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※前のお話はこちら!

(https://fallen02side.fanbox.cc/posts/6557274)



 ──八十稲羽という街は、活気自体は無くは無いのだが、どことなく寂れた印象を受ける田舎である。

 商店街から少し離れた場所に、大きめの売地が確保されており、その内に商業施設……ジュネス辺り……が出店してくるのかも知れないが、特に商業的な努力をしている様子も見られない為、のんびりした空気が流れている。

 基本的に自分を頼ってくる相手の為ならば、命をかけて戦うこともする桐島公子であるが……だからこそ、十三番目の隠された“影時間”での戦いからも逃げずに立ち向かっている……伝統や因習という言葉にしがみ付いて研鑽を忘れたような者たちには冷淡であり、商店街を歩く彼女の眼は冷ややかだ。

 彼女は南条グループの現総帥から帝王学の教えを受けていたことがある為、怠惰なものを嫌う傾向がある……それでいて、頑張ろうとはしているが走り出せない相手には親切なのだから、不思議な感性の持ち主だ。

 部活の合宿先の下見と称し、デート気分だった岩崎理緒と西脇結子は、電車から降りて以降ずっと公子が不機嫌なことに戸惑っており……だから“天城屋”という旅館についた時、ぱっと表情が華やいだことにホッとしたものだ。


「ほぉぉぉぉっ♥ んおっ♥ おひぃぃぃぃっ♥ こ、こんなっ……♥ 部屋♥ 部屋に着いた瞬間♥ セックスっ♥ セックスぅぅっ♥ ラブラブセックス、だめぇぇぇっ♥ お~っ♥ 子宮ごりごりされるのしゅきっ♥ しゅきだけど、落ち着いてへぇぇっ……あひぃぃぃぃっ♥ んひぃぃぃぃっ♥」

「はぁー♥ はぁー♥ なに、公子♥ チンイラしちゃってるじゃん♥ 電車のトイレでも、一発ヌイてあげたのに♥ 理緒のマ〇コじゅこじゅこして♥ 可愛いアヘ顔にさせちゃってぇっ♥ 部活の合宿の下見だからって、無理に汗かくことなにのに♥ んんっ♥ 理緒のアヘ顔見てマン汁出るぅぅっ♥」


 ……部屋に通された瞬間、備え付けの部屋風呂があると聞いた途端、公子は二人を露店風になっている浴室に連れ込み、理緒をわんわんスタイルでハメまくりながら、蹲踞の姿勢で腰ヘコチン媚びしている結子に手マンする。


「ごめんね、二人とも♥ ここは想い出の多い土地だから、やっぱり色々と考えちゃって♥ んっ♥ まずは精液どっぴゅんさせてね♥ あー、理緒に中出しするの、やっぱり気持ちいいー♥ 絶対に理緒は他に渡さないって、奪い取ってよかったぁ♥」

「あぁんっ♥ も、もうその話はやめて♥ 今の私は、公子にしか興味ないからぁ……おぉ~っ♥ 精子出てるっ♥ 公子のぷりっぷりの子種汁ぅぅっ……♥ しゅきっ♥ はぁー♥ んはぁー……♥ 結子、見てぇぇ♥ 真面目ぶってる私がっ♥ 合宿の下見とか言って恋人と生ハメ旅行してるの見てぇぇぇっ♥」

「悪い子だよ、理緒ぉっ♥ ほら、代わってよぉっ♥ あたしもハメたい♥ 理緒の愛液で濡れてる間に、公子の雌チ〇ポ♥ ラブラブチ〇ポねじ込んでぇ♥ あぁぁぁぁっ♥ んあぁぁぁぁっ♥ ごめんっ♥ あたしもずっと朝からムラついてのぉぉっ♥ じゅるるるっ♥ 理緒のザー漬けマ〇コ舐めちゃうっ♥」


 しばらくの間、三人は狂ったように3Pセックスに耽り……やがて理緒と結子が全身ザーメンまみれでダブルピースを決めた後、綺麗に身を清めてから湯船に漬かることになった。


