白聖女と悪魔憑き〜聖女セシリア魅了カンチョーにイキ逝く〜 (Pixiv Fanbox)
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いつもご支援ありがとうございます。今月もよろしくお願いします。タイトルがいつも以上に脳死だ……。
本作は白聖女と黒牧師、ちょうどアニメ展開中の聖女セシリア様です。可愛いですよね。なのでアナル性癖の餌食になってもらいました。
本当ならアナルでもっと色々する予定でしたが、魅了カンチョー一本の方が収まりが良くなったのでこの構成に。初書きがカンチョーアクメなのはまあ、多分ヨシ!
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穏やかな片田舎の教会に居ついた聖女・セシリア。小柄な身体に愛らしい容貌と艶めかしいエバーグリーンの髪を持つセシリアは、かつて神託によって街を救い、その健気で慈愛に満ちた行動により人々に聖女様と呼ばれ慕われる存在だった。
そんな彼女は人の前ではしっかりと聖女様らしい立ち振る舞いを見せているが、一人になると気が抜けてだらけてしまう癖があった。
教会の牧師であるローレンスが珍しく不在の中、セシリアは街の巡回に繰り出した。セシリアを知る者が見れば無謀のように思える行動で、彼女はもちろんのこと街中で迷ってしまった。彼に迷惑をかけるわけにはいかない。それに、この街はたくさんの人が幸せな暮らしをしている。聖女として、街を隅々まで知ることは大切だとセシリアは奮起をしてさらに彷徨ってしまう。
そうしてセシリアは出会ってしまったのだ。幸福な在り方を体現した街の中で、数少ない悪意を隠した小さな者に――――――
(困りました。道を聞けそうな街の人もいない場所まで来てしまいました……)
セシリアが迷い込んだのは、街の喧騒から外れた路地裏の先にあるような人気のない場所だった。住宅街は当然見当たらないし、セシリアが困り顔で小首を傾げても助けてくれる人はいない。
彼女が修道服にベールというこの街に一人しかいない聖女だとしても、周囲に人がいなければそもそも目立つことさえできないのだ。
このままではもっと見知らぬ土地に出て、ローレンに迷惑をかけてしまうと唇に指を当ててどうするべきかと思案し始めたセシリア。
「……えーん、えーん」
「子どもの声……?」
その時だ。不意に鼓膜を震わせた人の声に、セシリアはこんな場所に人がいるのか、と自分を棚に上げつつ顔を上げる。
人でないモノの声が聞こえるセシリアだが、これは明らかに子供の声だ。普段から教会へ遊びに来る子供たちと交流をしているセシリアだからこそ、聞き間違えのない泣き声を敏感に拾い上げた。
聞こえた声の方向にふらりと足を向けたセシリアの視界に、しゃがみ込んだ少年の姿が映り込んだ。
「大丈夫ですか?」
セシリアは迷うことなくしゃがみ込んだ少年に視線が合うように寄り添い、言葉をかけた。見れば教会へ遊びに来る子たちと変わらぬ年端もいかない子供だった。聖女として困っている人を見捨てることはできないし、セシリアという一個人としても声をかけない選択肢はなかった。
「ん……お父さんとお母さんと、はぐれちゃった……気がついたら、誰もいないところに……」
「それは心細いですね。けれど、もう大丈夫ですよ」
「ぐすっ、おねえさんは?」
「……私はセシリア。この街に住む聖女です」
あなたと同じ迷子ですが、という冷や汗物の事実は間違っても口にしない。慕う牧師の前以外では、人を安堵に導く微笑みを浮かべることに慣れている。切り替えと言うと聞こえは悪いが、聖女として万人を想えばこその本心から来る作法だ。
