褐色ダンサー・サーシャの甘美なる堕落 (Pixiv Fanbox)
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ストリップクラブでまず最初に思い浮かぶのはいかがわしいイメージなのではないか。
しかし実際のところは健全なお店がほとんどで、主にエンターテインメントとしての側面が強い。
ポールダンスが行われ、客に向けてパフォーマンスを披露することもあれば、音楽に合わせて踊ったりすることもある。
そこで働くスタッフも将来はプロを目指している者が多く、芸術的要素が色濃く反映されているのだ。
繁華街の中心近くにあるビルにそのクラブはあった。一階は飲食店が並んでいるのだが、二階より上はクラブになっている。
看板には派手な装飾が施されており、入り口の上には大きなネオン管が設置されている。
"Velvet Underground"という名前の店でサーシャは働いていた。
店内では黒い壁紙が使われており、豪華なシャンデリアや赤いソファなどが置かれている。床は大理石だ。
音楽はジャズが流れていて雰囲気はとても良い。
その店の中央でサーシャはポールダンスを行っていた。
褐色の肌に布面積の少ない衣装を身につけている。
胸元は露出していて谷間が見えていた。下半身も前掛けのような小さな布きれしか身につけていない。
豪華な装飾品が揺れる様は気品を感じさせた。
長い手足をくねらせながら踊る姿は妖艶だったが、時折見せる笑顔は無邪気だった。
男性客からは歓声が上がり、女性客からもため息が漏れた。
サーシャのダンスが終わると盛大な拍手が起こった。彼女は満面の笑みを浮かべて頭を下げる。
一礼をして舞台から降りるまで拍手は鳴りやまなかった。
◆
「ふぅ……疲れた」
サーシャは控室で着替えを終えて外に出ると大きく伸びをした。
今日の仕事はこれで終わりだったが、彼女はオーナー室に向かった。
周りには内緒にしていたがオーナーとは恋仲になっていた。
数年前、サーシャが路頭に迷っていた時に拾ってくれた恩人でもある。
彼は優しくしてくれたし、仕事も与えてくれた。だから彼には感謝してもしきれなかった。
付き合ってから数年が経ち、お互いに結婚を意識し始めていた。
そんな矢先に呼ばれたので緊張しながら部屋に入るとオーナーがいた。
彼以外に誰もいないようだった。
(もしかしたらプロポーズかな)
期待と不安が入り混じった気持ちになりながらも近づいていく。
オーナーは神妙な面持ちをしていた。
普段なら優しい表情をしていることが多いのだが……。
何か嫌なことでもあったのかと思いながら彼の正面に立つと口を開いた。
「実は…このお店が買収されることになったんだ」
そう言って一枚の資料を見せてくる。そこにはある企業の名前があった。
"Sinful Nights"このお店のライバル店だった。
罪深い夜という名前の通り、噂では非合法的なことをして経営しているという。
年齢詐称や薬物の販売、性的な接待など様々な噂が絶えない。
サーシャはその店の名前を見てぞっとした。
「どうしてこんなことに……」
呆然とつぶやくとオーナーは申し訳なさそうな顔をする。
そして重々しく事情を説明し始めた。
それによるとライバル店が違法行為をしている証拠を掴んだらしい。
警察に通報したところ相手側が否定し、逆にこちらが告発される形になってしまったそうだ。
事実無根だったが、このままだと営業停止になってしまうかもしれない状況だった。
その際、相手の社長はある提案を持ちかけられたのだという。
Sinful Nightsの社長は告発を無かったことにする代わりに買収の提案をしてきた。
スタッフを路頭に迷わせるわけにはいかないと考えたオーナーはその申し出を泣く泣く受け入れたということだった。
話を聞き終えたサーシャはショックを受けていた。
「そ、そんな……私達はともかく、オーナーはどうなるんですか?」
声を震わせながら問いかけるとオーナーは寂しげな顔をしながら答える。
「残念だけど私はここを去ることになると思う。」
その言葉を聞いてサーシャの目には涙が浮かんできた。
彼と離れたくないという思いが強くなっていく。
「私直接会って話してきます!」
いても立ってもいられずにサーシャはSinful Nightsへ乗り込んだ。
◆
ドアを開けるとカランカランッとベルが鳴る。
「なっ…なにこれ!?」
サーシャは目の前には衝撃的な光景が広がっていた。
『あっ♡あぁんっ♡』
艶めいた女性の喘ぎ声が響き渡る。
サーシャが周囲へ視線を向けるとそこにはバニーガール姿の女性達の姿があった。
いや、Velvet Undergroundでもバーニーガール姿で接客をすることはあったのだが、今回はそういうレベルではなかった。
乳房は完全に露出しており、秘所も丸見えになっている。
まるでいつでも挿入できるかのような格好だ。
中には本当に性行為を行っている者もいた。
客に覆いかぶさり、腰を振りながら大きな胸を揺らしている。
ぱちゅん♡ぱちゅん♡ばちんっ♡という音が店内のいたる所で響いていた。
淫靡な雰囲気に包まれており、性欲を刺激するような音楽が流れている。
男性客達は手頃な女性を見つけては性交を行っていた。
ふと、すぐ近くで男女の行為が行われているのが目に入る。
女性は男性の上にまたがっており、激しく動きながら快楽の声を上げていた。
結合部からは白濁液が溢れ出ている。
「ふふ…♡どうですか?私の中は気持ちいいでしょう?」
たんっ♡たんっ♡たんっ♡とリズムよく腰を打ち付けている。
よく見ると女性スタッフの目が虚ろになっていることに気づいた。
(まさか…薬を盛られているの?)