「んっ……ふあぁぁっ……♥ 体、融けそう……おばさん臭いかも知れないけど、温泉って本当に“ゆるむ”んだよねぇ……。いさ子とか、今度連れてきたいなぁ♥ 絶対に可愛い顔すると思う♥ 後はマーガレットさんとか♥」

「いいわね、浴衣を着た鳥海先生に、公子に射精されたおマ〇コ舐めてもらったり……ごくっ♥」

「なにー、あたしのクンニじゃ不満なの? でも、確かに年長組をみんな滅茶苦茶に輪姦すのは絶対楽しいよね♥」


 公子のハーレムは全員が恋人同士でラブラブ。公子が一番だが、基本的にはそれ以外の全員が他メンバーにとっての“No.2”である。山岸風花と森山夏紀のように、ハーレム内で更に婚姻を交わしている関係はいるが、彼女たちも理緒や結子にレズセを迫られても拒否しない。

 爛れているという言葉でまとめることも出来るだろうが……もう少し綺麗な言い方をすれば、深い愛情で結ばれているのが公子ハーレムであった。


「(……それだけに、未だに公子の“叔母さん”に会えないのが、少しだけ残念だわ)」

「(公子の初恋の人で、多分“大本命”でしょ? 会いたいなぁ……この宿も、その人との思い出の場所らしいし)」


 公子は股間に備えた雌チ〇ポによって、幼い頃はあちこちを盥回しにされていたと聞いている。

 “叔母さん”は初めて公子を受け入れ、安住の場所をくれた人だが……最終的には深い仲になりすぎて、周囲に引き離されたのだと聞いた。

 公子は今でも、その頃にお世話になっていた人たち……事件記者やテレビタレント、中には財閥の関係者までいるらしい……のことをよく話し、恩義を感じている様子の為、引き離されたことを恨んではいないようだが……それでも、公子の過去に今以て、理緒も結子も完全に踏み込めていない。


「それにしても、部屋風呂を用意してくれたのって、私の体のことを覚えてくれてたんだろうねぇ。女湯に入ると、びっくりされたりするし」

「そ、そうね。最近はアイドルが堂々とふたなりカミングアウトしたりしてるけれど、今でも女湯は場所によって応対が違うものね」

「あたしたちも、大好きな公子に付いてるから受け入れたところあって、もしも見ず知らずの誰かだったら驚いて腰ぬかしちゃうかも」


 過去に思いを馳せていた理緒たちは、公子が話題を振ってくれたのをいいことに、最近のふたなりを巡る風潮について語り出す。

 すると、公子がざばりとお湯から出て……脱衣所につながる檜の扉を、がらりと開いた。


「きゃあっ!?」

「うわわぁっ!? し、失礼しましたぁっ! ゆ、雪子、逃げ……じゃなかった、戻るよ!」

「ご、ごめん、千枝……こ、腰が抜けちゃって……」


 部屋風呂へと転がり込んできたのは、この旅館の跡取り娘であり、今日は女将修行として公子の部屋に専属で就くと聞いていた少女……天城雪子であった。

 雪子に“千枝”と呼ばれた少女は、臨時の中居手伝いのバイトらしいが、二人の美少女を見下ろしながら公子は、タオルを乗せた雌チ〇ポが平行になる程度まで股間を固くしていた。



 里中千枝は、天城雪子の王子様である。女の子であるが、そういう事になっている。

 一番の親友であり、家のことや美人過ぎて周りにやっかまれること、ストレスの多い雪子を守り、彼女に笑顔を浮かべさせるのが千枝の使命だ。


「(……きっと事情を知らない人が聞いたら「なんでそんな重たいこと考えてるの?」って思われちゃうんだろうなぁ)」


 実際、裏表のない明るい性格の千枝が、雪子に対してだけは過保護というか、ある種の“湿度”を感じさせる態度を取っているのを、訝しがる者もいる。

 ……千枝は生まれも育ちも生粋の八十稲羽っ子だが、小学校低学年の本当に短い間、珠閒瑠市という街で暮らしていた時期があった。

 家の事情か何かだったと思うのだが、人口128万人の港湾都市での暮らしは、八十稲羽しか知らなかった千枝にとって刺激的であった。

 そこで広東映画好きの年上のお姉さんと出会い、見様見真似のカンフーを習った千枝は、色々と新しい世界を知って、少し強くなったような気がして八十稲羽に戻った。

 そうしたら……雪子が、その立場をやっかまれてイジメられていた。千枝という防波堤が無くなったことで、男子も女子も雪子を腫物でも扱うようになっていて、世界で一番可愛いと信じていた女の子の顔から、笑顔が消えてしまっていた。

