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というわけで今月のお題の「アレンジセミ人間」について考えていきます。


(虫とか嫌いな人は、注意、かなぁ?)



アレンジ~というのは前に 「アレンジゼットン」を作ったのと同じことですね。

自分で独自にアレンジを加えたセミ人間を作ったらどうなるか?ということです。



こういうお題は有り難いですね。

これも前にもいいましたが、「自分らしさ」を入れていくことができるからです。

オリジナルの価値。


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しかしこれもなかなか難しい。



ちなみに自分は、勿論? ウルトラQの「セミ人間回」を実際に見たことがありません。

どういう奴なのかはよく分かっておりません。



概要として知っていることは、 「このセミ人間がアレンジされて、 バルタン星人になった」ということですね。


これもなんか諸説あるみたいですね。実際のスーツを改造したわけではないとかなんとか?

でもまぁ、どう考えてもデザインの流用自体は、事実でしょうね。





それにしても 「こういう点でも」、セミ人間というのは興味深いと思います。


「バルタン星人、なんと完成度の高いデザインの星人か!」 そんなことをよく言われている気がします。

しかしそのセリフ、セミ人間の前でも言えるでしょうか? そんな風に思ってしまいます。



バルタンが完璧ということは、セミ人間は不完全ということになるのでしょうか? かわいそう



(相対的に) 「削られたデザイン」というのは色々考えさせられてしまいます。

色々足した方がいいのか?とも。 そうとも限らないだろ?と。

ミロのビーナスみたいなことさえ思います。



ケラトサウルスよりもアロサウルスのほうがかっこいいだろ?と思うこともあります。


引き算の完成度、

引き算の魅力というのもあるはずです。


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とかまぁそんな感じのことを思いつつ、考えていきます。



まぁもともとはこのような、なんだかパジャマ姿のような感じの胴体に、セミの頭が生えている感じですね。



これを自分がアレンジするならどうなるだろうか?




テキトーにガーっと描いていきます。








ちなみにこれ、まずは資料もロクに集めずに描いた感じです。




ここであらためて資料をみて思ったことですが、

やっぱ顔の感じが違うのですね。




自分はひたすら 「セミの顔」を意識してしまっていたのですが、

つまり「こういうライン」






本物のセミ人間の顔というのは、 割とこういうことになっています。

こういうライン。




丸く膨らんでいて、

そして、口吻が二段階にある?感じ。



さてこのへんもどうするべきだか。



元のセミ人間の形状=「バルタンの素」 をオマージュするか?

それとも、 自分が無意識にやりたかった「セミの逆三角形」という点を強めていくか?


バルタンらしさか、セミらしさか。 悩ましいです。






でもまぁこの感じですかね。

このミンミンゼミの感じを活かせば、両方の中間を行けるような気もします。




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どれくらい猫背にするかというのも悩ましいです。



自分にやらせると、すぐ、こんな感じで、猫背になってしまう気がします。

そんでこんな感じの 蝉の幼虫のようなやつになってしまいそうです。どうなんだか。


バイオハザードのキメラ(蝿人間)みたいな感じにもなりそうです。


これとか、もう殆どノミ人間みたいになってるのもあります。



もっと逆に背筋を伸ばすべきなのか?



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ここでまた考えたこと。




どうもこう、セミ人間以外にも、「セミ人間らしいデザイン」というのはあるようですね。




つまさきおとしの人が、つまさきおとしの前に書いてたのがこういうセミ人間の漫画でした。

スーツを来ています。




こんなんがあります。 こんなんも。




なんか知らんけど、世の中には 「セミ+スーツ」というのが定番なのか?と思うほど

そういうので溢れています。

なんでなんだか。 (一日中鳴いている感じが、ワーカーホリックなサラリーマンぽいからでしょうか?)






自分的に、もしも 「セミ+スーツ」方向でデザインするなら、「こういう感じ」↓ですかね。



こういう感じ。

こういう「スラッ」感。 肩とかあんま出さない。 シュッとしてる。



またはこういう感じ。



言葉じゃうまく説明できない。 とにかく「こういう」感じ。


つまさきおとしの人のサラリーマンセミ人間とはなんか趣向が違うのはわかってもらえる筈。



・・・? つまり、なで肩?





でもまぁ、多分、こういう感じにはしないと思うのですよね。


なんでかというと、スーツを作るのが 趣味じゃないからだと思います。


勿論「スーツ着せた版」を別に考えるというのならありなのかもしれませんが。

どうなんだろう。





あんまイカツく、ゴツくせずに、

ナヨっとさせるのもありかなぁ と思っちゃうのですよね。




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あとはセミから人間への進化といえば、 やっぱ自分はセルのことを考えてしまうのですね。





