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EX5:そして私は一線を越えてしまう(詩織視点) 「あぁ! 降ろしたわね? 手を……降ろしたわね? 綾ぁぁ!!」  綾のワキをくすぐり続けて10分程が経っただろうか? それとも20分? いや、もしかしたら私が気付かなかっただけで30分は経っていたかもしれない。  いつもは時間を頭の中でも数えているけれど……どうもこの“くすぐり”という行為には私はペースを乱されてしまう。数えようとした時間も途中で忘れ、くすぐる事に夢中になってしまっている。  気が付けば綾は自分を守るために腕を降ろしてしまっていた。あまりにも私の指が彼女のワキを集中攻撃した為堪らなくなったのだろう。綾はハァハァと息を切らせながら涙目で拘束された手を下げ、自分のワキを守っている。 「お、お、お姉ちゃん……ごめん……すぐに万歳し直すから!」  そう言って綾は再び腕を上げようとするが、私はその腕を掴んで万歳するのをやめさせた。 「お、お姉ちゃん?」  キョトンとする綾……。  そんな彼女に私は自分でも信じられないくらいに意地悪な声を低く出し威圧するような言葉を吐いていった。 「腕を下げたら……綾の嫌がる事するって……私、言ったわよね?」  私はきっと今、誰にも見せられないような目で睨んでいるに違いない。この無意識の脅し文句も、頭に浮かんだ言葉が私の意思とは関係なく自然と零れている。 「あ、あの……何を……するつもりなの? お姉ちゃん……」  綾の声は震えていた。私の声が怖いのか……睨む顔が怖いのか……それとも両方か? まぁどちらでもいい。彼女は怖がりながらも胸を高鳴らせている。馬乗りになったお尻に、その鼓動の速さが伝わってきているからすぐに分かる。  悦んでいるんだ……綾は、私に責められて……悦んでいる。 「綾の嫌がる事って言ったら……やっぱりコッチよね?」  私は何かを企んでいる風に一瞬口元をニヤつかせて見せ、その顔を見てますます引きつる表情を作る綾の顔を見ると、馬乗りになった身体をクルリと180度反転させた。  つまりは綾の足の方を向いた。足首をロープで拘束した裸足の足の方を……。 「お、お、お姉ちゃん? ま、まさか……」  綾の声が更に震えを強くする。それに伴って鼓動する心音も早く強くなっていく。 「綾がくすぐられて嫌がる場所は……コッチだもんね?」  私はお腹の上から少しずつ足の方へ向かってお尻の位置をずらしていく。綾が嫌がる“弱点”の方へと手も伸ばしていく。 「ひっ!? お、お姉ちゃん? わ、ワキ……ほら! 万歳したから……ワキの方を……コチョコチョして?」  綾の……悦んでいるとも恐怖しているとも取れる震え声が私の耳に届けられているけれど、私はそれを無視した。  無視して、綾の太腿の上に腰を落ち着け、そこから少し前のめりになって腕をいっぱいに伸ばし彼女の足裏に手を這わせていく。 「ひっ!? お、お、お、姉ちゃん? 私が……そこ……弱いって……知ってるんだよね?」  もう私のお尻は綾の心音を測る事は出来なくなっているけれど、声の調子で分かる。綾は今期待しているという事が……。  弱点である足裏を責められると知って……綾は明らかに悦んでいる。私が足裏に手を這わせていると分かると綾は自分から足を反らせてくすぐり易くしてきている。声も震えているが抑揚が抑え切れない感じで上擦ってしまっている……。  自分の弱い箇所を責められる事に綾は期待していた。嫌がる様に身体を左右にくねらせているけど、嫌じゃないんだ……きっと。 「ほ~~ら、触るわよ~~?」 「いひゃああ!! 触っちゃダメぇぇぇ♥」 ――サワッ! 「んひっ!? うひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ♥♥」 ――サワサワ……サワサワ…… 「ぷひゃっ!! んひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ、お姉ちゃんっっふふふふふふふふふ!! くしゅぐったいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃひひひひひひひひひひひひひひ!!」  私はピンと反りかえった綾の土踏まずの箇所を試しにと言わんばかりに人差し指だけでコショコショとなぞるような動きでくすぐってみた。  