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新《Ⅶ組》とアルフィン皇女の敗北全裸土下座

連続更新途切れるってのは明日の話で今日の話じゃないですよね。ヨシ!指痛い! いや思い立ったがホニャララって言うじゃないですか。負けるはずない無能貴族に負けちゃうユウナたちとついでに巻き込まれたアルフィン皇女を書きたかったというかぁ……最近マジでユウナ、アルティナ、ミュゼを書くのが性癖なのかもしらん。...

こちらの続編として制作納品した一作を投稿します。喉の痛みが中々引かないし頭はぼんやりするし書きたいものが増えていくしでドッタンバッタン大騒ぎです。けど終わりも見えてきたので頑張ります。


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 エレボニア帝国某所、貴族伯爵の領地。己の利権をひけらかすために作られた広大な屋敷の庭を歩く白銀髪の少女。

 彼女の名はアルティナ・オライオン。人形めいた起伏の薄い貌が特徴的な美少女だが、今はどうしてか頬を赤らめている。恥ずかしいというより、屈辱的すぎて言葉が出ないという様子だ。トールズ分校に通う彼女が貴族の屋敷を訪れている事実が少女にとっては不都合なのか、装束も学校の制服ではなく旅装束である。

 わざわざ変装紛いのことをしてまで伯爵の屋敷を訪ねる、否、訪ね〝させられている〟のはもちろん理由があってのこと。その理由にアルティナが賛同していないのも、普段の少女からは考えられない渋面から明らかだった。

 呼び出し方が杜撰極まりない。アルティナ自身の誤魔化しがなければ、即座に関係性が発覚してしまう。バレても構わないと高を括っている。アルティナの不満は、貴族伯爵の〝無能〟な一面から来ていると断言しても決して過言ではなかった。


(……そんな愚かな人に、わたしたちは敗北した。作戦行動中に、あんなことをされて……不覚にも、心を折って服従を選んでしまった)


 そんな無能貴族に従わざるを得ない環境はアルティナにとって過剰なストレスであると同時に、後悔してもしきれないほどの叱責を己に与えるものだ。唇を痛いほど噛み締めようと、汚名を雪ぐことは叶わない。


 事の発端は、無能貴族が帝国皇女アルフィン・ライゼ・アルノールを拉致監禁したことから始まった。

 無能貴族の主張はアルフィンを丁重に迎え入れただけだと言うものだが、身勝手で考え無しの主張が通るわけがない。皇女誘拐という言い逃れできない証拠を抑えるべく、アルティナたちは屋敷に乗り込み貴族の部下たちと戦闘を行った。

 負けるはずのない戦いだった。部下たちは一定の練度を持ち合わせていたが、当の貴族伯爵は無能の一言。戦闘に余計な嘴を挟み、アルティナたちに鼻で笑われる戦術を組み立てた。本当に、負けるはずがない戦いだった――――――何故アルティナたちが敗北したのか、彼女たちの誰一人として今でも全く理解できない。

 しかし、理由はどうあれ敗北は敗北。アルティナは護衛対象を無能貴族にみすみす引き渡した挙句、自分たちも陵辱の対象と成り下がった。言葉にできない恥辱を味わい、恐怖に怯えて屈した。そして、逆らうことの出来ぬ刻印を施されたのだ。

 皇女とトールズ分校の学生が無能貴族の支配下に置かれる。そのような一大事件が表沙汰になっていないのは幸運としか言いようがない。アルティナたちが己の身に降り掛かった不幸を、言葉にし難い屈辱と恥辱をひた隠しにするため奔走した結果であるのは言うまでもないことだ。

 たとえ無能貴族をつけ上がらせることになろうと、この屈辱は明かせない。彼女たちはいつ如何なる時も無能貴族の奴隷ハーレムとしての運命を背負い続ける。


 これは、無様な運命を背負った少女の一幕。恥辱に塗れた生活のほんの一部始終でしかない。それでも、アルティナ・オライオンという少女が如何な辱めを受けているかを知るには、十分すぎるものだった。


