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いつもご支援ありがとうございます。本日は有償リクで納品した一作をこちらでお届けさせていただきます。

黎のメンバーだとシズナの出席率も大概というか、彼女を含めてアニエス、レン、ナーちゃん以外だとエレインとポーレットくらいしか自分で書く時は浮かんで来ないというか。十分に広いんですかねこれは……。


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 これは、名だたる英雄たちが敗北し、立ち上がることのなかった軌跡。彼らの行方を知る者は誰もいない。だが、彼らに寄り添うヒロインの軌跡を知る者は数多く存在するだけの軌跡。

 英雄の隣に立つ、あるいは先を行く女は強い。けれど、英雄が堕ちた今となってはその強さは無用の長物である。強かった、という過去の産物が観客を楽しませるただのスパイスでしかないのだ。

 終わりを迎えた軌跡の舞台は共和国首都イーディス。帝国すら影で従え、名実共にゼムリア大陸の支配者となった――――《アルマータ》が統べる共和国である。


「そこの君、ここが闘技大会の受付で合っているかな?」


 あどけない顔立ちと長い銀髪が目を引く美女が、大会受付の男に声をかけた。

 一見して童顔の美女といった風貌の彼女だが、コートの下に黒い扇情的なスーツを着た姿から、ただの一般人でないことは明らかだ。特に、腰に据えた刀は下手をすれば妖刀に値するだけの業物である。

 シズナ・レム・ミスルギ。《黒神一刀流》の達人にして《白銀の剣聖》の渾名を持ち、最強の侍衆の副長である。普段は童顔に似合う無邪気な性格のシズナだが、強者との戦いとなればその獰猛なまでの闘争本能が目を覚ます。

 そんなシズナが、帝国で執り行われた武術大会を真似た共和国主催の闘技大会に食いつかないわけがなく、こうして我先にと馳せ参じたのだ。


「招待状とかはないし、勝手に来た身だけど……参加を取り次いでくれるよね?」


 確か、参加権は縛りが無かったはずだよ、とシズナはニコリと満面の笑みを浮かべた。笑みであるはずが寒気すら覚えるのは、彼女が剣聖の実力を持つが故なのだろうか。

 しかし、普通なら震え上がるだろう笑みに対して、受付に偉そうな面持ちで座った男はニヤニヤといやらしい笑みを返した。


「まあ、あんたほどの美人なら参加させるのは吝かでもないが……名前は?」

「シズナ・レム・ミスルギだ」

「シズナ、シズナ、と……ふぅん、なるほど。軽度の処置を施して解放か。いいじゃないか」


 何やら手元の導力端末《Xipha》を操作して確かめた末に、シズナは彼のお眼鏡に叶ったようだ。

 単なる受付のお眼鏡に、というのもおかしな話ではあるのだが、シズナからすれば参加できるなら何であろうと構わないと考えていた。それは彼女が多少のことでは動じない大物であるのと、最近の共和国は〝平穏極まりなく〟暇を持て余していることが原因だった。

 問題が片付きすぎた共和国は、もはや猟兵や遊撃士といった戦士の組織が形骸化するほど、近頃は穏やかな時間が過ぎ去っている。シズナもその影響を受けた一人であり、このままでは刀が錆び付いてしまうと思っていたところに、共和国主催の闘技大会の噂を聞き付けた。もちろん話に飛びついたシズナは、首都に新設されたコロッセオの門をくぐった。

 共和国と帝国から強者が集まると聞いて黙ってはいられない。剣聖としての実力を久方ぶりに振るうことができるというのなら、シズナはどんな代償でも支払う覚悟があった。


「よしいいだろう。大会への参加を認める……が、その前に色々と手続きをしてもらおう」

「んー、面倒な書類作成はあんまりしたくないんだけどな」


 できなくはないが、そういう細かい部分は主に部下の役目だ。仕事の交渉ならともかく、大会受付に関しての書類作成はあまり歓迎できるものではないとシズナは困ったように眉根を寄せた。

