Home Artists Posts Import Register

Content

いつもご支援ありがとうございます。本日はちょっと早めに朝から投稿です。今書いてるもののオマケを今日か明日にこっちへ投げるかもしれないので……男の娘がNTRマゾ射精しまくる業が深いのなんですけど。ジャンルがいきなり別次元ですが、私が書く男の娘なので誰かは察するにあまりあるでしょう。本編2万6千字だぞ♡


それはそれとして、前回のシロコに引き続き調教メインシリーズです。実装されてないけどみんなエデン条約編読んでるから大丈夫ですよね。読んでない人は読んで。読め♡

てなわけで割とシロコよりシンプルになってこれでいいのかと思いながらも書いた1作です。よろしくお願いします。前回の温かい感想といいね、本当に嬉しかったです。私もこういうの書いていいんだなと思える……。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


 百合園セイアは獣の声で目を覚ます。


「……また、か」


 瞼を開いたセイアはここが〝どちら〟であるのかを確信したような辟易を表にし、ため息を吐いた。

 百合園セイアは夢を見る。彼女は夢の中で動き、夢の中で語り、夢の中で思考をする――――ただしその夢は〝未来〟。即ちセイアは予知夢の持ち主なのだ。

 未来の光景を明晰夢のように見守ることができる。夢という場所で叶う限定的な時間移動能力といったところか。


「いい加減にして欲しいものだが」


 もっとも、セイア自身が予知夢を制御できるというわけではない。当然だ。彼女にとって未来とは曖昧でありながら強固であるもの。

 視えたところで変えられない。視えたところで逆らえない。未来が見えるセイアにとって、足掻きなど無意味で虚しいものなのだ。

 ならば何故セイアは辟易しているのか。変えられない未来に期待などしない。出来るはずがない。


「其れは、受け入れ難いものだ。私が、其れを受け入れるはずがない」


 故に未来の光景をセイアは拒絶しない。だが彼女は獣の声を明確に拒絶した。自己矛盾をした。

 その鼻腔をくすぐる臭気に眉根を顰めて鼻を塞ぎたくなった。

 その品性を感じない声に目を細めて鼓膜を破りたくなった。

 その穢らわしい光景に目を閉じて見て見ぬふりをしたくなった。


「――――ん゛お゛ぉ゛っ♥♥♥ お゛っ、お゛ぉぉ……イグ、イグッ!!♥♥♥♥」


 だが、その全てを実行したとしても、許容し難いケダモノの姿はセイアの鼻に、耳に、目に浮かび上がるだろう。

 五感の全てで感じる雌の嬌声。広々とした高尚な空間で、裸の男女が交尾をする光景。

 それだけなら許容した。交尾とは、子作りとは人類に欠かせないファクターだ。酷い未来を視せるものだ、と呆れながら客観視することができたはずだ。

 しかし、セイアは苛立ちと嫌悪を隠し切れない。裸で交合う女は首輪を引かれて這いつくばり、みっともない四つん這いの姿勢で男のモノを受け入れている。

 それでもまだセイアは納得しただろう。被虐快楽者を否定はしない。けれど、その女の耳が、その女の金髪が、その女の小柄な体躯が、その女のケダモノ声が。


「ごしゅじんっ、ごしゅじん……あぁっ♥♥ また……おまんこにくる♥♥ おちんぽがイクッ♥♥ ――――セイアのおまんこに、もっともっと挿入れてぇ♥♥♥」


 ――――百合園セイアその人という事実は、到底納得できるものではなかった。

 僅かな膨らみの胸を揺らし、赤く染めた頬と蕩けた瞳を見せつけ、大きく逞しいグロテスクなモノを女性器で受け止め、舌足らずな口で卑猥な言葉を〝ご主人〟に向ける百合園セイア。

 それは雌犬だ。首に輝く金色の首輪で飼われ、躾られたケダモノだった。セイアはそれを『百合園セイア』とは認めない。けれど彼女が何を思い、この光景を否定しようとも無意味なのだ。


「……ありえない。こんなものが、私の未来であるものか」


 それをセイアは識っている。確定した未来に抗いなど無意味であると語ったのは、誰でもない百合園セイアなのだから。

 けれどそんな自分が男に頭を垂れ、仲間を裏切ってまで情欲に耽るなど信じられないし信じたくもない。

 顔も知らない男の肉棒に突かれて喘ぐ自分自身を、セイアは決して認めることはない。


「お゛ォーッ!♥♥♥ ん゛ほぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ♥♥♥♥」

「っ……」


 けれどセイアが認めようが認めまいが、未来は変わらない。

 彼女が定めたことだ。足掻くのは無意味なことだと。ならば彼女が目を逸らす必要はない。己の顔が淫らに崩れ、舌根を突き出して野太く吠える品性の欠片もないドスケベセックスを見守っていればいい。


