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*公開から2ヶ月経過したため、通常プランで閲覧を可能にしました。


いつもご支援ありがとうございます。今月は初手から上位プランというやる気を見せていきます。嘘です。監獄ネタが流行りすぎて一瞬で飛びついただけです。

監獄ネタを募集するべきじゃったかと思いつつ、まあ流行りってわからんもんやしなとなる今日この頃。とはいえせっかく沢山のリクを貰えたので形にできるよう頑張ります。

それはそれとしてとっても無様なシズナ姫が書けました、たのちい。


そういえばまた一つ歳を取りました。Twitterで何か乞食してるので良かったら覗いてやってください。


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 監獄とは思えぬほどの光が灯った道を複数の男と一人の美女が歩いていた。監獄は建てる者によって意味合いが異なる。一般的な監獄、つまりは普遍的な刑務所であれば囚人の監視拘束、更生の意味を持たせた場所だ。

 だが、この監獄の共通点はせいぜい監視と拘束だ。しかも、監視は女の身体を視線で舐め回すいやらしいもの。拘束は、美しい肌の一切合切を隠せない裸に頭の後ろで手を縛めた降参のポーズ。とてもではないが悪人を正義の人が収監する光景には見えない。むしろその逆であろう。

 辱められながら、監獄の奥へと移送される銀髪の童顔美女。身体は鍛えられて引き締まり、しかして出るところは出ている。男からすれば理想的と言える美貌と身体だ。それをニヤニヤと視姦されながら、銀髪の美女は目を閉じてただ黙するのみ。

 彼女がその気になれば、複数の男を素手で打ち倒すことなど容易い。しかし、彼女は何も語らず、自ら動かず、口を噤む。それが敗者に許された唯一の権利だと言わんばかりに。


 《白銀の剣聖》、シズナ・レム・ミスルギ。彼女は敗者となった。今やマフィアでありながら共和国を裏から牛耳る外道であり巨悪の組織《A》――――アルマータに完膚なきまでの敗北を喫したのだ。

 アルマータは自分たちに逆らう者を容赦なく断罪した。彼らが共和国の支配者となったことは、事実関係だけを見るならもはや裏ではなくなっている。表立って動くよりは名を隠した方が〝今は〟やり易いというだけで、いずれ発展途上国の名はすべてアルマータが貰い受けることになるだろう。

 数多くの英雄たちが敗れ去った軌跡。その一部に、こうしてシズナが組み込まれたというだけのこと。これはそういう軌跡だ。

 男ならば服従し、下僕となる者以外に価値はない。けれどシズナは女だった。故に、敗北後にこうしてアルマータが生み出した特別な【監獄】へと連行された。剣の道を往く女にとって、死を免れたことは救いより屈辱かもしれないが。


「……随分長く歩かせるじゃないか。足が棒になりそうだよ」

「いいからキビキビ歩け」


 シズナが目を開いて冗談めかした無駄口をきくと、鎖を持った男が言葉を強く返した。彼より遥かに格上、高みにいるシズナに向けた者とは思えない。

 当然だ。黒い鉄の首輪をかけられた裸の美女を格上だと誰が思うか。彼らからすれば、シズナは既に剣聖などではないのだろう。


「ここはな、テメェみてぇな雌をたっぷり可愛がるための監獄だ。今はそれだけを覚えるだけでいい……声なら、あとでたっぷり俺たちが聞いてやるからよ」

「なるほど。それは、楽しみだ。一体どんな歓迎をしてくれるのかな?」


 私はここで囚人で奴隷になる。理に踏み入った武人でさえ逃れ得ぬ事実を確信したシズナは、それでもなお〝おまえのような女〟と言われた態度を曲げなかった。

 敗北を受け入れはした。が、心を折ることは死を生ぬるいと考えるほどの屈辱。たとえ監獄であろうと、シズナの刃を折ることなどできない。シズナはそう考えていた――――しかし、彼女は根本から思い違いをしている。


 敗北したシズナが監獄で得るモノは、囚人でも奴隷でもないということを彼女はまだ知らずにいたのだ。




 アルマータが所有する監獄からの脱出を不可能たらしめる要素は幾つもある。

 第一に場所。機密施設でもあるアルマータ大監獄は、地下で秘密裏に建設されたシェルターでもある。外部からの侵入はおろか、内部からの脱出など見込めぬ仕掛けが何重にも施されている。一つ聞くだけで顔を顰め、二つ聞けば目眩が、三つ聞けば気の弱いものなら絶望して失神してしまうだろう。

