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いつもご支援ありがとうございます。更新溜め込みまくっていました。9割書いたのに1割が完成していなかったりで、じゃあまとめてやるか……とかやってたらこんな長引いてました。

上旬の件が後を引いて通常、上位がかなり滞ってしまっています。来月からはスケジュールの調整を終えた月になりますので、そこでも問題があるようならまた考えさせていただきます。目下上位プランの更新頻度ですね……今月拾えなかったものも、改めて拾っていければと思います。

さしあたっては依頼で書き上げたミネ団長のふたなり無様です。何が一番苦戦したかって、資料でストーリー見返す度にエロい目で見れなくなることかな!狂人系のキャラは昔から苦手が先行しがちで、シズルですら苦手意識あったくらいなの忘れてました。ちなみに今ではシズルお姉ちゃんは積極的に無様見たい枠です。不思議だね。

この後は最上位を幾つかと、興が乗りすぎて明らかに範囲超えてるわって上位プランに分離させた一作をお届けする予定です。


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「うふふ、あははははは! これで完成……全部終わりよ。これさえあれば、もう何だって支配できるわ」


 学園都市キヴォトスにこの数ヶ月に渡って蔓延する奇病。その元凶となるウイルスを作成した少女の笑い声が地下深くで響き渡っていた。

 研究室と思われる場所には幾つもの薬品が散乱し、彼女自身が危険に瀕しているようにも見える。だが少女は狂気的な笑い声を上げて、薬の完成に喜びを露にしていた。

 狂気の笑い声が響く――――――ドゴン、ドゴンと笑い声を掻き消す轟音が続いたのはその直後のことだった。


「来たわね……」


 二度、三度、四度、五度。一度で足りないものを何度も何度も繰り返し、ただ一つの目的を成すためにそれは迫り来る。


「――――救護を開始します!!」


 ドゴォン、と一際大きな音を立て瓦礫を吹き飛ばし、研究室が跡形もなく吹き飛ぶのではないかと思える風穴とクレーターを作り現れた蒼い髪の女性は、少女を言葉とは裏腹の殺気を纏って睨みつけた。

 否、彼女にとって救護とは戦いに他ならない。怪我を治療するのならば、まず元凶から潰す。騒乱を起こして怪我人が増えるのならば、その騒乱から取り除く。武力による治療行為が救いになると信じているからこそ、彼女はウイルスの元凶に到達することができた。

 この奇病にワクチンは存在しない。ウイルスを造り出した者がそうなるよう仕組んだのだ。存在し得るはずがない。


「あなたがあのウイルスをばら撒き、キヴォトス全域を混乱という病魔に陥れた犯人ですね? 救護の名のもとに、あなたを拘束させていただきます!」


 トリニティ総合学園・救護騎士団団長の蒼森ミネは、愚直なまでの信念でウイルスへの正解を叩き出していた。

 銃と盾を構えて宣言するミネは、事情を知らぬ者が見れば元凶を追い詰める正義の使徒であろう。


「ふ、フフフ。やっぱり、来ると思っていたわ蒼森ミネ。あなたならその正解を叩きつけに来れると、私は信じていたのよ」

「? 何を言っているのか分かりませんが……病原菌は、ここで断ち切ります!」


 問答無用とミネは飛びかかる。彼女はとある奇病の蔓延を止めるため、少女の居場所を突き止めて強襲を仕掛けた。

 事は、そのとある奇病の発症にまで遡る。トリニティを中心とした地域内で『クリトリスの肥大化』という類を見ない事件が発生した数ヶ月前まで、だ。

 肥大化というのは腫れ上がったなどという次元に留まらず、親指より遥かに大きなサイズに膨れ、その上我慢できずのたうち回ってしまうような強烈な疼きが発生する。そのような病魔への薬は当然開発されておらず、しかも病気は次第に蔓延を始め、今では救護騎士団の面々でさえクリトリス肥大化の被害を受けているほどだった。

