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前回書き連ねたテーマは「筋肉」

今回は適当に骨格について書いてみる。

よく絵が上手い、というか人の形が上手い人は骨格がしっかりしていたりする場合が多いみたいなことがある。可動域とか見え方とか。

絵を描いてて思うのは、そういう骨格とか割と無視しても絵って言うのは割と完成して見えるという。逆に骨格というルールに縛られて表現力が狭まってしまえば絵としての魅力も狭まってしまうんです。

人の絵を見ると「骨格がぐっちゃぐちゃだなぁ」と思うことは結構ある。でもその絵は骨格が崩れているからって魅力が消えるわけではなく、むしろ増えるばかり。なんということだ。

じゃあなんで崩れているのが魅力的なのか、これは単純に錯覚も作用していると思う。

斜めに走った線の中央部分が隠されていた場合、その線が実は繋がっているものではなかった場合でも、人はそれを「繋がっている」と見間違えてしまう。それが絵にも同じように作用しているという。

例えば胸の大きい女性がいたとして、その胸が上半身の部分の大半を隠すほど大きかった場合、胸から尻にかけての構造は描写されない。その女性に対して上からあると思われる骨格を描いたときに、どう考えてもおかしい骨格の構造をしている。

でもパッと見た感じでは整っている。

骨格の存在を知らされなければ整って見えるのに、骨格が描写された瞬間におかしいと感じてしまうのは、錯覚が作用している証左になりえるのでは?

まさしく「シュレディンガーの骨格」よ

おしまし

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