すると綾の足指はその刺激に敏感に反応しクネクネと悶えるような動きを見せ始める。背中越しに聞こえる綾の笑い声も指が上下になぞる度に大きくなっていく。 ――ツツツ……サワサワ~~ツツツツ……サワサワサワ~~ 「あひゃぁぁぁひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!! いははははははははははははははははははははははははははははは!! その動きダメぇぇへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ!!」  綾の柔らかい足裏の皮膚。私の人差し指はその皮膚をゆっくりとした動きで撫で回している。 「綾は昔から足の裏を弄られるの苦手だったもんねぇ?」 「はひひひひひひひひひひひひ! ほ、本当にダメなの! 綾は足の裏とっても弱いのぉぉほほほほほほほほ!! あひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ♥」 「その割には全然嫌がってないじゃない。逆に悦んでる様に見えるけど?」 「んはははははははははははははははははは、そ、そ、そ、そんにゃ事ないぃぃひひひひひひひひひひひ! くすぐったいの辛いよぉぉ♥♥ お姉ちゃんっッ♥」 「やっぱり悦んでるッ! いけない子ね……綾は……」 「あへへへへへへへへへへへへ、いひひひひひひひひひひひひ! ご、ごめんなしゃいっ! 綾は悪い子でしゅぅぅふふふふふふふふふふふふふふ!! ごめんなしゃいぃぃぃぃぃ!!」 「そんな悪い子にはもっとお仕置きをしてあげないと……」 「はひ、はひぃぃひひひひひひひひひひひ!! お仕置きぃぃ?? お仕置きっッ!? んはぁぁははははははははははははははははははははははははは♥」 「今から、両手の指全部を使って思いっきりくすぐってあげるから……覚悟なさい♥」 「うひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!? 全部の指が綾の足に当たってくぅぅふふふふふふふふ!! んひゃぁぁん♥」 「ほ~~ら♥ コ~~チョ、コチョコチョコチョコチョ~~」 「んぴっっ!? ぶひゃっっッ!!! うひゃああぁぁぁぁぁあぁあぁあはははははははははははははははははははははははははははははははははははは!! えぎぃぃひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ、ンハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!」 「どう? くすぐったい? お姉ちゃんのこちょこちょは……くすぐったい?」 「あは、あは、あはひひひひひひひひひひひひひ!! く、く、くしゅぐったいぃぃぃぃひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ!! 指がいっぱいモジョモジョしてくしゅぐったいいぃぃぃぃぃぃぃぃ♥♥」 「その割には嬉しそうに笑うじゃない? もっとお仕置きを強めなきゃいけないわね……」 ――コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ!! 「びひゃああああぁぁぁああぁあああっぁあぁあはははははははははははははははははははははははははは!!! 指が早くなっだぁぁはははははははははははははははははは、やめでぇぇへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ!! それ、綾は耐えらんないっっひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ!!」 「ほれほれほれぇ~~♥ お姉ちゃんを誘惑した悪い子にはお仕置きよ。もっと笑いなさい! こちょこちょこちょ~♥」 「えぎぃぃひひひひひひひひひひひひひひひひひ!! あは、あはははははは、あはははははははははははははははははははははははははは!! えひぃぃぃひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひ!!」  私の全ての指は綾の足裏の上を縦横無尽に駆け回り、引っ掻きの刺激を全体に満遍なく与えながら彼女を無理やり笑わせていく。  土踏まずをこちょこちょ。カカトをこちょこちょ。足指の間もこちょこちょ……。  