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※本作のピーチ姫は、劇場版やスピンオフなどを含めた作品のいいとこどりとなっております。

 超絶スパダリプリンセスですが、ご了承ください。




 ──高軌道戦闘機“パゴス”が、サラサ・ランドの上空で爆散する。

 ピラプト王国、ミューダ王国、イーストン王国、チャイ王国……4つの国から成り立つサラサ・ランドを、恐るべき暴力と催眠術で支配した宇宙怪人タタンガの最後だ。

 タタンガによって連れ去られ、怪人と妃にされかけていたサラサ・ランドの王女・デイジー姫は、自らは戦闘機すらも使わずに、ふわふわとパラソルで滞空しながら降りてくる、希望の使者の姿を見上げる。

 たとんと足を揃えて地に降り立つ姿は、正に淑女。

 桃色の装束に金の髪が映え、パタリとパラソルを閉じる指先はしなやか。整った顔立ちの中でも特に印象的な、ぷっくらとした桜色の唇には穏やかな笑みが浮かび、邪悪な侵略者を打ち倒した勇者にはとても見えない。

 事実、彼女は伝説の剣に選ばれた勇者でもなければ、超高性能全能型戦闘機を乗りこなす義賊でもない。

 一国の王女……サラサ・ランドと同盟関係にある、キノコ王国からやってきた、デイジーと同じ姫君なのだ。

 ピーチ姫……王女でありながら、治めるキノコ王国における唯一の戦力であり、数多の侵略や邪悪に立ち向かってきた、最強のヒロイン。

 人は彼女のことを“スーパープリンセス・ピーチ”と呼ぶ。

 ピーチは白い手袋に覆われた手を、デイジーに向かって優しく差し伸べた。


「(あ、好き……♥)」


 ピラプト王国のキング・トトメスを正気に戻し、ミューダ王国のドラゴンザマスを得意に水中戦で上回り、イーストン王国のヒョイホイのパワーにも負けず、チャイ王国のパオキントンと華麗な空中戦を繰り広げる。

 タタンガが最後の希望が折れるところを見せる為、デイジーに映像を送る度にピーチは勝利し、その可憐で凛々しい姿にサラサ・ランドの王女の心は、少しずつ傾いていた。

 けれど、完璧に恋に落ちたのは、この瞬間だったのだと思う。

 この手を取ってもいいのだろうか。ただ攫われ、王国の民を洗脳されて、救いを待っていただけの自分が。

 一瞬、そう迷ってしまったデイジーの手をそっと引いて、彼女の体を起こしたピーチは、甘い果実の香りを振りまきながら、笑みを深くした。


「よかったわ、美しい貴女が損なわれることが無くて」


 誰よりも美しいと誇っても、恐らくは誰も否定しない場面で、ピーチは救い出した王女の美貌を称え──デイジーは、完全に後戻りできなくなってしまった。



 ──外ではまだ、サラサ・ランド解放を喜ぶ宴が繰り広げられているが、デイジーは少し早めに寝室へと戻っていた。

 無事な姿は国民たちに見せることが出来たし、何よりもタタンガに長く監禁されていた彼女を気遣う程度には、洗脳が解けた国の民は善良であった。

 ……しかし、寝台の上で身をきゅっと丸めているデイジーは、体が泥に変わってしまったように疲れ切っているはずなのに、眠ることは出来ていなかった。


「あっ……あんっ、あぁっ……♥ 格好いい、格好いい……♥ 素敵、素敵ぃ……♥ ピーチ姫……ピーチ姫ぇ……♥ あっ、あぁっ……♥ もっと触ってぇ……♥ わたしは、あなたのモノなのぉっ……♥」


 ピーチの勇姿に心を奪われてしまったデイジーは、無心になって自らを慰め、自室に淫らな水音を響かせていた。

 国の代表という立場だからこそ、サラサ・ランドの危機に駆け付け、立ち向かってくれたピーチ。今は、盛大な歓待を受けているであろう彼女……本当はずっと隣で給仕のように色々と世話を焼きたいけれど、今は胸の高鳴りと体の火照りが抑えきれない。


「あっ……あっ……♥ だめ、こんなこと考えてはダメ……♥ せっかく、戻ってこれたのに……♥ うぅ……サラサ・ランドの復興を……♥ 果たさないと、いけないのにぃ……♥ んんっ♥ きゅぅぅんっ……♥ ぴ、ピーチ姫に、攫って欲しいだなんて……♥ ああ、どうしてあなたは、わたしと同じお姫様なのぉ……♥」