 彼女とは裏腹に男は笑みを深めて言葉を返した。


「なに、そんな難しいことは言わねぇよ――――――ここで素っ裸になって、アルマータ様に媚びを売れっているだけだ」


 恐ろしいほど当たり前に、シズナという人間の尊厳を損なう〝命令〟を下した。

 裸になり、敵対関係にあるマフィアに対して媚びを売る。要するに全てを捨てて辱めに耐えれば、大会へ出させてやろうという条件を受付の男は突きつけたのだ。

 ありえない話だ。受付とシズナだけではなく、大会関係者が詰め寄るコロッセオの入口で、共和国全土に宣戦布告したマフィアの名前を出すことも、シズナがそれに従うということも、だ。彼女が所属する侍衆を含め、あらゆる陣営の敵となったマフィアとの繋がりを見せられて、従う人間などいるはずがない。

 男の言葉にシズナは目を細めた。当然、怨敵の手下を前にして、錆び付く懸念を無くした刀身を抜き放つと思われた。


「――――なんだ。もっと面倒なことをさせられると思っていたんだけど、その程度でいいのかい?」


 だが、静かなれど恐怖に震えることになるだろう怒気を発することもなく、まじでは顔に羞恥の色を浮かべることさえせずに、そんな簡単なことでいいのかと耳を疑う言動を行うシズナの仕草から、その刀を抜くという概念は見て取れなかった。


「ああ。要するにあんたの試合適性を見たいってだけだ。せいぜいエロくしてくれよ。最近流行りのストリップバーみたいにな」

「俗世だとそんなものが流行ってるんだね」


 親しい友人と世間話に花を咲かせるような口振りでシズナは衣服に手をかけた。コートを脱ぎ強化スーツを床に落とし、和装の衣から白磁の肌を解放した。

 屋内とはいえ衆人環視の中で晒された裸体は、周囲にいる誰の目から見ても極上だった。ストリップをしろと冗談めかして言った男でさえ、シズナの裸体を前にしては目を奪われてしまうほどに。

 鍛えられ引き締まった女体は、しかし出るところは出ている理想的なものだ。特に胸は目を見張るものがあり、身を僅かにでも揺らせば柔らかさが明白になるほどだった。


「これでいいかい? 生憎、君の言うすとりっぷとやらの期待には応えられたか分からないけど」

「へへ……いやいや充分だ。最高のストリップだ。エロすぎて勃っちまったよ」


 減り張りはこれ以上ない魅力を醸し出している。乳房だけでなく、くびれた腰から美しいヒップラインまでも男の肉棒をそそり勃ち上がらせる。武闘大会の出場者として、シズナほどの女は早々見つからないと言えるほどに素晴らしいと舌舐りをするほどの魅力に溢れている。


「そうかな。特別なことはしてないのだけれど……とにかく、これで出場させてくれるよね?」

「まあそう焦るな。まだ査定は始まったばっかりだぜ? おまえさんなら出場は確定してるようなもんだがなぁ」


 言って、男はシズナが無造作に脱いだ衣服を拾い上げた。


「まずは服だな。こいつを上手いこと改造して、あんたでも身悶えするくらい恥ずかしいエロ衣装にしてやる」

「へぇ、それはいい提案だね。精神統一の修行になりそうだ」

「うちの改造担当は、あの剣の乙女も恥ずかしがる衣装を仕立て上げるからな。そうやって余裕でいられるのも今のうちだ」


 それから、と男は己の言葉を継いで放った。


「無様に踊りながらしっかり媚びてもらおうか。天下のアルマータ様が主催する大会に出させてもらうんだ。そのくらいは、礼儀を弁えてもらわねぇとな」

「……ま、仕方がないか」


 あまりそういう腹芸は得意ではないのだけれど、と言いながらシズナは男の指示に従った。裸体を余すことなく晒した今となっては、要求が多少増えたところで心境そのものが変わるわけではなかった。

