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 今回はお題箱に頂いた内容から『令和のダラさん』より、ダラさんこと屋跨斑のレズレ作品となります。

 これまではホラーレズレとして恐怖の側にレズパコされてしまうお話がメインでしたが、今回はがっつりと怪異側をお嫁堕ちさせる話となっております。

 というか、普通にダラさんはセクシャル過ぎる……クソカワえっち存在過ぎてレズ堕ちしてほしすぎる……(邪悪な願望)。

 薫くんとのおねショタもいいけれど、日向ちゃんと何かの拍子で恋人になってくれないかなと日々思って読んでいます(※個人の楽しみ)。ダラさん姉も、あんなひどいことするくらいならレズレすればいいのにね(よくない)。

 それでは、下記よりどうぞ!




 ──世の中には、実に愚かしい人間がごまんと溢れている。

 人が決めたルールですらも守れない輩、知性があるだけでケダモノと変わらぬような者が跋扈する時代。

 その手の連中は実に容易く……異界の理をも飛び越えて、禁に触れて災厄を解き放つ。

 人の世界のルールを破れば、金や時間や命を失う。

 なれば、それが糊塗する世の深淵の法を穢せば……さて、如何ほどの奇禍を被ることになるのか。


「──はいは~い☆ みんな、今日も期待して集まってくれたかなぁ♥ みんなが出来ないことをヤる♥ そこに痺れる、憧れるぅ☆ 心霊系Metuber・地法院タタリでぇす☆」


 ……カメラを片手にして、立ち入り禁止区画の前ではしゃいでる女を木の陰から見やり、その異形は何とも言えない心持ちとなった。

 耳まで裂けた、蟇や蛇を思わせる口。どこかよどんだ輝きを宿す瞳。それらの一般的には美しいとは言えない容姿に反し、あまりにも美しい流体の如き黒髪。

 それらはまだ、強い異型を感じさせながらも人の範疇に収まっているように見える。

 だが頭より下……三対の腕の生えた女の体と、蛇の半身を繋ぎ合わせた形状は、あまりにも恐ろしく、怪しく、悍ましい。

 屋跨斑。オマタギサマ、マダラサマ、マダラゴンゲン等とも呼ばれる、山の神日して祟り神。一部においては有名なネットロアの、大本であるとも噂される存在。

 神秘の失せた現代においても、異界の入り口はあちこちにあり、そして屋跨斑は今以て力を持つ怪異である。

 そんな彼女は……ここ最近、次々と己の住まう神域にけったいな輩が訪れることに、ほとほと疲れを感じていた。


「日向と薫だけなら諦めもついてきた頃じゃが、霊感ゼロの巫女と相棒の男、今度はみぃちゅーばーかえ……前に薫に見せられた、迷惑行為で自尊心を満たす輩じゃったか」


 酷いを覚え方をしている屋跨斑であるが、異常なほどの胆力を誇る三十木谷の姉弟……何故か屋跨斑を“ダラさん”などと呼び、親しく接してくる……の感性は独特であるため、当然ながら配信者がすべてそうという訳ではない。

 しかして、あのタタリとかいう奇態な名前を名乗っている……本名だったら両親は何を考えていたのか……配信者に関しては、紛れもなく現在の偏見に合致する存在だと言えた。


「これまでも念写能力者の怨念が宿る呪いの井戸、住んだ人間に次々と不幸が襲い掛かる呪いの家などに突撃してきたタタリですが☆ 今回はこの禁足地に乗り込み、蛇体のエッチなお姉さん、屋跨斑様とめくるめく蜜月♥ 狙ってこーと思いまーす♥」

「(……薫が何か教えたんじゃなかろうな。なんじゃ、えっちなお姉さんって)」


 生前……顔の醜さ、器量の悪さから家族にすら冷遇された時分には、そんな評価は誰にも受けたことはなかった。思いを交わした大工の十郎太ですらも、心根の朴訥さを認められたにすぎぬ。

 薫からは妙な視線が飛んでくることもあるが、あれはかなり女の趣味が歪んでいるので、気にしてはいけないだろう。


「とはいえ、だ。あの二人と友誼を結ぶに至った今も、ワシの在り方は変わってはおらん。いやさ、“ダラさん”としては色々と縛りから放たれてもおるが……あれな者は“屋跨斑”を所望のようじゃからなぁ」