「……アルティナ・オライオンです」


 重い足取りで屋敷の玄関まで辿り着いたアルティナは、己の名を以て扉を開けてもらおうと試みた。

 だが荘厳で忌まわしい扉は物音一つ立てない。己の名を正しく口にしなければ、この扉は開かない。十数分だろうと数時間だろうと『アルティナ・オライオン』の名では同じ結果が待っている。

 扉が開かないことで困窮するのはアルティナだ。彼女は士官学校に事を伏せてここに来た。もし時間以上に長引けばどうなるかは明白だ。そうなった時、恥辱を味わうのはアルティナだけではない。

 グッと唇を噛んで俯いたアルティナは、肌が透けるように白いために露骨な羞恥の色を頬や耳に蓄えながら今一度声を発した。


「負け犬奴隷二号、です♥ 扉を、開けてください……♥」


 身体の一部分が急速な熱を帯びたことを自覚し、アルティナはサッとお尻に手を当てた。

 この屋敷において彼女たちに本当の名はない。アルフィンの〝ついで〟に奴隷ハーレムとして加えられた負け犬たち。アルティナはその〝二号〟として、無能貴族に召し上げられた。『この私に見定められたことを光栄に思え』とは彼の言葉だ。傲慢で支配欲に溺れた、けれどそんな最低下劣な貴族に完全敗北した自分たちを恥じ入る言葉を思い出し、羞恥に呻く日は少なくない。


 コン、と扉が内側からノックされた。アルティナの来訪が認められた証だ。故に間髪入れずにしなければならないことがある。

 アルティナは不意に旅装を脱ぎ始めた。屋敷の前で裸の芸でもしようと言うのか。その疑問はあながち間違いではない。

 少女がスカートを脱ぎ落とすと、大きな〝文字〟が露になった。無能貴族に逆らえない何よりの理由。名乗り通りの『負け犬』という大文字が刻まれた小ぶりな臀部が外気に触れ、恥ずかしげに揺れた。

 かつての敗北に膝を折った乙女の桃尻に刻まれた屈辱的な焼印。彼女が人形の如き細緻な美貌を持っていようと、それをどれだけ澄まし顔で披露しようと、少女の尻には『負け犬』の焼印が刻まれている。意識しない瞬間など一時も許されず、彼女たちは敗北者の烙印を隠す日々を過ごしていた。

 消えることのない恥辱の証。この場所を訪れるということは、その隠すべき烙印をひけらかさねばならないということ。

 スレンダーで美しい裸に一抹の負け犬文字を抱いたその身体を折り曲げ、畳んで平伏した。


「負け犬奴隷二号めに……御屋敷の扉をくぐることをお許しください♥」


 奴隷に与えられる権利は一つとしてない。欲しければ懇願せよ。泣き喚き頭を垂れよ。

 士官学校で教わるどの事柄よりも早く正確に、アルティナは奴隷としての規則を覚えさせられた。これは帝国の至宝とさえ持て囃されるアルフィンとて例外ではなく、彼女も無能貴族の屋敷を跨ぐ際は全裸になり宝石の如き輝きを放つ金色の髪を地につけて平伏する。

 負け犬文字を掲げた全裸少女の哀願によって、荘厳な扉はようやく役目を果たした。人を招き入れるのは容易くとも、奴隷を受け入れるのは易くない。扉にすら頭を垂れねばならない屈辱に涙を浮かべながら、アルティナは門をくぐり抜けた。


「っ……あぅっ♥♥」


 だが、彼女が人間らしい歩行を取り戻したのはその一瞬のみだ。アルティナは重力に引きずられたように膝を折り、手のひらを床につけてしまう。所謂〝四つん這い〟の姿勢で前を行くことを余儀なくされたのだ。

 普段通り歩こうとした途端、アルティナの臀部に異様な熱が収束した。妖しく輝く『負け犬』の焼印が、彼女に頭を垂れたまま歩くことを強要する。

 彼女の尻に刻まれているのは単なる焼印ではない。古代遺物(アーティファクト)と呼ばれる現代では再現できない神域の呪具だ。本来なら然るべき組織が回収するはずが、無能貴族の幸運によって不幸にもアルティナたちへ影響が刻まれてしまった。

