王者 vs 曲者 ーROUND1ー ② (Pixiv Fanbox)
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王者 vs 曲者 ーROUND1ー ①
リング中央。両者、静かな立ち上がり。互いに肩で誘い、軽くパンチを出しながら、相手の動きを見ている。 一期は鶴丸の動きに警戒しつつも、周りをゆっくり動きながら好機を伺っている。しばらく様子見を続いたが、先に動いたのは鶴丸。ジャブを出しつつ、徐々に前へと距離を詰めていく。しかし、一期はそれを難なく...
ひるむことなく前に出る鶴丸!それを静かにかわす一期。
だが、徐々に鶴丸のスピードが上がっていく。左ジャブが鋭く一期を追う。しかし、一期は冷静にダッキングだけでかわしている。リングを広く回るように避ける一期をなかなか捉えることができない。
更に前に出る鶴丸は少しづつ、一期をロープ際に押し込んでいく。
鶴丸の顔から笑顔が消え、瞳がきらりと光り一期を捉えると、強く踏み込んだストレートが放たれた!
しかし、これも紙一重でかわし、鶴丸の左へと身体を移すと素早く身をひねり、すかさずパンチを打ち込んできた!
さすがの鶴丸もパンチの打ち終わりの硬直から一瞬、反応が遅れた。
咄嗟に上体をそらせたが、伸びのあるストレートは鶴丸の顔面を捉えた!!
このラウンド初めてのヒットに会場が沸き上がる!
鶴丸も予想だにしない思わぬカウンターに驚きの表情を隠せない。それでもダメージはほぼゼロだ。が、このチャンスを逃す一期ではなかった。追撃のパンチが放たれた!
力のこもった左ストレートが鶴丸に襲いかかろうかとした、その時、1ラウンド終了のゴングが打ち鳴らされた!
すんでのところで一期のパンチは止まり、鶴丸の前髪を揺らした。
一期はきびすを返し、赤コーナーへと戻る。体勢を立て直した鶴丸は苦い顔で一期の背中を見つめるのだった。
一期はふっと振り返り、微笑むと小さな声でつぶやいた。
鶴丸の顔がさらにムッとする。プイっと背を向け自陣に戻っていった。
to be continued…
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間が空きましたが、一期vs鶴丸、第一ラウンド終了です。というか、まだ1ラウンドなんですよね(;´・ω・)もう少し描くスピードがあれば、、くっ
今回は動きが出せたのではないでしょうか!次回の展開も練りつつ、頑張っていきたいと思います!!
いつもいいね♡、コメント、ありがとうございます(o*。_。)oペコッ
変わらずご支援いただいている皆さまには感謝いたします。それでは!! ウォータ