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いつもご支援ありがとうございます。タイトルでもはや天使様詐欺でしかない嗜好改竄シリーズです。何だかんだ三作目ですねぇ。

真昼が私の趣味に合ってるのでこういう書いてて楽しいニッチなやつは感想などの反応があればあるほど続きます。一応別作でも考えてたりしますが、そっちはガチガチの常識改変の予定。

というわけでスケベ度が加速し続ける天使様をどうぞ。最後に今後の展開用のアンケートも用意してありますので、よろしければお気軽にご回答ください。


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 学校の『天使様』は数多の男を魅了する変態(駄目)女でした。と誰が信じるだろうか。少なくともそうなるよう誘導した少年が言いふらしたところで信じる者はいないし、まず何も知らなければ彼自身が信じようとしないであろう。

 彼は自ら椎名真昼の秘密を言葉に起こすことはない。将来的に彼女から何かしら漏れることはあるかもしれないが、彼は甘んじて留まる。まだ完全な傍観者。


「あ……」


 故に公園で真昼と顔を合わせようが、軽い会釈をして無難に別れる。彼からすればたまに図書館を使う同学年の有名人。真昼から見れば変態露出性癖を〝見られかけた〟図書委員相手というのもあり、僅かばかり動揺の声が零れる程度だ。

 しかし、天使様の仮面を被り続けられる胆力は健在だ。彼が特別な反応をしないと見るや、直ぐに会釈を返して顔を知る相手に違和感のない対応をして見せた。

 スマホ越しでない真昼を見るのは久しぶりだ。しかも休日に見るのは初めてだった。ある意味で貴重な体験とすれ違った後、彼はチラリと少女の後ろ姿を覗き見た。

 亜麻色の髪と清楚な長い丈のスカートがゆらりゆらりと揺れている。いつ見ても隙がなく、それでいて純粋な崇敬の念を感じる。後ろ姿でその感想に至るのだから、真正面から天使の美貌を眺められることを幸福と感じる人間は多い。でなくとも観賞用の美しさと称し、恋愛感情に到達せずとも彼女を眺める人は少なくないだろう。かつての彼はそちらに近い。

 今はどうなのかと言えば、ある意味で特別な感情はある。無ければ、嗜好を植え付ける行為を同じ人間に何度も何度も繰り返すはずがなかった。彼にとって椎名真昼という少女は、眺めて美しくエロい最高の淫乱天使――――言い方は悪いが、要するに形の良い性玩具だ。


「ねぇ聞いた? この前の夜……」

「ええ。公園に凶暴な動物が出たって話よね。何でも物凄い雄叫びを聞いたって人が何人もいるんですってね」


 と、夜中と違い人気の多い早朝の公園は、世間話が大好きなご婦人方もよく目立つ。真昼がいる以上、そちらに目を向けることはないが、耳を傾けるくらいはした。

 この前、大体数日前の夜と解釈しよう。獣の声と言うと、真っ先に思い浮かぶのは。


「っ〜〜♥」


 真昼の後ろ姿に彩りが加わった。清楚で穏やかな天使様らしからぬ俊敏な動きで、彼女は自らのお尻を手で隠す。普段から注目を浴びる上、嗜好の影響で周りの音に敏感な真昼は、噂に花を咲かせる世間話もしっかり聞こえていたようだ。

 自らの噂は露出癖の餌、大好物だ。噂が流れる。けれど誰も自分には結び付けられない。激しすぎる露出アナニーでオホ声をぶちまけ、それを獣の声と聞き間違えられた。バレそうでバレない。女としての尊厳を打ち捨てたド変態行為。

 今の椎名真昼が何を感じているのか。どう〝悦んで〟いるのか。彼は手に取るように分かる。スマホ越しの鮮明な映像と、直に見る真昼は何ら変わらない。腰を切なくくねらせながら、彼女は獣の噂が流れる公園からゆっくりと立ち去っていった。己の噂が蔓延る眩い場所で、暗く澱んだ悦びを享受するかのように。



 帰宅した彼は部屋に籠ると、ベッドに寝転がりながら【改竄スマホ】の遠隔盗撮画面を立ち上げた。あの噂の中を我が物顔で闊歩する姿を見た後に、身体が火照って仕方ないだろうと予想するのは当然だった。

 予想通り、干渉可能の遠隔盗撮が起動した。こちらが使えるということは、真昼の嗜好発病が始まっている証拠だ。

 映し出された画面には、ちょうどマンションのエレベーターから出てくる真昼の姿があった。自分の家のあるフロアに到着したばかりのようだが、彼女は扉から出るなり足早に駆け抜けていった。