この街の聖女と聞いて、当たりをつけられない人間はそういない。迷子の子供もセシリアのことは知っているのか、パァっと顔を明るくして声を発する。
「聖女さま? 本当に!?」
「はい、本当ですよ。一緒にお父様とお母様を探しましょう。立てますか?」
「うん、立てる!」
男の子というのもあって、相手の前では強がりたいのかもしれない。セシリアが手を差し伸べつつ問いかけると、子供は手を取る前に素早く立ち上がった。寂しさで泣いている場面でのファーストコンタクトだったが、思った以上に快活な子なのかもしれない。子供は大人が思うより強いのだと考えたセシリアは、結局のところ自分も迷子の子供なのだと言う事実に直面し、背を向けて渋面を浮かべた。
(どうしましょう。とにかく、人のいる場所へ出ないといけませんね。ご両親もこの子のことを探しているはず……)
自分一人では無理でも、街の人間に聞けば解決の糸口が掴めるかもしれない。街に住んでいる人々を守る義務を持つ聖女は、不甲斐ない状況ながらも必死に考えを巡らせた。
もし仮に、セシリアが子供なのだからと迷わず手を掴んでいたら。相手から目を離さずいたら。未来はほんの僅かに先送りになっていたかもしれない。
あくまで可能性であり、セシリアが無垢な子供を相手にしていると考えている以上、決して避けられない事態である。如何に聖女の慧眼があろうと、子供の持つ秘めたる悪意を見抜くことはできない。
いいや、それは聖女が察する悪意ではないのだ。彼は彼の思うままに、美しく気品のある少女の恥を見たいと願っていた。
「そういえばお名前を……え、あれ?」
まだ名前を聞いていなかったと振り向いたセシリアは、視界から子供の姿が消えて慌てた。小柄なセシリアより遥かに小さい子は、見下ろした視界から本当にパッと消え失せていたのだ。
「ど、どこに」
「ここだよー」
セシリアの耳朶が震えた。子供は確かに返事をした。ただ、セシリアが咄嗟に子供のいる方向へ視線を落とすのは不可能だった。
なぜなら子供は、セシリアの御御足に滑り込んでいたのだから。ヒールを入れても155cmと小さなセシリアが相手でも、それ以上に小さな子供ならば回り込み、滑り込むのは造作もないことだった。
まして、セシリアは運動神経が秀でているとは言えない少女。悪意には過剰に反応する身体も、子供の〝悪戯〟には鈍感だった。両手を合わせ中指と人差し指だけを立てた子供の児戯が迫っていようと、避けることはできない。
「へ?」
人里離れた森の中でひっそりと暮らしてきたセシリアには、子供の児戯など分かるはずがなかった。この街の子供たちは、聖女を相手にこのように不躾な遊びは絶対にしない。
だからセシリアは、自身のスカートの真下に男を入れる羞恥を感じる間もなく、己の美尻に『カンチョー』なるものが突き刺さるのをマヌケな吐息の合間に見逃したのだ。
どちゅんっっっ♥♥♥♥
純白のショーツに皺を作りながら尻穴を穿つ。美尻の谷間を掻き分けてアナルを貫く。肉と肉が擦れ合う音を生々しく立てて不浄の穴を穿ち貫く。
たっぷりと空白の時間を置き、聖女は肛門に入り込んだ異物を知覚した。異物は二種類あった。子供の指と、先端から溢れ出た悪しき気。
迸った感覚に肺腑と喉を支配された彼女の身体は、思考が理解するより早く言葉を発した。
「う゛オ゛ッッほォォォッ!!?♥♥♥♥」
それは、尻穴に異物が入り込んだ未知の驚愕と、背筋から中枢神経へ一瞬で走り抜けた快楽が綯い交ぜになり、腹の底から飛び出した獣の雄叫びが如き下品な声だった。