 第二に人員。看守たちを籠絡しようとしても、無駄なことである。彼らは精鋭だ。女を嬲ることに人生を賭けるような狂人だ。快楽に身を浸しながら、快楽に流されない素晴らしい人材なのだ。幹部クラスがこの監獄に近づこうとしない以上、彼らを突破できなければ脱出の糸口を掴むことすら禁じられている。

 そして第三に、洗礼。連行された女は、敗北後でさえそのプライドを徹底的にへし折られる。


「そら始めろよ、元剣聖さん。俺らがしっかり見ててやる。敗者なりの矜恃ってやつをな」

「…………」


 収監された中で、この洗礼が一番早く深く精神を蝕む。

 シズナが歩いてきた場所が監獄への道だとするならば、今彼女が立たされている場所は監獄への〝入口〟だった。道は変わらず、合理的で圧迫感を覚える鉄の要塞。刀で斬ることが叶わぬ特殊な材質の冷たい床に、シズナは膝と手をついた。

 拘束を解かれた彼女は、監獄を仕切る男たちが見守る中で土下座した。


「私は、《白銀の剣聖》などと呼ばれ図に乗り、アルマータに多大な迷惑をおかけしました。これからこの監獄で自分の価値を見直し、アルマータにとって素晴らしいモノになることを誓わせていただきます」


 銀の長髪が烟る尻の穴を見せつけるように掲げ、床に頭を擦り付ける全裸土下座。あからさまに言われた言葉を並べ立てました、という涼しい態度が彼女の抵抗なのだろう。

 時に生意気な言葉を発しながら、敗者として従順な態度を。叩き折られたプライドを守る最低限の自衛なのだろう。生意気に吠える者、絶望した者は何人も見てきたが、ここまで堅実な女は彼らも初めてだった。

 もっとも、この監獄内で大して意味のある行動ではない。女が何をしようが、彼らの洗礼に変わりはないからだ。


「はは、ここまでスラスラ言えた雌はほとんどいねぇ。が、次はそう上手いこと乗り越えられるかな?」

「っ」


 見事な全裸土下座の降伏宣言をキメたシズナを賞賛しながら、看守たちは彼女を立たせてあるものを突きつけた。

 強靭な精神のシズナでさえ息を呑むモノ。肌に刻印を入れるために生み出された鉄の塊が、ジュウジュウと音を立てている。それは断じて、人に向けていいものではなかった。

 焼き鏝。熱されて燃え滾る鉄の器具が、シズナの下腹部に押し当てられた。


「っふ……ぐ……う、ぎ……ぃ……!!」

「お、これも耐えるか。ま、この面が歪むだけでこっちは良い気分だがな」


 熱い苦痛。普通の焼き鏝ではないのだろう。強烈な熱と、何かを刻まれる感覚がシズナの中に叩き込まれて、さしもの彼女も歯を食いしばり苦悶の息を零した。

 たった数秒が永遠に感じる。あるいは、シズナの態度を面白がる看守が数分間に渡って焼き鏝を押し付けていたのかもしれない。

 そんな遊びを加えても、シズナに刻まれた文字は揺らぐことなく浮かぶ。下腹部、子宮の上に煌々と煌めく《A》の焼印。シズナの身体に概念として刻み込まれた――――アルマータの所有物である証だ。


「はぁ……はぁ……はっ、く……」

「おめでとう。これで晴れて、おまえはアルマータのモノだ。望み通り、価値を見直せたわけだ」


 監獄内に人権など存在しない。何故ならアルマータが所有するモノをアルマータが気遣う必要がないからだ。そんな無茶苦茶な理屈が罷り通ってしまうのが、今のアルマータが持つ支配力であり監獄の絶対性である。


「ふ、ふふ。これは、いいね……ここまで悪趣味なことを考えつく相手に討たれた己の未熟を、恥じることができる」


 女の証に所有のマークを刻印されたシズナは、その衝撃に脂汗を流しながら気丈な返答をした。自らの力で立つ両足を僅かに震わせるも、折るには至らない。さすがは《白銀の剣聖》と呼ばれていただけはある。