店の噂を思い出したサーシャは戦慄していた。
すると、彼女の肩に誰かの手が置かれる。
驚いて振り向くとそこにはSinful Nightsの社長が立っていた。
「いらっしゃいませ。……おや?君はVelvet Undergroundの…」
社長はサーシャの顔を見ると意外そうな表情を浮かべた。
「これは一体どういうことなんですか!ストリップクラブではエッチなサービスは禁止のはずです!」
サーシャは怒りながら詰め寄ると社長は苦笑しながら答えてきた。
「誤解しないでほしいな。今日は休業日でね。彼らは個人的に性行為をしているだけだよ」
社長はそう言いながらニヤニヤとした笑みを浮かべる。
「そんなのただの口実じゃないですか!警察に通報しますよ!」
サーシャがそう言うと社長は笑みを深める。
そして耳元で囁いてきた。
「いいのかな?君の店のオーナーの将来は君が握っているんだよ」
(何を言っているの……?)
男の言葉の意味がわからず怪しむように見つめる。
「大方君の店のことで来たんだろう?君が条件を飲んでくれるなら買収の件についてなかったことにしてあげよう」
社長はそう言ってサーシャに近づいてきた。
「……私に何を望んでいるんですか?」
警戒しながら聞くと彼はサーシャの豊満な胸に目を向けながら告げた。
「ここではなんだ。奥のVIPルームへ行こう」
サーシャは促されるままついていった。
◆
「……本当に約束は守ってくれるんでしょうね?」
サーシャは不安げな表情をしながら問いかける。
社長の男は余裕たっぷりといった様子で返答してきた。
「ああ。もちろんだとも。君が協力してくれる限りは、だが」
目の前の男を警戒しながらも承諾するしかなかった。
サーシャはVIPルーム内の中央にあるベッドに全裸の状態で寝転んでいた。
社長の要求というのは性的な奉仕だったのだ。
この男の相手をするだけでオーナーを救うことができる。
覚悟を決めて身を委ねることにしたのだが……。
(オーナー以外の人となんて絶対に嫌なのに)
サーシャは嫌悪感を抱いていた。
しかし、オーナーを救うためには仕方ないと考え我慢する。
(……なんか…さっきからちょっと暑いかも…それに…)
身体の奥底が疼いているような気がする。
この部屋に入った時から妙な感覚に襲われていた。
いや、Sinful Nightsに足を踏み入れた時からだ。
周囲を見渡すとあちこちにお香のようなものが焚かれていることに気づく。
むせ返るくらい甘い香りが充満していた。
そのせいか頭がぼんやりとしている。
サーシャが戸惑っていると社長が話しかけてきた。
「どうかしたかい?」
「いえ……なんでもありません。それより早く始めて下さい。」
サーシャは毅然とした態度で答える。
社長は微笑を浮かべながら言った。
「それじゃあ始めようか」
言いながら社長は自身のズボンに手をかける。
そしてチャックを下ろすと大きく反り立った肉棒が姿を現した。
(えっ……!?嘘……あれが入るの!?)
