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■5話 一か月たつ頃。レイは既に日中のトイレにも間に合わずまともな青年生活を送れる体ではなくなっていた。 おむつ代もかさみ、布おむつに替えられ足はまともに閉じられないせいで歩くのも困難。何度か逃げ出そうとしたお仕置きにミトンを嵌められ、唯一自分でさせてもらっていた食事まで他人に与えられる生活。まともな神経を失えないプライドを持つレイには耐えがたい生活だった。 そのトドメと言わんばかりに、「お昼間はいつも暇でしょ?逆月には幼児が遊ぶプレイルームがあるから、そこで子供達に遊んでもらいなよ」と倍近く歳が離れた子供たちの遊ぶプレイルームへと連れてこられたのだ。 子供達はいつも「大きなこがおむつを当てられててもいじめたりバカにしちゃだめだよ」と教えられ、自分たちも入院しているのでとてもやさしく楽しく構ってくれる。レイにはそれが逆に羞恥心を加速させる原因にもなっていく。 チヨスケはあらかじめ教えていた自己紹介をさせ、屈辱と絶望に顔を歪めるレイを見て満足そうに微笑みながら部屋から去っていった。レイのその表情をこれからずっと見続けられると考えると、それだけでここにいる意味があると歪んだ気持ちを抱きながら……。 そうして彼は、「次の復讐」へと移っていくのであった。

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