「ごしゅじん♥♥ ごしゅじんっっ♥♥ もっと、もっとひへっ♥ あへっ、おちんぽしゅき♥♥ おちんぽしゅきぃ……んぶっ!?♥♥♥」

「な……」


 聞くに堪えない言葉でよがり狂う未来のセイア。ご主人に甘えるような雌犬に、青年は煩わしいとばかりにリードを引いて引き寄せ、その口に布を放り込んだ。

 セイアを〝ああした〟のは間違いなくあの男だ。あれを百合園セイアだと言いたくはないが、何の干渉もなく自分が〝ああなる〟など、それこそ認めるわけにはいかない。

 だからセイアは理解できなかった。あの青年自身がセイアをあんな淫らで下品な存在にしたというのに、それを煩わしいと言わんばかりの態度がセイアにはわからなかった。


「んぶぉっ♥♥♥ んんーっ♥♥ んッぶぅぅぅぅぅぅ♥♥♥♥」


 だが、何よりも理解できないのはそんな風に扱われながら笑っている百合園セイア(未来の自分)だった。

 口に押し込まれたのは黒色の布。最悪なことに、今日この夢を視ているセイアの〝下着〟と全く同じブランドのものだ。何かの汁を吸って口いっぱいを塞ぐそれに対して、吐き出すどころか咥え込み、小さな鼻の穴を必死に広げて鼻息を吸う。その間に絶頂を見せたのは、一度や二度ではない。


「真性のマゾヒスト……度し難いな。それでも君は……」


 私なのか。そう問い質したくなり、即座に不毛だとセイアは切り捨てた。

 アレが未来の姿などと認めはしない。これまでの信念を曲げてでも、百合園セイアはこの下卑た未来を否定する。


「私は否定する。君も……君が主人と崇める、彼も。品性が感じられない。本能のままに求め合う……それは卑陋で、浅ましい」


 百合園セイアは、その全てを以て未来の『百合園セイア』を否定した。落ちぶれた自分自身を穏やかに、けれど隠し切れない苛立ちを募らせながら罵倒する。


「ん゛っ♥♥ ん、ふふ……♥」


 しかし『百合園セイア』は笑った。上品な下着を口枷代わりに使われ、鼻の穴を広げて息を吸う品性下劣な姿で笑っていた。


「……何が、おかしい」


 それがセイアの神経を逆撫でした。曲がりなりにも自分自身のことだから、わかる。


「なぜ君が――――私を蔑むんだ」


 それは人を嘲笑い、見下している者の目だった。




 百合園セイアが予知夢を視たのは一度や二度の話ではない。

 一度では信じられなかったモノだが、二度三度を重ねて視させられれば信じざるを得ない。しかし、セイアが心底理解したと考えても、予知夢は止まらなかった。

 どれほど努力を重ねたところで、人は睡魔には勝てない。セイアは眠りを拒絶した分だけその悪夢を一度に視させられる。未来の観測者として、傍観者としての立場を余儀なくされた。


「ご主人、今戻った♥」


 その日、未来のセイアは過去のセイアと変わらない装いだった。声は相変わらず蕩けた雌の声音であり、不快感に過去のセイアは目を細めることになったのだが、それは過剰に気にすることではない。

 肝心なのは未来の内容だ。『百合園セイア』は普通の格好をして、ご主人と呼ぶ青年の前に戻ってきた。悠然と椅子に座る彼の前で、甘えた表情ながらも白と金を基調としたトリニティの清純な制服を着て立つ。

 正直、服を着た『百合園セイア』を視るのは初めてのことで、セイアは純粋に困惑してしまう。服を着ることが普通でない雌犬が未来の自分であると、散々理解させられてきてのことであればこそだろう。


「そうか。どんな気分だった?」


 困惑するセイアの疑問を解消する一言を青年は告げる。彼はこうしてよく〝ペット〟に問いかける。 容認し難いことだが、驕奢淫逸に入り浸る二人の関係は青年が主人でセイアがペット。この上下関係が崩れたことは一度足りともない。

 セイアにとって青年の声は苛立たしい。その語り口は聞かざるを得ないモノとして否が応でも脳髄に浸透し、彼女の頭に頭痛を起こす。

 けれどセイアにとっては煩わしい声であっても、『百合園セイア』にとっては涙を流して歓迎し、恍惚とした表情で感銘を得て、舌根を出して媚を売るに値する声なのだ。未来の彼女はそうして男の言葉に応えた――――スカートを捲り上げ、何も穿いていない股座を見せつけながら。


「最高に、気持ちよかったよ♥」

「…………」


 スカートをたくし上げるはしたない姿にセイアは絶句した。その仕草が序の口でしかないと理解はしているが、許容ができないでいるのだ。

 下に何も穿いていない。本来あるべき股の部分がごっそり切り抜かれて丸裸だ。その上、セイアの獣耳に一定の好意を持つと思われる青年の嗜好なのか、今のセイアにはない恥毛が縦に伸びている彼女からすれば不衛生極まりない始末。

 そんなノーパン無駄毛マンコを瀑け出しながら、未来のセイアはそこから愛液をだらだらと垂らして言葉を重ねた。


「今の私が外に出るのは、それほど珍しいことだったのか……ふふ、皆がセイア様、セイア様と声をかけてきてくれたよ♥ 私がおまんこ丸出して歩いているとも知らずにね♥」


 言いながら、セイアは両脚のポーズを変えた。過去のセイアならはしたない、品性がないと断言する両脚を左右に開きに開き、腰を限界まで落とした中腰ガニ股ポーズ。


「その後はティーパーティーで、椅子の下でこうしてガニ股マンコご開帳♥ ふふ、いつ二人にバレてしまうか気が気でなくて……軽くイッてしまって、後始末が大変だった♥♥」