「そうか。ならもっと恥じておくんだな」

「っ!?」


 ――――だが、そんな状態で〝二本目〟に耐えられるかは怪しいものだ。

 それはシズナの臀部に押し付けられた。引き締まった美尻に、消えることのない刻印が入れられる。


「い゛っ、ぐ……ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああっ!!」


 美女の悲鳴が響き渡った。この監獄では珍しくもない声が轟く。シズナ・レム・ミスルギ〝だった者〟の、これから珍しくなくなるであろう凄惨な悲鳴が喉から迸った。




 収監された雌たちの一日は調教、労働、奉仕を時と場合に応じて使い分ける形で進んでいく。

 焼印の効果はじわじわと現れ、収監翌日にはどんな超人でも身体能力は一般人以下に落ちる。一人一つの牢屋という無駄としか言いようのない部屋の割り当てに、硬いベッドしかない質素な作り。頭の上に手枷を嵌められ、朝の時間が来るまで本当に眠るだけの場所。

 心身共に疲れなど取れるはずがない牢屋から出された朝。雌たちは惨めな起床を迎える。


 出てきた牢屋を正面に股を開き、尻を見せつけてしゃがむ。誰に見せるわけでもなく、逆らう気がないという意思表示で行われる180度に開かれたエロ蹲踞。

 そうして自分たちが眠っていた鉄格子の先にマンコを突き出した彼女たちは、己の尻に浮かぶ数字を看守たちに読み上げてもらうことで点呼を取る。


「472番!」

「はい!!」

「525番!」

「はい!!」


 一体何人の女がアルマータに逆らい、雌にされてきたのか。その一部が垣間見える数字だった。

 監獄内にある膨大な牢屋の並びは、幾つかのグループに分けられている。呼ばれる数字はバラバラで、雌は自分たちからは見えない己の数字をしっかりと覚えて返事をしなければならない。敢えて数字をバラけさせることで、彼女たちに数字を学習させる。この監獄において雌はアルマータの所有物であり、名を表すものは数字。子宮上と尻肉にしっかりと刻まれたモノを骨の髄まで記憶させる。

 472番と525番が声高に返事をする。スミレ髪の少女と金髪の少女は、どこかで見たことがある気がした。けれど、監獄内ではそれ以上の価値を持たない。美しい容姿が記号で扱われる。それだけだ。


「764番!」

「はい」


 それはかつて、剣聖と呼ばれた者であろうと変わらない。

 名を奪われたシズナは、尻を見せびらかす惨めなポーズを強いられていた。エロ蹲踞で自ら暴いた美尻には大きく『764』という数字が刻まれており、彼女がアルマータの所有物で監獄の一部となったことを示していた。彼女が剣聖と呼ばれること、姫と呼ばれること、ましてやシズナと呼ばれる日は二度と来ない。

 だが、心頭滅却すれば火もまた涼し。元剣聖のプライドは、尊厳を奪われた数字の点呼に平静を装って声を返した。あくまで装うだけだが、先に数字を呼ばれた者たちの態度とは雲泥の差だ。


「声が小さい!」


 しかし、その態度が担当看守の逆鱗に触れたのは言うまでもない。返事が小さかった者がシズナだと特定した男は、エロ蹲踞で無防備に尻を見せたシズナに近づいて鞭を叩きつけた。

 普通の鞭ではなく馬に用いる乗馬鞭。バチィンと良い音が鳴る。どんな扱いを受けようと、彼女たちの質感は健在だった。


「ふぎぃぃぃぃぃんっ!♥♥」


 故に滑稽。揺れる美尻に合わせて奏でられたマヌケな悲鳴は、間違いなくシズナから溢れ出たものだ。涼しげだった顔を歯を食いしばり何かに必死で耐える表情へと一瞬で変化させ、彼女は堪え切れぬ悲鳴を上げた。

 焼印は身体能力の制限のみならず、看守が持つ罰則用の道具によって生じる痛みを〝快楽痛〟に変換する。痛みなら精神で耐えられるが、快楽が入り交じったモノに耐える術を女は持たない。彼女たちは調教を受けているのだから、なおのこと効果は覿面だった。