 彼女は男の指示通りに両脚を大きく開き、頭の後ろで手を組んだ。女性にしては長身のシズナだからこそ、男が指定した〝ガニ股腋見せポージング〟の無様さすら至極の味わいだ。

 見ている側がそう感じるのだから、恥辱を演じるシズナ本人はそれ以上に味わっている。事実、ガニ股ポーズを描いた身体は、その股から淫靡な銀の糸を床に向かって滴らせ始めていた。


「おいおい、もうマンコが濡れてるじゃねぇか。媚びる前にもう痴女臭せぇなぁ」

「んっ♥ そうは言っても、生理現象だからね♥ 私には止めようがないんだ♥」


 普通の女は裸で下品な姿勢を見せつけて膣を濡らすような嗜好は持ち得ないのだが、シズナはどういうわけか恥辱を晒しただけで身体が火照り媚肉が疼いてしまうらしい。

 言っている間に愛液がタラリと糸を引いて落とし、子宮がジワジワと熱を帯びる。女の弱点がジワジワと嬲られるような感覚に、さしものシズナといえど耐え兼ねたのか、男に指示された〝礼儀〟を執り行った。


「ふーっ、ふーっ……ほっ♥ ほっ♥ ほっ♥ アルマータ様♥ どうか私、シズナ・レム・ミスルギを♥ はっ♥ はっ♥ はっ♥ あなた方の素晴らしい武闘大会に参加させてください♥」


 ヘコヘコッ♥ カクカクッ♥ ヘッコヘッコカックカック♥


 股から垂れる糸を切るように腰を高速で前後させる。下品なポーズで無様な腰振りダンスを踊るシズナの表情は、唇を尖らせてわざと不細工にした媚び売り顔で、非常にマヌケ極まりないものだった。

 そんな無様を晒しているからか、シズナの股座からは先ほどとは比にならない興奮汁が染み出る。白銀の陰毛にねっとりと張り付き、淫猥に滴る愛液を振り回すように飛ばす。品性下劣な雌の芸に、男は満足気に頷いた。


「よーし、いい媚びっぷりだ。おまえを大会に出させてやるよ……本番でも、アルマータ様への立派な媚び売りを期待してるぜ」



 こうして大会受付を終えたシズナは、少し面倒な手続きだったという認識の異常さに気づくこともなく、出場者の一人として迎え入れられた。

 奇しくも大会の第一試合に選出されたシズナは、円状の観客席に囲まれた舞台の上に登壇した。試合という形式には充分な広さの舞台だが、白銀の剣聖というビッグネームを戦わせる場所と見ると少々手狭だった。しかしその程度の不満は、戦えず溜まりに溜まった鬱憤に比べれば取るに足らないものだ。

 シズナは堂々と舞台の上に立った。観客たちが色めき立ち、身体がじわりじわりと熱される。


『第一試合開始の前に、来賓の皇太女様から開会のご挨拶がございます』


 シズナがどうにか熱を鎮めようという時、何とも段取りの悪い挨拶が始まった。舞台の上からも見れるほど大きな導力式ビジョンに、紅いドレスを纏った金髪の少女が映し出された。

 目を見張るほどの美貌は、帝国にとっての国宝と言っても過言ではないだろう。仕事柄、戦う相手でなくとも顔を覚えるシズナは一目で少女の名を頭に浮かべた。

 アルフィン・ライゼ・アルノール。帝国の至宝と呼ばれし皇女だ。どうやら大会のために共和国へと来日していたようだが、その様子はどこか異常だった。

 皇女は堂々とした振る舞いが染み付いているはずなのだが、画面に映る少女は真っ赤に染めた恥じらいの強い顔でぎこちない笑みを作っているのだ。慣れぬ異国の地であるとはいえ、誰でもおかしいと思うだろう。

 その理由はすぐに伺い知れた。


『共和国の皆様、お初にお目にかかります。そして帝国民の皆様は存じ上げていらっしゃるかと思われますが……わたくしこそが敗戦姫、アルフィン・ライゼ・アルノールですわ♥』


