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「──はぁぁぁぁあっ!」


 素早い槍の連撃が叩き込まれた次の瞬間、石突きがめり込んだ槍を鉄棒の“逆上がり”の要領で利用して、巨大な魔物の顎へとかちあげるような蹴りが叩き込まれる。

 頑丈な魔物ですらも、首が引きちぎれんばかりに伸ばされ、みちみちと筋繊維の裂ける音がハッキリと聞こえた。魔物が体勢を整え直すよりも早く、拳に装着されたツメが喉笛を裂き、ほとんど何もできないままで魔物の巨体が後ろに倒れる。

 まだ空中に浮いたままの槍を、足に引っ掛けて手元に戻し、頭上で回転させながらの振り下ろす一撃。大型の魔物が早々に撃破されて、呆気に取られていた中型モンスターの頭部が粉砕されて、脳漿と眼球が飛び出した。

 悲鳴もあげられないままに絶命した魔物の足を払い、人形のように軽々と浮き上がった死体を直蹴りで吹き飛ばし、砲弾のような勢いで他の魔物へと“発射する”ことまでして見せる……これを成し遂げたのが年若い乙女だというのだから、まだ三十路にも至っていない身でどれほどの武を重ねてきたというのか。

 残るは小型の魔物だけであり、ほんの僅かに黒髪の乙女……マルティナに弛緩した空気が流れる。

 しかし、その魔物が他の個体を呼び寄せる種であることを確認すると、直ちに決着をつけるべくツメを閃かせて突進を仕掛けた。

 相手も生存するべく必死なのだろう。マルティナの一撃でざっくりと肉を削がれながらも、背中を向けて闘争の姿勢を取り、そのまま他の魔物を呼び寄せる体勢に入り──。

 横合いから突っ込んできた、豚を象ったぬいぐるみに激突されて、全身の骨を砕かれながら地面を転げ、声も発することなく屍と化した。


「ふぅ……危ないところだった。ありがとう、マナカ。助かったわ」

「マルティナお姉ちゃんの、役に立ててよかった……」


 ひょこひょこと、独りでに動く豚のぬいぐるみの傍らへ姿を現したのは、旅の仲間であるベロニカ……もっとも彼女は見た目が幼いだけで、中身は成人済の女性だが……よりもまだ少し小さい、青みがかった黒髪とぐるぐると渦を巻くような不思議な文様の目を持つ、幼女と言ってもよいような年嵩の少女であった。

 スタイルの良いマルティナの近くに立つと、それこそぬいぐるみであるように見える少女は、モンスターを轢殺してみせた豚のぬいぐるみを優しく撫でつつ、マルティナからの褒め言葉に顔を綻ばせている。

 勇者イレヴンを中心とした仲間たちも戦闘を終え、散っていたのが集合し始める。

 マルティナは自然な動きでマナカに向かって手を伸ばし、自分の体躯よりも大きいかも知れないぬいぐるみを抱いていない方の手で、マナカはしっかりと握り返してくる。手を繋いで歩く姿は、仲の良い姉妹のようだった。

 世界を暗雲に沈めようとする勢力の正体を探るべく、悪魔の子と呼ばれてもなお冒険を続ける勇者パーティー。マルティナはそのメンバーの一人であり、公的には死亡した扱いになってしまっているが、デルカダール王国の王女という立場にある。

 彼女はかつて、赤ん坊だった頃の勇者イレヴンと共に魔物の襲撃から逃れようとして、彼と生き別れになってしまった過去があり……卓越した戦闘技術は、その罪の意識を濯ぐ為に鍛え上げられたものだ。

 そんなマルティナにとって、年若いながらも冒険に同行しているマナカは、あの日に手放してしまった掌への贖罪を果たすかのように、庇護の対象となっていた。

 マナカはどうも、話を聞いてみると、この世界の住人では無いらしい。最初はどこか田舎で朴訥な生活をしていたのかと思われていたが、この年の子供にしては礼儀や態度はしっかりしているのに、あまりにも常識がズレ過ぎていることから、マルティナが根気よく聞きだして判明した。