 何よりも自分を許せなかったのは──そんな風に雪子が追い詰められている時、千枝の方は雪子のことを全然思い出したりせず、楽しい都会暮らしを堪能していたことだ。

 その後、雪子が拾った犬を千枝が引き取ったりと、懸命に雪子へと尽くす内に、少しずつ彼女の笑顔は戻っていき、千枝と彼女は親友に戻れた。雪子は何なら、この短い千枝の“不在期間”を覚えていない節すらある。

 それでも……千枝はずっと雪子に過保護に接し、二度と傷つかないように、傷付けないようにと執着しながら傍にいる。

 それが単に自己満足で、自分が傷つかない為であり、雪子を大切だとか好きだと思っているのではなく、単に“手放せない”だけじゃないかと怯えながらも、ずっと。

 ……だから雪子が「大切なお客さんが来るから、接客するときに傍に居てほしい」とお願いされた時、千枝に断るという選択肢は無くて。


「あ、あたしが雪子の代わりになりますから……!」


 だから、そう。

 雪子と一緒に、八十稲羽ではまず見かけない、ふたなりのお客さんの入浴を覗いてしまって。過激な少女漫画とかまるで相手にならないようなドスケベセックスを間近で目撃してしまって。

 その責任を取る為に、そういう提案をすることは、千枝にとっては当たり前のことだった。


「ち、千枝、何言ってるの!?」

「あ、あたしが雪子に覗こうって言ったんです! この子は悪くないんです! だから……ほへぇぇっ♥」


 懸命に庇う言葉を並べている間に、お客さん……桐島公子が頬をぺちぺちとおちんちんで叩いてくる。

 それだけで、女の人が相手なのに股間がじゅんっ……と濡れる感覚があり、自分のモノだとは信じられないような間抜けで無様な声が喉から漏れた。


「こっちはまだ何にも言ってないのに、盛り上がり過ぎじゃないかな? それとも、ふたなりはすぐにヤりたがる性犯罪者予備軍とか信じちゃってる? 田舎だしね、この辺り」

「そ、そんなことは……んへぇっ……♥」

「それとも──単純に、おちんちんに興味があるのかなぁ?」


 公子の優しくも逃げ場をぶちぶち潰していくような言葉に、千枝は本音を焙り出されたような気がした。

 ある。千枝は、チ〇ポに興味がある。それも、男の子のそれではなく、雌チ〇ポに。

 自分の執着心や独占欲に戸惑って、いっそ自分が男の子だったら、分かりやすく雪子を好きということにできたのにと、悩んだ時期があった。

 でも、男のチ〇ポを調べるのはなんか怖かったので、おちんちん生えている女の子のことを調べて、自分もふたなりだったらと妄想することがあった。

 中学生という多感な時期だけに、チ〇ポ生えた自分が雪子をハメる妄想も、チ〇ポ生えてる雪子に犯される妄想もしたことがある。超格好よくて可愛いチ〇ポ生えたお姉さんに、目の前で雪子がハメられる妄想も……したことがある。

 ボロボロ泣きながらも、生きてきた中で一番気持ちいいオナニーをしてしまった、あの妄想……その中で出てきたお姉さんの、三割増しくらい格好いい相手が、目前に居た。

 否定できずに、じわぁぁ……と浴衣に愛液を沁みさせてしまう千枝。

 公子はその鼻先をチ〇ポをくいっと押してあげさせてみせ、濃厚なチン臭に酔っている千枝に「いいよ」と囁いた。

 何を許可されたのか、分かっていた。鼻腔の中に先走りが入ってくるのに興奮しつつ、ゆっくりと顔を上へ上げていく。

 まだまだ体が小さい雪子なら、臍まで届いてしまいそうな雌チ〇ポの先端が、千枝の唇に触れる。男の子と、あるいは女の子と……雪子とキスをするよりも早く、千枝のファーストキスは公子のチ〇ポに捧げてしまった。