 共和国に従属した国の姫が、数千以上は下らない国民たちの前でドレスのスカートをたくし上げ、縮れた毛が生い茂る下品なガニ股を広げる。皇女として、否、人としての品性を疑われる行為の直前ともなれば、あの羞恥顔の理由としては充分すぎるものであろう。

 公式的な敗北でなくとも、共和国が帝国を支配したという事実はもはや周知の事実だ。それを裏付けるように、アルフィンは剛毛マンコを大衆の目に晒して媚びを売った。そして〝シズナと同じく〟愛液を滴らせながら、股下に敷いた帝国の国旗に興奮の味付けを行う。


『共和国の繁栄をここに宣言いたします♥ 帝国は、皇太女アルフィン・ライゼ・アルノールの名に於いて、かの栄光国への隷属を誓います♥ 忠誠の国辱放尿、発射いたしますわ♥』


 じょぼぼぼぼぼぼぼぼ♥


『ん゛お゛ぉ゛ぉ゛お゛♥♥ お゛ッほ♥ 愛国の旗におしっこ♥ 頭がおかしくなりそうなくらい恥ずかしいのに、アルマータ様に媚びを売るの♥ 気持ちよすぎますわぁぁぁぁ〜〜〜〜♥♥♥♥』


 ガニ股腋見せポーズで帝国旗への放尿を行ったアルフィンは、美貌を鼻の下を伸ばして舌を突き出した蕩け顔に変えながら絶頂までキメた。

 〝シズナと同じ〟体質ならば、あの国旗への放尿はアルフィンにとって最も恥ずべきことであり、アルマータに対する飛びっきりの媚び売り敗北宣言だ。それは絶頂して当然の刺激と言えるだろう。

 国旗が小便の染みで湯気を立てる中、アルフィンがドレスを脱いで全裸土下座しながら再び絶頂する映像を最後に開会の宣誓は幕を閉じた。


「他国の姫君を良いように使ってでも、この大会を盛り上げたいということかな」


 無論、その期待は切り替わったビジョンに映るシズナの双肩にもかかっていると言っていい。

 普段通りのコートと強化スーツ……ではなく、股を先鋭的に切り上げられたハイレグの黒スーツを着たシズナは、そんな重圧をものともせずに対戦相手に視線を向けた。


「さて、君が私の相手をしてくれるのかな?」


 シズナの前に立った男は――――――ハッキリ言って強者とは呼べない相手だった。


「おう。そのエロい身体、アルマータに二度と逆らえないくらいに躾てやるよ」


 鍛えてはいるのだろうが、それは半グレなどの半端者に比べれば、という程度だ。屈強とは言い難く、またそうであったとしてもシズナの足元にも及ばないであろう男が、彼女の羞恥スーツを舐めまわすように見る。

 乳首が浮くほどくっきりとした乳袋に、切れ込みが激しすぎてはみ出した美尻に、そもそもハート型の切れ込みが加えられて際どいどころではない股間部。優れた女体の恥ずかしい部分を余すことなく視姦され、シズナの子宮がキュンキュンと撫で声を上げる。

 それだけではなく、ビジョンに映し出されることで大衆に〝見られる〟という感覚が媚びを売る〝興奮〟に繋がり、シズナの太ももには言い訳できない量の愛液が滲んでいた。


(やれやれ……早めに決着をつけないといけないかな)


 己の身体を極めて冷静に分析したシズナは、相手が相手なのもあって手早く決めることを決断した。試合の盛り上がりなどシズナの知ったことではないし、なぜ大衆や相手に媚びるような格好を見られて股を濡らしているかなど、殊更どうでもいいことだった。


