【完結記念！】オリジナル漫画連載までの裏トーク！（１） (Pixiv Fanbox)

ご支援ありがとうございます

今回は先日ついに完結した『灰の双子は白黒つけずに世界を救います。』の

連載までを振り返る記事になっています！

普段読者の皆さんは完成版しか目にすることがないと思うので、こんな経緯で作品が生まれたんだ！というのを（一例として）楽しんでもらえたら嬉しいです～！

内容については灰の双子の内容には一切関係がありませんし、出版社さんにはお問い合わせなどなきようお願いいたします😊

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さて、振り返るは2018年中旬。

前連載である『箱庭王国の創造主サマ』のクライマックスを連載しながら、もそもそと次連載の準備をはじめていました。【新連載】という名前のテキストファイルの最終更新日時がそれでした。働きものですね。

『箱庭王国』で作家としてのメッセージをわりとガッツリ載せられたな、と満足した七桃は、次回作でやりたいことが決まっていました。

「異能力バトルがやりたい…」と………。

箱庭王国ではあまり技名や能力を披露できなかったのでその反動と思われます（と言いつつ、パンデモ側のキャラはガッツリ異能バトルでしたね…）。

そこでいくつかアイデアを出して企画を立てていきます。

何個か小粒なアイデアはあったのですが殆どがまとまらず、最終的にプロットにまでこぎつけたのはこちらの案でした。

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【新連載案】

　冒頭、大規模な英雄同士の戦争から始まる

　さぞ名のありそうな青年や女性が名剣や魔法を振るう

　だが『英雄喰い』と呼ばれる、あらゆる能力を「食う」能力を持つ主人公が介入

　すべての力をかき消し、戦争は集結した

　戦争が終わり平和になった世界では『英雄喰い』は不要の存在

　辺境の地に捕らえられ、餓死しかけていた

　そこへ現れたロリ校長は彼の力をかい、英雄専門学校にスカウト

　次代の英雄を育てよ

　代わりに力を分け与え、飢えから救ってやろう、と

　このまま捕まっているくらいなら、と主人公は提案を受け入れる

　英雄喰いという身分を隠し、学校へ

　そこは次代の英雄を育てるための学園だった

　空腹のあまり徘徊する主人公

　そこで、ヒロインとの出逢い、ハプニングが巻き起こる

　ラッキースケベの拍子にヒロインは主人公へ魔法を打ち込んでしまう

　だが主人公は無傷　ただし服が吹き飛んで半裸だが

　気分を良くした主人公は紳士的かつ的確にアドバイス　ただし半裸で

　魔法の制御が安定する

　すごくわかりやすかった…学校の先生よりわかりやすい

　驚くヒロイン　半裸だったけど

　そうして教室へ向かうと、主人公が本当に教師として登場

　半裸男の噂が広まり、教室は騒然となる

　半裸男の存在に激怒した生徒たちが、主人公へと魔法を放つ

　だがそのすべてを主人公はかき消し――いや吸収した

「君たちの魔力、美味かった

だが素材の味だ

きちんと腕を磨いて調理したら

一級品の料理-スペシャリテ-になるだろう」

　主人公の能力は、能力無効化ではなく、吸収

　その性質を取り込み、解析し、分析する特異能力だった

「的確なアドバイスをするにはもっと量が必要だ

ーーとりあえず、汗を飲ませてくれ」

　有能すぎる変態教師と問題児だらけの英雄教室が幕を開ける――！

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うーんテンプレっていいよね！

というわけで本邦初公開の未公開プロットでした！なかなか貴重では？

当時ハマっていた＆流行だった教官モノをベースに、学園モノ、異世界ファンタジーをかけ合わせたような作品でした。

ここに各生徒に異能力を割り振って、バトルと成長をメインに展開する物語になる予定だったのだと思います。

はい、お気付きの通り『灰の双子』の英雄学級の前身です。内容は全然違いますけど。

こんな感じで大筋のプロットを建てるところまでは進んだのですが、ここから具体的なキャラクターについての記載がないので、一旦提出してたぶん編集ボツ食らったんだと思います（

理由はなんだったかなー、教官モノはちょっと敷居が高いとかそんなのかな。

そこで当時の七桃はたしかにと納得して、別案を考えることになりました。

『英雄たちが集まる』という要素はキープしつつ、思いっきり方向転換します。

それについては次回！お話したいと思います～。

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こちらはお知らせです！

いよいよ七桃の次回連載コミカライズ作品

『レベル１から始まる召喚無双』の告知が始まりました！

こちら先日１話が完成したのですが、かなり気合入ってるので楽しみにしていただければ！

また近い内にこちらの記事の続編を書きたいと思います。

それでは！