 その必死な様子を見て、最近は使っていなかった〝悪戯〟を彼は行使した。嗜好発病時の遠隔盗撮には、真昼の周囲に干渉できる機能が備わっている。軽い超能力になった気分だ。もっとも、響きに反して彼が施した悪ふざけは酷く小さなものだったのだけれど。


「ん、あれ……?」


 鍵を入れて回し、ドアノブを持って開くだけ。毎日の当たり前な作業が滞れば、彼女の端正な顔立ちに困惑が浮かぶ。

 真昼は何度か鍵と回して取っ手を引っ張る行為を繰り返したが、扉は一向に開く気配がなかった。なぜか今日ばかりは運悪く〝つっかえて〟しまったらしいと、画面越しに見守る彼は白々しくほくそ笑む。


「っ、んっ! もう、どうして……!」


 普段は決して聞けない声は、真昼がそれだけ冷静さを失って苛立っている証左。彼女からすれば、あと一歩で身体に溜まった火照りを一気に解消できる空間に入り込めたところでせき止められた。至福の時を前に冷水をぶっかけられたようなものだろう。

 けれど、真昼の嗜好からすればこの不都合は歓迎すべきもののはずだ。辛うじて繋ぎ止めている理性の枷を〝開かないなら仕方がない〟と外してしまえるのだから。

 真昼の露出活動はそう範囲が多いわけではない。天使様の仮面を被り続けることが最悪の事態を回避する術であると同時に、破滅的な露出を避ける理性にもなり得る。段々と枷を緩くしてこそいるが、彼女の露出は学校の人目につかない場所、家のベランダ、真夜中の野外。場所、時間を含めてそれ以外は大々的な露出をすると致命的な不都合が起きてしまう。

 たとえば玄関の前で露出をしようものなら、真昼が予測できない外出をした隣人に目撃されてしまうかもしれない。そうなれば、如何に天使様と言えど言い訳のしようがない。身を乗り出さなければ隣が見えないベランダと、扉を潜らないと身を隠せないマンションの廊下は露出危険度が違いすぎる。深夜ならいざ知らず、快晴の休日、その早朝となれば――――――


「……んっ♥」


 危険度の高い露出はそれだけ気持ちよく、そして枷を一段外してしまう。根付いた嗜好が少し手塩をかけるだけで成長する様に、彼は知らず知らずに自らの下半身に手を伸ばしていた。

 そんな彼の悦楽を真昼も知らずのうちに援助した。扉が開かないのをいいことに、申し訳程度に周囲を確認してスカートをずり下げたのだ。

 驚くべきことにスカートの下は何もなかった。プリっとして一目で揉み心地の良さが分かるヒップに、ヒクヒクと蠢く亜麻色の毛に囲まれた菊門。タイツを履いていないことは分かっていたが、まさか下着すら着用していないとは思いもよらぬ誤算だ。学校ですらアナルが丸出しのVネックを着用しているのだから今さらと思うかもしれないが、慎重な真昼からすればエロ下着一枚だろうが在る無しは重い決断のはずだ。それはあの噂を聞き、思わず尻を押さえたくもなろう。人目がある中で最大限の露出を楽しむ真昼の姿が、倒錯的な快楽となって彼の脳を震えさせた。


「はぁぁぁ……♥♥」


 脳が震えたのは真昼も同じだ。そんなところまで彼とシンクロした真昼は、しかし彼の自慰行為とは比べ物にならないリスクを払っている。

 扉にもたれかかった少女は、お尻を突き出して艶めかしく揺らす。今朝の風を堪能し、自ら育てた尻穴を高速でヒクつかせる。秘部と差のない淫汁が染み出るようになった尻穴は、見ているだけでとてつもない情欲が掻き立てられる。放射状に広がった皺と毛深い亜麻色をテカテカと濡らし、太ももを濡らし、落ちたスカートを濡らす。


「はぁ、はぁ、ふっ、ふっ♥ ほっ、ほぉっ♥♥」


 扉に寄りかかりながら腰を下げてガニ股を描き、腰をヘコヘコとみっともなく振り乱す。鼻の下が伸びていき、今朝見せた天使の微笑はあっという間に淫乱天使にすげ替えられた。

 いつ人が来るかもしれないと、真昼は理解しているのか。しているとも。でなければ尻穴から『ぶぼびゅっ♥』と汁を吹き出すほどの興奮は感じない。

 やがて真昼はスマホを取り出すと、非常に下品な姿勢の下半身を慣れた手つきでパシャリと撮影した。初めの頃に比べて、撮影することの悦びが大きく羞恥は薄れていった。今の真昼が羞恥し興奮するとすれば、撮った写真を見てもらう行為そのものだ。

 そろそろ良いかと扉のロックを解除すると、真昼は示し合わせたようにもう一度ドアノブを引っ張った。当然、扉は拍子抜けするほどあっさり開いた。面食らった真昼だが、ハッと慌ててずぶ濡れのスカートを回収しつつ家の中へと入った。