 言うなれば強制的なマゾ化。鞭で尻を打たれながらマン汁を吹き出したシズナに、看守は再度呼びかけた。


「764番!」

「は、いッ!!」


 躊躇いながら、シズナは応えた。剣聖の強固な精神に、僅かでもヒビが入った証拠だった。



「あ゛っ、あ゛ぁぁぁぁあ゛う゛ッ!♥」

「お゛♥ ん゛ん゛ん゛……ッ゛♥♥」


 雌の無様な嬌声と鎖が揺れて鳴く音。彼女たちの足を下品なガニ股に固定する開脚バーと、腋見せバンザイのマヌケな手の振りを強制する鎖がガチャガチャと音を立てているのだ。無論、無力な雌たちの力で暴れたところで縛めを解くことは叶わず、彼女たちは爪先立ちでみっともなく腰を振りながら呻くことしかできないのだが。

 拘束された雌たちの声は、もどかしげな嬌声。やはり、同じグループである金髪とスミレ髪の少女たちもそれは変わらない。違うとすれば、監獄全体で見ても新参のシズナくらいなものだ。


「フーッ♥ フーッ♥ フーッ、フゥゥゥゥゥッ!!♥♥」


 そんなシズナでさえ、鼻水を垂らして息遣いを荒くしている。ここに差があるとすれば、声の大小と歯を食いしばれているかいないかのみ。

 腋の下から足の裏まで、山のように塗りたくられた超高濃度の媚薬。精神統一どころか、足腰が容易く砕けてしまう違法薬品は、シズナといえどタダでは済まないようだ。

 否、アルマータが常識ということを加味すれば、あながち違法ではないのかもしれない。合法媚薬が徹底的に塗り込まれた雌たちに、ようやく調教が始まった。

 腰をガクガクと震わせるシズナの股部に装着された革下着。その中に取り付けられたバイブが、シズナの膣穴に挿入された。


「んっふぅぅぅぅ……ッ!♥♥」


 こればかりはシズナも堪えかね、他の雌たちと共に嬌声を上げてしまう。媚薬によって異常な感度を化した身体は、そよ風でも身震いして股を濡らす。ましてや、元凶である媚薬が塗られたバイブを挿入された身体が声を堪えるなど、事実上不可能であった。

 何はともあれ、媚薬を塗られて何もされないもどかしさから解放された。が、調教によって下準備状態から解放されることはあれど、楽にはならない。

 苦しい焦らしが、狂おしい快楽に変わるだけだ。シズナを含めた雌たちに、バイブの連続ピストンが与えられた。


 ドチュドチュドチュドチュドチュッッッ!♥


「ん゛ッお゛お゛お゛ぉ゛!?♥♥♥♥」


 マシンガン。秒間で何十回というピストンが子宮を襲う。子宮を穿たれポルチオ絶頂する間に、擦られ捲れた膣壁の絶頂が迫り、それが終わる前に子宮の一突きで絶頂する。

 絶頂に次ぐ絶頂。いいや、絶頂に重なる絶頂だ。耐える耐えない。そんな低次元な話はしていない。アルマータの所有物たる証が刻まれた下腹部が『ボコッ♥』『ゴリュッ♥』と歪で淫らに歪み、頭が白く染まって激痛の快感という矛盾を起こすという話だ。


「お゛ッごおぉぉぉぉぉっ!!♥♥♥♥ ほぎょっ、んぴゅううぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅッ!!♥♥♥♥♥」


 イキ潮をぶちまけ奇声を上げて白目を剥く。かつて強者だった敗北者に許された権利は、雌のアヘ顔を晒して絶頂することだけだった。


 労働。こちらは非常に単純明快だ。看守の誘導で監獄内を徘徊しながら、指定された荷物を落とすことなく運び入れる。歩みだけなら、監獄の入口までの時間と変わらない。看守の言葉も同じだった。


「キビキビ歩け!」

「うっひぃ!?♥♥」


 嬌声が違う。ピンとキツく張られた股縄を看守の手で引っ張られ、シズナがマヌケな悲鳴を上げる。連鎖して、首輪同士の鎖で繋がった他の雌たちも似たような嬌声を響かせた。縄で乳首を結ばれた彼女たちの巨乳爆乳がブルンブルンと揺れる様は、圧巻であり惨めでもある。