「(あぁっ……♥ キス、しちゃったぁ♥ こ、これであたし、この人に“全部捧げます”ってしちゃったのと、一緒なんだ……♥ あたし、このお姉さんにえっちなことされて、赤ちゃんとか孕まされちゃって♥ 中学生なのにお嫁さんにされちゃうんだ……♥)」


 一般的に、ふたなり女子が同性を魅了する力は、同年代の男子と比べて約三倍近いと言われている。

 さらにそこは全能力カンストの公子である。彼女がチ〇ポ出して迫れば、どんな女の子でもチンキス時点でマ〇コ屈服してしまうのである。頭の中は幸せな嫁入りしか考えられない。

 そんな千枝に……雪子が、意外な言葉を放った。


「ズルい……ズルいよ、千枝……♥」

「え……? ゆ、雪子?」

「わ、私だって、ずっとずっと……昔に見た、おちんちんのこと忘れられなかった……♥ 『お母さん』って呼んでる大人のお姉さん相手に、おちんちんじゅぽじゅぽして♥ セックスしてる姿♥ セックス♥ セックスぅ♥ 忘れられなかったのに……ひ、独り占めなんてズルいよ♥」


 雪子が秘めた過去を告白する間も、千枝がちゅっ♥ ちゅっ♥ と何度もラブキスかましている雌チ〇ポに横合いから雪子もしゃぶりついてくる。現役JCが二人がかりで雌チ〇ポに幾度もキスを落とし、公子の竿の上で初めて、千枝と雪子は舌を絡めるキスをした。


「んちゅっ♥ じゅるるっ♥ んぷっ、ちゅぱぁぁ……♥ ど、どうして、雪子……?」

「ごめん、ごめんね、千枝♥ はむっ♥ じゅるるっ♥ 私、最初からこのお客さんに♥ 公子さんにハメハメ♥ チンパコ♥ 妊娠セックス♥ されたかったのぉ♥ あの日からずっと、このおちんちん♥ 雌チ〇ポっ♥ チ〇ポぉ……忘れられなかった、恋してた♥ だ、だから……千枝と一緒に、ハメ潰されたかったんだよ♥」

「あ、あたしと、一緒に……ちゅっ、じゅるるっ……♥」

「だって、千枝は……私の王子様だもの……♥」


 どちらも、ずっとチ〇ポに焦がれていた。それでいて、想い合ってもいた。

 そんな王子と姫に、公子の雌チ〇ポから噴き出した精液がどばどばと顔面を白く染めていく。

 雪子はずっと夢見ていたザーメンパックで嬉ションイキをキメ、千枝は初めての顔射で「おぉっ♥ しゅきっ♥ あたし、この人……公子さんしゅきっ♥」とマジ惚れマーキングされてしまった。

 互いの顔をぴちゃぴちゃと舐め合い、ふたなりザーメンの味を感じながらレズキスを繰り返し……二人はあまりにも自然な動きで、陰毛もまだ生えそろっていないJCマ〇コを、公子へと捧げるように互いに開きあっていた。


「あはぁぁっ……♥ お客様♥ 公子さんっ♥ 千枝を女の子にしてあげて♥ 千枝は、本当はとっても可愛い女の子なのぉ……♥ 千枝が公子さんに犯されるのみたいっ♥ め、目の前で千枝がハメハメされる妄想で、何度もオナニーしたのぉぉっ♥ 千枝のマン汁でてかてかのおちんちんでハメられたいのぉぉっ♥」

「雪子も、そんな妄想してたんだぁ……♥ ゆ、雪子っ♥ 雪子の方をパコってあげてくださいっ♥ あ、あたしたって妄想したもん♥ 雪子が格好いい、ふたなりお姉さんに取られちゃう夢ぇぇっ♥ すごく悔しくて、ボロボロ泣きながらオナニーしたもん♥ 公子さん、雪子をあたしから寝取ってぇぇぇっ♥」


