ、 い……イ……イか……せて……くだ……さぃ……」 「聞こえなぁ~い。何て言ったの? 今……」 「う、うぐぅぅぅ!! は、恥ずかしいんだから……何度も言わせないでっっ!!」 「恥ずかしくてももう一度言いなさい。でないと……気持ち良い事一切無しでくすぐり責めにしちゃうぞぉ~~♥ それでもイイのかしらぁ?」 「ひっっ!? わ、わ、わかった! 言う! 言うから……くすぐらないで……」 「ほら……言いなさい? 早く……」 「うくぅぅ!! わ、私を……イかせてっ!! もう、堪らなくなっちゃったから……イかせて!」 「もう一回!」 「くっっ!! イかせてって言ってるの! 貴女はそういうの好きなんでしょ? だったら、さっさとやってよ!!」 「高圧的な態度に戻ったわね……。だぁ~め! もう一回!」 「うぐぅぅぅぅっっ!! お、お願い……しま……す……私を……イかせて……下さい……」 「もう一回!」 「ちょっっ!! まだ言わせる気!?」 「も・う・一回っ!!」 「うぅ……。い、イかせて……下さい。私のことを……」 「クフフ♥ 仕方のない淫乱エルフちゃんね……淫魔の私におねだりするなんて……」 「くっっ!! そ、それは貴女が私を催淫するからっっ!!」 「なぁに? また言わされたい? そんなにドMなの? 貴女……」 「あぐっっ!! な、なんでも……ありません……」 「そうでしょ? 貴女は立場ってものを弁えるべきよ? ココはどういう場所で、誰が貴女を責めているのか……そういうの、よぉ~~く考えてモノを喋りなさい? でないと……こんな気持ちの良いご褒美も……逃しちゃうぞぉ~?」  ラフェリアは勝ち誇った笑みを零すと、眼下にあったエリシアの足裏に今度は手ではなく舌先をツンと突き立てるように当て、最初は小さな動きでその土踏まずの窪みを上下に舐め始めた。 「んはぁぁあああぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!? いひゃっっっ!! ちょっっっまた舐めるのっっ!!? んひぃぃぃぃぃぃぃぃっっ!!?」  湿った舌先がくすぐられて敏感になってしまっていた土踏まずの窪みを愛撫するようにソっと上下に撫でていく刺激はエリシアに電撃のような強烈な快感を与える。  その快感はエリシアの背筋を凍りつかせるほどにゾクゾクさせ、溜め込んだ淫欲の蜜壷から勢いのある愛の飛沫を少しずつ放出させていく。 「当然じゃない♥ あひの裏は……わたひの大好物だもの♥ だから……こうひて……舐めてイカせてあげふ♥ ンレロ♥ レロ……レロ……」 「い、いやぁぁあ!! そんなんじゃイけないっっ!! そんな微妙な刺激じゃ気持ちよくイけないぃぃぃ!!」 「誰が気持ちよくイカせてあげるって言ったかひら? わたひはわたひのヤりたいように、貴女を犯すだけよ? せいぜいじれったさに悶えながら……長々とイキ地獄を味わいなひゃい♥ ペロペロペロ~~♥」 「あひィィィィっっ!!? 出したいのにぃぃぃ!! 早く出してしまいたいのにィィィ!! 舐めるなら股の間を舐めなさいっっ!! んくぅぅぅぅぅっっ!!」 「そんなにあっさりイかせひゃったら……搾れる量も少しになっちゃうひゃない♥ もっと時間をかけてジワジワいたぶって……いっぱい搾り取ってあげたいんですもの♥ ほら……この足裏舐めで貴女のアソコは小さな絶頂を何度も繰り返してる♥ 完全にはイけないから、ダラダラと淫欲が高まっちゃうでしょ? それが狙いなの♥ もう少しこのまま……出し続けていないさい♥ そしたら……最後くらいは出させてあげなくもないわよ? 盛大なやつを……」 「はひっ! はひぃぃぃ!! も、も、もういい!! 気持ちイイのもくすぐったいのももういいからっっ!! やめでぇぇぇ!! もうやめでぇぇぇ!!」 「アハハ♥ さっきはおねだりしたのに……もうギブアップ? よっぽどイケないのが辛いのね? だったら……もう少しくすぐりの方を強くしてあげようかしら? ね?」  ラフェリアは足裏に舌を這わせながら手を上にかざしパチンと指を弾いて音を鳴らす。すると、暗闇の奥の方で待機していた彼女の使い魔たち……無数の淫魔の幼体達が、待っていましたと言わんばかりにエリシアの体中にまとわりつき主の次の号令を待った。  触手が蠢いているワキ以外の脇腹や腹周り……内太腿や膝小僧やその裏……首筋や二の腕……胸の谷間や胸の頭頂部に至るまで、ありとあらゆる“刺激に敏感な箇所”に狙いを定めその部位に脚を挟ませて抱きつくように配置についていく。