綾は足裏のどの部分を触られても、ゲラゲラと彼女には似つかわしくない大きくて下品な笑いを吐き出していく。こんなに笑い狂う綾の姿を……私は見た事がない。いや、そう言えば正確には今日あの部室で1度は見たのだけど……でもあの時は私も余裕がなかったし、何より妹に酷い事をされているという思いが強すぎてゆっくりと見る余裕もなかった。  でも今は違う。  綾は私にくすぐられる事を望んでいる。  笑い悶え……苦しませてもらう事に悦びを感じてしまっている。  だから私は安心して見ていられる。  綾が……その容姿に似つかわしくない程の馬鹿笑いを強いられ、悶えまくっている姿を……。 「あひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ、いひぃぃぃひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ!! お、お姉ちゃんっっ! 足裏はやめでぇぇへへへへへへへへへへへへへへへ!! くしゅぐったすぎて苦しいよぉぉほほほほほほほほほほほほほほほほ!! お願いぃひひひひひひひひひひ、やめでぇぇぇぇ♥♥」 「あらぁ? やめて欲しいって言ってる割には、足裏をピンと反っちゃてるじゃない? これはどういう事かしら?」 「あひぃぃぃひひひひひひひひひひひひひひひ!! は、はじゅかしいっっひひひひひひひひひ!! それは言わないでぇぇへへへへへへへへへへへへ!! 恥じゅかしいからぁぁぁぁはははははははははははははははははははははははは!!」 「変態っ! 綾のド変態っっ!! お姉ちゃんを使ってまで気持ち良くなろうとするなんて……どれだけ変態さんなのよ! この変態妹っッ!!」 「んはぁぁああはははははははははははははははははははは♥ お姉ちゃんっっふふふふふふふふふふ、もっと言ってぇぇへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ♥ 綾の事、もっと罵ってぇぇへへへへへへへへへへへへへへへへへ♥♥♥」 「変態っっ!! 何が罵ってよっ! こんな変態だとは思わなかったわ! 不潔よ、綾っっ!! 反省しなさいっ!! 」 「ぎひゃあぁぁはははははははははははははははははははははははははははは!! もっと、こひょこひょしてぇぇへへへへへへへへへへへへへへへへへへ♥ もっと綾の事苦しめてぇぇへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ、えへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ♥♥」 「変態、変態、変態ぃぃぃ!! もう許さないからねっ! こうして、こうして……こうしてやるっッ!!」 「むほぉぉぉほほほほほほほほほほほほほほほ♥♥ お姉ちゃんのこちょこちょ凄いぃぃひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ!! あじのうらが、くしゅぐったすぎて笑いが止められないぃひひひひひひひひひひひひひひひひひひ、だぁぁああぁぁははははははははははははははははははははははははははははははは!!」  気付けば私も夢中になっていた。  綾にお仕置きをするという口実を何度も口から吐いては容赦なく妹の足裏をくすぐり責めにしていった。  くすぐりというモノは子供の遊びだったりただの悪戯だったりという認識しかなかった私には、この縛られて無防備に晒された足裏を好き放題にくすぐるという行為が背徳的に映ってしまい……イケナイ事をしているという感覚を植え付けてしまう。  私のくすぐりに敏感に反応する綾の笑い声に、一種のエロティシズムさえ感じられ……無性に責め欲を掻き立てられてしまう。  くすぐって笑わせているだけなのに……身動き取れない様に縛るだけでこんなにもエロティックな行為に映ってしまうものかと、私は改めてこの行為の別の側面を感じ始めていた。それと同時に先程まで責められていた自分の事を思い出すと無性に恥ずかしくなり、勝手に顔が真っ赤に火照ってしまう。  私をくすぐってりながら……理子や明日香さんはこんな風に感じていたんだろうか? などと想像を巡らす度に恥ずかしさは更に強さを増していく。 「綾の足……汗かいてきてるわね?」  指をコソコソと蠢かすたびに足裏の柔肌がしっとりと汗が滲んできている事に気付く。  