Home Artists Posts Import Register
Join the new SimpleX Chat Group!

Content

  ──20XX年。

 地球に数多存在したすべての悪の組織、人類の敵性存在は壊滅した。だが、それは世界の平和には繋がらなかった……。

 それを成し遂げた超常の力を持つ異界の乙女の集団『瑠璃宮(ルリイエ)』は、地球人が単体で己を守ることの敵わない弱き種族であると断じ、完全なる管理の下での生活を強要して来たのである。

 それぞれの悪の組織、妖魔や淫獣、ゆらぎといった異形と戦ってきた者たちは、ここに遂に結束。

 瑠璃宮が目指す理想郷を否定する、人類の抵抗と尊厳の守護者……理想郷を越える者たち(EX- Ἀρκαδία)──エクスカディアを名乗る戦士たちの、地球最後の抵抗が幕を開けた!



 ──最初に感じたのは息苦しさ、次に感じたのは薄暗さ、最後に感じたのは圧迫感だった。

 千鳥ヶ淵愛音がハート・ハイブリッド・ギア“ゼロス”を纏った姿で目を覚ますと、順番にそれらの感覚が五感に伝わって不快感へと変わり、そして視界はメイド服を纏った異界からの侵略者たちを捉えた。


「瑠璃宮──!」

「あ、目が覚めたみたいッスよ」

「それは重畳。自分たちの力は信用しているつもりですが、万が一はあり得ますので」


 この地球を滅茶苦茶に蹂躙し、海上フロート都市に存在する“戦略防衛学園アタラクシア”を複数回に渡って危機に陥れた、美しい女性の姿をした恐ろしい怪物たち。

 相も変わらず、こちらを脅威だと認識していない様子が腹立たしく、愛音は思わずメイドたちに切りかかりそうになる。

 何が一番逆鱗を刺激するかと言えば、この娘たちが侵略者……瑠璃宮の幹部でも何でもない、一般戦闘員であるという事実だ。

 地球とバトランティス帝国の総力を結集して挑もうとしていた“機械神”たちを、たった一柱で蠅でも追い払うように超紐状理論単位まで分解して概念レベルで消滅させた、幹部に当たる応龍渡腕(オールド・ワン)精命卿サトラ。

 その部下である泥符倭暗(ディープ・ワン)にしか過ぎないメイド少女たちが、自分たちを窮地に追い込み、多くの仲間たちを連れ去っていったこと自体が、これまでの戦いを否定しているように感じられ、愛音の神経を逆撫でするのだ……地球とバトランティス、双方の立場から戦った愛音からすれば、特に。

 しかし、攻撃に移ろうとした愛音の前には、ナックルを装備している者と冷厳な雰囲気を纏う者、それぞれにヨークとクォンと呼称されている彼女たちよりも、かなり大きな影によって遮られてしまった。

 戦闘中も常に無口であり、禁断武装を叩き込もうが、絶頂改装で攻撃を仕掛けようが、悲鳴をあげることすらしなかった巨女……精命卿サトラほどではないが、成人男性を見下ろすほどの巨体の怪メイド──ティスを相手に攻めあぐねている間に、意外な声が戦闘の停止を呼びかけてきた。


「愛音、落ち着いて。どうも今、その娘たちを倒すのはまずいことになりそうよ」

「ユリシア! 無事だったのね……ここは?」

「い、今さら場所のことに気付いたんですか?」


 ハート・ハイブリッドギアを纏う仲間たち、共に三メイドと戦っていたユリシア・ファランドールと姫川ハユルの無事を確認してから、ようやく愛音は暗く息苦しく圧迫感のある不快な空間の正体を認識する。

 土。土、土、土。周囲はほとんど単色の土色に染まりきっており、六人(三人と三柱?)が何とか体をぶつけないように行き来できる程度のスペースを除き、すべてが土に埋め尽くされていた。