「始めよう。そして、すぐ終わらせようか」

「へっ、痴女が偉そうに。すぐマヌケ面にしてやるぜ!」


 刀を構えるまでもない相手だ。シズナの思惑通りに試合は進む――――――はずもなかった。


 戦いが始まった途端、男はシズナの動きに全くついて行けなかった。つまりは彼女の有利に事が運んでいるのだが、それはあくまで有利というだけでありシズナの思い描いた圧勝、瞬殺とはいかないものだった。


(おかしいな。この程度の相手なら、一太刀で終わると思っていたんだけど)


 実際には一太刀すら必要ない、というのは当然にして、シズナの解けない疑問の原因でもあった。

 どうして歯牙にもかけない雑兵を前にして、このような疑問が頭を過ぎるのか。本来なら考えるまでもないことが脳裏に浮かんでいながら、霧がかかったように答えが出ない。それを〝おかしい〟と感じる思考さえ阻害されていることは、シズナの観の目を持ってしても見抜けない。


「はは、どうしたハイレグ女ぁ! ちょこまか動いてるだけじゃ何も起きないぜ。すぐに倒すんじゃなかったのかぁ!?」


 全てはあの煩わしい声を黙らせてから考えればいいか。そう判断したシズナは目を細め、単なる刃を見舞うことを止め、技による必滅を狙う。


「じゃあ、お言葉に甘えさせてもらおうかな――――荒れ狂え、嵐雪!」


 男の目にはそれがどのような技かさえ分からない。荒々しい剣技は、男が身に余る言動を後悔する間もなく心までも凍らせて斬り裂く。


「――――なんだなんだァ? さっきと違って見え見えじゃねぇか。おらぁ!!」


 ところが、シズナの神がかった剣技は素人に毛が生えたものより酷い有様だった。まるで〝わざと負けたい〟と考えた身体が、男でも充分に見切って反撃ができるよう神がかった技量を費やしたとでも言わんばかりに。

 実際、神域に達しようという技量が余すことなく加減に費やされた剣技は情けないくらい鈍く、男の反撃を容易く許した。シズナが開いた大股に『ゴチンッ♥』と蹴りが炸裂したマヌケな音がコロッセオに響き渡った。


「ん゛ッぎぃいぃいぃいいいい〜〜〜〜〜〜!!?♥♥♥」


 秘部と肛門は達人でも鍛えることのできない人間の急所だ。運悪く、その両方を蹴り上げられたシズナは、のたうち回ることこそ防げたものの、刀を手放して両手で内股を抑え込むみっともない格好を余儀なくされた。


「お゛っ♥ お゛っ♥ ぎヒィィィ……ッ♥♥」


 股間を蹴られた美女が前屈みで半ケツを突き出し、唇を尖らせた本気の不細工顔で悶絶する姿は導力カメラがまじまじと激写していた。


 もちろん悶絶だけでなく、アルマータから与えられる被虐に興奮してマン汁を吹き、尻穴をヒクヒクと蠢かせるマゾ快感の発露もしっかりと収めていた。

 大観衆の前で雌の急所を打ち据えられて悶絶する絶対羞恥で股が濡れ、恥辱の上塗りでさらに濡れる。媚びるほど膣が疼き、負けに近づくほど濡れていく。

 その不可思議な被虐の興奮を覚えれば覚えるほど、シズナは身動きができなくなる。


「どうしたァ、もう終わりか? ならこっからはお客様を楽しませる時間だぜ!」

「あぐ……っ!?」


 破廉恥な格好でマヌケ極まりない悶絶をキメた美女。対戦相手は弱者をいたぶって楽しむことを好む男。

 アルマータ以外の存在などすべからく弱者であるこの場所で、それはシズナという剣聖さえ例外ではない。既に恥を晒しているにも関わらず、男は彼女を辱める行為を止めるつもりがないようだ。

