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 あの日以降、優吾は蓮太郎が実戦形式の修行を行う度に着いてくるようになった。  しかしそこに向上心がある様子は無く、ただ単に目当ては歌夜のご褒美だと思われる。  一度勝って気を良くしたのか、蓮太郎と妖魔を倒した数で勝負をし、勝てばご褒美が貰えるという条件を、毎度のように持ち出してくるのだった。  そんな約束、本当は歌夜には受けないで欲しかったが、一度許したからなのか、もしくは蓮太郎に期待してくれているからなのか、結局歌夜は了承してしまうのだった。  勿論期待されている以上、蓮太郎も頑張って修行に励んだ。  人里に降りて悪さをするような妖魔と違い、森に潜む低級の妖魔ならば蓮太郎にもなんとか倒すことは出来る。  実戦は危険も伴うが、そこは歌夜のサポートもあり、順調に妖魔との戦いを重ねることが出来た。  が、それでも優吾に勝つことは出来なかった。  蓮太郎が必死に数体の妖魔を倒しても、優吾は軽々とその倍ほどの数を倒してみせた。  その度に、優吾はご褒美として歌夜を連れて蓮太郎の目の届かないところへ行ってしまう。  ――そして今日もまた、対決の結果は優吾の勝ちだった。 「うぇ~い、今回も俺の方が多く倒したみたいだな!-」 「……くぅ」  悔しげに歯噛みする蓮太郎に、歌夜が肩を叩いて励ましてくる。 「そう落ち込むな、蓮太郎もしっかり成長しているぞ。あくまで二人を競わせているのは、やる気を出すためだけのものだ。そんなに気にする程のことじゃないんだぞ」  大事なのはあくまでも妖魔を倒せる力を身につけることであり、歌夜の言う通りだとは思うが、やはり自分が情けないという気持ちは消えない。 「そうそう、気にすんなよ。でもまぁ、今日もご褒美は俺が貰うけどな?」 「ご褒美……」  その言葉に、蓮太郎は胸騒ぎを覚える。  毎回何をしているかは分からないが、優吾へのご褒美を終えて帰ってくる歌夜は、いつもどこか落ち着かない様子で、顔を合わせづらそうにするのだった。  妖魔退治の数を競った最初の日、優吾が囁いてきた言葉を信じるならば、歌夜のあの巫女装束の上からも目立つ大きな胸を……。 「歌夜姉……。ご褒美って、いつも優吾くんと何してるの?」  蓮太郎は勇気を出し、歌夜に直接をそのことを聞いてみた。  だが、歌夜は頬を掻いて言いづらそうにしてから、「大したことじゃない」と誤魔化すように言う。 「俺が代わりに教えてやろうか? お前の大好きなお姉ちゃんのさぁ――」 「お、おいっ! お前は黙っていろ……!」  優吾が代わりに答えようとするが、歌夜が焦った様子でその手を引っ張った。 「その、なんだ……少しマッサージしてやってるだけだ、修行で疲れただろうからな」 「へへっ……そうなんだよ。蓮太郎も残念だなー歌夜のマッサージ受けられなくて。すげえ上手いんだぜ?」 「そう、なんだ……」  確かに、歌夜に疲れた身体をマッサージして貰うなんて羨ましい限りだ。  だが、本当にそれだけなのだろうか? もしかして、マッサージなどと称しながらも、もっといやらしいことをしているのでは……。  そんな、嫌な想像をしてしまう。 「すまん……だが、蓮太郎ならきっと次は勝てると信じてるからな」 「うん。ありがとう、歌夜姉……」 「ほら、帰るぞ優吾」 「いてて、引っ張んなよっ」  そう言って、歌夜は優吾を引きずるように神社の方へと戻って行った。  残された蓮太郎は一人、暗い表情で俯きながら、拳を強く握りしめる。 「歌夜姉……」  姉が自分を信じてくれていることは嬉しいが、やはり心配であることに変わりはない。  普段ならば蓮太郎はこのまま一人で先に帰り、二人はどこか別の場所でご褒美を済ませるのだが、今日は違った。  蓮太郎は二人が見えなくなってから、残った足跡を辿ってその後をこそこそと追いかけた。  