見た目麗しい聖女の貌が淫らに歪む。瞳は丸々と驚愕に見開かれ、鼻梁は水を噴き出して口との隙間を快楽で伸ばし、唇はどちらも感じてマヌケに縦に大きく開かれた。
セシリアはヒールが意味を無くすほど爪先をピンと立てて、ショーツの皺を巻き込み尻穴に突き立てられた『カンチョー』に身を委ねる。人生で初めて感じる『イク』という感覚に、セシリアは何もすることができない。
「オホーーーーッ!!?♥♥♥♥♥」
否、声を吐き出すことだけはできた。それは意識的というより、肺腑の空気を全て使ってでも叫ばざるを得ない絶頂感の体現だった。
捻り込まれる子供の指先に肛門の概念が破壊される。出口の意味しか持ち得なかった不浄の穴が、快楽を覚えた入口にも対応させられた。
みっともないアクメ声を上げたセシリアは、下着を失禁と見紛うほどぐっしょり濡らす。腸液に塗れた指がヌプリと淫猥に引き抜かれたその時、肩をビクリと揺らして膝から崩れ落ち、再度愛液を湯水のように垂れ流した。
「あ゛へぇ゛♥♥♥」
だらしなく舌を出して這いつくばったセシリアは、掲げて丸見えになった下着に奥まで見えそうなくらい開いたアナルを見せつけてしまう。
「わーい、聖女さまにもできたー!」
見事な『カンチョー』で聖女の神秘をズタボロにした子供は、無邪気に笑って聖女の醜態をパシャリパシャリと写真に収めてから立ち去る。
セシリアは己の醜態を手にされたとも知らず、ケツアクメを晒した余韻に身体を打ち震わせることしかできないのだった――――――
◆
「イタズラ好きの子ども、ですか」
セシリアは、醜態を晒した姿を奇跡的に誰にも見られることなく教会へ帰ることができた。あれだけ派手にイキ伏した彼女が無事に戻ってこられたのは、これが聖女の奇跡であると信じたくなる幸運であろう。
未だお尻の、特に穴の部分はヒリヒリともどかしいまでの熱に晒されてはいるが、会話には支障がない。そうして何とか元通りに教会へ戻ったセシリアは、牧師のローレンスからとある噂を耳にした。
「はい。どうやら、親御さんがいらっしゃらない孤児のようなのですが……街の人々にイタズラをして回っているようで」
「そ、それは、あまり好ましくありませんね」
あの子じゃないのか、と昼間に出会った忘れたい記憶を呼び起こされたセシリアの顔色が僅かに青くなる。
「その子は女性を中心にイタズラを続けているようで。内容までは聞くことができなかったのですが、聖女様も気をつけてください……聖女様? どうかされましたか?」
「……あ! い、いいえ、何もありません……」
動揺を押し殺して笑みを返す。間違いなくあの子だ、とローレンスから得た噂話でセシリアは確信に至る。
女性相手へのイタズラに加えて、ローレンスのような男相手に詳細が行き渡っていない。同じ女で被害を受けたセシリアだ。その理由は容易に想像できた。
言えるはずがない。特に慕う男性に向かって、自分は尻穴を『カンチョー』されて気持ちよくなりました、などと。
正直に言って恥を晒すのは女性側だけだ。絶頂の感覚を初めて味わったセシリアでも、本能的な羞恥から好意を抱くローレンスはもちろん、他者に口外するなど以ての外だと理解できる。聖女あろうがなかろうが、年頃の少女がケツ穴でアクメをキメたなど、他人に話せるはずがなかった。
しかし、そうは言ってもセシリアは聖女だ。街の人々を守る義務を捨ておくことは決してできない。
(お、お尻で気持ちよくさせられるなんて、普通はありえません……もしかして、あの子にそれだけ強い悪魔が取り憑いているのでは?)