 大衆に見えるようにシズナを背中から抱きしめるように羽交い締めにし、未だ痛みと恥が抜けきらない股間部に手を伸ばした。


「もうぐちゅぐちゅじゃねぇか。見られるだけじゃなくて、蹴られても気持ちよくなるマゾ女かよ」

「あっ♥ くぅ♥♥ あっあっあ♥ あはぁぁぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜♥♥♥」

「さっきまでの減らず口はどうしたぁ? 喘いでるだけじゃすぐ負けちまうぜ」


 剥き出しの秘部を指で擦られ、シズナはあられもない声を上げた。男が上手いというわけではない。乱暴な手つきは惰性で行う自慰行為の方がいくらかマシというくらいだ。

 格下の――――アルマータが相手だと意識すると、膣奥の疼きが加速度的に増していく。

 腕の力は振り払うどころか弱くなっていき、腰は下がり続けて下品に開き、男の指に淫汁が絡まって卑猥な水音を奏でる。それらの光景、音、恥辱の全てがコロッセオに押し寄せた人間の目に映っていると認識すると、シズナの中で得も言えぬ快感が炸裂しそうだった。


「んふぅぅぅ、あぁ……あっあぁぁぁ♥♥ こ、この程度、でぇ♥ はぁ゛♥ ま、負けない、かなっ♥」

「へっ。上擦った声でよく言うぜ。どこまでがこの程度か、試してやるよ」


 キレのない抵抗の宣言を鼻で笑った男の指が、シズナの膣穴を割ってGスポットに到達する。如何に技量がないとはいえ、その指が膣の弱点に触れれば話は変わってくる。


「っ〜〜〜〜〜〜♥♥ あ゛ぁ゛ぁ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛あ゛ぁ゛あ゛あ゛♥♥♥ っはぁ♥ お゛っ、お゛ぉ゛っ、お゛っっ♥♥♥ う゛お゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛お゛ぉ゛ぉ゛お゛っ!!?♥♥♥」


 しかも雌の身体はアルマータから与えられる被虐を無意識のうちに興奮へと変える哀れな体質を持つ。

 結果は明らかだった。ガニ股に開かれた脚が激しい痙攣で前後不覚に陥り、首を反らしたシズナの口から舌根と汚声が大きく飛び出した。


「おらおらおらぁ! イッたらテメェの負けだ! イケイケイケ、無様にイッちまえ!」

「お゛っ、ん゛お゛っ、お゛っお゛っ、お゛ぉ゛っ゛♥♥♥ い、いくっ♥ ん゛ぅううぅうぅうぅ〜〜〜〜〜〜♥♥♥」


 男の指が膣穴にハマっていても分かるくらい荒々しく動くと、シズナの腰はそれ以上に惨め無様に陥るような踊りを露にする。


「ん゛お゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛お゛ぉ゛ぉ゛お゛お゛〜〜〜〜〜〜〜〜♥♥♥♥ イグっイグっイグっ、イッぐう゛う゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛う゛う゛う゛う゛っ゛♥♥♥♥♥」


 そしてビジョンに拾われるまでもなくコロッセオ中に響き渡る下品な雄叫びを上げながら、本気汁が柱を打ち立て弾け飛んだ。


「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜♥♥♥♥♥」


 全力でアクメをキメた身体から脳天に鋭い快楽が行き渡る。

 武の頂を目指す者にあるまじき、無様の極地にある敗北。格下に劣る自分を晒す圧倒的な屈辱感。

 それらの恥でしかない感覚が身体に染み込んでいき、全てが絶頂の興奮に変わる。その末に、シズナの意識は完全に断絶した――――――――





「お、性懲りもなく来たみたいだな」


 受付の男は今日もだらしのない態度で武闘大会のエントリーを待っていた。見下されていると理解し、その苦渋を表に出さないよう歯を食いしばりながら女剣聖は言葉を返した。


「武闘大会に参加させて欲しいのだけれど」

「いいぜ。結構な客があんたに夢中だからなぁ。大観衆の前でイキ恥を晒したマゾ剣聖……ってな」

「……今は甘んじて受け入れるしかなさそうだね」


 肩を竦めて聞き流すシズナだが、その事実は内に芽生えた羞恥心をどうしようもなく擽った。大観衆の前でイキ散らした経験は、彼女の心頭滅却を以てしても滅しきれるものではなく、負け犬と詰る言葉の一つ一つが子宮をジワジワと嬲る被虐を齎している。

