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いつもご支援ありがとうございます。本日は月末で気合いが入ったものを一作。有償リクで書いたデアラの催眠洗脳です。ほぼオールキャラなのと3万字とかいうノリに乗ったやつです。

ただ今回の士織ちゃんは女装かつお尻にぶち込まれる男の娘仕様なのてそこのところはご注意ください。また士織ちゃんが扉を開いたというか、逆にこの子で何してないんだ……?

久しぶりに読み切れるものなら読んでみろなやつ、GO!


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「ふんふんふーん♪」

「なんだ。ご機嫌だな、十香」

「うむ!」


 学校の廊下を歩く少女がくるりと周り、振り向く。夜闇色の艶やかな髪が靡き、満面の笑みを蓄えた暴力的な面が顕になる。思わず、声をかけた側が頬を紅潮させてしまうほど綺麗な少女だった。


「……何かいいことでもあったのか?」

「む? あると言えばあるな! 今日の昼食は私の好物で。皆と一緒に学校に通うことができて。それ以外にも……色々、全部だ!」

「ぜ、全部かぁ」


 大きく出たなぁ、と苦笑気味な言葉を返された十香は眉根を寄せながら不思議そうな顔をする。


「駄目だろうか? 私は毎日が楽しい。おまえのお陰だ」

「そんなことない。十香が努力したからだろ」


 どちらの意味でも、そんなことはないと首を振る。十香が幸せを感じてはいけない理由など、この世のどこにもない。たとえ彼女が精霊と呼ばれ、世界の災厄として認識されていたとしても、それは十香の意思ではなかった。ならば幸せになってはいけない理由はないだろう。

 そして毎日が楽しいことは、十香だけが感じていることではない。毎日、こんな日常が続けばいいと思っている。変わらない平和だからこそ、平和じゃなかった時間を知る彼女たちと一緒に居られればいい。


「私だけの力ではない。琴里や皆、おまえのお陰だ――――シオリ」


 ――――そう、夜刀神十香に褒め称えられたような形になった五河〝士織〟は、中性的な顔の頬を指でかいて気恥しげに顔を逸らした。

 確かに精霊たちの今は彼の尽力があればこそだ。精霊保護組織のバックアップがあるとはいえ、人の身体で命をかけた戦争(デート)に挑む彼だから精霊たちを救うことが出来た。

 そんな彼が来禅高校の〝女子〟制服を身につけ、誰がどう見ても女にしか見えない姿容で登校しているのは何故なのか。


「そ、その話は良いだろ。俺は俺がそうしたいから、しただけだ……って、教室の前で何やってんだ俺たち。早く行こうぜ、十香」


 ハスキーボイスで教室へ行こうと促し、十香も自然と返答しながら頷きを返す。十香の反応に違和感は感じられず、女装姿でいるにも関わらずお決まりの羞恥心も士織からは発せられていない。

 総じて自然体という言葉が相応しいだろう。美少女の夜刀神十香と五河士織という、今朝の学校にあるまじき眼福な光景だ。

 しかし、彼女たちの周囲に生徒は見当たらない。正確には、二人が向かう特別な教室に彼女たち以外が向かっていないのだ。それぞれ気ままに言葉を交わす他の生徒たちは、一様に別のクラスへと入っていく。

 唯一【特別クラス】へと向かう二人は、教室の扉を開いた。


「あぁぁぁぁぁんっ♥♥♥ か、快感♥ 奥に、きて……あっ、あっ、あぁぁっ!♥♥♥」

「んぃ゛ッッッ♥♥ あぁ、はぁ……そこ、弱いから、声、でゃ♥♥ あ゛♥♥♥」


 瞬間、甲高い声音が二人の鼓膜を震わせた。パンパンパンと、肉と肉がぶつかり合う音。それによって乳房がブルンブルンと揺れる音。隣合う尻の片方に指を咥え込ませ、くちゅくちゅと弄ぶ音。