 文字を刻んだ対象に逆らえず、絶対服従を強いられ契約の文字を消す手段も存在しない。単純かつ凶悪な古代遺物。無論、能無しの貴族はその真髄に気づくことはなく、ただ己の威光に屈しているのだと思い込んでいる。それだけがある意味で、アルティナたちにとって最大の幸運であろう。

 しかし、無能貴族に自覚がないとはいえ【強制力】は自動的に働く。アルティナが仕方がないとはいえ扉の前で全裸土下座を行ったのも、屋敷の中で大手を振って歩くには四つん這いでなければならないのも、無能貴族が己の道楽に従って命じたからだ。


『あひぃぃぃぃぃぃぃっ♥♥』

「っ!!」


 ヒタヒタと手と膝で歩き続けるアルティナの耳を嬌声が震わせた。はしたなくてみっともない雌の喘ぎ声は、無能貴族がよく使っている寝室から響いてきている。

 自尊心と支配欲の塊が人の形をして動いている男だ。防音が為されていないのも、わざとそう命じたのだろう。自分は今、帝国の至宝を抱いているのだぞと彼は宣言しているのだ。


『あっ、あんっ、ふぁぁぁっ♥ 伯爵様っ♥ どうか♥ どうかもう♥ おやめに、なってぇぇ♥ うひぁぁぁぁぁっ♥♥』

『口の利き方がなっていないぞ、アルフィン。奴隷の貴様と私がいつから対等な立場になった?』

『あっあっ♥ も、申し訳ございません、ご主人様♥ お慈悲を♥ アルフィンに♥ お慈悲、お許しください、どうか、あぁぁぁぁ♥』


 アルフィンに『奴隷』の文字を刻み、すっかり飼い主を気取っているらしい。彼女を利用できる価値を全く理解せず、ただセックスのための奴隷としていた。

 今頃はアルフィンに好きな衣服を着せて、その言葉通り許しを乞うても飽きることなく犯し続けているのだろう。


『んお゛っ♥ お゛おぉぉぉぉぉぉぉぉっっ♥♥♥♥』

「っ……」


 帝国の至宝と呼ばれ、そうでもなくとも自分たちを懇意にしてくれた要人の無様なアクメ声を聴きながら、アルティナは四つん這いで歩き続けた。自身すら救うことのできない女が、他者を救うことなどできるはずもなかった。



 四つん這いのアルティナが辿り着いたのは、無能貴族が根城とする私室から遠く離れた調教部屋だ。全裸四つん這いで目的地まで歩くだけで人としての人格が大きく損なわれる苦痛を伴う。正直、アルティナの精神は部屋に行き着くだけで疲弊していた。

 だが本当の地獄、否、淫獄は辿り着くことで始まるのだ。

 部屋でアルティナを待ち受けていたのは無能貴族の私兵だ。屈強な男たちで、あの貴族への忠誠心が特別高い。それでも、本来ならアルティナが敗北を喫するはずのない相手だ。


「ひ……あ……っ!」


 しかし、アルティナはか細い悲鳴を上げて頭を垂れてしまう。彼らに敗北し、アナルを犯された記憶は新しい。如何に反抗心を抱えていようと、咄嗟に飛び出した恐怖を抑え込むには至らない。

 彼女が抵抗しきれない理由はもう一つある。臀部に刻まれた焼印は、無能貴族の命だけでなくその手下である彼らの命令も聞くようにセットされている。何を取り繕おうと、アルティナが無能貴族の手下以下の立場であることは覆せない事実だった。

 時間通りに現れたアルティナを抱き抱えた私兵の一人が、容赦なく調教を開始する。当然、アルティナが無能貴族のモノとして最高の品質を保てるように、士官学校の目を盗んで行われるものだ。


「ひぃっ!? や、やめてください……こ、こんなことをしても、無駄です」


 姿勢はアルティナの両脚に腕を通して固く閉じ込めた【拘束】状態。つまり、アルティナに敗北の記憶を存分に呼び起こさせる姿勢だ。

 丸見えになったアナルを突き立てようという肉棒の熱に負け、少女は情けない悲鳴を漏らした。思い出したかのように反論するが、アナルに肉棒を突きつけられて震えた声に効果などあるはずがない。

