Home Artists Posts Import Register

Content

「はぁ、とりあえず、お風呂沸かしちゃってるし、お風呂入らなきゃ……。て、お風呂に入るときもこのままじゃないとダメとか、マジ最悪……!」 「それは、大丈夫よ。お風呂に入るときは外してあげるから」  愚痴りながらお風呂場に向かっていると突如として妖精が現れる。  さっきは絶対に外さないって言ってたくせに、突然心変わりするなんて、一体どういうつもりなのだろう。 「ほ、本当に……? 本当に外してくれるの?」 「えぇ、そのつもりよ。貞操帯に汚れが溜まって不衛生になっちゃうのは管理する側としても避けたいから、あなたがお風呂に入るときは、貞操帯を外してあげる」  それなら、お風呂場では何一つ制限を受けずに自由にできるってことになる。  だったら、お風呂場で股間を綺麗にするついでにひとりえっちしちゃうのもありなんじゃないか。とか考えてしまう。 「でも、あなたの両手が自由だと貞操帯を外したときにおまんこでえっちなことしちゃうかもしれないでしょ? だから、あなたの身体をキレイにするときは両手を後ろ手に拘束させてもらうわ」 「え……?」  パチンッ。    そんな思考はお見通し、って感じで妖精がまたも指を鳴らす。  瞬く間に手首の鎖がふわっと消えて、途端に両手が背中のほうへ無理やり捻り上げられる。   「い、いや……ッ、ちょっ!?」  そして、新たに短い鎖が手首の枷から出現し、アタシの両手は背中に密着するように上腕の枷と喉元に嵌る首枷に吊り上げられてしまった。 「ま、マジで……?」  背中に吊り上げられた両手に力を込めても、びくともしない。  ジャラジャラと鋼鉄の鎖がひしめき合うだけで、ほぼ完全に自由がなかった。  おまけに両手を変に動かすと喉が首枷に締めつけられて、さらに息が苦しくなってしまう。 「それじゃあ外すわね」  そんなアタシに彼女は正面から近づいてくる。  どこからか取り出したハート型の鍵を上と下それぞれの貞操帯にあるハート型の錠に合わせて解錠する。  ガチャッ、と解錠された途端に貞操帯は眩いほどの強い光を放ち、キラキラと光の残滓を残しながらどこかしこへ散っていく。  貞操帯に無慈悲に封印されていたアタシの身体は乳首を勃起したまま、おまんこから愛液を垂れ流し、自由を取り戻していた。 「はぁ……何も触ってないのに愛液でおまんこぐちょぐちょに濡らしちゃってるなんて……あなた、ホントに変態ね?」 「う、うるさいなぁ……! あんたが、変な格好させるのが悪いのよ!」  オナニーの途中だったとはいえ、何も刺激を与えていないのに、未だに乳首を勃起させておまんこムズムズさせてることに、アタシも驚いてる。  もしかしたら、彼女がなにかしらの仕掛けを施しているんじゃないか、と勘ぐるけど、 「あなたがえっちを禁止されて感じちゃう変態だ。なんて、私が知るわけないでしょ? まぁ、とにかく身体洗ってあげるから、さっさとお風呂に入りましょ」 「い、言われなくても入りますぅ!」  別にそういうわけでもないらしく、いつの間にかタオル一枚の姿に着替えている妖精に連れられて、お風呂場に入っていく。  とは言っても、一人暮らし用のマンションだから、お風呂場はかなり狭い。  彼女はアタシと同じく背は低くて細身だけれど、一畳半くらいのスペースに女の子二人で入るとなると身を寄せ合うしかなかった。  てか、なんでアタシ、コイツに先導されてるんだろう。 「まずは、余分な汚れを流しちゃうわよ」    アタシが疑問を抱いたところで彼女の行動が止まるはずもなく、勢いよくあふれ出すシャワーのお湯を彼女はいきなり股間にかけてきた。 「あッ……んぁッ、あ……ッ! んぐッ……!?」  それだけで、おまんこから電気が走ったみたいな刺激が全身に伝わってきて、変な声が漏れてしまう。  彼女のせいで冷めきっていたはずの身体がなぜか敏感になっちゃってる。  アソコに手を伸ばしたい衝動に駆られるけど、後ろ手に吊り上げられた手を変に動かして喉を締めるだけに終わった。   「じゃあ、身体洗っていくわよ?」  アタシの全身にお湯をかけ終えた彼女は、すかさずアタシの背後にまわりこみ、後ろから抱き着くようにへその上にボディーソープを塗りたくってくる。 「ん……ッ、あぅ……っ、ぅぅ、ぅん……ッ!」  