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まずはシンプルな箱を用いて解説していきます。


①が俯瞰(フカン)構図 ②がアオリ構図です。

今回は②のアオリ構図をもっと深く解説いたします。



遠近感を付ける方法のひとつとして「二点透視図法」があります。

2つの消失点から線を伸ばして箱を描いただけであたかも目の前に高いビルがあるような感覚になります。

(今回は見上げる絵を解説するために視点レベルを地面に合わせてます)



更にリアルに見える「三点透視図法」があります。

3つの消失点の組み合わせで箱を描いてます。

一気に上を見上げている感じが出てきました。



超シンプルな1点透視図法についても解説します。

その名の通り消失点は1つだけです。

(1)四角形の場合

(2)円柱の場合

(3)円柱からカーブのみを取り出しました。

 このカーブは上に行くにしたがって円に近くなります。



人物のアオリ構図

その①準備編で作成したシンプルな土台図を使って解説します。

解説用にかなり強めのパースで描いていきます。

(1)各部位の基準線に①~⑦をつけました。④が中心線です。

(2)一点透視図法をイメージして土台図を変形。足元を広めにして頭部は絞っています。変形はクリップスタジオの「変形ツール」を使いました。

(3)④の中心線がかなり高い位置にきてます。ここが股の位置になります。


ワンポイント編

中心線の取り方

①土台を用意して、②四隅から2つの線を引きます。

③交点が土台のセンターになります。



では狐よゐちゃんを土台に乗せて描いてみます。

(1)ベースイラスト

(2)各基準線に合わせて描いていきます。

 円柱編で解説した「遠くにいくほど円のカーブがだんだん強まる」ことを意識して描くと立体感が出ます。

(3)は完成図です。

 (1)の正面図と比べて足がかなり大きく長くなり上半身は圧縮されたかのように短くなります。

  カメラに近い物体を大きく描くことで遠近感が一気に強まります。


次回は今までの基礎を元に狐よゐちゃんのアオリ構図イラストを描いていきます。


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