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いつもご支援ありがとうございます。タイトルが全部です。これがイチャラブだ。何か主従とか入ってるけど誰がなんと言おうとイチャラブなんだ……!!

というわけで初めから終わりまでシズルお姉ちゃんとイチャラブする1万7000字です。受け取って感想とかいいね貰えると嬉しいです。シズルお姉ちゃんは何だって甘えさせてくれるんです(ゲス顔)


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 少年は熱く柔らかい肌の感触で目を覚ました。下半身を包み込む豊満な乳肌と、亀頭をしゃぶる艶めかしい唇。瞼を開かずとも分かる。なぜならそれは、毎日のように彼が味わう愛おしい感触と全く同じものであるからだ。


「ん、ちゅっ、ちゅぱっ♥♥ じゅる、じゅるる……じゅっぷ♥♥ んん、昨日のひょる、あんなに出したばっひゃり、なのひ♥」


 ぱちゅ、ぱちゅっと彼女の胸が水を絡めて音を鳴らしている。少年は瞼を開くと、己の下半身に入り込んだ少女を見やった。

 水色の髪と端正な容姿が特徴的な美少女。その美貌を雄の肉棒をしゃぶることで淫猥に歪ませ、さらには巨乳によるパイズリ奉仕まで行う姿は、正しく献身的と言わざるを得ない。


「ん、あ……♥」


 少年と目が合った。少女は彼と合わせた目を蕩けさせ、愛おしいものを見るそれに変える。彼を愛していなければできない目だ。それを考えると、寝惚けた少年の頭がハッキリと覚醒する。ここは現実で、自分は彼女の愛を受けることに〝成功〟したのだと。


「おはよ、弟くん♥ 起こしに来たよ♥」


 少年のことを弟くんと呼ぶ少女の名は、シズル。この世界ではそう言う名前であり、『プリンセスコネクト』と呼ばれるゲームにおけるヒロインの一人だ。

 そのゲームの主人公のことをシズルは『弟くん』と呼ぶ。ならば、彼はその『主人公』の立場にある少年なのか。


「うん、おはようシズル姉(ねえ)。今日もありがとう……すっごく気持ちいい目覚めになったよ。いつも本当にごめんね」


 否。彼がその『主人公』だと言うのなら、ヒロインにこのような行為をさせるはずがない。故に彼の立場は主人公から外れた存在――――主人公の双子の兄『ユウジ』である。兄なのにユウジなのか、とは彼も疑問に感じる部分ではあるが、ユウキのサポートに徹するという意味では悪くない名前だと思っていた。

 彼はベッドから上半身を起こすと、自らの逸物を口と胸で奉仕する優しい恋人(あね)の髪を撫でた。シズルはそれを微笑で受け入れる。


「ううん、弟くんのためだもん♥ 君のためなら、お姉ちゃんが何でもしてあげる♥ ……このままじゃ辛いよね? 待ってて、すぐに射精させてあげるから♥」


 流石はあらゆるヒロインと絆を結んだ主人公と同じ血が流れているというべきか、シズルが言うように昨夜もとてつもない量を射精したというのに、若々しい肉棒は彼女の巨乳を突き抜けてそそり勃っていた。

 朝勃ちでギンギンに滾った逸物。グロテスクで、昨夜の性行で臭いも残っているだろう。だというのにシズルは躊躇うことなくユウジのチンポを口に含むと、胸を両手で上下に擦りながらのパイズリフェラを再開した。


「じゅっぽじゅっぽじゅっぽ♥♥ ぢゅる、ぢゅるっ、ずぢゅるるるる……っ♥」


 たわわな乳房が不揃いに形を変えて卑猥に歪み、シズルのフェラチオ顔が勢いよく上下して、これまた卑猥だ。思わず感銘の息を漏らし、彼女のパイズリフェラに射精の感覚が上り詰めたことをユウジは言葉にした。


「う……シズル姉、射精すよ! 顔で受け止めて!」

「ずぞぞぞ、ぢゅっぽぉ♥♥」


 どぷとぷどぷっ♥ びゅくびゅくびゅくびゅくっ♥♥


 シズルの口から解き放たれたチンポが大きくしなり、朝一番の濃厚な精液を彼女の顔面に振りかけた。

 射精の感覚だけではなく、シズルの美しい面を己の精子で白く染めているという興奮。ユウジはシーツを掴み、息を荒くして射精を続ける。ドクドクと尿道を走る精液の噴射は凄まじく、シズルの瞼や鼻にこびりつき、彼女の唇を白濁の口紅で彩る。

 ザーメンパックで飾られたシズルの顔面は、艶かしいを超えて淫らで無様なものだった。しかし、彼女は瞼から垂れた精液を拭うこともせず、真っ先にチンポへと残りの奉仕を施した。


「ちゅるっ、れろれろぉ……ちゅるるるる♥ ん……おはようのちゅーだよ、ちゅっ♥」


 精液の残滓を尿道から舌で掬い上げ、吸って飲み干す。そして汚れた顔でできないおはようのキスを亀頭の先端に落とす。一体どこまで尽くしに尽くしてくれるのだろうか――――今はその限界を確かめ、超えるための期間だとユウジはほくそ笑んだ。


「ありがとう。汚れちゃったし、一緒にシャワー浴びよっか……好きだよ、シズル姉」

「うん! 私も大好きだよ、弟くん♥」


 白濁液に塗れた満面の笑みを向け、少年の愛に応えるシズル――――プリンセスコネクトのヒロイン。

 何故ユウジがこの世界が『プリンセスコネクト』と呼ばれて、尚且つシズルが『ヒロイン』の一人であると知っているのか。その答えは単純明快。ユウジは主人公であるユウキの双子の兄。しかし原作には彼に兄などいない。


 ユウジは転生者と呼ばれる存在なのだ。彼は前世で『プリンセスコネクト』というゲームをプレイしており、不慮の事故で死した際に主人公の双子の兄という立場を手に入れた。

 ここまで明かせばユウジの正体を理解できたことだろう。彼はこの世界の真相を知る転生者。さらに主人公の兄という恵まれた立場を初めから得た。生まれながらにしてチートコードを所有していたようなものだった。