 祟りを信じぬ者は、周囲に災厄を呼び込む。容易く禁忌を犯す者は、己以外の生を蝕む。

 なれば、そうなれば。この世には今以て霊威があるのだと、教え、躾け、怯えさせるも祟り神の務め。山に縛られた怪異の役割というものであろう。

 りぃん、りぃんと首からかけた鈴が鳴る。神域に入り込んだ者を伝える、鈴の音だ。

 タタリもそれに気づいたのだろうか、ひょこひょこと周囲を見回してみているが……人の想定する速さより、蛇体の動きは遥かに速い。

 ぞぞぞぞぞぞぞっ。

 タタリの瞳が、屋跨斑の姿を“映した”瞬間には、既にその異体は迷惑な配信者の目の前までは移動を終えていた。


「愚かな娘子……汝が望んだ、屋跨斑はここぞ? 疾く頭を垂れて畏れよ」


 ここまでハッキリと姿を現し、ここまでハッキリと言葉を交わす秘神。

 それに触れたことなど無かろうと、たちまちに表情を激変させて弾け飛ぶようにこの場を去るものと、屋跨斑は思い込んでいた。

 ──その予想は、半分ほど当たっていた。


「──おっぱい、でっけェェェェェェェェっ! おっと、視聴者のみんな、ごめんね☆ あまりの大当たりに、タタリのテンション、ウェイクアップ♥ おっぱいデカくて蛇体♥ セックスの化身みたいなお姉さんと遭遇しましたぁ☆」

「……いや、小学生男子か、お前は」


 件の小学生男子は、かなりの特殊例ではあるが。

 ともあれ、別に恐れられたり忌まれたりを望んでいる訳でもないが、仮にも幾百年と畏れ敬われてきたのに、こうも妙な反応ばかり返されると何とも微妙な心持ちになる。


「はぁぁ……お貞ちゃんや伽耶子さんもクソえろだったけど、今回もたまんない上玉が来てくれました☆ タタリの日ごろの行いカナ♥ あ、お貞ちゃんのおちんちんびゅーびゅー絞ってあげた回と、伽耶子さんを息子さんの前でパコり散らした回は下のURLから☆」

「どこを指しておるんじゃ、お主は……はあ、もうよい。祟られたくなくば、疾くこの場を去るがいい。それとも……カメラだけ残して、姿を消してみるか?」


 屋跨斑は、双子の巫女が災いを成した大蛇を討伐した末に、人の浅はかな嫉妬心や怨念から生まれた“人造の”怪異である。

 少なくとも巫女と大蛇の屍が縒り合されて、意識が混濁していた頃は多くの災いを成したし、人に回避不能の祟りをもたらすこともあった。

 しかし、こうして意識が定着して平静となった今は、敢えて相手を傷つけることなどしない。そんなことをせずとも、既に“祟り”というシステムは、人の畏敬によって完成しているからだ。

 だからこそ、こういう異形に対して“無駄に”懐が広い人間ほど厄介なのだが……しかし、これまで祟り神として過ごしてきた屋跨斑は、タタリのセリフの中に不穏なものが混じっていることに気付かなかった。

 だから、その威容を敢えて見せつけるべく胸を張り、タタリを見下ろすような姿勢を取っていたのだが……罰当たりな女配信者の手は、素早く屋跨斑の胸へと伸びた。


「んおぉぉっ♥ き、貴様、何をすっ……ひんっ♥」

「わはぁ……☆ ものすごい弾力ぅ♥ これまで抱いてきた幽霊さんやお化けさんは、胸は普通サイズの相手が多かったからなぁ……くふっ♥ とっても犯し甲斐がありそう……☆」

「お、犯すじゃと……!? 貴様、何を考え……あっ……♥」


 くちぃっ……と、人の体と蛇体の境目、絞った際には股間へと変わる位置に、指がめり込む。

 そこは異形となった屋跨斑の秘所がある部分……平素は鱗で隠し、霊力で以て見えないようにしているで、日向と薫にすら見られたことはない。

 だというのに、祟り神の膨大な霊力をあっさりと貫き、タタリの指は屋跨斑の秘所へと到達し、くちゅくちゅと淫らな水音を立て始める。


「おっ♥ おぉっ……♥ や、やめっ……んあぁぁっ♥」

「ふぅぅっ♥ 腋、えろい腋マ〇コ♥ 腋マ〇コが六つもあるとか、レズパコしてくれって誘ってるようなもんでしょ♥ ぺしゃっ……れろぉっ♥」

「う、あぁぁっ……妙なところを、舐めるな……ひぃっ♥」


 舐めるなと言われたので吸うのに変更したタタリは、焦る屋跨斑が身をくねらせるのも構わず、その体を押し倒してしまう。いくら力が抜けているとはいえ、蛇体によって重心が安定している彼女を地に倒すなど、常人のできることではない。

「いぇー☆ それではここからが、タタリのオカルトレズパコちゃんねる、略してオカパコの本番でぇす♥ ここ最近はふたなりちゃんとか人妻とか続いてたから、今日はこうして……んっ♥ 腋汗おいしっ♥ 女神さまをレズレして♥ 頭空っぽのカノジョにしちゃいまぁす♥」