生まれてこの方、生理現象以外では尻穴に意識を向けることなどなかったセシリアだが、子供の児戯で気持ちよくなる場所ではないと正しい認識は持っていた。実際には正しい認識は覆されてしまったわけだが、彼女はそれを子供に取り憑く悪魔の仕業ではないかと考えた。
無論、あくまで可能性の話だ。近づいたあの時、聖女の感覚には何も引っかからなかった。だがカンチョーの感覚を手繰り寄せると、ほんの僅かだが悪しき気が混ざっていたことをセシリアは思い出した。思い出したくないものまで頭に浮かべたせいで、キュッと窄んだ尻穴を気にして手で庇ってしまったが、疑念を確信に至らせることは叶った。
(だとしたら、私が悪魔を除霊して、あの子を救います)
これは聖女にしかできないことだ。もし彼が操られてあのようなことをしているなら、正道に戻れるように導くのが聖女たる自身の役目である。と、セシリアは悪霊の排除を決意した。
この無謀にしか思えない決意の背景には、恥の記憶を他者にも後世にも伝えたくないという少女の心があった。あくまで秘密裏に、巻き込まれただけの子供を保護するのだと。
当然セシリアの中には、悪霊に憑かれた子供に返り討ちにあって再び恥を晒すかも、なんて懸念はどこにもありはしないのだった。
清潔に洗われた修道服と浄めの十字架を持ち、セシリアは街に一人で繰り出した。
しかし、子供の行く先に当てがあるわけではない。一応出会った場所を訪れてみたものの、相変わらず人気はなく、彼女を騙した鳴き声も聞こえてこない。
「ううーん、一体どこへ……せめて、悪魔の気配を感じられたら……」
聖女であるセシリアに、カンチョーの瞬間にしか気配を悟らせなかった悪魔だ。それも難しいだろうと途方に暮れるセシリア。
『――――ん゛ほお゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛っ♥♥♥♥♥』
「ッ!?」
瞬間、廃墟群に轟く野太い悲鳴が聞こえてセシリアは肩を跳ね驚いた。その声は、発しているのが自分でないと分かっていても誤解してしまうくらい、あの日のイキ声とそっくりだった。成人男性顔負けの声量が、女の腹から無理やりひり出される下品な雄叫び。
急いで声の方向に向かったセシリアが見たのは、やはり自分と同じように尻を掲げて倒れる女性と、楽しげに笑って走り出す子供の姿だった。
「っ……ごめんなさい!」
どちらを優先するか一瞬悩んだセシリアだったが、子供を追わねば被害がさらに増えること。そして尻穴でイカされた恥を誰にも知られたくないという経験則から、痛みを押し殺して子供の行方を優先した。
「待って、待ってください! あなたは悪い物に憑かれて……」
「あー、お尻でイッたエッチな聖女様だー! やーい、お尻ぺんぺーん!」
「え、あ……な……っ!!」
ハッキリ事実を口にされただけだが、セシリアにとっては何よりの恥辱であろう。子供が自分のお尻を叩いて挑発する姿に、顔を真っ赤にして言葉に詰まってしまった。
聞く耳持たない子供は廃墟の奥へと走っていく。セシリアは見失わないよう慌てて後を追う。今は己の恥に怒りを覚えるより、彼を助ける方が先だと追いかけた。
ハイヒールである上に運動神経が良くないセシリアだが、さすがに子供の歩幅には引き離されない。それでもすばしっこい子供に翻弄され、中々追いつくことはできなかった。
「はぁ、はぁ、はぁぁ……こ、ここまで追いかければ……追い詰め、ました、よね?」
