Home Artists Posts Import Register

Content



今月、ある方に頼んで作ってもらってた MADがあるのです。

自分発案のエヴァMADなのです。

それが完成しました。



まずはまぁ、それを見てってください。



https://www.nicovideo.jp/watch/sm39364386

ニコ版


youtube post: ppNOfFh1-Es

つべ版





───────────────────────────────────────────────────


で、これについてなのですが、

せっかくなので 

ここだけの制作裏話

みたいな話ができるなぁと思いました。



そもそもの、これを作るにあたっての経緯とか、自分の初期アイディアとか、

そういうのは、既にブログに書いてます。




で、実際の工程としては、


まずは仮の動画を送ってもらう。

自分が最初から最後まで修正案をだしまくる。

それを受けてまた、修正版を出してもらう。


「このループ」を何度も何度も繰り返して、このMADは完成しているのです。


そこでの

「自分が送ったDMを全部そのまま晒してみる」、というのはどうだろうか?と思ったのです。


DMを貼り付けることでそのまま制作過程とする、ということです。



自分のDMを貼り付けまくるという超雑なやり方ですが、

でも、「色々」伝わると思います。




もし何も見なかったら

「ああ、こんな感じのMADなのね」 で済ませてしまうかもしれませんが、


これを見た後だと、 

これくらいのMADを作るのにだって、実はその裏には これほどまでの

試行錯誤、リテイク、

アイディア出し、葛藤、取捨選択、妥協、追求、直感、天啓・・・ 

・・・

いろいろなことが起こっているのだなぁと、

その結果の到達点が、これなんだなぁと、


そういうことが分かるようになるのではないかと思ったりします。


そういうことを感じてほしかったりします。


───────────────────────────────────────────────────

自分の鬼DM晒し









───────────────────────────────────────────────────

ここで最初の「仮動画」が送られてきます。

それを受けてのダメ出しと、アイディア埋めがまた延々と続きます
















(ここでの「本物」というのは「kindle版の」、という意味ですね)

(まぁ、紙の本だったらもっとアップに耐えたのかもしれません)








───────────────────────────────────────────────────

ここで二回目の仮動画が完成します。


間奏シーンで44Bが行進している要素などがアドリブで挿入されて、

自分は大喜びします。

でもまだまだ抜けは多い段階です。







動画のタイトル案を考えています。








(まぁこういうところですね 

「これは8話じゃない、22話の素材のほうがいいんだ」

「これはOPじゃない、14話の瞬き素材を使うんだ」

「ここは序じゃない、14話のこれを使うんだ」

そういう指示は、自分だからこそ出せたと思っています。








───────────────────────────────────────────────────

ここで3回めの仮動画が上がってきます。

色々進んだのですが、逆にまだまだ遠いのかな、ということも見えてきたかと。





(でも最終的には「そのくせ」のシーンはシンのにらみあげるシンジくんになったんですよね)



二回の間奏をどうやって乗り切るかのアイディアを考えています。













───────────────────────────────────────────────────

これらの案と修正を盛り込んで、

4回目の仮動画が出来てきます。

かなり一気に固まった感じがしたはずです。









「私は子供に産まれなくて胸をなでおろしています」の

シーンにすごいこだわりがあるようです。





(これで直してくれというのは無理がありますね)






割とこういうことがとても大事だと思っています。



───────────────────────────────────────────────────

ここで5回目の仮動画です。

間奏などがだいぶ固まってきます。


自分の修正案も、更に長く細かくなっていきます。








(投稿日のタイミングを気にしているようです)



送られてきた若ゲンドウのシーンは、

自分の提示する16ビートではなく8ビートみたいになっていました

自分は倍のテンポに固執しています。


若ゲンドウのラッシュが決まっていきます。


(これ、今思えば微妙な指示だったかと思っています)

(ここはハメなくてよかったかも) (露骨すぎるのかな)





───────────────────────────────────────────────────

ここで6回目の仮動画

もうほとんど固まっています

あとは本当に投稿までの微調整







───────────────────────────────────────────────────

ここで7度目の仮動画

だんだん指示も少なくなってきます


で、これを直して投稿ということになりました。



で、こういう話をしています。


まぁ、消されても満足感は残る、というのが

このようにお金で解決した場合のメリットかと思ったりします。

お互いに、損しないのですよね。何故か。


そしてこの「DM晒し」の話を自分から提案しています。



で、あとはタイトルとか動画投稿文とかのアイディアとかも出しています。

そういう感じでした。


───────────────────────────────────────────────────

・・・で、こんなDMを見て何を感じるか。



とにかく

タイミングの修正とか素材の提案とか

こんだけ実は出しまくってた、ということです。

あのブログの文章だけじゃなかったのですね、と。


これだけ出してる、ということでもありますし、

逆にいえばこれだけの指示でも、あれだけの動画が案外完成する、

ということでもあります。





まぁ、本当に無茶ぶりと言うか、右往左往させてんな、と

後から見たら自分でも思いますね。


でも、結果うまく行ってんじゃん、とは思っているのです。



自分の中に理想形というか完成形みたいなのがあって、

その「正解」に着くまで延々と駄々こねてる、みたいな感じでもあります。

でもそういうことかと思ったりもします。




本当に変な話、

「監督業」ってこういうことなんじゃないかと 

一種、勝手に分かった気にさえなったりもします。




「こここういう風にやっといてー」と、指示を投げる、


現場から絵や素材が届いてくる、


それをまた、タイミング指示とか出して編集していく、


出来たものをまたダメ出ししたり、直していく・・・




これを延々とやるのですね。

気持ちよくなるまで。



そういう過程でした。


(YouTube)


Files

Comments

Anonymous

もうただ一言。 何処ぞの監督レベルの指摘じゃないですかwww いや実際凝りまくる監督さんなんかはマジでこんなのりなんだろうなあという感じで見てました。 だからこそ素晴らしい作品も生まれるのかとも感じました。 どちらもお疲れさまです。

byneet

どうもです。伝わったなら嬉しいです。 直接自分で編集してるわけではないのですが、 まぁだからこそ指示が増えてしまうという部分もあります。 それで何度も見返すので 頭の中で本当にゲシュタルト崩壊するのですよね。 あれこれ気持ちいのか?面白いのか?と。 完全に絞りカスみたいになってしまうのです。 客観的な意見が欲しくなるって気持ちもなんか分かってきます。