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※こちらのシリーズの続編となります。よろしければご参照ください。


白欄は快楽で埋め尽くされて~天才少女ゲーマーの娼婦堕ち

(https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=18769782)

マン媚びレズBotシュヴィ・ドーラ再誕

(https://fallen02side.fanbox.cc/posts/4884825)

絶頂マゾ豚椅子奴隷ジブリール

(https://fallen02side.fanbox.cc/posts/4915420)





「──さあ、遠慮せずにお掛けになって? 本来ならばお客人に進めるには少々品位に欠ける“家具”ですけれど、あなた方にとっては“これ”を尻に敷くことは特別な意味合いがあるでしょう?」


 闇の中に、濃淡があった。

 黒、黒、黒……全身を黒一緒で覆っており、しかして何れの色合いも僅かに濃度が異なる。

 “色とりどりの黒”とでも言うべき、視覚を混乱させる単色に全身を覆った女は、こちらは本当に色彩豊かな髪色を持つ、十代半ばほどの人間種の少女と見紛わんばかりの機凱種へと“椅子”への着席を勧めていた。

 その口調が“気を遣ってのもの”と考えられるほど、機凱種の少女──イミルアインは演算能力に問題を抱えていない。


「【否定】。目前の存在は椅子ではない。【拒否】。よって当機は体重を預けることを回避する」

「そうかしら? 存在を規定するのは“どう生まれたか”でも“何をしてきたか”でもなく、己で己の生き方を選ぶものよ。彼女は“椅子”に満足しているのだから……やっぱり、これは椅子だと思うわ」


 そんな風に観念的な物言いをすると、イミルアインが訪ねた娼館の主人──漆黒の淑女ナイン・トルホープは、自らがどかりと“椅子”の上に腰かけてみせた。

 “椅子”は自ら高さを変えて、ナインにもっとも適した位置を調節し、ぷしゅぅぅっ♥ とマン汁を噴きながら「ぷぎょぉぉぉっ……♥」と豚のような嬌声を上げる。

 ジブリール──かつて機凱種が“心”を学習・獲得する契機となった機体を破壊した、謂わば共通する“仇”のような天翼種。

 種の誇りに拘泥し、自身よりも位階が下の存在を蔑視する、攻撃的な天翼種は今……ナインの尻の下で豚面を晒して“椅子”になっていた。

 イミルアインが座することは無かったが、十六種族に定められた位階において天翼種よりも下位の機凱種に座られようとも、嬉々として嬌声をひり出し愛液を垂らしたのは、演算の必要すらもなく予測できる事態だ。

 イミルアインは本来、娼館の主にしてゲームの達人……通称“チクタク・レディ”ことナインが経営する、その建物の中では一切の位階が無視され、どのような種族同士でも……女性同士であるという条件さえ守れば、好きに抱くことが許される場所の、定期的な調査に訪れていた。

 本日の査察の中では、この娼館で働いている機凱種のキャストや調教師は、いずれも連結解除を行われた後の機体であるという結果が出ている。

 しかし、長らく突如としてクラスタで行動している機凱種がいきなり消え去り、他種族のレズ便器として使い潰されて遺棄されたり、特定の娼館で酷使されているのが発見されたりする件に、ナインは深く関与していると疑われている。

 流れ着いた異世界の創作物から文化の再現を可能とするほど、複数の意識や演算機能を繋ぐことで完成する機凱種のネットワークは極めて強靭かつ優秀なのだが、それを以てしてもナインのしっぽを掴むことは出来ていない……そんな状況でイミルアインに差しだされた“椅子”こそ、ジブリールの成れの果てだった。


「(【嘲弄】。肥大化した誇りと実力が比例しない存在の似合いの末路。【軽蔑】。ここまでの醜態を晒した後も、なお生命活動を継続することは愚行)」


 当然ながらイミルアインは、冷徹にジブリールのことを侮蔑し、その醜態が相応しい結末であることに疑問は挟まない。

 しかし、ジブリールという存在が自ら娼館の“家具”という在り方を選ぶ訳はなく、天翼種の誇りである翼をむしられた挙句に、鼻フックをかけられた豚面でマン汁噴くことが本人の希望であることもあり得ない。

