蒲田くん品川くんのメイキング (Pixiv Fanbox)
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というわけで書いていきます。
今月のお題は、品川くんです。
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それ以前に一個説明。
今まで、結構な数多くの人から、「品川くんを作れ作れ」って言われてたのに、
なんで、今の今まで作らなかったのか、の説明です。
(ブログでも書いた気がするけど、改めて、ちゃんとした説明)
1.自分はまずシン・ゴジラを、 メタセコオンリーで、ヘボいモデルで作ってしまいました。
(映画公開前、資料も全然無い時期)
2.そして、蒲田くんも、メタセコオンリーで、 映画公開後の興奮のママ、
資料も何もロクに無い時期に、「記憶だけで」、ヘボいモデルを作ってしまいました。
3.しばらくして、2は流石にヘボすぎると思い、
資料も集まってきたので、一回、蒲田くんを作り直しました。
(でもまだ、メタセコオンリーなので、実はヘボい)
4.ようやくスカルプトソフト(Sculptris)や、リトポやベイクを覚えたので、
当時としては、本気で、シン・ゴジラを作り直しました。
・・・という経緯があるのです。
つまり、
シン・ゴジラは一回リメイク。
蒲田くんも、一回リメイクしているのですね。
この状態で、品川くんを、今の技術の状態で作るとどうなるかというと、
シン・ゴジラ ←まぁまぁの出来。
品川くん ←まぁまぁの出来。
蒲田くん ←これだけまだヘボい。
・・・
という状態になります。
蒲田くんだけ、「一段クオリティが落ちた状態」になります。
凸凹です。 不釣り合いです。 可愛そうです。 気になります。
すると、 まーた蒲田くんをリメイクしたくなってしまうに決まっているのです。
そしたら作るの「3回目」ですよ!! 流石に馬鹿らしいですよ!!
そうなるのがなんか嫌なので、 あえて、
品川くんはもういいや~~~って感じで、作らなかったのです。
(てか相当似てるんだから、蒲田くんの改造でなんとかなるでしょ?と思ってた)
(ていうか、「品川くんは誰か別の人が作ればいいじゃん」と思ってた)
(みんながみんなシン・ゴジラばっか自作しなくていいだろと思ってる)
(被るくらいだったら他の人が欲しがってる、無いモデルを作ればいいのに とか)
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・・・という、まぁ、今書いてみても当時の気持ちは良くわからん感じで、意地で作ってなかったのですが、
それでも、予約指定されたら作るわけです。
というわけで、品川くんなのでした。
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というわけで作っていきます。
で、この状態らへんで、一回リトポします。
リトポして、メタセコ上で形を整えてから、
改めてもう一回スカルプトすると。
もう、そういう方針が良いようです。固まってきました。
手動リトポ整理中・・・
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◆ここで一旦、品川くんの形状理解について。
案外、頭の中で思い浮かべていたイメージと、実際の形状が違ってたりするのですよね。
「見返してみると」っていうか、
「静止画」で止めて見てみないと、分かんなかったりします。
例えばこんな感じ。
あれ? ここまで胸のとこ、もうこんなに縦に尖ってて、左右に狭まってたっけ? って思いました。
あと お腹も、横にめっちゃ飛び出てるんですね。 メタボです。
まぁそんな感じ。
手も、イメージよりダイブ小さいです。
とにかくこのイメージがあったんですが、 案外劇中では変わってきてます。
つーかしっぽも全然違うんだけどね。
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てか、 「ジ・アート・オブ・シン・ゴジラ」読み返せって話なんですよね。
自分もあの鈍器は持ってますよ。
でも、持ち出すのがホント大変なんですよね。あれ。
だから億劫なんです。 (宝の持ち腐れ)
自分でも読み返すの大変なので、もうスクショとろう。
でまぁこんな感じなのです。
しっぽに顔ができ始めてるのはわかった。
えーでもこんなに足太いの!???? そんなだったっけ??
イメージ違う。
悪いけど自分は↓「この感じ」でやりたいです。
こっちのがいいじゃん。
・・・というわけで、
まぁ基本はジ・アート・オブ・シン・ゴジラ。
でも足だけは細くアレンジする、って感じで行きたいです。
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リトポが終わって整理ができると、
こういうことがやれるようになります。
こうやってラインをあとから増やして、背中の部分のトゲトゲを作っていきます。
素材も揃いました。
背びれのベースとかはメタセコで素で作りました。
で、こんな感じになってくるので、
こっからスカルプトしやすい、と。
こういうのをSculptrisオンリーでいきなり綺麗には作りづらいので。
UV展開。
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そしてこっから
本番のスカルプトになっていきます。
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ベイクまで終了。
彩色前。
歯を配置してみます。
ぬあー
なんかしょぼいなぁ。
後付にして重ねてるのが、あんま良くない気がする。
どうすればいいのだ。
結局こういう追加の凹凸を描いていくやつをやりました。
んで延々と調整して、なんとかこんくらいの所まで来ました。
こっから彩色です。
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というわけでサブスタです。
うおー
まぁこれだけじゃ蒲田くん風。
(てかこれで蒲田くんになるんじゃないだろうかと)
ぬおおー
やっぱ凄いよサブスタ。
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で、やっとここまできた。
ようやく背びれの組み立てということになります。
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蒲田くんを変形で作ります。
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この、ちょっと顔になりかけている品川くんのしっぽを、
モーフィングで トゲトゲしている蒲田くんのしっぽにするわけですが、
こんな感じでやっています。
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中央の背びれの列、 左右非対称感を多少出そうとしています。
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でこんな感じになりますとさ。
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ボーン入れ