S・S・ブレイカー~勝利の宴で乱れる、少女トレーナーたち (Pixiv Fanbox)
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※前回の【匂宮オリセの戦記】は、こちら!
(https://fallen02side.fanbox.cc/posts/7148023)
「それでは──かんぱーい!」
飲み物が行き渡ったところで、少女たちが勢いよくグラスを打ち合わせる。
様々な地方から集結してきた彼女たちは、ながく共闘を続けてきたが……遂にすべての地方の秘密結社と、それらの構成員を一か所に集結させて“レインボーロケット団”を殲滅し、人とポケモンの築いてきた絆を守り抜いたのだ。
トレードマークの帽子を傍らに置いて穏やかに微笑むリーフ、ラストの潜入工作のためにアイドル風のヘソ出し衣装のままのハルカ、ダメージデニム風のホットパンツをいじめぬくような太股を組んで見せているトウコ、ウェーブを多めに残してショートに髪を切り揃えたセレナ、橙地に花柄のホルターネックと白いショートパンツというサマースタイルのコウミ。
これ以外にも多くのトレーナーたちが秘密結社連合との最終決戦には協力してくれたが、何人かは恋人と久しぶりの静かな時間を過ごすといってパーティを辞していった。
残ったのは上記の五人と、ひと際背の高い女性を含めてパーティの準備をしてくれているメイドさんたち、そして……リーフたちに協力してレインボーロケット団と戦い、最後に首領のサカキが放った“憎しみや僻みといった負の感情の集合体”ダークマターを鎮め、光に還した戦勝の功労者……オリセである。
秘密結社や闇に堕とされた伝説ポケモンたち、ダークマターと戦っている時は中性的な口調だったオリセは、今はごくごくとブレンドジュースを口にして「おいしいわ、これ」と朗らかに笑っている。
そもそもなんだかんだと縄張り意識のようなものもあったり、ライバルとしての側面から結束しきれなかったトレーナーたちをまとめてくれたのがオリセであり、彼女が居なければ複数の地方に渡った連続テロや、ポケモンたちを洗脳して戦力にするレインボーロケット団相手の戦いは、もっと厳しいものだっただろう。
「本当に……感謝してる、オリセ。あなたが来てくれたのが、私たちにとっての希望だった」
「いや、組織系統を整えるまでは何とか捻じ込めたけれど、いざ参戦したのはレインボーロケット団が正体を現してからだったから、褒められると申し訳なくなるわ。もっと早くに戦えれば、より被害は少なかったでしょうに……」
「そんなアコギな商売人みたいなこと、考えないでよ! 手からこぼれたことよりも、未来を見なさいって!」
リーフの言葉に真面目な反省を述べるオリセへ、肩を組むようにしてトウコが絡んでいく。
トウコはそれこそ、最初は口だけ出して表に出て戦わないオリセへ不信感を持っていたが、彼女の所属している“血族”という集団が、レインボーロケット団とダークマターを“あってはならない存在”と認定したことで、ようやくオリセは戦う許可を出されたのだ。
神にも等しいと言われた闇堕ち伝説ポケモンたちを、あり方を歪められてポケモンたち自身が止められたがっていたとはいえ、人の体躯で蹴散らしていく様は正に一騎当千……トウコも無事にほれ込むに至ったのである。
そうやってトウコが切り込み隊長になってくれたことで、他の四人の空気も少しだけ淫靡なものを孕み始める。
「オリセぇ……未来と言えば、あたしたちからの求婚……ちゃんと考えてくれてるんでしょうね? リーフとか、断ったら直ぐに嫁の貰い手できるんだから、これがラストチャンスよぉ。エリカとか」
「トウコ、エリカに失礼だから、そういうこと言わないで……でも、正直なところ、こうしてパーティに参加してくれてるのは……色好い返事が聞けるんじゃないかって、期待してる私もいる」
「普段はオリセのお嫁さんたちに比べて、色気が足りないかも知れないけれど、このコンテスト衣装は悪くないと思わない? その……興奮してくれると、嬉しいんだけどなぁ、なんて……♥」
ハルカがつるつるの腋を見せながら、ちょっとふざけた感じでしなを作ってみせる。
すると、オリセの股間が一瞬にしてバキバキに勃起して見せて、コウミが「ワァオ……♥」と何だか外国人みたいなリアクションを見せた。