 が、それだけでは彼がシズルと恋人関係を結び、しかも爛れた性行為を積極的にしている理由が不鮮明だ。

 その関係はもっと単純だ。彼は前世でシズルを推していた。狂気的とも呼べる愛。主人公の全てを肯定する最高の美少女として、シズルというヒロインを最も好いていた。だから彼は主人公の双子の兄として生まれた時、こう決めた――――シズルだけは彼に渡さず、彼女の愛を独り占めしてしまおう、と。

 既に向けられたものならまだしも、その好意が始まっていないのであれば幾らでもやり方はあった。彼には前世の記憶(ゲームの知識)と主人公と瓜二つの兄という絶対的なアドバンテージを得ていたのだ。

 幼少期からシズルの好感度、何より〝依存度〟を稼いだ。一見して同じものに見えるが、本質的には全く違う。そして長い目で見れば、後者の方がより重要になると彼は考えていた。彼の知る原作には〝前作〟があり、そちらのシズルも知り尽くしていたユウジは、彼女が引越しをするというイベントをその依存度の上昇に利用した。

 連絡を取り続け、彼女の信頼と好感度を勝ち取り、彼女の本質的な依存心を最大まで高め、アストルムで再開――――その記憶を奥深くに根付かせたまま『Re:Dive』に転移した彼は、見事にシズルの〝恋人〟という立場を勝ち取ったのだ。


 再構築の際に記憶を保持したユウジとは違い、シズルは前作の出来事で彼と〝恋人同士だった〟という記憶のみを受け継いでいる。だが、彼が仕込んだ深い依存心は、その恋人関係にしっかりと表れているとユウジは確信していた。

 でなければ、流石のシズルもあそこまでの奉仕は出来ない。ユウジに好かれたい、嫌われたくない一心でその身体を差し出す彼女は、健気ではあるが恋人というには歪だ。


 それこそが転生者ユウジの狙いだった。転生から長い月日を得て、ようやくシズルと結ばれた。彼女は原作通り凄まじい愛情を捧げて、しかし原作以上に関係の結ばれたことで依存度を極度に高めている。彼が少し意見を押せば、彼女は多少の違和感を押さえ込みユウジの全てを肯定するだろう。

 ならば、最後に目指すべきは恋人などという甘ったるい関係ではない――――愛に狂った狂人であろうと雌は雌でしかないことを、シズルの身体に教え、その関係を刻みつけてやる。


「弟くん、待っててね。お姉ちゃんは腕によりをかけて、頬っぺたが蕩けて落ちちゃうような朝ごはんを作ってあげるから!」


 シズルの天真爛漫な笑みに「うん、楽しみにしてるね」と言葉を返したユウジ。彼が内心で何を夢想し、シズルに押し付けているかなど彼女は考えもしていないのだろう。そのままキッチンに向き直り、鼻歌を歌いながら朝食の準備を始めた。

 原作では狂人の一面が色濃く出ているが、受け入れてさえしまえばこれほど愛情深い恋人はそうそういない。才色兼備で家事も万能。


「ふんふふーん♪」

「…………」


 ――――しかもそんな美女が裸エプロンで艶やかな背中を丸出しにし、大きな尻を上機嫌に振っている。無防備極まりない光景も、ユウジが彼女の恋人であればこそだ。

 お姉ちゃんに無条件で甘えていいんだよ、とは彼女の弁ではあるが、それにしても裸エプロンで家事をしてくれるまでになるとは、そのつもりだったユウジも驚きと興奮が隠し切れない。


 この世界でシズルと再会したユウジは秘密結社『ラビリンス』の一員として、主人公である弟のサポートをしながら彼女との共同生活を送っている。ギルドマスターがシズルとユウジの関係に気を利かせて、基本的には二人きりでの行動を許してくれている環境は大きい。

 自由に使える隠れ家。有能なシズルと仕事をこなせば、後の時間は全て二人で使える。


(……開店まで時間はあるな)


 仕事を疎かにし過ぎると、思わぬ所で邪魔が入るかもしれない。仮に全てを無視して自由を謳歌した場合、主人公側に何か弊害が出る可能性もあった。

 そのため、ユウジは比較的真面目に〝仕事〟へ取り組んでいた――――無論、それ以外の時間は全て計算し、シズルに甘えるという名の調教を施すことに余念がないわけだが。

 隠れ蓑にしているクレープ屋の開店まで十分に時間があると計算したユウジは、椅子から立ち上がってシズルが朝食を準備するキッチンへと向かった。揺れる巨尻をじっくり眺めて堪能した後は、当然のように生のモノを味わうために。


「ふんふ……ひゃあっ!?♥」

「シズル姉……今、いい?」


 一応問いかけるという言葉の姿勢こそ装っているが、その手はシズルが驚くほど自然に彼女の尻を揉みしだいていた。

 ユウジはシズルの尻が好きだった。というより、シズルの全てが好きだが、その中でも尻は一番だ。おっぱいもかなり大きなシズルだが、その尻は胸以上だと彼は思っている。ムチムチの尻は手で掴んで良し、撫でて良し、竿を擦り付けても良し。枕にさえ出来てしまう卑猥なデカケツ。それを調教中に撫で回すことで、もっと大きく下品なモノへと変えようという魂胆と、単純に撫でていたいという欲望。

 それらが綯い交ぜになったユウジの愛撫にシズルは強く反応する。今のアストルムにおいて、肉体の基本情報は生身のものと殆ど変わりがない。シズルの変化は着実に進んでいると、そのデカケツを毎日丹念に撫でるユウジは断言できた。


「い、今って……さっきシたばっかりなのに♥」


 シズルはその気になりながらも、少しだけ困惑気味な声色を混ぜて返した。そう、彼女の言う通り、一緒にシャワーを浴びたつい十数分前にも、ユウジは彼女と熱烈な行為の時間を取っていた。朝に一発ヌいてもらい、シャワーでそれ以上に激しく盛った。

 だというのにユウジのモノは全く衰えることを知らないのだ。それもこれもシズルがエロすぎるからだ、という責任転嫁をそれらしい言葉にして彼は発する。


「ごめん。けど、シズル姉の格好がズルいよ……」

「そ、それを言われちゃうと……」


 弟くんのためなら、ちょっとくらい恥ずかしい格好でも我慢して着てあげる、とはシズルの弁だ。裸エプロンはそれを有言実行してもらっているわけだが、それが〝少し〟の範囲を超えているのは言うまでもない。

