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#66  あなたは鈴菜にバレないよう美咲をパートナーに選び彼女に上半身を責めるよう指示を出した。  美咲は『私を選んでくれてありがとうございます』と小声であなたに耳打ちをした後、気配を消すように忍び足で鈴菜の背後に回り正面建っているあなたにも見える様に手を大袈裟に左右に広げ指先だけをコチョコチョ動かしていかにもこれからくすぐるぞという構えを取った。 「ちょっ! う、後ろに回ったのは誰っ!? 誰か私の背後に立ってるでしょ! け、気配っていうか……うひっ!? 生ぬるい息が背中に当たって……んはっ! 凄くムズムズするっ!!」  美咲はくすぐる構えを取ってはいるがまだ鈴菜の腋や脇腹に手は添えてはいない。彼女は鈴菜の背中に顔を密着させ口を細めて背中の至る所に息を吹きかけている。 「あっ!? はっ! ひっっ!! や、やめっ!! こんな弄ぶような責めをするって事は……後ろに居るのは恵理ね? こんなまどろっこしい焦らしをするのは恵理に決まってるっ! 絶対に恵理……ひっ! やはっ!?」  息を吹きかける度にその場所を中心に身体をグネグネと捩らせようとする鈴菜の反応は見ていて面白い。ただ息を吹きかけているだけであの様な反応を得られるのだから、本番のくすぐりが開始されればどれだけ悶えてくれるのか……想像しただけでも胸が高まる。 「い、い、いい加減にそれやめてッ!! いきなり吹きつけられたらっはっっ!? ビックリしちゃうじゃないのよっほぉぉっ!? くひぃぃっ!!」  美咲は息を吹きかけつつ左右に大きく開いて構えていた手をゆっくり鈴菜の腋の部位へと近づけさせていく。  こちらも彼女に気配を気取られない様にゆっくりと……音もなく……空中で指をコチョコチョ動かしながら確実に鈴菜の腋の窪みを捉えて降下していく。  そして腋の筋に指先が触れるか触れないかのギリギリの所で指の位置を止めると、美咲は先程までの弱気にオドオドしていた態度とは一転して悪戯する事を楽しむ子供の様な笑みを浮かべ息を吹き掛けていた口を更に彼女の背中へと近づけていった。 ――ペロッ♥  背中の中心付近まで近づけていった口からは赤ピンク色に熟れた彼女の涎滴る可愛らしい舌が顔を出し、その湿り切った舌が鈴菜の敏感な背中の皮膚を下から上にゆっくり舐め上げると、鈴菜は強烈な電撃を受けたかのように上胸部を突き出して大きな悲鳴を上げた。。 「あぎひゃああぁぁあぁあぁぁぁぁあぁ!!? いぎゃああぁぁああぁぁぁぁぁぁ!!」  目隠しをされている為か視覚の情報に頼れなくなっていた鈴菜は、その突然の背中舐めに驚きどうにか美咲の口から背中を逃がそうと胸を突き出して背中を反り返させる。  美咲はその様子を見て更に悪い笑みを浮かべ、腋に触るギリギリの位置に留めていた両手を鷲摑みにするかのように一斉に降下させ鈴菜の限界まで伸びきった腋の筋をクニクニと指先で揉みくすぐり始めた。   「はぎゃはっっっっっ!? えぎゃあぁぁああぁあぁぁっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、ギヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ、や、やばいぃぃひひひひひひひひひひひ、くすぐったいぃぃぃぃっっひひひひひひひひひひひっひひ、イっひひひひひひひひひひひひひひ、ダハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!」 ――コチョコチョ♥ コチョコチョ♥ コチョコチョコチョ♥  突然の舐めに驚かされた鈴菜は次に襲い掛かってきた純粋なくすぐりの刺激に構える事も出来ず、再び甲高い悲鳴を上げたかと思うとその悲鳴が途切れる前に彼女らしからぬ大爆笑を撒き散らす事を余儀なくされた。 「ぎゃ~~~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、やめっっ! ず、ずるひぃぃぃひひひひひひひひひひひひひひひひ、そんな責めズル過ぎるわよぉぉぉ!! ひっっ!? いぎっっひっっ!? ん゛ア゛ぁ゛ぁぁっ!? ふぎゃああぁぁぁあっぁぁぁあぁぁぁ!!」  くすぐったさに負け逃がすように反らしていた胸を柱に戻してしまうと今度は待機していた美咲の舌が彼女の背筋をペロペロし直して背中側にも不快感を味あわせる。