 様々だが、どれも淫靡な音が響き渡る。喘ぐ声は十香と士織が知る精霊の二人で、彼女たちの下半身に腰を打ち付け指を挿入する男のことを十香たちは〝知らない〟。

 八舞夕弦が巨乳を揺らして淫行を受け、そのダウナーな顔で舌根を突き出し、八舞耶倶矢が膣のGスポットを念入りに指先で擦られて俯き顔から喜悦の声を漏らす。

 教室の扉を開けた途端、見知らぬ男とセックスする己の友人。絶句をするか、あるいは怒り狂って男を彼女たちから引き剥がすか――――――


「おはよう、耶倶矢、夕弦。早いんだな」

「二人とも、おはようだ!」


 そのどちらでもなく、士織と十香は柔らかい笑顔と元気の良い声をそれぞれ発し、自分たちの机に向かって歩いていく。


「挨、拶♥ お、おはようございま、おっ♥♥ おぉぉぉぉぉぉっ!!♥♥♥♥」

「ふ、ふふっ♥ 我にあ゛いィ゛っ!?♥♥♥ そ、そこっ、ヤバッ♥♥ やばい、イグッ!!♥♥♥♥」


 セックスは激しい。机を台にして尻を突き出した双子の少女は、結合部から愛液と精液が混じった粘液を滴らせ、教室に異様な性臭を漂わせていく。明らかに普通の状況とは言えない教室セックスの最中、喘ぎ声を上げながら二人は士織と十香に挨拶を返す。

 聞くだけで興奮してしまいそうな魅力的な艶声。実際、一心不乱に腰を振る〝誰かもわからない男〟は肉棒を滾らせ、どっぷり膨らんだ陰嚢までも八舞姉妹の美尻に興奮の度合いを表すように叩き付けている。

 しかし気に留めない。なぜなら彼は〝知らない〟人間だからだ。彼のことを気にする必要はない。二人もセックスで感じているだけで、何ら不思議なことではなかった。オナニーで気持ちよくなるのだから、セックスで気持ちよくなるのは何ら疑問に思うことではない。


「……む、なんだ?」


 すると、席に荷物を置いた十香に〝彼〟が話しかけた。見ず知らずの、しかも友人二人の性器を使うだけ使い放置した下半身丸出しの男に声をかけられた十香は、それらのことに何かを感じた様子はない。

 ただ声をかけられたから返事をした。そんな素面の十香に、彼はずいっと腰を差し出して言葉を続けた。


「なに? 汚れたから綺麗にして欲しいだと?」


 愛液と精液が全体にべっとりと絡みつき、濃厚な白濁液の残滓が鈴口からどろりと零れている。見た目や匂いもさることながら、今朝から使った二人が激しいセックスの疲労でダウンしたので、その始末を十香にして欲しいという傍若無人な頼み。


「わかった。それを綺麗にすればいいのだな」


 ところが十香は『NO』と言わず、彼に対し怒りを向けるどころか事務的な返答をしながら膝をつく。

 射精をたっぷりとしたであろう肉棒。十香の小顔に収まらない肉の竿に、十香はその先端から口をつけた。


「ちゅ♥ ちゅるっ、ちゅるるるるる♥♥ ずぼっ、ずぞぞぞぞ、ずじゅるるるるるるっ♥」


 まるで水道の水を飲むような仕草で髪を耳にかきあげ、口をつけた亀頭の穴から残った精液を吸い出す。一気に竿の根元まで咥え込んだかと思えば、恐ろしいバキュームで絡まった汚れを全て喉の奥に流し込み、ちゅぽっと口から肉棒を解放した。


「終わったぞ」


 唇と繋がった糸を手の甲で拭き、無自覚な美貌に溢れた面に陰毛を張り付けながら立ち上がった十香。

 流れるように肉棒をしゃぶり、掃除し、立ち上がって終わりを告げる。本当に水を飲むような……いいや、命じられて当然のことを楽々とこなしたとばかりに言葉を返した。


「要件はそれだけか? ん、スカートを捲って欲しいのだな」


 ピラッ♥


 肉棒のフェラ掃除のみに留まらず、厚顔無恥な男は十香にスカートのたくし上げを要求し、彼女はその無理難題を当然のように遂行する。スカートを捲り上げる十香の手に躊躇いはなく、顔に羞恥の二文字はない。もしあるとしても、それを見せるのは男に対してではなく隣で彼女の隣で授業の準備をする士織を相手にした場合だろうが。