 秘部を擦る縄を渡る。先頭のシズナは、クリトリスと乳首に荒縄を付けられて常に歩行を余儀なくされている。


「ふっ、ふっ、ん゛ッい゛ぃ♥♥ ひぃ、ふぅ……♥」


 道に張られた縄には断続的な〝コブ〟が作られており、媚薬漬けの股部にそれか食い込む度にシズナちは言葉にならない声を上げ、内股とガニ股を行き来する産まれたての子鹿の如き姿を見せる。もちろん、彼女たちは子鹿ではなく全裸の雌。愛らしさや慈悲より無様と惨めが勝るのは言うまでもない。

 シズナを引きずる手段はいくらでもあった。首輪の鎖を引けば綱渡りの大きなコブに。乳首の縄、クリトリスの縄を引けば結果は火を見るより明らかだ。

 そして、股縄を前後に動かし揺らせば、労働中の雌たちが一斉に狂い出す。


「んひィィィィッ!♥♥ やめっ、やめてくださいっ♥ ゆらさないで♥ 感じて、レンのあしっ、感じて足止まっちゃうの♥」

「ご、ごめんなさい♥ 気持ちよくて足が止まりました♥ ぶたないで、ぶたないでぇ♥ おケツぶたないでください〜♥」


 股から淫らな汁を滴らせ、腰をクネクネとよがらせながら雌たちは叫ぶ。足を止めた理由をしっかりと吐き出し、痛くて気持ちよくて頭がおかしくなる罰を受けたくないとプライドをかなぐり捨てた叫びだ。尊厳を毎秒踏み躙られながら、彼女たちは自らプライドをとっくに捨てていた。


「ふぎィ゛♥♥ う゛っ、う゛ぅぅぅぅぅぅ〜〜〜〜〜♥♥♥」


 だがやはり、監獄の意味を悟れぬものはいた。シズナは腰をヘッコヘッコガックガックと振って卑猥なダンスを踊りながら、生意気にも快感に耐えていた――――鞭が尻に飛び、赤みと悲鳴が増えたのは語るまでもないことだ。


 労働の終わりは、何とか持ち運ぶことができたモノを納品することだ。快楽の綱渡りを終えて足が震えて止まらない雌たちが、尻を揃えてしゃがむ。


「472番! 排便納品開始! う、いぃぃぃぃぃぃっ!!♥」

「525番! 排便納品開始! お゛ッ、う゛お゛ぉ゛……ッ!!♥」


 納品物は、落とさないように尻穴に埋めて持ち込む。出す時は排泄の習わし。人として当たり前の権利が剥奪された彼女たちは、剥奪されなかったモノでさらに弄ばれた。


「……764番。排便納品、開始!!」


 剣聖と言えど、アナルからモノを出す音は汚い。それが本来想定されていない遺物であれば、より音が響く。


「おぉぉっ、ほぉッ♥♥ おほおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ〜〜〜〜♥♥♥♥」


 それを掻き消すほど、シズナの排便アクメ声は大きく下品で、無様だった。




 奉仕の時間が始まった。と言っても、雌たちは何もしない。正確には、何もさせてもらえない。


「ひぐっ♥♥ う、ッ……あ゛ッ♥ で、でない、これ以上出ない♥ 止めて、止めてくださいっ♥ お、おねがい……あ゛ぁ、あ゛ぁ゛ぁ゛ーーーーッ゛!♥♥♥♥」

「ふぅ、ふぅ……お、重い♥ 重いんです♥ 溜めないで♥ ださせて♥ おっぱいださせてください、おねがいしましゅっ♥♥」


 ギロチン拘束台に顔と両手を入れられ、前屈みで拘束された525番と472番が正反対のことを言葉にしていた。片やもう出ないと言いながら泣き叫び、片や出させて欲しいと舌足らずに懇願する。