数分間歩き足跡を辿ると、二人は確かに神社の方向へと向かっていたが、そのまま玄川家の自宅には戻らず、境内の隅にある小屋に向かったようだった。  わざわざこんな場所に来てマッサージをしているなんて、あまり想像は出来ないが……。  蓮太郎は音を立てないように注意して、小屋の方に近づいていった。  古めかしい作りの小屋には、引き戸に鍵は付いていない。  蓮太郎は僅かに空いた戸の隙間からその中を覗き見た。  小屋の中は思ったよりも綺麗に整理されていて、人が二人入っても窮屈な程では無いが、それでも歌夜達の姿はすぐに見つかった。 「……え?」  二人を見て、蓮太郎は喉から小さな声を漏らした。 「おーい、もっと揺らせよ~。両手でその牛みてえな乳潰してさぁ」 「う、うるさい……! わがまま言うな! 挟んでやってるだけ感謝しろ!」  歌夜は優吾の前に膝立ちになって跪き、下半身に顔を近づけていた。その胸元は、あられもなく露出している。  そして優吾は、ズボンをすべて下ろし、歌夜の豊満な乳房に何も履いていない腰を押し付けていた。  深い谷間の間には男根が挟まって、左右から柔らかい乳肉で揉まれている。  所謂パイズリという行為だった。  歌夜は恥ずかしそうにしながらも、その爆乳で優吾のモノを挟み込んで、上下に動かしている。 (そんな……歌夜姉、なんで……)  蓮太郎は信じられないモノを見る目で、二人の行為を盗み見る。  自分との対決に勝った優吾が、ご褒美として要求したのは間違いないが、それを歌夜が了承したなんてにわかには信じられない。  だが、目の前の光景は紛れもない現実だ。 「そんなんじゃいつまで経っても終わんねえぞ~? そのバカでかい乳は男にパイズリするために育てたんだろ?」 「……くそっ」  好き放題言われても、歌夜は悔しそうに唇を噛んで耐え、その手の動きは止まらない。 「そうそう、それでいいんだよ。はぁ~気持ちぃ~」  感嘆の声を上げ、優吾は快感に浸る。  蓮太郎とて男である以上、あの胸を間近で見せられれば意識せざるを得ないというのに、肉棒を挟ませてパイズリ奉仕なんて……気持ちよくて当然だ。  嫉妬の炎が胸の奥を燃やし、頭がカァ~っと熱くなるのを感じた。 (歌夜姉の胸に……アイツの汚いのが……)  肉棒を埋めた乳房は、拳に押されて柔らかく形を変え、優吾の目を楽しませる。  本当なら、歌夜のあの美しい身体は、いつか自分と結ばれるはずなのに。 自惚れかもしれんないが、蓮太郎は歌夜に少なからず好意を寄せられていると感じていた。  だが、あの少年は違う。あの男はただ自分の欲望を満たすためだけに、歌夜――そして姉である沙夜に近づいているだけだ。  今、自分がこの戸を開け、割って入れば、二人の行為を止めることは出来るかもしれない。  だが、その勇気が持てず、蓮太郎は隙間から歌夜の奉仕を盗み見ることしか出来なかった。 「……んっ」  歌夜の口から、微かに甘い吐息が漏れる。  優吾の手が、パイズリしている最中の胸に触れてきたからだ。  胸で肉棒を揉ませながらも、その先端突起を捕まえて、コリコリと指で転がしている。 「ア……ンッ♥」 「相変わらず乳首弱すぎだろ。弱点は鍛えないといけないよなぁ?」  下劣な笑みを浮かべながら、優吾はそう言って歌夜の乳首をつねり上げる。 「んんっ! やめ……んぅ……♥」  歌夜はビクンッと肩を揺らして、初めて聞くような切なげな声を上げた。 「歌夜姉……」  女性の大切な部分を、あんな風に勝手に触るなんて……。  それも、優吾は随分と手慣れている様子だった。きっと、これまでも何度もああやって歌夜の胸を弄ってきたのだ。  初めて対決した日、囁いてきた言葉はこういう意味だったのだと、今更理解する。 「はぁっ、はぁっ……」  歌夜は苦しげに呼吸を繰り返しながら、なんとか声を抑えてパイズリを続けていた。  