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 ──ここは体の中。様々な細胞たちが、己の判断に従って人体の健康を守っている世界。

 免疫異常を防ぐことを役割とする、いわゆる免疫細胞の一つである制御性T細胞は、スーツを着込んで金色の髪を頭の後ろでまとめ、ヘルパーT司令の元でオペレーターを勤めている。

 外敵から人体を守る大切な役割だが──最近はついつい職場を空けてしまう機会が増えつつある。


「やっほー、また遊びに来たよー」

「……あなたは、私たちの仕事を何だと思って……」


 呆れたように訪ねてきた相手……制御性T細胞よりも幼い印象を受ける、短い青髪に赤と黄色のメッシュがかかった少女を睨む制御性T細胞だが、相手はどこふく風という様子だ。

 ヘルパーT司令は苦笑しつつ、今は体に大きな変化も起きていないことを確認し、優しく「行っておいでよ、制御性Tさん」と微笑んでみせる。

 彼としては自分の傍らばかりに制御性T細胞を留め置いていると考えており、ほとんど他細胞と交友がないことを気にして言ってくれているのだが、制御性T細胞はこの少女に“何をされているか”を訴えようとして……やめる。

 それは胸腺学校を卒業後、制御性T細胞だけが経験した出来事と密接につながっており、ヘルパーTやキラーTといった学友たちには話せていない出来事であった。


「やった、流石はヘルパーT司令、話がわかる~。それじゃあ制御性Tちゃん、今日も一緒に“遊ぼう”ね?」

「遊ぶだなんて……もっとはっきり口にしたらどうで──あふっ♥」


 ヘルパーTの見ていない角度で、スーツに覆われたムチケツを鷲掴みにし、もみもみと力強く揉みしだく少女。

 制御性Tの喉から甘い……そう、ただ驚いただけであったり、それこそ拒絶していれば漏れるはずの無い、声の震えを孕んだ“音”が漏れ落ちる。


「えー? いつもハッキリ言ってるのにー。はい、それじゃあ夜には帰しますねー」

「? ああ、ゆっくりしておいで」


 そうやって、制御性Tは尻を激しく、けれど優しく揉み上げられ、股間がじゅん……じゅん……と湿っていくのを感じながら、並んで歩きだす。

 そうして部屋を出て、他の細胞たちが特に仕事をしていない血管までやってくると、老廃物が溜まるほどではないが、血管が少しだけ傷ついて“くぼみ”になっている場所までやってきた。

 少女は制御性Tをそこに引きずり込むと、血管の壁に押し付けてグリグリと膝を股間にねじ込んでくる。


「うわぁ、ぐしょぐしょになってる♥ こんな格好イイお姉さんですみたいな顔しておいて、どんだけ雑魚マンなの、制御性Tちゃん♥ これ、お尻揉まれたから? それとも、これから私にぐっちょぐちょにハメ潰されて、潰れた蛙みたいになるまでマゾイキさせてもらえる期待でかなぁ?」

「そ、そんなわけ、なっ……あふっ♥ んむぅぅぅっ♥ んっ……ん゛ふっ……ん゛っ……♥」


 小柄な少女相手に力負けし、こつっこつっこつっと秘所を蹴り上げられながら、唇を塞がれて呼吸を封じられる。

 じわっ……と目の端に涙が滲み、体がぶるぶると震え始め、抵抗の意思があまりにも容易くへし折られていく。

 懸命に少女の肩をタップして止めて欲しいと懇願するが、制御性Tから息を吸っているのもあって、少女の方はまだまだ余裕がありそうだ。

 遂に意識がふっと途切れ、その際に股間を蹴られ続けた刺激がダイレクトに伝わってしまい、しょろろろろっ……と股間からお漏らしをしてしまう。

 少女は自分の膝が穢されたことにも怒る様子は見せず、ぐりぐりと押し付けながら「きたないよぉ♥」とふざけているような、甘えているような声を上げて見せた。

 それは唇が解放されたということであり、制御性Tは肩を上下させながら、その場でズルズルと自分が零した体液の上で尻もちをつく。


「ホント、一回一回抵抗するの、可愛いけどやめようよぉ♥ 学校出てすぐに私と出会った時点で、一生……細胞としての寿命を迎えるまで、私には勝てないってわかってるでしょ?」

「あぁ……ふぉ、フォックスぅ……♥」


 完全に蕩けてしまった制御性Tは、その整った顔を自分よりも小柄な少女の股間に埋めて、すんすんと鼻を鳴らしスゥ―ハァーと深呼吸する。

 頭の中が「いい匂い♥ いい匂い♥ 好き♥ 好き♥」一色になっている制御性Tの頭をぐしぐしと撫でながら少女──Foxp3遺伝子は性質の悪い笑みを浮かべて見せた。

 フォックスは制御性T細胞のDNA脱メチル化を引き起こすことで、ヘルパーT細胞へと分化することなく、安定した状態を維持する為の遺伝組織である。

 制御性Tは進路を完全に決める前に卒業を迎えたのだが、そこでフォックスと出会ってハメ潰され、びゅくびゅくと白いのを噴き出すばかりの雌オナホに堕とされた上で、制御性T細胞として強制的に安定させられたのだ。