 アルティナの反抗にすらならない怯え声を余所に、少女を抱えた男は小ぶりな臀部にトラウマの肉棒を容赦なくぶち込んだ。


 ずりゅずりゅずりゅりゅりゅっ♥


「ん゛お゛ッほーーーーーーーーーーーッッッ!!♥♥♥♥♥」


 アルティナの意識が飛んだ。瞬間、少女は心神喪失の間に信じられないくらい無様なイキ声を上げた。成人男性顔負けの野太い声が、いたいけな少女の腹から吹き出したのだ。同時に秘部から愛液と潮が飛び散り、彼女がアナルへの一刺しで絶頂したことを如実に表していた。

 アルティナが不浄の穴で果てるのは不思議なことではない。彼女は無能貴族の前でケツ穴を穿られ、下手な挿入を手下たちのアナル固めで無理やり賛美させられた。身体はその時のことをよく覚えているだけなのだ。


「んおっ♥♥ おぉっ♥♥♥ こえぇ♥ が、まん……でき、んおぉぉぉぉっ♥♥♥♥」


 仰け反り舌出しアクメをキメるアルティナの惨めな口から、無様な喘ぎ声がたまらず溢れ出る。

 彼らの恐ろしさをアルティナは嫌でも思い出す。彼らは特殊な道具を用いていない。その身体と技術だけで、女の恥穴を容易くイカせている。淫らな道具を使われたから、などという言い訳は彼らに通用しない。

 アルティナはアナルをペニスで突かれる度に想起させられる。彼らに敗北し、無能貴族の前に屈したあの日のことを。尻穴のセックスで秘部を濡らしながら、見るに堪えない顔を晒したあの日の陵辱を。

 そして理解させられる。自分たちは無能貴族どころか、その手下の一人にさえ逆らえない無能な『負け犬』なのだと。


「おっおっお♥♥ うひっ!?♥ や、やめてください♥ んぎっ、そこは♥ あ、あぁぁぁぁぁ♥♥」


 無論、少女を調教する手はいくらでもある。アナルは敗北の恐怖と服従心を呼び起こすためのものだとすれば、男の指が入って弄る膣内は無能貴族への供物だ。

「んおおぉぉ♥♥ んお♥♥ あひぃっ!!?♥♥♥♥ とぶっ、イクッ♥♥♥ やめで、くだざい゛ッ♥ いぎだぐな゛……んぎゅうぅぅぅぅぅぅっ♥♥♥♥」


 以前はアナルから子宮裏を擦ることで無能貴族の下手なテクニックでも感じさせられていた。だが、忠誠心に秀でた男たちがそれだけで事を終わらせるはずがなかった。

 膣穴に入り込んだ指は的確に壁を擦り、突く。自慰行為すら知らない童の秘所が一瞬で丸裸にされた。そうとしか思えないくらい鮮やかな手並みで、アルティナの媚肉は勢いよくイキ潮を噴射してしまう。

 Gスポットを含め、アルティナの知らないアルティナの弱点をいとも容易く調教していく。少女にできることは何もない。人形めいた表情を遙か遠くに置き去りにし、無能貴族好みのアヘ顔を貼り付けることのみを許される。


 時に、調教部屋で秘部と尻穴を開発されるのはアルティナだけではない。彼女と共に敗北した哀れな雌奴隷、ユウナ・クロフォードとミュゼ・イーグレットも境遇は彼女と変わらなかった。

 士官学校から無用な探りを入れられぬように月日をかけ、少しづつ施される調教の中で、アルティナが彼女たちと同時に開発される日はさして珍しくもなかった。


「んぐおおぉぉぉぉぉっ♥♥♥♥ ま、まけひゃい、まけへ♥ たまる、のお゛ぉ♥♥♥ ヤベッ♥♥ おしりのあなヤベッ♥♥ おがじぐなる゛♥♥ ぜっだい、ごんなの♥ ゆるざな……んほーーーーーーーーッッッ!!?♥♥♥♥」