「ふはぁぁぁぁぁ……♥」


 早朝からの野外露出は成長した露出癖も理性を抑えきれなかったのか、真昼は疲れきった様子でへなへなと玄関に座り込んだ。まあ、その艶めかしい唇が震える吐息の中に、感嘆と官能の色がないかと言えば全くの否であったが。

 淫乱になろうと本質は変わらず、広々とした家の中は汚れがまるで見当たらない。学生の一人暮らしには贅沢すぎる相変わらずの光景に、彼は羨ましさを覚えた。

 とはいえ、今の真昼はこの広さを存分に性癖の糧としている。几帳面で綺麗好きな真昼が、私室以外に生活感が感じられないくらいに清潔にした部屋に、嗜好という色狂いの痕が刻まれている。

 その一端は玄関から既に垣間見えていた。正面からは見えない靴箱の側面、磨き上げられたフローリングの上から真昼はあるモノを手に取って、迷うことなく尻穴に挿入れた。


「んふぅぅぅぅっ♥ は、ぁぁ……気持ちいい……♥」


 家の中に幾つも置いてある淫具の一つだ。真昼は勧められて買った玩具をどこでその気になっても構わないよう、家のあちこちに隠して置いている。

 今挿入れたのは、以前野外露出で使ってえげつないディルドに比べれば棒きれのような細身のバイブだが、それでも尻穴にあっさりと挿入れられるサイズではない。それだけ真昼の尻穴が緩く卑猥な形になり、露出癖がローションに取って代わる量の淫汁を吐き出させているということだ。

 尻穴を平然とオナニーの入口にした真昼は、なんと玄関前のフローリングに寝転がって、バイブを振動させつつスマホを弄り始めた。天使様に似合わない惰性が滲んだオナニーだ。


「はぁ♥ んふっ……あぁぁ♥♥」


 バイブは細く振動も弱い。思いっきり絶頂するには足りないが、たった今露出行為で気持ちよくなってきた真昼にとっては程よい心地良さなのかもしれない。

 下半身を丸出しにして玄関前で盛る変態惰性天使は、尻を表にしたままスマホのフリックとタップを繰り返した。

 程なくして少年のスマホに通知が飛んだ。改竄スマホを付けたまま、普段使いのスマホを起動する。画面は人気絶頂を更新し続ける『♥MHR@淫乱天使♥』のアカウントを表示した。


『皆さんおはようございます、淫乱天使です♥ 今日も元気に露出活動♥ 朝からノーパンで歩き回ってきました♥ スースーして落ち着かなくて、しかも私の噂が流れてるのを聞いて、ケツマンコがスカートを濡らしそうで危なかったです♥ 

その後ちょっと勇気を出して、玄関前で露出自撮りがこの一枚♥ お尻の穴からエッチなお汁が噴き出すくらい気持ちよかったです♥』


 投稿されたのは、撮って真新しいエロ自撮り。先ほど、少年のささやかな悪戯で露出の階段をまた一段登った白磁の臀部とアナルに、隠し立てのない気持ちよさを表にした言葉だ。

 本当に真昼自身、そして尻穴が変われば変わるものだ。あれだけ小さかった薄桃色の美しかった尻穴は、下品なまでに卑猥と言わざるを得ないモノに生まれ変わった。

 毎日執拗で入念に繰り返されるアナニーによって肉が僅かに盛り上がり肥大化し、調教された括約筋は横ではなく縦に閉じる力を強くしてしまった。真昼のケツ穴は今や立派な性器で、ともすれば秘部より縦長で大きいかもしれない。

 SNSの方は好調という他ない。学校で貼り付ける天使様の仮面と違い、ネットなら彼女は全てをさらけ出せる。顔も知らない連中にじっくり見てもらえる。顔出し無しの配慮さえすれば身バレも防ぐことができる。もちろん、バレた時の危険性は現実より高いが、それはそれで良い刺激のスパイスだ。

 真昼にとって対価は見てもらうこと。彼女はSNSへの投稿に制限を儲けず、万人に見てもらえる立ち位置を貫いている。閲覧している者からすれば、真昼の行為は彼らの性処理を手伝う慈善にすら思えるだろう――――淫乱天使とはよく言ったものだ。


「あ♥ 今日も一番はこの人……ふふ、私のお尻にこんな興奮して……私が気持ちよくなりたいだけなのに、不思議♥ あっ、すっご♥ 見られたの想像すると、お尻気持ちいい……お゛ッほ♥♥♥♥」


 男が悦ぶ絵を極上の女体で見せてくれる性の天使。その実態は、見られるかもしれない露出行為に興奮し、画面の向こうから注がれる数千数万の視線の味をしめて絶頂する変態淫乱女。

