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※Skebにてリクエストをいただきました!

 今回は遂に、国民的アニメでレズ堕ちさせるという暴挙を働きました……でも、しずかちゃん×リルルはみんな妄想したんじゃないですか、一度は!?(共犯を増やしにかかる)。

 それでは、下記よりどうぞー。




 ──小さな体に土砂と倒木が襲い掛かり、大きな岩がぐしゃりと体躯を押し潰す。

 そこまでの衝撃を受けても、惑星メカトピアの住人であり、侵略の尖兵として地球に遣わされたリルルの体は、完全に破損することは無い。

 しかし、鉄人兵団の侵攻基地を設置されていた鏡面世界……生き物の一切存在しない、左右が反転した異世界の入り口が爆破された衝撃は凄まじく、バチバチと幾度かスパークした後、機能を停止してしまう。

 鉄人兵団の工作兵は他にも何体か存在していたが、彼らに人間のような弱ったものを気遣う慈悲の心は無い……後から幾らでも修理や量産ができるのだから当然だ……ため、破損したリルルは岩の下で放置され、ロボット兵たちは散っていく。

 それを見送った後、一人の少女がクレーターのように抉れた大地を、怯えを孕んだ目で見つめていた。

 彼女の名は、源しずか。とある事情から摩訶不思議な出来事や、現代の科学では理解しがたい存在に幾度も遭遇した経験を持つ、稀有な少女である。

 彼女は事故によって一人だけで鏡面世界に迷い込んでおり、生き物のいない反転した光景や、うろついているロボット兵に不安を覚えつつも、本来持ち合わせている優しい心を失っていなかった。


「大変! 誰か埋まってる!」


 スカートが汚れてしまうのも構わず、しずかはクレーターを滑り降りると、慌てて腕を突き出しているリルルの元へと駆け寄った。

 彼女の友人の野比のび太なら、重い岩を前に途方に暮れてしまったかも知れないが、しずかは幸いにも成績の良い子である。梃子の原理を利用して、大岩をリルルの上からどけると、土を持ち上げてリルルを土の中から掘り出した。


「この子って、確か……こうやってみると、天使みたい……」


 しずかはリルルと、鏡面世界で一度面識があった。もっともリルルが恐るべき鉄人兵団の尖兵であることも、その正体がロボットであることも知らないのだが。

 天使のように美しい少女が、泥にまみれて半裸で倒れている光景。

 普段のしずかならば胸を痛め、お風呂に入れるか治療をするか、そんなことを悩んでいただろう。

 しかし、今のしずかは鏡面世界に一人迷い込んで不安から、自分以外の人間(と思っている)に出会えて妙な緊張の解け方をしてしまっており……その肢体に、倒錯した性的な興奮を覚えてしまった。

 この年頃の少女ともなれば、同年代の男子よりもずっと、性の知識に長けていることなど普通である。少女漫画は過激な描写もある為、しずかには自慰という知識が備わっていた。


「んっ……あっ……♥ ダメ、ダメよ……私、何をして……んんっ……♥」


 野外、異世界、目の前には惚れ込むような美しい乙女。

 非日常が相まって、しずかはまるで操られるかのように、最初は下着の上から大事な部分を触り、やがて服の隙間から胸に手をやり、下着の中にまで指を這わせてしまった。

 美しい少女をオカズにした、自慰。

自分はノーマルだと信じていた……そして、この倒錯した状況を鑑みるにそれは否定されるものでもない……しずかにとって、女の子の半裸を、それも助けてあげなければならない傷ついた少女で興奮し、自慰を行うことは凄まじい背徳感を生む。

 自慰そのものを何処かで「悪いこと」と考えている彼女にとって、この行いが与えてくれる昏い快感はすさまじいものであり……気付けば蹲踞の姿勢のまま「あぁっ……♥」と軽く達してしまっていた。

 途端に湧き上がってくる、罪悪感と虚無感。

自分はなんてことをしてしまったのか、何をしているのか……そんな風に自己嫌悪に陥っているところに、しずかの眼は傷ついたリルルの腕が、軽いスパークを起こしているのを目撃してしまう。


