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みなさんどうもです!さかいです!

今回も僕が最近読んだ本の紹介をしていきたいと思います!

例によって個人の感想なのでご了承ください…!

では、どうぞ~!



・「イヤな気持ち」を消す技術(苫米地英人)



脳科学の本。

本来、人間の脳は「イヤな出来事」を記憶しやすく出来ている。

それは原始の時代、我々が危険なものにできるだけ遭遇しないように進化していった結果に得た脳の能力だからだ。

しかし現在では過去の辛い思いやトラウマによって苦しみに囚われてしまっている人も多い。

そんな人たちのトラウマを解消する、雑な言い方をすれば「忘れる」ための方法を脳のメカニズムから解説している本になっている。

ざっくりとまとめれば「今するべきことに集中して、ものごとを抽象度高く捉え、そして自己効力感を高めること」が重要だと書かれていた。

嫌な気持ちになる、というのは過去に囚われたり未来を過度に不安視するから起きるのであって、自分の気持ちに素直になって今この瞬間に成すべきことのために選択し行動することでそういった気持ちが湧く隙を与えないことが重要とのこと。

また、スティーブ・ジョブズが自分の作った会社をクビになった出来事は悲劇だが、そのおかげで「トイ・ストーリー」という名作が生まれピクサーという名スタジオが誕生することになった。

つまり「嫌な出来事」というのはあくまでその時点での事象であって、ロングスパンで観測すればそれは「良い出来事」だったとも取ることができる。

このようにマクロな視点で出来事を俯瞰すれば局所的な事象に対して過剰な意味付けをしなくなるので、より広い視野で物事を考えるようにしよう、ということ。

そして自己効力感については苫米地さんの著書ではもはや常連となったエフィカシーに関する話なので、今回は省略。

自分で自分の人生を選ぶということは、人生という先の見えない暗い道に自力で明かりを灯すということ。

それこそが過去や未来に囚われず生き生きと過ごす秘訣なのかもしれない。



・きじかくしの庭(桜井美奈)



青春小説。

恋や友情、人生に悩む高校生とその教師が、それぞれの悩みに向き合っていく群像劇。

ものすごい思春期的というか、自分の気持ちに上手く整理をつけられない様は、どの時代でもある普遍的なテーマなんだなぁと感じた。

不器用ながらも前に進んでいく優しい物語で、ある種の幼さを孕んだ割り切れない感情を描いた一作だった。

アスパラガスが食べたくなる。



・スノーピーク「好きなことだけ!」を仕事にする経営(山井太)



僕の故郷である新潟県生まれのアウトドアブランド、スノーピークの経営論に関する本。

同郷のよしみということで読んでみた。

いわゆる「ファンベース」な経営によって成功している企業の一つであり、ユーザー目線に立ち、自分だったらこういう商品が欲しい、こういう会社がいい、を徹底的に突きつめていくことに強いこだわりをみせていた。

考え方的には自分の理想のプロダクトをとことん追及するスティーブ・ジョブズなんかと近いものがある。

正直、今の僕に足りていないのはこの「徹底して自分の需要と向き合う」という考え方や視点だと思う。

イラストや漫画で言うなら自分自身の欲望や性癖、変態性をこれでもかとさらけ出すことで生まれる「熱」を創出することが、今の僕が抱えている課題の一つだと感じている。

そんな自分に足りない部分を学ばせてもらえる内容であり、活動のヒントをもらえた気がした。

長期にわたって成功している経営者の考えは総じて合理的な場合が多く、それでいてユニークで面白い。



・ずっとやりたかったことを、やりなさい。(ジュリア・キャメロン)



クリエイティビティの本。

子供の頃はみんなアーティストの心を持っているのに、大人になるにつれてその創造性は摩耗し、現実を前に諦念を感じてしまう。

そんな自分の中にある子供心、アーティスト精神を呼び覚ますための本となっている。

「自分には才能がないから」「年齢が行き過ぎているから」等の思い込みを取っ払い、夢に邁進するためのステップを解説していて、実践的で取り組みやすそう。

そして夢の邪魔をしてくる人たち、クリエイターにどうでもいいことで突っかかってくる人の意見を「停滞した自分自身を正当化するための口実」と痛快に切って捨てている様も面白かった。

レッスンを通じて伝えられている本質的なメッセージは「自分の気持ちと素直に向き合って取り組んで」ということだと思う。

やはりクリエイティビティとは自分をさらけ出すことによって発揮されるもの、それに他ならないと感じさせてくれる。

個人的に良いなと思った考え方の一つに「80歳の自分が今の自分を見た時に、そんなアドバイスをするか考えてみる」というもの。

自分を俯瞰するときに人生というスパンで見てみると違った視点で考えることができ、かつ大きな視野で取り組むヒントにもなるので参考にしていこうと思った。

自分の中のアーティストを、大切に。



・論理的思考力を鍛える33の思考実験(北村良子)



思考実験の本。

「トロッコ問題」や「テセウスの船」のようなメジャーなものから、筆者オリジナルの問題までを扱って「考える」ことを楽しむという内容。

思考実験やパラドックスには一般的な正解というものはなく、それぞれの答えとそれに至るまでの過程を楽しむのが醍醐味。

ということで僕も提示される問題に自分なりに色々考えて楽しませてもらった。

いわゆる論理パズル的な内容も収録されており、直感や推論が合理的な答えと合致しなかったりと、なかなかに興味深い。

しかしこういった不合理さもまた人間の持ち味であるとも思うので、それに振り回され過ぎないよう、自分の価値観や思考の癖を俯瞰していけるようにしたい。



以上になります!

今回もお付き合いいただき、ありがとうございました!

なにかの参考になれるなら幸いです!

それでは!

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Comments

aoki1249588

マクロな俯瞰ってどないしたらええんや…って言うのを別の書物に求めたりして延々と止まらなくなりそう。

さかいワカ

それはあるかもしれませんね… 大雑把に「僕の人生なんて宇宙から見たら一瞬の出来事に過ぎないし…」くらいの感覚でいた方が泰然自若とすごせるかも…!?