「──勿論、真面目に考えているとも。“血族”は日本を拠点としているから、君たちが暮らす扶桑皇国に関しては影響力が若干下がる……この機会に有力な若手トレーナーたちへと種付けして、本格的な勢力拡大の足掛けにせよと言われている」
オリセの口調が中性的なそれに再び変わり、彼女の背後の“血族”たちの思惑が語られる。
日本国と扶桑皇国は、そっくりな竜を象ったような島国が陰陽図の如く反転して向かい合っている、極めて親密な関係にある双子国家である。
元は一つの“大和”と呼ばれる国だったが、南北朝の時代にそれぞれ皇族を抱えた別の国となり、扶桑はポケモンを始めとした特異な生態系や、ウィッチやパラメイルなどの超常技術を抱える神秘の国として発展してきた。
“血族”は扶桑にも一大拠点を抱いていたが、ミスルギ……支配層はミスルギ皇国を自称していた……と呼ばれていた支配地域が近年崩壊し、“アウラ”と“アルゼナル”という新興自治領域が生まれたのもあって、新たな権力拠点を求めているらしい。
秘密結社討伐に対して腰が重かったのも、その幾つかは“血族”が自分たちの繁栄のために、資金援助していた組織が含まれていたからだ。
「オリセさんは、その方針に従うんですか?」
「まさか。私が“血族”の手綱を受け入れているのは、自分が傲慢な人間だと自覚していて、他者からの精査を求めるからだ。そんな私でも分かるような、傲慢な主張を受けいれる気はないよ……君たちを抱くのは、単純に君たちが好きだからだ」
雌チ〇ポで子宮を押される姿勢になりながら膝に乗ったセレナが唇を奪われ、蕩けるような口づけを交わす。
それがスイッチとなったように、戦いを終えたトレーナーたちは次々にオリセへと群がり、その若く瑞々しい体を押し付け始めた。
リーフ、ハルカ、トウコは逞しいオリセの下半身に吸い付くように身を預け、その握り拳よりも大きな睾丸を舐めしゃぶりながら、肉竿へと頬ずりする。ぴちゃぴちゃと淫らな音がパーティ会場に響き、いつの間にかメイドたちは片付けの為に部屋から撤収していた。
セレナは「んっ……あっ♥ んふぅぅ……♥」と夢中で唇を押し付け、コウミはオリセの胸に顔を埋めて甘い匂いを堪能しながら自慰に耽る。複数人を相手どるのに慣れているのだろう、そうやって五人から同時に奉仕を受けているのに、オリセはセレナの胸やコウメの股間を愛撫する余裕すらある。
「んあぁぁっ♥ 熱っ……♥」
「すごい量……♥ おへぇぇっ……♥」
「顔♥ 顔に精子びちびち当たってるぅぅ♥」
顔射された三人は精液を指で掬い取るようにして手皿に集め、じゅずずずっ……と音を立ててすすり上げる。リーフとトウコは、ぴちゃぴちゃと互いの顔にかかった精液を舐め取ることさえして見せた。
リーフとトウコがオリセに尻を向けて重なりあい、くちゅっ……♥ と貝合わせの状態で尻を振る。
オリセはセレナとコウミに手マンしながら、ハルカの耳にくちゅっ……と舌を挿し入れ、そのまま密着しあっている秘め貝の合間へと肉竿を挿入、腰を激しく前後させ始める。
「あっ♥ んっ、あぁぁっ♥ トウコ♥ トウコぉ♥」
「リーフ♥ リーフ♥ あたしたち、オリセに抱かれてる♥」
二人はちゅっ♥ ちゅっ♥ と肉竿で突かれながら、唇を重ね合う。
同じ夢を追うトレーナー同士であり、そして同じ女を愛した者同士であれば、こうしてキスを交わすくらいはむしろ望ましいものだ。
ぐちゅっ♥ ずちゅっ♥ という水音が響き、それに合わせてくちゅっ♥ れりゅっ♥ と唾液を交換する音が混じる。
やがて間で擦れていたオリセの肉竿は、素早く交互に挿入を繰り返し、リーフとトウコの抱擁にも更に力が加わっていく。
ハルカ、セレナ、コウミも愛撫で一度目の絶頂を迎え、それに合わせるようにリーフとトウコの中にもとくとくと濃い精液が注がれていく。
「はぁ……はぁ……♥ すご、かったぁ……♥」
「あたしたち、本当にオリセのお嫁さんになるんだね……♥」
うっとりと抱擁しあっている二人に続き、ハルカが「それじゃあ、次の私の番かも……♥」と耳舐めでイカされてぐっしょりの秘所を見せつける。
「こっちはアニポケ版だけど……ハルカ、ステージオン♥」
ちょっとメタいことをいいながら、ハルカはそのまま片足を跳ね上げて、I字バランスで自分の足を抱え込んで見せる。
アイドル風衣装でのポージングは色気がすごく、先を越された形のセレナとコウミも思わず見入ってしまうほどだ。
オリセの肉竿もお気に召したようで、二回も射精した後なのに、まるで萎える様子が無い。
