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さてさて前回


『ラブメア』の上下巻を描き切り

『奴隷兎とアンソニー』で消化不良だった

不思議な力でのエッチをやり切った赤月でしたが


その後『女王様はMの奴隷』という読み切り3話を描き始めます

これは『ヒナギクヴァージンロストクラブへようこそ!』という

この後に出す単行本に収録される作品ですが

この作品と同時並行でまた一般紙への持ち込みを再開

するんですよね確か。


この作品に関していうと

女王様のように振る舞っていたヒロインがいつも引き連れている

奴隷として使われている主人公に性欲解消でセックスしていたら

いつの間にか立場が逆転して主導権を主人公に握られるという

お話でした。


このお話のヒロインは実はtosh先生のエロ漫画のヒロインに

とても影響を受けていて、キャラデザが少しそれを意識した感じに

なっています(笑)(作家は常にいろんな人の影響を受けるのです。)

マジでtosh先生当時からうまかったですからね。

ジャンプでも本当に作画が崩れないなぁって

話題になってましたよね。(懐かしい…)



そんなこんなで再び持込を始める赤月



確か上記の原稿を描きつつ何かまじめな魔法少女バトル物

みたいな32ページくらいの漫画を完成させて

あちこちに持込行脚をしていた記憶があります。

(何でこんなの描いたんだろう)(笑)


あ、ってかこの頃はもうデジタルなので調べたら

自分のパソコンに入ってるのがすぐに出てくる…!

タイトルが『磔刑の魔女』…!?(白目)


しかも主人公が男で何故か女体化して魔法少女に

なるという内容…(笑)

見返すと恥ずかしすぎる…!


そういえばこの後の別の持ち込みでもまた男が女体化して

魔法少女になる漫画をネームで描いてますね‥‥( ゚Д゚)

何なんだ一体…w


この頃の赤月は男が魔法少女になるのに

はまっていたようです(笑)


ちょっと画像載せますね

この頃のデータはコミスタなんですね~

恥ずかしすぎるのでちょっと画像小さめのスクショで(笑)






こんなの描いたなぁ~(笑)


見返すと主人公の妹が魔法少女になるはずが

それを守ろうとした主人公がそうなってしまうみたいな展開ですね。

多分その後の魔法少女達に紛れ込む唯一の男の主人公みたいな

ハーレム展開にしたかったんじゃないかなぁ?w


内容が雑誌に載るレベルじゃなかったので

持込先の編集さんしか見てません。マジで供養ですね。

これも描くのに2か月くらいかかってますからね。

たくさんの屍の上に雑誌に載っている漫画家さん達は立っているんですねぇ


まぁ何がダメだったかというと雰囲気漫画だったんですよね。

思うにあまりに内容がないのです。後はセリフがチープ。


特に自分の漫画の問題点は人間の描写がとにかく浅い。

エロ漫画に関しても今後ともにそこは課題ですね。

自分の人間性の浅さが本当に出ています。

その壁を越えられないのを察して一般紙は

一旦諦めたんですよね。

人間性を変えるのって本当に難しいので。

越えられない壁というやつです。


まぁ当時からそれは薄々分かっていたのですが

それでも持込の為に描きました。


ただ一つ大事なのは何か描くという事。

それが漫画家を目指す人の最低限の条件なのです。

それが一番重要。どれだけ内容がなくても。



そしてこの原稿を手に赤月はあちこち持ち込みます。

確かまずは昔からの思い入れのある月刊アフタヌーン

後はこの頃からアプリで出てきていたジャン〇プラス(一応一部伏字でw)

う~ん、後はどこだったかなぁ?

あ!スクエアエニックスさんのヤングガンガンにも行きましたね。

他にも行ったような行ってないような…?

マジで覚えていない…(笑)


大体覚えているのはこの3社かな?


まずアフタヌーンさんでは若い女の人に見ていただきました。

原稿をペラペラと見てもらったのですが

その人は新人だったらしく


「持込にしては画力も高く成人向けでプロとしてやられている方ですし

このレベルの原稿は私にはちょっと判断がつきません。

エッチな描写もちょっとあるし

男性向けだとも思いますのでより判断が難しいです。」

とか言われてしまい。

「上司に見てもらうので後日連絡します。」

「あと、他社にも持ち込まれていますけどもしそちらで担当がついたら

こちらでやる気はあるでしょうか?」


ってな感じでよく分からない感じに(笑)



続いてヤングガンガン。

そう…あのスクエアエニックスです…!

行ってみるとカッコいいビルが建ってるんですよね~

ビルの窓の作りとかもの凄くおしゃれだった記憶があります。

中に入るとセキュリティーカード?みたいなのを渡されて

何か部屋が一つ一つカードをかざさないと入れないんですよねw

さすがゲーム会社ですよね。機密が多いんでしょうね。

セキュリティーがマジでしっかりしてました。


入っていくとこれまたガラスの壁で完全に密閉されてた複数の小部屋があって

その一つに通されました。他の普通の出版社と雰囲気が全然違いましたね。

ゲーム会社のシステムがベースなんでしょうね。


少し待っていると前者とは真逆の豪快な感じの女の人が出てきて

パラパラ読んで感想やアドバイスを色々くれました。

その頃赤月はFF14とかやっていたので


「このビルでFF14も作ってるんですよね?」とか

「吉P(FF14の名物プロデューサー)さんもいるって事ですよね!?」とか

ミーハーな事を聞いてちょっとテンションが上がっていました(笑)

FFに夢中になった世代はスクエアエニックス本社に来たら

そりゃあテンション上がってしまいますよね…w


そして最後に

「もしウチでやる気になったら担当になるのでよろしくお願いしまっす!」

と言われ名刺をもらって帰りました。

ここは業界のいろんな話が聞けて面白かったです(笑)



そして、最後のジャン〇プラス

正直ここが本命でした。

ここで赤月はしばらくネームを描き続ける事になります。


そして…長くなってしまったのでまた次回…!


自分の人生振り返り⑮(ヒナギクヴァージンロストクラブへようこそ!&一般紙敗北編…②)その2』…!


タイトルがラノベみたいにどんどん長くなっていく…(笑)


まあそんなこんなでいつものように進捗画像を載せつつ

次回へ~(*''▽'')



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