「ろ、ロボット、だったの……?」


 もしも平素の心境であれば、自慰を行う前に気付いていれば、しずかはリルルを抱えて(鏡面世界の)自宅へと戻って、そこで治療を施したことだろう。

 しかし、今の彼女は罪悪感と自己嫌悪に囚われてしまっている。

いつもの積極性を失っており、慌てて下着を履き直すと、しずかは怖くなってその場を立ち去ろうとする。

 ……その時、軽く噴いた潮が地面を伝い、リルルに触れた。

 瞬間、リルルは跳ね起きるようにして、しずかに向かって襲い掛かる。


「きゃぁぁぁっ!?」

「人間! 見られたからには、消させてもらうわ!」


 ごろごろと土の上を転がりまわる二人……一人と一体。

 リルルはしずかの体を引き裂いてやろう、しめあげてやろうというくらいの勢いで襲い掛かっているのだが、あちこちが故障している状態である為、ほとんど出力が出せない。結果、しずかの服だけが引きちぎられ、下着も引き裂かれて裸に剥かれてしまい、混乱しながら悲鳴を上げる。


「やめっ、やめてぇぇ……♥ んぁぁっ♥ あっ、あっ……ん、くぅぅっ……♥ ひあぁぁっ♥」

「へ、変な声を出すな! この、このぉっ……!」


 何しろ、しずかからすれば倒錯したオナニーの直後である、その状態で突如として天使のような美少女に襲われ、目の前には先ほどオカズにしたばかりタンクトップの巨乳が揺れている。リルルは攻撃のつもりだが、鷲掴みにされる胸、膝や足がぶつかる秘所、擦れる乳房……倒錯した興奮はますます高まってしまう。

 しずかの体と本能は、リルルが自分を犯そうとしているのだと、完全に勘違いしてしまっていた。


「あぁぁっ……♥ ダメ、ダメぇぇ……のいてぇぇっ……♥」

「な、何を……きゃああっ!?」


 決定的な力がでないせいで、しずかの体を弄んでいるだけになっていたリルルに、ぷしゅぅぅっ♥ と噴き出した潮が噴きかかる。

 先までよりも勢いよく、しかも頭部の裂傷にもかかったそれは、リルルを更に決定的な故障へと追い込んでいく。

バチバチバチと頭を襲う、強烈なスパーク。

それが収まった時……リルルの言動は、支離滅裂なものへと変わり果てていた。


「はい。かしこまりました! リルルは命令に従います!」

「え? え? な、なんなの……?」


 しずかに猛攻を加えていたリルルがいきなり立ち上がり、敬礼をビシッと決めて見せる。

 感心してしまうほどに美しいポーズなのだが、半裸の美少女が行っていると、却って無様というか妙な色気が放たれている。

 もちろん、しずかは何も命令など下していない。


「がががっ、がーっ、スイスイスーダララ、ギッチョンチョンのパーイパイ♥」

「んむぅぅぅっ♥」


 かと思えば、いきなり豊かな胸を押し付け、しずかの顔をぴったりと胸部で覆ってしまうリルル。

 リルルは潜入工作兵である為、人工皮膚の上には汗腺も存在している。ロボットにはないはずのむわぁ……♥ と立ち込める女の匂いに、しずかはちょろちょろと失禁してしまう。


「ブブブッ、ニンゲン、ドレイ! カクホスル!」

「ひぃぃっ……!?」


 そうかと思えば、今度は笑顔で恐ろしい言葉を吐きつけてきて、しずかの失禁は恐怖によるものに変わる。

 当のリルルは天使の微笑みを浮かべたまま「メカトピアでは貴族によって導入された奴隷制度が自由を求めての戦争によって廃止され、自由を勝ち取った我々ロボット市民に代わる、新たな労働力の確保が必要であり……」と朗々とメカトピアのプロバガンダを口から流している。

 再びリルルの頭がスパークする。


「ズッパッパーのチンチロリン、クルクル回ってホーイホイ♥ コマネチッ♥ ハーディングッ♥」


 しずかが怯えて立ち上がれなくなったのをいいことに(?)、リルルは手をぐるぐる回して影絵の“狐”のような形にすると、そのままぐるぐると回転してピシッとポーズを決め、そうしてズバッと股のラインに合わせて腕をV字に引いて見せる。どうやら、スケート選手のつもりらしい。