「き、きさまぁ……同じ、女同士で……ほぉぉぉっ♥」

「女同士の方が、ここの使い方わかってるでしょぉ……ぐちゅぐちゅって恥ずかしい音してる♥ 可愛すぎでしょ、えぇと、オマタさん♥」

「お、おまたはやめいっ!」

「えー、じゃあダラさんでいいや☆」


 偶然にも三十木谷姉弟の名称と同じものを選んだタタリは、宙にふわふわと浮かせているカメラに向かって、屋跨斑……ダラの胸に吸い付きながら、Vサインをしてみせた。勿論、激しい手淫は止むことなく続いている。


「(こ、こやつ、霊力の持ち主か!? それも、相当の霊威を秘めておる……し、信じられん! 生前のワシよりも上じゃ……こんな奴が、どうして現代に!?)」

「腋マ〇コ舐め放題なの、嬉しいな♥ でも私、綺麗な女の子ちゃんが腋毛もっさりなのが好きなんだよねぇ……♥ ダラさん、髪もしっとりしてるし、腋毛生やしてよ♥ 私が舐める以外で洗うの禁止ー☆」

「ほぉぉぉっ♥ な、なにを言って……ん、きゅぅぅっ♥ か、可愛いだの、綺麗だの……わ、ワシのような醜女に、適当なことを抜かして……いひぃっ♥」

「うるさぁい♥ 腋からこんなおいしい汗じゅくじゅく垂らす醜女なんているはずないでしょ♥ 私がパコる相手はみんな美人で、可愛くて、最高のオンナなの! それ馬鹿にするのは本人でも許さないよ☆ 自分がどれだけ股間に来る相手か、教え込んであげる……♥」


 ちゅぽっ……と腋から顔を離すと、秘所を弄っていた手を胸の先端へと移動させ、きゅっ♥ ぎゅっ♥ 乳首を捻り上げながら、長身のダラを“登頂”してくるタタリ。

 抵抗しなかればと思うのだが、彼女は性行為というものにはまるで縁がない……何しろ醜女だと家族にも疎まれていたし、神職でもあったので身を清浄に保つ必要もあった。

 祟り神となってからは、不思議と性欲を抱くこともなく……薫たちと過ごしていると、胸が高鳴ったりはするのでなくなったわけではないようだが……ただひたすらに超然としたバケモノとして生きてきた。

 それなのに、この娘は半蛇体のダラを魅力的だと嘯きながら、その体に欲求の火を付けて回って見せる。


「乳首、気持ちいいでしょー♥ んっ……ダラさんのここ、形もいいし感度も最高♥ マジでイイ女♥ 絶対の私のモノにする……カメラの前でレズパコラブラブ宣言させるから覚悟しろ……♥」

「んっ、あぁっ♥ つ、強いぃっ♥ そんな、ところ、ばかりぃ……んあぁっ♥」

「えへへ☆ なら、ここはどうかなぁ♥ 子宮、あそこの位置から考えて残ってるよね♥」

「んほぉぉぉぉぉっ♥」


 ぎゅぅぅ……と、まるで押し込むように腹を撫でられ、異形の体にも残った孕み袋が圧迫されると同時、同性を相手にしているというのに排卵が始まり、体の中から交尾への欲求が沸き上がる。

 相手は頭のおかしい女なのに、同性で祟り神の権威を穢しているのに……体はもう、タタリの与えて“くれる”快楽に屈服しかけている。


「よっと、ようやく届くところに来た☆ ほらぁ、ダラさぁん……チューしよ♥ ラブラブのちゅー♥ キスだけで絶頂させたげる♥」

「ちゅ、ちゅー……? く、口吸いなんて、そんな……あっ……♥」


 これまでは、不心得な愚か者としか見ていなかったタタリの顔が、眼前に寄せられる。

 その顔の作りは美しく、薫や生前の記憶にある姉すらも上回るほどの美形であった。

 そんな目で情熱的に見つめられ、元より恋愛ごとには初心なダラは、さっと顔を反らして顔を赤らめるばかり……もう、抵抗の意思はほとんど残っていない。


「顔反らすな……♥ こっち見ろ♥ 私の顔すきすきになれ……おらっ、舌出せ♥」

「やっ……ん、れぇ……♥」

「ながぁい蛇舌、クソエロ☆ その内、おマ〇コの奥まで舐めさせてあげるからね……んじゅっ♥ じゅるるるるるるっ♥ じゅぞぞっぞぞぞっ♥」

「んんん~っ♥」


 ダラの長い蛇体までピーンと伸びて、激しい口づけに快楽に完全に屈服する。その長い舌を隅々まで舐めまわされ、女同士の快楽を教え込まれながら、とぷとぷと女体と蛇体の境から愛液が零れる……達したのだと、自覚する余裕はない。