「おともだちと一緒にカナザワへいくとちゅうで、デンシャに乗りおくれちゃって。あとから来たデンシャに乗ったら、ここにきてたの」


 カナザワというのが地名、デンシャというのは何かの乗り物らしいと考えると、この子はどうやら神隠しの類にあって、この魔王の脅威が迫る過酷な世界へと飛ばされてしまったようなのだ。魔物たちの住まう闇の世界を始め、生命の育まれている大地は他には存在すると、マルティナたちに知識があったのは幸いだった。

 マナカにはぬいぐるみを操り戦う、不思議な力があるお陰でモンスターたちから生き延びていたが、この事情を知ってマルティナの庇護欲は激しく駆り立てられた。


「(イレヴンに贖罪の機会が回ってきたのと同時に、この子に出会ったのはきっと運命だわ。この子のことは、絶対に裏切らない。私が最後まで守り抜いて、世界が平和になったら……元の世界へ戻す方法を、探して見せる)」


 強く握り過ぎたのか、マナカが小さな声で「お姉ちゃん、いたい……」と訴える。

 慌てて手を放そうとするが、それは拒否されてぎゅーと手を握り返されて、マルティナはなんとも微笑ましい気持ちになりながら、仲間たちの元へと戻るのだった。



「──あぁぁぁぁぁぁっ……! うあぁぁぁぁぁぁぁぁっ……!」


 ……そんな誓いから時は流れ、マルティナは頭を抱えて寝台の上を転げまわっていた。

 先までは怒りの方が勝っていたので意識していなかったが、今のマルティナの内心は恥辱に塗れていた。

 魔王ウルノーガの策略によって、世界は崩壊の危機を迎え、パーティは散り散りになってしまった。

 マルティナはマナカやイレヴンへの庇護欲もあり、一人でも仲間を探して冒険をしていたのだが……グロッタの街を支配していた魔王配下の妖魔軍王ブギーの手に落ち、モンスターに変えられて操られてしまっていたのだ。

 それに関しては、マルティナもブギーのフィアンセであったメガモリーヌを打ち倒している点ではお相子だし、この世に存在する全ての悲と惨と苦と渋を味わわせるような蹂躙で以てブギーを“すり潰した”ことで、ある程度は自分の中で処理できている。

 問題は……よりにもよって操られてバニーガール姿の煽情的な魔物に変えられた上、色情狂のような言動……実際のブギーはメガモリーヌ相手でも交換日記しかできない奥手で、マルティナにこんな格好をさせながら遠目に見つめていただけなのだが……を繰り広げながら、マナカに襲い掛かってしまったことだ。

 ブギーの洗脳によって、男を魅了して骨抜きにする“おいろけ”の技を重点的に操るようになった“呪われしマルティナ”を相手に、その時点で女性がマナカしかいない勇者パーティは大苦戦。

 幼いマナカを中心にマルティナを救出するしかなく、あの小さな体を散々に傷つけた記憶が脳裏をよぎる。

 殴って蹴って締め付けて、あんな小さな子供の顔を胸に挟んで“ぱふぱふ”して、その上で「奪ってあげる♪ アナタの全て!」などとイキり倒した記憶は、残念ながら洗脳が解けた後も消えてくれなかった。


「絶対に裏切らない、守るんだって約束したのに……ああああっ……きっと嫌われたわ。変態のスケベ女だと軽蔑されたにきまってる! もう二度と、私のことをお姉ちゃんなんて呼んでくれないのよ! ああ、もう、死にたいっ!」


