今年の総括とか反省とか (Pixiv Fanbox)
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いつもご支援ありがとうございます。年末ですし、たまにはこういうまとめ記事的なものを書いてみようと思いました。書きたいことは大体前書きに書いているので必要ない気もしますが、来月からの予定も含めているのでどうせならばと。
まず予定に関してですが、年明けから一週間は趣味、上位、最上位を投稿することができそうにありません。残りの有償リクを死ぬ気で書き上げなければならないので、納品した一部の作品をこちらで公開しての更新をお許しください。一週間が過ぎたら納品期限で物理的に戻ってくるので、それまではお待ちいただければ幸いです。
今年は色々と手探りで手を伸ばして来ましたが、未だ調整不足の部分が否めないものはあります。来月からはそちらを修正、調整していければと考えています。
・有償リクの個数を制限し、締め切り期限を一ヶ月ほどにする。ダラダラと先延ばしにせず、少ない個数を迅速に納品する。
・上記の個数で対応しきれない分を最上位プランに頼ってもらう。
こちらの形式をとりあえずは考えています。最近あれもこれもと受けすぎていたので、今のところこういう分け方になるかなと。一月でやれることを無理なく決めて、実行していくのが来年の豊富です。お叱りを受けないよう頑張ります。
更新速度はまあ……一週間開けるようなことはほとんどなかったはずなので良かったかなと。というか今年の後半は体調を崩さない月がなかったのも厄介でした。来年は今年よりは酷くならないよう健康に気をつけながらお祈りします。
今年の目標だったシリーズ系は……出来てた、のか?みたいな感じですね。元々三作くらいが限度だろうなとは思っていますが、真昼のシリーズだったりが思いの外伸びてくれました。ただ得意分野ではやはりないんだなとなりましたね……無闇にシリーズにするのではなく、着地地点を決めてから始めることも考えてみます。まあいつでも書けるシリーズという気分の軽さは大切なので、善し悪しですが。
この先は今後書きたいものになります。主に年始の納品を終えた後になりますね。
【お隣の天使様〜真昼】
・精神無機物化催眠。道端の柱を見て、自分を柱と思い込んでしまう。
・8番出口エロパロ。様々な異変を見逃してエロい目に遭う天使様。
・チン堕ち。今度は性感帯開発とか。
【とりあえず書いてみたい原作とかキャラ】
グラブルのハイラ/歳を重ねてから身長高めのおっぱいに弱くなってる。
葬送のフリーレン/原作読んでるし書けそうだし無様が物凄く似合う。
アズールレーン/ヒンデンブルク、ブレスト、キアサージ。スキンがドスケベの極みすぎて正直勝てる気がせん。
ポケモン/ナンジャモ。原作要素を絡めようとすると妙に失敗するのでもはや振り切れた方がいいかもしれない。
イレイナ/結局趣味なのに書けてない枠。アナルゼリーの国とかふたなりの国が書きたい。
Fate/バーヴァン・シー。スライムに即堕ち敗北する巨乳騎士様は好きですよね、好きって言え!!
ぼっち・ざ・ろっく/ぼっちちゃんとかPAさんとか。正直ずっと手を出したいと思いながら何も浮かんではいなかったりする。
ブルアカ/ミヤコ、ノア、キサキ会長。ここが一番よく分からん人選だね……。
浮かべるだけなら沢山出てきますね。浮かべるだけならですが……その他、書きかけの作品を完成させるのが来年の目標です。
後はこの原作やこの子どうですか!?みたいなのがあったら、もしかしたらインスピレーションが刺激されるかもしれません。刺さったら即行動するけど我ながら何が刺さるか分からん人間ですが。
それなりに長くなってしまいましたが、今年は本当にありがとうございました。環境を整えられるよう努力して参りますので、来年もご支援いただけたら幸いです。
てなわけで作品無しだとやっぱり落ち着かないので、導入だけ書いたキサキ会長の催眠シチュでお別れします。形になったら喜ぶかもしれん、みたいに思ってもらえたら嬉しいです。
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「相分かった。下がって良い」
山海経玄龍門の門主、竜華キサキは幼さに見合わぬ鋭い眼光で部下を下がらせる。小柄な体躯なれど、その身に宿る気品のある位とカリスマ性は隠し切れるものではない。
そんな少女が部下や護衛を下がらせ、自らの執務室で溜息を吐いた。他者に隙を見せない、見せてはならない立場のキサキにしては珍しく物憂げな様子だ。
「裏切り者がおるな」
ポツリと呟いたその言葉は、玄龍門に属する人間にとっては大きな衝撃を与えかねないものだった。まして、竜華キサキという玄龍門において絶対視される存在から零れた言葉なれば、それを疑うことなどあってはならない。
それでも衝撃的な現実だ。先日、玄龍門の構成員である下級幹部が不祥事を起こしたばかりだというのに、ほとぼりも冷めぬまま裏切り者が出たという事実は、キサキの溜息を引き出すのに充分すぎる事実だった。