「なぜ下着を穿いていないのかだと? ……確か、おまえにそう言われたからそうしている。毛の処理もするなと言われて、一ヶ月は放置しているぞ」


 スカートを捲り上げながら男の問いかけに平然と答えを返す十香。

 下着を穿いていない理由は、男がそうした方がいいと言ったから。彼はこのクラスの女全員に同じことを言い、誰一人としてそのことに『NO』と言わなかった。だからノーパンスカートで登校しても平気な顔をしていたのだ。

 そのノーパンの下に生い茂ったデルタゾーンの厚毛は、そちらの方が十香に似合いそうだと彼が告げたことでそうなった。鼠径部にまで到達しそうな夜色の陰毛は、股間の毛と思えないほど艶やかで美しい。それを見ただけで我慢汁を飛び散らせた男は、今朝から相変わらずの我が物顔で言葉を重ねた。


「私でセックスがしたいのか。うむ、好きにするがいい。私のマンコはいつでも使えるぞ」


 自分の机の椅子を退かした十香は机に手を付き、腰を突き出してマンコを見せつける。ブレザーの上からでもわかるくびれた腰に、プリッと肉があり大きい尻は芸術的だ。

 十香の唾液を加えてテラテラと濡れた肉棒の先端を膣口に押し付け、ずりゅずりゅと塗りたくり、剛毛の入口を掻き分けて一気に挿入した。


「んっ、んんん、あぁぁぁぁ♥♥ あ、あぁぁっ♥ あんっ、あぁんっ♥♥ あっあっあ、ふあぁ♥♥」


 パンパンパンパンパンパンッ♥


 十香たちが来る前から激しいセックスをしたのは周知の事実であろうに、男は疲労など感じていない様子で腰を振って精霊のマンコを堪能する。

 士織が隣に目を向ける。彼は十香の真隣に席を置いているため、自然な形で十香のセックスを視界に収めることになる。


「んあっ♥♥ シオリ、すまぬ♥ 少し、うるさく、してしまいそうだっ♥」

「気にするなって。セックスで身体使われたら、誰だってそうなっちまうんだから」


 しかし、やはり気に留めない。いいや、十香を気遣ってはいるのだ。けれどそれはセックスをする十香であって、なぜそうなったかへの猜疑心やセックスに対しての疑問ではない。


「え……? 俺も十香と同じ姿勢になれって……う、結構恥ずかしいんだぞ……」


 頬に朱色を灯して恥じらう姿は、可愛らしい声も合わさり一見して少女にしか思えない妖しい魅力を感じさせた。十香と違い羞恥心が見えるのは、単純な反応の差異か。恐らく彼が恥ずかしがるなと言えば『NO』とは言えないのだろう。

 そして同じ姿勢にと言われた士織は、セックス中の十香と机を合わせ、高身長故に少し股を大胆に開いてスカートを引き下ろした。

 そこには当然、尻がある。信じられないほど白い十香の美尻に比べ、現実的な肌色の美尻というべきであろうか。

 士織の股間はショーツで覆われていた……玉ブラ付きの女物ショーツで、生地がギチギチと盛り上がっていることを男は指摘した。


「そ、それは……十香が、こんな声出してたら……勃起くらいするだろ♥」

「し、シオリ……♥」


 その盛り上がりはあからさまな興奮だ。十香のセックスに疑問は感じないが、性的な興奮はしっかりと感じている。彼もしっかり精霊たちを女として見ているし、十香側も士織を好意を持つ相手と認識してセックスとは別の意味で頬を赤らめ目を逸らす。

 が、そのようなことは二の次。肝心なのは士織の股間上にある〝穴〟だ。


 プニプニと柔らかそうな肉の入口。皺までふんわりとして、そして大きい。ショーツの中でイキリ勃つ肉棒がなければ、それを女性器だと言っても騙せてしまうくらいに縦に割れて肥大化している。