そしてラフェリアの「やってあげなさい♥」という声と共に小さな手をワキワキとさせながら担当の箇所を遠慮なしにくすぐり始める。 「ぶびゃっっっひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!! ちょ、ちょ!! にゃにすんのよぉぉぉほほほほほほほほほほほほほほほほほほほ!! いぎゃあぁぁぁあぁぁぁはははははははははははははははははははははははははははは、そんにゃにイッパイでくしゅぐらないでぇぇへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ!! んひゃぁぁぁぁぁひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!」  体中を覆う無数のチビ淫魔達。くすぐりの刺激が快感に埋もれていたはずのエリシアは今度はその快感を遥かに凌駕するくすぐったい刺激に笑い悶えた。  足裏を舐められる刺激はじれったいくらいに気持ちが良い。しかし体中をまさぐるチビ淫魔達のくすぐりは快感を吹き飛ばしてしまうほどにくすぐったくて笑わずにはいられない。そして、快感に埋もれていて存在すらも忘れかけていた触手の刺激も彼女達のくすぐりによって痛烈に蘇り始める。  ピリピリと痺れを催す粘液を塗りたくられてくすぐられるワキがどうしようもなくくすぐったく感じてしまう。  体中のくすぐったさが共鳴し合い、敏感な箇所を触られること自体がもはや堪らなくくすぐったいと感じ始めてしまう。 先程までは快感を味わえていた足裏舐めも、我慢できないくらいにくすぐったいと感じる。  しかし、淫魔の舌に舐められているのだから潜在的な快感は体の芯が感じている。  だから、笑いによって弛緩した括約筋がだらしなく溜め込んだ淫液を垂れ流してしまうのを止められない。 エリシア自体は快感を一切感じられない状態なのに、体は反射的に快感の生み出す粘液を垂れ流してしまう。彼女の意思など聞く素振りも見せずに……。 「あぁ~~ん♥ すっごぉ~い♥ エリシアちゃんたら……お漏らししてるみたいにエッチなお汁を出しちゃってる~♥ そんなに気持ちがいいの? 私達にこちょこちょされるのが……そんなに気持ちイイの?」 「ぎひゃあぁぁあぁああぁぁ~~~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、そんにゃ訳あるわけないでひょぉぉぉぉほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほ!! はひっっひひひひひひひひひひ、あひぃぃひひひひひひひひひひひひひひひひ、ぐるじいぃ!! ぐるじぃぃぃぃひひひひひひひひひひひひひひひひ!! やめさせてぇぇへへへへへへへへへへへへへへ!! 今すぐやめざぜでぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」 「だぁ~め♥ 私なんかにおねだりしちゃう意志の弱いエルフちゃんにはお仕置きをしなくちゃいけないわ♥ 笑いが枯れ果てるまで笑わせ責めにしてあげるから、覚悟なさい♥」 「いひゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!! もう嫌ぁぁっぁっぁぁぁあぁぁははははははははははははははははははははははははははははははははは!! だずげでぇぇへへへへへへへへへへへへへへ、誰がだずげでぇぇぇぇぇへへへへへへへへへへへへへへへへへ!! ギヒャァァァァアァッァァハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!」 「誰も助けになってこないわよ。それは貴女が一番分かっているでしょ? 村の人間はひ弱な老人や女子供ばかり……王国軍だってこの半年間は手を出してこなかったでしょ? だったら……ココには誰も来ない! 誰も助けになんて来やしないのよ!」 「も、も、もうダメッっ!! 頭が変になりそうっっふふふふふふふふふふふふふ!! 可笑しくなっちゃうっっふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ!! 頭がおかしくなっちゃうぅぅぅぅぅぅ!!」 「いいわよぉ~~♥ 気が触れるほど笑い狂っちゃいなさい♥ そうすれば私好みの濃密な淫液が垂れ流されるわ♥ もっと笑いなさい! もっと笑って……笑い狂いなさい♥♥ ほれほれぇ~~っっ!!」 「えぎぃぃぃひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ、だみぇぇぇぇへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ!! もう限界ィィィィひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ、いぎぃぃひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ!! 頭が真っ白になりゅぅぅぅぅぅふふふふふふふふふふふふふふふ、にゃんにも考えられなくなるぅぅぅぅぅぅふふふふふふふふふふふふふふふふふふ、だぁぁぁ~~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!」  体を限界まで反らせては硬い石ベッドに背中をぶつけ、また浮かせてはぶつけを繰り返しながら笑い悶えるエリシア。手首は枷の食い込みによってうっ血し、真っ白な肌だった背中はベッドへの打ち付けによって真っ赤に腫れてしまっている。  笑いが笑いを呼び込み更なる笑いを生んでいく……その連鎖の中から抜け出せないエリシアは目尻から涙を垂らし大口を開けてだらしない笑いを吐き出し続ける。  そんな彼女だが、無意識レベルでの快感はしっかりと感じており……股の間の淫裂から大小様々な粘つく飛沫を放出し続けている。  快感は感じられてはいない……しかし小規模な絶頂は何度となく繰り返している。  絶頂を迎える度にそれに用した力は根こそぎ削がれ大きな倦怠感を生む。しかしその倦怠感を感じる間もなく笑いの強制が行われエリシアは笑い悶えることを余儀なくされる。体は小さな絶頂の連続により疲れ果てているのに……体中をくすぐる淫魔の幼体たちに笑わされて疲れを感知することもできない。  エリシアは限界をはるかに超える体力を削ぎ落とされながらも笑わされている。  例え体力が底を尽きていようが彼女達のくすぐりは無防備なエルフを笑わせ続ける。それが彼女達のくすぐりでありラフェリアの“くすぐり責め”なのだから……。 「誰も助けてなんてくれないわ! 貴女はずっとココで笑わされ続けるの♥ 私やこの子達に一瞬たりとも休みを与えられずにずっと……ずっとよ!」 「い、い、いやぁぁぁぁぁはははははははははははははははははは、そんなのイヤァぁぁぁぁはははははははははははははははははははははははは!! いやだぁぁぁぁはははははははははははははははははははははははは!!」 「嫌でもこれが現実。私への供物になった貴女はこうなる運命だったの♥ ほら、諦めて笑うことに力を注ぎなさい! もっともっと笑わせてあげるから♥」 「いやっっ! いや、いや、いやぁぁあっぁぁぁははははははははははははははははははははは!! もう嫌っっ!! もう嫌なのぉぉぉぉぉ!! えひゃあぁぁぁぁははははははははははははははははははははははははは!!!」 「どんなに“嫌”って言っても笑わせてあげるわ♥ 何度もイカせて……何度も笑い狂わせて……私の淫欲も満たし尽くしてあげるの♥ そして……あなたの体液をもっと搾って私の悲願も――」   エリシアの足先を股の間の淫裂に差し込んでいたラフェリアは、自身の淫欲の高まりと共にそこから多量の愛液を零し始める。それは絶頂を迎えたというよりもむしろ……小水を垂れ流しているかのような吐き出し方……。  淫魔は真に淫欲の限界を迎えた時そのようなイき方をする。美しく潮を吹くかのような綺麗な絶頂ではなく……垂れ流すような絶頂。  それが彼女たち淫魔の禍々しい絶頂である。  淫裂からは次々に熱い汁が溢れ、恥丘は生き物の口のように小刻みに痙攣しまるで涎のように恥汁を垂れ流す……。  見るほどにおぞましい……ただ垂れ流すだけの絶頂……。  それが彼女たち淫魔の真の姿なのだ……。人間の女を形取っている姿をしているが、その中身は魔物なのだ……。人間やエルフのように美しい性処理など行えるはずもない。  そんな絶頂を迎える淫魔の様子を2つの視線が暗闇から覗いていた。  狙い済ますような鋭い眼光と、異質な光景に戸惑いながらもその様子をしっかり収めようとする眼差し……。  2つの視線は淫魔に気付かれぬよう忍び込むように部屋の中央手前まで歩み寄り……そして片方の鋭い目をした女性が怒声のような声を上げ開戦の狼煙を上げる。

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