バイオハザード3についての思い出 (Pixiv Fanbox)
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ちょっとこれを置いておきます。
これを編集して、ブログに貼るかどうかは、かなり謎ですね。50%くらい。
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RE3がもう来てしまうのです。心の準備なんか出来てないのに。
というわけでちょっと、オリジナルのバイオ3の当時の思い出、印象なんかを語ってみたい。
でもこう、一応先に言っておくと、自分はバイオ3をあんま褒めるテンションにならんのです。
(バイオ3大好きな人は気をつけるように)
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どうもこう、「各バイオの位置づけ」の中でも、こういう立ち位置になっていく。
・バイオ1 原点 荒削り ・・・
でも「一番怖かったバイオ」
・バイオ2 はっちゃけだす 神谷Dのセンス ダブル主人公 弾余りまくり ・・・
「一番簡単でカジュアルなバイオ」
・コードベロニカ シナリオやキャラ、グラフィックの進化など
・アウトブレイク オンライン黎明期のカオスな楽しさ
・4 フルモデルチェンジ 傑作アクションとして生まれ変わる
・5 協力プレイ
・リベ ハクスラが正直本編より面白い
・・・
・・・
などなど、各バイオ、それぞれ進化や特色があったわけですが、
どうもバイオ3は、それが一番弱いバイオなんじゃないかと思ったりするのです。
バイオ全体でもそうですし、
「あの時代」の中でも、なんだかそうなのです。
・ディノクライシスは、リアルタイム3Dで背景の描写をやったりして、視覚的に当時凄みがあった。
そして、雑魚敵がリッカー並に強い恐竜であり、
室内でそいつらと戦うサバイバルホラーとして、新鮮に面白かった、怖かった。
そんな風に、カプコン作品としても、
クソ面白かった バイオ2と ディノクライシスに挟まれています。
グラフィックの進歩も大きかったベロニカからすると、バイオの2から3への進化は、
どうしても地味に思えます。
他にも、パラサイト・イブ2というほとんどバイオのようなゲームも出てきます。 (スタッフバイオだし)
「やりこみ」という点で見た場合、やはりPE2は結構ハマってる人いたのです。
そして、静岡1もありました。
もう、一番怖いホラーゲームは静岡1で決まっていたでしょう。
多くのホラーゲームのパターンが現れ、それぞれ色々特色出してる中、なんだかバイオ3は・・・、
という感じ。 それが確かにありました。
いや、別に決して駄作とか、つまんなかったわけではないのですが。
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つまんないわけじゃないですがー
あえて「一番〇〇なバイオ」というのを無理やり3に冠するならば、
下手すりゃ、「一番怖くないバイオ」ってつくくらいなのではないかとさえ。
実際問題、 「一番簡単なバイオ」が2だというのは自分も分かるのです。
3は、2よりかは簡単じゃないです。
でも、じゃあ2が「一番怖くないバイオ」かというと、そうではないのはハッキリしています。
2は、今考えても、やはり怖がらせ方の工夫を相当している。
それは色んな実況動画を見ててもわかります。
表と裏で、たくみにヒッカケをしていることも確認出来る。
そして何より、 2は「リッカー」というクリーチャーを生み出した時点で、勝ちなのでしょうね。
・リッカーを要所に配置する。 リッカーの吐息がするだけで、プレイヤーはそこを通りたくなくなります。
・リッカーを、忘れた頃に上から落下させてビックリさせる。
これです。
つまり、リッカーは、 「静」 「動」、どちらに使っても輝く逸品なのですね。
そんなことがわかります。
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じゃあクリーチャー面というのを考えていきましょう。
その点で3はどうなのかというと、やっぱりこれがどうも、よろしくない。
3にハンターは、います。 むしろ種類が増えています。
でも、なんかパットしない。 特に強くないし。
出てくるのカルロス編だし、マシンガンですぐ死にます。
一般人の医者に捕獲される生物兵器として、よくネタにされてます。
リッカーみたいな立ち位置の、気持ち悪い虫のクリーチャーは、います。
(そうやって考えると、どっちかというと1のキメラポジか?)