 自死まで仄めかすマルティナだが、勇者一行と再会した今となっては、自らの命を勝手に散らすことも叶わない。

 なのでせめて謝りに行く勇気が湧くまで、こうして寝台の上で悶え続けるしか無いのだが……扉がとんとんと叩かれて、こちらの心の準備よりも前にマナカの声が聞こえた。


「お姉ちゃん、おきてる?」

「ま、マナカ……まだ、私をお姉ちゃんって呼んでくれるのね!」

「お外、でられる? お姉ちゃんと、お話がしたい……」


 お姉ちゃん呼びに舞い上がったマルティナだったが、続く言葉で心胆が寒からしめられる。もしかしたら、ここから糾弾されるのかも知れない。

 とはいえ、幼女からの呼びかけを無視する訳にもいかず、マルティナはそっと部屋から顔を覗かせる。

 マナカはパッと見たところ目立った怪我もなく、こちらを見つめる視線にも険のようなものは無い。

 ただ瞳の奥に……何とも言えない、感情のわだかまりのようなものを見てしまうのは、マルティナの罪悪感が見せる幻だろうか。

 二人は宿を出ると、少し離れた森の入り口辺りの広場にやって来た。移動中、特に目立った会話は無い。

 広場に着くと、マナカは豚のぬいぐるみをぽんと地面に放ち、マルティの方をまっすぐ見つめてくる。


「お姉ちゃん……わたしと、戦ってほしい」

「マナカと!? そ、そんな、これ以上あなたを傷付けるなんで出来ないわ!」

「あんなの、ぜんぜん大したことなかった。本物のお姉ちゃんじゃないから、平気。だから、本当のお姉ちゃんの強さをみせてほしい」


 それは恐らくマナカなりの、心の整理の為に必要な行為なのだろう。

 マルティナは“おいろけ”を使った戦い方を卑下している訳では無いが……それどころか、ブギーを倒したことで“デビルモード”という魔物化を制御した力まで使えるようになっている……マナカの求める「強いお姉ちゃん」は槍やツメ、格闘術を組み合わせて戦う姿なのだろう。

 幸いにも、マナカの戦闘スタイルは豚のぬいぐるみを戦わせるものなので、幼い少女自身を傷付けないように立ち振る舞うこともできる。


「……分かったわ。本当の強いお姉ちゃんを、見せてあげる! マナカの頼りになるお姉ちゃんを!」


 力強く宣言するマルティナだったが……この時、彼女はマナカの目の奥の光に、幼女とは思えないような邪まな物が混ざっていることに気付かなかった。



「うげぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!?」


 横腹に体当たりを食らい、無様にマルティナの体が転がる。

 手から外れた爪が、一回り大きくなった豚のぬいぐるみに容赦なく踏み砕かれ、勝手に喉から「ひぃぃっ……!?」という情けない悲鳴が漏れた。

 ……それは勝負と呼ぶにはあまりにも過酷な、マナカの一方的な蹂躙であった。

 普段と違って、勝負が始まった瞬間にぬいぐるみの背中へと騎乗してみせるマナカ。初めて見せる戦闘スタイルを訝しんでいると……普段の何倍も強大化したぬいぐるみの猛攻が始まり、マルティナは地面を何度も転がされ、徹底的に痛めつけられた。


「お姉ちゃん、こんなに弱かったの? だから、あんなのにあやつられちゃうんだよ……あやつられて、わたし以外にあんな姿みせて……」

「ひぃっ、ひうぅぅっ……ちょ、ちょっと待って、マナカ……す、少しだけ、時間を……ぎゃぁぁぁぁぁっ!?」


 真正面からの突進で腹筋を破壊され、マルティナはそのまま木へと叩きつけられ、何度も何度も突進が繰り返される。


「おげぇぇっ!? うげぁっ!? ひぎゅぅぅぅっ!? や、やめてぇぇぇ……し、死んじゃ……うぐぅぅぅぅぅっ!?」

「この格好いい腹筋は、みせかけなの? お姉ちゃんのここ、ずっとかっこういいなぁ、あこがれるなぁって思ってみてたのに……あんなオバケにえっちなことしてもらうために、今まできたえてたんだね……」