付かず離れずの距離を走り続けること数分、セシリアは子供を袋小路の廃屋へ追い詰めることに成功した。
荒くなった息を整え、悪魔憑きの子供を救うために廃屋の古びた扉をくぐるセシリア。壊れかけた扉が示す通り、中は足の踏み場も怪しく、子供やセシリアのように小柄でなければ床の底が抜けそうなほどに老朽化が進んでいた。
(こんな場所に逃げ込ませるなんて……取り憑いた子のことは、考えていないのでしょうね)
人の倫理から外れた存在は数多あり、悪魔もその一つだが他の天使や妖精とは〝イタズラ〟の程度が違う。彼らは聖女の話など聞かないし、このような若い身体に健康的な危害を加える廃屋へ逃げ込ませることに良心の啖呵など感じるわけがない。
早く彼をその呪縛から解放しなければ、とセシリアは廃屋を見渡す。
「いない、ですね」
ところが、呟いた通り逃げ込んだ子供の姿はどこにもなかった。ここに入っていくのが見えたのは確実なのに、とセシリアは首を傾げる。
すると、彼女は古びた壁にぽっかりと穴が空いていることに気づいた。子供なら通れるかどうかくらいの壁穴の先には道が続いており、袋小路に立派な逃げ道を作っていた。
きっとあの穴から逃げたのだと考えたセシリアは、何の迷いもなく習うように壁穴へ身を躍らせた。
「んん、何とか入れそう、ですね……!」
腰を低くすればしゃがまずとも入れる位置の壁穴にセシリアは腕を通して頭をくぐらせ、意外なほど豊満な乳房の形を変えながら穴を抜ける。子供なら通れるという壁穴は、小柄なセシリアでもギリギリのサイズだった。
「……んぇ。……んっ、ん、え?」
だが、腰辺りまで進んだ時にセシリアは身体がズムンとつっかえたことで素っ頓狂な声を零してしまった。
止まった視界は廃屋の先の道、外を示している。つまるところセシリアは上半身だけが外に放り出され、下半身は物の見事に廃屋側に取り残されたのだ。
「そ、そんな。んんっ、どうして……!?」
ちょうどくびれの先、臀部の辺りがぴっちりと壁穴と合致しているようなのだが、それはおかしな話だ。
セシリアの尻肉は非常に小ぶりであり、豊満な乳房を抜けた上半身がこんなにもギチギチに挟まるようなサイズではない。それに、人が通れる穴が空いた壁が少女とはいえ力を込めて壊せないはずがなかった。が、壁穴はバキバキと音を立て壊れるどころか、ギチギチとセシリアの尻肉を締め上げるだけだ。
「――――あはは、引っかかったー引っかかったー」
「っ、その声は……!」
壁穴にすっぽりとハマったマヌケな聖女を嘲笑う声が、廃屋側から聞こえてきた。
セシリアは子供がまだ廃屋内に潜んでいるともしらず、安易に壁穴へと入ってしまった。それが悪魔の権能が用意した脱出不能の『壁尻穴』であるとも知らずにだ。
壁尻にぴったりフィットして前後のどちらにも身動きができない身体は、ひらひらとした修道服のスカートの頼りない守りだけを残し、あの子供の前へと差し出されたということになる。事実に気づいて顔を真っ青にしたセシリアは、壁の向こうへ聞こえるように声を張り上げた。
「聞いてください! 今、あなたの中には悪い霊が取り憑いています。それを祓うことさえできれば……」
「知らなーい。ボクはこうするのが楽しいだけだもーん」
答えにならない返答をした子供は、無防備な臀部を守るベールとスカートを摘みあっさりと退けると、聖女のバージンを秘めるショーツを一気に引きずり下ろした。
「きゃあぁぁぁぁぁ!? やめ、やめてください! お願いですから、話を聞いて……」