「へっ♥ な、なんでお尻の穴がこんなになってるかって……そ、そりゃあ、毎日、されてるし、じ、自分でも使ってるから、その……♥」


 そのサーモンピンクのアナルは、士織の美しい見た目もあって男のモノとは思えない見事な〝メスアナル〟だ。大きな穴の窪みをキュッと恥ずかしげに締める様は、ケツマンコと言い換えても構わないだろう。


 ズプッ♥ ヌププププッ♥


「おっ♥ あ、あぁぁぁぁ……♥」


 十香の美尻と並べても遜色ないメスの尻を片手で握るように持ち、アナルに指を挿入する。尻を鷲掴みにされた瞬間、士織が期待するように顔を上げ、アナルに指が挿入されてからは甲高い雌の声を恍惚の表情で零す。

 アナルは指を差し込まれた途端、キュッと収縮して逆に指を呑み込もうとしていた。拒絶どころか、まるで抱擁するかのように柔らかい肉口が迎え入れてくれる。指を壁に擦ってやれば、膣壁が膣分泌液を排出するのと同じで、腸壁が粘り気のある粘液を吐き出し始め尻穴を守る。

 指一本でこれなら二本だろうと三本だろうと、それ以上のモノすら容易に受け入れるだろう。


「あっ♥♥ んぁぁぁっ♥♥ シオリ♥ すごい顔、しているのだぁ♥」

「あ、あ、あぁっ♥♥ あおっ♥ と、十香だって……そんな顔されたら、もうっ♥」


 それこそ十香のマンコに挿入れられているモノであろう。セックスやアナル挿入は気にしていない。だが、互いの蕩けた顔は興奮材料となる。男もそれを『NO』とは言わなかった――――それを言うような底の浅い男ならば、士織をこの場に置いたりはしない。

 気づけば教室に人が集まっている。大体十人を超えればいい方だろうか。そろそろ授業が始まる、と男は動きにラストスパートをかけた。十香をより激しくピストンしながら、士織は尻穴の局所を指先で圧迫する。


「あっあっあっ♥♥ ダメだ、イク♥ イッてしまう♥♥ イク、イクゥゥッ!♥♥♥♥」

「う゛お゛っ♥♥ そ、こ……射精る……イ、クッ!!♥♥♥♥」


 ドビュブビュルルルルルッ♥ びゅくびゅくびゅくぅぅぅぅ〜〜〜〜♥


 ゴポッと十香のマンコからザーメンが逆流し、士織の尻穴から腸液が飛び散り、それ以上に膨れた股間のショーツに白濁液が溢れ返った。

 二人とも揃って頬を緩め、はしたない表情で絶頂を叫び上げた。十香に興奮した士織のモノがなければ淫乱な雌二匹が並んでいるように、否、あったとしても並んでいるようにしか見えないか。


「ほーれ、みんな席につきんさーい! ホームルームから始めるよん」

「う、うむ♥ わかったのだぁ……♥」

「はぁはぁ……うぅ、パンツがべっとりして気持ち悪い……♥」


 教師〝役〟の本条二亜がラフな格好と言動で現れたことで、イッたばかりの二人も衣服をいそいそと整えて席に着く。今朝から男に犯され倒して突っ伏していた二人も同じくだ。


「えっと、オリリン、くるみん、よしのちゃん、妹ちゃん、ムックちん、なっつん、双子ちゃん、みっきー、とーかちゃん……んしっ、全員集合! それじゃ授業を始めよっか」


 ――――男の名前は呼ばれない。いいや、存在しない。彼がいる意味を誰も疑問には思わず、今朝の淫行などなかったかのように皆が振る舞う。

 豪華絢爛な美少女が集められた特別クラス。まだ高校生でない者や別の高校だった者まで、全く関係がない。それは男が〝そうするべき〟と言葉にしたことで、彼女たちや関係者が『NO』と言わなかったから。