 それでもなお、シズナが武闘大会へ挑むのは武人としての矜恃だ。一度大敗北を喫したからといって、刀を投げ捨てることができるならシズナは剣聖とは呼ばれていない。


「さあ、今日も堂々と手続きを頼むぜ――――――ここで土下座して頼み込めよ」


 だが、武人の矜恃が屈辱を受け入れているわけではないことは、理解できても良いはずだ。

 時には退くのも必要な術だ。恥の上塗りを舞台に上がる前から強要され、受け入れるのは単なる愚か者か、あるいは底抜けのマゾヒストかだ。


「お願いします♥ 負け犬剣聖シズナを♥ アルマータ様の武闘大会へ出場させてくださいっ♥」


 全裸で頭を垂れてケツを振ってまで舞台へ上がりたがる女の姿がどちらであるのかは、語れば語るほど無様であるというものだ。




 そうまでして上がった武闘の場で、シズナは全力を出し切ろうと本気で考えていた。己の奥義のみならず、弟弟子の秘技すら出し惜しみなく披露し、相手を打ち倒して恥を返上すると。


「お゛ぉ゛っ゛♥♥♥ お゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛お゛ん゛♥♥♥♥ んぅっひぃぃぃぃぃぃぃ〜〜〜〜〜〜♥♥♥♥ お゛ぉぉぉぉぉぉぉおぉおおぉぉーーーーーーー♥♥♥♥♥」


 決意を新たにした女が、皇女の交尾挨拶を終えた第一試合で見せたのは、犬のように這い蹲って肉棒に犯され、卑猥なケダモノの雄叫びを上げる姿だった。

 本気も本気だった。考えるまでもなく鍛え上げた絶技で相手を打ち倒す――――――対戦相手がアルマータの下っ端でなければ、それは妄想で終わらなかったはずだったのだ。

 元の装束など欠片も関係がない紐水着、スリングショットで全裸より恥ずかしい格好をしてまで振るった刃が相手を斬り裂くことはなく、シズナは地面に這うように打ち付けられて媚肉を陰茎で穿たれた。

 公衆の面前で始まった公開セックスによって、シズナは剣聖どころか女としての尊厳すら辱められた。そんな今更なことに被虐を覚え、彼女は涙と鼻水と涎を垂らしたアヘ顔の醜態をドアップで激写されていた。


「見てみろよ。マゾ剣聖ちゃんのマジイキ顔がしっかり映ってるぜ……おいおい、顔を下げたらつまんねぇだろ。さっさと上げろ!」

「お゛ぉ゛おぉぉおぉぉん゛♥♥♥♥ う゛お゛っ、ほお゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛お゛♥♥♥♥」

「ぶははは! 豚みたいな声出してイキやがった! こんな場所で交尾すんのがそんなに気持ちいいかよ!」


 気持ちいいはずがないことに身体が反応する。見られているという恥じらいだけで媚肉が涎を垂らし、アルマータの中でも下の下に属する小間使いに負けて犯されているという事実に子宮が形容し難い興奮に襲われる。それは剣聖の理性を打ち砕くに充分な興奮であり、シズナが戦いを望んだことで培われた快楽の素養だ。

 もし彼女が戦いを求めなければ、負け犬のままでいられたなら、この平穏な軌跡の中で穏やかに生きていられただろう。

「お゛っ、お゛ぉう゛♥♥ き、きもち、よくないっ♥♥ ま、まだ、負けてな、い゛ぃっ♥♥♥ ち、ちんぽ♥ ちんぽに討たれるほど、弱いつもりは、ない゛ッ♥♥♥ こ、こんなぁ゛♥ もので♥ おちんぽなんかにっ、まけな……あ゛ぁぁぁぁぁああぁぁぁぁあああぁぁ♥♥♥♥」