それが嫌で再び胸を反らして逃げようとしても、美咲の巧みなくすぐりが鈴菜の身体を反らす力を奪い結局は柱に背中を預ける結果に戻されてしまう。  何度かそのやり取りを繰り返す鈴菜だったが、暴れる事が無駄になると悟ったのか途中からは胸を反らす動きを抑え美咲の背中舐めをどうにか耐えてみようと試みるのだが…… 「あっ!? あひゃっ! んああぁぁっっ!! ちょ! ホント駄目っっへへへへへへへへへへへへへへへ、き、き、気持ちわるひぃぃっっひひひひひひひひひひひひひひ、だひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!」  背骨を中心に上下左右に……時には腰の位置まで口を降ろしながらと繰り返し唾液を塗りたくっていく美咲の行為は、神経が過敏になった鈴菜には到底ジッと我慢できる程の刺激ではなく……結局胸を反らすのは諦めつつも上半身を出来得る限り横に曲げて舌の刺激から僅かでも逃げようと努力を見せる。  しかし、美咲の舌から完全に逃げられる事は出来ず、せいぜい出来ても舌の位置を任意にずらす程度の事しか行えない。それどころか、身体を横に捻れば片方の“腋”が更に限界以上に伸びきる事になる為くすぐりに対する抵抗力も自ら下げてしまう事となる。美咲がそんな弓の弦のように張り切った腋を見逃してあげるはずもなく……右にの逃げれば右の弓なりに張った腋を、左に逃げれば同じく限界まで引っ張られた左の腋を爪の先でこそぐようにくすぐって鈴菜をいたぶり尽す。  何処に逃げようとしても美咲のくすぐりからは逃れられない。背中には彼女のネットリ湿った舌の感触が縦横無尽に這い回っている。  もはや鈴菜は先程の強気は何処へ行ってしまったのかと思える程のた打ち回って笑い苦しんでいる。  そんな彼女の姿を見て、あなたはこれまでにない程の責め欲に苛まれる。  自分も……鈴菜をこんな風に狂わせてみたい……  高まり切った責め欲はあなたを自然の流れで鈴菜の足元へと誘い入れる。  腰を屈めしゃがみ込んだ目下に映ったのは鈴菜の艶めかしい素足……。あなたはその素足に向けてまずは試しにと言わんばかりに人差し指だけを彼女の足裏へと差し向け、突っ張る様に反り返った彼女の土踏まずの皮膚に指先だけを優しく当てさせた。 「かひっ!? あ、あ、あひのうらにぃひっっ!? な、何か当たったっ!?」  あなたの指が触れた感触を敏感に察知した鈴菜は、拘束がある事も忘れビクリと足全体を震わせてその刺激から逃れようと抵抗する。  しかし足首の部分でしっかりとベルト止めされ拘束されている足が彼女の意のままに動くはずもなく、足元からは革枷の軋む虚しい音だけが響き聞こえるだけとなった。  あなたは必死に抵抗しようと足をバタつかせようとする鈴菜の無駄な足搔きを堪能しつつ、触れさせた人差し指の爪で土踏まずの皮膚をカリカリと小さく引っ掻いてみせた。 「かっっはひぃぃぃぃっっっ!!? あ、あひっっ! あひのうりゃっっはっっ!? やめっっっ! 触りゅなぁぁあぁァハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ、うははははははははははははははははは、いへひひひひひひひひひひひひひひひひひひ!!」  あなたの指が上下したのと同時に鈴菜の悲鳴と笑い声がワントーン高く跳ねあがる。  そして先程よりもさらに激しく足をバタつかせようと力を込めくすぐりへの嫌悪感を露わにする。 「んがひぃぃぃぃっっ!!? やひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!! くひゅぐってるトコ見れないからっっはははははははははははは、刺激にょ予測ができにゃいぃぃひひひひひひひひひひひひひひひひひ、うはははははははははははははははは、やめでぇぇへへへへへへへへへへへ想像以上にコレっっへへへへ、キツイぃ~~ひっひっひっひひひひひひひ!! はにゃっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!」  指一本の引っ掻きだけでこの暴れようを見せるなら、全ての指で足裏を引っ掻けばどんな反応を見せてくれるのか……  あなたは鈴菜の情けない爆笑を足元で眺めつつそれを実行してしまいたいという欲に強く駆られ、早速と言わんばかりに足裏から指を一旦離し手を逆手に構える。  そしてカカトの膨らみの麓付近……土踏まずの入り口付近に全ての指を横一列になるよう置き直して、これからどの指が早いかのレースでも始めんとするようにスタート位置に全ての指を待機させた。  