 そう、これは――――言葉に『NO』がない世界を持つ男が生み出した、精霊たちを集えた美しすぎる居場所なのだ。



 授業が始まる。学校中が各々授業に聴き入ることで静まり、あるいは体育で運動をする声が聞こえてくる。

 精霊たちのクラスも同様で、二亜のおちゃらけた解説が少しばかり明るすぎる程度だ――――そんな中、男は悠々と教室内を練り歩いていた。

 先ほど授業が始まると事を急いだ男だったが、それは別に彼が授業を受けるからではない。授業を受ける精霊たちを見て回るため。つまり、せっかく作り出した環境を自分が楽しむためである。

 楽しいに違いない。何せ誰も『NO』と言わない己の世界で、これほど煌びやかな少女たちに囲まれて過ごすことができるのだ。当事者でありながら、彼が何者かなど誰も気に留めない。男が相応の行動と言葉を取れば、それに相応しい反応を返すだけの関係。


「なに」


 それが楽しくて仕方がないと、男はある少女に声をかけた。鳶一折紙は、人形めいた端正でクールな顔で男の声に返事をする。その表情さえ変わらず、彼女は二亜の教鞭をノートに書き写していた。


「わかった」


 折紙に言葉を重ねると、彼女はその指示に従う。少し椅子を引き両足を椅子の外側に開いた。座った人形のように正されていた姿勢が、ガバッと大股を開いたみっともない姿勢に変貌する。

 スカートを穿いている中での全力大股開きのため、折紙の股間部が大々的に暴かれてしまう。十香と同じくノーパンで、薄い毛が生えた美麗なマンコが露になる。


 他にも彼は自分がルールだとばかりに精霊たちへ〝頼み事〟をしていった。

 琴里や四糸乃、七罪などまだ胸が小さい少女たちのシャツをはだけさせ、乳首にクリップを挟んだ胸丸出しの状態で授業を受けさせる。

 十香を椅子の上で蹲踞、夕弦をガニ股空気椅子させてその丸見えマンコの剛毛を撫で上げ、震えながら姿勢を維持させる。

 耶倶矢にはペンでフェラをするように命令し、細いボールペンを口と頬を窄めて『じゅぽじゅぽ♥』と舐め回させる。


 授業を間抜けな格好で受ける精霊たち。なまじ表情が真面目なために間抜けさの中に不思議なエロスが備わっていた。

 そんな中で彼は誰に何をさせようかと期待を膨らませる。精霊で遊ぶうちに胸の内で膨らむ欲に見定められたのは、射干玉の髪を肩口で二つに結い上げた妖しい魅力の少女。


「あら。如何なさいまして?」


 時崎狂三。お嬢様のような穏やかな物腰と、最悪の精霊と呼ばれる苛烈な顔。相反する二面性を一つに合わせた少女だ。


「はい? 頼みたいこと、ですの……うふふ。せっかくわたくしに物を乞うというのに、その程度でよろしいのです?」


 しかし、彼女と言えど男の前で『NO』はない。その考えすら、疑問さえないと言うように狂三は彼の言葉を全て聞き入れた。

 狂三は席を立つと後ろの席、ちょうど士織が座る席の机に立った。


「士織さん、失礼いたしますわ」

「ん、ああ」


 あの狂三が机の上に靴を乗せて立つという荒っぽい行為をしているというのに、士織のリアクションは薄い。もっとも、狂三の妖艶な美脚を包むタイツに肉棒はピクピクと反応をしているようだが。

 士織の机に立った狂三は、両膝を曲げて品のないガニ股気味の姿勢になると、タイツの臀部をビリリッと破いて白磁の生尻を露わにする。無論、当然のようにノーパンのそこには、射干玉の尻毛に覆われたサーモンピンクの尻穴がある。士織ほどではないが、マンコに負けないサイズ感の縦割れアナルだ。タイツの直履きで蒸れた良い匂いを醸し出すアナルを狂三は士織側に向けて立つ。


 狂三は美しさと不浄を兼ね備えた剛毛アナル目掛け、手渡されていたローション塗れの極太ディルドを挿入した。


「うっほぉぉぉぉ!♥♥♥♥」


 ブシュッ♥


 勢いよく挿入されたディルドにアナルをこじ開けられ、狂三が野太く下品な嬌声を上げる。大猩々の遠吠えの如き品のない声を漏らした狂三の股間から、士織の机目掛けて愛液がぶちまけられる。