 どちらも寝取られ妄想をしながら軽イキしてしまう、淫乱JCたち。

 しかし、公子が“寝取る”のは……後のラブラブの為である。

 淫乱JCを抱き合わせ、ぷにまん同士を貝合わせさせて「あひっ♥ 千枝ぇ♥」「雪子♥ おマ〇コ、あつぅっ……♥」と喘がせた後……公子は激しく腰をストロークさせて、両方のマ〇コを同時に犯し始めた。


「きゃひぃぃぃっ♥ こ、こんなセックスも、あっ……あるのぉぉぉっ♥ 千枝を感じるっ♥ これままで一番、千枝のこと感じちゃってるぅぅっ♥ 公子さんのモノにされながら♥ 千枝っ♥ 千枝で胸がいっぱいになるのぉぉぉっ♥ 千枝好きっ♥ 一緒に公子さんのモノになって♥ 二人で妊娠したいのぉぉぉっ♥」

「あぁぁぁっ♥ 雪子ぉぉっ♥ んんっ♥ うんっ♥ あたしも、雪子のこと今まで……おひぃぃっ♥ 一番強く感じてるっ♥ あっ、好きぃぃぃっ♥ 雪子好きっ♥ 公子さん好き、好き、あいしてるぅぅぅっ♥ 二人で公子さんのオンナになろっ♥ 都合のいい地元嫁になっちゃお♥ 二人で赤ちゃん育てるのぉぉっ♥」

『ああ゛ぁぁぁぁぁっ♥ イクぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ♥』


 二人は深く深くレズキスを交わしながら、どちらの膣にもたっぷりと精液を注がれて、同じ女の妻という形で、恋人同士になった。その絆はもう、決して揺らぐことはないだろう。


「んんっ……ぷちゅんっ♥ って妊娠した感じが、確かにしたのぉ……♥ 中学生なのにママになるっ♥ 千枝と一緒に子育てぇぇっ……♥ あひっ♥」

「雪子ぉぉ……♥ 二人で、どっちの家の両親も説得しようねぇ……あんっ♥ き、公子さっ……ザーメン漬けのおマ〇コ開くのだめぇぇっ♥」

「まだまだ、泊まってる間はずっと相手してもらうからね♥ 二人とも、おマ〇コの形を私専用にしてあげる……♥」


 ふたなりの無限の性欲を前に、出来立て百合カップルは更にアヘらされ、受精確実ボテ腹ファックに耽るのだった……。



 ──これは、遠く、しかし近い未来の話。


「──スズカゴンゲン!」

「──アマテラス!」


 花村陽介の影が変じたシャドウを、千枝と雪子の完璧な連携が捉え、吹き飛ばす。

 “テレビの中の世界”で転校生である“彼”が自らのペルソナに目覚め、陽介の影と戦っていたのだが、消耗から危機に陥った時、二人が颯爽と駆けつけたのだ。


「さ、里中? 天城!?」

「花村、下がってて、決着付けたら、あの影くんを受け入れてやってよ」

「餅は餅屋、私と千枝に任せてくれれば安心だから!」


 ……千枝と雪子は、桐島公子に抱かれたその日、ペルソナ能力に目覚めた。

 あの日から二年間、その力を研ぎ澄ませてきた二人には、並のシャドウなど束になっても叶わない。

 謎の失踪事件が“テレビの中の世界”を悪用したものだと考えた千枝と雪子は、独自に調査を進めていたのである。

 ──陽介の影は早々に打ち倒され、ペルソナに姿を変えたのを確認すると、朦朧としている“彼”を抱えて、ジュネスの家電売り場から脱出する。

 どうやら千枝たちが勝手に、自分の(親の)店を“出入口”に使っていたことへ陽介は複雑な感情を抱いたらしいが、助けてもらった手前、文句も言えない。


「あー……お前ら、なんでそんな強いの?」

「そりゃあ……決まってるじゃない? 昔から言うでしょ?」

「そうそう。母は強しってね」


 そうして千枝と雪子は、彼女たちの協力者……看護師である上原小夜子に預けていた娘を迎えにいく為、キッズコーナーへと小走りに駆けていく。

 まだぐったりしている相棒に肩を貸しながら、陽介は小声で「女って、すげぇなぁ」と呟くことしかできなかった……。


 ──桐島公子の残した光は、先の世でも闇に抗い続けている。



 ──時は戻って、まだこの地上に“影時間”が存在した時代。


「あの娘たち、うまくやれるかしら」

「大丈夫じゃない? 公子がリードするっしょ」


 下見は一泊ということもあり、雑貨やスポーツ用具などが売られている店を、観光がてら見て回る理緒と結子は、腕を親し気に組んでどこからどう見ても同性カップルである。まあ、間違っても無いのだが。