「あぁっ♥ すごっ……一気に、奥までぇ♥ え、エッチな女の子になっちゃうぅっ♥ あっ、あっ♥ オリセ、好き♥ 好きなの♥ もっと乱暴にしてぇぇっ♥」
いざ挿入されると、ハルカは少しだけマゾっ気が出てしまったようで、激しく突き上げてほしいと懇願する。
扶桑皇国における成人の概念は三つあり「ポケモントレーナーやポケモンレンジャーとして活動できるようになる10歳」「参政権やウィッチとしての自衛軍参加が可能になる14歳」「飲酒などが解禁される20歳」に分かれている。
日本における女性の婚姻は16歳からだが、扶桑では一応の婚姻権利が10歳からある……これは昔、まだ“魔獣”と呼ばれていた頃のポケモンと儀礼的な婚姻を交わしていたことの名残だと言われている……のもあって、少しだけ日本人ならば躊躇してしまうような年頃で迫られることもある。
だがハルカの妖艶さは、そんな文化のギャップを吹き飛ばすところがあり、オリセも力強く抱きしめながら、その美しいI字姿勢を“横に倒したT”へと変える程に雌チ〇ポを突き込んでいく。
真っ白な腹がオリセのチ〇ポの形に歪むさまは、ひどく背徳的でかつエロティックだ。
やがてその腹が、ぽっこりと丸みを増すように精を注ぎ込まれ、ハルカは「んぁぁっ……♥ しゅごっ……♥」と呻きながら、しょろしょと失禁イキした。
「それじゃあ……次は私でお願いします♥ えへへ……お姉ちゃんより先に結婚しちゃう……♥」
コウミが机に手をついて、尻をくねくねと揺らして誘惑の姿勢を取る。
彼女の姉であるミヅキはこの場に居ないが、他のトレーナーと異なり“ウルトラビースト”と呼ばれる異界から現れた存在を操る強豪トレーナーであり、リーリエという恋人と婚約状態にあった。
コウミもリーリエとは親しく接していたので、二人の関係に嫉妬と憧れを抱いていたが……まさか、結婚は自分が先になるとは思いもしなかった。
「あぁぁっ♥ オリセさんのおちんちんでっ♥ 私の体、持ち上がっちゃうぅぅっ♥ んおぉぉっ♥ チ〇ポだけで支えられちゃうよぉぉっ♥」
背面駅弁の姿勢持ち上げられ、どちゅんっ♥ どちゅんっ♥ と白い腹がたわみながら突かれる。
他の少女たちと比べても小柄なコウミの体だが、オリセの性戯によって初ものマ〇コにも奥まで挿入が成されていることもあり、その乱れ様は激しいものだった。
「あ~……♥ おちんちんミルク出てるぅぅっ♥ 赤ちゃん孕むっ♥ 好き好き好きぃぃっ……♥ お゛ぉぉぉ~……幸せぇぇ……♥」
レインボーロケット団との戦いでは、姉との対比で無茶をする場面もあったコウミだが、オリセの精を注がれてアヘる顔は一人前の“オンナ”のそれであり、様々な懊悩を振り切ったことを感じさせるものだった。
オリセがコウミを椅子の上に寝かせ一旦座すると、最後に残ったセレナがその上に跨って来る。
他の面々と違って、彼女には少しだけ迷いがあるように見えた。
「……私は、迷いが振り切れるまで待てるぞ?」
優しい声音で語り掛けるオリセに、セレナは桃色のポフレを口に咥えると、そのまま口移ししながらオリセの肉竿へと身を沈める。
何も言わずに抱いて欲しい……そういう合図だと、多くの女を抱いてきたオリセには分かっていた。
他の面々とは違い、とろけるような甘さが口の中に広がりつつも、静かな性交が続いていく……。
「(私は、オリセさんのお嫁さんになる……♥ 先輩たちや、友達の為にも……私は“白の側”でしか生きられない、生きたくない……オリセさん、私を正しい側に、しっかりと括り付けていて……♥)」
セレナは甘い口づけと共に、決意を兼ねた膣内射精を受け取る。
オリセはただ、その決断を祝福するように頭を撫でていた。
※
「──これがサカキさんの集めておられた情報ですね。他の伝説ポケモンの力を掌握する可能性がある“フーパ”の所在に、ウルトラホールと“UBL”の関連性……一度はお話をしてみたかったものです」
「……これを提出して、体もあんたに捧げるんだ。ちゃんと私の願いを叶えてくれるんでしょうね?」
「ええ、ええ……あなたの“悪”を自覚しながら、それでも平穏や幸福を求める姿は、尊敬に値するものです。必ず、あなたの愛する人を……一般的な“愛欲”とは異なるかもですが……この場に連れてきた上で、あなたと同じ真っ赤な邪悪の色に染めてみせましょう。ねえ、パキラさん──」
オマケ
※他の女主人公たちは何をしてるの?