「お゛ォ゛ッ♥ お゛っ、いぐっ♥♥ オ゛ォ゛ッ♥♥ イきそっ♥ イグッ♥♥♥♥ う゛ォ゛ッ、いぐいぐっ♥♥♥♥ ぎも゛ぢっ、ん゛お゛っ♥♥ イっグ……ッ♥♥」

「っ♥ っっ、っ〜〜〜〜♥♥」


 両手でディルドをアナルにピストンし、穴から淫らな音を立てながら狂三のオホ声が炸裂する。普段の可憐で超然とした狂三を知っていればいるほど、ケダモノ同然の声でアナニーに興じる様は背徳的な興奮を感じるだろう。

 実際、それを目の前で見せられ聞かせられる士織の股間はまたもや膨張していた。剛毛アナルが皺を広げながらディルドを挿入する光景を見上げ、表情を想像するだけで頭がおかしくなりそうな狂三の濁声を聞いてショーツを引き千切る勢いで勃起している。

 狂三の行動は男の願いに『NO』と言わなかった結果のため、そこに疑問の介入はない。が、それと士織の性的興奮は全くの別問題だ。目の前で狂三がアナニーをして、アナル感度抜群の仲間としては我慢をするので精一杯だろう。少し見上げるだけで『ぶぽっ♥ ぶぼっ♥』と空気が抜ける下品な音を立てる狂三の尻穴が間近にあるのだから。


「ちょっとちょっとー。くるみん、声大きすぎるって。くるみんがアナルクソザコなのはみんな知ってるけど、授業中は静かにねー?」

「お゛っほ♥♥ も、申し訳、ございません、わォ゛♥♥♥」


 もちろん、授業中にアナニーをすること自体に問題はないが、そこから派生する騒音は議題に上がる。狂三は二亜に注意され、耳まで真っ赤にして謝罪する。

 このように男の命令に『NO』と言わず、違和感を抱かせない範囲は言葉と行動の匙加減一つだ。

 狂三のアナニーにスカートを肉棒で持ち上げて我慢汁を滲ませ、頬を染めた士織という構図。大変興奮する光景に彼の肉棒も盛んに盛り上がるが、それを発散する対象をまだ見つけていない。


「それじゃあみっきー、次のページを読んでちょうだいな」

「はぁい。えっと……これ、小学生の時に朗読する文じゃないですかー?」

「あはは、気にしない気にしない。うちは緩く自由にがもっとーだよん」


 もっとも、その発散対象は無造作に転がっていると言っても過言ではなかったが。


「もぉ、仕方ないですねー。えーと、いろはにほへと、ちりぬる、をぉぉ!?♥♥」


 現役アイドル誘宵美九の美声が乱れる。いきなり尻穴をカンチョーされた美九はケツを抑えて飛び上がり、明らかにブラを付けていないとわかる爆乳が激しく揺れる。

 教科書を落として悶絶する美九。その身体を抱くようにして彼は来禅のものではない、彼女が通う女子校の制服に両手を突っ込み始めた。


「ひゃん、あの、そんなところ、触られたらぁ♥」


 クラス一番の爆乳を生で揉みしだき、ノーパンのスカートを捲り上げてグチュグチュと手のひらで擦って刺激する。頬を赤らめて眉根を寄せる美九だが、彼をより強く拒絶する前に〝気にせず朗読を続けろ〟と頼まれてしまう。


「は、はい。わかよ、た、たれそぉ♥ あひっ、つねぇ、あぁんっ、なら、むぅぅ♥ んひっ、ひぃぃんっ♥♥」


 そうなれば男嫌いの美九でさえ拒否はできない。恐らく、彼が男であるという認識も怪しいだろう。

 背後から抱きすくめられた美九が胸を揉まれて乳首を抓られ、膣口を擦られ指を差し込まれ壁を擦られる。大舞台に立つアイドルの矜恃か、授業とはいえ声を出す作業に姿勢を正して発声しようとするも、その眉根は八の字に曲がり唇がへにゃりと卑猥な形に歪んでしまう。