 そんな間の抜けた動きにも関わらず、しずかがごくりと喉を鳴らしてしまうと、それが聞こえたのかヴヴヴと左右に頭をゆすった後、リルルはこれまでで一番妖艶な笑みを浮かべて、唇をれろぉっ……と舐めて見せた。

 そこまで作り込む必要はないはずの、桃色の秘所を指でくぱぁぁっ……と開き、自分の胸の先端を片方咥えながら、リルルは誘惑の言葉を放つ。


「ねぇ、しずかさぁん……♥ 気持ちいいことしましょぉ……♥ 私、あなたに報いたいのぉ……♥』


 突然の色仕掛け。

しずかは自分がリルルに名前を名乗ったかもよく覚えていないのに、リルルの目は軽く情欲に潤んですらいる。


「はぁ……はぁ……♥ な、なんて、エッチなロボットなの……このぉっ♥」


 しずかは、この危機を脱する為なのか、それともリルルに欲情抱いてしまったのか、よくわからない。

 ともあれ、彼女は隙を突いてメカトピアの尖兵を押し倒すことに成功し……リルルの頭が、せっかくどけた岩にごいんっ! と直撃した。

リルルの電子頭脳の中で、決定的なスイッチの入れ替えが起こり……その体がびくんびくんと跳ねまわる。


「あばばばばばばばばばばばばっ!? ベロベロバァー! オッペケペッポーペッポッポー!」

「きゃああっ!?」


 ひときわ強くスパークしたリルルは、先まで情熱的に潤んでいた瞳を星型にして瞬かせたり、かと思えば舌を出して可愛くウィンクしてみせたり、瞳がぐるぐるとスロットマシーンのように回転するという、人間ではありえない挙動を見せる。

 しずかは今度こそ恐怖に囚われ、素っ裸のままでクレーターを上って逃げ出そうとするが……この時、スロットマシーンが揃う時のように、リルルの目がかちん、かちんとしずかを映したままで綺麗に揃った。

 リルルに与えられていた指令プログラムは、人間たちをメカトピアの労働力にするべく総奴隷化する為、その先兵として基地を作り上げ、また進行してくる鉄人兵団の座標となることである。

 しかし、リルルは半壊した状態でしずかに行ったことの数々が、その指令から外れてしまっていることを認識し直し、壊れた電脳で整合性をつけようとし始めた。

 腕を組んで片方の足を延ばし、こつこつ足を鳴らすという何だか気取った姿勢でしばらく考え抜いた結果……狂ったリルルの頭は、完璧な整合性を持った新たな指令を電脳の中で生み出した。


「そうか、私の真の目的は地球の愛らしい雌たちを、性奴隷と確保することだったのだわ。そう考えれば、先の醜態も従順に指令に従った結果だと処理できる」


 それはもう、前提から壊れてしまっており、人間、奴隷、目前の少女、暴走して行った交尾もどきなどが混ざり合った狂気なのだが……リルルは天使のような微笑みを浮かべると、何とかクレーターを登り切った少女へと向けて跳躍した。

 軽々と飛空する体は、地を這うしずかの前に降り立つ。


「どこへ行くの、性奴隷。私から逃れられるとでも思った?」

「ひぃっ……せ、せい奴隷……?」


 正式な指令を享受したリルルは、もはやリミッターが解除されており、一切の制御が利かなくなっている。

 バチバチと放電すると、人口皮膚に走っていた傷口まで塞がり始め、崇高な目的……性奴隷の確保と調教の為に、フルパワーが使えるように調整されてしまっていた。

 逃げ切れたと思った瞬間に、目前に降って来たリルルを、しずかは呆然と見上げる。

 そのしずかの顎を掴むと、リルルは容赦なくディープキスを決め、ぬるっ……と人工カーボン製の舌を口内にねじ込み、じゅるるるっ♥ ちゅぼっ、ちゅぼっ、ちゅぼぼっ♥ れるれるれるれるっ♥ と蹂躙し始めた。