外気に触れたことで自分の半身が丸裸になったと気づき、セシリアは甲高い悲鳴を上げて涙目になる。人前、しかもいたいけな子供の前で恥部を露出する経験に頭が真っ白になる羞恥を覚えた。
それでも聖女として人を愛し、助け、見守りたいという気持ちは無意識に働き、子供を蹴ってでも阻止する暴力の行為に及ぶことはなかった。
だが、そのせいで悪魔憑きの子供が増長したのは言うまでもない。驚く白さの尻肉が全力疾走後と苛烈な羞恥もあって、むわりと汗ばんでいる。それを拒絶の意思表示でフリフリと振るものだから、汗を飛ばした桃尻は非常にいやらしく映った。
「聖女さまのケツ穴がキュッて閉じて恥ずかしがってるよ。でも、この前のカンチョーのせいでちょっと腫れて、閉じきらなくて変になってるー」
「っ〜〜〜〜〜♥」
己の恥穴を見るには鏡が必要だ。当然、カンチョーされた尻穴をじっくり見る勇気がなかったセシリアは、ここでアナルがどういう状態かを子供の言葉で知らされてしまう。
悪魔に憑かれていると分かっていても、子供の声でアナルが卑猥な姿だと言われるのは耐え難い恥辱だ。顔面が羞恥色に染まり、アナルをより窄ませながらセシリアは涙目になる。
「へへ、けど〝もっとすごい〟のがこれならできそう!」
「え…………ひっ!?」
ぞわりと悪しき気を感じたセシリアが尻肉を跳ね上げた。間の抜けた壁尻越しだと言うのに、セシリアには子供が何の動作を取ったか目で見るより鮮明に知れた。
子供は両手を重ね合わせて人差し指と中指を立てた。その先端に、先日とは比にならない毒々しい魔の気が溢れ出たのだ。小さな指より遥かに長く、セシリアの尻穴の中身まで入り込み、吹き晒すであろうモノに彼女はか細い悲鳴を零して震え上がる。
零れた小さな吐息が、次の瞬間には下品で無様なモノへと変容させられると確信したものだった。
「やめてください! お願いですから、それだけはどうか許して」
聖女が悪魔に憑かれた子供へ情けなく許しを乞う。もはや聖女としてではなく、一人の女として終わりたくないのだと懇願した。
しかし、神の声を拝聴した聖なる少女の尻穴にそれは再び火を噴くように突き刺さる。
ブッスゥゥゥゥゥゥゥゥッ!♥♥♥♥
「ぬ゛う゛ッほお゛お゛お゛お゛お゛っ゛っ゛!!!?♥♥♥♥」
屈強な男が渾身の力を込めた雄叫びにも勝る。聖女の汚く下品な濁声の炸裂と、秘所から凄まじい勢いでイキ潮が飛んだのはほぼ同時だった。
子供の指に尻穴を穿られてイッたセシリアだったが、今回はそれだけでは済まないことをその穴と聖女の権能を以て理解していた。
「う゛ごぉぉぉぉ……ん゛お゛っ、ほォ♥♥ のほおぉぉぉぉぉぉぉぉぉっっ♥♥♥♥」
言いたい。言ってしまいたい。鼻水を噴いた無様な貌から迸る野太い嬌声は、セシリアに〝ソレ〟を言わせんとする。脳髄に尻穴が取って代わり、思考を明け渡せと絶頂を訴えていく。真っ白になったセシリアの頭は、聖女としての在り方や愛しき人への想いが〝ソレ〟を口にすることを必死に堰き止めている有様だった。
(だめぇ♥♥ だめ、ですぅぅぅぅぅ♥♥♥ せ、聖女の加護より゛っ♥♥♥♥ ずっど重くてづよい゛♥♥♥♥い゛わないでッ♥♥ イッちゃだめええ゛ぇぇぇぇ〜〜〜〜〜〜♥♥♥♥)
尻穴全体がキュンキュンと泣き喚き、堪え難い疼きでセシリアの全身を包み込む。手足が千切れそうな快楽を人の身で押し留めるなど不可能なことだ。
如何に歯を食いしばろうと、剥き出しの歯茎の隙間を通り抜けて肺腑は空気で満たされる。直腸の奥まで悪魔の気で『カンチョー』を受けた尻穴は、子供の指先を愛おしげに吸って離さない。