しかし、乳首への刺激のせいで力が入らないのか、動きが鈍くなっている。 「馬鹿ッ、やめ……乳輪っ、乳首……指で挟んでくにくにって……潰す、なぁ……♥」  優吾は両手を使って左右の乳首を同時に責め始めた。  親指と人差し指で乳輪を摘まむようにして、クリクリと回して乳頭を虐める。  乳首を引っ張って胸を揺さぶられて、歌夜は上気した顔で、びくんびくんと身体を痙攣させていた。 「は、早くイけっ、ば、ばかぁ……♥」 「ならもっと気合入れてシゴけ、よっ!」 「ふぁあっ!?」  優吾は両手で強く乳肉を鷲掴みにして、乱暴に上下させる。  自分の顔程もある大きさの乳房を二つ、玩具のように扱う姿は酷く無慈悲で、ただの意地の悪い子供というだけではない醜悪さが蓮太郎の心をざわつかせた。 「人の胸を……なんだと、思って……っ」  歌夜は悔しそうに目を鋭くし、優吾を睨みつける。  だが、そんな表情も今は男を興奮させる材料にしかならないようだった。 「あー、精子上がってきた、出すぞ歌夜!」 「ちょ、ちょっと待て……一度抜いて……ひゃうぅ!?」  歌夜の制止も待たず、優吾は乳房に押し付けた腰を震わせ、その乳肉の中心に精子を勢いよく吐き出した。  びゅるるるるっ、と谷間の中に精液が溜まり、その深い溝の中から溢れ出してくる。 「ぅ、あぁ……出てる……胸の中に、また……」 「おー、まだ出るわ。全部受け止めろよ」 「くっ……ん……う……♥」  歌夜は嫌そうな顔をしながらも、言われた通りに乳房をぎゅっと寄せて、谷間に溜まった白濁汁を受け止めた。  射精が終わると優吾はようやく腰を引き、乳房からペニスを抜き取る。 「相変わらず、粘ついて気持ち悪い……それに、なんて臭いだ」  歌夜は自分の胸元を見下ろし、嫌悪に満ちた声で言った。 「おっぱいザーメンまみれにしてるの似合ってるぜ。その格好のままアイツに会いに行ってみるか?」 「ふ、ふざけるな! こんな姿で蓮太郎に会えるわけ……」 「へへっ、怒んなって。歌夜のことも気持ちよくしてやるからさ」 「あっ、お、おい! そこは……」  射精を終えた優吾は、今度は歌夜に詰め寄り、その下半身に手を伸ばしてきた。  そして、そのまま緋袴の中に手を潜り込ませ、そこを無遠慮に弄りだす。 「やめ……この……はぅっ、あ、あそこに……指が……」  優吾の手は歌夜の秘部を探り当て、ぐちゅぐちゃと淫らな水音を立てながら激しく掻き乱していく。 (か、歌夜姉……なんで抵抗しないの……)  歌夜は嫌そうに身を捩りはするが、性器を弄られているというのに本気で抵抗はしていないようだった。  本気ならば、優吾程度引きはがすことは簡単なはずなのに、それをしないということは、優吾を受け入れているということなのかと、蓮太郎は愕然とした。 「パイズリだけでこんなに濡らしやがって。やっぱり期待してたんじゃねーか? こうやってマンコに指突っ込まれるのさ」 「違っ……! お、お前が無理矢理……んんっ♥」  優吾の指は二本に増え、人差し指と中指で歌夜の膣穴を犯していく。  くぷっくぽっと空気を含んだ音が響き、浮かした腰がビクビクと跳ねるように震えていた。  優吾は指の動きを早め、乱暴なピストン運動を繰り返す。 「ほれ、ここ好きだろ?」 「ひぐううぅ♥」  その指先は弱点を集中的に責め立てていて、歌夜はその度に艶やかな声を上げて身体を震わせた。  優吾はまるで、歌夜の弱点を知り尽くしているかのように的確に反応の良い部分を責めている。それは、明らかにこれが初めての行為では無いということを示していた。 「そ、そこはぁ……弱いんだ……も、もっと、優しく……っ」  歌夜は瞳を潤ませ、弱った声を上げる。  あの凛とした姉が、自分以外の男の前で乱れているという事実が、蓮太郎には耐えられなかった。  しかし、それでも覗き見る目が離せない。  