全身にまんべんなく広げていくようにおっぱいにまで彼女の細い指先と手のひらがやってきて、育ちかけのおっぱいをグニグニと揉みしだきながら、乳首をこねくり回すようにマッサージしてくる。  その手つきはどう考えても、洗っているというよりは性的な目的をもった愛撫だった。 「な、なんか洗い方がえっち、なんですけど……ッ!?」 「全然そんなことないわよ?」  にやけた声音の彼女の両手は、どう見てもアタシのおっぱいをしっかりとホールドしつつ、乳首の先端を下から掬いあげるようにカリカリと擦り上げている。  ビリビリと電気の走ったような刺激が乳首から伝わってきて、刺激から逃げるように肩を動かして耐えるけれど、それ以上に妖精はカリカリと乳首の先端を人差し指で執拗に弾いてくる。 「いや……っ、だって、明らかに触りかたが――ンぁ!?」  込み上げてくる乳首の快楽を我慢していたところで、次はへそのまわりを撫で回すように細指で執拗にくすぐられる。 「はいはい、ちゃんと隅々まで洗ってあげるから、文句いわないの」 「や、やだ……ッ、ちょ……そこ、くすぐったいっ!」  お腹を左右に動かして彼女の指先から逃がそうとするけど、背後から抱擁されていてほとんど意味がない。  愛撫をしてくる彼女の手を抑え込みたくても両手は背中に拘束されているから、それも叶わない。  彼女に好き勝手に愛撫をされるたびに、手足を繋ぎとめる鎖の音がジャラジャラと虚しく鳴るだけで。 「あ、あぁ……ッ、んぁ、だ、だめッ……や、もうやめ――ッ」  じわじわとエスカレートしていく刺激に呼吸が浅くなり、それに合わせて熱を帯びた身体が火照り出し、じゅくじゅくとおまんこが熱くなっていくのがわかる。 「うぁ、あぁあ……ッ!?」  ひとりえっちのときとは違う。  他人から、強制的に与えられていく快感に、さらなる期待を求めて身体のすべてを預けてしまいたくなるような、そんな気持ち良さに襲われる。   「うふふ、こっちのほうはもっと念入りに洗ってあげるわね?」  そして、ゆっくりと彼女の手が股間のほうへと下りていき、内ももをねちっこく撫で回すように上下に動き回り、ゾクゾクとした刺激が股下を侵食して、 「ンんッ、んぁ……ッ!? あ、ソコ、だめ……ッ!? んあ……ッ!? ぁん、ああぁあンッ……!?」  アタシのおまんこの中に彼女の中指が入ってきて、クチュクチュと音を立てながら、膣内を突き上げる。   「うぁッ……!? あ、ぁあ……ッ、んぁ……ッ!?」  期待以上の刺激に、アタシは甘ったるい猫なで声をあげながら、腰を前後にヒク突かせて彼女の細指にすべてを預けていく。 「あ、あぁ……ッ!? い、イクッ……、イ、イッちゃうぅ……ッ!」  そして、絶頂へのカウントダウンが目前へと迫ったころ。  ピタッ。  彼女の指の動きが突然止まってしまう。  おまんこはヒクヒクと動いて、今にもイキたがっているのに、何一つ刺激が伝わってこない。  だから、自分から腰を動かして刺激を求める。  でも、何も伝わってこない。  くちゅっ、くちゅっ。 「ンんッ……!? あ、またぁ……ッ!? んはぁあッ……!? あ、あぁあ……ッ!?」  快楽の波が降りていくところで、彼女の指が再び動き出し、おまんこの中を擦り上げ、今度は左側の乳首のほうもカリカリと擦られる。  さらには後ろから耳たぶを甘噛みされて、うなじから変な刺激まで伝わってきちゃう。 「あぅ、イ、イクぅ……ッ! イ、イッちゃうッ……!」  すぐに二度目の頂点が見えてきて、膣の中をギュっと締め上げる。  けれども、  ――ピタッ。  あと少しのところで、彼女の手がアタシのおまんこから離れていってしまう。 「なんで!? なんでやめちゃうの!?」  ついにこらえきれなくなって、声を上げる。  おまんこが切なくて、ヒクヒクと声を上げてるのに、絶頂目前で何もしてくれない妖精に苛立ちを抱いていた。 「あのねぇ……あなた、えっち癖を治すことをすっかり忘れてるでしょ? 何のためにあなたの両手を背中に拘束してると思ってるの? えっち癖が治るまでイカせてあげるわけないでしょ?」  最初からイカせるつもりがないのに、彼女はアタシの身体に快楽という刺激を与えていたのだ。 「うぅ~~ッ、なによそれえ……ッ!」 「だから、ほら、こうやってイク寸前までは気持ちよくなれるようにマッサージしてあげてるんでしょ? それとも、もう終わりにして、おっぱいとおまんこに貞操帯着けちゃう?」  声を荒げるアタシのおっぱいに両手を添えて、彼女はカリカリと左右の乳首を指先で弾くように刺激しては、ピタリと指を止める。  