「な、に……これは?」

「見ての通りッスよ。あんた方、エクスカディアに切り捨てられたんス」

「は?」

「ヨークさん、物の言い方をわきまえてください。サトラ様の品性まで窺われます……私たち泥符倭暗を足止めする為に、決死隊を編成されたのですね」

「非同意だったら生贄と変わんないじゃ無いッスか」


 ヨークとクォンの会話をどこか遠く感じながら、愛音は戦いの記憶を蘇らせる。

 エクスカディアではかなり上位戦力に入るハイブリッド・ギアチーム“天地穹女神”であったが、隊長である飛弾傷無が能力やコアの希少性から前線に出ることを上層部に禁じられてしまい、結果的に現場の戦力を低下させるという最悪の判断の中で戦う羽目になっていた。

 もっとも、その判断が下されたのは目前のティスを相手にすべての攻撃が通用せず、応龍渡腕どころか下級戦闘員相手にすら時間稼ぎもできないと見切られたせいなのだが。

 三メイドは定期的に一人あるいは二人ずつで襲来し、じわじわと“天地穹女神”と“MASTERS”の混成チームの戦力を削っていった。

 メンバーが攫われたり負傷して戦闘不能に陥ったり、遂にはまともに戦えるのが愛音、ユリシア、ハユルの三人だけになった時……まさかの三メイドが総攻撃を仕掛けてきたのだ。

 愛音たちは最終手段として傷無と共に戦うことをエクスカディア上層部に進言したが、彼らはそれを却下。

 逆転の策があると愛音たちに伝えていたのだが……。


「そうよ、すさまじい爆発が襲ってきて……私たちごと、巻き込むような」

「むしろ、わたくしたちを狙ったんでしょうよ。この娘たちに回避されないように」

「どういう……」


 ユリシアの言葉で、ようやく気付く。この土壁の中に作られたわずかなスペース……息苦しく薄暗く圧迫感があるが、呼吸ができて光源があり動き回ることができる空間を、敵のはずのメイド怪人たちが維持しているのだということを。


「お気になさらず。これまでの交戦で、あなた達が“強き者”であることは、私たちは認めております」

「あの傷無って男もまあ『あれで魔王とかバロスwww』って頼りないところはあるけれど、心根は星の守護者に相応しいの持ってるッスからね」


 やはりティスは何も言わず、こくこくとうなずいて見せる。こうして戦っていない時に見ると、巨躯のメイドはなんだか少し幼い顔立ちにすら見えた。

 要するに、既に愛音たちのことを怪メイドたちは認めていたというのだ。だから、この星の守護者に相応しいので生かしたいと、この生き埋め状況から何とか救い出そうとしている。

 恐らく愛音たちを守る空間の展開さえなければ、自力で土を噴き飛ばすなり掘り進めるなりして脱出できるということに気付き……愛音が最初に感じたのは、感謝ではなく怒りだった。


「ふざけないで! 私たちは皆、心根を一つにして戦っていた! あなたたちが攫って、きっと操り人形にしてしまったシルヴィアやガートルードに、何が足りなかったって言うの! 認めているとほざくなら、全員を無事に返しなさい!」

「いや、返したッスよ?」

「は……?」

「愛音さん、本当です……精命卿サトラは、捕えた捕虜に幾つか軽い質問を投げかけるくらいで、ほぼ全てのエクスカディアのメンバーを解放することが判明しています」

「それじゃあ……みんな、返された後は何処に行ったの?」


 ハユルからの言葉に、愛音が呆然とする。

 自分たちが下級戦闘員を始末する為の捨て石にされたこと。帰ってこない戦友たち。傷無との意味不明の分断。すべてが一本の線で繋がってしまい、愛音は足元が崩れ去りそうな感覚を覚えた。


「……申し上げにくいのですが、恐らくはお仲間の皆様は、私たちが捕虜として帰された後に……恐らくサトラ様の性質が他組織によって明らかにされる前だったのもあるでしょう……何かしらの違法実験をされているのかと。飛弾傷無氏も、それに巻き込まれている可能性が高いです」