逃れる術はない。聖女の加護を打ち砕き、十字架がひび割れて粉々になるほどの絶頂呪術が込められた児戯に対し、セシリアは着実に染め上げられた。
(いや、い゛やァ゛♥♥♥♥ 言わないで♥♥ イッちゃだめなんです♥♥♥ おわっぢゃう゛♥♥♥ ぜんぶ♥♥ せいじょとしてぜんぶおわる゛♥♥♥ 悪魔の♥ ケツ穴カンチョーに♥ イがざれ゛でまげりゅう゛ぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅっっ♥♥♥♥)
セシリアの行動を決定づける絶対の意志が、神託を受ける脳から尻穴に往く。頭は絶頂だけを味わい、尻穴で物事を考える淫乱無様なケツアクメ聖女になれと命じられる。
(やだ、いやです♥ ケツアクメ聖女なんてッ♥♥♥ ん゛おぉぉぉぉぉぉ♥♥♥♥ なっちゃう゛♥♥ ケツアクメイグゥゥゥゥゥゥ〜〜〜〜〜〜〜〜♥♥♥♥♥)
朦朧とした頭の意識を乗っ取られ、身体がポーズを取る。蕩けた貌の両脇にピースを揃え、下半身は命じられるがままに両脚を曲げてグッと下品に開く。
それでもギリギリまで耐えた。あらゆる想いの力を動員して、聖女セシリアはカンチョーアクメなどに負けないと、本当のギリギリまでよく耐え忍んだ。限界までは、だ。
(あぁっ、あぁぁぁぁ♥♥ 屈服のポーズしないでください♥♥ ガニ股♥ だ、だぶるぴーす♥♥ お゛ほっ♥♥ 言っちゃう、本当にイッちゃいまず♥♥♥♥ 今度こそイう゛ぅうぅう゛う゛ぅ゛ぅ゛♥♥♥♥)
言う。これは言う。間違いなく言う。身体が〝ソレ〟を口にすることを躊躇わない。聖女としても、一人の男を愛する少女としても致命的に終わる言葉を、街の中に響き渡るくらい大きく。何の音もしない片隅の廃墟で、セシリアは自らが淫乱な喧騒と化した。
「ん゛ッほォォォォォォォォォッ♥♥♥♥ い゛う゛ぅぅぅぅぅぅぅぅ〜〜♥♥♥ 好きイ゛ィ゛ィ゛ィ゛ーーーーーーーッッ♥♥♥♥ カンチョーキクう゛ぅぅぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜♥♥♥♥」
ケツアクメを叫びイキ潮を噴射し、ケツ穴の好意を雄叫びにして、ガニ股アヘ顔ダブルピースで忠誠完全敗北を誓う意味不明な言葉を濃厚な失禁と共に撒き散らした。
「あ゛ぢゅい゛い゛い゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛〜〜〜〜♥♥♥♥ カンチョーイ゛ぎぐう゛ぅ゛ぅ゛う゛う゛う゛う゛〜〜〜〜〜〜〜ッッ♥♥♥♥♥」
そして悪魔に犯されて神秘を失った身体の中心には、毒々しい色が取り憑いたように咲き誇る。ぽっかりと開いた尻穴を囲い込むように、ハートと薔薇が一体になった淫らな刻印が鮮やかに咲き、ケツアクメ聖女の生誕を祝福した――――――――
◆
セシリアが行方不明になって数日。何の目撃情報もない現状に業を煮やした彼女の友人、ヘーゼリッタは自分の家庭教師の厳命を振り切って一人彼女を探し回っていた。
慣れきっていない土地で、しかも重度の迷い癖がある彼女がまともに人を探せるはずがない。だが、その方向音痴が功を奏したのか、ヘーゼリッタは運良くセシリアが向かった廃墟街に辿り着き、さらには彼女の後ろ姿を捉えることができた。
「お待ちなさいセシリア! ああもう、何がどうなっていますの!」