 両者とも自慢できるほど大きい乳房、妊娠したようにすっかり変色した乳首と乳輪に筒状のガラスを取り付けられ、滴る母乳を搾られているのだ。


「っ……どこまでも、女の尊厳をふみにじ……う゛お゛ッ♥♥♥」


 シズナは、彼女たちと違って真新しい薄ピンクの乳首に母乳生成の薬品を投与されながら、同じように搾乳されていた。

 本格的な搾乳が始まれば、余裕を保とうとする彼女の惰弱な仮面は剥がれ落ちる。見る見るうちに〝張って〟いく巨乳に、シズナは身悶えの声を発した。


「ぐ、うぅ……ふぅ、ふぅ……胸が、はっへ、はって……や、ば……あ、あぁぁぁぁ……♥」


 ヤバい。思わずそんな乱暴な言葉を吐いてしまいそうなくらい乳房が重い、辛い、苦しい、気持ちいい、心地いい。

 見た目に然程の変化は見られないのに、シズナの乳房は彼女の肩をズシリと重くしていた。下に向かってだらしなく淫らに伸びた巨乳に、ガラスの搾乳器が牙を剥く。


「ん゛ほっ♥ お゛ほぉぉぉぉぉぉぉ……♥♥」


 乳首が乳輪ごと搾られ、虚空を見上げながら鼻の下を大きく伸ばした。そのまま、真下に引き搾られる感覚にシズナは白目を見せた。


「ん゛ホオ゛ぉ゛ぉ゛お゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛っ゛♥♥♥♥♥」


 びゅくびゅくびゅくびゅくびゅくりゅりゅりゅりゅ〜〜〜〜♥


 脳髄がシェイクされる。舌を突き出して白目を剥いたシズナは、漠然とそう感じた。気が狂ってしまう快感が乳首から噴き出している。あるいは、乳首から噴き出したから感じているのか。

 因果関係の整理をしたいのではない。と言うより、搾乳アクメをキメてマジイキ顔をしたシズナがそれを考える余裕はない。


 彼女の頭にあったのは絶対的な快楽と、勘違いを正す本能だ。彼女の眼は監獄の本質を見抜いてしまった。

 人間の作る監獄は罪人に正しい罰を与え、更生を促すものだ。それ故に彼らは〝囚人〟と呼ばれる。

 アルマータが生み出した監獄は、そんな囚人を捕らえておく慈悲深い場所ではない。人権を剥奪された女たちは、人ではないからだ。だから囚人ではない。奴隷ですらない。


 ――――家畜。この監獄はアルマータに歯向かった者を人間以下の家畜にまで貶め、徹底的に破壊して、彼らに逆らった事を後悔させる為の施設なのだ。

 雌の本能が察してしまう。快楽によって、女であることを後悔させられるほどの性拷問によって、シズナはアルマータ大監獄の意味を理解してしまった。

 だからといって、何が起こるわけでもなかった。調教、労働、奉仕。すべて揃えて、拷問と呼ばれる屈辱から逃れる術は敗者にはない。家畜にそのような権利はない。

 身体を。精神を。尊厳を。シズナ・レム・ミスルギが持っていた全てを削ぎ落とすまで、監獄の拷問は続くのだから。





 数ヶ月後、シズナは変わり果てた身体を男たちに見せつけるようにガニ股腋見せ屈服ポーズを取っていた。

 彼らはいつもの看守たちではなく、雌たちを審査する監査員だ。


「んくっ……♥」


 シズナはゴクリと緊張の生唾を呑んだ。そこに、強者との戦いを望んでいた獰猛な女の姿はなかった。強者の視線に精神弱者として怯え、虐め抜かれた身体がマゾ羞恥に目覚め、下品なポーズでたるんだ肉を披露する家畜がいた。

 卑猥な労働によって程よい肉が付き、抱き心地の良い女肉を保つはめになったシズナの裸身。縄に縛られ母乳を吐き出し、毎日のように弄ばれた乳首は焦げ茶色に変色し、腰肉はクビレを保ちながら番号を刻んだ尻が『ムチィ♥』と淫肉を自己主張する。ガニ股を開くだけで雌臭を『むわぁ♥』と漂わせるマンコには、常に勃起した小豆と馴染みきったアルマータの頭文字が浮かんでいた。


「――――これから審査を始める。おまえたちの態度次第で、行き先が決まると思え」


 監査員の高圧的な声にシズナたちはビクリと肩を震わせた。

 曰く、模範的な雌を審査して〝相応の場所〟へと置く審査であるらしい。呼び出されたのはシズナと、472番と525番。金髪爆乳の少女とスミレ髪の巨乳少女だ。名前は知らない。もしくは忘れてしまった。この監獄で互いを知る意味など、ゴミ以下の価値しかないからだ。

 彼女たちの関係は知らないが、少なくともシズナと彼女は見た目の特徴でしか互いを知らない。互いを識別する身体の特徴、数字、イキ顔と嬌声。共通点は、あの看守たちに特別気に入られる並外れた容姿。それが一切脱出に繋がる手立てにならなかったのは、不幸なことなのだろうか。