笑いすぎて疲労させられ……その疲労が汗に変わり足裏の汗腺から綾の恥ずかしい汁を滲ませ始めているのだろう。  指を動かすたびに指先が湿りを帯びていく。くすぐる度にそのうっすらとかいた汗を掬ってきてしまい、私の指先に付着していってしまう。 「あひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ、は、は、はじゅかしいぃぃひひひひひひひひひひ!! お姉ちゃんっっふふふふふふふふふ、恥ずかしいよぉほほほほほほほほほほほほほ、いひぃぃひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ!!」 「ど、ど、ど、どれ……あ、綾の汗の味は……どんな味……かなぁ?」  私はきっと今酔っぱらっている。この異常な背徳感と、恥ずかしさと、綾への責め欲が混じり合って私を酔わせてしまっている。  こんな事……妹の目の前でやるなんて、しらふの私なら絶対に考えられない。しっかりしたお姉ちゃんを演じなくてはならない私には、こんな欲望剥き出しな恥ずかしい姿など綾には決して見せられない……。  でも、私は今酔ってしまっている……麻痺してしまっている。  姉としての威厳を保っていられないくらいに自制心が麻痺させられ……欲望に忠実になってしまっている。 「はひっ、はひ、はひ、お、お、お、お姉ちゃん?? き、汚いよぉぉ? 綾の汗……舐めないでっッ!!」  私は綾の顔の方を振り返って、自分の指先をペロペロと舐めてみせた。  舌先には綾の汗の味が広がる。ちょっとしょっぱくて……僅かに濁った味……。これが綾の味……。 「ムフフ♥ 綾の汗……しょっぱい♥」 「ひっ! や、やだぁ……恥ずかしいから……やめてよぉ……」 「でも……綾の汗……美味しい♥」 「ふえぇぇ? へ、変態……。お姉ちゃんの……変態……」 「これで……おあいこね? 私も……綾も……変態さんだ♥」 「はうぅぅぅぅぅ。なんか……急に恥ずかしくなってきちゃったじゃん……。お姉ちゃんのバカぁ!」 「フフフ♥ でも……恥ずかしくされるの……綾は好きなんでしょ?」 「うぅ……うぅぅぅぅぅぅ…………」 「お姉ちゃんに……もっとイジメられたいんでしょ? 綾は……」 「うぅぅぅぅぅ……んん……う、う、う……ぅん♥」 「それじゃあ、私が綾の事満足させてあげる。だから綾も……私の事……満足……させて?」 「…………う、うん♥」  それからの私は、いつもの堅物で凛とした私ではなかった。淫欲に狂った……ただの獣の雌になっていた。  綾の匂いを嗅ぎたい……。綾の味を味わいたい……。綾の喘ぎ声を聞いていたい……。綾の身体を……感じていたい。  そんな本能的な欲望を満たすだけの獣……。それが私の成れの果てだった。    綾も綾で、私に嬲られ……責め立てられ……イジメられて気持ち良くなっていたようだ。  恍惚な表情で笑い悶え、パンティからすえた匂いの液を滲ませ、何度もブルブルと身体を快感に震わせていた。  私は妹とイケナイ事をしてしまった。  世間様には絶対に言えないような事を……私は妹としてしまったのだ。  学園ではやれ道徳だ、やれ倫理観だと……さも当たり前のようにあのクラブ員たちに説いてしまっていたけど……。  結局、一番倫理観に欠けていたのは私の方だったのだ。  綾の事が好きすぎて……本能が暴走してしまうとは、なんて無様! なんて節操がないのだろう……私は。  でも後悔はしていない。一線を越えてしまった私に……もう怖いモノなんて何もない。  今は楽しみたいんだ……。綾とのこの本能のプレイを。  淫欲を満たし尽す……この怪しいこそぐりプレイを、ずっと続けていたいんだ……。  どちらかが……いえ、両方が果てるまで♥  ……ずっと♥ ―――――― ―――― ―― 「……はぁ、はぁ、はぁ……また、綾が先にイッちゃった……」 「フフフ♥ 綾ったら……本当に変態さんなんだから……」 「こ、今度は……負けないもん! お姉ちゃんの事もこちょこちょしながらイカせてやるんだから!」 「フフ……良いわよ? 綾にだったら……喜んでくすぐられてあげる♥」 「じゃ、じゃあ……腕を上げて……バンザイしてよ!」 「……はい♥ いつでも……いいよ?」 「……むぅ! お姉ちゃん……いやらしい顔に……なってるゾ♥」 「フフフ♥ 綾も……ね?」 「……♥♥♥♥」

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