 ピーチが市井の男だったなら、英雄をデイジーの夫として迎え入れることも出来た。仮に王族であったとしても、何ならサラサ・ランドとの統合を提案することだって出来ただろう。

 けれど、ピーチ姫は女の子。デイジーと同じうら若き乙女。しかも、キノコ王国のたった一人の最終戦力である。

 古の白夜王国の王女と呪い師の乙女の婚姻譚や、キアラン領に伝わる姫騎士とペガサスナイトのロマンスなど、同性婚自体は禁忌という訳では無いが、王族同士となると難しいのが現実。

 恋を自覚した瞬間に失恋が決まってしまい、デイジーは持て余した恋心のままに、夢中になって秘所を弄り続ける。


「ああ、ピーチ姫♥ ピーチ姫ぇっ♥ わたしをお嫁さんにしてぇっ♥ 好き、好きなのぉっ♥ 大好きっ♥ 一生、おそばにおいて欲しいぃっ♥ あはぁぁぁっ♥」


 乳首と陰核をぎゅっと指で摘まみ、王族とは思えないほどのはしたない勢いで、潮をびゅくびゅくと噴いて達してしまう。

 叶わないと分かっているのに。行為を終えて少しずつ高ぶりが収まると、ぽろぽろとデイジーの目から涙が零れた。


「ピーチ姫……ピーチ……好きなのぉ……♥」

「ありがとうございます」

「へ? ……えぇっ!?」


 愛しい声が突然響き、体を起こすデイジー。

 寝台の傍らには、つい先まで己の体を弄ばれ、口づけする妄想に浸っていた、美しい姫君の姿があった。


「あ、あわわ、わっ、わっ……ピーチ姫!?」

「ごめんなさい、何度かノックや呼びかけをしたのだけれど。意識を無くしてしまっているのではと、心配になって……」


 思いっきり自慰行為に入り込んでいたデイジーは、想い人からの呼びかけを全てスルーして、自家発電に耽ってしまったらしい。

 困ったように笑んでいるピーチの顔を見て、ほんの僅かに頭の中で渦巻いていた、都合のいい妄想すらもガラガラと崩れていく。


「(あぁぁ……もう、おしまいよぉ! こんな姿を見られたら、ピーチ姫に変態王女だって嫌われたに決まってる! そ、そもそも、ピーチ姫がそんな人じゃないとは信じているけれど、レズビアンが嫌って言う人だって、世の中には居るし……も、もう、王族同士としてお話することすら出来なくなるんじゃ……!)」

「デイジー姫……」


 ピーチ姫の呼びかけに、顔を上げることが出来ない。ピーチの目を見て、もしそこに軽蔑の光が宿っていたら……デイジーには、生きていける気がしなかった。

 そうなると、当然うつむくことになるのだが……そこで、デイジーはある物に注視した。


「(あ、あれ……?)」


 ピーチ姫のドレススカート。

 濃い桃色のそれが、まるでパラソルでも中に仕込んでいるように、ふっくらと膨らんでいた。

 テントのように盛り上がってしまっているそれは、如何に初恋すらピーチが初めてというデイジーでも、思い当たるものがある。


「あ、あの、ピーチ姫……? その、スカートの中が……」


 見上げたピーチの顔は、これまでと変わらぬ笑顔。

 けれど、ぺろりと桜色の唇を舐めた舌の赤さが、目にハッキリと焼き付いた。


「デイジー姫、私のことを好いてくれているのですね……♥ ああ、嬉しい……♥ 私はあなたから、キラキラと純粋な憧れの瞳を向けられるほどは、清廉潔白では無いのです……♥ あなたをこうして、ハイラルの勇者よりも、星の戦士よりも先に、いの一番で助けに来たのは……あなたを、恋い慕っていたから♥ 4つの王国を若くしてまとめる、美しい王女をいつも敬慕していました……♥」


 そっと抱きしめられ、全身が甘く売れた果実の匂いに包まれる。じん……と頭の奥が痺れ、すぴすぴと鼻が勝手に甘い匂いを吸い込んでしまう。

 名を示すとおりの桃の風味の体臭に、少しだけ……栗の花を想起させる青臭さが混ざっていた。


「お友達として、同年代の王女として仲良くなって、親しくなってから告白するつもりでしたが……ああ、あなたも私を思慕してくださっているというのなら、お話がとても早くて助かります♥ デイジー姫……私とお付き合いをしてください♥ 最終的に、結婚してくださると、とても嬉しいです♥ お世継ぎのことは御安心を……殿方にも負けないモノを、こうして備えておりますわ♥」