「そん、な……そんな……どうして……だって、私たちは」

「……言いにくいんすけど、愛音さんが原因で切られたんだと思うッスよ。瑠璃宮を呼び込んだのはバトランティスだって、そうでっち上げて失った国土や資源を回復させる計画があるって聞いたことあるッスから。バトランティスと通じ合ってる、愛音さんに生きててもらっちゃ困るんでしょ」


 ユリシアに「あなたには本当にデリカシーが無いの!?」と凄まれ、強壮なはずの泥符倭暗が頭を抱えて「ごめんッス」と謝って見せる。その仕草が、これが自分たちを惑わせる工作の類でないと教えていた。そもそも、自分たちより弱い相手を罠にかける必要など何処にあるのか。

 崩れ落ちそうになる愛音を、素早くティスが支えてくれた。この巨躯のメイドが、侵略者憎しのフィルターを外してしまえば、常に地球と瑠璃宮の双方の被害を減らす為、一人で攻撃を引き受けていたことが、今の愛音には分かってしまう。

 愛音はティスの大きな体に抱かれたまま放心し、ユリシアがくしゃりと前髪を抑えて肩を震わせるのを何とも言えない顔でヨークが見つめ、ハユルが声を上げて泣き出すのをクォンが背中を撫でて慰め始めた。

 少しずつ空間は狭まり、息苦しさは増し、終焉の時は迫ってくる……瑠璃宮の侵攻を“少しだけ”抑えた者たちとして、愛音たちの名は徹底的にエクスカディア上層部によって使い潰されるだろう。愛しい妹……グレイスが今は収める、バトランティスを焼き尽くすことにまで。


「はぁぁぁ……これ、アレやるしかないんじゃ無いッスか?」

「……本来はサトラ様の許可を得なければ使用の禁じられた方法ですが、緊急時ですからね」

「な、なんか突破法があるの?」


 比較的に精神的なダメージが軽いユリシアの問いかけに、ヨークは何故か顔をほんのり赤らめて「あるっちゃあるんすけど……」と呟く。何故か愛音を抱っこしてくれていたティスが、ぐいとその身を離してくるのが不可解だった。


「──確認は、致しません。互いに生き残ることが至上命題。利用し合う、打算あっての関係に“これ”を使うことをサトラ様は快くは思わないでしょうが……生きる為です」

「ちょ、ちょっと待って? 説明くらいはしても……」


 パラリと、顔に土埃がかかって喉が引き連れたせいで、残りの言葉は出てこなかった。

 ティスとクォンは“ぱんっ!”と音を立てて手のひらを打ち鳴らし、ヨークは“がちんっ!”とナックルを打ち合わせる。


「「「んほぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ♥」」」


 直後、びゅるびゅると精子を吹き出しながら、愛音たちの股間に竿と玉が生えてきた。

 ──ふたなり化。基本的に瑠璃宮の怪女たちは泥符倭暗、応龍渡腕の区別なく両性具有者だが、その中でも精命卿サトラとその配下たちは、女性をふたなりに変える魔力を持っている。

 サトラが無類のふたなり好きである故に備わっている力だが、同時に「産まれて、生きてきた性を大事にすべき」という侵略者らしからぬまっとうな意見の持ち主であることから、この力が振るわれるのはサトラによる決断を下してからのことだと決まっている……相当の緊急時を除いて。


「これで互いに犯しあって、能力を無限ブーストして突破する……正直、ウチはユリシアさん気に入ってたんで、こんな形じゃなくエッチしたかったッス」

「已む得えぬことです。自由恋愛に関しては、この場を脱出してから考えて……きゃぁっ♥」

「あうぅぅっ♥ ふともも柔らかいですぅぅっ♥ ふっ♥ ふっ♥ 気持ちいいぃぃぃっ♥」


 ハユルがクォンへと飛びつき、その太ももに可愛らしい子供チ〇ポを擦り付け始める。初めてのふたなり体験、それも射精を経験してしまうと、理性が快楽で吹き飛んでしまうことはまま起こりえるものだ。


