【短編】TS転生したらモルガンだった。パート1 ~最強のチート持ち魔術師でもふたなりには勝てない~ (Pixiv Fanbox)
Published:
2023-08-25 12:24:12
Imported:
2024-05
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彼女の名前はモルガン。『FGO』に登場する最強クラスのサーヴァントであり、前世が元男だった記憶を持つ転生者だ。
本来のモルガンは史上最強の悪女として登場するのだが、彼女の身体に生まれ変わってしまった男の性格は悪女とは程遠いものだったため追放や政略結婚など不当な扱いを受けることはなかった。
むしろ現代の知識を持っているモルガンは食糧難や財政難、他国との交易に重宝されている。だが、決して彼女は王様になりたいとは言わない。
「………」
(はあ、空気おいしい…楽できる…幸せ…)
彼女は自堕落を極めすぎたニートになりたいのだ。あわよくば楽して引きこもっていたいというのが彼女の本音である。
しかし、彼女の魔術の師匠であるマーリンはモルガンの才覚を埋もれさせるつもりはなく、こっそりと仕事を与えている。
「やあ、モルガン。今日の授業は実技を交えてやってみようか。なに、ちょっとしたお遊戯のついでさ」
そう言って胡散臭い笑顔を振り撒くマーリン。そんな彼女に反応することなく、モルガンはぼーーっとしたまま青空を見上げていた。
◆
きらびやかな装飾のほどこされたドレスを勝手に脱がされているというのにモルガンは一切の抵抗を示そうとしない。
マーリンを信頼している……というわけではない。単純に反論したり抵抗したりするのが面倒臭くて暴れないだけなのだ。その事に気づいているのか、マーリンもビミョーに頬を引き吊らせている。
ゆっくりと下着を剥ぎ取られ、モルガンの美しい肢体が露になる。淫魔であるマーリンでさえ息を飲むほど美しさを突き詰めた様な彼女の肉体にマーリンの両手が触れる。
目が見えていなかったら柔らかな果実を掴んだと錯覚しそうになる肌の弾力にマーリンは驚き、肩や腕、腰、太ももと確かめるようにモルガンの身体を撫であげる。
「はははっ、予想以上の身体だ♡」
「……そう…」
(だるいなあ、マジでだるい。感覚切っといて良かった。マーリン、やたらと触り方がエロいし、面倒なんだよなあ…)
いやらしい手つきでおっぱいを持ち上げ、乳首をこね潰すマーリンを見下ろしながらモルガンは心底嫌そうに視線を反らす。