 ワクチンを用意する前に奇病がトリニティ内に回りきる方が早い。早急に事の収束が困難であることを察したミネは、奇病をばら撒いた者が存在していると確信し、ずっと探し続けていた。無から奇病が生まれることはない。誰かが奇病の大元となるウイルスを意図してばら撒かなければ、パンデミックは起こり得ない。

 ミネの予感は的中し、地下深くに潜伏していたウイルス放出の元凶を突き止めることに成功した。あとは彼女を救護し、ウイルスに対抗するワクチンの存在を吐き出させる、あるいは造らせれば事態は解決するはずだった。

 武闘派のミネに勝る身体能力を研究畑の少女が持つわけもなく、彼女の思惑通りに事は進む――――――直前に少女が手にした『完成品』がなければ、そうなっていただろう。


「フフ、話が通じないあなたが一番厄介なのは分かっていたわ。だからこそ、あなたを私の復讐に巻き込むことは初めから決めていたのよ……ぐぎぁ!」

「関係のない生徒を巻き込んだ復讐など、ここまで終わりにしましょう」


 クレーターを作り出してしまうミネの腕力で盾を叩きつけられれば、少女は為す術なく床に伏す他なかった。

 押し付けられた盾で顔が歪み、敗北の惨めな様が透明な板に明確なまでに浮かぶ。ミネにそのような意図はないのだろうが、少女からすれば屈辱極まりない。


「ここまで、なのは……あなたたちよ!」


 だが、その屈辱も〝ここまで〟だ。


 ぷしゅうぅぅぅぅぅぅぅぅ♥♥♥♥


「っ!?」


 少女が声を上げたと同時、淡く卑猥な色合いのガスが研究室を丸ごと包み込んだ。それはミネが開けた天井の風穴から出ていくが、排出の勢いが強すぎるのか部屋の中は一向に晴れる気配がなかった。

 スモークが炊かれたように噴き出し、ガスのせいで目の前すら見えなくなる。咄嗟に息を止めたミネは、少女を逃すまいと盾に力を込め続ける。ガスが止まるのが先か、ミネの息が切れるのが先か。

 追い詰められた少女が虚言を用いて謀り、逃れようとしていると思ったのかもしれない。ミネはガスの中から頑なに出ようとしなかった。


「ふ、ふふふ。そうよねぇ。ミネ団長様なら、そうするわよねぇ……!」

「っ? ……!!」


 少女が平然と言葉を発していることも、ミネが待避を選ばなかった理由だった。ガスがフェイクか、あるいは彼女だけに耐性があると考えたのだ。

 まさか、ガスの悪性を自分自身で受けてまでミネを貶めようなどと覚悟を持っているとは、さしもの彼女でも行き着かない考えだった。


「――――――お゛ほっ!?♥」


 息を止めて神妙な顔で少女を押し倒していたミネの口が、呼吸を再開し言葉を発した。それは叫び声と呼ぶものだったかもしれない。少なくとも、息が続かなくなって吐き出したものではない。ともすれば、そんなものよりマヌケで情けない悲鳴だった。


「ん゛オ゛ォ゛ッ!?♥ お゛っ、お゛ぉ゛〜〜〜っ!!?♥♥」


 いくら勇ましいミネでも声音は少女のそれのはず。だが今、ミネは野太く下品な獣の如き悲鳴を上げて、ガスの中で尻もちをついてしまった。とても立っていられない、ましてや相手を押さえつけるなど以ての外。

 身体がおかしい。厳密には、下半身から何かが生えるような奇っ怪な感覚に貫かれる。


「ふ、ふふ。分裂の痛みは凄いわよ……まるで、新しいものがアソコから生えてきてるみたいでしょ?」

「お゛っ♥♥ こ、このガスはッ、まさかぁ゛♥」


 暴力的な一面が取り沙汰されがちなミネだが、真っ直ぐすぎるほど医療に通ずる彼女がガスの正体を察するのは早かった。

 しかし察したところで立ち上がれなければ意味がない。ガスの中でゆらりと立ち上がる少女に対して、ミネは目を白黒させて股間に存在する異物感とその激痛に、気絶してしまわないよう意識を保つことに集中するだけで精一杯だった。