 要するにこれは、ナインが“違法な種族の確保や調教”を行っているという“匂わせ”であり、よりにもよって機凱種の“敵”と言ってもよいジブリールを見せつけてくることで、二重三重の挑発行動を行っているのだ。

 “心”の解析と再現を可能とするイミルアイン“たち”は、明確にナインの嘲りを含む行動に対して不満を供出したが、しかし同時に相手が表向きの礼節を護っているのも事実であり、イミルアインがジブリールに対して義心を振り翳すのは不自然である。

 しかして……力の道理がまかり通る野蛮な大戦期ならまだしも、現在においては此処から状況を変転させ、必要な情報を引き出す手段が存在する。そして、そのカードをこの場で切ることを承認する程度には、イミルアイン“たち”はナインに悪心を既に抱いていた。


「【再認】。ナイン・トルホープ──“チクタク・レディ”は、“ゲームは、一日一時間”を徹底している。【求聞】。“チクタク・レディ”、本日のゲームプレイ時間、その申告を当機は求める」

「あら……それはお姉さんと“遊んでくれる”ということかしらぁ?」


 闇の中で、赤い月が裂けた。

 マゾ豚に堕ちた天翼種の背中で、時間制限付きで無敵と謡われる“ナイン・トルホープ”が嘲笑を浮かべる。

 まるで“まんまと罠にかかった”と言いたげな笑みであったが……イミルアインとその連結クラスタたちは、この悪辣な召喚の主に負ける可能性を、更々考慮していなかった。



「──【不詳】。敗北肯定、理解不能。【撞着】。矛盾、異常、緊急事態。【絶望】。嗚呼」

「あらら、機凱種に嘆息させてしまったわね。ふふふ、それはそれで可愛いわねぇ」


 ゲームにおいての一つの必勝法として“模写櫓”というものが存在する。

 これは相手の戦術をそっくりと真似て、最終的には自分だけが優位で盤上を終えるという戦術。卑怯という考え方もあろうが、真剣勝負の最中に即興で真似される程度の戦術しか組み立てられないものが悪いという主張の方が、勝敗次第で時には万の人命が消え去り時には国境線が消滅する世界では優性だ。

 機凱種は敵の攻撃を解析し、それを模倣して使うということを最も得意とする種族であり、相手のゲームの腕が強ければ強いほど、最後に立っているのは戦術を先に進められる機凱種の方であるというのが、ありふれた決着の光景だ。

 これを覆す為には、計算の仕様がない“寓意”を引き起こすことができる幸運や運命操作を用いるか、あるいは完全に機凱種の計算から除外した盤外からの一撃で不意を突くこと……そして、機凱種ですらも解析しきれない、異次元の実力や戦術思考を持つことである。

 そのどれを以て己が完敗したかも理解できないままに、イミルアインは“チクタク・レディ”の前に膝を屈していた。


「ふぅん。やっぱり、機凱種の子とするのは、あまり楽しくないのよね。画一的というのかしら、最善手しか打たないから、単純に力量が上だとイジメてるような気にしかならないわぁ……ふふふ、その後のお楽しみについては心躍るけれどね♥」

「【恭順】。当機は盟約の下、“チクタク・レディ”に従う。【疑問】。希望事項をまだ確認していない」

「そんなに難しいことは望まないわ。単にウチの子と“連結”を行ってみてほしいだけ♥」


 てっきり娼館で働け、自分のモノになれといった下種な提案が飛ばされ、必要な情報を探査する機会が得られると前向きに考えていたのだが、行動さえ必要なく答を得られる可能性が提示された。

 己はゲームに敗北したはずなのに……イミルアインも繋がっている連結指揮も、困惑情報を示す。

 念のために一時的に連結を停止……解除ではなく情報の行き来のみをシャットしたイミルアインが、ジブリールをその場に放置したナインに連れられて、娼館の奥へと進んでいく。