 そんな天使様のマヌケなイキ顔を拝見できる栄誉に感謝しよう。無論、それが当人に届くことはないが――――届いた時の快楽を想像するのも一興だ。




 天使様の仮面は崩れない。私生活に改竄スマホの目を飛ばすようになってから気づいたことだが、椎名真昼は並外れた努力家であり、その努力は露出行為を得てなお継続されていた。普通なら逆らえない快楽の中毒になり生活のリズムが乱れそうなものだろうが、真昼は相変わらず驚くほどの自制心を働かせた。あるいは、イッてスッキリするというのもあるのかもしれない。

 定期考査で常に一位を取る実力を保持し続ける。そのための努力は、気づけば教材と向かい合っている少女の姿が顕著に語っていた。彼も見習って勉学に励んでしまったくらいには、真昼は才能に溺れず実力を驕らずにいる。

 だが、その生真面目な性格は嗜好改竄の影響をモロに受けていた。確かに彼女は勉学や私生活を疎かにしないが、同時に受け入れつつある嗜好発病も疎かにしなかった。

 時間には限りがある。野外露出以外は規則正しい生活を続けているなら尚のことだ。趣味となった性欲はいつ現れるか分からない。


「…………」


 真昼は参考書が並んだ机に向き合い、見惚れる顔を真剣なものにしてノートに書き込んでいく。元々、あらゆる予習を済ませているのだろう。その指先に迷いは全く見られない――――全裸の下半身を大々的に広げているとは思えないほど真面目な顔だ。

 椅子に座った真昼は股間を隠すつもりがない。大股を堂々と開くはしたないポーズは、服を脱ぐだけで恥ずかしがっていた少女と本当に同一人物なのかと疑ってかかる品性のなさだ。

 尻の毛に合わせて増毛が加速した秘部を単に露出して、嗜好に備えている……というわけではない。彼女の秘部と尻穴には、それ以上の備えがしっかりと〝挿入れられて〟いるのだ。


「……んあっ♥」


 勉学に励む艶やかな唇と端正な鼻梁がビクンッと開く。改竄スマホは真昼の耳が拾える以上に微細な音を感知するため、仮に彼女の声が零れずともそれが始まったことを彼に伝えたであろう。

 物が複数振動する音が真昼の部屋に響き始めた。出処は彼女が座る椅子だ。

 特注のバイブ椅子。私生活の中に入り込んだ嗜好によって、少女の椅子は卑猥なモノを蓄えていた。椅子の形をした性具は、少女の着座に合わせてバイブを二穴に突き刺す作りになっている。


「あっあっ♥ あぁぁぁ♥♥」


 それだけではなく、振動が強さも時間も不定期に訪れる設計になっており、日に日に増す真昼の情欲を勉強中に解消できる。

 初めは単にバイブを穴に詰めて座っていたのだが、どっちつかずな刺激が私生活と嗜好解消のどちらにも不満を残す結果になった。そんな真昼は『淫乱天使』のアカウントでそれとなる悩みを相談して辿り着いたのが、このランダムバイブ椅子だ。

 挿入れていることが普通なくらいオナニーに興じた真昼は、バイブ椅子に座りながら難なく集中できる。当たり前だが得意げに語ることではなく、彼女自身恥ずべきことだと思っているだろうが。

 恥が積み重なって生まれた淫乱天使の身体を用いてバイブ椅子でいつも通り勉強。そして、不定期な振動で性欲を発散する。もし本格的な嗜好発病が起きたとしても、深刻なモノでなければ半裸で椅子に座って股を開く姿勢で十分な露出を味わえるし、足りないならこの構図をSNSに投稿すればいい。

 聡明で効率的な人間が性処理を生活に大真面目に組み込む様は、傍から見ればこうも滑稽に映るのか。新たな発見を他人にされたなど露ほども知らず、真昼は動かす手を始まったオナニーに変換した。


「はぁ、んん……マンコの方が、強い♥ なら乳首♥乳首も気持ちよくなりたい♥ かりかり♥ こりこりして気持ちよく♥ あ♥ あ♥ あんっ♥♥」


 バイブの強弱を細かく悟り、秘部の方が激しいと知るやいなや椅子の上でM字開脚をして、ノーブラのシャツに浮かぶ乳首をペンでこりこりと押し込む。

 アナル嗜好が優先されるとはいえ、元々彼女は他の場所でも気持ちよくなれる。さり気なくジワジワとだが、他の性感帯も育っていた。


「あぁっ♥ マンコの汁♥ すっごく垂れて……そろそろ変えないと、匂いが……お、終わったら♥ チクニー気持ちよくて止まらないから、終わったらやります♥♥ 今は乳首♥ マンコ♥ おっほ♥ ケツ穴もしっかりキてる♥ んおっ♥ 乳首押し込むの脳にキくっ♥♥」