「お゛ッ゛♥♥♥♥ オ゛ホーーーーーーー!!?♥♥♥♥」


 そして、一際大きな声を上げた次の瞬間、ミネのはだけたスカートの中から『ぶりんっ♥』と汚らしく巨大な陰茎が姿を見せた。

 色白が特徴的な竿は丸々皮に包まれて、先端がドリルのように結ばれているがサイズは彼女の巨乳に負けず劣らずだ。分裂増殖して別途に肥大化した玉は、水色のショーツの中から大きくはみ出している。

 スカートから飛び出る勢いのそれは、間違いなく男性器そのものだ。勃起状態でも皮が被った情けない代物がチンポ以外の何であるというのか。


「おめでとう、あなたが完成品の被験者第一号……クリトリスを完全変化させて造り出したふたなり包茎チンポの持ち主になったのよ♥」

「ふ、ふたなり♥ ちん、ぽぉぉぉぉ!?♥♥」


 ズクンズクンと肉棒が脈動する度に身体が貫かれるような衝撃を味わい、ミネははだけたスカートから包茎ちんぽを高々と掲げるように突き上げてしまった。

 クリトリス肥大化現象は序の口に過ぎなかった。彼女の目的はそれ以上だったのだ。その第一段階が、クリトリスの完全な男性器化にあった。

 分裂処理による陰嚢の生成と精通機器の誕生。要となる男性器への完全変質。女の身体に男性器が生まれるという、キヴォトスでも類を見ない奇病にミネはかかってしまった。


「そ♥ まあ厳密には、ふたなりチンポだけなら私が先に持ってたんだけどね♥」

「ひっ♥」


 思わずか細い悲鳴を零したミネの目に、カリ高のズル剥け巨根が映った。彼女の太いがどこかみっともないモノとは異なり、太くて逞しいカリ高のチンポにミネは反射的に怯えてしまった。

 それは間違いなく格差だ。ふたなりチンポが自律神経を崩し、急速に育む雄の精神が生み出した劣等感という名の恐怖である。これからキヴォトス内に生まれるチンポの中で、明確に王者として君臨する絶倫巨根チンポ。


「あ、あ、……あひ♥ ひぃっ♥ やめて、来ないでください……っ♥」


 それを眼前にして、ミネは身体を震え上がらせみっともなく歯を鳴らした。肉体の慣れぬ感覚がもたらした根源的な恐怖感が、ミネの強靭な精神力すら蝕む。

 そして怯えるのは雄の精神のみではなかった。雌の嗅覚もまた、少女の持つチンポの絶大な性臭を嗅ぎ分けてしまう。


「おらっ♥」


 ぷぎゅっ♥ 


「オ゛ゥ゛ッ゛!!?♥♥♥♥」


 ミネは鼻の穴に亀頭を捩じ込まれた瞬間、脳天がショートを引き起こして失神してしまった。ついでとばかりに、生えたチンポの先から『ちょろろろろ♥』と失禁するという人として最低の無様を晒したのだった――――――――




「っ……こ、ここは……はっ! ナギサ様に、サクラコ様!? クッ、この拘束具は……!!」


 目を覚ましたミネは、左右に〝立たされて〟いた二人の少女に気づいて声を上げた。自身の身体を縛める拘束具の存在にも気づき、苛立った声を続ける。


「お目覚めになられたのですね……このような姿をお見せすることになるなんて、お恥ずかしい限りですっ♥」

「それを言うなら私も……油断してしまったとはいえ、このようなモノを生やされてしまうとは♥」

「……やはり、お二方もあの少女の魔の手にかかってしまわれたのですね」


 歯噛みをするミネだが、事実は覆しようもなく彼女を羞恥で苛む。ガニ股バンザイのみっともなさ丸出しのポーズで鎖に繋がれた三人の股間部は、揃いも揃ってさらけ出されている。