 自分から言って着させておいてズルいなど、マッチポンプも良いところだろう。しかし、ユウジはあくまで己が有利な立場を崩さず、シズルだからこうなっているのだという言葉を重ねた。


「ごめん。一人で処理できたらいいのに……やっぱり俺、シズル姉じゃないとダメみたいだ」


 シズルのお尻に勃起したチンポを擦り付け、さり気なく懇願をする。ムチムチの肉が柔らかくてそれだけで射精してしまいそうなケツコキが、最後のダメ押しだ。

 この流れにシズルは弱い。姉だから、弟のすることは何でも甘やかしてあげるべき。そこに恋人という関係が挟まれば、尚さら彼女はそう考える。自分でなければダメ。自分がいなければ何も出来ない。そう思わせることで、シズルは自尊心を刺激され、どんなお願いだとしても聞いてくれる。


「んもう……しょうがないなぁ♥ 弟くんはお姉ちゃんがいないとダメダメなんだから〜♥」


 この通り、口では仕方ないと言いながら、その表情はにへらとしてだらしがない。姉という上の立場にいることで、下の立場にある弟を自分が甘やかしている。


「ありがとう、シズル姉。じゃあ、挿入れるね」

「ん……いいよ♥ 来て、弟くん♥」


 ――――姉と弟という上下関係の思い込みがシズルを狂わせる。

 上手く誘導され、都合よくセックスに持ち込まれているとシズルは気づくことが出来ない。こういった生々しいセックスばかりの関係は、シズルもあまり良い顔をしなかった。けれどその乗り気ではないセックスに対し、甘えん坊な弟を甘やかすという名目を立てられてその目が曇ると、こんなにもあっさりと股を開いてくれる。

 愛情が狂っているほど深いほど、より依存させてしまえば誘導は思いの外簡単なものだ。一抹の曇りも見られない真っ直ぐな愛情を利用するユウジは、彼女の膣に勃起した逸物をずぷりと挿入した。


「んっっ♥ んぅぅ……あ、ついっ♥♥」


 大好きな尻肉を腰で感じるほど深く繋がり合う。その興奮は膣に火傷しそうな熱を与え、シズルが目を瞬かせて身悶えしてしまうくらいだ。

 裸エプロンのシズルを抱き締め、身体を感じながら「動くよ」と告げて腰を動かす。


「あっ、んっ♥♥ あっあっ、あ゛っ♥ あんっ、あんっ、ふぁぁっ♥♥♥」


 決して激しいピストンではない。が、シズルの奥にある弱い部分に亀頭を擦り付けるような抽挿は、身体が開発され始めた彼女にはきっと耐え難いものだろう。


「んっ♥ ふっ♥♥ ……っ♥ う、んんっ♥ あ゛ぅ……♥♥」


 姉という上の立場。彼を甘やかす自分が、率先して快感を覚えるなどあってはならない。もっと姉らしくしなければ。

 そんな思いが感じられる甲斐甲斐しい息遣いを、シズルは俯いた顔から発する。だが、ユウジが欲しいのは姉であり恋人であるシズルの喘ぎ声ではない。もっともっと下品で汚らしい、本気を出した雌の声が欲しいのだ。


「声、我慢しなくていいから」

「や゛っ♥ 弟くん、まって♥ 今、そこ……お゛っ♥♥♥」


 こんな風に、子宮から飛び出たポルチオを上手く押し込み、腹の底から出した濁声が一番求めるものだ。

 初めの頃は出させるのに苦労したが、すっかりユウジの逸物を包み込む形に変化したシズルの膣は、彼女に出したくない声を無理やり出させるまでに達していた。


「あ゛っ♥ んっ♥ あ゛っっ♥ お゛っ、おとうと、ぐん゛っ♥♥ お゛っ、ほっ、ほぉ゛っ♥♥」


 どちゅ♥ どちゅ♥ どちゅ♥ どちゅ♥


 膣奥と丁寧に丹念に、緩やかで連続的に。弱点を亀頭でグリグリと圧迫され、トントンと突き上げられたシズルの頭は快感で真っ白になり、熱に浮かされた中枢神経が彼女にあられもない嬌声をひり出させた。

 本能的な雌声を上げるシズル。彼女を背中から抱き締めるユウジは、右手で腕ごと身体を抱いて動きを封じ、俯いた顔を左手で上向きに誘導する。


「や゛ぁ゛っ♥♥ いまっ、みちゃだめっ♥ ひどいかお、してるからっ♥ だめっ♥」

「関係ない。シズル姉はどんな時でも綺麗だから」


 それは本音だ。ただし、シズルに対して求めるものがそういう表情であるから、という意味でだが。

 それでも本心には変わりない。甘い言葉で誘導したシズルの表情は、やはり彼が望んだものに近くなっていた。

 快楽で蕩けた顔とはこのことだ。口の端がヨダレの光を帯び、はっはっと荒く艶やかな息を吐いたその表情。蕩けた目と合わせてアヘりかけのそれだ。

 しかし、まだ〝全く足りて〟いなかった。シズルにはもっと堕ちてもらいたい。この程度の表情で恥ずかしがるような、甘い関係は捨てさせたい。


「弟く、んんっ♥♥」


 唇を重ね、腰の動きを早める。


「ん゛ちゅ♥♥ ちゅぷぷっ、ちゅるっ♥ ちゅるる♥ ちゅぷちゅぷ……ちゅぶぷっ♥ おとうとくん、すきっ♥ んちゅ、しゅき♥♥」


 口付けを交わすというより、唾液を交換し合っている。腰を突き上げる度にシズルの子宮が疼き、唾液が湯水のように溢れてくる。シズルの口元にダラダラと流れるそれをユウジが吸い上げ、互いの濃厚な体液を口の中で再度混ぜ合わせて彼女の喉奥へ返すように嚥下させた。