 要するに……今の制御性Tは“フォックス色に染められた”結果だと言ってもよい。

 しかし、本来ならばその一回で全ての要件が終わるはずなのに、フォックスは何度も現れては制御性Tと関係を持ちたがり、完全に開発されきり、キスや愛撫だけで腰ヘコチン嗅ぎしてしまうほどに、もう制御性Tの心は奪われていた。

 ……そう、チン嗅ぎである。

 フォックスの股間には……遺伝子情報なのだから当然だが……女性型の細胞でありながら男性器を模した器官が備わっている。

 これで結合を行うことによってDNA脱メチル化を引き起こす訳だが……当然ながら制御性Tは既に制御性T細胞として定着しているので、この行為には何の意味も無い。

 なんの意味も無い、戯れだと分かっていながら……制御性Tは、そのチン先へとゆっくり唇を落とし、ようやく素直になった証として、自分よりずっと小さなフォックスに足で顔をぐりぐりと踏まれて再び達した。


「あはっ♥ スーツでびしっと決めて格好つけてるのに、本性はこんなマゾ雌じゃん♥ 本当は私にいじめられたいんでしょ? スーツの下は常に裸でいろとか、一日バイブ突っ込んで過ごせとか、他の細胞が休んでる間に四つん這いでお散歩させてほしいとか、そう思ってるんでしょ? だって顔踏みでイッちゃってるじゃん♥ 素直になりなよぉ、このドマゾ♥ 可愛い♥」

「か、可愛い……♥ んちゅっ♥ んふぅー……んふぅー……♥」

「ちゃんと全部言えたら、今日も解剖前の蛙みたいな無様な姿晒させてあげるよー♥ ほら、ちゃんと言って? 負けたいって、私に敗北したいよね? 負け犬マゾの制御性T細胞ちゃん♥ 外敵相手には格好よく振る舞えても、まさか遺伝子を傷つける訳にはいかないよねえ♥」


 そう、フォックス相手に制御性Tは、最初から抵抗する・拒否するという手段を持ち合わせないのだ。免疫細胞である彼女は、ガン細胞から詐称でも受けない限りは、身内を攻撃することは無い。

 それならば……もう、屈してしまっても、何の問題も無いではないか?

 体中がフォックスに弄られたい、いじめ抜かれてイキ狂いたいと願ってしまっている今、出来る女の空気を漂わせていたスーツの美女がするべきなのは……血管の壁に頭を擦り付けての土下座だった。


「も、申し訳、ありません……ま、毎度毎度、ご主人様への平伏を忘れるダメ細胞を、思いっきりおちんちんで無様負けさせてください♥ フォックス様に“オンナ”にしていただいた、今でもずっとその快楽が忘れられない低能雌細胞を、躾けなおしてください♥ 思いっきり快楽で敗北させて、二度と逆らわないようにしてくださいっ……♥」

「毎回それ言うけれど、次に迎えに行く時はツンツンするじゃーん? ま、いいけどね、可愛いから♥ それじゃあ、もう私のことしか考えられないようにしたげる♥」

「ふほぉぉぉぉぉぉぉっ♥」


 ちらっと土下座状態から顔を上げた瞬間、フォックスの履いていた下着を顔に被せられてしまい、しっとりと濡れた部分が鼻先に触れたことで、狂ったように舐めまわし、じゅぅぅぅっ……と啜ってしまう制御性T。

 そんな痴態を堪能しながら、フォックスはその細い腰を掴み、乱暴に下着を引き千切ると思い切り腰を撃ち込む。


「ん゛ほぉぉぉぉぉぉっ♥ お゛っ♥ お゛ほおぉぉぉぉっ♥ お゛ひぃぃぃぃっ♥」

「あははっ♥ おら、負けちゃえ♥ 雑魚雑魚細胞負けろっ♥ 一生、制御性Tちゃんは私だけのモノだからね♥ 浮気したらひどいよ♥ 今度は自分のパンツ被らせて静脈一周させるからね♥」

「あぎゅぅぅぅぅっ♥ わ、わかりっ……はひぃぃぃっ♥ わかり、ましたぁぁぁっ♥ 一生、手元に置いてぇぇぇぇぇっ♥」


 マゾ媚びする制御性Tに、下着越しにキスをしてイカせ、顔にパンツ被ったままの変態スタイルで絶頂に導き、たっぷり中に出す。

 白いのでどろどろになり、細胞故にあり得ないが妊娠したように膨らむ腹を撫で回しながら、フォックスの手には縄のようなものが握られている。

 これから恥ずかしい体型で縛り上げられ、激しく犯されるのだ……その期待に、下着に包まれた唇から「お゛ほぉぉ……♥」という甘い喘ぎが漏れ落ちた……。



今回の攻め役

※FOXP3遺伝子(ふぉっくすぴーすりーいでんし)

・制御性T細胞に対するマスター転写因子。制御性T細胞における機能発現、ヘルパーT細胞との分化、独自の細胞としての状態維持、全てに関わって来る遺伝子組織。短い青髪に赤と黄色のメッシュがかかった小柄な少女の姿をしている。

・マスター因子という情報から分かる通り、実は制御性Tよりも長く存在しており、制御性T細胞のDNA脱メチル化(本作ではふたなりファックとして描かかれる)を長らく担当していることから、一流の竿師である。幼げな態度も、高確率で演技だろう。

・なんだかんだで制御性T細胞への執着は強く、他の同等個体には(別にパートナーがいるのもあるが)ほとんど興味が無いようだ。

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