ヒラヒラと布地が靡くあの後ろ姿は間違いなくセシリアだ。しかし、本当にセシリアならヘーゼリッタが呼び止める声に何の反応もしないわけがない。
意味が分からないと苛立ちを露にしながらヘーゼリッタはセシリアを追いかけた。さしもの彼女と言えど、追いかける相手がいれば迷うことはない。
結果、ヘーゼリッタは過去のセシリアと〝同じ〟ルートを辿った。廃屋に入ったセシリアを追い、ボロボロの中身に憤りを感じ、人が何とか通れそうな壁穴を通り抜けようとして、尻のつっかえに苦悶の吐息を零した。
「んぐっ……ま、まさか引っかかるなんてこと…………せ、セシリア!?」
二人に違いがあったとすれば、ヘーゼリッタの視界には野外の風景だけではなく、壁を無事に通り抜けることができたセシリアの後ろ姿が間近にあったことだ。
セシリアに抜けられた穴が自分に抜けられないというのはおかしい。その疑問を抱くより早く、行方不明の友人にヘーゼリッタは声をかける。
「セシリア、聞こえていないわけないでしょう!? どれだけ心配したと思って」
「ご主人様ぁ♥」
セシリアは、ヘーゼリッタの眼前でスカートをたくし上げた。必然、彼女の目にはセシリアの生尻が映り込む。
毒々しいピンク色の薔薇とハートを模して合わせた淫紋に囲まれた肛門。腫れ上がって肥大化した紅い穴は、媚肉と見紛うほど淫猥だった。セシリアはその尻を腰を突き出したガニ股で『へこっへこっ♥』と激しく前後に踊らせ始めた。ご主人様、などと神の寵愛を受けた聖女らしからぬ呼称を口にして、だ。
「ご褒美♥ ください♥ ケツマンコ疼いて♥♥ 死んじゃいそうなんです♥♥ ケツマンコで、イかせてくれないと♥ 頭がおかしくなりそうですぅ♥」
「………………セシ、リア?」
様子がおかしいなんてものじゃない。修道服を着ているだけで、全く別人なのではないかとヘーゼリッタは思考を捻じ曲げた。けれど、彼女の記憶がその媚びた甘い声色をセシリアだと言って聞かない。
ガニ股腰振りダンスを踊ってケツアクメを誰かに請願する女は、間違いなく聖女セシリアなのだと思い知らされる。
「えへへ、新しい子捕まえた〜。おねえちゃんのおケツの穴、ボクのモノにしてあげるー!」
「な!? だ、誰ですの、そちらにいるのは……きゃあ!?♥ こ、この、何をして……っ!!」
廃屋に残してきた下半身が誰か、声からして子供に触られているのはヘーゼリッタでも分かった。一体誰がいるのは想像することしかできないが、セシリアの言う〝ご主人様〟であろうとはヘーゼリッタの中で容易に想像が繋がった。
「あなた、一体セシリアに何をしたんですの!?」
「ご主人様ぁ、早くケツ穴ごほーび♥♥ あ、ヘーゼリッタには、他の聖女様の加護がついてますから、初めから全力でシてあげてくださいね♥」
「へー、そうなんだー。じゃあ思いっきりやってあげなきゃね!」
その時、壁の向こうではかのポーズが取られた。もしセシリアであれば、あるいはヘーゼリッタに加護をかけた聖女であれば危機に気づけただろう。しかし、霊感の薄いヘーゼリッタは子供が如何に危険な力を持っているかを察せられなかった。
「っ……許しませんわ! 私の友達を、聖女をこのように辱めるだなんて! どこの誰か分かりませんけど、絶対に捕まえてセシリアを元に戻して、然るべき場所に――――――」
聖女を想う己の最期を見とることもヘーゼリッタには叶わなかった。
ずちゅうぅぅぅぅぅぅぅんっ♥♥♥♥
「ん゛お゛ッ♥♥♥♥ お゛ほォ゛♥♥♥♥ すきい゛ィ゛ィ゛ィーーーーーーーーーッッッ♥♥♥♥」