 ミネの包茎巨根チンポ。ナギサの短小チンポ。サクラコの毛が茂る汚チンポ。種類は異なれど、トリニティのトップが全員揃ってふたなり男性器を生やされ、拘束されてしまっている現実は改めて見ても無様だった。


「くすくすくす♥ 全員お目覚めになられたようですね……ふたなりチンポが無事定着し、馴染んだようで何よりです♥」

「「「ッ!!」」」


 そして、三人が一斉に見遣った正面には件の少女が優雅に立っていた。スカートを盛り上げているのは、彼女自身までふたなり化している証拠だろう。


「皆様お揃いのようですし、前置きは必要ありませんね?♥ 私はキヴォトス、トリニティへの復讐を始めます……ああ、理由は理解されないことは承知の上です。ですので、単刀直入に……あなた方は、私の創る新たな学園の象徴となっていただきます。有り体に言えば、傀儡となっていただきたいのです♥」


 そのために肉体改造ウイルスを生み出した。復讐の第一歩として、ふたなりチンポによってトリニティ幹部の思想を掌握し、掌中に納めた権力で新たな学園を設立する。

 それが果たしてどういったものなのかは聞くまでもなく、下劣な復讐の道具に相応しいものであることは想像に難くなかった。


「先にお聞きいたします。ふたなり幹部の皆様方、お答えは?」


 簡略化されたあまりに一方的な要求を突きつけた少女。三人は思想は異なれど、意志は共通しているのだろう。全員が目に怒りを宿した表情で言葉を発した。


「答えなど決まっています」

「このような下劣な行いを、神だけでなく私たちは許すことはできません」

「ましてや、我々を個人的な復讐の道具として利用しようとするなど」


「「「私たちは、トリニティは、あなたとそのチンポなどに屈することはありえません!!!!」」」




 ――――――――数時間後。


「「お゛っほ〜〜〜〜〜〜〜〜!!?♥♥♥♥ ま、負けっ♥ まけまひひゃあ〜〜〜〜〜〜♥♥♥♥♥」」


 トリニティを仕切る組織の長とは思えぬ鼻の下を伸ばした雄欲求丸出しの表情でオホ声を吐き散らす女たち、否、ふたなりチンポでオス堕ちした変態たちの姿があった。


「あひ~! ひふみしゃんの汚パンちゅ〜♥♥ 精液ガビガビぱんつ気持ちいぃぃぃ!♥♥♥♥ 私のザーメン追加しちゃうううう!♥♥♥♥」

「こひがぁぁぁ、腰が止まりゃなぃぃぃ!♥♥♥♥ ギロチンオナホ最高れすぅ!♥♥♥♥ ギロチンコ、ヘコヘコ!♥♥♥♥ おへええええぇぇぇ〜〜〜〜〜〜!!♥♥♥♥」


 ナギサは寵愛を与えた少女のパンツで短小を扱かれ、サクラコはギロチン台を模した自動オナホズリマシーンに汚チンポを雑魚射精させられ続け、あっという間に根を上げてしまった。


「キャハハハ! もう降参なんだ、みっともないわね〜♥ こ〜んな必死な顔して堪えてるミネ団長様を見習ったらどうですかぁ?♥ ほらほら、まだまだイケますよねぇ、だんちょー?♥」

「ぐ、どこまで馬鹿にして……う゛お゛っ♥♥ う゛ほおおぉぉぉぉぉぉッッ♥♥♥♥」


 唯一堕ちていないミネも、少女の生脚に挟まれた竿を『しこっしこっ♥』と擦り上げられ、チンポに負けず劣らずの野太い嬌声を吐き出す。絡まった皮の先からトロトロォとカウパーが垂れて、陥落は時間の問題でしかないことを自らの分身で証明している。


「もうあの二人の後を追ってもいいんですよぉ? 私も忙しいんです♥ 団長以外にも、手駒にしたい可愛い子が沢山いるんで♥ 今頃はぶっさいくなちんぽが生えて困ってるその子たちをぉ♥ た〜くさん可愛がりにいかなきゃいけないの♥」