「わたくしのぉっ♥ ステイツさんチ〇ポぉぉぉぉっ♥ 誰か咥えてっ♥ おフェラしてぇぇぇっ♥ おっお゛っおぉぉぉぉぉっ♥」

「はいはい、ちゃんとお相手するッスよぉ……くっさ♥ 生えたてなのにチン臭すげぇッス♥ すんすん……ほぉぉっ♥ 興奮するぅ……あむっ♥」


 クォンがハユルに素股をしてやり、ユリシアがぶるんぶるんと先走りを振り撒きながらヨークにフェラ抜きさせる傍ら、愛音は三人の中でも特別凶悪なビキつくデカチンが生えてしまい、睾丸もリンゴのようなサイズに膨らんでしまっている。

 あまりにも自然に頭の後ろで手を組んで、マ〇コを求めてデカチンをブラつかせて腰ヘコしていると、ティスがぬっと大きな体を寄せるようにして、スカートをまくり上げてみせた。


「ふほぉぉっ♥ マ〇コ見せてぇぇぇっ♥ 見せなさいっ♥ 私が挿入するマ〇コぉぉぉっ♥」

「……♥」


 そうやって、スカートをたくし上げて露わになったそこには……大きな体に似合わないつるつるのプニまんと、とろぉっ……と甘イキして透明な精子を漏らしている、子供おちんちんが備わっていた。

 これまで幾度も激突し、圧倒的な力を振るってきた怪メイドが、実はぷにまん持ちの粗チンメイドだった……一瞬にして、愛音の理性が消し飛ぶ。


「こ、このぉぉぉ……こんなマ〇コで、瑠璃宮は無理でしょぉぉぉぉっ♥ んほぉぉっ♥ しまるっ♥ ガキマ〇コしまるぅぅぅっ♥ わ、私、瑠璃宮とパコハメセックスしちゃってるぅぅっ♥ この締まりぃぃ……さては私は初めてね♥ おらっ♥ おらぁぁっ♥ 初めてのチ〇ポに媚びなさいっ♥ やっつけてやるんだからぁ♥」

「……っ♥ ぁ……♥」

「子供ちんちんぷるぷるして、突かれる度に甘イキしてるじゃないの、この雑魚雑魚チ〇ポメイドっ♥ よくもこれまで粗チンの癖に♥ こんな可愛いっ♥ くそ気持ちいいマ〇コ隠して♥ 暴れてくれたわねっ♥ 反省しなさいっ♥ 謝れぇぇぇっ♥ うひひっ♥ 瑠璃宮の戦闘員をチ〇ポで圧倒してやったわぁぁぁっ♥」

「……ぅ♥」


 目を潤ませてピストンを受け入れ、震えながらもそっと手を広げて、おちんちんの先っぽからとぷっ……と子供射精をするティス。そのあまりの可愛らしさに、愛音の中でどんどん凶暴な“雄”の衝動が目覚めていく。

 ふたなり化は、肉体以上に精神へと大きな変化をもたらす……両性具有という、最強の性に合わせて精神が強化されるのだ。愛音は完全にオラつきチ〇ポ雌として覚醒してしまっており、ティスが大人しく従順なのもあって、その大きな体を突きながら「結婚しろ、おらっ♥」「孕ますっ♥ 娶るっ♥」などと叫び始めている。

 その影響は、何も愛音だけに出ている訳ではない。


「んくぅっ♥ んあっ、ふぅぅっ……♥ ちょっ、もうちょっと優しく突い……んきゅぅぅぅぅっ♥」

「うるさぁいっ♥ こんなクソ気持ちいいマ〇コで誘惑して♥ わたくしを後戻りできなくさせるつもりなんでしょうっ♥ チ〇ポ狂いの雌レイパーにする気なんだわっ♥ 乗ってやるわよ、その計略ぅぅぅっ♥ ところてん射精しなさいぃぃっ♥」

「んぎゅぅぅぅっ♥ ちょっと、無茶過ぎッスよぉ……♥ こんなの、孕んじゃうッスっ♥ 人間の赤ちゃん、ぽんぽに抱えちゃうッスぅ♥」

「あっ、あっ、はぁぁぁっ♥ ハユルさん、その調子でゆっくり……んんっ♥ もう、射精してしまったのですね♥ いいんですよ、好きなタイミングで出して……? え……射精、とまらなっ……あひゅっ♥ ちょっ、ちょっと♥ 射精しながら突くなんて♥ あっ♥ あぁぁーっ♥」