「あの場所でよくもそんな、品格を疑い、損なう行為をしてくれたものだ……私の立場を、一体なんだと思っているのか」


 股を下品に開いて淫靡に微笑むセイアと、言葉が無意味であると知りながら語りかけずにはいられないセイア。

 人としての立場で言えば過去のセイアが上のはずだ。セイアは友人によく教養と品格を入れて欲しいと苦言を呈していたが、その言葉は未来のセイアにこそ相応しい。


「それから、それから、それから――――ああ、もう我慢できないっ♥」


 ヘコッ♥ ヘコヘコヘコヘコヘコヘコォ♥


「ッ!?」


 難しい言葉を使いすぎる。それは逆に、友人からセイアへ向けられた苦言。だが、未来のセイアはその難しい言葉を投げ打ち、マンコを振って淫汁を飛ばして己の発情をアピールし始めた。

 ヘコ、ヘコ、ヘコと卑猥な腰振りを前後に繰り返し、露出癖で濡れた秘所から愛液を振り乱す。言葉を何度入れ替えようと、未来のセイアが下品なおまんこダンスを踊っていることに変わりはなかった。


「ごしゅじん♥ ガニ股おねだりします♥ だからセイアにおちんぽください♥♥ あんな隠れた露出じゃすぐ足りなくなってしまった♥ 淫乱雌犬おまんこセイアに、ご褒美おちんぽぶち込んでぇぇぇぇぇぇぇっ!!♥♥♥」

「……やめ、ろぉ!!」


 ――――セイアが自分自身であることを否定すればするほど、彼女は『百合園セイア』が自分であることを認識させられた。




 青年がペットへ行う行動は主に二つ。彼は『準備』と『教育』をそれぞれ使い分け、ペットに躾をする。

 教育が上下関係を叩き込み、立場の違いを徹底的にわからせるセックスなのだとしたら、準備はそのための布石だと思える。

 しかし違う。準備とは名ばかりで、これもまたペットへの本格的な躾なのだ。


 高尚な言葉は使うまでもない。要するに『教育』はあのケダモノのような交尾で『準備』は品性下劣な〝調教〟である。

 それを身に染みるほど目撃させられたのは、とある日のブラックマーケット。裏の品や表に出せない露店が並ぶ、品行方正が校風の一つであるトリニティの生徒が近寄る場所ではない。


「人には尊厳というものが存在する。それは、生まれながらにして持つ、侵害されるべきではない権利だ」


 それは己への問いかけでもあった。ブラックマーケットに立った過去のセイアは、ポツンと立てられた一軒の売り物屋でそう言葉を口にした。

 その顔は青白い。蒼白が浮かんだセイアの表情は、信じられないほどの絶望に染まっていた――――そう、彼女の語る尊厳というものが隅々まで犯され、粉々に砕かれた顔だ。


「……それを捨てて、君は何を求めているんだ……!」


 ペロロというマスコットキャラがいる。セイアのもう一人の友人が贔屓にしている生徒が、よく『ペロロ様』と口にしているものがそれだ。

 〝それ〟がセイアの目の前に立っている。けれど〝それ〟は『百合園セイア』その人だ


「あへっ、あへへ……えへぇー♥」


 ペロロ柄の全身タイツを着て、開口器でペロロのように舌を常に出し、ペロロの目を模したアイマスクをした変質者。真っ白な身体の胸元を隠すように『ご自由にどうぞ♥』という人権を捨てた木の板をぶら下げ、その癖マンコがズブ濡れの事実は何一つ隠せていない。

 ペロロのコスプレをした変質者の売り物になって、過去のセイアの前で『百合園セイア』は笑っていた。一時間と言わず、二時間、三時間。何が楽しいのか。何が気持ちいいのかわからない変態的な姿を『百合園セイア』は晒していたのだ。


「何がおかしい。こんなことの、何が……君が私を、笑い物にして……っ!」


 その売り物には誰も触らない。当然だ、ぴっちりタイツでペロロのコスプレをした変態少女にわざわざ近づこうとは思わない。おかしな笑い物がせいぜいで、露出して股を濡らす痴女が最大限読み取れる性癖だ。

 それがセイアには屈辱的だった。何が、どういうふうに屈辱的なのか、わからなくなるほどに。


「ねぇねぇ、あれ見てよ」

「……? 彼女たちは……トリニティ、の……」


 変態コスプレ姿で何時間と立ち竦む未来の己に茫然自失だったセイアは、不意に現れた少女たちに目を向けた。

 トリニティの制服を着た少女たち。なぜブラックマーケットなどに来ているのか。後々目を通しておかなければならないかもしれない。他人事のようにそう考えていたセイアだったが、彼女たちの視線が〝自分〟に向いていたことへの現実逃避だ。


「あの人、セイア様に似てない?」

「ばーか。あんなド変態がセイア様なわけないじゃーん」

「……まあそれもそうだよね。セイア様がこんな場所で、あんなバカみたいなことしてるはずないし」


 ――――ド変態で、バカなことをしている百合園セイア。

 青年とセイア以外の言葉だからこそ、セイアは恐ろしくて震えた。人からもそう見えるのなら、何故未来の自分は止めないのか。


「えへっ、んへへ……あへぇ♥♥」

「っ……なにが、おかしいんだ!」


 その声が、顔が、ヘイローが。それを『百合園セイア』だと認めてしまう。人に蔑まれ、バカにされるド変態のマゾヒストであることを――――誰よりもセイアが否定し切れずにいた。