「そ、それを聞いてッ♥ 私が素直に頷くとでもォ゛♥♥ 思っているのですかッ♥」


 他者を貶めて楽しむ復讐劇の一端を担うだけではない。ミネの陥落は、他の生徒への被害にも繋がってしまう。


「こ、この病気は♥ 必ず治してみますっ♥ それが救護騎士団の団長である、私の……おひいいぃぃぃぃぃぃぃぃ〜〜〜〜〜〜〜〜♥♥♥♥」


 しこしこしこしこしこしこ♥


「あれ、今なにか言いましたぁ?♥ 足コキされてぶと〜いオス声で喘ぐ変態女のせいで、団長様のお声が聞こえませんでした〜♥」

「おッほ♥♥ うほっ♥ おほひぃ♥ だ、黙りなさいッ♥ あなたのような下衆な相手には、絶対にくっしない゛に゛ょほひい゛いイィィィィィ~~~~〜〜〜〜〜!!!!♥♥♥♥」


 足コキの圧力に屈した両脚がガクガクと惨めに前後し、顔は鼻の下が目一杯に伸びて大変なこと、というレベルではない変顔に成り果てていた。鼻水が垂れ下がり、凛々しい表情など欠片も見当たらない。

 そんな情けない顔で叫ぶ勝利への誓いなど無様以外の何物でもないのだが。


「へ〜〜〜〜♥♥ それならぁ♥ もっともっと、新薬の実験してもいいってことよね♥ ふたなり化後のちんぽに遠慮なく改造処理できるのって、あなたくらい丈夫じゃないと無理だから助かるわ♥」

「へ?♥」


 少女はそれを新薬実験への了承と受け取り、ミネのふたなりチンポへ更なる改造処理を施した。


「ほ゛お゛ん゛ぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜♥♥♥♥ ち、ちち、ちぎれりゅううぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!?♥♥♥♥ ゆるぢでッ゛♥♥♥♥ だずげでえ゛ぇ゛え゛え゛え゛え゛え゛〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜♥♥♥♥」


 金玉がボーリング玉より巨大になり、常にガニ股を描いていなければ股座に収まりきらず『ぶらんぶらんっ♥』と品性下劣に踊れば千切れるような痛みで我を忘れて泣き喚くほど肥大化し、陰嚢の精力が無尽蔵に引き上げられる。


「しゃ、しゃっ、しゃせえぇえぇえぇぇぇぇぇ〜〜〜〜〜〜〜♥♥♥♥ 射精♥♥ お射精お願いしますぅうぅぅぅぅうぅぅ〜〜〜〜〜〜〜♥♥♥♥♥」


 するとどうなるか。脳が隅々まで射精に支配される。チンポを持つ者が感じる原初の欲求が極限まで肥大化され、ミネの意志を押し退けて〝射精〟の二文字が脳髄を蹂躙する。

 しかし、首元にまで届きかねない巨根が勃起力を増しても皮紐は解ける気配がなく、ミネが欲する気持ちいい射精というものには全く到達し得ない。

 ミネの口から零れるほどの射精限界に達しているというのに、まるで初めからそう設計されていたかのように射精は皮の中で押し留められる。それでもブクブクと膨れ上がる射精が破裂しようというまさにその瞬間、少女は注射器で皮を貫いた。


「ほひょっ!?♥ お、おぉぉぉぉぉぉぉぉ〜〜〜〜〜〜〜〜????♥」


 針の隙間から精液が漏れ出る……などということも起こらず、何かが吸い出されていく感覚を覚えたミネが素っ頓狂な声を上げる。


「あははは! 精液だけを抽出される気分はどお?♥ イッてないのに性欲解消できて便利だと思わない?♥ フフフ♥ これからしばらくはぁ♥ 射精お預け♥ 改造集中してもらいまぁす♥」