「ち、ちがっ……ひぎゅぅぅぅぅっ!?」


 ぬいぐるみの鼻先が腹筋を押し潰し、マルティナは木に背中を預けたまま、じょろぉぉぉっ……と失禁してしまう。

 妹のようにかわいがっていた相手の前で、叩きのめされての無様失禁ただでさえ洗脳されて酷使されていた事実が、本人が意識する以上にストレスとして蓄積されていたマルティは、そのまま「うぅぅ~……」と涙を流してしゃくりあげ始める。

 その姿を見て、マナカが突進をやめさせた。ぬいぐるみから下りると、中腰で痙攣しているマルティナに近づき、その腹筋につぅぅ……と指を這わせる。

 痛みで敏感になっていたのもあるが、それ以上に──マナカの触り方は、明らかに性的なニュアンスを含むそれで、しかも巧みだった。

 涙を流しながら「ほぉぉっ……♥」となっさけない喘ぎ声を上げると、マナカが初めて笑った。

 獰猛な、肉食獣のような笑みだった。


「お姉ちゃん、腹筋できもちよくなるの? きたえてるのも、ここがきもちいいからなのかな? いたくされると、おしっこ出して悦んじゃうの?」

「ち、ちがっ……そんなこと……あひぃぃぃぃっ♥ ま、マナカ、何してっ……ひぅぅぅぅっ♥」

「んっ……お姉ちゃんの腹筋、おいしい……♥ 汗がわれめにしみてて、ちゅっ、じゅぅぅぅ……♥ おま〇このおつゆみたいだよ♥」

「あぁぁっ……♥ だめっ、だめぇぇぇ……♥ ま、マナカの可愛い顔で、そんなやらしいこと言うのだめぇぇぇっ……♥」


 腹筋に顔を埋めたマナカに、ちゅっ♥ ちゅっ♥ と口づけされ、割れた筋肉の隙間に舌をはわされる度、むきっ♥ むきっ♥ と負け筋肉を流動させて、マルティナは情けない喘ぎ声を上げてしまう。

 こんな淫らなことを、幼い少女にさせてはいけない。やめさせないと……そう思うのに、腕は勝手に頭の後ろで組み合わさり、中腰だった姿勢をわざわざ蹲踞に改めて、マルティナの体はもっと腹筋いじめてください♥ 女の子様のキスください♥ と甘えるように腰をヘコつかせてしまう。


「この腹筋、あのブギーっていうオバケにもさわらせたの? これでえっちにユーワクしたんでしょ? どうなの、お姉ちゃん!?」

「し、してないぃぃぃっ……♥ そんなこと、本当にしてないからぁぁっ……♥ あぁぁっ♥ 私、変になるっ♥ 変に、なってるぅぅぅっ♥ ちっちゃな女の子に腹筋キスされて……あへぇぇぇっ♥ き、気持ちよくなるのだめなのにぃっ♥」

「ホントに? うそついたら、ピーカブー(※ぬいぐるみの名前)にお姉ちゃんのないぞう、ぐちゃぐちゃにさせちゃうからね?」

「ひぃぃぃぃっ……♥ ほ、本当よぉ……こ、こんな風に触られるの、マナカが初めてでっ……あっ、あっ、あぁぁぁっ♥ な、なにこれぇぇぇぇぇっ♥」


 キスと愛撫で腹筋を性感帯として開発していたマナカは、自分の服をめくりあげて真っ白なぷにぷにのお腹を晒す。マルティナの美しい腹筋の上に脂肪の鎧を纏った、洗練された体躯とはまるで違う、鍛錬とは無縁の女児の柔らかくて暖かい体そのものだ。