 こんな未来は欲しくない。訪れることを許さない。

 未来という名の悪夢に苛まれながら、彼女は必死に抗った。未来を知らない過去のセイアに冷めた目で見られようと、今のセイアはがむしゃらに足掻いた。

 とはいえ、出来ることは多くない。この未来は青年との繋がりがあればこそ。ならばと外界の情報を断ち切り、自分だけが知る秘密の部屋に引き篭った。それは孤独な監獄と同じで、セイアの精神を蝕むものだ。それでもあの下劣な未来を破れるなら、と。


 孤独という懸念は不要だった。何故ならば、その反抗を悪足掻きとでも断ずるかのように、未来は日夜問わずにセイアの眼前に現れたのだから。


「また、か……!」


 いよいよ穏やかに振る舞うだけの仮面は壊れかけ、移り代わった光景にセイアは金の髪を乱暴にかいた。

 それほどまでに余裕がなかった。未来は刻一刻と近づいてきている。それがセイアには嫌というくらい理解できた。


「ふふ、ご主人は意地悪だ♥ この場所に、こんな格好で私を連れてくるだなんて……♥」


 『百合園セイア』が淫猥な微笑みを浮かべ、素足を床にぺたぺたとつけて歩いている。人のフリをした愛玩動物。品格を打ち捨てたビッチ。何度彼女に向けて罵倒をしても、それは全てセイアに返ってくる。もはや夢の中で言葉を告げることさえ疲れてしまった。


「嫌か? それなら別の『準備』をしてやってもいいが」


 青年がリードを引いて声を発する。セイアのよく知る主人としての声色は、彼女にとっては残酷で容赦のない最低なものに聞こえる。だが『百合園セイア』にとっては言うまでもなく、股を濡らして敬愛の目を向けるに値するものだ。


「それこそ唾棄すべき選択だ――――私はご主人の雌犬セイア♥ 今日はここで……この学園で♥ セイアにたくさん、お情けをください♥♥」


 故に未来のセイアは微笑み、過去のセイアは〝悔しげに〟顔を歪めた。

 全裸に首輪の変態女が、そこに足を踏み入れる許し難い侮辱の行為――――トリニティ学園の聖域、ティーパーティーのテラスに青年はペットを引き連れ、降り立ってしまった。


(だめだ。だめだだめだ……やめて、くれ。そこは、私たちの……)


 生徒たちはトリニティの聖域などと言うが、セイアにとって大切なのは友人と語らう居場所という点だ。

 何気ないことに言葉をかける。何気ない表情に内気な喜びを覚える。それだけでセイアにとっては十分すぎる。これも、未来視に囚われてから自覚したことだが。

 そんな場所に土足で入り込んだ裸の少女は――――まずテーブルに乗り込み、置いたティーカップに向かって股間をしゃがんでつけた。


「……待て。待ちたまえ、まさか君は――――――」


 幾度となく見せられたいやらしい愛液がトロトロとティーカップに滴り落ちる。未来のセイアはフッと肩から力を抜くと、その尿道を開いて黄色い水を流し始めた。


 ちょろっ♥ ちょろろろろ♥ じょぼじょぼじょぼ、じょろろろろろ、ぷしゃぁぁぁぁぁ♥


「ハッ、あァ♥♥ おしっこ、出てるっ♥♥ ナギサとミカのカップに、おしっこマーキングしちゃってるぅぅぅぅぅぅぅ……いひぃっ!♥♥♥♥」


 最初は一本のアーチを描いていた黄色い水は、ティーカップから溢れただけでなく、やがて四散してテーブルの上に飛び散った。

 白いテーブルクロスに黄色い水が染み込んでいく。ああ、嗚呼。取り繕った言葉に意味はない。あれは『百合園セイア』の小便、おしっこだ。


「……あぁ」


 感じたのは諦観だ。セイアは死んだ目で『百合園セイア』のおしっこパーティーを見守った。

 彼女にとって、この場所は大事ではないのだ。いいや、大事だからこそ、それ以上に大切なモノのために躊躇いなく穢している。

 それが何なのかはセイアもわかっている。


「ご主人♥ ここで、シてほしい♥」


 テーブルを大胆に小便塗れにした未来のセイアは、学園全体が見渡せるテラスのフェンスに手をついて尻を突き出した。


「何をだ? まさか、どうすればいいか忘れたわけではないだろう。おまえは頭の良い子だからな、セイア」

「んっ♥ ご主人のいじわる……♥」


 青年はそんな未来のセイアの〝おねだり〟を足りないと見て肩を竦めた。過去のセイアが品性を感じない言葉を、あのセイアは恥ずかしがりながら受け取る。

 腰を落として尻を上げる。両脚は股の隙間が大きくOの文字を描くほど開き、彼女は掲げた尻を小刻みに揺らす。


「ご主人ちんぽと♥ おまんこセックスさせてください♥♥ 学園に素っ裸で来て吹き曝してるド変態雌マンコ、ご主人の逞しいおちんちんで躾て♥ イかせて♥ わからせてくれ♥」


 それが何なのか、セイアはもうわかっているのだ。否が応にもわからされてしまった――――その快楽はきっと、得難いものなのだろうと。


「ん゛ほお゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛っ♥♥♥♥ セックス♥♥ 学園せっくしゅキめてりゅ♥♥ おまんこにおちんぽ、ヤっちゃだめな場所でハメられていきゅう゛ぅぅぅぅぅぅぅぅ♥♥♥♥」

「っ♥ っ、っっ……♥」


 それは、わかる。だがあれは何だ。あの浅ましい顔は、声は何だ。

 身体はセイアのように弱々しさを感じさせずに強く反り返り、声はセイアのように小さくなく野太い嬌声を上げている。どちらもセイアらしくないのに、百合園セイアであることを視てしまっている。

 快楽。その意味は知っている。理解している。しかし、友との語らいと別の未来を捨ててまで、自らが浅ましく得ようとするほどのものなのだろうか?