「しょ、しょんな……むぐぅ!?♥」


 ボールギャグ式の口枷を施され、反論を封じられたミネにできることはない。チュウチュウとマヌケな音を立て吸い上げられる精液と、全く気持ちよくないのに消えていく射精の欲求に鼻水を垂らして情けない呻き声を響かせる。


「むぐっ、むぐぐううぅぅぅぅぅぅぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜♥♥♥♥」


 数時間で堕ちた雑魚チンポ持ちの二人と違って、ミネは形だけは立派な巨根チンポの持ち主だ。少女の投与する薬品が尽きるまで、その高尚な精神で粘ってくれるに違いない。



「はーあ♥ 団長様にぶっ壊された分の遅れも入れると……全部投与し終わるのは、数ヶ月後になるかなー♥」




『クロチンポチャンネルをご覧の皆様、ふたなりチンポを扱いて待っていましたかー?♥ 本日は恒例の企画、人権終了バラエティーの時間が始まりますよ〜♥』


 チンポを模した巨像が君臨するトリニティの市街地に、ふたなりチンポを丸出しにしたクロノススクール報道部の部員がテレビの前に姿を見せた。

 彼女たちクロノスもふたなり化のウイルスに汚染され、主である少女に逆らうことができなくなった。そんな彼女たちの番組は、他の区にトリニティの惨状を生放送で届けるものである。


『先日はティーパーティーの長とシスターフッドの長によるチンポフェンシング部をお届けしましたが、本日はなんと! あの救護騎士団団長にお越しいただいております! どうぞお見えになってくださ〜い♥』


 勃起チンポに付けたカメラでビシッと撮り押さえた醜態現場。ブレたカメラが補正された先には、蒼い髪の巨乳美女の姿がある。


「いぇ〜〜〜〜〜い♥ チンポ騎士団団長のミネでぇぇぇぇぇ〜〜〜〜す♥ チンポブルンブルンッ♥ おしっこぶっしゃああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ♥♥♥♥」


 じょぼぼぼぼぼぼぼぼぼ〜〜〜〜〜〜〜♥


 美女と呼ぶに相応しい容貌も、腕より太く巨乳すら押し潰せそうな剛直の癖に真性包茎のダサいフルチンから放尿を撒き散らすようでは台無しにも程があった。

 救護騎士団団長・ミネ。救護のために破壊すら辞さない強靭な精神力を持つ美女は、射精欲のために人間性を投げ捨て人前で死んだ方がマシなくらいの醜態を晒す。


「おっほ、おっほ、おっほ〜〜〜〜〜♥♥♥♥ それではこれより、救護騎士団一同と、おちんぽ音頭を取らせていただきます♥ おちんぽ♥ 踊りま〜〜〜〜す♥ はい、チンポー♥」

「「はい、チンポー♥」」


 ぶりんっ♥ ぶりんっ♥ ぶりんっ♥ ぶりんっ♥


 同じく救護騎士団であるセリナ、ハナエを両脇に添えて、両手を腰に当てガニ股を広げたおマヌケなポーズを取り、団長のチンポ音頭に合わせて上下左右に竿を踊らせる。真昼間の市街地で、テレビ中継されながらひたすらに無様を見せつける。


「チンポー♥ チンポー♥ チンポー♥ チンポー♥」

「「チンポー♥ チンポー♥ チンポー♥ チンポー♥」」


 関わりのないものが見れば形容し難い恐怖が。関わりのあるものが見れば異なる恐怖が芽生える。ふたなりが生えて、まだ屈していない者は〝次は自分が〟と恐ろしさに身を震わせる。


(まだ、まだなのですかッ! 早く、早く合図を……私を、もうへし折ってくださいッッッ!!)