「ん゛あ゛っ♥♥ ちゅ♥ ちゅぱっちゅぱっちゅぷぷぷ……ぶちゅる♥♥ ぶちゅるる、ちゅぶぶっ、んちゅぷっ♥♥」


 唾液の交換が激しくなり、音が品のないものへと変わり果てる。受け入れるだけだったシズルの尻使いが、何かを促すように腰をくねらせ、巨尻をいやらしく押し付けてくる。

 とても良い傾向だ。目をあらぬ方向へ上擦らせたシズルの下品なキス顔を目に焼き付けながら、ユウジは膣奥に集中させていたピストンを一気に加速させた。


「ん、シズル姉……射精すよ……っ!」

「ん゛う゛っ♥♥ きて♥ お姉ちゃんの膣内、いつでも、んちゅっ♥ つかっへ♥ いいかひゃら♥♥」


 弟と甘やかすお姉ちゃんのいつでも中出し許可も得られた。彼は言葉を全て真に受け、遠慮のない膣内射精を行う。


 どくっ♥ どくどくどくっ、びゅるびゅるびゅくびゅくびゅく〜〜♥


「お゛っ♥♥ いくっ♥♥♥ お゛っお゛っイグっイグっ、お゛ぉ〜〜〜〜〜〜♥♥♥♥」


 ケツ肉に腰を喰い込ませながら奥の奥へと流し込まれる精液は、濁流になってシズルの胎内を撃ち抜く。子宮口が圧迫される感覚でさえ、彼女は苦痛ではなく快楽を覚えている。

 ユウジから向けられる偏屈な愛情を正しいものと受け入れ、快感さえ弟を甘やかすために必要なのだと思い込み、シズルは下品な声と淫らなアヘ顔を見せつけながら中出しアクメをキメたのだった。




 愛情たっぷりの行為で塗り潰された朝を超えた二人に待っているのは、秘密結社ラビリンスの表向きの姿であるクレープ屋の雑務だ。他に特別な準備や偵察などがない場合、クレープ屋はシズルとユウジの二人で切り盛りする手筈になっている。

 と、言うよりユウジがそうなるように仕向けた。二人きりの時間をより増やしたいから、それは相変わらず建前であり本音でもある。


「お、弟くん。こ、これはっ♥ だめ♥ 人がいる前で、こんなこと……しちゃ……♥」

「大丈夫。屋台の外からなら見えないし、お客さんだっていつも大して来ないから、目立たないための訓練にもなるよ? シズル姉、秘密結社なのに目立ちすぎてるって、ずっと気にしてたよね?」

「そういう、問題じゃ、なくてぇ……♥」


 屋台の中で従業員服に身を包み、三角巾を被って髪を三つ編みに結んだシズル。その可愛らしさは天井知らずだ。それ故に、目の前にいるのにイチャつくことが出来ない生殺しの状態とも言えた。

 だが限定的とはいえ二人きりの状況をユウジが活用しない手はない。赤面顔で身悶えし、珍しくごね続けるシズルに、ユウジは笑みを浮かべて声を返した。


「あ、噂をすれば数少ないお客さんが来たみたいだ」

「っ……い、いらっしゃいませー! 何味にするか、お決まりですか?」


 流石はシズルだ。客が近くに来た途端、ユウジに向けていた悩ましげな表情を引っ込め、完璧な笑顔を向けてクレープ屋の従業員に擬態をする。


「イチゴ味ですね。少々お待ちください♪」


 受け答えからクレープ作りまでそつなくこなすシズルを見ていると、やはり原作と同じだ。『弟くん』という要素が絡まなければ、非の打ち所が存在しない美少女なのだとユウジは再認識した。

 そんな完璧な作法の美少女の恋人であるユウジは、接客をする傍らで素知らぬ顔をしながらシズルのスカートを捲り上げた。


「ッ!? お、弟く……」

「こちら、イチゴ味のクレープになります。……はい、いらっしゃいませ〜」


 腰まで捲って素早く結び、生のケツを丸出しにしたマヌケな格好の接客をシズルにさせる。珍しいことに、屋台の前には途切れず客の列が出来ている。

 実に都合がいい。ユウジは露になった大きな尻を鷲掴むように手で擦る――――二つの穴に大きなバイブが突き刺さった卑猥な尻を。


「〜〜〜〜♥♥ い、いらっしゃい、ませっ♥」


 さしものシズルも声が上擦る。頬の内側から熱を発し、快感に打ちひしがれるシズルの尻をユウジは優しく撫で回す。たまにバイブを『じゅぽじゅぽっ♥』と抜き差ししてやると、お願いだからやめて、と哀願の視線が時折飛んできた。手や言葉で静止をしないのが、何ともシズルらしい。

 バイブはシズルの膣に合わせて作ったお手製の特注品だ。彼女が〝しょうがないな〟で済ませてくれるラインが下がり始めた時、こういう方法で使うと心に決めていた。

 人前に出て働きながら、実りのある生尻を露出させられ、飛び出し唸りを上げるバイブが性感帯を責め立てる。客の手前、シズルは声を上げることが出来ず、されどユウジの行動を咎めることも出来ない。

 客足が途切れるタイミングを見計らい、ユウジは尻肉をグッと掴み上げながらバイブの振動を最大にした。


 ブィィィィィィッ!!♥♥


「お゛っっ……あ゛っ、ありがとうっ、ございましたっ!♥♥♥♥」


 瞬間、シズルの腰がガクンと落ち、ガニ股になってガクガクと震えながら絶頂した。愛液が手前のスカートにぷしゅぷしゅと飛び散る。幸いにも客が振り向いて去り始めていたところだったため、シズルのイキ顔を見ることが出来たのはユウジのみだ。無論、屋台の設備を隔てて披露された品性のないガニ股姿も。

 絶頂の余韻に浸っているのか、人前ではしたなくイッた自分に愕然としているのか。呆然としているシズルにユウジは笑みを向けた。彼女からすれば無邪気で無垢、甘えん坊な少年の笑みを。


「お疲れ様、シズル姉。あと数時間……頑張ろうね」

「う゛、ん゛んっ♥♥ ハァー、ハァー♥ お、お姉ちゃん、頑張るから……っ♥」 


 それを向けられたらシズルは断れない。分かってやっている。彼女が姉だから頑張らないと、何でも許してあげないと――――そうやって主導権を握られつつあると、自覚が出来ていないシズルをユウジは本当に愛おしく感じていた。