どうなんでしょうね。

こういう感じでバリバリかっこよくしてしまうというのも。


さっきも言ったように

セミ人間というのは引き算の魅力のような気もしているので、あんまかっこよさを足したくない。

難しい。


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あとは、「マタンゴ」のことも考えてしまいます。


なぜならこういうのがあるからですね。




怪獣リミックスのセミ人間が、こういう感じでした。



セミ人間・・・セミ、

セミと言えば・・・冬虫夏草・・・キノコ。


ということでしょう。


だからセミ人間からキノコが生えてくるのも道理です。




前回のアレンジゼットンも、元々は「怪獣リミックスの代理」だったわけですし、

やはりこのアレンジセミ人間も、こういうこと考えないといけないかもしれない。





で、キノコ人間ですが、

まぁラスアスとかもありますが、


やっぱ怪獣とかの系譜で考えるなら、「マタンゴ」でしょうねと。








コレ系の行き着くはては、

ブラッドボーンのほおずきちゃんとかですかね。



いや何を考えているんだろう。




でも本当は、自分的には すきな冬虫夏草って、 (好きな冬虫夏草ってなんだよ)

↓こういう奴なのですね。 実は。




こういう、頭がまっすぐに伸びてデカくなってるようなやつが、なんか好きなのです。


なんか七福神ぽいと思っているんです。 (意味不明)



こういう感じで、面白いデザインが出来たらなぁ~~~。


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今の所、こういう調子です。

まだなんかまとまってないです。



こんなのとかも。

(この、右→みたいな足、ちと見飽きてきたので、

 なんとかして別の感じな足、できないかなぁとか考えてるんですが)





本当に、考えれば考えるほど、難しい気がしてきます。

どんどんドツボにはまっていく。



どういう方向性を目指すべきなのか?



バルタンらしさ?セミらしさ?

猫背?背筋伸ばす?

強そう?弱そう?

クリーチャー系?サラリーマン系?

冬虫夏草生やす?




でも一個固まってるのは、



手をこうする事だけは、なんか決定事項な気がします。

手はもう、セミの手まんまでいきます。


自分はこのセミの手が大好きだからです。

(てか蝉の幼虫が好きです。 モデルここにありますよ)




元のセミ人間も、怪獣リミックスのセミ人間も、

手は割と人間っぽい手の形状してますが、 自分がアレンジセミ人間作るなら、

手は「こう」でしょう。



これで、ちょっとバルタンのハサミっぽい感じには近づくかと思っています。



バルタンのスカートみたいなのを、

セミの羽でやるかどうか、ってのも悩ましい。



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で、コレ以降のメイキングの話し。



今回も、ゼットンの時と同様、

あんまメイキングは載せていかない気がします。


なぜなら、途中でデザインを見せてしまうと興ざめでしょうから。



作り方の方針に関しては、完全に固まってます。


Zbrushでガーッと思うがままに作って、 リトポして、ベイクして、そんでサブスタです。

今回はメタセコでベース作ったりはしません。



(そう言えば去年のときは、Zbrushもサブスタも無かったんだなぁ)(遠い目)





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Comments

Anonymous

よく考えたら、セミって、身近にいる昆虫としては、よく見るとかなり凄いデザインですよね。ただ、セミ人間のデザインを考えた場合、あまりにもカッコ良くし過ぎると、なんかセミというよりカマキリみたいになっちゃうかも知れないですね。あと、もしもNEETさんが国立科学博物館とか、目黒寄生虫館とかに行ったら、一日中楽しめそうだなぁ思います。

byneet

そうなんですね。本当セミとカマキリは案外似てます。手もそうなのですが顔の一部だけみるとあの逆三角形ですから、セミ人間も下手すりゃカマキリ人間みたいになりそうになったりします。 バルタン的な膨らみはそのためにも必要だったのかもしれません。 >国立科学博物館とか、目黒寄生虫館とか 国立科学博物館は、ハンチョーでやってましたね。 寄生虫博物館は、封神演義で藤崎竜が言ってたので、最初に存在を知りました。 すごい行ってみたいですね。 自分が田舎者でなければ人生ってのは全然変わってただろうなと思います。 いや、今自分は自由の身なんだから、いつでもいきゃいいじゃないか、ということなのですけどね。 なんでこう自由なのに自由に動かないのでしょうねw

Anonymous

>すごい行ってみたいですね。 うわ~、俺で良ければ是非とも案内したいですよ! 目黒寄生虫館は一回しか行ったことないですけど、 国立科学博物館だったら何度も行ってるんで、それなりに詳しい自信はありますよ。 今年の夏も、特別展の「恐竜博2019」を見に行きました。 まぁ、俺が何を見たところで、世の中を楽しくするモノは何も生み出せないかも知れないですが、ByNEETさんならあるいは・・・とか考えちゃいますね。

byneet

どうもです。本当に、とてもとても有り難いお言葉なのですが、多分、自分の問題ですね。 本当にここ数年、いや、もう10年単位になってくると思いますが、他人とまともに喋ったことがないので、もう、どうあっても変な雰囲気にしかならないのが分かってしまうのです。 案内されても多分、何も上手く返せず、申し訳ないことになります。 この辺ですね。 やはり、一人でなんとかするしかないのです。

Anonymous

いえいえ、こちらこそ、ByNEETさん側の事情をよく考えずに、 差し出がましいことを申し上げてしまい、すみませんでした。 もしも気が変わられましたら、 その時は、いつでもpixivのメッセージの方にご連絡ください。