「あはっ……♥ ダラさん、キスだけでイッたね♥ 普通の女の子はキスだけで気持ちいいお漏らし、しないんだよぉ☆ ダラさんが女の子好きな淫乱の証拠だね……♥」

「あぁぁ……わ、ワシは、淫乱などでは……んんっ♥」

「黙れ、淫乱♥ 蛇はエロいって相場が決まってるんだから☆ 私が性欲たっぷり解消して、その姿を視聴者に放送してあげる……♥ 日本中のレズがダラさんがレズパコされる姿でヌくんだよ♥ 日本全国のお嫁さんだよ、こんなの♥」

「は、あぁぁっ……♥」

「あーあ、想像しただけでイッちゃった……♥ イキ顔もエロすぎるだろ、この蛇女めぇ♥ ラブラブレズセックスで以て、生放送で無精卵出産ショーさせてやるから覚悟しろ……♥」


 そう言ってタタリは一旦カメラのスイッチを切ると、ダラの体に改めてのしかかり、完璧に落とすためにその性感帯を攻め立て始める。

 ダラの声が甘くなり、やがて弄られるのを懇願するようになり、「嫁に♥ 嫁になりますぅぅっ♥」と宣言させられるまでに、そう時間はかからなかった。



『──あー、気持ちいい♥ 伽耶子さん、人妻だけあって舌遣い上手すぎでしょ♥ マン汁いっぱい飲ませてあげるからね☆ ほらぁ、お貞ちゃんも頑張って突いて♥ アナル童貞らしくお尻の穴に夢中になって腰ヘコしろぉ♥』


 薫が見ている動画のとんでもない過激さに、流石の日向も若干引く。

 とは言え、同人作家の手伝いに体目当てで行くほどに成熟している薫なので、注意をするのではなく、純然たる興味で日向は質問した。


「それ、なんてチャンネル?」

「心霊スポットに突入して、怨霊相手にラブラブセックスする『地法院タタリのオカルトレズパコちゃんねる』……通称『オカパコちゃんねる』。今回は『貞子VS伽耶子VSタタリ』だって」


 血塗れの赤い服の女と、うっそうとした黒髪の白い服の女は、どちらもタタリによってイカされすぎて朦朧としており、両手でそれぞれ抱かれながら舌を絡められている。

 伽耶子の方は「お゛ぉぉぉっ……♥」と呻くばかりだが、貞子は小さく「スキ……タタリチャン……スキ……♥」と呟いていた。

 自分たちが言えた義理ではないが、どういう世界観なのだろう。


『次回は遂に、新しいお嫁さんが登場☆ みんなの前で卵産んじゃう予定だから、楽しむに待っててね♥』

「卵て……なに、今度はハーピィでも抱く気なの、この人」

「さあ……あれ? これ……ダラさんじゃない?」


 薫に言われて、日向は画面をのぞき込む。

 暗く影がかかっているが、次回登場の新嫁のサムネイルには、セーラー服を着せられて、髪をツインテールにされたダラらしき蛇体の女が、黒目線を入れられながらWピースをしており、下には本人のコメントとして『早くタタリちゃんとの卵、産みたいのじゃ♥』とノリノリで追記されていた……。





今回の攻め役

※地法院タタリ(くにほういん たたり)

・力“だけ”はある、悪徳インチキ霊能力者、地法院御崎の四人いる娘の内、長女に当たる少女。次女よりも霊力が弱かったことから早々に祓い屋稼業をドロップアウトし、動画配信者Metuberとして活動している(家族仲は良好)。

・普通なら心霊スポットなどに突入して、祟りなどでひどい目にあうような場面で、黒幕の女性の霊を引きずり出してレズレイプして、ラブラブのお嫁さんセックスになるまでパコり散らすというコンセプトの『オカルトレズパコちゃんねる(通称オカパコちゃんねる)』を主宰。ほとんどの視聴者はそういうイメージビデオだと思っているが、当然マジモンの霊とセックスしている。

・御崎譲りの霊力は修行などしていなくてもすさまじいものがあり、これまでも『リング』シリーズの貞子、『呪怨』シリーズの伽耶子、『着信アリ』の水沼美々子、『仄暗い水の底から』の河合美津子、『女優霊』のフィルムの女、『渋谷怪談』のサッちゃん等を悉く快楽堕ちさせて来ている。ダラさんはそういった彼女の“オンナ”たちの中でも、ハッキリと意思を以てお話できるのもあって、かなりのお気に入りらしい。

・『自分が性欲を抱く女は、顔がどんなだろうが姿がどんなに痛々しかろうが最高のオンナ。それを否定するのは本人にも許さない』という強烈な信念の持ち主であり、これを否定するような行いをするとオラつきセックスでわからせを試みてくる。それを目当てで、わざと自虐する嫁たちも多いのだとか。

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