 二穴バイブで接客をさせ、手垢が付くほど揉みしだいたケツをユウジは仕事終わりに収穫する。

 屋台にカーテンを引いて店じまいをした彼は、シズルをガニ股チンハメポーズにさせてバックファックでセックスをする。


「お、弟くん♥ こんなところでシて、誰かに見られちゃったら、キミが大変なことに……♥」

「二人で声を抑えれば平気だよ。それに、シズル姉も今のままじゃ辛いでしょ? ここで一緒に気持ちよくなって、スッキリして帰ろうよ、ね?」


 まあ、ガニ股で開いた股からマン汁と腸液がドロドロと絡み合い、見るからに発情した姿にした原因はユウジにあるのだけれど。

 シズルが人前で感じることを我慢すると予想していたユウジは、初めの絶頂以外はバイブをコントロールし、敢えてイかせることなく焦らし続けた。時折ケツを摩り、撫で回すと彼女の震えは増していき、最後には漂う淫臭が果物に移るのではないか、という量の汁を垂らしていたほどだ。

 セックスに乗り気でないシズルと言えど、朝から昼までずっと焦らされては辛いはずだ。まして、今朝の快感が残っているのであれば、彼女は倫理観のない行為を咎めるより、自分の欲と弟の頼みを優先する。


「ん……いいよ♥ でも、一回だけだからね?♥ 一回だけなら、お姉ちゃんもお外でセックスしてあげる♥」


 返答は想像通りのものだった。手のひらの跡を浮かべた巨大な尻肉を、シズルが恥ずかしげに突き出す。

 挿入する上でヤリやすく、しかしシズルからすれば死ぬほどの羞恥を覚えるはずのガニ股チンハメポージング。作業着のまま尻を剥き出しにして突き出した姿は、日常という領域の中にあってはならない背徳感がある。三つ編みを揺らし、息を荒くしたシズルは、理由はどうあれ身体の情欲に常識を失った。

 外で淫らな行為をするべきではない。そんな当たり前のことを、一回だけとはいえ許したシズル。


「ありがとう、シズル姉……本当に優しくて、好きだよ」


 甘やかし続けてくれるシズルの優しいマンコへ、彼は背徳感と支配欲で膨張した剛直チンポを全力でぶち込んだ。


「ん゛ッほォ゛!?♥♥♥♥」


 全力も全力。力いっぱい振り抜いた腰は、今朝の緩やかな挿入と違い、膣壁を擦りながら子宮口をこじ開けるように叩く。与えられる快感は似ているかもしれないが、衝撃度はこちらが上だ。

 シズルの巨尻が『ブルンッ♥』と卑猥な波を打ち、声を我慢しなければならないと備えていたシズルは、獣の雄叫びに似た野太いイキ声を叫び上げた。


 パンパンパンパンパンパンッ!♥


「ちょっ、まっ、でっ♥♥ 弟くんっ、はげしっ♥♥ お゛っ、お゛♥ お゛♥ んお゛っ♥♥ ッ、っ……お゛ほぉおおぉおぉおッ!♥♥♥♥」


 一度癖になった汚声を引っ込めることは出来ない。シズルが先にイッたとしても、ユウジが射精しなければセックスは終わりではない。

 全力の腰振りセックスに、シズルの雌声が剥き出しになる。それがユウジの性的嗜好をさらに刺激し、彼はシズルのくびれた腰を掴みながらピストンを加速させる。


「だって、急いだ方がいいんでしょ! それならこの方が早く射精できるよ!」

「そお゛っ♥♥ だけ、どっ♥ お姉ちゃん、声、抑えられな、イ゛ィッ♥♥♥」


 シズルが濁声を上げて首を反らす。全貌はユウジも拝み損ねたが、舌を出した淫猥な表情ということは容易に想像できた。

 それはそうだろう。声やアヘ顔を抑えられないような本気のセックスをユウジはしている。一回だけで、バレないように急がなければいけないから。そんな建前で腰を振ってパンパンといやらしい尻音を響かせ、横から覗けばあっさりとバレてしまう屋台内の野外セックスをこれ以上なく愉しんでいた。


「お゛っほ♥♥ イクッ♥ またイッちゃう……お姉ちゃん、なのに……あ゛お゛っ♥♥ 弟くんより、ん゛ほっ♥ 先にィ……う゛お゛っ、ほォ゛ッ、イグッ!!♥♥♥♥」 


 プシャプシャッ、プシャァァァァァァ♥


 開いた両脚を痙攣させ、イキ潮をスカートに当てこすりながらシズルが達する。結局ユウジが射精をしたのは、ピストンの激しさにシズルが五回以上の絶頂に到達してからのことであった。



 夜も拭け始めた頃、二人だけの愛の巣(シズル談)に帰宅したユウジは汗を洗い流すためシズルとお風呂の時間を取った。


「あっあっあ♥ 弟くん、弟くんっ♥♥ んっ、あっ、あぁぁぁんっ♥♥♥」


 ――――当然、セックスをしないという選択肢はない。

 夜になるまで我慢した肉棒が、野外セックスの一発だけで収まるはずがない。シズルの艶かしい姿を常に目にし、今は可憐な水着姿に欲情した肉棒が正面から彼女と抱き合う生ハメ交尾に震えて、その膣内に白濁液をぶちまけかけていた。

 シズルの水着は『原作』で実装されていた花柄をあしらった白いビキニだ。夏は一緒に海へ行こうと言って、ユウジがシズルにプレゼントした。彼女二ピッタリなのは当たり前の理屈だ。当初は大層喜んでくれたシズルに純粋な愛おしさを抱いたものだが、今のユウジはその水着をセックスに用いる衣装の一つとしてしか考えていない。

 水着姿のシズルを抱きながら、雄の欲求以外を抱くこと自体が間違っている。彼はそう開き直りながら、しかし野外セックスほど力強い動きはしていなかった。

 興奮が足りないのではない。ユウジはシズルが喋れるよう快感をコントロールしていた。


「……ねっ、弟くん。このままでいいから、聞いて欲しいことがあるの」


 ――――その時がやってきた。

 風呂場の壁を背にしたシズルが、ユウジの首に手を回していつになく真面目な顔でそう言った。予想していた言葉に対し、彼は素知らぬ顔で「どうしたの?」と応える。


「あのね、昼間のことなんだけど……やっぱりお姉ちゃん、ああいうことは良くないと思うんだ。あ、弟くんとするのを否定してるわけじゃないよ! ただ、やっぱり弟くんに良くないことは、避けた方がいいかなって……」