 マナカはマルティナの腹筋に自分のぷにぷにお腹をこすり付け、その隙間に柔らかい腹肉を滑り込ませてくる。幼女のキスで達しそうになるほど開発された腹筋が、むっちり柔らかな女児お腹に征服され、少しでも動く度にびりびりとした電気のような快感が走る。


「お姉ちゃんのみためだけのよわよわ腹筋♥ マナカのお腹でれーぷしちゃった♥ ほら、きもちいい? 年下の女の子のお腹で、ふっきんのすみずみまでかわいがられるの、きもちいいでしょ? むきっ♥ むきっ♥ ってわたしのお腹、腹筋でしめつけてくるね♥ これできもちよくなるとか、お姉ちゃんはロリコンだね?」

「ひぅぅぅぅっ♥ あぁぁっ♥ ふあぁぁぁっ♥ こ、こんなの、知らないっ♥ あ、あり得ないぃぃぃっ♥ か、可愛いマナカにレイプ♥ 乱暴されて犯されてるぅぅっ♥ ぷにぷにお腹で腹筋レイプっ♥ 私の腹筋、マナカ用のおマ〇コにされちゃってるっ♥ あぁぁっ♥ 違う、違うのぉぉっ♥ 私、ロリコンじゃなっ……♥」

「お姉ちゃんは、ロリコンのレズだよ? しかも、いじめらっるのが大好きなマゾだね♥ ほら、みとめて? マナカにいじめられてきもちいいってみとめよ? 子供に負けちゃって、きもちーきもちーされちゃってるってみとめよう? みとめてくれたら、もっともっと……すごいのおしえてあげる……♥ どうなの?」


 マナカの手がマルティナの下穿きに伸び、小水塗れのビン勃ちクリストリスを指でつまむと、ぎゅぅぅぅ……と押し潰してくる。子供の力でも、この敏感な個所を破壊するなんて簡単だと、そう教え込まれているようだ。

 マルティナは「あひぃぃぃぃーっ♥」とのけぞりながら無様な嬌声を垂れ流し……そして、屈服した。


「は、はいぃぃっ♥ マルティナはマゾですぅっ♥ レズでロリコンの、へ、変態女ですぅぅぅぅっ♥ マナカに犯されてっ♥ つよつよれーぷされて気持ちよくなる、どうしようもない淫売です♥ あぁぁぁっ♥ もっときもちよくして♥ 負けまちたっ♥ 負けまちたぁぁぁっ♥ マルティナは一生マナカに勝てないのぉぉっ♥」


 パッと指が離された瞬間、ぷしゃぁぁぁぁっ♥ と思いっきり潮を噴いて絶頂してしまう。

 これまでの人生で、間違いなく一番気持ち良い解放……自分がおもらしした恥ずかしい水たまりへ、ずるずるとマルティナは崩れ落ちて、しりもちをつく。


「ちゃんと言えて、エライね……♥ お姉ちゃんのこと、ゆるしてあげる……♥ でも、もう二度とわたしいがいになびいてりしないように、ちょーきょーしてあげるからね……♥」


 崩れ落ちて目線のあったマルティナに、濃厚な口づけをしてくるマナカ。

 マルティナは腹筋をヘコヘコ動かしながら、口内を掻きまわされて繰り返し繰り返し絶頂し……唇が離れた時、二人の関係はまるで変わっていた……。



 ──マナカからプレゼントされた器具を前にしているだけで、マルティナは自分の鼻腔が開いて、口の端からだらしなく緩んだアヘ顔になってしまうのを意識していた。

 今夜、これを来てマナカのいる部屋に来るようにと言い含められている……もしも来なければ、二人の関係はおしまい。ただの旅の仲間になり、姉妹のような親しさも……それ以上の湿度を孕んだ関係も、ご破算となる。


「そ、そんなの耐えられない……♥ マナカに腹筋やあそこを一日でも触ってもらえないなんて……♥ ぜ、絶対に狂っちゃうぅ……♥ で、でも、これを自分から付けていくのは……♥」


