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#24 「足の裏って……ココ~ぉ?」  鈴菜は貴方の答えを聞き、意地悪な笑みを浮かべながら片方の手を足裏へ運ぶ。  そして人差し指でチョンと土踏まずに触れると、貴方のビクつく反応を見てクスクスと笑う。 「あんたってば足裏をくすぐられるのが好きなんだぁ~? ふぅ~~ん……へぇ~~」  鈴菜は意地悪な声でそう言い、人差し指で土踏まずに円を描いていく。そのムズムズする刺激に貴方は口を波立たせクックッと押し殺した笑いを吐き出していく。 「どう? こそばい? 人差し指でなぞられるの……とってもこそばいでしょ?」  貴方は頭を横に振り強がって見せる。こうやって反抗すれば鈴菜の性格だからきっともっと意地悪な責めをしてくれるだろうと簡単に想像できる。そしてその思惑通り鈴菜の手は攻め手を強めていくのだが……。 「こ・そ・ば・い・でしょ? ほら、認めるまで強くし続けるからね?」  人差し指だけでの円書きが次の周回時には2本になり、そして周回を重ねるごとに薬指、小指と追加されていく。  指が増えていくにつれむず痒さが増していくそのくすぐりに貴方は徐々に追い詰められ小さな笑いを零すようになっていく。 「どう? まだ認めない? だったら……こういうのは耐えられる? ほ~~~ら…………こちょこちょこちょ~ぉ♥♥」  一瞬全ての指がピタリと止まったかと思ったら、次の瞬間全ての指が足裏の各所に広がりモジョモジョモジョっと蠢いてくすぐり始める。  そのくすぐりは焦らすようにくすぐっていた指の刺激とは異なり明らかにくすぐったく、貴方は盛大に息を吐き出してゲラゲラと笑い始めてしまう。 「なによぉ~もう笑っちゃうの? だらしないんだから……。まぁ、素直に答えなかった罰としてしばらく笑って貰ってからシコシコしてあげよっと♥」 ――コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ!  足の裏を駆け回るように5本の指達が貴方の足裏の上で運動会を始める。しかし、もう片方のムスコを握っている手はピクリとも動いてくれない。動いてはいないが、触られているという感触は貴方を大いに興奮させ成長しきった棒をしっかり固いまま維持させる。 ――こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ!!  足裏の敏感な神経をなぞるようにこそぐり回す鈴菜の指達の動きに、貴方は顔を横に振りながら必死に笑い悶える。脚を動かして逃げてしまいたい不快感ではあるが足首が拘束されていて逃げられない。唯一足の指をくねらせてくすぐったいという意思を言葉とは別に鈴菜に伝えているのだが、彼女のくすぐり責めは緩まることはない。貴方が笑い苦しんでいるのを楽しむかのようにくすぐりの強さを強めていく。 「どう? 認める気になった? 私のこそばし……。くすぐったいってちゃんと認める?」  ひとしきり笑わせた後、鈴菜は貴方の無様な笑い顔を見ながらニンマリと勝ち誇ったような笑みを浮かべる。  貴方はその憎たらしい顔に従いたくないと思いつつも、笑わされる苦しさから逃れたいと首を縦に振って「くすぐったい!」と声を上げる。  それを聞いた鈴菜は更に口角を上げジットリとまとわりつくような目で貴方の顔を覗き、甘い声を貴方の耳に入れ始める。 「ふん! 最初から素直にそう言いなさいよ。そしたら……こんなご褒美を与えてあげてたのに……」  くすぐりが僅かに弱まり、笑いの勢いが収まると同時に今度は十字架の穴の中に侵入した彼女の反対の手が怪しい動きを始める。  