 ピーチ姫の胸の柔らかさ、己の双丘と触れ合うそこの感触は本物であり、デイジーはようやく“両性具有”という単語に辿り着いた。男の人でも女の人でもない、けれど女性の中にだけ現れる、強くて逞しくて可憐、そして……絶倫の性の形を。

 言葉を発することが出来ず、ピーチの甘い匂いに頭を侵されているデイジーに、ピーチ姫は優しく背中を撫でながら「嫌、でしょうか?」と囁きかけた。ズルい問いかけは、流石は一国の王女と言える。


「そ、そんなこと、ない♥ ピーチ姫と、ピーチとお付き合い、わたしもしたい、したいわ♥ でも、ちょ、ちょっとだけ驚いて……♥」

「ふふっ、普段はおとなしい子なのですよ? 子亀のように、私の言うことをきいてくれるのですが……ああ、デイジー姫があまりにも可愛らしく、私の劣情を刺激なさるから……♥ あのような潮吹きを見せられてしまっては、魔王のような本性を見せずにはいられません♥」


 スカートがゆっくりとたくし上げられて、デイジーの眼前にそそり立つ男根が姿を現す。

 大きい、太い、逞しい、固い、そして少し離れているのにわかるほど、熱い。デイジーの喉からは悲鳴や拒否の言葉ではなく「ほう」という感嘆のような吐息が漏れた。

 先端からとは、とぷとぷと青臭い匂いのする液体が零れていて、それがデイジーの痴態に興奮してくれているのだと、一目でわかる。ぷっくらとした睾丸の後ろには、とろっ……と太ももを愛液で濡らす女陰も存在しており、デイジーは奇妙な興奮を覚えた。


「ああっ……♥ わ、わたしを、いやらしい王女だと思わないで、ピーチ♥ こ、こんな……いきり立つ象徴を前にしたら、普通の女の子は尻ごみをしてしまうのが常なのかしら……♥ でも、わたしは……わたしをピーチに捧げられる喜びの方が強くて……ふぅー……♥ あ……吐息をかけたら、ぴくぴくして、ちょっと可愛い……♥」

「あ、はぁっ……♥ デイジー姫、いじわるはいやです……♥」

「ふぅー……♥ ふぅー……♥ お願い、ピーチ♥ ピーチ姫♥ わ、わたしに、この剣へ忠愛を誓うことを許して♥ 口づけで、あなたの恋人に、妻に、伴侶になることを誓わせて欲しいの♥ んっ、へぇ……♥ お腹の下の方が、熱くなる匂い……ちゅっ♥」


 先端に吸い付くようなキスを捧げる。唇同士のキスよりも先に、ピーチの普段隠しているそこへ口づけたことは、自分の唇を永遠にピーチによって占有されたような気分になり、それだけでデイジーの秘所から“ぷしゃっ♥”と軽く潮を噴かせた。


「んっ……んっ♥ あ、あっ♥ ちゅぱっ……ちゅぷっ……♥ 匂いは青臭くて、苦そうなのに……はむっ♥ ちゅるるっ……♥ ピーチの味がする♥ 熟れた桃みたいな、甘くてさわやかな味……ううんっ♥ でも、喉には絡んでくるのね……♥ ちゅっ、ちゅずずっ……♥ 好き、好き、すぅき……♥ ピーチ、ピーチぃ……♥」

「あぁっ……♥ デイジー姫♥ デイジー♥ とっても、おフェラが上手ですよ♥ 高貴な身分の御方で、初めてなのに♥ こんなに私のおちんちんを可愛がるのが上手だなんて、私たちは運命だったのかも知れません♥ うんっ……射精します♥ 今呑んでいる先走りよりも、どろどろで濃いのが出ますよ♥ 無理せず、飲んでくださいね♥」

「あむっ、んちゅっ……♥ あーん……♥ 来て、ピーチぃ……♥ 濃いの、わたしにかけて♥ ピーチの匂いに染めて♥ 誰が見ても、近くに来るだけで“デイジー姫はピーチ姫のオンナなんだ”って分かっちゃうように、して……♥ あぷっ、んはぁぁぁぁっ♥ あぁぁっ……熱いぃっ……♥ 顔、焼けてしまいそうなくらい……お゛っ♥ すごい声でる♥ 匂い、濃くて……のぉこぉなのぉ……♥」