その繰り返しだけでも、甘い刺激が全身に馴染むように伝わってくるから、もっと、もっと、触って欲しくなる。 「だ、ダメぇ……ッ! やめないでぇ……ッ!」 「そうそう、素直にそう言えばいいのよ」  アタシが涙ながらに懇願すると彼女は嬉しそうに微笑みながら再び愛撫を始めてくれる。  乳首の先端をカリカリと弾いて、おまんこの中をクチュクチュと擦り上げて、時にはクリトリスにもスリスリと指をはべらせてくれる。 「んぁ、あ、ああぁあッ……!? んぁッ、ぅぅ……ッ!?」  けれど、気持ち良くしてくれるのはイク寸前まで。  アタシが身体を震えさせて、どれだけ絶頂を欲しがっても決して最後までは気持ち良くしてくれない。 「ンんッ、んぁ……ッ!? あぁん、あぁあッ……!?」  それでもアタシは与えられる快楽に縋りつくように甘い吐息を漏らす。   「うふふ、イケないってわかってるのに、こんなに必死に懇願しちゃって、ホント可愛い子ね」 「う、うるさいぃ……ッ!」  イクにイケないこのじれったさが辛いのはわかってる。  けど、彼女の指捌きはアタシの敏感なところを的確に刺激してくれる。  他人に与えられる快楽の味はオナニーのときとは段違いだった。  だから、アタシは彼女の細指に縋りつくように甘い声を漏らし続ける。  だって、これが終わっちゃったら、アタシの乳首もおまんこも貞操帯に閉じ込められちゃうんだから。    アタシは最後の最後まで悶々としたジレンマを抱きながら入浴を終えた。  おかげさまで、妖精に身体をタオルで清拭されている間も乳首を大きく勃起させながら、今もえっちなことばっかり考えて、内股をモジモジとさせている。 「……ッ」  アソコに指を伸ばしてしまいたいけど、相変わらず両手は後ろ手に吊り上げるように鉄枷に拘束されているから、妖精に身を預けることしかアタシにはできない。 「さて、身体もキレイにできたことだし、そろそろ貞操帯を着けるわね」  パチンッ。 「あ……ッ」  清拭を終えた妖精が得意げに指を鳴らすと例の貞操帯がどこからか出現した。  アタシの股間とおっぱいの上に滑り込むようにそれらの鋼鉄の装具が被さってきて、ひんやりとした冷たさを纏いながら隙間なく肌に密着する。  何一つ抵抗する暇もなく、最後にハート型の錠がガチャッと施錠音を響かせれば、アタシの股間とおっぱいは見るも無残に貞操帯に閉じ込められていた。  妖精がハート型の錠を開けてくれない限り、アタシはえっちすることができなくなった。   「両手の拘束も元に戻すわね」 「……ッ」  ワンテンポ遅れて後ろ手に拘束していた手枷の鎖も解除される。  両手が自由になったことに、ホッとするのも束の間。身体の正面に下ろした手枷からすぐに鎖が出現し、最初に装着されたときのように短い鎖に手枷同士を繋がれ、股間に嵌る貞操帯のウエスト部分とも連結されてしまう。  上腕の枷とおっぱいに嵌まり込む貞操帯も同じく鎖に繋がれ、アタシの身体はお風呂に入る前と同じように鋼鉄の装身具塗れにされてしまっていた。  これでは、衣類を身につけることもできないし、なにより手足の可動域が制限されて、動くことさえ億劫だ。 「じゃ、がんばってえっち癖直すのよ?」   「ちょ、ちょっとまって! せめて、この鎖だけは外してよ! でないと生活するとき困っちゃう!」  綱のように太い鎖に繋がれた手足をジャラジャラと鳴らしながら、アタシは消えようとする妖精を呼び止めて、少しでも譲歩するように呼びかける。  今みたいに手足を少し動かすだけでも、ウェイトバンドのような重量感がアタシの身体そのものに重くのしかかり、強制的に体力を消耗させてくる。  このまま鋼鉄の鎖を全身から垂らした状態で、夕飯の支度をしなくちゃいけないとか、考えるだけでも嫌だった。 「ダメよ。その鎖はあなたが私に反抗した罰として刻まれたものだから、まだ外せないわ」  妖精は当たり前と言わんばかりにアタシの申し入れを拒絶する。 「そこをなんとかお願いしますって頼んでるの! ね? お願いします、このとおりです!」  だから、両手を合わせてもう一度頭を下げる。  妖精の言うとおり、この鎖は、反抗的な態度をとるアタシを黙らせるための罰なのだとしたら、貞操帯と違ってひとりえっち禁止とは関係がないものであるのは間違いない。  