組織には絶対的な指導者が必要だ。キサキは、己がそれに値する人間であるかを断ずるつもりはない。だが、彼女を慕う者たちがそうであって欲しいと願っていることは知っている。
何より先日の不祥事はキサキを想いすぎるが故に部下が起こしたことだったが、今発覚した裏切り行為は玄龍門を、否、山海経全土に影響を及ぼしかねないものだった。
誰が何の目的でこのようなことをするのかをキサキは探らねばならない。それも、全域に影響が出てしまう前に、だ。
もし表に出れば今度こそ玄龍門の威信は失落し、山海経に少なくない混乱をもたらすことになる。秩序のない統治はキサキの望むものではない。
「裏切り者は誰なのか、などと言葉遊びを用いる必要はないのう」
しかし、幸いと言っていいことなのか。キサキの脳裏には裏切り者の顔が浮かび上がっていた。
それは玄龍門の幹部。優秀な功績を上げ続け、最も早く玄龍門上層へとくい込んできた男だ。中肉中背で容姿や能力は特別秀でたところがあるわけではなく、キヴォトスにおいてヘイローすら持っていない平凡な男だった。にも関わらず、キサキでさえ目を見張るような成果を出して玄龍門の幹部へと上り詰めた。
どうしてか不思議には思わなかった。玄龍門の人間は皆が彼を慕い、男がいることが当たり前であるとさえ考えていた。唯一、キサキだけが彼の力と矛盾した成果を訝しんでいる。だからこそ、裏切り者が誰であるのかという疑問に、キサキは真っ先に答えを出すことができたのだ。
玄龍門を、山海経を害する存在に容赦はしない。だが、男を大きく慕う者への配慮として、裏切りの証拠を集める行為はキサキ一人で行うこととした。
決してお飾りの門主ではないことを示すかのように、背信行為の証拠を集めたキサキは、あえて男と二人きりになれる環境を作り、追い詰めたのだった。
「これはこれは門主様。私ごときをわざわざ訪ねてくださるとは……」
「世辞は良い。問い詰めるために来た。其方にも、覚えがあるのではないかえ?」
「さて、何のことやら。門主様自らが足を運ぶ必要のあることなど、何も」
キサキの眼光は鋭く彼を射抜いた。男の部屋で二人きりであろうと、ヘイローを持つキサキと持たぬ男とでは力の差は明白だ。
それでも男は白々しい態度を貫き、キサキを見下ろしていた。力はどうあれ玄龍門の幹部に上り詰めた者。シラを切り通す自信と度胸があるのだろう。
「ならば単刀直入に聞こう。其方が、裏切り者じゃな?」
キサキは、そんな男が決して逃れ得ぬ確固たる事実を突きつける。その眼光は鋭く、玄龍門の構成員なら誰もが震え上がる冷徹な怒りが灯っていた。
誰でもない、竜華キサキこそが玄龍門の当主である証を、その威圧感を以て証左とする。どのような理由があれ、裏切り者の言い逃れなど許しはしない。なぜ少女を皆が絶対視するのかを如実に表す姿だった。
「そういえば門主様、一つお聞きしたいことがあるのですが」
「話を逸らすでない。其方は」
門主自らの確定的な質疑を受けてなお、男は往生際の悪い返答を行った。すかさずキサキが断罪の言葉を繰り返そうとする。
「――――――門主様がおパンツ丸出しで会話をするなんて、恥ずかしいとは思わないので?」
次いで放たれた男の言葉にキサキは眉を上げ、怪訝な表情を浮かべる。
そして、本当に往生際が悪い男だと溜息を吐き、スリットが入った扇情的なスカートを片手でたくし上げたマヌケな装いの〝理由〟を返した。
「話を逸らすなと言うておろう――――雄様と言の葉を交わすのに、おパンツの一枚も見せずして何が雌か。そのようなこと、古来より定められし約定じゃ」
キサキとて〝理由〟がなければ人前でパンツを惜しげも無く晒しながら、相手と会話を続けるような恥知らずの変態でいるわけがないのだ。
優れた雄と会話を行う際は、下半身に着用したパンツを見てもらうのが当然のマナーだ。故にキサキは男の部屋に入ってからというもの、スカートをたくし上げた姿で居続けた。彼は裏切り者ではあるが、同時に優れた雄である。たとえ断罪の時間であろうと、敬意を払うのはキサキ側の義務だ。
欠片も赤面せず当たり前に〝理由〟を語ったキサキに、男はニヤニヤと余裕の笑みを返した。
(……妙じゃのう。追い詰められてこの余裕、何か策があると考えるべきか。いやしかし、雄様を相手に警戒をし過ぎるのは、失礼に値する。それこそ慎重に見極めねばならぬのう)
彼が何を考えているかは分からないが、キサキが自らこの姿勢を崩すことはありえない。確固たる証拠をキサキが握っている以上は、余計なことをせずとも男は裏切り者であることを認めざるを得ないのだ。
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こういう真面目な顔で常識改変にかかってる美少女いいよね……いい……やはり常識改変は全てを解決する!というところで今年もお疲れ様でした。皆様、良いお年を〜