「ふあぁぁぁぁっ♥ やめっ、んむぅぅぅっ……ふっ、ふぅぅっ……♥ やめ、て……あむぅぅぅっ♥」


 しずかはお淑やかで純情な少女である。野外で自慰をするなど、相当の異常事態であったからこそだ。

 そんな彼女にとって、同性の少女に……ロボット相手とは言え唇を奪われ、舌を舐め回され、唇で軽くあむあむと噛まれ、リルルの舌で絡めとられて口外に引きずり出された上に、じゅぽじゅぽと激しくベロフェラまで受けてしまうのは、完全に未知の経験だった。

 他人の唾液など汚いと思うのに、生理用水を用いているリルルの唾液はまるで清水の如く甘く爽やかな口当たりがする。

引きずり出された後は押し込むのだというばかりに、リルルの舌が喉奥へと届き、ぐちぐちと激しく刺激を与えてくる。先まで唾液を嚥下していた喉が痙攣し、意識が朦朧とし始める。

 自分から唾液を飲み込んでしまい、キスを心地よいと感じてしまっている屈辱と、敗北感。

震える声で、ちゅぽっ……と一瞬だけリルルの唇が離れたのをよいことに、しずかは息を荒げながら叫んだ。


「やめて! キスは、神聖な行い、なのよ……! 愛し合うもの同士が交わす……んむぅぅぅぅっ♥」

「なら、貴女が私を愛すればいいでしょう、馬鹿ね。奴隷らしく、主人に忠愛を抱きなさい。舌、出せ。しゃぶらせろ」

「あぁぁ……は、いっ……♥」


 自分自身が放った言葉が呪縛となり、しずかはその心をリルルに縛り付けられてしまった。

 キスは神聖な行い、それならば口づけを交わしているリルルは、しずかにとって特別な存在であるべきだ。

 敗北感からの自棄もそこに加わってしまい、しずかはせっせとリルルを愛する為の努力を初めてしまう。未成熟な裸体をリルルにこすり付けるように抱き着いて、自分から口づけを求めて喉を鳴らす。

 そのいやらしい様は、リルルにとっても心地よいものだ。誰がやっていたのかまでは記録されていないが、リルルの記憶回路には『気持ちいいことしましょぉ……♥ 私、あなたに報いたいのぉ……♥』と甘える音声データが存在し、このレベルまで堕とし切ることが己の使命であり喜びだとリルルは解釈していた。

 抵抗の力を失い、頬を赤らめてぽぉーとリルルを見つめながら、されるがままとなった少女。

 しずかをより従順で完璧な奴隷に変えるべく、リルルはわしりとその頭を掴むと、その瞳を覗き込んだ。


「(あっ……睫毛、長い……)」


 それが、しずかの浮かべた正常な最後の思考だった。

 リルルの目から怪光線が放たれ、しずかの目から入り込み、光学反応にしたがって脳まで至る。

 しずかの中でぱちんっと何か、果実が熟れ過ぎて弾けるような音がして……彼女の理性は完全に破壊され、書き換えられた。

 どこまでもリルルに都合がいい、人間の倫理や道徳よりも、狂った電脳を優先する、そんな人格が植え付けられる。


「ニンゲン、宣誓しろ。私、リルルを主と認め、奴隷の誓いを立てなさい」

「……はい♥ 私、源しずかは、リルル様の従順な奴隷です♥ リルル様に深い忠愛を以て常に従い、リルル様の為にこの命を消費しつくすことが悦びです……♥」

「そのとおりよ、よくできたわね、ニンゲン……いいえ、しずか。私は尊き指令を実行する為、お前たち人間の雌を従順な性奴隷に変え、繁殖行為に耽る必要がある。お前は私に常に付き従い、命じられれば痴態を尽くし、快楽の全てを私に捧げるのだ」

「はい、はい……♥ すべてはリルル様のお申しつけの通りに♥ しずか、忠誠のマン媚び踊りを披露させていただきます♥ ほぅっ♥ ほぉぉぉっ♥ ふほっ♥ ふんほぉぉぉっ♥」


