【ヒトミゴクウ~捧げられた妹~】02 (Pixiv Fanbox)
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(い…一体なんでこんなことに…。)
「なかなかいい部屋じゃねーか!ええ?ジュン!」
「ハハハ…。
そ…そんなことは…。」
「そーそー!こんなに居心地いいなら
もっと早くお邪魔すりゃあよかったぜ!」
「住所調べるの大変だったんだぜぇ?へへへ…。」
「うう……。」
(さ…最悪だ…)
(コイツら…まさかわざわざ住所調べて、家まで押しかけてくるなんて…。)
「ブツブツ……くそッ!ヒトミのやつ…ッ!
なんでコイツらを家に入れたりしたんだ…。」
「へえ?ヒトミっていうのか?お前の妹」
「ひぃっ!?ケンタ…くん」
「妹がいたなんて初耳だぜ?」
「そーそー♥ チョ~可愛いじゃん!」
「え?そんな…ただ口うるさいだけだよ」
コンコン
「お?噂をすればw」
「あの…コレ…よかったら」
「おー茶菓子♥」
「ありがとう! 悪いね―♥ 気が利くねー!」
「いえ…こちらこそありがとうございます。
わざわざ兄の忘れ物を届けになんて…。」
「いやーいいんだよぜんぜん! 近くまで寄ったから、ついでだったしね。」
(……。)
(この人達、お兄ちゃんの友達みたいだけど…。)
(なんだろう…、なんかちょっと怖い感じの人達ね…。)
(…ううん!見た目で判断しちゃダメよね。親切に忘れ物を届けに来てくれたんだし。)
「と、とにかく助かりました。…それじゃあ、ごゆっくり。」
「はーい♥ 有難うね!」
「ウヒヒ♥」
(……。)
…パタン
「いや~!やっぱ可愛いじゃん~♥」
「そうそう!俺もあんな妹がほしいぜぇ♥」
「しかも…ウヒヒ♥ すげー巨乳♥」
「だよな?ありゃ多分いいカラダしてるぜぇ!」
「あ、あの…それより…! その…うちになんの用…かな?」
「……」
バキッ!
「…がはッ!」
「なんの用だぁ…?とぼけてんじゃねーよ。用件はわかってるよな?ああ?」
「ひぃ!?」
「しーッ!バカ!デケェ声出すんじゃねーよ!
ヒトミちゃんに聞こえちまうだろうが!」
「学園サボったら、オレ達から逃げられると思った?甘いんだよ♥」
「あんま手ぇ焼かせるんじゃねーよ。」
「おまえの『アレ』…ばら撒かれてぇのか?」
「…ッ!?」
「あ…ぁああ…っ!」
「すみません!許してください!
明日からは…明日からはちゃんと学園には行きますから!」
「だからそれだけは勘弁してください!」
「そーそー♥ わかればいいんだよ。
お前が居ない間の学園生活は寂しかったぜぇ…?なんせ遊ぶ相手がいなくてなぁ。ヒヒヒ♥」
「ううう…ッ!す、すみません…すみません!もう許してください!」
「だから声でけーよ!もう一発小突かれてぇのか?」
「ひッ!? は、はい…!すみません!すみません!」
「どうするケンタ?このまま連れ出してボコっちまうか?」
「ヒィッ!?」
「そうだなぁ…、騒がれたら面倒だし…妹もいるから…」
「…ん?妹……妹ねぇ…。」
「そうだ!いいこと思いついたぜ…ククク♥」
「なあジュン! 許してやろうか?」
「…え?」
「お前の妹…ヒトミちゃんだっけ?…すげぇ可愛いよなぁ?」
「彼女に免じて、許してやろうかって言ってんだよ。そのかわりよぉ…」
「……ヒヒヒ♥」
《次回に続く》
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