 最初の悪戯で遠隔操作の餌食になった秘部は、その時の快楽を覚えているのか敷かれた吸水シートに絶え間なくマン汁を染み出している。乳首は乳首で服の上からの刺激が堪らないのか、ぷっくらと膨らんで持ち主の唇を下品に尖らせる手伝いをしていた。

 オナニーに耽る真昼はいつになく饒舌だ。そして言葉遣いも品の無さを全く隠せていない。あの清楚で控え目な主張の真昼がだ――――当然ながら【設定嗜好】の影響だ。

 アナルが変貌した時点で【アナル開発】の嗜好は天使の身体に根付いた。これ以降は自主的な開発、閃きに任せることになる。であるならば、彼が前々から考えていた嗜好の出番だ。

 【発声癖】。露出癖を囲い込んで補佐するためのものだ。言い換えれば実況癖だ。以前、真昼の心境をスマホの機能で聞くことができたからこそ、アレが表に出ないのは勿体ないと彼は思っていた。

 いやらしい願望を口に出してイッて、彼女は心底羞恥するだろう。はしたない言葉遣いに顔が途方もなく茹でるだろう。

 そして設定された嗜好は都合よく過大な解釈をしがちだ。今まではアナルの嗜好に引っ張られた淫語がせいぜいだったものが、得意の吸収力であっという間に『マンコ』や『ケツ穴』など卑猥な語録を好んで使うようになっていた。


「はぁー、はぁー♥ う゛あ♥♥ マンコ、おまんことケツの穴♥ ゆっくり♥ じわじわキてる♥ もうイキそう♥ これ深くてヤバい♥ 絶対声出る♥ 乳首押したら危ない声出ちゃいます♥♥ 押したら出る♥ 押したらイク♥ おっぴろげおマヌケマンコいくっ♥ いくいくいくいく……っ♥」


 不規則な振動がもたらす緩慢な快楽は、脳に絶頂となって行き着く前に真昼の中で溜まっていく。荒く扇情的な声が高まっていくのと時を同じくして、マグマだまりを想起する快楽の熱が子宮に集中する。

 絶頂を迎えるギリギリのラインで、真昼は自分からそのスイッチを押した。乳首を陥没させる刺激をもって彼女は深イキをキメた。


「んおぉぉぉぉぉっ!♥♥♥♥ イグッ、おまんこいぐぅぅぅぅぅぅっ♥♥♥♥♥」


 ぶじゅうっと水飛沫が潰れて噴き上がり、晒した素足の先が『ぐぱっぐぱっ♥』と無様に波打つ。もし隣人が在宅中だったらどうするつもりなのか。それすら織り込み済みで露出と発声の快感を得ようと言うのか。

 噂になった獣声を張り上げて、舌で天を突くアクメ顔を披露する。アヘ顔が馴染み深く、それでいてさらに味わい深くなる。

 変態の努力を欠かさない天使様の真面目さ。清純な天使に根付いた淫乱さギャップ。植え付けたものが開花する悦楽はあまりに甘美で、彼は真昼の日常に感極まってしまった。




 感動は極まった。けれど上限ではない。椎名真昼という美しすぎる天使様の底辺は、彼が想像するより果てしない。堕ちても堕ちても底では無い。天使を冠する少女の羽は高く羽ばたきすぎていた。並の女なら安く汚い喪女に堕落するところを、真昼は魅力を保ったまま無様で品ない雌になる。

 どこまでも高く飛んだ天使の底は遠い。即ち、嗜好にとって見えない底は歓喜である。どこまでも堕ち続ける天使は、言い換えれば延々に弄ぶことのできる優秀な性玩具だ。


「皆さん、初めまして♥ 淫乱天使です……じ、自分でこうやって名乗るのは、凄く恥ずかしいですね♥」


 鈴の音より透き通る声がおかしな部分に恥じらい震えた。いつも名前負けしない淫乱さを見せる少女は、ズレた羞恥のラインに肌を赤く染めた。その胸元を彼女はカメラに映し出した。清楚な衣服の守りを捨て、天使のイメージに反して大きく隆起した乳房が恥ずかしさを振り払うように『ぶるんっ♥』と揺れた。


「配信して欲しいってコメントは嬉しいです、ありがとうございます。けど、配信はまだ恥ずかしいし怖いので……今日は、露出動画の撮影をお届けしたいと思います♥」


 ――――少女はまた一歩踏み出した。削れた理性は遂にその声を他者に届けることを許したのだ。


「今は二十三時過ぎ、マンションの自宅前です。もしかしたら起きてるかもしれない、帰宅するかもしれない……ちょっと危ない露出撮影、頑張ります♥

全裸は危ないので、実は下にタイツを履かせてもらってます……ノーパンですけど♥」


 下に向けられたカメラが真昼の履いたタイツをしっかりと映す。本来スカートや下着と最高の噛み合わせを見せるタイツだが、その両方が失われるとこうもマヌケで卑猥になるものか。露骨な染みが浮かんだ股間部に、亜麻色の陰毛が生い茂った様が映っていた。履いてない方がまだ恥ずかしくないのではないかと首を傾げる全裸タイツで、真昼は初の動画撮影に望んだ。