 そして秘部に容赦なく肉棒が突き立てられたことで、アイドル誘宵美九は陥落した。


「あっ、あぁぁぁ!♥♥ ごめんなさい、もう言えませんんんっ♥ おちんぽ♥ 挿入れられたら♥ わたし、無理ですぅぅぅぅぅっ!♥♥」


 教科書を落とした机に両手を突き、後背位の体位でセックス。朗読でさえ聞き惚れてしまう天性の美声は、ぱちゅんぱちゅんと音を立てる尻肉の卑猥な音色に合わせ、甲高くエロティックな喘ぎ声に変わる。


「ありゃ、みっきーも駄目か。なら次は……へ? あ、あれ? これは先生がお手本になるべきだって? そ、それは困ったにゃーん」


 セックスの快感で続きが読めなくなることは、生理現象と同じで仕方のないことと処理をされる。彼も美九へ無理に先を促すことはせず、何と教師役の二亜を指定した。


「教卓の中……うわ、何このえっぐいバイブ。これを入れながら発声練習? んもう、単なる漫画家に無茶言うねぇ」


 そう言いながら、教卓の下から取り出したイボが大量についたバイブの玩具を手にし、ズボンを下ろして教卓の上に乗る。

 M字開脚でバイブをマンコに接着させる二亜。


「いきまーす――――あぁんっ!♥♥」


 ドチュンッッ!♥


 振り抜かれた両手に導かれたバイブが深く挿入され、二亜は首を仰け反った状態で官能の声を上げた。

 狂三の喉声、士織の我慢声、美九の嬌声に二亜のオナ声が加わり、教室に静けさとは無縁のエロ合唱が奏でられる。


「あんっ!♥ あっあっあんっ!♥ あっ、あめんぼ赤いなっ、あいうえおぉぉぉぉ!?♥♥♥」


 そこに加わるバイブの振動音。精霊保護組織〈ラタトスク〉謹製のイボバイブは、マンコへの挿入を感知して自動で動き回る。


「あはん、はぁんっ!♥ あひゃっ!♥♥ あっ、やだっ、あたし、こんな声出して……ひゃぁん!♥♥♥」


 時には回転し膣壁を削るように刺激し、時には先端を伸ばして子宮をピストンで穿ち脳髄が震えるような快感をもたらす。如何に二亜が少女らしからぬ立ち振る舞いをしようと、股を開いてバイブを挿入れば美少女が蕩けた顔で甲高く喘ぐ光景が出来上がる。


「あっ、ほっ、ひっ、ふっ、ひぃぃぃ!♥♥ あへぇぇぇぇぇ!♥♥♥♥」


 あっという間に仰け反り舌出しアクメの時間がやってくる。イキ潮を噴射する二亜の顔が締りのないアヘ顔へと変わった。


「あっ、あっ、あ♥ ああああああああ゛♥♥♥ い、イッちゃいますっ♥ イク、イク、イク♥♥ ん゛っはぁあぁあぁあぁああああああっ!♥♥♥♥」


 だが、そういう顔をするのは二亜だけではない。子宮の奥を亀頭でイかされて、蕩けるような声色に官能の色を乗せる禁忌を犯す美九が、背を反って鋭い絶頂をする。パフォーマンスを上げるためかストレッチを欠かさない身体は、見事な反り返りで美九の舌根を見せつけた。


「お゛っお゛っ♥ お゛ぉっ?♥♥ し、士織さんのチンポが、わたくしたちで勃起しているからヌいてやれ? わ、わかりましたわ♥ 造作もないこと、楽なことですわ♥ し、士織さん、わたくしのケツ穴ディルドをお願いします♥♥」