蓮太郎は血走った目で、嫌いな少年が自分の師匠であり姉として慕う女性を指先一つで嬲る光景を見つめていた。 「おっ♥ ぅお゛♥ な、なんでこんなに……うまいんだぁ……♥ アソコが、熱くなるぅ……」  歌夜は甘い吐息を漏らし、快感に身体を悶えさせている。  その顔は普段の彼女からは想像できないほどに妖しく蕩けきっていて、蓮太郎の見たことのない大人の表情だった。  蓮太郎の目からは、緋袴の中の手がどうやって歌夜の秘部を弄っているのは分からない。  だが、歌夜の反応が想像を掻き立て、どんなに巧みで下品な指使いで責め立てられているのかを知らせてくる。  知らず知らずの間に、蓮太郎は自分の股間を掴んでいた。熱くなる下半身の熱を抑え込むように。 「はぁっ、はぁっ、はぁっ……!」  視線の先の歌夜と同じように、蓮太郎は呼吸を荒くして、視線は釘付けになっていた。 「はははっ、もう濡れまくりじゃねぇか。マン汁ダラダラ垂らしてよ。こんなに発情して弟に悪くないのか? 好きなんだろ?」 「ぐっ♥ す、すまん蓮太郎……こんな、悪ガキに……いいようにされる姉を、許してくれ……っ」  歌夜はここに居ないはずの弟子に対して、顔を赤く発情させながら謝罪する。  その言葉に、胸が締め付けられるようだった。  自分が勝っていれば、歌夜をこんな風に苦しませることは無かったのに。――そう思うと、悔しさで頭が編になりそうだ。 「ああああっ!♥ なか、ぞりぞりって……擦られて……んひいぃぃいいい♥♥」 「最強の退魔師のくせに、こっちは激弱だな。ほら、まんこに指突っ込まれただけで負けちゃう雑魚退魔師、イっちまっていいんだぞ」 「うああぁぁ♥ お、おぉ……お ♥ だ、だまれぇ……誰が、お前なんかにぃぃぃ……んぐうぅぅ♥」  馬鹿にされ、詰られ、歌夜は怒りながらも快感が止められないという様子で、びくんっと腰を仰け反らせてしまう。  そんな態度がますます優吾を調子付かせているようで、彼は執拗に歌夜の弱点を攻め立てた。  優吾は歌夜の太ももを掴んで左右に割り開きM字に開脚させ、さらに奥深くまで指を突き入れる。 「お、おおおっ♥ そこっ、そこおぉ♥ 奥まで、指っ、来てる……ふぅー……、ふぐぅー……♥」  歌夜は歯を食いしばり、なんとか声を押し殺そうとするが、優吾がぐいぃと腕を押し込むと、歌夜はたまらず悲鳴じみた声を上げ腰を浮かせた。 「あーもうイキそうだなー。イクか? イケイケイケ……っ」 「ヤッ……ベ……ひっ、ぐふううぅぅ♥♥」  指で秘部を持ち上げるように思い切り擦り上げられ、歌夜は肺から息を大きく吐き出し。 「ん゛ん゛んんんんんんんんっ♥♥♥」  そして、固く目を閉じて全身を硬直させながらビクン、と一際大きく身体を痙攣させて、歌夜は絶頂を迎えた。 (歌夜姉……、歌夜姉……っ!)  親愛する姉のアクメに、蓮太郎は胸を掻きむしりたくなるような焦燥感を覚えた。  このまま、歌夜を他人に取られてしまうという焦りを。  優吾が指を引き抜くと、その指にはどろりと愛液が糸を引いていた。 「あ ♥ はぁ……はぁ……はぁ……♥」  歌夜は身体を小刻みに震わせ、熱い息を吐いている。  潤んだ瞳で優吾を見つめるその表情は、まるで恋をした乙女のようだった。 「……っ」  蓮太郎は、それ以上二人を見ていられなくなり、後方に向かって駆け出した。  音は立ててしまったが、姿は見られていないはず。  それよりも、兎に角この場から離れて、今見たことを忘れたかった。  だが、脳裏に焼き付いた先程の光景はとても消し去れそうもない。  逃げ出すように神社の鳥居をくぐり、自宅に戻った蓮太郎は、すぐに布団に潜り込み、体内に溜まった熱を発散させるように自慰行為をして眠りについた。

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