今週のラフ (Pixiv Fanbox)
Content
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・・・参った。
腹ごしらえの済んだぺこらがこんなに元気だとは。
ジェットコースター、4Dのアトラクション、3Dのアトラクション。
スリルたっぷりな乗り物のメドレーに、まだお昼すぎというのにぐったりしてきた。
無尽蔵の体力に恐怖すら憶える。
途中に買い食いを挟み、アトラクション。
買い食い、お土産屋、アトラクション。
休む暇なく既に疲労困憊だ。
ただ、ぺこらのはしゃぐ姿を前に休もうなどと言えるわけもない。
・・・というよりも言いたくない。
ぺこらの楽しくはしゃぐ姿を見ると心が洗われるからだ。
半日でテーマパーク中を網羅したのではなかろうか。
「あー楽しいぺこ」
それはよかった、と自然と嬉しくなる。
するとぺこらがきゅっと踵を返し
「ねぇ、あんたはここ行きたいとかないの?」
流石にやりたい事も尽きてきたのか行動の選択肢がこちらに委ねられた。
正直言えばゆっくり休みたい。
休みたいのだが、その時間が惜しくも感じる。
うーん、と逡巡する。
そういえば今の季節はハロウィンだ。
その季節だけやっているアトラクションにまだ行ってなかった。
スリルが好きならばうってつけだろう。
「お化け屋敷ぃ?」
きょとんとした顔でこちらを見る。
「あんた、ベタぺこだよ!デートでお化け屋敷って!」
ファッファと笑う姿にムッとする。
「ぺこーらがビビってしがみつくとおもったわけ?そんなわけねぇぺこだよ」
確かに、言われてみればベタ中のベタだ。
少女漫画でも読んでデートコースを決めたのかと思われても仕方ない。
・・・とはいえ少々ひどくないだろうか。
恥ずかしさといら立ちが交錯する。
「なにしてんのあんた、いくぺこでしょ?」
きょとんとし、どこへ?と尋ねる
「あんたがお化け屋敷行きたいって言ったんでしょ!」
あれだけバカにされていれば行かないものと思ったが、よくわからないものだ。
出入口はホラー映画のキャラクターが仁王立ちしている。
まぁ、正直言えば外観は怖そうにはない。
そこ意地の悪いニヤニヤとした顔で「あんた、あんまり暗いからってベタベタ触んなぺこだよ」と釘を刺される。
そんなつもりもないと言いきれないのが悔しい。
入ると映画の内容をなぞる様に追体験するアトラクションという事がわかった。
ただ、少し油断していた。
薄暗く、演出もこっていて、想像していたお化け屋敷よりも何倍も迫力があった。
バン!という物音や雷のなる音で巧妙に脅かしてくる。
その度にひっという小さな悲鳴と共に、小さな身体をビクっとさせているのが薄暗い中でもよくわかった。
「結構雰囲気あるぺこじゃん・・・」
震えた声で強がっているのがわかる。
あれだけ、たかがお化け屋敷とイキっていたのに怯えているのが内心気持ちよかった。
ただ、一方的に脅かされているだけがこのアトラクションの怖さではなかった。
先へ進むために物に触れないと行けない場面があったのだ。
「え、あんたやってよ…」
何を言う。
ここまで来たのだ。ここは目一杯アトラクションを楽しんでもらう。
「うそぺこじゃん、ねぇ…」
多分自分は今ニヤニヤしてるだろう。
二度目に断ろうとすると、袖に重みを感じる
ふとそちらに目をやるとー
お願いしますと言わんばかりの顔で袖を引かれていた。
目には涙を溜め、もう無理だとギブアップに等しい態度。
「ねぇほんとに無理・・・おねがいぺこだよ・・・」
そんな顔でしおらしくされたら嫌でも心が動く。
だが。
ここで曲げたら負けた気がする。
腕を掴み一緒にやりましょうと強引にギミックに触らせることにした。
その瞬間ーガシャンという大きな音と共に殺人鬼のキャラクターが飛び出てくる。
「ーーーーーーっっ!!!!」
悲鳴とも咆哮とも言える声をあげ腰を抜かす。
さしもの自分もかなり驚いたし無理はない。
焦点は合わず、首をもたれさせ、口をぱくぱくとしている。
流石に申し訳ない気持ちが芽生える。
とにかく出なければ。
ぺこらを誘導しながらどんどん進んでいく。
もうタガが外れたか、何か起こる度に悲鳴で耳が痛くなる。
ようやく出られた時には、入る前の元気はどこへやら。
先程の自分と同じくらい疲れた様子だった。
多少なりとも恨みを買っただろうか。
謝罪の意味を込めて美味しいものでも食べに行くことに決めた。
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表情で最初になやんだやつ
怯えながら前に進むってイメージだったんですが、どうせならこっちを見た方がトゥンクするかなって思ったので先程の表情にしました💪
USJのお化け屋敷って調べたらハロウィン限定であるみたいなんですが、行ったことないんでようわからんですよ
動画やニュース記事見て雰囲気だけで書いたのでニュアンス違ったらすまんっ!こ。
余談
実は一番最初に書いているという噂のこの余談
Amazonセールで何買いました?
僕はWacomの液タブを買ってしまいました…!いえいいえい!
ぺこちゃんのあの無駄にしっぷりを見て「あー液タブっていらねぇんかなぁ」とも思ったのですが、もう10年くらい使ってるintuos4ちゃんもそろそろいつ限界になってもおかしくないので液タブデビューすることに決めました🥰🥰
Intuos4ちゃん、壊れたら買い換えようと思ってたらずっと壊れないんですよね。
個体によって耐久に差異はあるのですが、全く使ってない液晶部分の表示がおかしくなる程度でバリバリ現役です。
やっぱりペンタブはWacomやで〜 耐久性と性能が桁違いですよ。。
中華タブは性能と値段はコスパいいですが当たり外れが怖いんですよね。安かろうよかろうというか。
ちゃんとしたものを買いたかったので満足です✨
そんなこんなで楽しくお絵描きライフを送りたいまごさんでした😌
使いこなせなかったらどうしようとかは考えないのさ!
さらに余談
意識高いと思われたい時の読書デッキは宮沢賢治で音楽はチャイコフスキーです(どっちも超にわか)
太宰治とか夏目漱石も人間が描かれていて好きなんですが、宮沢賢治の作品は童話的な美しさがあって好きなんですよね。
タイトル全然出てこないですけど、短編とか読んでて可愛くてよきです。
ネズミとりの話だったかな…
わりと小さな世界観なんですけど、夢の話みたいでちょっと現実的で不思議な感じがした記憶があります。
チャイコフスキーも妖精が跳ねるみたいな可愛らしさと展開の広さで聴いててワクワクします。
くるみ割り人形が特にすき!(そのほかも聞いてるけどタイトル全然出てこん)
なんとなくどっちも小柄で飛び跳ねて可愛いぺこちゃんに通じるものがある気がする😉
こうやって考えるとひたすら可愛いものが好きなんだなぁ、自分。