「審査開始。雌として必要な言葉を並べろ」


 審査員が屈服ポーズを取った三人に言葉を向けた。次の瞬間、三人は脇目も振らず頭を垂れた。監獄の入口で見せた全裸土下座を、卑猥にたるんだ女体で再び披露した。


「レンは……いえっ♥ 525番は、皆様のおかげで過ちに気づきました♥」

「472番♥ アルマータ様が正しいことを♥ 骨の髄まで学ばせていただきました♥」


 従順な雌たちが口々に語る。何か特別に言い含められたわけではない。アルマータ大監獄で過ごした日々を通じて、彼女たちが本能で学んだこと。

 それは、快楽という名の恐怖だった。身を縛り、己を己たらしめるものを根こそぎ奪う恐慌。雌たちは身に以て思い知った。アルマータに逆らう愚かさを。消えない焼印と共に、アルマータという存在に逆らった愚かしい存在を呪った。


「私たちは……牝、です♥ 家畜です♥ アルマータ様の前では無力で、牝の身体を差し出すことしか役に立つ術を持たないただの家畜です♥ クズでマヌケな牝を管理してくださり、本当にありがとうございます♥」


 そして、愚かしい存在に取って代わる家畜となった。本心ではない。けれど、身を縛る恐怖が彼女たちを家畜たらしめた。

 そうしてアルマータと所有物、家畜としての生を得たシズナたちを見下ろして審査員は満足気に頷き、言葉を続ける。


「それが本心なら、彼らが果てるまで顔を上げず絶頂もするな。アルマータの家畜としての意地を見せれば、合格としよう」


 いつの間にかシズナたちの背後にそれぞれ男が立っていた。見なくても分かる。看守たちに虐められた身体が、ビクビクと震えているからだ。


「ひあっ♥」


 腰肉を掴まれて、尻を掲げさせられる。シズナの口から信じられないほどか細い悲鳴が漏れた。

 人間の手は、シズナが家畜であることを示す。伝わってくる熱が、自分の身体が家畜であることを教えている。人間に逆らえない牝。人間の雌ではなく、家畜の牝であることを嫌というほど享受した。


 そして、人間様の肉棒が牝の媚肉を撃ち貫く。


「い゛、ぎゅ、う゛ぐお゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ッ!♥♥♥」


 もちろんイキかけた。当たり前のように絶頂を叫び、首を振り抜きかけた。耐えた。この監獄で家畜に人間が逆らうことは許されていない。シズナ自身の絶叫で何も聞こえないが、きっと他の二人も同じなのだろうと彼女は思った。そんな余分な思考時間は、肉棒が弱処を射抜く作業で終わりを迎えた。


 パンパンパンパンッ♥ ぱちゅんぱちゅんぱちゅんっ♥


「お゛ぉッほ♥♥ ぅぅぅぅ、ぉぉぉぉ……ん゛ン゛ッ♥♥♥」

「お、頑張って耐えてて偉いじゃねぇか。大体の奴はここで脱落するんだが、な!」

「はぎゅっ♥♥♥ ほォォ……は、ひっ♥ 気持ちいいです♥ イキそうです♥ マフィアチンポに、家畜牝のクソザコマンコぶっ壊されて、も゛う゛、イ゛キそっ、オォォォォン♥♥♥」


 弱処は膣穴のすべてだった。子宮はおろか、膣壁が擦られ抉られ捲られ、果ては入口を掠めるだけでシズナはイッてしまいそうだった。

 それでも耐えた。セックス中、唯一聞こえてくる人間の言葉に、家畜と成り果てた身体が反応していた。そのまま顔を伏せ、絶頂を耐える。酷く不細工な顔になっていると彼女は自覚していた。けれど、それを晒すのは彼らが射精してからだ。


「ほお゛ぉぉぉぉぉ……だ、だして♥ 私の♥ 764番♥ 家畜おまんこにザーメンぶちまけへっ♥♥ ドスケベ変態負け牝犬の淫乱マンコに♥ アルマータ様の立派なマフィアチンポから♥ 種付け精子びゅるびゅるしてくださいィィィィィィッ!♥♥♥」


 だから叫んだ。一秒も我慢していられない。そんな絶頂の波に『シズナ・レム・ミスルギ』の理性を注ぎ込んだように、彼女らしくない叫びを上げた。家畜らしい懇願を口にした。