人差し指と親指で固棒の根元を摘み、摘んだままゆっくり上下に動かして貴方の淫棒に堪らない刺激を送る。  指が摘んでいる箇所は血が集まり膨張して凝り固まった太い血管……。その血管をマッサージするかのようにコリコリとほぐしながら上下に動く。その強すぎる刺激に貴方は思わず「ぶはっっ!?」と大きく息を吐き出し身体に電撃を受けたかのように全身をビクつかせてしまう。 「フフ……。血管の部分が腫れていてコリコリしてて……触っても気持ちが良いわ♥ どう? こんな風に強くクニクニされるの……気持ち良いでしょ?」 ――コリコリ♥ コリコリ♥  貴方は頭を仰け反らせながら必死に頭を上下に振ってその刺激が気持ち良過ぎる事を彼女に伝える。  最早気持ちがいいという感覚よりも無理矢理快感が送り込まれているというニュアンスが正しいのではあるが、貴方はその送り込まれる快感にすでに限界まで射精欲を高められていた。 「ね、イキたい? このまま……気持ち良くイカせて貰いたいでしょ?」  我慢汁が溢れんばかりに垂れている淫棒の先端部分で鈴菜の指が止まる。 「思いっきりシコシコ~~ってして貰って……気持ち良く射精したいでしょ?」  貴方は必死に顔を縦に振る。  射精欲はムスコをはち切れんばかりに膨張させ岩のように固く固形化させている。勢い欲手淫されれば一瞬で達してしまうだろう。そんなギリギリの状態で手を止められている。早く動かして欲しい……その手を激しく上下に動かて欲しい! 「どうしよっかなぁ~~? なんか……簡単にイカせるのって……私の主義じゃないのよねぇ~~」  先端で止まっていた手が僅かに動き貴方の肉棒の上部を指先でイイコイイコと撫でて行く。そのいやらしい動きに貴方の我慢は限界に達し思わず小さな絶頂を果たしてしまう。  完全にイクには足りない、微妙な小絶頂。しかし、その気持ちよさの一部は貴方の脳に更なる欲求を訴えるきっかけとなる。  もっと強く射精したい……その欲を強く脳に訴えてくる。 「ね? もう少し……私に虐められたいでしょ? イク前に……」  ドクドクと溢れる我慢汁の粘液を手のひらにつけ、鈴菜の左手は貴方のムスコを優しく愛撫する。  その優しいタッチに小さくイカされた貴方の淫棒はピクピクと痙攣をはじめ次の大きな発射に備えて淫欲を溜め込み始める。  すぐにでも発射したい! そう強く希望した貴方は鈴菜の提案に首を横に振って答える。今すぐにイカせてくれと言わんばかりに強く……。 「あら……反抗的ね? そんな態度を取られると……虐めたくなっちゃうなぁ~~余計にっ♥」  最後の語気を強めた鈴菜は、その勢いに乗じて足裏へのくすぐりを再び強くする。  土踏まずだけではなくカカトや足の側面、足指の間や足の甲までも範囲に含め、コチョコチョ……コチョコチョと先ほどよりも激しくくすぐり立てる。  射精欲を高めるだけ高められた貴方にこのくすぐりは凶悪で……一秒たりともその刺激を耐えることなど出来ない。  まるで射精の代わりにと言わんばかりに唾を飛ばしながら天に向けて笑いを吐き出していく。 「コチョコチョコチョ~~♥ ほらほらぁ! 笑いなさい! もっと笑って私の加虐心を満たしなさい!! ほらほらほらぁ!! こちょこちょこちょこちょこちょ~~♥♥」  バタンバタンと十字架に上半身をぶつけながらも貴方は笑い狂う。足裏をくすぐる彼女の指に笑いが止められず射精欲も一時的に鳴りを潜めていく。 「反対の足はどう? こんな手で触られて耐えられるかしら? ほ~~ら、コチョコチョコチョコチョコチョ♥♥」  淫棒が刺さっている穴から手を引き抜いた鈴菜は、その我慢汁がこびりついた手で反対の足裏をくすぐり始めた。