 付けることを、恥ずかしがっている訳ではない。もうマルティナの精神は、仲間たちに隠れて行われる幼女様からの愛撫によって、与えられる刺激すべてを快く受け入れるマゾロリコンに仕立て上げられている。

 だからこの葛藤は、あまりにもこれらを装着した時の心地よさが強すぎて、発狂してしまわないかという想いの方が強い。



『──わたし、ウサギさんは嫌い。みんなにいい顔して、かわいがられて……わたしのモノに、なってくれないもん。豚さんの方が好き……♥ ねえ、マルティナお姉ちゃん……わたしの豚さんになって? そうしてくれたら、マナカの一番はピーカブーから、お姉ちゃんに変えちゃってもいいんだよ?』


 ふぅー……と開いた鼻腔から熱い鼻息が漏れた。マナカの一番になれる……自分を気持ちよくしてくれる、可愛い幼女に独占してもらえる……それはもう、マルティナには拒否できない欲望だった。

 ……それからしばらくして、ベッドの上で豚のぬいぐるみ……ピーカブーを抱いてうとうとしていたマナカの耳に、控えめに扉をたたく音が聞こえた。


「だぁれ? イレヴンお兄さん? カミュお兄さん?」

「……」

「どうして、答えてくれないの? マナカ、こわいよ……」

「……」


 口にしている言葉に反して、マナカの口元には笑みが浮かんでいた。


「それとも……わたしが許可しないと、人間さんの言葉はしゃべれない豚さんだったり……するのかなぁ?」

「──ぶひっ♥」


 マナカが扉を開く。

 そこにはガニ股蹲踞の姿勢で、マナカに言われて洗うのを禁じられた腋から猛烈な雌臭を漂わせている、与えられた器具をすべて装着したマルティナの姿があった。

 身に着けているのはバニースーツなのだが、耳はウサギのものではなく豚耳カチューシャ。

 尻にはくるくると可愛らしく渦を巻いた、豚しっぽ風の極太ディルドを突っ込んで腸液を垂れ流している。

 そして、その顔には……凛々しく整った美しい顔は、自ら装着した金属製の鼻フックによって上に引き上げられて、正に人豚そのものの滑稽な面になっており、髪の毛と同じ色の鼻毛丸見えになっていた。


「ぶひっ♥ ブヒィッ♥ んごぉぉぉっ♥ ぶごっ、ぶごっ♥ ぶぎゅぅぅぅっ♥ ふんごぉぉぉっ♥ ぶききききぃぃぃっ♥ ぶっきゃぁぁぁぁぁぁぁっ♥」

「うふふふ……マルティナお姉ちゃん、マナカの豚さんになるって決めてくれたんだね♥ いいよ、しゃべっても……♥」

「はいぶひぃっ♥ マルティナはマナカちゃん様の豚として、すべての人権を売り渡して飼われることを誓いますぶきぃぃっ♥ 豚ティナを思う存分にイジメて♥ 好きなように消費して♥ マナカちゃん様の思うがままに弄り尽くしてほしいぶひっ♥ んごぉぉっ♥ んごぉぉぉぉぉぉっ♥」

「かわいすぎる……好き♥ ずっと好きだった……♥ マルティナお姉ちゃんが、たよりがいのあるお姉さんなら、それでもよかったけど……ざこざこのうわきものお姉ちゃんだから、豚さんにして飼うしかないよね? ふふ……これからみんなの前で人間のフリできるのは、わたしのおかげだからね……♥」

「ぶきききぃっ♥ ふごぉぉぉぉぉぉぉっ♥ そ、その通りですぶひぃぃぃぃぃっ♥ 豚ティナが人間ごっこできるのは♥ 全てマナカちゃん様のお陰ぇぇぇぇぇっ♥ 幸せですっ♥ 幸せですぶひぃっ♥」