 しずかは頭の後ろで手を組んで、しっとりと汗で蒸れた腋と、ぴしゅっ♥ ぷしゅっ♥ と「常にリルル様の支配下にあるのだ」という性的な興奮からマンイキが泊まらない秘所を突き出し、腰をヘコつかせる無様で淫猥なセックス懇願の踊りを披露する。

 もう心優しい優等生だった彼女の頭の中には、偉大なる主リルルへの尽きせぬ愛情と、女性同士の性交への卑しいまでの希求しか存在していない。


「ほぉぉっ……♥ マン媚び踊りが終了いたしました♥ リルル様に淫らな姿を見ていただける興奮で♥ 何度も無様に達してしまいましたぁ……♥ 次は、どのような指令を実行致しましょうか♥」

「そこで自慰行為に耽り、私に性感帯を教えなさい。しずか、貴女はこの星の性奴隷たちのモデルとなる。貴女はこの星でもっともいやらしく、淫らで、猥雑な雌奴隷でなければいけない。そうでなければ私の正しさが証明されない。なら、貴女は何処まで淫蕩になる必要がある。まずは、性感帯を把握する」


 リルルの指示に、しずかは見様見真似の敬礼をしてみせる。


「畏まりました……ご覧ください、リルル様ぁ……♥ しずかはこうやって♥ んんっ♥ 乳首と、膣内の二点を指で弄り……はぁっ♥ 陰核の、ちょうど後ろ側♥ 一番気持ちいいところを指で軽く触れながら……くぅぅんっ♥ 乳首を指で挟んでイジメることが好きですっ♥ これが、わたくしの日常的な自慰行為ですぅ……♥」


 リルルの前で自分の性感帯を晒すことは、今のしずかにとっては大変に誉れ高い行いである。かつてリルルの体をオカズに倒錯的な自慰に耽った少女は、今は嬉々としてリルルに自信の性感の開設を行っている。


「実に淫らね、しずか。お前はこの星ではまだ雌の幼体のはずなのに、なんて淫乱なのかしら。今、この瞬間にこんなにも機械の心を騒がせるほど色狂いで、更に未来があるなんて……しずかは最高の雌奴隷になれるわ」

「はい♥ ありがとうございます♥ リルル様へのご奉仕を、開始しましょうか♥」

「ふん、お前が私の体を堪能したいだけでしょう? 姑息な知恵を働かせるわね、可愛い……よいだろう、許可する。私に深い口づけを行いなさい。先に私が行ったものを参考にね」

「失礼致します♥ ああ……リルル様のご尊顔を見るだけで、マン汁を噴くしずかをお許しください……くぅぅんっ♥ はっ、はっ……ぷちゅっ♥ じゅるるるっ……れるっ、れりゅぅぅっ……♥ じゅぽっ♥ じゅずずずっ……ちゅばっ♥ ……ちゅぞっ♥」

「そうだ、上手よ。んっ……ふぅ。私は性奴隷を調教するために生まれたロボット。性感も伴なっているとはいえ、軽く気をやりそうになったわ。恐ろしい子供め。改めて抵抗出来ないよう、躾けてやるわ」


 リルルはしずかの小さな体を押し倒し、敢えて粘度を増した生理用水を排出する秘所を少女の唇に押し付けると、静かな声で「舐めなさい」と命じた。しずかの舌が延ばされて、リルルの膣内へと埋められていく。

 人間のそれとは違い、生臭い匂いがまるでない、清純そのものな秘部……天使と性交をすれば、これほど清らかなクンニを経験することもできるのだろうか。

リルルはまるで、機械の天使だ。しずかにとっては神にも等しい存在である為、それは決して誇張ではない。


「んんっ……お前の秘所も舐めてやろう……こうして互いに高め合うことも、性交においては快楽を生む重要なファクターだ。力ずくで犯して喜ぶ、お前のようなマゾばかりでは地球の女は無いでしょうからね……」