目が見えない状態であるためあなたが次にどのような責めを行うか事前のヒントが与えられない鈴菜だが、足裏に複数同時に触れた指先の感触と土踏まずの手前で待機している指達の構えを感じ取って次にヤられる責めが何であるのかを悟ってしまう。 「はぎっっはっっ!? そ、そ、その指っっ! 動かしちゃ駄目よっっ!! 今その指達にそこを一斉に引っ掻かれたら……私……」  責め方を悟られれば刺激の予測が出来てしまう……そう感じたあなたは、不用意に焦らすような行為に浸らず彼女が懇願の言葉を言い終える前にその無慈悲な刺激を送る指達を一斉に土踏まずに向けてなぞり進ませた。 ――ジョリジョリジョリジョリジョリ! 「……耐えられにゃひぃぃぃぃぃぃぃっっ! いぎゃあぁあぁぁあぁあぁぁぁあぁぁあっぁぁぁっぁぁぁぁ!!!」  普段は弓なりに窪んでいるであろう土踏まずも、足指の反り返し拘束によって限界まで肌を平らになるよう引っ張られている土踏まずの肌を左右合わせて10本の指が自分の担当したラインを一斉に爪先で引っ掻いていく。  その責めを受け、鈴菜は懇願の途中から言葉にならない悲鳴を甲高く上げ直す。  そしていったん母指球の麓まで引っ掻き進んだ指達はそこをゴール地点と認識しそれ以上先へは攻め入らない。  それ以上先には進まないが、同じ箇所は何度でも引っ掻いてやろうという意思を見せる様に全ての指達はスタート地点だったカカトの麓まで一斉に戻り再び引っ掻く構えを取り直しに行く。  無論、ただ指を離して同じ箇所へ指を戻すのは面白くないので、戻るときは別の刺激を与えてやろうと全ての指をワシャワシャランダムに蠢かせながら土踏まずのあらゆる箇所をこそばしつつ元の場所へと戻っていく。 「はぎゃっ!? ぶはっっっはっっ!! ぶひゃっっひゃっひゃっっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃ、ウヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ、やだ、やだぁぁっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、くすぐったひぃぃ!! それくすぐったひぃぃぃぃっっっひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ、イヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ、だはははははははははははははははははははははははは!!」  引っ掻きの刺激も相当効いてしまった様子だが、引っ掻かれた跡に追い打ちをかけるかのようにこそばして回りながら戻る指達の刺激にも耐えられなかった様子で、鈴菜は悲鳴の後に吹き出すような笑いを吐きながら笑い悶えてくれた。  土踏まずの入り口付近までこそばしながら戻った指達は、一瞬の間を鈴菜に与えるもすぐに足裏の肌に爪を僅かにめり込ませ派手な音を立てて土踏まずの肌を再び引っ掻いていく。 「だひゃあぁぁ~~~っっははははははははははははははははははは、耐えらんないっっ!! それ耐えらんなひぃぃっっっひひひひひひひひひひひひひひひ、だひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!」  そして、強い引っ掻きをした後のアフターケアをするかのように指を右に左にとランダムに蠢かせながら再びスタート位置へと時間をかけて戻っていく。 「おひょっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほ、うへへへへへへへへへへへへへへへへ、んひひひひひひひひひひひひひひひ、ハヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!! や、や、やめでっっこしょばいっっひひひひ!! それ、ホントにこしょばいからぁぁっっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは」  スタート位置に戻ったらまたそれぞれのコースの指達が鈴菜の土踏まずという地をそれぞれが競争するように引っ掻きぬけていく。 「がひゃっっっはははははははははははははははははは!! だはははははははははははは、引っ掻きヤバいっっひひひひひひひひひひひひひひひひ、足裏のこそばい神経が直接触られてるみたいにくすぐったいぃぃぃひひひひひひひひひひひひ!!」  