「お゛っほ♥♥♥ ちんぽキクッ、ちんぽキクゥゥゥゥゥ……ッ♥♥ ん゛お゛っほ♥♥♥♥ ヤバッ、声とまらな……ろしゅつせっくす♥♥ ン゛ッぎぼぢい゛イ゛ィ~~~~~ッ!!♥♥♥♥」

「ふーっ♥ ふーっ♥ ふぅぅぅぅ……♥」


 違う。そんなはずはない。百合園セイアはそうあるべきではない。そうあることを、望まない。

 だから未来を拒否して閉じこもったはずだ。ああ、子宮が疼いている。自分自身の声に苛立ってキュンキュンと熱を帯びて啼いている。


「ふーっ♥ ふーっ♥ ふーっ♥ お、ちん……ぽっ♥♥♥」


 ――――それはなんて甘美な響き。


 欲しい。ほしい。ホシイ。子宮が浅ましく啼いている。声がみっともなく上擦っている。でも、その声では到達し得ないことをセイアは識っている。


「ん゛お゛お゛、イグッ!♥♥♥♥ ぐる゛っ♥♥♥ ざーめんぐる゛ぅ゛ぅ゛♥♥♥♥」

「ザーメン、なんて♥ おちんぽっ♥♥♥ なんて……私は、おまんこ……雌犬、おまんこ……♥♥♥」


 ああ、そうだ。あんな風に叫べばいい。理性の欠片も感じない途切れて醜い卑猥な言葉を。頭の奥を劈く下品な咆哮を。


「ちがう♥ そんなの、私じゃない……百合園セイアじゃ、あの子たちの友人じゃ……♥」

「イグ、いくいくいく……う゛ほォ゛♥♥♥♥」

「いやだ♥ だれが君みたいに……きみのモノに、なるなんてっ♥」


 其れは受け入れ難いものだ。其れを受け入れるはずがない。其れは紛れもなく『百合園セイア』の言葉だった。

 しかし〝いつ〟のセイアだ。正体を知りたくない葛藤に頭を振る過去のセイアか。それとも、中出しという最高の絶頂に至りかけた未来のセイアか。

 あるいはどちらにも目を向けた、傲慢で欲深い青年が求める百合園セイアか。


「私は欲しいものを必ず手に入れる。それが過去であれ未来であれ――――待っているよ、セイア」






「……ッッ!!」


 セイアはベッドから跳ね起きた。一体何日ぶりの目覚めなのかは、彼女にもわからない。


「はぁ、はぁ……うっ」


 額に張り付いた汗を拭う。我が事ながら酷い匂いだと手で口元を覆い、毛布を捲り上げた。

 そこには白かったシーツがある。そう、過去形だ。下品におっぴろげられたセイアの股間部を中心にして、二種類以上の体液が飛び散って綺麗な色が見る影もない汚れたシーツであるが故に、だ。