「はい、リルル様のおっしゃる通りです……♥ はむ、ちゅるるっ……♥ んっ、んんっ……♥」


 激しいシックスナインを交わす二人。リルルは機械の容赦のなさ、的確さによるものだが、しずかの方はリルルへの抑えきれない愛情がもたらす懸命さゆえのものだ。端から誰かが見れば、この光景は恋人同士の愛撫と映るかもしれない……それほどに、互いに与える快楽に対して真摯な瞬間だった。


「ああ、リルル様ぁ……どうか、気をやる許可をください♥ リルル様の尊い舌に愛されて、しずかは……あぁぁっ♥ はぎゅっ♥」


 リルルの指が、しずかの陰核を素早く摘まみ、達するのを止めた。


「ダメよ、まだイクな。セックスとは性器を合わせるものよ……そこまで行って初めて、これは交尾となり、お前は性奴隷としての役目を果たす……イクわよ」

「あっ、ぁっ、あぁぁぁっ♥ リルル様ぁぁぁっ♥ これ、すごっ……はげ、しっ……ひうぅぅぅっ♥」


 くちゅっ……と互いの秘所を擦り合わせると、リルルとしずかは激しく腰を動かして、貝合わせに耽る。

 男女の炭素結合に比べて快楽で劣ると言われがちなレズセックスであるが、リルルとしずかの場合は、そんな心配は無用だ。

 リルルはひたすら快楽を希求し、地球人を性行為で壊して奴隷化するという使命にまい進しており、しずかはその尊き使命を果たすべく、リルルに愛情を捧げることしか考えていない。

そんな状態で「互いの性器が触れ合っている」となれば……互いの体が享受する快楽は、並大抵のものではない。


「あっ、あぁぁっ♥ リルル様……達します♥ しずか、気をやってしまいますぅぅっ……あぁっ♥ イクっ♥ リルル様と、下のお口でキスしてイクぅぅっ♥ あぁぁぁぁっ♥」

「んん、あっ……こ、この私を高みに導くとは、末恐ろしい奴隷だわ、しずか……んんっ……しずかの愛液が、体の中に入ってくる……知識にあるわ、これが中出し……はぁぁ」


 それは男女の行為の知識なのだが、しずかの方にもリルルのそれが流れ込んでいる為、否定要因はここにない。

 経験したこともない絶頂に互いに酔い……リルルの場合、この経験が無い時点で使命の方を怪しむべきなのだが……二人は身を寄せ合い、口づけを交わし、そして次なる任務へと向かう準備を始める。

 壊れた目的と、狂った指令を抱き、リルルと愛奴隷・しずかは新たなる標的を探す為、鏡面世界の脱出を図り始める……。



 ──鉄人兵団は、壊滅状態に陥っていた。

 リルルからの誘導が行われず、入り口の一つを破壊した際に土砂に埋もれたという指示もあった為、計画をはやめてメカトピア全軍の総攻撃が行われたのだ。

 しかし、結果的に彼らは無惨な残骸を鏡面世界に晒す羽目となり、例外なく粉砕されてスクラップと化していた。

 とてつもない力を秘めた存在が──鉄人兵団を迎撃したからだ。


「そ、そんな馬鹿な……我らは、神に選ばれた民だぞ……それが、な、なぜ……たった“二人”の人間にぃぃぃぃっ!?」


 メカトピアの司令官の前には、全身に“輝き”を纏った少女の姿があった。

 真っ白に光を反射する銀の髪、他の何物にも染まることはないと輝き放つ金色の瞳、すらりと背の高い体を学校のものらしき制服に包み、その背の高い美貌が自身の放つ怒りで、まるで陽炎のように揺らいで見える。

 激怒。その身を動かしているのは、激憤だ。

奴隷の身分からの解放を求める、高度な知性を持ちながら、その苦しみを他星の者へと押し付けようとする、理不尽に対する正しき怒り。憎悪の空より降り来る激怒の焔。

 しかし、どこか悲し気にも見える瞳で司令官を見つめ、静かに少女は宣告する。


「──この星を旧くより守護せし盟約において、汝に誅を下す」

「ま、待て! と、取引をしよ……ぶぢゅっ!?」


 頭を踏み砕かれた司令官を最後に、恐らくは地球上の全ての戦力を相手にしても物量で押し切れたはずのメカトピアは、ここに滅亡した。鉄人兵団は、たった二人の地球人の少女に敗れ去ったのだ。