その手についた淫液は指から足裏に塗りたくられまるでローションを塗られたかのように表皮を液で滑らせる。そんなすべりの良くなった足裏を鈴菜の指は容赦なくくすぐって回る。指と皮膚の間にローションの膜が出来たような感触にはなるがそれで刺激が弱まった訳ではない。逆に強く引っ掻かれても痛みを感じずむず痒い刺激だけが残って与えられる。しかも滑りが良い為往復運動が素早く、すぐ次の刺激が与えられてしまう為刺激に慣れる事も構えることもできない。それはあまりにもこそばゆくて……貴方を笑わずにはいられなくさせてしまう。 「アハハ♥ 効いてる効いてる♥ こんなに笑ってくれるなんて……私も調教師冥利に尽きるわぁ~♥」  左右で全く違うくすぐりの刺激……。貴方はその別々の刺激のどちらに笑わされているのか分からなくなっていく。  ローションを塗られたかのような滑りの良い足裏をくすぐられる感触と、はっきり指先の感触が伝わる激しいくすぐり……どちらも耐え難く笑いを我慢するなどということは一瞬たりともさせて貰えない。  常に足裏がゾクゾクさせられ、背筋も脳髄さえもむず痒い違和感を絶えず走らされる……。  こそばゆい! 酸欠になるのが分かっているけれど笑うことが止められない! 足裏を触られるだけで笑いが込み上げてしまう! こそばゆい……こそばゆいっっ!!    笑うのが苦しい……。苦しすぎる……。もう耐えられない! もう数秒だって耐えられない!! 耐えられない……けど……。 「さて……意地悪するのもここまででいいかしら?」  くすぐりに笑い狂わされている間中……下腹部の淫欲が鎮まった試しはない。 「あんたのムスコちゃんは……しぼんじゃったかしら? それともぉ~~」  むしろ逆に……興奮が高められた。自分でも考えられないくらいに…… 「ンフフ♥ なぁ~に? コレ……。ギンギンに勃起してるじゃない……」  そして彼女の手に亀頭を触られた瞬間、自分でも自覚してしまう。その興奮が全て淫らな固棒に集められていたことを……。 「くすぐられてここまで勃起させちゃうなんて……本当に変態ね♥」  心音に呼応して脈打つ陰茎……。その鼓動を抑えるかのように鈴菜の手が貴方のはち切れんばかりの棒に被さっていく。 「いいわ……イジメさせてもらったお礼に、今度は本当に気持ち良くしてあげる♥」  亀頭に被さった手のひらは少しで気亀頭の先を円を描くように撫でると、次に形を変え亀頭の横へと位置をずらしていく。そして亀頭の鎌首を掴むように手で筒を作って握りこみ、ゆっくりとその筒を上下に動かし始めた。 「ほら……。気持ちいいでしょ? ゆっくり高めてあげるから……笑いながら悶えなさい♥」  射精欲を急激に高める動きを始めた左手とは別に、右手は貴方の足裏を再びくすぐり始める。  決して強すぎる刺激ではないがそのくすぐりは貴方に引き攣るような笑いを強要させ、射精欲に緊張した身体を弛緩させていく。 「シコ……シコ……シコ……こちょ、こちょ……こちょこちょ♥ シコ……シコ……シコ……♥」  足裏のこそば痒い刺激とどうしようもなく射精したくなるムスコへの刺激。その両極端な刺激を同時に与えられ、貴方は途切れ途切れの笑いの中に悩ましい嬌声を上げるようになってしまう。  くすぐったい……気持ち良い……くすぐったい……気持ち良い……。小さな波のように繰り返されてていたそのサイクルが時間の経過と共にやがて一つの大きなうねりとなって貴方を襲う。 「ほら……もう我慢できないでしょ? イカせてあげる♥ これでイっちゃいなさい! シコシコシコシコシコぉ~~♥」  急激に早まる固棒への上下運動。