「~~~~~~~~ッ♥」


 それは大量の汗であり、飛び散った小便であり、その二つが比較にならないほどに滲み出た愛液だった。


「まさか、この年にもなって……粗相をしてしまう、とはね」


 強がってこそいるが動揺を隠し切れないセイアの唇は震えている。

 あのような夢を見て、股をこんなにも濡らした自分が許せない――――なのにどこかで、こんな淫らな自分を受け入れている自分がいる気がして、それも許せなかった。

 だがまあ、夢から覚めたのなら一応は安全だ。そう考えてセイアは思案を打ち切り、不快感の塊になってしまった衣服とベッドに目を向けた。


「とにかく、掃除か。ここには誰も呼べないから、自分でするしか…………え?」


 不意に目に入った――――扉の近くに落ちた封筒が。


「……どうやって」


 どうして、ではなく、どうやって。無意識に呟いたセイアには、その封筒を部屋に差し込んだ者が誰なのかを概ね察していた。

 ここをどうやって見つけた。どうして百合園セイアに目をつけた。セイアは震える手で封筒を拾い上げると、中に入った紙を広げて目を通した。


「誕生日パーティーの、招待状……こんなものを渡して、何を……」


 思えば、あの夢からセイアは疑問ばかりを口にしている。いつもは謎かけをする立場の自分が、今や問いかけられる側かと皮肉な笑みを浮かべた。

 封筒の中には誕生日パーティーの招待状だ。送り主、誕生日を迎える人間が誰なのかは、まあ聞くまでもないだろう。


「馬鹿馬鹿しい。誰がこんなものに……」


 捨ててしまえとゴミ箱に招待状を落とそうとしたセイアだったが、自分の部屋にこんなものがあることさえ許容できそうになく、止めた。

 この招待状がどういう意図で送られたのかはわからないが、間違いなく『あの未来』に辿り着く道の一つ。ならば断ってしまえば済むだけの話だ。

 セイアは自分の携帯端末を手に取って、世話係の一人に電話をかけた。向こう側からの連絡は断ち切っているが、セイア側からの連絡は自由に出来るようにしてある。


「……すまない。君に少し頼み事がある。…………招待状が届いた。ああ、学園出資者の一人からだ。それを――――――」


 断ってしまえば、それで終わりだ。


「――――無下には出来ない。私が出席する旨を、伝えてくれたまえ」





 断るだけならいくらでも方法はあったのだ。


「ミカはともかく、ナギサなら私以上にそつなく事を成しただろう」


 セイアの呟きは誰の耳に入るわけでもなく、会場の騒音に消えた。

 純然たる事実だ。誕生パーティーの当日、わざわざセイアが出席せずとも代理を立てればいい。トリニティ学園の最高権力、生徒会の代表はセイア一人ではないのだから。

 出資者への義理立てならセイアでなくとも構わない。仮にセイアを名指しした招待状であったとしても、身体が弱いことを理由に代理人を寄越せば済む話だった。

 だからわざわざ会場に赴き、所謂つまらない金持ち同士の話に巻き込まれ、それを恙無くこなす役目はセイアでなくてもいい。指名者への義理立てというには、あの未来へのリスクが高すぎた。


「もし、そこのご婦人」


 ドクンッ♥


 ああ、それ故にセイアの心臓は痛いほどに高なった。これ以上ないくらい心地よく、スカートの下で股の隙間が出来上がってしまった。

 ――――違う、そんなはずはない。セイアは己の感情を否定し、張り付けた笑みで〝彼〟に言葉を返した。


「ご婦人という年でもない。貴方は私が大人のレディに見えているのだろうか? ならドレスくらいは選んでくるべきだったかもしれないね」

「ふふ、これは失礼。お嬢さん……今日は私の誕生日パーティーにお越しいただきありがとうございます」

「っ……」


 彼、だ。間違いなく彼だ。


「……こちらこそ、失礼な言動を謝罪します。しかし、これだけの人数を歓迎して余りある会場、これも貴方が?」

「ええ。私は必要ないと言ったのですが、部下が……権力というものは、持ってみると身を縛るものですね」

「共感します。もっとも、学園での王様気分と財政会トップの貴方とでは、肩の重荷が違いすぎますね」


 ――――百合園セイアをペットに仕立て上げた張本人が、目の前に立っている。

 彼と言葉を交わしている。談笑をしている。そのことに何ら違和感を感じない。それに、彼の態度は紳士的で、セイアの知る未来の姿と全く違う印象を抱いた。


(本当に彼が、私を……?)


 あんな姿に、してしまうのだろうか。


「ああ、そろそろ時間ですか」

「お忙しい中、このような小娘のお相手をしていただき、ありがとうございます」


 セイアは未来を疑った。他愛のない会話が終わりそうな中で、彼が未来のセイアを作り上げるなど信じられなかった。

 それは、ある意味で矛盾だ。何故ならセイアは、心臓の鼓動で確信をしたではないか。


「いいえ、とても有意義な時間でした――――――」


 その声が鼓膜を震わせた瞬間、セイアは心臓で快楽を得て、両脚を本能に従って開いた。

 だから彼女の鼓膜は識っている。それが何なのかを、セイアはその目と耳と心で識った。


「雌の匂いが隠し切れてないぞ、セイア」

「ッ♥♥♥」

「では、また後ほど」


 すれ違いざまに告げられた言葉に硬直したセイアの手に、何かが握らされる。

 この会場は誕生日パーティーのために作られたという。部屋は高級ホテルにも勝り、招待された客に一部屋ずつ振り分けられている。


「……っ♥」


 もちろんセイアにも、そして当事者であるあの青年にも――――彼の部屋の番号が書かれた紙を、セイアは胸でギュッと握り締めた。



『雌の匂いが隠し切れていないぞ、セイア』


 パーティーの終わりまで、その言葉は消えることなく鳴り響いていた。

 終わってからもそれは続いていた。わかっている。自分がどんな匂いを発しているのが、それを自分と彼だけは理解しているのだ。

 だから早く部屋に戻って鍵を閉めて、今日を終わらせなければならない。普段はしない対応に疲れた身体なら、きっと明晰夢を視ずに済むと期待が膨らむ。


 否。視ずに済むと期待をしているのは、既に視る必要がないと確信し始めているからだ。


「……あ」


 セイアは気づけば男の部屋の前に立っていた。部屋の番号と扉の間を視線で何度行き来しても、それはセイアに割り当てられた部屋番号とは似ても似つかない。

 彼が泊まっているという部屋だ。あの男が、セイアを待っている部屋だ。


(……今なら戻れる。まだ、戻れる)


 ここで扉を開けなければいい。今はまだ彼を観測しただけで、セイアの識る『百合園セイア』は観測していない。

 このまま帰ってしまえばいい。何なら友人たちに恥を忍んで打ち明け、頭を殴ってもらおうか。あの加減を知らない馬鹿力の友人なら、きっと請け負ってくれるに違いない。セイアちゃんが、おかしくなったと。


(ああ、そうか。もう私は、とっくに――――おかしいんだ)