「幾らでも出ますぅぅぅっ♥ 射精止まらないっ♥ 止まらないんですぅぅぅっ♥ クォンさんっ♥ クォンさん♥ こんな気持ちいいっ♥ こんな可愛いっ♥ 瑠璃宮とか関係ないです♥ 結婚っ♥ 毛婚してください♥ しろっ♥ 求婚に許可出すまで白いの出すぅぅぅぅっ♥」


 ヨークもクォンも、自分が挿入される側になったことがほとんどなかった上に、死を意識した際の爆発力とうものを超越者故に理解しておらず、あっという間に主導権を握られてしまっていた。

 愛音もティスの大きな体を押し倒し、種付けプレスで激しく子宮を押し潰しながら、荒い息で選択を迫る。


「あ、あなたも、私のモノになりたい? なりたいよね♥ んんっ♥ 娶ってやるっていてるのよ、この雑魚マ〇コと子供チ〇ポをっ♥ うれしいでしょ♥ うれしいって言え♥ 言わないとやめるぞぉぉっ♥」

「……っ……ぅぁ……♥」


 ぴたり、と愛音が動きを止める。彼女たちは単にふたなりになったというだけではなく、超越的な瑠璃宮のチ〇ポを生やされているのだ。生えたての童貞チ〇ポであろうと、女殺しのテクニックは備わっている。

 ティスは「あぁー……♥」と声を出した後……震えるように懇願した。


「ぅ、れ……しぃ……♥ は……せて……♥」

「可愛すぎるでしょ、この嫁メイドぉぉぉぉっ♥ 瑠璃宮やめて、私に嫁げえぇぇぇぇぇっ♥ 一生可愛がってやるぅぅぅぅぅぅっ♥」


 頭チ〇ポになった少女たちは、性欲と愛情が直結して性交を続け、やがて攻守を変えて交わりあい……しばらくして、その空間に土砂が流れ込んだ。



 ──強烈な薬によって昏睡させられてしまった飛弾怜悧と、複数都市の電力を“対瑠璃宮”を掲げて接収し稼働させた、超級の呪印コンピューターの中に閉じ込められて凍結させられている飛弾那由多……最後の機械神。

 それらを前に、戦略防衛学園アタラクシアに入り込んだエクスカディアの上層部の面々は、瑠璃宮の怪女たちが撤退していくのを見てバカ騒ぎを行っていた。

 地球の各地でも確かに戦いが終わったことへの歓喜はあるが、今後の復興への不安や消えてしまった仲間・恋人への哀切があって然りである。

 しかし彼らの中では既に、強制的に冷凍睡眠させて確保している飛弾傷無や、培養カプセルに浮かべられた天地穹女神やMASTERSの面々を想い浮かべ、それを用いてバトランティス帝国を侵略し、地球の王として巨万の富と権力を得ることが確定している為、そこにはただ歓喜しかなかった。

 ──そんな彼らの中心に、六つの影がいきなり降ってきた。

 砕けた天井に潰されえ弾け飛ぶものが多数。それを免れても、死の暴風が室内を吹き荒れ、その場にいる者を……怜悧を除いてすべて鏖殺していく。

 解毒剤を事前に服用しており、何とか短時間の昏睡で済ませた怜悧が体を起こすと……そこには、愛音、ユリシア、ハユルがぼってりとした胎とふたなりチ〇ポを携え、それぞれに瑠璃宮の泥符倭暗を引き連れている光景があった。


「あ、あなたたち、何があったの?」

「説明は、傷無たちを救出してからするわ──出産もね♥ ふふ、安全を確保したら、みんなに見られながら出産アクメを決めましょう♥ こんな連中に見せつけてやるなんて、勿体ないわ♥」