 二人は一泊だけだが、公子は何やら前に熱を出したことを生徒会長であり寮長でもある桐条美鶴に怒られ、一週間の湯治を命じられてしまっていた。

 自分たちが帰った後、エリザベスやマーガレットは問題ないとしても、代わりに公子の性欲を受け止める相手を心配していたが、よい現地妻が出来たようだ。


「見て、手作りの豆腐屋さんだって。お婆さんが頑張ってるわ……一丁、買おうかしら」

「理緒、旅館に泊まってるのに豆腐飼うのは意味不明すぎるから……でも、若い店員さんもいて面白い店だね」


 二人が雑談しながら通り過ぎた後、その背中を軽く見つめた後、ツインテールを三角巾の中に押し込んだ美しい少女が、小さく呟く。


「なんで、八十稲羽に月光館学園の学生が……? はあ、あれがあの人だったらなぁ……会いたいよ、公子さん──こんな田舎に、来るわけ無いけど」

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Comments

お塩

今回も本当にありがとうございます!!!子育てしながらペルソナ使い頑張ってるの強すぎる……愛し合うふたりが互いを捧げ合うのいいですねぇ……!文字通り心身の隅々まで染められてどうぞ。次も楽しみにしております!!!

屋根が高い

リクエストありがとうございました! 愛する人の赤ちゃんがいれば、無限に強くなれるんですよ、女の子は(屋根高理論) この湯治で完璧にオンナにされちゃうね!P4主人公は彼女候補をえげつない勢いで減らされて可哀そうですが、お前には陽介がおる!(いい笑顔) 次回はりせち……豆腐屋の女店員さんと、あとは菜々子の予定です……本シリーズ最年少(二年前なので舞子より更に下)! 希望のプレイなどありましたら、どうぞお伝えくださいねー!

お塩

番長はヒロインが恋愛しなくても番長きっとやるから……大丈夫だな! そうか……2年前だからお母さんも生きてるしほぼペd……まだ入らないから入口で射精とか手淫やキス等のいちゃラブメインで初めては初潮が来たらみたいな……?誰かが膣内放尿されてるの見て分からないけどマングリ返しになってくぱって広げて空いてるよ?って首かしげるとか……! お豆腐屋さんは、性癖や欲望解放させまくって欲しい!妊娠しまくって子沢山アイドルの道切り開いてけ……!

屋根が高い

恋愛ごと無しでもきっとやっていけるという、番長への厚い信頼w 世の流れと逆行しても言いたい…ちっちゃい娘がお姉さんにクスクス笑いながら可愛がられて、ドスケベになっちゃうのは可愛んだと!w お豆腐屋さん、ゲームでも性的すぎたので、すべてのストレス開放して二年後の若者の性癖を歪めて欲しい…!w

お塩

将来の超良妻の英才性教育始まってしまう……処女なのに玉も竿も完璧に扱えるようになってしまうんだ……!八十稲羽から帰っても性長記録送ってオカズにして貰ったり! 2年の間に一般(?)ふたなり専属孕み妻公言系アイドルとして頂点駆け上がって欲しい……!

屋根が高い

舞子がお姉ちゃんぶって「こうするんだよ♥」とかアナル舐めしながらの竿コキとか教えるんだ…!まだちっちゃいのに腰浮かせながら「おね、ちゃっ♥も、菜々子、バイブ♥入るよぉ♥」とか送ってくるんだ…! 理緒の台詞的に、そろそろ香雅里(暴れん坊)が吹っ切れて早苗さん以下を孕ませまくるので、その先駆けになるんだ豆腐屋さん!ボテ腹アイドル衣装で思春期の女の子たちの性癖を狂わせまくっていきましょう!w