 鳴り響く声と裏腹に、セイアの心は揃えてはいけないピースを揃え、手はゆっくりドアノブに伸びてイキ――――開けてしまう。


「随分と遅かったな、セイア」


 目の前に立っていた。青年が目の前で笑って、ちょうどセイアの眼下に卑猥なテントを作って、チンポを勃たせてペットの帰りを待っていた。

 その瞬間、百合園セイアは堕落した。彼に向かって、身体を丸めて頭を垂れた。


「遅くなってすまなかった……いえ、申し訳ありませんでした、ご主人♥」


 身体を最小限に畳んで頭を床に擦り付ける姿は、人類種は出来る最大限にして尊厳の最底辺、所謂『土下座』だ。

 それを以てセイアは青年に謝罪をする。己の主人である青年に向かって、最高級の礼儀を向けた。


「すぐに駆けつけられない低脳ペットでごめんなさい♥ 私はっ、夢の自分に嫉妬していましたっ♥ 私ばっかり、あんなに気持ちよくなってズルい♥ 意地を張って我慢してる私を馬鹿にして、アヘ顔晒してアクメする自分に嫉妬して♥ 羨んでいた♥」


 あの苛立ちは全て嫉妬だった。セイアは落ちぶれた自分を蔑んでいたのではない。自分と違ってとっくに枷を外し、主人の寵愛を受ける『百合園セイア』に嫉妬していたのだ。

 それがわかっていたから、彼女たちはセイアを嘲笑った。だって彼女たちは全て『百合園セイア』――――セイアがいつか辿り着く成れの果てなのだから。


「初めて夢でご主人を視た時から、ずっとペットになりたかった♥ 未来を視て、偉ぶってる私を躾てくれる人におまんこを差し出したかった♥ 愛玩動物として、一生飼って欲しかった♥」


 そう言ってセイアは立ち上がった。立ち上がって制服を脱いで畳んだ。靴を揃えて置いた。彼の許可なくば使わないモノを全て差し出し、廊下で全裸ガニ股腋見せポーズを取る破廉恥な姿を堂々を晒した。


「だからお願いだ♥ 百合園セイアを、ご主人のペットにして欲しい♥ いいや、断られてもなる♥ なります♥ ならせてください♥ おまんこハメ潰すまで使って♥ 全部識ってる私に『教育』して♥ お願いしますっ♥♥」


 別に誰に見られようと構わない。ああ、この気持ちがあったから、あんなにもみっともないことが出来たのだ。

 未来で視たおねだりガニ股を見せつけ、初めてなのに初めてじゃない顔でペット志願をしたセイアを――――青年の手が引きずり込んだ。


「あっ♥」


 扉が閉まる。でも大丈夫だ。セイアはもう超えた。乗り越えてしまった――――観測者から当事者へ、戻れぬ扉をくぐってしまったのだから。




「ん゛お゛っ♥♥ お゛っお゛っお゛っ、お゛ぉぉぉぉぉぉっっ!!?♥♥♥♥」


 セイアは識っていた。彼の『準備』も『教育』も。

 だがセイアは識らなかった。彼のモノを挿入れる自分のマンコがどれだけ未熟かを。


「お゛っ♥♥ あしっ、つかないっ♥♥♥ だめっ、いくっ♥♥♥ こんな、モノ、みたいに……ん゛お゛ォ゛ッ!!♥♥♥♥」


 準備を用いらない教育に、セイアは白目を剥いて喘いだ。

 彼の好みに合わせたガニ股は早々に崩れ落ちて、今はチンポで串刺しにされたように持ち上げられている。

 脚はガニ股もどきを描いて生まれたての子鹿のように笑っている。顔は理性の欠片もない。鼻の下を伸ばして、舌根に言葉にならない言葉を載せて、部屋の床にイキ潮をぶちまけながら白目アヘ顔。

 酷い様だ。ペットにならせてくださいなどと言って、これではオナホールと変わらない。一体、あれだけ立派によがり狂えるようになるまで、どれだけの時間がかかって――――――


「安心しろ……『準備』も『教育』も、すぐにしてやる」

「~~~~~~ッ♥♥♥♥」


 頭を優しく撫でられた。子宮を激しく穿たれた。どちらも主人の温もりに溢れて、セイアは本能が赴くままに声を上げた。


「はひっ♥♥ がんばりましゅ♥ おなほかりゃ、あいがんぺっとになれるよう、おまんこハメハメがんばりましゅうぅぅぅぅぅぅ♥♥♥♥」


 どれだけでも構わない。だって、なれる。なれてしまう。なることを観測している。セイアは『百合園セイア』だ。


 百合園セイアが如何に下品で無様で品性の欠片もない雌犬ペットであるのかを、主人と同じくらい識っている人間なのだから。

 持ち上げられ、M字開脚で抽挿を受けるセイアの身体は、いよいよオナホと見紛う一方的なハメ倒しに遭っていた。


(――――ああ♥ そこに、いる♥ マヌケな私が、過去の『私』が視ている♥)


 視られる側になると、こんなにも心地が良いものなのか。見下してしまえるものなのか。嘲笑ってしまえるものなのか。

 ズンズンと子宮が穿たれ変形していく。セイアはアヘ顔を浮かべた頬の両脇に手を寄せ、ピースサインを送った。何を伝えるべきかも識っている。


「オ゛ォ゛ッ゛♥♥♥♥ ぐる゛っ♥♥♥♥ ざーめんぐる゛ぅ゛ぅ゛♥♥♥♥ おまんごぉ゛、イグッ、イグッ、イグぅぅぅぅーーーーッ!!♥♥♥♥」


 せめてこの百合園セイアより早く、この未来に辿り着ける『私』がいることを祈って、彼女はだらしのない笑みで待ち望んだモノを胎内に収めた。


 ドプッドプッドプッドプッ♥ ドビュブビュブビュルルルルルルルルルルルルルルルルルッ!!♥♥♥♥


 奥に注がれ、外に逆流する。床につくほど長い金の髪が白濁に汚れる。


「ォ゛オ゛ッ♥♥♥♥ オ゛ッほぉ゛~~~~~~~~~~~~~♥♥♥♥ なかだしあくめぇ♥♥♥ あへっ、あへぇ、イグっ、あ゛お゛♥♥♥ もっひょらひへ♥♥ らひへぇ♥ 雌犬セイアにせーしたくさんぶっかけてぇ――――――」