 それができないからシズナは剣聖であり、英雄たちが敗れた軌跡の中でのうのうと生きていられる女ではなかった証だ。

 敗北の軌跡が刻まれた世界では、そういった女が愉悦の対象となる。狂った倫理観の渦中で、何もかもをおかしくされたマゾ女たちがよがり狂う宴。


「チンポチンポって喘いでる癖によく言うぜ。おらっ、一発射精すぞ!」


 ドビュッ♥ ドビュドビュドビュドビュルルルルルルルルルッ♥


「お゛ぉ゛ーーーーッッ♥♥♥♥ ん゛お゛ぉ゛ぉ゛お゛お゛ッ♥♥♥♥ イッぐう゛ぅ゛う゛う゛う゛う゛ッ゛♥♥♥♥♥」


 マゾ女の迎える結末は変わることはない。ただイキ恥を晒し続けることが役目の女は、これからも本気で戦って打ちのめされ、やがて本当に貧弱な雌へと堕ちていく。


「まだまだ行くぜぇ……次はこっちを使ってやるよ!」


 負けて負けて負けて、負ける癖がついた雌が見せる芸の違いは雄がいなければ成り立たない。

 四つん這いのシズナを抱え上げた男は、意外な力強さで彼女の両膝を裏から腕で支え、フルネルソンの体位で肉棒を突き刺した。射精したばかりでも、美しく無様な雌を前にすれば血流は否が応でも勃起を促してくる。

 力量の貧弱さに反して雌を犯すに相応しいその剛直が、どれだけ鍛えても守ることのできない人体の急所に突き刺さった。


「お゛ッほお゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜♥♥♥♥♥♥」


 尻の穴を突かれ、舌出し仰け反りアクメをキメる。美女の濁声は敗北をとうに受け入れて狂った民衆たちの悦びになり、それは被虐という名の興奮となってシズナに還る。


「お゛っお゛っ、お゛ぉ゛ぅ゛ほお゛お゛お゛お゛ッ゛♥♥♥♥ イグッ♥♥♥♥ イグイグッ、イグウゥウゥゥゥウゥゥゥゥッッ♥♥♥♥♥」

「今度はその口癖を言う度に洗脳が進むようにしてもらうかねぇ! なぁ、負け癖がついたマゾ剣聖さんよぉ!」

「はっ、お゛ぉう゛♥ せ、せんの、お゛ぉ!?♥♥ ん゛おっ♥ そん゛なっ、もの、私が、お゛ほッ♥♥ お゛ぉーッ♥ イッぐ♥ トぶ♥ キク♥ お尻にちんぽキクぅううぅうぅうぅうぅぅ〜〜〜〜〜〜〜〜♥♥♥♥♥」


 負ける度にシズナはどこかへ連れていかれ、何かに繋がれ、負けたという記憶以外の全てを抹消され、そして被虐の快感を身に受ける。雑魚マゾ雌の称号を受け取る日も遠くはないのだろう。

 だがそれよりも前に受け入れるべきは、今この瞬間の敗北である。


「おらっ、ここじゃ負けた女は小便を漏らすってきまってんだよ! ケツ穴犯されて空いてるマンコで敗北小便アクメキメろ!」

「お゛っほォ!?♥♥♥♥ も、もれっ、まけへっ♥ も、もれりゅうぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ♥♥♥♥♥」


 じょぼおぉぉぉぉぉぉぉぉ……♥


 スリングショットがズレて剥き出しになったマンコから、愛液のみならず黄色い汁が溢れ出す。被虐の心に染められたシズナは、人として終わっている失禁でさえ絶頂感に変えられて――――――英雄の詩は終わりを迎えようと、恥の軌跡は終わることなく続いていくのだった。






Comments

mob

国旗に小便引っ掛けるのマジで興奮しました。もっと軽率に擦ってくれ

いかじゅん

ありがとうございます!アルフィンの国辱は意外とやってませんでしたが、思った以上に癖になりそう……