 内容も予想通り。昼間の接客時と野外セックスの件だ。

 シズルはユウジに奉仕することを好んではいるが、セックスを好んでいるわけではないことは知っての通りだ。そしてユウジを肯定するシズルだからこそ、危険な行為からは遠ざけるべきだと考える。

 リスクがあるというより、倫理的な観点から当然のように避けるべき危険な性行為。いくらシズルが仕方ないと何でも許すからといって、やりすぎては苦言を呈される。

 そんなことは重々承知していた。シズルはユウジが心配だから、言葉を選んで説得をしてくれている。


「……そっか。シズル姉は、嫌だったんだね」

「え?」


 ――――だが、彼女の言葉をどう受け取るかはユウジ次第だ。


「俺、シズル姉を見てたらどうしても我慢できなくて……ずっと甘えちゃってたんだね。無理やりこんなことさせて、ごめんなさい」

「え……え、あ。ち、違うよ弟くん! お姉ちゃんは嫌なんじゃなくて」


 節度を持って欲しいと言いたいのだろう。それを知っていながら、ユウジは敢えて言葉を被せた。わざとらしく涙など見せて、弟としての顔を存分に利用した。


「ううん、分かってる。すごく嫌だったんだよね……俺だけが気持ちよくても、全然意味がないんだ。シズル姉……シズルお姉ちゃんと一緒じゃなきゃ意味がないのに」


 トドメの〝お姉ちゃん〟をとっておきに添えて、ユウジの演技は佳境を迎える。


「ごめん、こんなこともうしないから。ラビリスタさんとも話して、シズルお姉ちゃんと――――――」

「やだっ! だめぇ!!」


 瞬間、今度はシズルが言葉を遮り叫んだ。風呂場に反響した声は悲痛なもので、弱々しいシズルの表情は普通なら心が締め付けられる悲しげなものだった。


「ごめんねごめんねごめんね! お姉ちゃん、弟くんのためなら何でもするって言ったのに、こんな嘘ついてごめんなさい!! 全部嘘! 弟くんのためなら何でもする! もっと気持ちいいことたくさんしていいから! だから――――これからもずっと、弟くんはお姉ちゃんと一緒だよ♥」


 荒々しい言葉の最後には、精一杯甘やかす蕩ける声音と、膣に挿入れた肉棒を逃がさない激しい締め付けが加えられた。

 美しいはずの微笑みに浮かんだ恐怖。それは、シズルの中に染み付いたユウジへの依存心。離れ離れになってからも、自分に構い続けてくれた可愛らしい弟分。それが恋人になって、そばにいて当たり前の存在となり、その当たり前がもっともっと当たり前になって――――シズルの本質を依存という束縛で塗り潰した。


「本当? なら、シズルお姉ちゃんと〝ずっと〟こうしてていい?」

「うん、もちろんだよ♥ お姉ちゃんは、ずっとずーっとずぅぅぅぅぅっと、弟くんのそばにいる♥ だからいつでも――――いつでもお姉ちゃんを〝使って〟いいからね♥」


 血の繋がり以上の『姉弟』という定義の中に染み込んだ恋人という依存の関係は、シズルという〝色〟を新しいものへと変え始めていた。

 彼女はもうユウジから離れられない。ならば変わっていくだけだ。彼が変えていくだけだ。口付けを交わしながら、彼女の膣内に自分を刻みつけながら、転生者はシズルが堕ちつつあることに確信と歓喜の感情を溢れさせた。



 依存心を表に引きずり出したシズルとユウジの関係は、性行為に当てる時間が日を追う事に増えていった。

 朝、ユウジは必ず下半身への強い圧迫と振動で目を覚ます。


「ん、おはようシズル姉」

「あんっ♥ おはよう、弟くんっ♥♥ ふぅ、はぁ……ん、んんっ、あっあっあっあ♥♥♥」


 裸のシズルがユウジの胸板に手を置き、朝勃ちしたチンポに腰を跨らせて騎乗位でセックスをしている。彼女の巨乳が縦に乱れ、巨尻が股間周りへグリグリと押し付けられる最高の時間から彼の朝は始まる。

 依存心を高めたシズルは、ユウジに注意をして拒絶されてしまうことを何よりも恐れた。そこで彼女は、ユウジの性欲を積極的に解消するという手段を取った。全て彼の思惑通りとも知らず、彼女は与えられる快楽全てをその身で受け入れてしまった。


「い、今射精させてあげるからね♥ ん゛んっ♥♥ お゛っ、おぉぉぉぉ……♥♥♥」


 腰を浮かせてそそり勃つ肉棒を引きずり出す。しっかりと結合していることで、カリ首が膣壁を擦って捲り、刺激を受けてシズルが野太く吠えた。

 鼻の下を伸ばし、寄り目になった下品な顔を見せることを厭わず、彼女はその顔で朝のキスを甲斐甲斐しく交わしながら、腰を釘打ちのように振り下ろしてチンポをイかせる。


「んぶちゅるるるるる〜〜〜〜ッ!♥♥♥♥」


 膣内に精液を流し込み、濃密な唾液を交換する卑猥な水音を奏で白目を剥きかけながら絶頂するシズル。恋人という甘ったるい関係から、シズルはユウジの思い通りに脱却を始めつつある。


 シャワーを浴びて朝食を摂る。その間、片手では数えたりない回数の中出しセックスをしてから、二人はクレープ屋を営んで昼の時間を過ごす。

 若い男女が仲睦まじく経営する姿が好評なのか、客足は日に日に増えていた。常連となった一人の女性に、ユウジが笑顔で対応する。


「いらっしゃいませ。……ああ、シズル姉は足りなくなったものの買い出しに出掛けてて」


 いつもなら隣にいるシズルがいないことを問われ、ユウジは不自然のない不在の理由を説明した。


「ずぞっ、ずぞぞぞぞっ♥♥ ぢゅぽぢゅぽぢゅぽぽっ♥♥ ずぢゅるるる、ずぢゅーッ♥」


 ちなみに、分厚い屋台の壁を隔てた裏側には、頬を窄めて鼻の穴を開いたシズルが、パイズリフェラでチンポを奉仕する光景があるのだが、ユウジがそれを表情に浮かべることはない。