 テレビを見ている生徒は、まさかそのうちの一人が裸でチンポダンスを踊る女だとは到底思えないだろう。

 強靭な精神力を持ちすぎていたミネは、残念ながら数ヶ月にも及ぶチンポ開発中でも狂い切ることが叶わなかった。それはある種の必然。彼女のヘイローに刻まれた性のようなもの。こうあるべきと己を定めた以上、彼女は自らの心が折れようと砕けることはできなかった。それが壊して救護するという狂人故の一貫性というものだ。

 キヴォトスにはそれなりに多いのではないだろうか。人から狂人と見られるが、それだけ自らの行いに責任を持ち一貫した主張を行える者がいる――――――ふたなり化の影響により、それは強さではなく残酷な脆さとなった。


「はぁ、はぁ……っ!! セリナ、ハナエ! 射精許可が降りましたッッッ!!!!♥♥♥♥ 速やかに!!!!♥♥♥♥ チンポセンズリ全速力!!!!♥♥♥♥ 射精しなさい!!!!♥♥♥♥ おしゃせぇぇぇぇぇぇぇぇぇいっ♥♥♥♥」

「「おしゃせえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇいっ♥♥♥♥」」


 その一人は、どこからか見守る少女の合図を受け取ったのだろう。嬉々としてチンポを両手で挟み、鼻息を荒くして思いっきりシコり出した。

 この数ヶ月、抜かれるだけで放つことの叶わなかった精液が勢いよく迫り上がる。ミネの扱きは真性包茎の皮すら無理やり亀頭から引き剥がすほど力強く早い。


「いぎっ、う゛ぎいぃいぉぉぉぉぉ♥♥ チンポイグッ♥♥♥♥ チンポイグイグッ♥♥♥♥ チンポイグイグイグイグイグゥゥゥゥゥゥゥ――――――――――」


 伸ばした鼻の下に血を滴らせ、涎を撒き散らしながらミネは最後の一歩を踏み出した。人としての尊厳を終えることを引き換えに、チンポの尊厳を手に入れる。

 人としては最底辺だが、ふたなり変態女としては最高峰の瞬間に上り詰めたミネは、排便と聞き違える音を響かせながらアクメをキメた。


「う゛ッほお゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛っ゛っ゛♥♥♥♥♥ お゛ち゛ん゛ち゛ん゛ッ゛♥♥♥♥♥ イ゛ッ゛ぐう゛う゛ぅ゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜♥♥♥♥♥」


 ドボブビュルッ♥ ブボブビュブビュリュリュリュリュリュリュリュリュリュリュリュ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜♥♥♥♥


 これで自分も堕ちれる。チンポのことだけを考える同胞と同じモノになり、心から狂うことができるのだ――――――――――




「ばっかだなー♥ そんなわけないのにさぁ♥」


 狂いたくても狂えない地獄。正気のまま、絶頂の為に醜態をさらし続ける運命への絶望――――――一寸先に感じるであろうミネの心中を察して、少女は楽しげにふたなりチンポを勃起させた。


『しゅっぽしゅっぽしゅっぽっぽー!♥ チンチン電車が通りまーす!♥ しゅっぽっしゅっぽっ……あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!♥♥ もう助けて、許して!♥ お願い、狂わせて、チンポ狂いにしてくださいぃぃ!♥ チンポチンポォォォ!♥ いやぁぁぁぁぁ!♥』


 クロノスチャンネルには、チンポを手前の生徒にハメながら移動するチンポ連結列車なるマヌケ移動法を活用し、他地区を制圧するチンポ学園のチンポ騎士団の活躍がちょうど映し出されていた。

 その中にはセリナの小さなアナルに中々収まりきらず、チンポを抜き差しして相手を困らせる騎士団チン団長の姿も見られた。落涙し射精するミネの様子を少女は嘲り笑って見下す。

 射精とは、結局のところ性欲の解消である。どれだけ気持ちよくなろうと、究極的にはこの数ヶ月と変わらない。快楽が弾ける感覚に一瞬は狂うことができるだろうが、後に残るのは虚無感と絶望。あるいは次の射精への期待だろうが、果たしてあの団長がそこまで堕ちれるのかという話だ。


 己だけ正気で喘ぐ。それに涙を流しながら精液を解き放つ。次にその絶望を味わうのはキヴォトスのどの生徒であろうか。彼女たちは震え勃ち上がりながら待つしかないのだ――――――


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