「初めての撮影なので、今日は挑戦目標も短くしました。家の前からエレベーターに入って、下に降りて、上に戻って……これが今回の目標です♥」


 初撮影だから短くとは当たり障りのない言い訳を考えたものだ。実際は、真昼の心臓がそれ以上は耐えられないからだろう。

 初の動画というだけでなく、自分が住むマンション内で服を起きさっての露出行為だ。しかも久しぶりにまともなタイツを着けたかと思えば、露出の興奮値を高めるだけのノーパンタイツときた。嗜好を植え付けた彼ですら驚く変態っぷりに、真昼の理性が抵抗しないはずがない。いつも以上に短く、道具を用いらない露出になるのは当然だった。そんな状態では生配信に挑戦などできるはずがなかった。

 しかし、いずれ視聴する者たちからすれば声だけで美少女だと分かる動画は悦ばしいに違いない。歓迎の声を上げ続ければ、そのうち本当に配信も、と希望が生まれる。そうして天使の施しに人気はまたうなぎ登りだ。彼でなくとも想像に難くない結果だ。

 そうなるかどうかは、この撮影にかかっている。唯一撮影動画の〝生〟を目撃できる権利を行使した少年は、懐かしさを覚える初々しい露出を一部足りとも見逃すまいと目を開いた。


「っ♥ っ……っ!♥♥」


 震える足取り、その一歩一歩に深く絡み合った真昼の心境が乗せられている。早く前に行きたい。けど音を立てれば誰かに気づかれるかも、なんて無用な心配。この露出行為を早く終わらせたい理性と、できるだけ引き伸ばして快感を味わいたい嗜好。

 その程度は〝声〟がなかろうが読み取れた。普通ならありえない甚だ矛盾し倒錯した真昼の露出願望が、隣の家の扉を過ぎ去るのに数十秒の時を有した。


「……お、お隣のお家、です♥ 話したことはないですが、たまに顔を合わせます♥」


 【発声癖】と緊張の影響か、通り過ぎかけた扉の前で隣人の紹介をする。一見して無意味な行為だが、視聴する人間からすればこんなエロい天使の隣に住めて羨ましい、と理不尽な事故もいいところな嫉妬を隣人は受けるに違いない。

 盗撮中に気づいたが、隣は真昼と同じクラスの生徒だったはずだ。何かの巡り合わせが異なれば、真昼と言葉を交わすことがあったかもしれないが――――――関係のない思考は、真昼がようやくエレベーターに辿り着いたことで瞬時に霧散した。


「エレベーターに、乗ります」


 当たり前の行為が今の真昼には禁忌で背徳だ。裸タイツでエレベーターを待つ奇妙で得も言えぬ光景。亜麻色の髪がどこか忙しなく靡き、タイツにギュッと絞られた尻肉がビクビクと震えている。そんな絵を眺める彼まで永遠に思える時を過ごす。

 もちろん時の長さは均一で錯覚に過ぎない。エレベーターが、真昼の住まう五階のフロアに到達し音を鳴らす。真昼の肩がビクンッと跳ね上がってから数秒、無人のエレベーターがその扉を開いた。


「中に人は……いませんね。入ります」


 一人だと広い箱の中は、真昼の綺麗な声が大きく響くようだ。裸タイツの変態天使を乗せたエレベーターの扉は、しばらくの時を経て閉じ始めた。


「えっと、単に行き帰りするだけだと刺激が足りないので、事前に取っておいた〝指示〟をこなしたいと思います。昇り降りの間、貰ったメッセージに一つ応えます♥」


 その間、真昼は事前の取り決めに従って〝指示〟を確認し始めた。無作為に飛ばしたメッセージを受け取ったファンたちが、真昼にして欲しいことを一つ挙げる。実行の際もその中から無差別に選んだメッセージを一つ、真昼ができる限り叶える。

 ランダム性が強ければ万人にチャンスが巡ってくる。それは等しい意味で天使らしいやり方と言えるだろう。

 扉が閉じる間にカメラを床に置き、スマホを操作してランダムメッセージを目にする。その場で決める都合上、中身は真昼さえ知る術はない。


「え……♥」


 真昼が驚嘆した声と共にエレベーターの扉が閉じ切る。これで真昼は密閉された空間で逃げられなくなった。彼女がエレベーターを出るのは同じ高さに戻った時か、あるいは誰かがエレベーターのボタンを押してしまった時だ。