「ええ、とっても素敵な姉なんです。いつも甘やかしてくれて……はい、大事な姉さんです。世界で一番愛してます。ちょっと恥ずかしいから、シズル姉には秘密にしてくださいね」

「ずぢゅるるるるるる〜〜ッ♥♥♥」


 不細工なひょっとこフェラ顔で笑みを浮かべたシズルの姿は、ユウジの情欲を大いにそそらせた。


 日がな一日シズルをいやらしい目で見るユウジの肉棒が萎えることはない。クレープ屋の営業を終え、いつも通りカーテンを下ろした屋台の中。

 そこでは今日も激しいセックスが繰り広げられていた。シズルがユウジに抱きつき、腰に両脚を絡みつけて深く繋がった対面駅弁で濃厚な交尾を行う。それは一回どころか、完全に日が暮れるまで続く。


「いいの、シズル姉。もうずっとこうしてるけど……ッッ!」


 どぷどぷどぷっ、とシズルの膣内にザーメンが出され、収まりきらない分が逆流して屋台の床に滴り落ちる。

 清楚な作業着は淫汁に塗れ、激しいセックスに三つ編みも解けかけ、そんな状態でシズルは蕩けた表情を浮かべて彼の身体に甘えきっていた。


「うんっ♥♥ いいの、お姉ちゃん嬉しいから♥ もっと、もっひょ、ひへっ♥♥ あ゛っ♥♥ ッヘェ゛♥♥♥ お゛ォ゛♥ んほォォォォッ!♥♥♥♥」


 至極当然、シズルのケダモノ声にユウジがいつも以上に興奮する。


 セックスは屋台から去って、家に戻ってからも続いた。ユウジは水着衣装に着替えたシズルとひたすらセックスした。

 リビングで、キッチンで、ソファーの上で、シャワーを浴びながら、寝室に向かいながら。

 片足を掴んで壁に押し付け、より深くチンポを捩じ込みながら。四つん這いにして尻を引っぱたき、下品に喘がせながら。あまりの長時間交尾にシズルの脚が限界を迎えたので、ベッドに横たわらせまま背面即位でセックス。

 セックス、セックス、セックス。愛情を交わすはずの性行為は、やがて暴力的なピストンに変わり果てていた。夕刻から続いたセックスは遂に深夜へと突入し、身体から凄まじい性臭を立ち登らせたシズルを寝バックで犯し、彼女のデカケツを卑猥に歪ませる光景がそこにはあった。


「シズル姉、射精すよ……ッッッ!!」

「う゛お゛ぉ゛っ♥♥♥ ォオ゛ッ♥♥ お゛ッッほッ、ん゛ほお゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ッ!♥♥♥♥」


 それはもはや返事とも呼べぬ雌イキ声だ。ポルチオを突かれ、押し込まれながら中出しされ、その行為に爆発した快楽物質が中枢神経を焼き、反射的に品性下劣なオホ声を上げさせているに過ぎない。

 寝バックでシズルのデカケツに腰を喰い込ませるユウジは、そんな彼女に気遣うことなくありったけのザーメンを注ぎ込んだ。


「お゛ッ、ホッ♥♥ オ゛ッ、オ゛ッ、オ゛ォ゛オ゛オ゛ッ゛!♥♥♥♥」


 すると、幾度か怪しい痙攣を見せたシズルが一段と激しく唸るように叫ぶ。瞬間、結合部から『ちょろろろろろろ♥』と潮吹きとは違う勢いの水がザーメン溜りに着水し始めた。

 限界を迎えたシズルが失禁した。同時に、彼女の顔がプツンと糸が切れたようにシーツの上に沈む。セックスでよがり狂って乱れていたシズルの身体は、四肢をだらしなく投げ出して潰されたカエルのようなポーズでピクピクと痙攣するだけになる。


「シズル姉?」


 麗しい水着姿が台無しのガチイキポーズで気絶したシズル。彼女が気をやっていると知っていながら、ユウジは彼女の尻をペチペチと叩き、編み込みお下げを引っ張ってその顔を見た。

 尻はさらにムチムチになって、艶やかを超えて下品なデカケツだ。そして気絶した顔は、白目を剥いて鼻水を垂らしながら舌根をベロンと出した、見事なまでのアヘ顔だった。

 その顔は美しさの定義からは外れている。如何な美少女とはいえ、白目を剥いて鼻水を垂れ流したアヘ顔は美しいのではなく無様と称するべきだ。


「好きだよ、シズル姉――――もっともっと、一緒に気持ちよくなろうね」


 けれどそれを美しいと、似合っていると、相応しいと表現するのならば、相手は美少女でも姉でもない――――雌奴隷。そう名をつけるべきなのだろう。



 それからも変わることなくユウジはシズルに甘えた。考えること、やること全てをシズルの身体にぶつけた。


「お尻でシたい? うん、いいよ♥」


 シズルは何でも応えてくれた。それが姉の役目だからと、弟を甘やかすように彼女は雄の欲を弟の我が儘として受け入れた。


「お姉ちゃんがおしっこしてるところ見たいって……んもう、お姉ちゃんがこんな恥ずかしいところ見せるのは、弟くんだけなんだぞ♥」


 姉という立場から弟を甘やかす。何でも許す。それが主導権を手放して、ユウジのなすがまま快楽の沼に突き落とされていると気づけずに。


「え? 裸になって土下座して、頼んで見て欲しい? うーん、よく分からないけど――――弟くんがそう言うなら、私は従わないとダメだよね♥」


 姉弟と恋人――――弟(オス)に従うのは姉(メス)の役目だと、シズルはもう信じて疑っていなかった。




 そんなシズルと毎日のように爛れた交尾を重ね、姉弟とは名ばかりの主従関係が完全に定着したのは、主人公たちの宿敵である〝覇瞳皇帝〟を打ち倒した頃のこと。

 力を束ねて主人公と共に強敵を打ち倒したヒロインたちには、新たな物語の始まりと共に絆(プリンセス)の力が宿る。


「見ててね、弟くん♥ チェーンジ、プリンセスフォームッ!♥」


 それはユウジと絆を結んだシズルも例外ではなく、彼女も新たな権能を発現させることに成功した。

 宣言と共にシズルの身体が光に包まれた。しかし、強敵の姿はない。あるのは淫臭がこびりついた家の中で期待に胸を膨らませたユウジの姿だけだ。

 愛おしい彼に見せる新たな姿。それは煌びやかな姫君たちの衣装――――などとは程遠い、ハッキリいって下品極まりない恥辱の装束だった。


「見て見て〜♥ これがシズルお姉ちゃんのプリンセスフォームだよ♥ 弟くんを想う力が、私に新しい姿をくれたんだ♥」


 腋の下を見せつけガニ股をおっぴろげる、ガニ股腋見せ屈服ポーズでプリンセスフォームをお披露目するシズル。その衣装とポーズは、プリンセスフォームとは名ばかりの卑猥なもの。けれどシズルは喜ばしいことだとユウジに堂々とした姿を見せてくれた。