「……むっ?」

「どうかした、イングリッド?」

「いやな、今この鏡面世界から出て行った気配が一つ、いや二つあったように感じたのでな。二つならば、恐らくはこの世界を遊び場にしておった、未来のタヌキと子供たちの内の誰かかのう?」

「そう……気になるけれど、今はこの者たちを弔ってやりましょう」

「え~……この数を、二人でかぁ? 機械じゃぞ、こいつら?」

「機械でも、心があった。自由を求め、更なる生活の向上を求める気持ちがあった……人間と同じよ。埋葬してやるべきだわ」


 そう言って銀色の少女は、先までの中性的な口調を崩して、地面を掘り返し始める。

 銀に近い白髪の、イングリッドと呼ばれた少女も「真面目じゃのう……十回はシてもらわんと、割に合わん」と呟きながら、しぶしぶ粉砕された機械兵たちの埋葬にかかり始めた。



 ──しずかの母は、自分の娘と一緒に風呂場から出てきた少女の姿に、目を丸くした。

 淡い髪色の、天使のように整った顔立ちの女の子である。時おり連れてくる友達の中には、見たことが無い美少女だった。外国人だろうか、どこか人間離れした美貌であるようにすら思う。


「ママ、こちらリルルさ──リルル。お友達なんだけれど、泥をかぶってしまったから、一緒にお風呂に入っていたの」

「リルルです。しずかさんの友人をやっています」

「まあ、そうだったの。災難だったわね。体が温まるように、紅茶をいれましょう」


 友人をやっているという不思議な言い回しで、リルルをやはり外国人なのだろうと考えた母は、二人をリビングへと招き入れると、紅茶の準備を始める。

そう言えば、しずかの服が朝から変わっているが、洗濯物には無かったような気がした。

ひどく汚してしまって、隠しているのだろうか?


「はい、お口に合えばいいんだけれど」

「どうぞ、お構いなく。お母さん、しずかさんと似て美人ですね」

「まあ、口の上手い子ね」


 褒められてほくそ笑みながらも、しずかの母は少しだけリルルに不穏なものを感じていた。その目が何処か無機的なのに、こちらを品定めをしているようで……ごまかすように、娘に向かって質問する。


