黒歴史コース第一弾ウルフマンTF3・4・5 (Pixiv Fanbox)
Published:
2019-05-01 02:43:31
Edited:
2020-11-01 14:11:17
Imported:
2024-05
Content
継続ご利用ありがとうございます。GW新元号スペシャルということで3パート分公開したいと思います。
騎士団が指定した作戦領域に逃げ込む。兄騎士ことウルフマンは、ついて行く。糸のように細い辛うじて残ってる理性は、己の肉体を支配している獣を制御することは出来ずとも罠にかけようとしている意図を汲ませない程度にさせることはできた。
作戦領域内には満月の灯りは届かない。瞬く間にウルフマンはその力を失い兄騎士へと姿を戻した。
(作戦通り)
そう考えたも束の間、敵もそれを見越していた。反射鏡。協会の扉ほどもある巨大な鏡だった。月の灯りを完全に反射し、そして兄騎士の背中を満月の魔力で照らした。
「うッ…グッ…グオオオオ!!!」
再び獣の雄叫びをあげる兄騎士。近くの建物の中へ逃げる。兄騎士も身悶えしながら、こちらを睨み付ける。それは逃げろと言う意味を表しているのか、獲物を捕らえるためのハンターの眼差しなのか。
身体中から獣毛が吹き出し覆い尽くす。生殖器もまた毛の海に沈み見えなくなる。兄騎士の顔が歪みマズルが突き出てくると再び残忍な怪物へと姿を変えた。建物の外壁を爪と腕力だけでよじ登り窓を突き破る。中にいる獲物をどんどん追い詰めてゆくように…。