ゴールへ辿り着いた指達は鈴菜の土踏まずを隅から隅までこそばしながら戻っていく。 「がひゃあぁぁぁぁあぁぁっっはははははははははははははははははは、引っ掻きの刺激が強すぎでぇぇへへへへへへへへへへへ、優しいこそばしが異常にこそばく感じるぅぅふふふふふふふふふふふふふふ、おでがいぃぃひひひひひひひひ、それの繰り返しはもうやめでぇぇぇぇへへへへへへへへへへへへ、頭おかしくなるぅぅぅぅぅぅふふふふふふふふふ!! クハハハハハハハハハハハハハ!! んひひひひひひひひひひひひひひ、ひぃっひぃぃぃっっ!!」  鈴菜は目隠しの隙間から汗なのか涙なのか分からない体液を垂らせながら笑い狂った。  当然美咲も腋をくすぐっている為あなたのくすぐりだけでここまでの悶えを課している訳ではないが、目隠しをされた状態の鈴菜がここまで足裏のくすぐりに弱くなるとは思いもよらず……あなたは指を動かしながらも鈴菜を笑いによって支配しているという実感と優越感に深く浸る快感を覚えた。 「鈴菜様ぁ~? いかがですかぁ~? 私の腋コショコショ……気に入って頂いてますかぁ?」  足裏への反応が良すぎたのを気にかけてか、美咲は自分が攻め手である事を自分で告知し鈴菜に感想を求め始める。 「ニャヒャッッヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ、あひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!! み、み、美咲だったのっっほほほほほほほ、ひぃはひぃっっ!! このねちっこい責め方ぁぁはっはっはっはっはっはっはっはっはっは」 「そうですよぉ~♥ 鈴菜様の柔らくてプニプニのこの腋ぃ~♪ 私がコショコショしてるんですぅ~♥」 「ふ、ふ、ふじゃけるなぁぁっははははははははははははははははは、背中を舐めてんのもあんたでしょっっ!! この変態っっひひひひひひひひひひひひひ、気色悪いのよっっ!! このっっ!! ふほっっひひひひひひひひひひひひひひひひ、うぐっっくふっっっっっ!!」  腋(と背中)を責めているのが美咲だと分かるや否や怒りの感情が芽生えたのか鈴菜は笑いによって開きっぱなしになっていた口を無理やり閉じ、込み上げてきているであろう笑いを強引に堪える動きを見せ始めた。 「あぁ~~っ! 鈴菜様ったら……我慢はいけませんよぉ~? 笑いたいのにその感情を押し殺して我慢するのは体に毒なんですからぁ~♥ ほら……口を開けて……さっきみたい笑って見せてくださいよぉ~~可愛らしいあの顔を……私にぃ♥」  彼女の耳元で美咲が誘惑するように囁きを入れる。  鈴菜は首を大きく左右に振ってその申し出に拒否を入れる。 「笑ってくれないんですかぁ~? 悲しいなぁ~~自分から笑ってもらいたいって思ってたんだけどなぁ~~」  美咲はソッと鈴菜ワキから両手を離す。  鈴菜は相変わらず美咲の言葉を全否定するかのように首を横に振っている。 「それじゃあ……笑わせますよ? もっと……無理やりな方法で♥」  ワキから離れた美咲の手は怪しい動きを見せながらも鈴菜の脇腹まで降りていく。そして両手でガシッと脇腹を鷲摑みにすると、責め欲にまみれたなんとも淫妖な笑みを美咲は浮かべる。 「んんっっ!! んんんんんっっっっ!!!」  この後何をされるのか、勘のいい鈴菜が分からない筈も無く……彼女は頭を更に激しく横に振って拒否しつつも両手両足を暴れさせ、その責めへの拒否感を露わにしてみせる。 「ほ~ら♥ 暴れちゃ……メッ! 次に暴れたら……この脇腹……滅茶苦茶にしちゃいますよぉ?」 その言葉を聞き脱力するように暴れる動きを止めた鈴菜。脇腹を掴んでいる両手に徐々に力がこもり始めている様子が皮膚の皺や歪みによって理解が出来る。 「そうそう……最初からそのように大人しくしていれば疲れなくて済むでしょう? 無駄な体力を使ってはこの後がもっとしんどくなりますからね……ウフフフ♥」  脇腹に沈み込んでいく美咲の指達。鈴菜はその刺激だけでももうダメなようで、再び首を横に振って無言の拒絶を美咲に伝える。 「鈴菜様は……私がそのように嫌がって見せても……一切止めてなんてくれませんでしたよね?」  トーンの下がった美咲の声に鈴菜がビクリと身体を震わせる。 「それどころか……嫌がった罰だとか何とか言って……私の事……もっともっとコチョコチョしましたよね?」  怒りを露わにするように美咲の顔が真顔に変わる。その様子を鈴菜は見れないが、彼女の威圧するような低く抑えられた声は鈴菜の恐怖を煽っているようで、彼女は必死に顔を横に振って「違うんだ!」