 真昼の緊張が心音になる。ここから先、もし他の誰かがエレベーターに乗ろうとすれば、それは紛れもない死刑宣告だ。着実に放棄されつつある人権と尊厳が全て、真昼の意思に関わらず瞬時に失われる。

 それを避ける意味でも真昼は迅速に指示をこなさなければならない。口に出した以上、このまま何もしないのは興醒めだ。視聴者も真昼も、両方共にだ。

 ならば真昼に選択肢はない。嗜好にさえ生真面目な天使様は、ゴクリと息を呑んで一階のボタンを押した。辿り着くまで数十秒といったところか。指示をこなせる時間は想像以上に短い。


「開いたメッセージは…………お、お漏らし、して欲しい、でした♥」


 真昼からすれば、彼女がその指示をこなせる痴女であると思われた屈辱と当然の理解が含まれた〝失禁〟命令を躊躇う時間すらない、というわけだ。

 失禁、おしっこ、お漏らし。意味は全て同じだ。人によっては自慰行為より見られることを嫌うかもしれない。排泄行為は、それほど保証された生理現象。人に見せない権利が当たり前に備わっているものなのだ。

 故に真昼の嗜好は喜悦に震える。人に排泄を見せるという羞恥的行為は、紛うことなき露出の領域だ。身体が持つ最大の隙を無防備に晒す。好まないはずがない。


「……します♥ おしっこ、漏らします♥」


 エレベーターの上下運動が長くても数分であるからか、はたまた以前漏らした経験が効いているのか。真昼は思いの外躊躇わず失禁を宣言した。エレベーターという閉鎖された公共の場で、あの天使様がおしっこを垂れ流す。

 字列でさえ衝撃なのだ。もし事実が並べられれば、もっと恐ろしい衝撃だ。そして真昼が再度手にしたカメラは、その通りに恐ろしい衝撃を伝えた。


「で、ます……は、ああ、あぁぁぁぁ…………♥♥♥」


 ちょろ、ちょろろろ……ぷしゃっ、ぷしゃぷしゃしゃ、びちゃびちゃ、ぢょろろろ……♥


 小便が漏れた。音だけでも分かることが視覚を通して脳に伝達される。

 官能な吐息と共に零れた液体はタイツに深い染みを作りながら溜まっていく。お漏らしという注文だからか、真昼は敢えて直立したまま放尿を始めた。

 黒いタイツの股間部がずっしりと水を溜め込み、隙間から雨漏りの如く落ちていく。股間と太ももを伝って落ちる水は、エレベーターの床に確かな真昼の髪より深い色を伴って現れた。彼は匂いがしないのが残念だと本気で思った。せめて見ているだけで匂い立つ濃厚な色と、淫乱天使を慕う者たちが決して見られない至福の排尿顔を拝むことに注力した。

 だが、真昼の恍惚とした声に反して小便のキレは悪い。以前は緊張感からの解放で派手に弾けたが、今回は緊張の中での失禁だ。上手く出ていかず、断続的な失禁になってしまっていた。

 そうしているうちにエレベーターは五階から一階へと降り立ち、甲高いコールと共に独りでに扉を開いた。


「あっあっ♥ ま、まだ出てるのに♥ 見られ、みられちゃいます……あっっ♥♥♥ そ、想像したら、やば……んんんんっ♥♥♥♥」


 扉の先は無人。けれど、扉が開いた瞬間は人の存在を想像し意識してしまう。

 排尿の解放感と極度の露出が結びついて、真昼の身体がよがる。膝を曲げて腰を引き、背中が堪らず弓のように反り返った。引いた腰から聞こえてくる水音が一気に勢いを増したところを見るに、軽くだがイッたのかもしれない。

 育てた羞恥が後押しをしたとはいえ、排泄の解放感で脳イキした。そこまでのモノになっていたこと、例のアナニーで感じていた排泄快感、そういった未だ新しい可能性を引き出す真昼と改竄嗜好に少年までゾクゾクと絶頂しそうになる。

 結局、真昼が失禁を終えたのは扉が開いて閉じて、さらに数秒の時を有した後だった。上気した水がポタポタと股間から滴り、溜まった小便溜まりに落ちる中、真昼は五階のボタンをタッチしながら荒い息を押し殺した。


「はぁ、ふぅ……おしっこしながら、イッちゃった……♥♥ は、恥ずかしすぎるので、今日の撮影は、ここまでで、許してくださいっ♥」


 誰も予想できなかった、しかし最高の結果に耐え兼ねた真昼がカメラを切って撮影を終了する。

 もちろん、少年だけは我に返った真昼をじっくりと観察した。胸を揺らしながら慌てて家に戻る真昼。掃除道具を手にして深夜のエレベーターを綺麗にし、だが匂いがこびり付いて取れず、何度も鼻を鳴らしては自分の醜態に赤面する天使様の姿を彼は眠りにつくまで堪能したのであった。