 隣で喘ぎ、反抗の声をみっともなく吐き出すことが希少どころか〝普通〟だ。アルティナは、如何に己が情けない反応をしているかをユウナのアヘ顔オホ声アクメ姿で否が応でも理解させられた。慕う友人の落ちぶれた姿に悔しさを滲ませながら、アルティナは同じように喘ぐ他なかった。


「ふぐぉ゛♥♥ ふ、ぐ、おおぉぉおぉおぉぉぉ……っっ♥♥♥♥ んほぉぉぉぉぉ……っ♥♥ お゛♥ ほォ♥♥ あ゛♥ ぞごッ♥♥ いんぎゅうぅぅぅぅっっ♥♥♥♥♥」


 ミュゼは逆に表立った反抗が無力であり、力を消耗するだけだと結論付けたのだろう。快楽を堪えることを最優先にした。

 ただし出来るかどうかは話が別だ。ミュゼが並外れた頭脳の持ち主であろうと、身体はアルティナやユウナと変わらない幼い少女のモノ。そんな彼女が無能貴族の優秀な手下たちの性技に耐えられるかと言えば、それは全くの否だ。

 鼻の穴が大きく開き歯茎が剥き出しになる乙女失格のブサイク我慢顔の甲斐もなく、ミュゼは下品なイキ声を上げてアクメをキメた。その姿は、下手な策を弄したばかりにアルティナやユウナ以上に見るに堪えないものだった。


 こうして守るべき皇女が無能貴族に犯され続ける声を聞き、向かった先で友人が共に調教開発されてイキ果てる声にも耳を塞ぐことができない環境は、アルティナの精神を想像以上に早く削り取った。

 だが、アルティナの身体は精神以上に早く疲弊した。いいや、ある意味では成長と言うべきであろうか。

 尻穴と膣の同時開発は極めて順調に進んでしまったのだ。尻穴の〝外見変化〟は言わずもがな、秘部でさえ指が突きつけられただけで愛液をダラダラとヨダレのように滴らせるようになった。

 そんな状態を恥ずかしがる暇すら与えられず、アルティナたちの調教は最終段階へと移った。


「な……なんですか。どうして、こんなに……」


 何も知らず調教部屋に入ったアルティナだが、先日までと異なる光景に息を呑んだ。

 人数が尋常ではない。尻穴に一人、膣穴に一人を擁する〝だけ〟の調教に、多くの人数は必要なかった。アルティナが『負け犬』で逆らえないのだから、尚のことだ。

 けれど、今アルティナの目の前に立つ男たちは片手では足りない人数――――それこそ無能貴族に仕える手下総出でなければ成り立たない大所帯だ。

 一体、このような多勢をアルティナ一人に用意して何をしようというのか。少女の疑問が明らかになるより早く、手下の一人がアルティナの身体を抱き抱えた。

 姿勢は両脚を両手で固め、アナルに肉棒を突き立てる【拘束】の状態。


「え……?」


 つまるところ、これだけの人数でありながらアルティナは〝いつもと変わらぬ〟調教、その始まりに、拍子抜けしたように吐息を零した。

 もちろん拍子抜けとはいえ、アルティナが無様惨めに喘ぐ未来は避けられない。少女は独特の浮遊感を思い出し、唇を噛み締めてアナルへの挿入を覚悟した。無駄だと分かっていようと、抵抗を止めてはならないという意思の表れだ。