と訴えかける。 「あれはすっごく辛かったし苦しかったんですよぉ~? 死んじゃうかと思ったんですからねぇ……」  脇腹の括れの柔肌に潜り込んだ美咲の指達は、語彙の強さに比例してその強さを増していく。  そしてある程度まで指をめり込ませると突然その位置をキープするように動きを止める。 「あの地獄……今なら鈴菜様に味わって頂けるんじゃないかなぁ~? 私の苦しみには到底及ばないでしょうけど……それでもその一端は味わえるんじゃないですかねぇ~? この……ク・ス・グ・リ・で♥」  止まった指の一部が、その言葉を受けてピクリと僅かに脇腹の奥を引っ掻いた。その刺激に鈴菜は意地でも閉じようと我慢していた口を簡単に開いてしまう。 「ぷはひゃっっ!?」  最初の刺激では笑いには至らなかった様子だが、美咲はその空いてしまった口を二度と閉じさせまいと一斉に全ての指を脇腹の皮膚奥で蠢かせ始める。 「ぶぎゃはひゃっっ!? ひゃっっ……ひゃだ……ひやっっはっっっっ……」  一瞬、時が止まったかのように鈴菜の身体が硬直するのを感じたが、次の瞬間にはその止まった時が盛大な爆笑と共に激流のように流れ出す。 「いっっぎゃあああああぁぁあぁぁぁああっぁぁあぁははははははははははははははははははははははははははははははははは、いぎゃっっはははははははははははははははははははははははははははははは、わぎ腹ぁぁははははははははははははははははははは、わぎ腹はダメぇぇへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ、ひぎゃあああぁっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、ゆるじでぇぇぇぇぇ!!」 「アハハ♥ 鈴菜様ったらレディにあるまじく、とってもはしたなく笑い出しちゃいましたね? まるで鈴菜様に虐められている“ワタシ”みたいじゃありませんか~♥ アハハハ……」 「だぎゃっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、や、やめ! やめろっっほほほほほほほほほほほほほほほほほほほ、やめでぇぇへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ、いひっ、ぎひっっ、ハギャハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ、うははははははははははははははははははは、くるひっっ! くるひぃぃぃ!! 息できないぃィぃ!!」 「私も同じように鈴菜様には懇願しましたよ? 笑い過ぎて息が出来ないからやめて……って。その時鈴菜様はやめてくれましたっけぇ~?」 「ガハハハハハハハハハハハハハハh、うはひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ、わ、わ、わがっだぁぁぁ!! わがっだぁぁぁ!! わだじが悪がっだぁぁぁッはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、認めるがらぁあっはっはっはっはっはっはっはっはっはhっはっは、許じでぇぇ!!」 「私が“従順な奴隷になります”って認めた時も……鈴菜様は止めて下さいませんでしたよね? こんな風に! こんな風にっっ!! 私の弱点のワキをっ!! いつまでもっ!! いつまでもっっ!!」 「がひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ、ゲホゲホゲホっっ!! うぎゃああぁははははははははははははははははははははは、ゲホ、ゴホッフヘハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ、だぁ~~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはギャハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!」 「アレっていつ終わってくれましたっけ? 確か私が失禁して気を失うまで続けてましたよね? ヤってあげましょうか? そこまで笑わせ続けてあげましょうかぁ?」 「いぎゃああぁあぁぁ~~っはははははははははははははははははははは、ごべんだざいぃぃぃぃひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ、ゆるじでっっ!! ゆるじでぇぇへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ!!」 