 プリンセスフォームの豪華絢爛な衣装からはかけ離れ、肩や腕、足は覆われている一方で、胴体は極薄の生地に胸と股が丸出しになるハートの切れ込みが入れられたレオタードを着ている。彼女が愛用する騎士風のドレス衣装をより派手に、より下品に、より淫らに、股間から胸を丸出しにして雄に媚びるような衣装にしたその姿は、姫君ではなく奴隷――――【スレイヴフォーム】と呼ぶに相応しい。


「凄いよシズル姉……すっごく綺麗だ。シズル姉じゃなきゃ似合わないプリンセスフォームだね」

「本当!? あぁよかったぁ……強くなっても、弟くんに気に入ってもらえなかったらなーんにも意味ないから、すっごく不安だったんだぁ♥」


 そんな名称の姿をとても似合っているというのは、おまえは奴隷に相応しい立場だと告げているようなものだ。

 そう言われていることに気づいているだろうシズルは、しかしガニ股で惜しげも無く新たな姿を見せつけ、やがて発情した顔で言葉を続けた。


「ふーっ♥ そ、それでね、他のみんなはプリンセスフォームの反動で、ふーっふーっ……お腹が空いちゃうみたいなんだけど……フーッ、ハァー……私は、ちょっと他の子と違うみたいなの♥」


 発情した赤面顔で上気した吐息を零し、股から汁がポタリポタリと糸を垂らしている光景を見れば、彼女の【スレイヴフォーム】のリスクは一目瞭然だった。

 常に発情しきった雌犬へと生まれ変わったシズルへ課せられた強烈なデメリット。それは食事に対する欲求、空腹感などではない。淫らな身体が覚えるは圧倒的な飢餓。性的欲求の爆発。


「弟くんの――――ううん、ご主人様のおちんちんが、欲しくて欲しくてたまらないのっ♥♥」


 身体に刻みつけられた主従関係が、より強い力を求めてシズルをセックスへと掻き立てる。雌奴隷が主人の魔羅を求めるのは当然だと、彼女は淫猥な衣装で卑猥な腰振りダンスを踊る。


「おねがいっ♥ ご主人様じゃなきゃ、全然だめ♥♥ お姉ちゃんのおまんこ♥ 雌豚のデカケツマンコ♥ おちんぽ様で♥ たくさんハメ潰してくださいっ♥ ちんぽで突いて♥ パコパコしてぇ♥ スケベな格好でチンハメダンス踊る変態お姉ちゃんのマンコ、雄ちんぽ様でぶっコキ捨ててぇぇぇぇぇ!♥♥♥♥」


 背中を向け、自慢の特大下品なムチムチのデカ尻を突き出し、カックカックヘッコヘッコと腰を翻して淫汁を飛び散らせる淫乱雌奴隷。横から胸が零れて揺れ、腋の汗が飛び、豊満極まった尻肉が弾けて乱れる。もちろん、そんなシズルを見て興奮しない雄はいない。彼女に望んだ以上の光景を見たユウジなら尚更、その全力フル勃起したチンポを尻肉に叩きつけるのは当たり前のことだ。


「ん゛オ゛ッほおぉおおぉぉぉぉおおおぉおおおッ!!♥♥♥♥ おちんぽきたぁぁぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜♥♥♥♥」


 白目を剥いて雄叫びを上げるシズル。ユウジの腰を育て上げたケツ肉が包み込んだ。

 姉弟から奴隷と主人に形を変えた二人の交尾が今日も始まる。


「イグゥッ♥♥♥ イッぐぅぅぅぅ!!♥♥♥♥ イグイグイグッ、イグーーーーーーーーッッッッ!!!!♥♥♥♥♥」


 雌奴隷の声が響き渡る。不変の愛を主人に捧げたプリンセスは、彼だけのスレイヴと成り果てながら、その淫らな絶頂声を張り上げた。



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シズルお姉ちゃんおっぱい大きいけどケツはもっとデカいと思う(ド偏見)シズルお姉ちゃんデカケツ概念を私一人でも擦っていく所存です。

そんな願望が乗った一作になります。これは完全に同意の上ですね間違いない……こんなノリとかで良ければ募集箱に提供待ってます。さすがに需要が変わりすぎですかねぇと不安になる今日この頃。

次回更新くらいから上位プランも混ぜて行く予定です。一応今月はあと三作、最低二作はお届けします。ではまた次回。

Comments

おたかつ

うーん、これは完全同意のイチャラブセックスに間違いないですね…… 絶対初めに思い描いていた姉弟や恋人との関係性と全然違うドロドロしたモノになってるのに、弟くん以外がしたら絶対見破るようなわざとらしい演技に騙されてあっさり受け入れちゃうの良すぎる………本人が気付かぬ内に全ての主導権握られちゃってるの好き………(未来予知成功) 後、シズルお姉ちゃんデカケツ概念分かる……シズルお姉ちゃんは最高のお姉ちゃんだから身体も勿論抱き心地良さそうな極上の安産型ムチムチデカケツ女体に決まってるんだ………!

いかじゅん

これは間違いなくイチャラブセックス!! お姉ちゃんの愛がスゴすぎるばかりに自己解釈を強めて歪んでいっちゃったというのはもう沼に入っちゃってますねぇ……デカケツ概念、やはり共通認識!(過大解釈)あんな大きなおっぱいお姉ちゃんのケツがデカくないわけがねぇ!!