 その言葉は過去に届き、未来を定める。ああ、百合園セイアは逃れられない。識ることで確定する。視ることで全てが決する。未来で視ているという事実だけで、彼女は二匹目の愛玩ペットになれる――――それが全てを捨てて求める価値あるモノであると、他ならぬ百合園セイアが観測したのだから。



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


一匹目を書くかはまたネタが来たらもしかして的なやつ。お待ちしてます。

ぶっちゃけワカモなんですけど、多分二人よりずっと鬼畜調教だろうという程度しか自分でも方向性がわかってない。ぐちゃぐちゃに泣かせて懇願させるの似合うヤンデレ狐だと思ってるので。ワカモへの解釈が酷すぎる。

Comments

おたかつ

 ネタ採用ありがとうございますありがとうございます!!  いい…いい……凄くいい!!セイアちゃんは自分の中でも凄くお気に入りのキャラなんで、滅茶苦茶になった姿を見れて幸せです!!  セイアちゃんの難しい口調も再現出来てて、それが砕けて浅ましい口調になっちゃうのもめっちゃ良かった………!  ここまで来たら3匹の公開アクメショーとか見てみたい………僕、オーバードーズ61話大好き侍。来月の上位プランでお願いしてみようかな……  後、ワカモのネタを一応送っておきます……なんか暴走気味に書いてしまったのでもし採用して頂けるのであれば好き勝手に弄ってもらって構わないです………!!

おたかつ

 父親の事業を引き継ぎ、自身の天賦の才と豪運を以って僅か数年余りで父親の悲願でもあったキヴォトス一の資産家にまでのし上がった男は、ある種の虚無感に囚われつつあった。  退屈な日々に飽き飽きしていたその時、男の豪邸にワカモが強襲した。趣味が破壊、略奪である彼女がキヴォトス一の資産を持つ男を狙わない筈が無く、不良達を扇動し、ジャミングや陽動を用いた計画的な襲撃ではあったが、男の指揮と、大量の護衛部隊により鎮圧に成功する。  捕らえたワカモのことが無性に気になった男は捕らえたワカモの元に会いに行き、彼女のお面を剥がす。彼女の美しい狐耳が似合う顔を一目見た瞬間、男の中でドロドロとした欲望が首をもたげた。 ーーーこの女を絶対に俺のモノにする  欠けていた心の1ピースがピタリとはまるように、その欲望の黒水は空っぽだった男の心を満たしていく。  それからの男の行動は早かった。男の力を用いてこの事件を『無かったこと』にし、ヴァルキューレ警察学校からの追求に対しても「知らない」の一点張りを貫き通した。当然その裏では、男が取り寄せた数々の調教器具による『準備』と破壊を愉しむサディストではなく男に犯されるだけのマゾヒストであることを肉棒を以って刻み込む『教育』を叩き込まれるワカモの姿があった。  始めは激しい抵抗をする姿を見せていたワカモも、休みの無い調教により疲弊していき、調教が始まって数ヶ月後、ー週間に渡る焦らしプレイに我慢できなくなったワカモは男をご主人様と認めてしまう。  しかし、完全に堕ちるまで後一歩の所で、連邦生徒会長が行方不明になったことによる警備システムの異常により、ワカモが脱走してしまう。しかし、男は全く焦りもしなかった。なぜならーーー ーーーもう既に彼女の首には見えない首輪が付けられているのだからーーー  自ら堕ちた2匹目の愛玩動物を愛でながら男は頬を吊り上げ、そう遠くない未来に思いを馳せた。そして3匹目の調教が最終段階に入った時、彼女は帰ってきた。仲間も引き連れずたった一人で初めて会った時の威圧感など微塵も無く、ただ弱々しく震える少女となって。

おたかつ

 ワカモは男に土下座をすると、運命の人に出会ったのです。ですから、ですからと怯えた声で頼み込む彼女に男は何も言わずに『準備』をする。ごめんなさい、ごめんなさいと必死に謝るワカモの言葉を無視して、文字通り頭を冷やさせ、鞭を打ち、彼女に勝手に恋をする人権など無いことを思い出させていく。  そして最後の『教育』によって彼女は獰猛な獣から男に飼われる愛玩動物へと完全に、堕ちた。  最後に、3匹の愛玩動物の同時おねだりポーズでend  ど、どうでしょうか…?

いかじゅん

ありがとうございます!セイアちゃんはプレイアブルではないので口調が少し不安でしたが、そう仰っていただけると有難い限りです。こういう子が下品なこと言うの大好き……。 三匹の公開アクメショー……いいですねぇ。そしてあの渾身の1作を知っていてもらえて嬉しい……嬉しい……。 ワカモのプロットお預かりいたしました。さあ私のモチベが最後まで貫けるか……頑張ります!