 両性具有者は精力絶倫なのが当たり前なのだが、たっぷりとかけられた精汁によって、 舌を口出して口を開けていたデイジーだが、舌の上に留まらず全身をどろどろにされてしまう。

 ピーチのエッチなミルクに染められている……興奮しすぎて、しょろしょろと寝台の上でお漏らしをしてしまうデイジー。

 それさえも、気持ちよすぎて「あー……♥」と放心してしまっているデイジーは反応できず……ピーチの興奮を、最高まで高める。


「デイジー、ああ、なんて愛しく淫らなお姫様……♥ もう、誰にも渡しません♥ 二度と、誰かに攫わせたりするものですか♥ 大切に、この手の中で愛し抜きますから……♥ だから、デイジーの初めてをください♥」

「あっ……は、はいっ……♥ ああ、恥ずかしい……わたし、同じお姫様に♥ お大事を自分で“くぱぁっ♥”って開いて見せちゃってる……♥ こんなの、完全にいやらしい変態さんだわ……♥ わ、わたしを、ピーチだけのプリンセスにしてぇっ♥」


 デイジーの細い腰をしっかりと掴むと、ピーチはつぷっ……と入り口に肉竿を添え、決して愛しの姫を傷つけないように、けれど官能を抑えきれないというように、腰を沈めていく。

 こちゅっ……こちゅっ……と先端が、小さな抵抗に行き当たり、デイジー自らが腰を“へこっ♥”と情けなくも愛らしく揺らし、自らの処女を愛しのプリンセスに献上する。

 そうして、2人は完全に1つになった。


「あぁぁっ♥ わ、わたっ、わたひぃっ♥ や、やっぱり淫乱、かもぉぉ……♥ 痛いのにっ♥ 初めてで、苦しいのにぃっ♥ き、気持ちいいの♥ もう、気持ちいいのぉっ♥ ピーチのおちんちん♥ 格好いいおちんちん、じゅぷじゅぷってされてると思うと♥ し、幸せ、止まらないのぉぉっ♥ あっ、あぁぁっ♥」

「デイジー♥ なんて可愛い人……♥ もっと、もっと奥まで、それなら広げてもいいですよね♥ もう、ここは私だけのモノなんですから♥ 2度とデイジーは、私以外とエッチなことをしてはダメです♥ 私が耐えられませんから♥ んっ、んっ……全部、私のにします♥ あぁ……ぬるぬるして、温かくてぇ♥ ここだけ、お風呂に入っているみたいです……♥」


 ピーチの方が胸の大きさは上だが、デイジーの方が形が良くてハリがある。

 そんな双丘同士がこすれ合い、乳首が“こりゅっ♥ こりゅっ♥”と触れ合う度に、王女たちが女の部分から愛液を零し、ますます彼我の境界など消え去れとばかりに、力強く抱きしめ合う。


「あっ……うぅぅっ……♥ 一緒に、イキたいぃ……♥ ピーチと、一緒に達したい♥ 果てたい、のぉっ……♥ あっ、しゅきっ……♥ んふぅぅぅぅっ♥」

「デイジー、このまま……ちゅっ♥ ちゅぷっ……んふっ……ふぅぅっ♥ 愛しています、デイジー♥」

「ん~っ♥ あっ、あっ……し、しあわせぇぇっ……♥」


 甘くて濃厚なキスを交わしながら、とぷとぷと腹の中に濃厚なミルクが注がれていく。

 確実に孕んだ……2つの国の、未来を背負う新たなプリンセスが宿ったと、感覚で理解できて。受精の快楽でも、デイジーは重ねて達してしまう。


「ああ、ピーチ……どうか、サラサ・ランドの統治も、あなたに行って欲しいの……♥ わたしたちのように、2つの国を統合しましょう……♥」

「それが、プリンセス・デイジーの望みならば……♥」


 しっかりと抱き合いながら、国の未来が決定される。恋人たちの行く末を祝福する、巨大な王国の誕生だ。

 ……2つの大国をまとめた国家は、ピーチとデイジーという賢明な2人のプリンセスによって統治され、その名前は1000年に渡って残り続けたと言われている。

 そして、後の伝説には“スーパープリンセス”と呼ばれた2人の、少しだけお転婆な冒険譚が幾つも残されて、人々に真実の愛の尊さを伝え続けたということだ……。

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