クリスとコトネ
・ミヅキとコウミのように、この世界観では姉妹。
クリスはスイクンとの異種百合関係で、特別なマジコス(現地デザイナーが作ったものではなく、スイクンとの絆で生まれたもの)を虚空から纏うことが出来る。当然、その力も絶大。ウィッチ適正あり。
コトネはレッドと互角に戦えるほどの猛者でありながら、ポケモンマスターを目指していないという変わり者で、アカネとミカンに取り合われながら「どちらがコトネを本気にさせられるか」で競われている。
ヒカリ/ショウ
・この世界では同一人物。ヒカリがアルセウスに過去の世界へと飛ばされた姿がショウという設定。ヒカリとしての恋人はシロナ、ショウとしての恋人はコギト。あれ、何処かで見たような……?
本世界観におけるアルセウスのトレーナーであり、アルセウスは『創世記戦争』で瑠璃宮に絶滅させられた“本物の神々”の最後の生き残りという設定。実質的な扶桑皇国の最強戦力兼決戦存在。
メイ
・『ポケモン+ノブナガの野望』のブショー♀と同一人物という設定。オイチをちゃっかり、この時代に連れてきた。恋人は当然オイチ……とホミカ(オイチの許可は出ている)。
ヒカリがトレーナーとして最強だとすると、メイは単体戦力として最強。センゴク時代で対魔忍として覚醒しており、ポケモン相手でもステゴロで勝てるほど。リオルガールとして、こっそり治安維持活動をしている。
ミヅキ
・作中で言及があった通り、リーリエと恋人関係。ウルトラビーストと心を通わせ使役する、第四種接近遭遇者。
本作世界のおけるウルトラビーストは『裏世界ピクニック』の《裏世界》の生物たちであり、ポケモンの姿に擬態した結果、今の姿となっている(ウツロイドやフェローチェが、リーリエやルザミーネに少し似ているのも最初に遭遇した人間だから)。
“青色”が意図した接近ではない為、怯えていたUBたちを鎮めた結果、帽子で隠している頭部に何かしらの変形があるらしい。
ユウリ
・ここまで特異な例ばかりが出てきたが、ごくごく普通の(優秀な)ポケモントレーナー。マリィと恋人同士。
ただし原作で女の子とハッキリ言及されなかったせいか、トレーナー組の中では唯一の両性具有。メイから「鍛えたらすごく強くなると思う」と熱い視線を向けられている(???「浮気は許さんよ!」)。
昔ポケモンになって世界を救う冒険をする夢を見たことがあるらしく、何故かユウリを見てダークマターが動きを止めたのが、勝利の決め手となった。
アオイ
・目覚めてしまった戦闘種族。恋人はネモ……ああ(察し)。
元々はごく普通のポケモントレーナーを目指す少女だったが、ネモとの交友の中で戦闘狂と化してしまい、二人を放っておくと体力が尽きて動けなくなるまでバトルを繰り返す為、周囲から警戒されている。
それはそれとして既に婚約しているくらいには普通にラブラブでもあり、ポケモンバトル以外においてはお人よし。