「許しませんよぉ? 私は心の底でずっと思っていたんですから……鈴菜様に復讐したいって。それが今叶っているんですから……とことんまでヤってやります!」 「ギヒャハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ、たしゅけてっっへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへホントに苦しいっっひひひひひひひひひひひひひひひひ!! 苦しいんだってばぁははははははははははははははははははは!!」 「そりゃあ苦しいでしょ! 私も苦しかったですから……。でも苦しいのはまだまだこれからですよ~♥ もっと、もっと、も~っっと苦しめてあげますからねぇ~? ほ~ら、コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ~~♥♥」 「ギッッヒイィィィィィィィィヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ、ひぎゃっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!! は、は、腹がっっ!! 腹が攀じれるぅぅふふふふふふふふふふふふふふふふふ!! 笑い過ぎて腹が攀じ切れるぅぅっっはははははははははははははは、ウッヒハヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!」 「ほらほら、足の裏ぁ……手が止まっていますよ? あなたも彼女には相当苦しめられたでしょう? 今が復讐のチャンスですからぁ。足の裏も滅茶苦茶にしてあげて下さい♥」  左右の脇腹にそれぞれ両手を添えて、ムニョムニョと鈴菜の柔肌を揉み解しながら見下ろす美咲の視線にドキリと身体を振るわせたあなたは、鈴菜の壊れんばかりの爆笑っぷりを見て思わず止めてしまっていた手を慌てて再起動を掛けるかのように動かし直した。 「はーーっっひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ、いぎゃっっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、無理ぃィひひひひひひひひひ、無理よこんなのぉぉぉほほほほほほほほほほほほほほほほ、上も下もくすぐったすぎて笑いがどめらんないぃぃぃひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ、ギヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ、んはははははははははははははははははははは、ゲホゲホゲホっ!!」  汗で湿った鈴菜の足裏を縦横無尽に指先でコチョコチョとくすぐる責めが再開されると、彼女はまだ開くのかと驚かせるくらいに口を大きく開いて猛烈な笑いと咳き込みを交互に繰り返し始める。  手も足も枷を引き千切らんばかりに暴れさせているが鈴菜を拘束している枷は無慈悲にも彼女の自由を剥奪させ続ける。  万歳させられ無防備にされた脇腹を美咲にコチョコチョ……  カカト以外が宙に浮いた状態で拘束された素足の足裏をあなたにコチョコチョ……  鈴菜は二人のくすぐりから決して逃れられない。  どんなに咳き込もうが……どんなに腹が捩れるくらいに笑わされようが……彼女には逃れる術はないのだ。物理的には…… 「鈴菜? 随分と苦しそうですけど……今どのような気分ですか? 貴女が苦しめてきた奴隷たちに逆に苦しめられる気分はいかがですか?」  あなたの足裏責めを頬を赤らめながら観察していた恵理が鈴菜の隣に立ち耳元にそのように囁きを入れる。 「はがっっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、良いワケがないでじょうがぁぁっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、ウハヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ、いひぃぃぃ、はひぃぃぃ!! ゲホゲホ!!」 