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 先の王座決定戦で惜しくもタイトルを逃した南斗に次の試合が決定した。復帰戦というわけだ。しかし、南斗の実力ではなかなか相手が見つからなかった。

 そんなこともあり相手を探していると、聞きなれないジムから試合の打診が南斗の所属するジムに入った。ランキング5位のボクサー、「守屋 鉄士」。奇しくも南斗とは同郷のようだ。


 プロフィールを見ると、戦績はまあまあ、ファイトスタイルはオーソドックススタイル。基本に忠実なタイプらしい。だが、基本に勝るものなしということもあり、直近の三試合は負けなしとなっている。ここまで着実に実績を積んできた選手だとわかる。

 ランキング5位ということで、明らかに格下の選手だったので、南斗はあまりやる気はなかったが、試合はしたかったので二つ返事でOKを出した。


 試合当日。各選手の試合が終わり、ノンタイトルではあるがメインとして、南斗が出るとあって会場は大いに沸いていた。

 開始のゴングとともに、素早く攻勢に出た南斗。あっという間に試合の主導権を握るとまたたまに守屋を打ち据えた!

 それでも果敢に前に出る守屋だったが、ストレートを撃てばカウンターを取られ、強烈に被弾、距離を取るも一気に詰められラッシュを喰らう。ガードを固めるも刺すようなボディが襲う。

 見る間に満身創痍で、顔が腫れあがっていく。強烈なストレートがクリーンヒットし、鼻血が溢れる。

 観客は大いに盛り上がり、守屋に応援を送る者、ヤジを飛ばすもの、南斗を煽るもの様々な声が場内を賑わした。


 劣勢の中でも手を出すことをやめない守屋のパンチが、南斗のほおを掠った!

驚いたのは守屋本人だった。が、わずかな攻撃は逆効果となり、南斗の勢いは更に増すこととなった。


南斗の強烈はワンツーがガードごとヒットすると、ロープまでふっ飛ばされた、がら空きになったボディに深々と拳を抉りこむと、苦悶の表情を浮かべ、マウスピースが顔をのぞかせた。

 強い風を起こった!と思った次の瞬間、視界が跳ね上がった!

 回転の加わった拳から放たれたアッパーカットは守屋の身体ごと跳ね上げるほどの威力を持ち、血しぶき、汗、よだれあらゆるものが弾け、マウスピースは、はるかに吹き飛んでいった。

 意識が一瞬でブラックアウトし、ロープに吹っ飛び、その反動で激しくリングに倒れ込んだ!レフェリーが慌てて駆け寄り、すぐさま試合終了を宣言した!

相手側セコンドは大慌てで、守屋に駆け寄るも、南斗はやり遂げた顔でリングを後にした。この間、わずか2ラウンドの出来事であった。

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 今回はTwitterにアップしていた南斗vs守屋の一戦に簡単にお話を付けてみました。

あと、イラストも少し手直しをしてあります(^▽^)

 最近、塗りかたを模索していて、少しずつですが塗りかたを変えています。まあ、分かりにくい部分ですが、より良いものをお届けできるよう頑張ります(; ・`д・´)v


 ここまで見てくださりありがとうございます!

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これからもよろしくお願いいたします!!  ウォーター

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