 ――――ずりゅうぅぅぅぅぅぅっ♥


「――――んごお゛おおぉおぉおぉぉっ!!?♥♥♥♥」


 必然、アルティナの牙城はもろくも崩れ去った。無表情は鼻水を噴き出して舌を突き出したマヌケ極まりないイキ顔へ。

 しかし、普段と変わらぬはずのアルティナは、その表面に反して普段と異なる感覚を味わい、驚愕を露にした。


「んごっ、おォ゛♥♥ は、はげしっ、んぎっ、あぎぃぃぃぃぃぃっ♥♥♥ おほおぉぉぉぉぉっ゛♥♥♥♥」


 続けざま、アルティナは膣内をペニスで犯された。アナル固めのままマンコを肉棒でピストンされる。かつての敗北を完全に再現した光景だった。

 だからこそアルティナは分かってしまった。この不可解な人数と、不可解な行動と、己の身体に起きてしまった変化が。


「あ゛っ、あ゛お゛♥♥♥ ほぉぉぉ……おっ♥♥ はげしっ、つよくっ、突かれる♥ だけなのにぃぃぃ……あぁっ、い、いひぃぃぃぃぃんっ♥♥♥♥」


 ただ強く、激しく膣内と腸壁を抉られている。そこに技術はなく精度もない。まるで無能貴族の下手くそなセックスをわざと再現したかのようなピストン。

 即ちそれは〝射精のためだけのピストン〟であり、女を気持ちよくさせるつもりなど毛頭ない荒々しいだけの抽挿――――――それで感じることがおかしいと気づかせるものだ。

 度重なる性感開発と教育は素晴らしいものだった。アルティナからすれば最低下劣なものであろうと、少女の未熟な性器にあらゆる絶頂を叩き込んだことに間違いはない。故にアルティナは気づけなかった。感じすぎて察することができなかった。

 少女の膣内と尻穴は、既にどのような責め苦であろうと即座に絶頂してしまうクソザコ性器に成り果てたということを。


 ドピュッ♥ ドビュドビュドビュ♥ ドボブビュルルルルルルルルルルッ♥


「ほおぉ゛おおぉおぉぉぉ〜〜〜〜〜〜♥♥♥♥ あ゛づい゛♥♥ んぎっ、やげる゛♥♥ イ、かないっ♥ イカないイカないぃぃぃ……んほおおぉぉーーーーーーっっ!!♥♥♥♥ イグウゥゥゥゥゥゥゥッ♥♥♥♥♥」


 であれば、残すところは主である貴族が〝使う〟上で、不満や不快感を覚えないか否かだ。その最も重要な確認作業にこれだけの人数が必要だった。

 何回、何十回、何百回と射精し続ける。精液を吐き出すという極上の時間に不備があってはならない。雄が圧倒的な情欲に浸る最高の時間に、雌の反抗など決してあってはならない。

 アルティナの二穴がどんなに荒々しい動きでも絶頂できる証拠を。アルティナの二穴が熱く煮え滾るザーメンを注がれて無様に果てることが出来るかどうかを。


「お゛っ、あついっ♥♥ あつ、いぎっ、おほぉぉ♥♥♥ こえっ、もれて♥♥ ひぃ、ひぃぃぃ♥♥ いやあぁぁあぁぁぁああぁぁあ♥♥♥」


 ドクンドクンと脈を打つ肉棒がアルティナの胎内に精液を放つ。何度も何度も、今まで一度も用いられなかった用途で少女の膣内と胃をヒタヒタに満たしていく。


「ひぎゅうぅぅぅぅっ♥♥♥♥ ま、まだっ、いやっ♥ わかりました、もうわかって……い、ぎっ、ぐお゛♥♥ い、イキたくない、のに……おっほおおおおおおおおっっ♥♥♥♥」


 射精し尽くして萎えれば〝次〟が入ってくる。無能貴族の忠実な手下たちは、機械のように無機質な行動を選び続けた。アルティナがどれだけ喚こうが、抵抗しようが、アナル固めの拘束を入れ代わり立ち代わりで緩めることなく、二穴に射精のためだけの荒々しいピストンで責め立てていく。

 アルティナは、そんな乱雑な責めで絶頂してしまう。イッて膣穴を締めて、主を満足させるに足る性器であるかを徹底的に確認されたのだ――――――




 二穴の確認はアルティナを終え、ユウナに引き継がれた。

 精根尽き果てたアルティナが調教部屋の前で正座している異様な光景に驚愕したユウナが、扉をくぐり抜けた――――数刻後にはアルティナと全く同じ姿を晒した。

 二人揃って全裸正座をしていると、四つん這いのミュゼが部屋の前に現れた。聡明な彼女は普段と異なる調教が行われたと察したのだろう。普段見せている蠱惑的な表情はなりを潜め、覚悟を決めた表情で扉をくぐり抜けた――――彼女の普通は二人と同じだらしのない蕩け顔に成り果てた。