でも、こいつもやっぱりパッとしない。
そもそも見た目の区別がつかない。
ドレインディモスとブレインサッカー、いまだにどっちがどっちやらわかりません。
なんやらグチャグチャしている。
そんでコイツラがよろしくないのは、 なんだか「ローポリ丸出し」だった、というのもあります。
そらPS1のゲームなのだから、みんなローポリのハズですよ、今見たら。
リッカーだって今確認してみると凄いローポリです。
でも、そういう風には当時は感じなかった。
あのリッカーの動きを気色わる! 生々しい!と感じていた。
ドレインディモスたちは、 あの手足の爪が、三角形のポリゴンなのがミエミエだったのですね。
それがひたすらによろしくなかった。
で、3といえば 勿論追跡者なわけですが、
これが自分的には2のタイラントより別に怖く感じた思い出がないのです。
これは、なんでなのかなぁ、というのを考えていたのですが、
やはり3の特色として、
「走り抜け」というのがあるかと思います。
ここでいうこれは、「敵を走り抜けて無視する」という意味ではなくて
「マップの使い捨て感」という意味です。
3は、実際問題、バイオ2よりかは、全マップの枚数自体は、数えたら多いのではないか?と思います。
あのダウンタウンとか、公園とか、
それと、2の警察署だって、流用して追加されていますからね。
それでもなぜか3は、「2よりもボリュームの少ないゲーム」という印象があります。
それは結局の所、3は 2のように警察署内をウロウロしてアイテム探しや謎解きをしていくというよりかは、
各マップを駆け抜けて進んでいくようなところ があったと思うのです。
(勿論3にも荒唐無稽な謎解きやアイテム探しはあったのですが)
なんだろうなぁ。 3は警察署も早々と抜けてしまう印象があるし、次から次へと、別のマップを攻略していく感じがあるのです。
すると、敵の印象が変わってきます。
2の警察署でウロウロしているときに、タイラントが出てくる。
「うわー」と驚く。
「もうでてくんなよー」とウンザリする。
3の町の中でウロウロしているときに、ネメシスが出てくる。
「あーはいはい」
「じゃあこっちのドア抜けますからねー」
なんだかもう、そんなテンションになってしまっていたのですね。
これが、2のタイラントと3のネメシスの扱いの差かと思います。
しつこいネメシスの方が怖いはず、かと思いきや、なんだかあまり怖くなかった。
鍵は案外、室内と屋内、そしてマップのロードにあったのではないかと。
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で、3の特色としてはあとは
・ライブセレクション
・緊急回避
・リロードツール
・オブジェクト破壊
などが2からの進化要素だったかと思いますが、 まぁ、まぁ、という感じ。
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それと3がなんだか地味な点ですが、 ストーリーですね。
ストーリーにも特に何も感じないのです。
確かにラクーンシティは大爆発しました。 それは衝撃的なのかもしれない。
それなのになぜか、バイオ3は、バイオ全体の流れの中で、
とくに「話が動いた」という気がしないのですね。
これは本当にしなかった。
こりゃぁなんでだったんだろうか?
この辺自分でも考えてみたのですが、
どうも、キャラに変化がないと、お話というモノは進んだように感じないのではないでしょうか?
ジルは、? 知ってます。 知ってる人です。 1からいたキャラです。
その人が、生き延びました。 ラクーンシティは爆発しました。
・・・言ってしまえば、 こんだけだからですね。
いくら町が爆発しようが、 キャラに変化がないと、何も起こった気がしないのだなぁ、ということです。
アンブレラも、ウェスカーも、一切出てきませんしね。
まさに、ただ、逃げただけ、という感じなのです。 (だからラストエスケープなのでしょうが)
勿論こんな言い方をするならば、
本当は、2の方が何も起こっていないはずなのですよ。
でも、そんな印象にはなりません。
エイダが出てきたり、 エイダが(当時は) 死んだように思えたり、
シェリーが出てきたり、 シェリーと一緒に離脱出来たり、
それで最後列車で脱出すると、大団円だった気分になるのです。
そういう所ではないのかなぁ と思うのです。
え、カルロスいたじゃんって?
ミハエルとか、かっこいい死に方したじゃんって?