その強制的な性欲促進に貴方の射精欲はすぐさま発射台へと無理やり乗せられてしまう。  もう少し快感の焦らしを味わいたい! そう思った貴方は必死にイってしまうのを我慢しようとするのだが…… 「ほら! 我慢させないわよぉ~~♥ こ~ちょ、こちょこちょこちょこちょこちょ~~♥」  上下運動の強まりにあわせて強まった足裏へのくすぐりが貴方を情けなく笑わせ、我慢しようと緊張させた筋肉を弛緩させてしまう。我慢したかったが無様に笑ってしまった……くすぐりに負けて…… ……そしてその瞬間。 ――ビュビュビュビュビュビュビュッッ!! ビュビュビュッっ!!    貴方の亀頭の先からは小水かと思えるほどの大量の淫液が放流された。  十字架の反対の穴から飛び出てくるほどの勢いある射精……。それは穴に突っ込んでいた鈴菜の腕も手も濡らし尽くし、それでもなお熱い白濁色の汁は次々に溢れ出していった。 「どう? 気持ち良かった?」  激しい射精が落ち着きを見せ始めると鈴菜の上下運動して淫欲を高めていた手はその快感の幕引きに合わせて徐々にゆっくりな動きにシフトし、射精欲を満たしきった貴方のムスコに「ご苦労様」といわんばかりの愛撫を行い高みまで上ってしまっていた貴方の昂ぶりを軟着陸させていく。  身体を捻り切りそうになるくらいの瞬間的な快感と癒されるような事後の多幸感……。貴方はその質の違う静と動の快感に酔いしれ涎が口元から垂れていたのも自分では気付けない。  鈴菜の「気持ち良かった?」という質問に対し、ガクリと首をうな垂れさせるように一度だけ返事を返した貴方はくすぐりによる疲労感に極度の眠気を催してしまう。 「今回は途中で気持ち良くしちゃったから……調教成功とまでは言えないけど、あんたの出荷まではまだまだ時間はあるわ♥ また次回はもっと激しく調教してあげるから、この快感をしっかり頭の隅に刻み付けておくのよ」  ぼやけた意識の中に鈴菜の言葉が挟まれていく。  貴方は酸欠と疲労と眠気に同時に襲われ朦朧としているが、彼女の言葉に大きく頷いてみせる。  次回はもっと激しく……。    その言葉だけは貴方の脳内に響き渡り、貴方は今日の調教を改めて思い出しながら最後の射精の気持ちよさを脳内に蘇らせる。  くすぐられながらの絶頂……。苦しくて辛くて身体に力が入らなくなるあの感覚……。そんな中で溜め込んだ淫欲を一斉に吐き出す快感……。それは貴方が今まで与えられたどんな快感よりも強く、そしてあわよくばもう一度この感覚を味わいたいとさえ思ってしまう。  拘束を外され手足が自由にさせられた貴方は、そのあまりの開放感に若干の寂しさを覚える。  拘束され身動きが取れない状態でくすぐられていた自分がいかに淫靡な行為に晒されていたのかと今更思い返される。  鈴菜にくすぐりで支配される感覚……。自由を奪われた身体を好き勝手にこそぐられるあの感覚……。それに笑わされ苦しむ自分……。  そのプレイを思い浮かべただけで、貴方の下腹部はウズウズと疼いて仕方がなくなる。  もう一度縛られたい……。  もう一度死ぬほど笑わされたい……。  会計を済ませ店を出ようとしていた貴方を律儀に見送りに来てくれた鈴菜を見た瞬間、貴方はそのような想いを頭に巡らせた。  そして…… 「また、私を選びなさいよ……」と下を向きながら呟く彼女に、貴方は笑顔で頭を縦に振る。  これは彼女を安心させる為の返事ではなく、貴方の本音の想いが頭を縦に振らせた。  もう一度彼女に責められたい……  いや、一度と言わず何度でも……。何度でも……。 ――鈴菜、足裏絶頂ルートEND

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