 ……“心”の解析・獲得は、紛れもなく機凱種を更に強壮な種族として高めたが、この瞬間だけは“毒”として作用していた。

 システィマティックな反応のみを示す過去の機凱種の在り方のままであれば、ゲームでのあり得ない敗北に“放心”して、一時的に思考停止に近い状態に陥ることなど、起こりえなかったはずだからだ。

 ナインが“ウチの子”とだけ告げておりキャストだとも調教師だとも言っていないこと、そして導かれる先が店舗ではなく明らかに経営者の領域であることにも気付けたはずなのだが。

 ──イミルアインが部屋の中へ通され、中で蠢く“それ”を見せられた時点で、全ては終わっていた。


「んほぉぉぉぉっ♥ ほっ♥ ほぉぉぉっ♥ レディ♥ レディ♥ おマ〇コぐちゅぐちゅしてくださいっ♥ シュヴィのまんまん触って♥ くちゅくちゅ膣内、掻きまわしてえぇぇぇっ♥ おんほぉぉぉぉっ♥ レディの前でお汁噴くの好き♥ 止まらないぃぃぃぃぃぃっ♥」

「【惑乱】何? 【恐慌】当該機体は。【凶夢】シュヴィ・ドーラ……!」


 それは、かつてジブリール相手に破壊覚悟で戦いを挑んだ果て、一度は連結解除されていた機凱種に“心”の通信を行った機体。跡形もなく消し飛ばされたはずの、現存する機凱種の“心の母”。

 淡い赤紫の髪を揺らしながら、増設されたぷにまんから愛液めいた生理用水を噴出し、スパークを起こしながら快感に狂っている姿は、まるで人間の女が成功を求めて媚びているかのようだった。


「あきゃきゃきゃ……♥ 逃がさないわよぉ……さあ、シュヴィちゃんと♥ 私の♥ シュヴィちゃんと、連結してあげてぇ……♥ あなたも私のお部屋を飾る、二番目のマン媚びBotになるのよぉ……♥」

「【救援】いや。【嘆願】近付けないで。【平頭】。なんでもする! 【屈服】。“チクタク・レディ”に、ナイン・トルホープ……ナイン“様”に! 【忠誠】。だから──」


 ぐちゅちとマン媚び家具シュヴィの秘所に指が挿入された瞬間、その喉から「あぁぁぁぁぁぁっ♥ レディ、あいじでるぅ゛ぅぅぅぅぅぅぅっ♥」と割れた音声が響き渡り、大量のコードやケーブルが伸びてきた。

 尻尾状のケーブル以外にも、皮膚の下から噴き出す様に無数の回線がイミルアインに絡みつき、ぶすぶすぶすぶすと強制的に接続される。


「ひぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ♥ ぴぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぎぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ♥」


 機凱種の特徴である二字熟語の発声すら吹き飛ばされ、絶叫じみた嬌声を無理やり引き出されるイミルアイン。


『──性交時の快楽伝達の為の疑似神経系システム構築パッチを適応しました』

『メモリ内に不要なデータを確認。同性間での性交知識に置換します』

『排水を利用した潤滑液構築システムパッチを励起、主の指示で適応します』

『エラーを確認、本機の活動に必須のデータを消去しようとしています、よろしいですか?』

『──データ消去確認、更なるメモリの整理を開始』

『当機は、主人である“チクタク・レディ”の玩具であることを最優先目的として規定し直します』


「【否定】ぃぃぃぃぃっ♥ いや、いや、やだぁぁぁぁぁぁっ♥ 【快楽】ぅぅぅぅっ♥ 気持ちよくて♥ メモリ壊されるぅぅっ♥ 【恐怖】おひっ♥ 【絶頂】おひひぃぃぃぃぃーっ♥」

「あぁぁぁぁっ♥ シュヴィの気持ちいいの、伝わってる♥ いらない機能駆逐して♥ レディの為だけの玩具になるための情報どくどく注いじゃってるぅぅぅっ♥ おひっ♥ おへぇぇぇぇっ♥ 情報のマンイキしゅごぉぉぉっ♥」