サーシャは思わず驚愕してしまう。
それはあまりにも凶悪な大きさをしていた。
血管が浮き出ており、ビクビクと脈打っている。
先端からは透明な液体が溢れており、テラテラと光っていた。
(オーナーよりも大きい……こんなの無理だよ……)
恋人よりも一回り以上大きなペニスを見てサーシャは怯えてしまう。
その様子を見た社長は楽しげに笑いながら聞いてくる。
「どうしたんだい?怖気づいたのかな?」
サーシャは首を横に振る。
「い、いえ…大丈夫です。早く終わらせてください」
震えそうになる声を抑えて返事をする。
社長は満足気に笑うとサーシャの上に覆いかぶさってきた。
そして両手を押さえつけると耳元で囁いてくる。
「安心してくれ。優しくしてあげるよ」
そう言った次の瞬間―――
バチュン!!!!!!♡♡♡
「~~~~っっっ♡♡♡!!!!!!!」
サーシャは突然襲った衝撃に声にならない悲鳴を上げる。
あまりの快感に意識を失いそうになった。
たった一突きされただけで全身に衝撃が走り、息ができなくなってしまう。
社長は休む間もなくピストンを始めた。
ばちゅんっ♡ぶちゅっ♡ぶちゅんっ♡
容赦のない激しい抽挿によって子宮口をノックされる。
「おほぉっ♡♡♡♡♡♡」
快感に耐えきれず獣のような喘ぎ声を出してしまう。
(なにこれぇ♡♡♡すごすぎるぅっ♡♡)
サーシャは今まで感じたことのないほどの快楽に翻弄されていた。
パンッ!パァン!という肌同士がぶつかり合う音が部屋に響き渡る。
(おっきくて……熱くて……すごいぃっ!)
子宮口を突かれる度に脳天まで突き抜けるような快楽に襲われる。
サーシャは快楽によって思考力を奪われてしまっていた。
(こ、これっ…♡抜かないとッ♡戻れなくなっちゃう!)
サーシャは必死に抵抗しようとするが、圧倒的な力で押さえつけられている。
さらに、お香の効果で全身が敏感になっており力が入らない。
乳首やクリトリスに触れる空気の流れですら感じてしまい、それだけで軽く達してしまいそうになる。
「まっ♡まって♡今イってるからぁ!んひぃいいいっ!!!♡♡♡」
絶頂している最中にも関わらず容赦なく責め立てられ続ける。
サーシャは舌を突き出しアヘ顔になっていた。
激しい抽挿が続き何度もイカされる。
しかし、一向に終わる気配がない。
社長は興奮しきっており、射精する直前まで腰の動きを止めなかった。
ドチュッドチュッドチュッ!!!♡♡♡ ゴリュッ!♡♡ゴリュッ!♡♡ゴリュッ!♡♡♡♡
「ダメェ♡こんなの耐えられないぃいっ♡イクの止まらないぃいいいいいい!!!♡♡♡」
サーシャはイき狂いながら懇願するが聞き入れてもらえない。
それどころかさらに激しくなるばかりだ。
ずぷぷ…っ♡ばちゅんっ♡ぶっぽっ…♡じゅぷんッ♡♡ぐぢゅんっっ♡
サーシャのお尻に社長の太ももが当たり、下品な音を立てていた。
「こんなの知ったらぁ♡もう普通じゃ満足できないっ♡♡♡♡♡♡」
サーシャはすっかり発情し、自ら求め始めていた。
理性が崩壊し本能のままに乱れる。
そしてついに限界が訪れる。
ドピュルルルーー!ビュッビュー!ビュル! !!!
「おほおおぉぉぉぉ〜!!!♡♡♡♡♡」
熱い精液を流し込まれサーシャは再び絶頂を迎える。
それと同時にサーシャの脳内で何かが弾けた。
ビクンビクンと痙攣しながらサーシャは白目を剥く。
今まで経験したことの無い強烈なオーガズムに完全に屈服させられてしまった。
「ふぅ…なかなか良かったよ。約束通り…って、おや?」
社長は満足げに立ち上がろうとすると、サーシャが抱きついてきた。
サーシャは頬を紅潮させながら甘えた声で話しかけてくる。
「もっと……欲しいです……♡」
その瞳にはハートマークが浮かんでいた。
「はははっ!いいのかい?君はVelvet Undergroundのオーナーと付き合ってたんだろう?」
社長は意地の悪い笑みを浮かべながら問いかけてきた。
サーシャは蕩け切った表情をしながら答える。
「オーナーのことは愛しています。でも……今は貴方の方が……♡」
言いながらサーシャは社長の股間に手を伸ばしていく。
そして肉棒をさすり始めた。
「こんなの味わったらもう他のじゃ満足できません……♡」
そう言いながら肉棒に頬擦りをする。
その姿はとても扇状的だった。
「いいだろう。気が向いたらまた相手してやる。その代わり…分かるね?」
社長はサーシャの顎に手を当ててクイっと持ち上げると目を見つめながら言った。
サーシャはその言葉を聞くと嬉々として返事をする。
「はい……♡これからはSinful Nightsで働かせていただきます♡」
こうしてサーシャは恋人との別れを選んだ。
そしてこの日からサーシャは娼婦として働くことになる。
彼女は淫靡な雰囲気を放ち、男達を魅了していった。
それはまるで妖艶な踊り子のようだったという――