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こちらでは基礎となる正面図、側面図、斜め構図の説明をしていきます。

いろいろある描き方の中の一例になります。

人体の基本比率

①全身と足の長さ

股の位置は体のほぼ中心にきます。

(等身や年齢によって多少変わります。最終的には不自然に見えなければ多少違っててもOKです。)


②腕の長さ

手首(C)はほぼ股の高さと同じです。

肘(B)は肩(A)と手首(C)の中心になります。

手の長さは下腕の約2/3です。


腰の括れは(B)の位置に来ます!


③足の比率

股~膝:膝~足:足~踵(かかと)=1:1:約1/3



単純な形から人体を起す

単純化

丸と四角で上半身を描いてみます。

女性は肩幅が狭くて腰が大き目、男性は肩幅が広くて腰の幅が小さめです。



全身の描き方 正面図

①さきほどの比率を元に脚の線を地面まで直線に伸ばします。

②腕も基準線に合わせて追加します。関節部分を球体で描くと楽です。

③パンツラインを描きます。

④脚の詳細については下図をご参照ください。

脚の比率の取り方はⒶとⒷの2パターンあります。両方覚えておくと応用が効きます。

(実は私はなんとなくで覚えていたので、Ⓑについては今回初めて知りましたw)


正面脚カーブの描き方

・外側カーブ(①、②)は膝の中心より上で繋がってます。

・内側カーブ(③、④)は逆に膝中心よりやや下で接続されてます。



間違ったパンツラインの取り方

左図はNGです。足の付け根が変です。これでは足の動きがぎごちなくなります。

デッサン人形がこういう構造になっているので私はデッサン人形をあまり信じてません。

本来は右図のように股関節から足が生えてます。

足の可動部分はパンツラインをイメージすると判りやすいです。

(腕の可動部分はタンクトップをイメージ)



(アオリ構図解説のはずが人体の描き方になっている件(;^_^A

ですが基礎を知っておくと応用が効いて後の作業が楽です。実は私も勉強しながら今回の記事を作成しています。)



全身の描き方 側面図

次に横からの描き方も解説します。

①正面図の横に縦線を引きます。(この線を基準に次から側面図を描きます)

②縦線に後頭部と肩とお尻がくっつくように配置します。

 (壁を背にして立っているイメージ)

③足も直線で引きます。


単純な図形の組み合わせですが姿勢よく立っている姿に見えてきました。



さきほど作成した側面図をベースに腕と足を描きます。

①前回作成した図を元に②腕を描きます。関節を球体にすると描きやすいです。

③側面脚の描き方は下図をご参照ください。


(説明文)

①パンツライン、②膝、③ゆるかやかなカーブ、④下でやや絞る、⑤三角に、⑥プニっと、⑦緩やかなカーブ、膝関節のやや上に引き込む感じで、⑧ここで再度プニっと、⑨足首は細く




全身の描き方 斜め構図

斜め構図は正面と側面の複合系になります。

正面図と側面図の基礎を押さえておくと斜め構図は比較的楽に描けます。

①補助線としてボックス状の斜め図を描いてます。

②腕は比較的楽に描けます。

③脚は真横からみた形に近くなります。


正面、真横、斜めの基礎的な説明は以上となります。

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