『お姉ちゃんに励ましてもらった』 (Pixiv Fanbox)

『お姉ちゃんに励ましてもらった』 ・文字の差分無し ・一枚絵のみ ■登場人物 アルバイト巫女さん 佐藤 楓（サトウ カエデ） ■あらすじ 受験に失敗した……。 この時、頭が真っ白だった。 何度も確認したけど僕の番号は載っていなかった。 あぁ、本当に落ちたんだ と、ただそれだけしか頭になかった。 気が付けば僕は神社にいた。 毎日、会いに行くために通っていた神社に。 遠くに見える見覚えのある人物、幼馴染のお姉ちゃん カエデお姉ちゃんに会うために。 「どうした？確か今日合格発表の日じゃ――あっ」 僕の顔はそうとうひどかったらしい。 元々察しのいいお姉ちゃんには必要のない表情だったかもしれないが。 「こういう時は神頼みさ！こっちおいでよ」 グッと手を掴まれた時、僕の感情が爆発した。 良い大学に行き、良い会社へ就職しそして どんな時も一緒で、いつも僕を励ましてくれた憧れの人 楓お姉ちゃんと結婚する夢を。 お姉ちゃんと過ごすことを。 大好きなお姉ちゃんを僕の恋人にする夢を…!! 引っ張られる手を振り払って力強く地面に踏ん張った。 「どうし――」 「お姉ちゃんの身体を見せてください!!」 「えっ」 「来年頑張れるから!!絶対に受かって見せるからだからお姉ちゃんのおま○こ見せてください!!」 「わー！わー！声おっきいシーっ！シーっ!!」 「お姉ちゃんの！おま――むごむごっ!!」「分かったからわかったから！」 それから数分間の沈黙、荒れた息が整い始めたころ お姉ちゃんがまた僕の手を引っ張った。 僕の顔は相当ひどかったんだと思う。 「よしっ……ちょっと、こっちいこっか」 僕はお姉ちゃんに全力でお願いした。