「そうですか? とても楽しそうに笑っているので……てっきりマゾに目覚めてしまったのかと思っていましたが……」 「そ、そんにゃわけあるかぁぁっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、いぎゃはははははははははははははははははははは、ぐひひひひひひひひひ、うひひひひひひひひひひひ、はははははははははははははははははははははは、ぐるじいわよ! ずっどぉぉぉ!!」 「それはそれはご愁傷さまです♥ しかし……そんなに苦しいものですか? くすぐり責めって……」 「ぐるじぃに決まってるでしょっっっほほほほほほほ、ずっと……きひひひひひひひひひ、はひひひひひひひひひひひひひひ! ずっと笑ってんのよ! 息が出来なくて苦しいのよっ!! くひっ!? うひゃ~~っっひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ、いやっっはっはははははははははははははははははははは、そこダメぇぇへへへへへへへへへへへへへへへ!!」 「ふぅ~ん……苦しいんだぁ? へぇ~~~」 「かはっ! きはっ!! いはひゃひゃひゃひゃひゃひゃへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ、そ、それが何んだって言うのよっっほほほほほほほほほ、くひぃぃぃぃ!!? いはっっひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ、だ~~っはははははははははははははははははははは!!」 「いえ……別に大したことではないのですけど……。ただ、この調子で持つのかなぁ~って思いまして……」 「は、はぁ? な、にゃによっ、くひっ!? 何が言いたい――っひは!? ウハヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ、ゲホゲホゲホ!! うげっっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへ、イヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘ」 「実はまだ……始まって12分しか経っていないんですけど……あと半分以上の時間……このまま耐えられるのかなぁ~って……」 「じゅ、じゅうにふんっっ!? う、うぞっっほほほほほほほほほ、かはははははははははははははははは!! まだ半分もいってなかったのぉぉ!?」 「えぇ……もっと言うと、開始してから数分は美咲さんだけの責めでしたので……二人での責めはほんの5分ほどしか味わってはいないんですよ?」 「はぎひゃ!? はがっっっはっっっはっっひひひひひひひひひひ、あぎゃははははははははははははははははははははははははは、そ、そ、そんにゃの嘘よぉぉぉ!! これがまだ5分程度の苦しみなのぉ!? 嘘よ、嘘っっ!!!」 「嘘じゃありませんよ……あと17分47秒……たっぷりと時間が残っているんです♥」 「む、む、無理っっひひひひひひひひひ、もう限界っっひひひひひひひひひひひひ!! もう限界っ!! 限界なのぉぉぉ!! ゲホゲホゲホ!!」 「そう言われましても……ルールはルールですからねぇ……」 「17分もむりぃぃひひひひひひひひひひひ、そんにゃに耐えらんないぃィひひひひひひひひひひひ!! わ、わ、わがっだ! ぎ、ギブよ! ギブする!!」 「はい? 今何と言いました?」 「ギブアップするって言ってんの!! ギブアップよ! ギブアップさせてっっ!!」 「……あぁ~あ……言っちゃいましたね? その言葉を……」 「何でもいいからはやぐ止めでっへへへへへへへへへへへへへへ、このまま続けられると死んじゃうぅぅぅふふふふふふふふふふふふふ、ぎひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!」 「分かりました……では……お二人とも手を止めてあげて下さい」  恵理の言葉に美咲とあなたはゆっくり手の動きを緩めていく。  正直……もう少し鈴菜の足裏に手を触れさせておきたかったという気持ちはあったが、ルールはルールであったため従わなくてはならない。あなたは渋々ながら手を足から離し屈めていた腰を伸びをするように正して目隠しされた鈴菜の顔を改めて見直した。 「かっっはっっ! はひ、あひぃ……げほっ! ゲホゲホッ!! はぁはぁはぁはぁ……」  黒いアイマスクは彼女の汗と涙で濡れ染みが広がり、口元からはだらしのない涎が顎の先まで垂れている。  