まぁ、そうなのですよね。
何か色々あったはずなのに、なんだか何も起こってないように思えてしまったのは、なんなのでしょうね。
つーことはやっぱカルロスに、キャラとしての魅力や起伏がなかったとしか言いようがないのかと思います。
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・・・
という感じなのですね。 3の総評。
「最も怖くないバイオ」
「最も進化の小さいバイオ」
「最も無難なバイオ」
「最も印象の薄いバイオ」
・・・
バイオハザード3 ラストエスケープは、
「地味な続編」
「無難な続編」 という感じだったのです。
これは当時からそんな印象でした。
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・・・で、なんだよと。
我ながらなんで3のことをこんなに言ってしまうのか、謎なのですが。
実際そういう風に感じていたのです。
でもなんだか、 だからこそ、3のリメイクには期待出来るようにも思えるのですね。
実際RE2の発表があったとき、
「そんなに面白くなるの~」「だって、2って普通に元から面白いし~」みたいなとこありました。
元が傑作すぎて、むしろ微妙リメイクだったら悲しくなるのが嫌なくらいでした。
でも、3はこれが違う。
そして、3がイマヒトツだったのは、 「時代の問題」もあったと思うのです。
今まで挙げてきた原因を考えるならばこそ。
そら、2から3への進化が小さいのはしゃあないです。
PS1後期の時代で、今更、そんなに急にグラがよくなったりしませんよ。
FF7→FF8→FF9 の変化のようなものです。
むしろバイオの背景の技術は、2辺りで止まりますよ。
3が大して怖くない理由として挙げた
ドレインディモスあたりの 要所要所の敵が イマイチ別に怖くない、
その理由だって、 あのPS1時代のローポリ自体に、原因があると言えます。
で、そんなのはPS1で出す以上はどうにもならなかった訳です。
3のネメシスがそんなに怖くなかったのも、
PS1ではマップロードをドアで切り替えるしかなかったかもしれません。
「ネメシスがいくらどこまでも追いかけてくるっつったって、
結局はドアに入っちゃえば、位置関係をチャラにできるじゃん~」
みたいな気分になってくるのは、やっぱりドアの限界だったといえます。
RF3でこそ、本気のネメシスの怖さが出るはずなのです。 シームレス。
タイラントと違って 走ってくるんだから! ネメシスは。
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・・・という調子なのです。
PS1後期という時代の中で、
イマイチ伸びしろの感じられなかった、
イマイチ傑出した良さを出せなかった バイオ3ですが、
今蘇ることで、むしろ、RE2以上の大跳躍を見せられるのではないか?
そんなことを勝手に思ったりもするのです。
「最初にわざとらしく貶しておいて、あとから持ち上げるレビュー」、
そういう見え透いた手法、 みんな嫌いがちだけど、
自分の場合はこれ、ガチです。 「ガチでオリジナルの3の事を軽んじてる」のです。
だからこれ、まじで正直に思ってることなのですね。
だから自分のRE3の期待も、マジモンなんですよね。 本当に楽しみ。
ということでした。
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あとは「マーセナリーズ」の話もするべきなんだよね。
なんだろうね。
2の豆腐やハンクは、当時みんなやってましたよ。 みんな、やっきになって、あれに挑戦してた。
一方、3のマーセはあんま流行ってなかったなぁ。
実際問題、「クリアして終わり」な豆腐やハンクと違って、
マーセの方がゲーム性は上がってるはずなのです。
でも、それが流行るかどうかとは、また別問題なのですね。
あの時間制限が、よくなかったのかなぁ。
つまるところは 覚えゲーではあるのです。
ポイント稼ぎプレイの中で、どうクリアするか、 そこを模索していくゲームなんですよね。
豆腐やハンクのように、
・タイムとかなし!
・ポイント性とかなし!
・キャラ選び、武器えらび、そんなんなし!
・己の身一つで、この難所を突破して見やがれ!!
・・・
そういうシンプルなミニゲームのほうが流行った、というのは、もうちっと考えてもいいことかもしれません。
(てか 友達は、パライブ2の駆逐率100%とかをやりこんでたなぁ?)