「くっ、射精すぞ! 顔を上げて、イケ!!」


 ドピュッ♥ ドピュドピュドピュドピュドピュッ♥ ドビュルルルルルルルッ!♥


 呼応するように男は精を解き放った。美しい牝家畜との交尾は人間と交合う以上の快感なのだろう。濃厚なザーメンがシズナの子宮に運ばれた。

 シズナは顔を上げた。家畜番号764番。鼻水までも噴き出すアヘ顔を晒したド変態の面で、剣聖を冠していたなど二度と口にできない舌を突き出したマジイキ顔で。


「お゛ぉぉぉぉぉ、ふおぉぉぉぉぉ〜〜〜〜♥♥♥♥ イグッ、イグイグイグッ、おまんこイグ♥ 子宮イグゥッ!♥♥♥♥ イ゛ッグゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥーーーーーーーーーーーッ!!♥♥♥♥♥」


 全裸土下座セックスで中出しアクメをキメた彼女は、完璧な家畜牝の姿を見せつけた。





 試験は至極当然、合格だった。シズナは他の二人と共に合格した――――――家畜として、合格した。


「いやぁぁぁぁぁぁぁぁっ! なんで、やだっ、助けて! ごめんなさい! あぁっ、くろすっ、くろす、たすけ、たすけて!」

「あひっ、ひぃぃぃぃぃ……ご、ごめんなさいごめんなさいごめんなさい! 反省してます! お、同じでいいです! 変えないでください! やめて、ゆるして、ごべん゛な゛ざい゛、やだぁぁぁぁぁぁぁ!!」


 家畜が髪を、足を掴まれ奥へ奥へと引きずられる。監獄のさらに奥、飢えた獣たちが待つ閉ざされた牢獄へと。

 監獄で家畜として育った牝に待ち受ける運命は、一つしかない。これも至極当然の結実。彼女たちが牝として優秀であればあるほど望ましい。アルマータの家畜として、彼女たちは人間の雄を悦ばせる人生を送るだろう。

 拷問とどちらがマシかは、地面を掴んで泣き叫ぶ家畜たちの様子からおおよそは察せられた。


「…………」


 シズナは虚ろな目で何も語らない。そんな彼女のほつれた髪を乱暴に掴み、尻を引きずる男が残念そうに呟いた。


「なんだ、こいつは喚かねぇんだな。こういう時に泣き叫ぶのが面白いのに」

「いや、よく見てみろ……泣き叫ぶより良い反応かもしれないぞ」

「あぁ? ……ああ、そういうことか」


 ちょろちょろと股から滴る黄金水。彼女が『シズナ・レム・ミスルギ』であった頃、どれだけの恥辱を受けようと漏らすことはしなかった液体が滴っていた。

 シズナは恐怖していた。この先にある家畜の本質を想像し、無限に続く肉の淫獄に泣き叫んだ。そして強すぎた心がすべてを閉ざした。けれど家畜の身体は恐怖で漏らした。

 彼女は壊れた。しかし、壊れたなら直してしまえばいい。それが家畜だ。家畜として完成されたシズナは、きっと良い声を出す。


「あ……ぅ……あぁ……――――――――――――――――♥」


 その時まで、シズナは言葉をなくしていればいい。

 その時こそ、牝家畜764番として啼けばいい。


 シズナたちの記録はここで途絶えた。生存は続く。その先には――――家畜たちの謝肉祭が続いている。


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改めて考えてもゼムリア大陸の敗北エロ適正ありすぎてヤバい。帝国時代から共和国時代までどこに監獄ぶっ立てても何とかなる。クロスベル組は占領ネタでその手のものに困らない。む、無敵か????

ただ監獄ネタは書き込みたくなって尺が限界超えそうなのも悩みどころさん。簡単には屈服させたくないジレンマ。次に軌跡で書くなら誰がぶち込まれますかねぇ。

Comments

ぬめぬめ

リクエストの対応ありがとうございます! 軌跡キャラの監獄ネタ良いですよね…。 無茶苦茶強いシズナが無様を晒しているのが最高にエッチで大満足です!

いかじゅん

こちらこそリクエストありがとうございました! 良いですよね……色んな子の色んな監獄シチュがあって非常に妄想が捗ります。強キャラシズナ姫の無様、満足していただけて何よりです!