『皆さんおはようございます、淫乱天使です♥ 昨日の動画は見てくれましたか? 挑戦が中途半端になってごめんなさい♥ 次こそは最後まで撮影できるよう頑張ります♥

あんなところでおしっこして、匂いが噂にならないか不安です……嘘です♥ 凄く興奮してマンコとケツ穴ずぶ濡れになりました♥ 妄想マゾオナイキ後の一枚を見てください♥』


 初動画は比類なき反応だった。天使に相応しい身体と性格の持ち主が、果ては声まで麗しいだけで十分な反応は保証されていた。そして本当の意味で露出痴女でありながら、天使のように愛らしい羞恥心を見せる。

 人気が熱せられないはずがない。真昼も反応に満足しているのか、今日の一枚はいつも以上に派手だ。マゾオナニーで脱力した身体の首から下を大胆に収めた扇情的な一枚に、昨夜の動画投稿を含めて凄まじい数と勢いの感想が飛びついている。

 亜麻色の髪が淫らに張り付いた身体。さて、彼女の声を聞いて妄想する同級生はどれくらいいるだろう。これだけの人気があれば、学生が紛れていても何ら不思議はない。その中に真昼のことを知っている人間がいない保証はない。

 だからといって彼らに何ができようか。それが真昼だと思い込みたいだけかもしれない。ましてや天使様に直接問いかける蛮勇を超えた死にたがりの愚か者がいるわけがない。天使様の顔は、これだけの露出に対して真実は半端なものとする。

 彼以外は、育った淫乱天使の真相と身体に辿り着くことができないのだ。


 それを踏まえた上で彼は迷いを悠然と浮かべた。【発声癖】は真昼の行動を利用したもの。根付くのは想像以上に早かった。

 また新たな嗜好を植え付け成長を促すか、既存の嗜好に手を加えて淫らを極めるか――――――実物を味わうべく手を尽くすか。

 選択肢は幾つもある。手段は【改竄スマホ】が幾らでも生み出してくれる。淫乱な天使様がどう艶美に堕ちていくかは最も自由で決定的で――――――どうであれ楽しめる素晴らしい想像だ。


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全体的に繋ぎ回のつもりが結構ガッツリの長さになった。自主的に動きまくってくれる露出痴女と化した天使様。



そんなまひるんのどんな方向が見たいかをよろしければご回答ください。

次回は上位プランの更新が……できたらいいなぁ。

Comments

トキハ

お疲れ様です。今回も加速度的にエロく淫らになっていく天使様が読めて最高でした。 特に配信にまで手を出してしまって、いよいよ戻れないところまで改竄が進んでしまったことの手遅れ感がめちゃくちゃシコれます。 直接関係を持ってご主人様になるルートも見たいですが、やはり処女のままアナルにハマってしまうのが一番無様でエロいと思うので疑似排泄で深イキキメるくらい堕ちて欲しいです。

野良猫

このシリーズ大好きなので続いてくれるのがめちゃくちゃ嬉しいです……! 今回もまた最高でした!とうとう動画投稿するまでに変態度が上がったばかりかエレベーターの中で躊躇いなくお漏らしまでしちゃうのはえっちすぎます……! ここまで来ると徹底的にアナルを開発して欲しいので個人的に続きは擬似排泄が見たいですね……!

焼き肉万歳

この天使様身バレギリギリを楽しんでいる感が好き。特にev内の出来事が好きだしアナルの開発具合とか最高です。じゃけんこれからもドンドン落ちてこうね

タコよっちゃん

清楚な天使には、とことん穢れきってもらいたい 天使が出したとは思えない物を衆目に晒す 最高ですね!

いかじゅん

ありがとうございます。一話だと足りない分シリーズにして正解だったと思える淫乱堕ち具合……最高にエッチな天使様でシコってもらえて嬉しいです! やはり無様的には排泄調教でしょうか。感謝です!

いかじゅん

ありがとうございます。真昼はお気に入りのヒロインなのでお声が多ければ続けさせてもらおうと思っています! 時間がないと言い訳しながらほぼ迷いなくお漏らししても違和感がないくらい嗜好が浸透している。となればやはりアナルしかないか!私なりに考えてみます!

いかじゅん

なまじ学校で有名人なだけにかなりスリリングに楽しんでますねぇ。開発具合が良くなってきたので、ここからさらに堕ちてもらう!

いかじゅん

天使様は天使様のまま堕落してもらわなくちゃねぇ〜。ドスケベ天使配信者としての方が有名になる日も近い!