「……ぅ♥」

「どうも、ウチら置いて行かれちゃったみたいッスから、付き合うッスよ。あ、この付き合うはダブルミーニングッス♥」

「わたくしの嫁だけあって、ウィットに富んでいるわ!」

「マ〇コぉっ♥ 悪い人やっつけたからっ♥ おマ〇コしてくださいぃっ♥」

「あ、すいません、ちょっと一時的におバカになってしまっていますが、すぐに戻ると思いますので……分別を付けて、またご挨拶に参ります」


 明らかに尋常ではない力を手に入れた愛音たちが、再び空へと飛翔していく。

 怜悧が呆然と立ち尽くす室内にはこの星で最後に瑠璃宮の力でもたらされた死が蔓延し、モニターには央堂継彦が神姫エクシールとキリエルを確保したが、人手を送ってほしいという通信が点滅を繰り返していた……。




今回の攻め(?)役

※ティス

・『瑠璃宮』の一般戦闘員である泥符倭暗の一柱で、精命卿サトラの配下。真名はバイアティス。極めて無口だが、話せない訳ではなく、話さないだけ。粗チン+ぷにまん持ち。

・非常に大柄なメイド服の少女姿で現れ、泥符倭暗の中でも屈指の防御性能を以て味方と、そして敵対するエクスカディアのことすらも守ろうと博愛主義者。

・作中では披露しなかったが、全長400kmほどまで巨大化する力と、髪の毛を蛇に変える力も持っている。瑠璃宮の中では、控えめな戦力と言えるだろう。


※ヨーク

・『瑠璃宮』の一般戦闘員である泥符倭暗の一柱で、精命卿サトラの配下。真名はニョグダ。地雷を踏む率が高いが、ちゃんと謝れる素直な性格。そこそこ立派なチ〇ポと名器持ち。

・拳甲を手にしたメイド服の少女姿で現れ、インファイトでの格闘戦を得意とする。あまり難しく物を考えない為、知性派が相手だと格下相手で手玉に取られることもしばしば。

・本当の武器はブラックホールを生み出すほどの“握り潰し”だが、女性を殺すことを嫌うので滅多に披露しない。ブラックホール創造くらいは、瑠璃宮では泥符倭暗の余技である。


※クォン

・『瑠璃宮』の一般戦闘員である泥符倭暗の一柱で、精命卿サトラの配下。真名はズルチェクォン。冷静沈着を気取っているが、メンタルが弱い。ズル剥け巨チンとお風呂のようにぽかぽかなマ〇コを誇る。

・眼鏡を懸けた冷厳な雰囲気のメイド服の少女姿で現れ、音を用いて人間の精神を変調させ、恐慌状態に陥れることを得意とするが、怖がってる人を見ると可哀そうになるので滅多にやらない。

・真の力を開放すると、すべての精神ある存在から視覚を奪ったうえで、闇に対する信奉者に変える力を持つ。泥符倭暗の中でも、そこそこの効果範囲と言っていい。

Files

Comments

とろがけ

あの、泥符倭暗なのに三メイドがティコよりも強そうなんですが…サトラ配下は一味違ったw ティスちゃんがちょっとかわいすぎる…バトランティス皇帝の未来の妃が決まってしまったな…w

屋根が高い

さ、流石にティコの方がつよ…いや、ティスがガチったら「だじげて…」ってなりそうな気もしますね。 クソつよなのに粗チンぷにまんでチョロい女の子可愛いですよね…

ソウシップ

今まで巨根クラスのふたなりばっかりだったから、余計に粗チンぷにまん少女のティスちゃんの可愛さが凄い(なお生やすのはとんでもねぇデカチンだったが())。 そして徹頭徹尾余計な事しかしなかったエクスカディア上層部とかいう無能よ……() 後400km巨大化とブラックホール創造が控え目な能力扱いって……()

屋根が高い

そう考えると粗チンぷにまんの癖にとんだスケベですね、ティスと来たら!w 多分、いろんな勢力が一致団結してる中で飢えの方に来たら、自分を勘違いしてしまう輩とか湧くんでしょうね… まあ、これだけでは応龍弩腕には絶対なれないな…位の能力ですかねー(インフレ)