呼吸をするたび位に肩は大きく上下に沈み、腕や口は小さな痙攣を繰り返し行っていた。 「美咲さん? 聞いての通り……彼女……最後まで耐えられませんでした」 「えぇ……聞いてたわ……情けない。まさかくすぐりに強いとプロフィールにも書いてあった鈴菜が半分もいかずにギブアップするなんて……とても許される事ではありませんね……」  恵理の投げかけに険しい表情を返す美咲。  そこにはもう……“鈴菜に調教を受けた奴隷”という役を演じた彼女は立ってはいなかった。 「こんな状態ですけど……お仕置き……しますよね? 勿論……」  満身創痍の鈴菜を見てそのように答えを促す恵理に、美咲はフン! と鼻を鳴らせて「当然です」と斬り捨てるように言い放った。 「はぁはぁはぁ……む、む、無理ぃぃ……は、はぁ……はぁ……ホントに……無理だった……の……」  今にも泣きそうな上擦った声で言葉を零す鈴菜に、美咲は怒りの眼差しを向けながら彼女の顎に手を添えてクイっと持ち上げるように自分の視線とアイマスク越しの彼女の視線を合わす。 「せいぜい……ギブアップで稼いだ残りの時間でゆっくり休んでおいてくださいね? この後はギブしたことを後悔するような地獄を味合わせてあげますから……」  美咲はそのように吐き捨てるとそのままクルリとあなたの方を向き、先程の脅し文句が嘘であったかのような営業スマイルを浮かべてあなたのもとへと歩み寄った。 「流石です! あなたのお陰で私の悲願である鈴菜からのギブアップを勝ち取ることが出来ました! これもひとえにあなたの責めのお陰です! ありがとうございました!!」  もはや演技などしていない素の状態の美咲に戻ってしまったが、それはそれで彼女の裏事情的なものを知れて嬉しい気もする。 「鈴菜って……ホントにくすぐりに強くて中々ギブアップしてくれなかったんです。いつもは私がギブアップしちゃいがちでしたので、やられたい放題鈴菜にはヤられていましたが、今回でやっとその仕返しをおこなうことが出来ます!」  確かに……美咲の難易度は一番低い設定になっていたのは確かだが、ギブアップの回数もそれに比例して彼女だけが多くなっていたという事だろう。その度に鈴菜に報復として虐められていたという光景が目に浮かぶ……。 「この“目隠しするとくすぐりに弱くなる”っていう特性はあなたが導き出してくれた大いなる弱点です! 今までのお客様はこの攻略方法が無かったため前半部分を成功させても後半部分の責めが効かなくなっていました。だからこれを見つけて下さったのは大きな功績だと言えます! 流石です!」  実際はたまたまの産物でしかないと自分では思っているし、どちらかといえば恵理の方がルールに抵触するかしないかのスレスレのラインで目隠しを取り付けるのを認めてくれたり、責めの後半であえて時間を告げて彼女を絶望させてくれたりとしたことこそが功績として大きいとは思うのだが……  しかし、美咲に笑顔でそう褒められるのはやぶさかではない為、ここは自分の功績として誇らしく胸に閉まっておこうとあなたは思った。  恵理も言葉を発さずに小さな拍手を送ってくれているし……何よりこの達成感は癖になりそうだ。  最大の難関である鈴菜を笑わせ屈服させたという達成感は何ものにも代えがたい。  この快感は性的な刺激以上にあなたの淫欲を満たしてくれる。  正直……下腹部の興奮は収まりがつかない状態だし、もう少し鈴菜をいたぶって興奮していたかったという思いも無きにしも非ずだが……  しかし、これから美咲と恵理によるお仕置きショーが見れるのだ。  自分が関与できないのは残念であならないが、その様子を見ながら興奮を慰めてあげるのも一興であるとあなたは納得を入れる。  恵理が気を利かせ鈴菜の真正面にあなたが座る用の椅子を運んできてくれた。  そこには……あなたの心でも読んでいたかのように、ティッシュのボックスとゴミを捨てる小さなゴミ箱まで添えられ、これからのお仕置きを楽しんでもらおうと至れり尽くせりの準備が行われていた。  あなたはその椅子に腰を落ち着け、改めてこれから二人に処刑される事となる鈴菜の格好を正面から見た。  両手は万歳……両足は宙に浮かされ、弱点の脇腹は伸びきるくらいに引っ張られた格好……  その無防備な鈴菜の身体に……美咲と恵理が手をワキワキして待機している。  時間が来れば、1秒たりとも無駄にしまいと言わんばかりに……  恵理と美咲のお仕置きを見る→#70へ

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