 マナカから飼ってもらえると宣言され、マルティナ改め豚ティナは、嬉ションを零しながら激しく腰と腹筋をくねらせ、マナカにいじめてもらえるように誘惑を開始する。

 マナカは愛らしい顔を汗臭い腹筋に埋めてキスを落としながら、剃ることを禁じられて臍毛とつながりつつあるモジャマンに指を添わせ、ぐちゅぐちゅと激しく手マンした。


「(んごぉぉぉぉぉぉぉっ♥ 腹筋気持ちいいっ♥ マ〇コ気持ちいいぃぃぃぃっ♥ もう幼女様にイジメて飼ってもらえるなら、何にもいらないぃぃぃぃっ♥ ぶひっ♥ ぶひっ♥ ぶっきょぉぉぉぉぉっ♥ マナカちゃん様の豚嫁として♥ 必ず魔王を倒して平和をもたらすぶひぃぃぃぃぃっ♥ んごぉぉぉぉぉぉぉっ♥)」


 新たなる理想に燃える全身には隅々まで力が巡り……それがマナカから受ける腹筋いじめの快楽を増強させて、鼻水を垂らしながら豚ティナは愛情に満ちた絶頂を繰り返すのであった……。





今回の攻め役

※黒賀真那花(くろが まなか)

・異世界転移者。小学校の友人たちと共に、石川県金沢市に遊びに行く途中で逸れてしまい、後から来た列車に飛び乗ったところ、『ドラゴンクエストXⅠ』の世界に迷い込んでしまった。マルティナとロウが二人旅をしていた時に保護され、行動を共にするようになる。ウサギより豚が好き。

・元は有名な人形師の隠れ里の生まれだったが、色々あって里が解体されてしまった為、都会にやって来た。本来は黒賀の里の人間は、糸を使った人形繰りで裏社会に名を馳せていたが、彼女は何の仕掛けも施されていない豚のぬいぐるみ=ピーカブーを自在に操って見せる上、謎の巨大化現象まで引き起こす為、根本的に能力体系が異なっている。

・基本的には大人しくも芯の強い、年の割には理性的な少女なのだが、自分の全く与り知らない内に里が解体されたトラウマから、目に見えないところで親しい相手に起こる変化へ非常に強い忌避観を示し、人格矯正や尊厳破壊してでも手元に置きたがる悪癖がある。

・勇者イレブンが『過ぎ去りし時』を求めて逆行した後、マルティナやグレイグと共にデルカダールの復興を終えると、国をグレイグに任せ“ペット嫁”と共に元の世界へと帰還。何故か友人たちの乗っている電車内に転移できたことから、無事に金沢旅行に合流した。

・なお『過ぎ去りし時』を求めて逆行した先には何故か彼女は存在しておらず、マルティナたちの記憶にもなかった。平行世界の妙なのか、それとも……。ただし、特定の条件を満たすと“過ぎ去りし時の災厄”と“過ぎ去りし時の怨念”を一撃で葬り去りながら姿を現し“天蓬元帥マナカ”を名乗って“豚となりしマルティナ”と共に戦闘を挑んでくる。その戦闘力は……。

・ちなみに腹筋好きなのは、黒賀の里時代に近所に住んでいたお兄さんの奥さんで、バイのヴィルマという女性の影響らしい(黒賀の里は『からくりサーカス』に登場するが、彼女の元居た世界では先代の“血族の最終兵器”が真夜中のサーカスとフェイスレスを倒しており、世界中にゾナハ病が広がることも無かった為、原作とキャラの生死状況が異なる)。

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Comments

minasaba

やっぱり凛々しい格闘美女の敗北豚化はさいこうですね。ヴァネッさん、ヒトミちゃん、マルティナの腹筋雑魚対決とかも超見たいですねw

屋根が高い

リクエストありがとうございました! 不貞人妻と豚ティナ様に挟まれたヒトミちゃんに勝ち目はあるのか!?w愛が試されますね!