 負け犬敗北を喫した時と同様に、アルティナたち三人は揃ってマヌケな調教済奴隷となった。となれば、行き先は決まりきっている。


「おぉ、ようやく完成したか! ちょうどアルフィンを休ませるところだ。我が愛しき皇女が起きるまで、貴様らオマケの奴隷に相手をしてもらおうか」


 豪華絢爛な部屋の中で、見窄らしい身体を見せつける無能貴族の前である。

 彼の言う〝休ませる〟が、ベッドの上でザーメン塗れのガニ股うつ伏せを晒すことを言うのであれば、相変わらず彼の性根は腐っているとしか言いようがない。

 だが、その腐った貴族に負けた挙句、負け犬の尻に縦割れアナルを蓄えるまで至った少女たちは彼以下の雌奴隷。両手を頭の後ろで組むように命じられ、貴族の前で〝降参〟したアルティナたちに出来ることと言えば、やはり一辺倒な睨みだけだ。

 そして少女たちの気高い精神は、無能な貴族を慄かせるどころか不興を買うだけだった。彼に恐怖などありはしない。初めからアルティナたちをただの力無き女として見ていた彼が、本当に力を失った雌奴隷に怯えるはずもなかった。


「なんだ? 貴様らはまだ立場というものが分かっていないようだが……私の威光にひれ伏し、敗北の証を掲げてみろ!」

「「「んぎぃぃぃぃぃぃぃっ♥♥♥♥」」」


 刹那、主の声に呼応した『負け犬』の焼印が少女たちの脳髄を焦がした。凄まじい快楽物質の奔流は、二穴からイキ潮を噴射させて視界を真っ白に染め上げ、その隙を縫い身体の自由を奪い取る。

 少女たちは惨め淫らなケツ肉を無能貴族の前に突き出し、媚びるように『ふりっふりっ♥』と上下左右に振り乱した。完全敗北屈服の証拠を見せつけたのだ。


「ぶははは! それで良い。無能な雌はな、私のように有能な者に従っておれば良いのだ。さすれば良い思いをさせてやろう。この国を統治し、奴隷の貴様らが見下すことのできる人間を生んでやろうと言っているのだ。クハハハハ!」

「そんな、こと……できるはずが、ありません! あなたのくだらない野望は、あの人が必ず……!!」


 打ち破る。果たして、そのような未来が訪れるのだろうか。英雄を支える少女たちが、斯様な醜態を晒す軌跡において、アルティナたちの希望は甚だ疑問視せざるを得ない。

 まして、彼女たちを手中に収めた無能貴族が、その戯言を信じるかと言えば――――信じる価値もないものを、彼は己の肉棒で一蹴した。


「んほおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっっっ♥♥♥♥♥」


 無駄に玉が大きく、無駄に竿が大きい。回数だけは英雄たちより遥かに優れながら、技術などありはしない挿入。

 だがアルティナはイッた。ベッドの上に転がった哀れな皇女と末路を同一のものと定められ、秘部を穿たれイッた。

 果てではない。無能貴族が満足いくまで、あるいは満足しきれずアルフィンを叩き起すように犯すまで、開発された彼女の絶頂は〝始まる〟のだ。


「むほ! アルフィンほどではないが良いな。尻穴もこんなに大きくヒクついておる! ククク、隣の雌共々、私の威光にたっぷりと浸らせてやろうではないか!!」

「お゛っ、お゛ぉぉぉぉぉぉぉ♥♥♥♥ やべっ、おっ、どべっ、んほっ♥♥ いぎゅ、いぎゅ、イグゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ――――――――――」


 アルティナ・オライオンの軌跡は、これで終わりではないということ。少女は英雄に救われることなく、友人たちとマヌケで無様な性活を送る。

 運命は覆らない。アルティナたちが奴隷ハーレムである現実は、決して揺らぐことなく存在するのだ。




Comments

vrx45

やはりアナル固めは無様度マシマシでいいですね…

mob

このシリーズ好きだから続いて欲しい