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またまた、備忘録的にカラーキャリブレーションのTopicを付けておきます。

「正しい色」というのは有って無いようなもので、最終出力先をだれが見るかでキャリブレーションの方法が変わると言えます。

一番良いのは、自分が作業したディスプレイを見てもらうことなわけですが、なかなかそうもいかないので「よき中間点」の色を狙っていきます。

■■■スマホの画面

スマホの画面は多くの人が見ます。今時、印刷物よりスマホの画面を見ることの方が圧倒的に多いです。現状、大正義な最終出力先と言えます。

完成した絵をPC版ツイッターで自分へDMし、スマホのツイッターで確認して大きな差が出なければオッケーです。

■■■印刷物

これはもう電気とインクなのでそもそも色の出し方から違います。

ただ、前の記事のようにキャリブレーションしておけば、ある程度近い色味を出すことができます。絵を描くときに印刷できない色をチョイスしないことも大事ですが。

キャリブレーションで色味を近づけることを頑張るのもいいんですが、最終的に印刷物でモノを言うのは、印刷所さんにお願いして色校正を印刷してもらうことです。

色校正とは、実際の印刷に近い方法で1枚印刷してもらうものです。

色校正を見せてもらい、もうちょっと赤みを抑えたい、といった要望を出して色校正を繰り返します…と言いたいところですが、色校正も1回1万円とかかかります。

オススメは、自前のプリンターやコンビニで印刷し、自分で納得する「色見本」を作成して「これに合わせてください!!」と印刷屋さんを信頼して一発勝負で印刷に出すことです。または、1回くらいは色校正作ってもらってもいいかもしれません。

最初に描きましたが、色の要素がそもそも違うので最初から妥協点を見つける必要があるのが印刷物です。どこまで突き詰めていくか…は、お金と情熱次第、と言えます。

■■■正しい色とは~~~????

以上を考えると、色なんてなんでもいいんじゃね?となりそうですが、i1Displayといった色校正機械が「業界基準」を用意してくれているので、これに合わせるだけで自分のディスプレイを最終出力先へグッっと近づけることができます。

印刷しない人はスマホに合わせるだけで自分の描いた絵に近い物を人に見せることができるわけです。

■■■ディスプレイは良いやつを買おう

パソコンのディスプレイは昔から見栄えをよくするために極端に彩度やコントラストを上げています。安いやつは特にそうです。ノートパソコンの液晶とかもそうですね。

これはどういうことかというと、オレンジが赤く表示されている、みたいな状態です。これで絵を描くと、赤で描いたつもりがデータとしてはオレンジになっているわけです。そういった絵をスマホで大勢の人が見た時、女の子の肌色が黄色くなったりします。

それを避ける為にキャリブレーションは大事なわけですが…安いディスプレイだとそもそも表示できる色が少なかったり、調整範囲が狭かったりして調整しきれないことが多いので、迷ったらちょっと奮発してEIZOの液晶を選びましょう(笑)。

そんなお金ないよ~~;;

という方は、ディスプレイの彩度を落としてみることから始めてみよお!!

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