「リルルさんとは、いつからの付き合いなの?」

「付き合いの長さなんて、関係ないわ。リルルは、とても大切な相手なの」

「え、えっと……どちらのお住まいなの、リルルさんは」

「メカトピアです。もっとも、交信が完全に途絶えてしまったので、不慮の事故で滅亡したのかもしれません」

「は……?」

「私さえ健在ならば、崇高な目的は果たせますので、何も問題はありませんが」

「気を落とさないで、リルル。私がついてるわ」


 二人の親しげな様子に対して、会話の内容がなんだか、とても歪んでいる気がする。滅亡とか、そんな単語が日常会話で飛び出ることがあるだろうか。

 本来ならば娘の友達をもてなしたいところだが、不信感が恐怖心が勝った。

母親は「ごゆっくり」とだけ告げて、その場を立とうとして……いつの間にか背後に回っていた、しずかによって肩を抑えられていた。

体が、動かせない。大した力もこもっていないのに。


「し、しずか……?」

「ママ、ここに居て? 私だけじゃ、リルル──様の目的を達成できないの……♥」

「いい子ね、しずか……流石は私の性奴隷。しずかに似て、とても整った造形だわ……年も若々しいし、二人目の性奴隷に相応しい」

「せ、せいど……しずか、リルルさんは何を言って……んんっ♥」


 深い、口づけ。夫とも最近は交わした記憶のない、安心させるように穏やかに口内で舌が躍る、そんなキス。

 あまりにも自然な動きで上着を脱がされていく。娘の手で服を剥がされて、ブラジャーの間に手を差し入れられる。


「んあぁっ♥ し、しずか、何をして……だ、ダメよ、こんなことぉ……♥」

「安心して、ママ……♥ 優しくするわ♥ リルル様もサポートしてくださるの……♥ リルル様、ママは私が堕とします……♥」

「いいでしょう、任せるわ。見せてあげなさい、頭の中に女性同士の性交しかなくなった、貴女の性能をね……」


 混乱する母の乳首をピンとリルルが弾き、首筋をじゅっ……♥ と強めにしずかが吸い上げる。

 それが見事に自身の性感帯で、しずかが明らかに女性相手に“慣れている”ことに驚き、戸惑いながらもは岩回る指に抵抗できない。

 娘が女性相手の性交に慣れているという示唆と、その性欲の対象に母親の自分を選んでいる事実、乳首を強めに噛みながら吸い上げてくる美少女、リルル。

 それらがしずかの母の意識を混乱させ続け、冷静な思考を一瞬たりとも許さない。そして、平静な判断ができないということは……娘に犯されているという背徳的な状況を、論理的に拒否できないということだ。

 娘との性交という異常な状況、女同士で愛し合っているという奇妙な光景……背徳感を持ちつつも、長らく女を休み“母”として振舞ってきたのに、それを“女”として戻そうとするのが娘であることで、倒錯した快感は増し、拒否できないほどに増大する。


「(あぁ……こんな……♥ しずかが、女同士の行為に走っていたなんて……♥ ああ、ダメよ、いけないわぁ……♥ 私の中の女を起こさないでぇ……♥ あっ、あっ……どうして、そんなに上手なのよぉ……♥ ママ、抵抗できなくなちゃうぅぅっ♥)」

「母親はお前よりも従順だな、しずか。この豊満な肉体、色気と肉の香気……若さだけでは味わえないものがあるわ。ふふっ、母親に嫉妬してしまうかしら、しずか?」

「あぁん、そんな……私はリルル様の性奴隷です♥ 嫉妬なんて過分な感情はぁ……少ししか♥ ママ、リルル様を誘惑して、許さないんだからぁ……♥」


 自分を巧みに攻め、正気に戻すことなく攻め立てる娘が、リルルにとっては単なる奴隷。

 その奇妙な主従関係は、自然に年長者であるはずの母親を底辺としたインモラルな関係を築き上げ、やがて三人で行う淫靡な交わりを受け入れていってしまう。


「あぁぁっ♥ しずか、そこぉぉっ……♥ あぁっ♥ パパより上手よぉっ♥ あっ、あっ、あぁぁぁっ♥ リルルちゃんっ♥ そこ、深いのぉぉっ♥ あか、赤ちゃんの部屋に触れてしまうわぁ♥」

「リルル様、よ。お前も、しずかと同じ性奴隷になりなさい……娘と同じ立場になるなんて、母親としては嬉しいでしょう? 娘と一緒に、可愛がってあげるわ……崇高な指令に相応しい雌になるまでね」

「あはぁぁぁっ♥ リルル、様ぁぁぁっ……♥ ごめんなさい、しずかぁ……♥ ママ、しずかの大切な人にぃ♥ こんないけないことを誓ってしまうのぉぉっ♥ んむっ、ちゅるるるぅ……ゆるひてぇ……♥」

「ママぁ……♥ 私とリルル様だけじゃ得られない、気持ちいいことをいっぱい教えてくれるママ……一生離さないんだから♥ 一緒に、リルル様の性奴隷になりましょう? 私とママは、対等なの……恋人みたいな関係かしら♥」

「あふぅぅっ♥ なるっ♥ なりますっ♥ リルル様の奴隷にっ♥ しずかのオンナになりますぅぅっ♥」


 快楽と忠誠を誓う母に、しずかは深い口づけを落とし、リルルはトドメを差すように子宮を深く突き上げる。

 リビングで失禁混じりの潮吹きを決めてしまい、しずかの母もまた忠実な性奴隷に堕ちた。

 もうリルルの行動を制限する、メカトピアは存在しない。欲望のままに女を貪り、性の奴隷としていやらしく堕とし続けるだけだ……国の為でも未来の為でもなく、己の為に。


「さあ、しずか。次の標的を示しなさい? 信用しているわよ、私の性奴隷・しずか」

「はい、リルル様……すべては、リルル様の充足の為にぃ……♥」


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