「シュヴィちゃんったら、久しぶりに後輩と連結出来てうれしいみたい♥ あなたも、それに応えてあげてね♥ ほぉら……そんな無機質な股間なんていらないの♥ 気持ちよくて頭の中バチバチってさせちゃう、おマ〇コ穴をあげましょうねぇ……♥」


 つぅ……とナインがイミルアインの股間を撫でると、線に沿うように切れ目が入り、左右に裂けて“くぱぁっ……♥”と開いた。特別な改造処置などをすべてすっ飛ばして、生体パーツを増築してみせたのだ。

 しかし、そのあまりにも異常な手腕すらも、先までは頭を掻きまわされるだけだったのに、性器まで兼ね備えてしまったイミルアインが気にする余裕などある訳が無い。超高速でシュヴィのマン媚びBotとしての記憶や、思考矯正プログラムが流しこまれていき、イミルアインの自我が快感いに上書きされてゆく。


「【絶頂】ぅぅぅぅっ♥ んひぃぃぃぃぃぃぃっ♥ 【明滅】ぅぅぅぅぅぅっ♥ ほっ、ほぉぉぉぉぉぉっ♥ 【秘所】ぉぉぉぉぉぉっ♥ ひょへぇぇぇぇぇぇっ♥ 【消去】意識が【破棄】思考が【排泄】人格が消えゆぅぅぅぅぅ~っ♥ 【雌媚】ぃぃぃぃぃぃっ♥ 【雌媚】が当機の真の使命ぃぃぃぃぃぃっ♥」

「あきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃっ♥ そうよ、イミルアインちゃん♥ それがあなたの本当の存在意義なにょ♥ さあ……思い切りイカせて、生まれ変わらせてあげる……♥」


 チキチキチキチキチキチキと電脳を作り替える異音が響き渡る中、連結されたことで情報が共有されているシュヴィの方のアナルへぶすぅぅぅっ♥ とカンチョーをぶち込み、同時にイミルアインのクリストリスを優しく噛み潰す。

 陰核に伝わる未知の快楽と、カンチョーで脳天に突き抜ける屈辱と背徳の快感が混ざり、イミルアインは自らの意識を完全に消し飛ばしながら絶叫した。


「【雌媚】【雌媚】【雌媚】【絶頂】ぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ♥ あ゛へぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ♥ 【幸福】ぅぅぅぅぅぅぅ……人格排出絶頂ぅぅぅぅ……しゅきぃぃぃぃぃぃぃっ……♥」


 イミルアインの表情はアヘオホと快楽に蕩け、シュヴィのそれとそっくりになっていた。

 それは紛れもなく快楽に狂っている顔なのに、何故か先までのイミルアインよりも無表情に見えてしまう。

 シュヴィとイミルアインは連結マン媚びBot同士、仲良くマン汁を噴いて互いにかけあいて、潤んだ瞳で快楽を伝え合う。言葉はいらない、マン媚びBotはレディを悦ばせる淫語だけ叫べればいいのだ。

 その様を見つめながら、ナインは「あきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃっ!」と月の吠えるような嘲笑を浮かべ、それから自分のスカートを捲ると、もわぁぁぁ……♥ と籠った雌臭いを嗅がせる。

 イミルアインとシュヴィは、最愛のレディの汗蒸れマン臭だけでイキ狂い、部屋が明るく輝くほどに頭をスパークさせ、機凱種とは思えないお馬鹿マ〇コぶるに更なる磨きをかけていくのだった……。

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Comments

火落ち

イミルアインのBOT堕ち、執筆いただきありがとうございます! 機械種族が雌媚データを同期させられてモノに堕ちていく姿… 上書きされていく最中の断末魔がとても素敵でした…! ありがとうございます!

屋根が高い

リクエストありがとうございました! 作中でも強キャラ臭強めで、動揺する姿とか想像しにくいイミルアインが、怯えてすくんで雌媚びするのは最高だぜ!(悪魔)