力の差を見せつけられたから、先ほど見たいに抵抗するつもりはないし、アタシが反省の色を見せれば外してくれるのではないかと思ったのだ。  なのに、妖精は呆れたようにため息を吐いてから、目を細めて言う。 「あのねぇ。本当は貞操帯だって装着したばっかりだったし、身体をキレイにするのは明日のお風呂からでもよかったのよ? でも、それだとあなたが可哀想だったから特別に外してあげたの。これでも私は、あなたが少しでも楽に過ごせるように譲歩しているつもりなのだけど、それでも我儘をいうつもりなら、何一つ身動きができない拘束を施してから、あなたを私の住処に連れて行ってえっちな癖が直るまで監禁してあげてもいいのよ? あなた一人だけを神隠しにするなんて私には容易いことだし、あなたがそうしたいと言うのなら、私は迷わず連れていくけれど?」  一体、アタシは何の話を聞かされているのだろう。  アタシはただ、手足を繋ぎとめている鎖を外してほしかっただけで、貞操帯を外すように言ったわけじゃない。  たったそれだけの願い事を強く望むだけで、どこなのかも知らない彼女の住処に連れていかれて、何一つ身動きができない拘束を施されながら監禁されるなど、絶対やばいし、おかしい。 「そ、そんなの、無理に決まって……」 「なら、そのまま一週間がんばることね。あなたのえっち癖さえ直れば、全部元通りなんだから」 「うぅ……っ」  要するに、住処へ連れていかれたくないのなら、アタシの手足を繋いでいる鎖は、貞操帯と同じように一週間装着したままにする。ということだった。  衣類を身につけることもできず、一週間もの間を全裸同然の姿で過ごせ。と強制されているに等しい言葉に何も言えなくなる。  彼女は自分のことを妖精と名乗っているけれど、どちらかといえば、悪魔と名乗ったほうが正しい気がする。 「それじゃあ、また何かあったら様子を見に来て上げるから、ちゃーんとえっち癖直すためにオナニー我慢するのよ?」 「はい……」  光の鱗粉になって消えていく彼女を見送りながら、手足の鎖の存在を渋々受け入れる。  これ以上アタシが何かを言えば、彼女はきっとアタシのえっち癖を直すために、マジで住処へと連れていくだろう。  身動きできないくらい自由を奪われて、一週間何もできないまま、彼女の住処で性活を管理されるなんて、絶対無理だ。  そんな生活を強制されてしまったら、まともでいられるはずがない。  彼女の住処に連れていかれるのは絶対にごめんだった。 「うわ、なんかアソコがムズムズしてきた……」  それなのに、アタシはその妄想を糧に、おまんこをムズムズさせてしまう。  手足の鎖をジャラジャラと鳴らしながら、貞操帯に覆われた股間に手を伸ばして、コツコツと鋼鉄の蓋を指でたたく。  理不尽に囚われている自分の姿を想像すれば想像するほど、自分のおまんこをめちゃくちゃにいじめてやりたくなってくるのが不思議だった。  普通の女子高生であるアタシが、こんなにもアブノーマルな妄想でえっちしたくなるなんて、今までなかったのに――   「うぅ、これだとアタシ……まじで変態みたいじゃん……ッ」  妖精の脅し文句にまで性的な興奮を示してしまっている自分に、侮蔑的な言葉をぶつける。  すると、ゾクゾクっと背中のほうへ何かが足もとから這い上がってくるような感じがした。 「んぁ、やば……ッ、声に出したらもっとオナニーしたくなってきちゃったし……ッ」  ちょっとした自虐を孕んだ言葉を言語化したせいで、性的な興奮を得てしまったらしい。  だから、いっそのことオナニーして、性欲を吹き飛ばしてしまえばいい。と思うけど。  コツ、コツ。  オナニーしようとする指先は、やっぱり貞操帯に阻まれる。 「あぁ……もうっ……!」  ――ありえない。  マジで、ありえない。  永遠に繰り返されるようなこのジレンマが、あと一週間も続くのだ。  これでは、えっち癖を直すどころかさらに悪化してしまいそうだった。  でも、アタシにこの状況を打開する方法は何もない。  全身に装着された貞操帯を外せるのは、アタシに貞操帯を嵌めたあの妖精だけだ。  それは、先ほどのお風呂場での出来事を加味してもわかりきっていること。  だから、なんとしてでもアタシは、この地獄の一週間を乗り切るしかない。  ないのだけど――  後編 https://style-freya.fanbox.cc/posts/4168122

Comments

No comments found for this post.