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度重なる被虐により魔力の大半を奪われ、

一時的に意識を闇の中に落としたなのは。


次に気が付いた時には、少女の身体は全ての衣服をはぎ取られた状態で

冷たいコンクリートのベッドに拘束されていた。



「う…ん…身体が…うごかない…」


疲労感から、力を込めることもままならない手足を

弱々しくも持ち上げようとするが、拘束具によりピンと張られた四肢は

わずかでも動く気配を見せなかった。


「気が付いたようだね」


その声の方向へ視線を向けると、相変わらずの薄笑いで

少女を見下ろす男の姿があった。


「…っ」


わずかに膨らみを見せる双丘や、他人に見せたことの無い無垢な秘部すらも

隠すことを許されず、男の好奇の目に晒すことに、少女の白い頬が痛々しい程紅く染まる。


「あれだけ魔力を吸収してもまだ枯渇しないとはね

まだまだ楽しませてもらえそうだよ」


性に未熟な少女にとって、恐ろしい程に苛烈な攻めを与えておきながら

その手を緩める気配を見せない男に、小さな身体をふるふるとか弱く震わせるなのは。


「ふむ、君は素肌を私に見られることに強い羞恥を覚えているようだね、

ならば、こういう趣向はどうだい?」


男はそう言うと、ポケットから小さな赤い玉を取り出す。


「そ、それは!?」


「そう、君のインテリジェントデバイス、確か名は『レイジングハート』と言ったか」


男の指に摘み上げられていた玉は、

少女と共にいくつもの戦いを切り抜けてきたパートナーであった。


「レイジングハート!大丈夫!?」


自身の状況すらも忘れて必死に呼びかけるなのは。


この研究所に拉致されてから、幾度も呼び続けて、

応答が得られなかった相棒は、今なのはの眼前にあっても沈黙を続けていた。


「君が意識を失っている間に、解析させてもらってね、

このデバイスの全ての権限は私に委譲させてもらったよ」


勝ち誇るような笑みで、手のひらでレイジングハートを弄ぶ男。


「そんな、レイジングハート!お願い、応えて!!」


その声に、小さな玉から返答が返ってくることはなかった。


「レイジングハートまで…ひどい…」


自分だけでなく、大切なパートナーまで汚された気がして、

少女は更なる絶望に身を震わせた。


「さて、このデバイスには君の衣服のデータが収納されているはずだね」


確かに、なのははあまりの衝撃的な状況ですっかり忘れていたが、

魔力さえあれば肌を晒す前にバリアジャケットを解除して

私服に戻ることもできたはずだ。


「今はそのコントロールも私の思い通りになるという訳だ、こんな風にね」


男がレイジングハートに合図すると、なのはの身体が光を放ち始めた。



「!?」



一瞬の後、現れたのはバリアジャケットを纏う前に着ていた私服だった。

空気と男の目に触れていた素肌が隠れて僅かに安堵したが、

男の意図が読めずに困惑するなのは。


「言っただろう、君は素肌を晒すことに羞恥するようだ、と…

ならば次は羞恥がどれ程魔力のガードに影響を及ぼすか、実験をさせてもらおう」


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