「う、うん♥ わかった、頼むくる――――あ、あ、あぁぁぁぁぁぁぁーーーーっ!♥♥♥♥」


 びゅくびゅくびゅくっ♥


 狂三たちは狂三たちで盛り上がっている。立ち上がった士織に中腰でしゃがんだ狂三がそのイキリ勃つモノを口でしゃぶり、フェラチオ。その口の気持ちよさに士織が腰砕けに両足をガクガクと震わせ射精し、ディルドを持った両手を無闇矢鱈に振るものだから、メスチンポをしゃぶる狂三の顔が快楽と口淫と精液で大変なことになっていた。

 狂三と士織が互いの性感帯を刺激し合い、二亜が教卓でオナニーをし、美九が歌うようにセックスで喘ぐ。周囲の精霊たちはあられもない格好でそんな授業を見守っている。


 乱交じみた授業の騒ぎは、午前中ひっきりなしに鳴り響く。無論、誰がなんと言おうと彼の頼みであれば『NO』とは言えず、その淫行は続けられるのであった。



「どこ行くのかって、トイレよトイレ」

「はい……御手洗に、行きたいので」


 昼休み。狂三、二亜、美九が机や教卓に突っ伏してビクビクと痙攣している中、男は席を立った七罪と四糸乃に声をかけた。

 普通、トイレに行く際に男に行き先を聞かれた時は、そのデリカシーがない行為に嫌悪や羞恥を覗かせるはずだが、七罪は睨みを効かせ(そのつもりはないらしいが)て四糸乃はおずおずと答える。どちらも当たり前のように、恥ずかしいことなどないように行き先を告げた。

 無論、もはや手馴れて驚くに値しない反応に男はすかさず言葉を返す。


「え? セックスしたいって……まあ、私なんかでいいなら好きにしたら?」

「はい。私も大丈夫です。セックス、しましょう」


 君たちとセックスしたい。見た目相応に中学生の制服を着た七罪と四糸乃にセクハラを超えた頼みをするが、彼女たちは全く意に介さない。四糸乃など、女神と称しても誇張ではない笑顔で『セックスしましょう』などと言い切る。

 とはいえ、それぞれに反応の良さがある愛らしい少女をこの場で楽しむつもりは毛頭なかった。昼休みは教室以外に出ていい。これは彼が言葉にするまでもない学校のルールだ。

 逸脱していないのなら何一つ問題はない。あるとすれば――――彼が二人を連れ込んだ場所が男子トイレだということだ。


「ちょ、男子トイレって……あんた、私たちを男だと思ってるわけ? 私はともかく四糸乃まで……失礼すぎるでしょ」

「だ、誰か来たら……困り、ます」


 特別クラス近くのトイレとはいえ、男子用の部屋に入るのは抵抗があるらしい。セックスは了承したが、男子トイレへ向かうことは示唆していなかったからか七罪と四糸乃は頬を赤らめ恥ずかしがっていた。

 セックスは良いと言ったが、この場所に入ることは言葉がなければ恥ずかしい。彼女たちは女子生徒であるため、当然と言えば当然の反応だった。セックスするのは恥ずかしくないが、男子トイレに入るのは恥ずかしい歪な認識の二人を連れた男は、今さら頬を朱色に染めた七罪と四糸乃に〝スカートを脱いで欲しい〟と頼む。


「はい……んっ、しょ」

「ん、これでいい? ていうか男子トイレでヤる件は無視か……」


 ホックを外してスカートをトイレの床に脱ぎ捨てる二人。下半身が裸になり、男子トイレで見事なツルツルパイパンマンコを晒す七罪と四糸乃。しかしこれは彼の頼みの範囲であるため、相変わらず羞恥は男子トイレに〝入る〟ということに集中し、男子トイレの中でボトムレスというド変態な格好は気にも留めない。

 さらに彼の頼みは続く。男子小便器に手をついて寄っかかって中腰に。クラス内でもかなり小ぶりな尻の表面から穴までガニ股気味の姿勢で明かした七罪と四糸乃。彼はその姿勢から一気に七罪たちとセックスを始めた。


「んはぁぁぁぁっ!♥♥ い、ぅ……はぁっ♥♥ いきなり、奥……やば、い……♥」


 まずは七罪の小尻を鷲掴みにして奥まで肉棒を挿入。精霊の肉体であるためか、年少組は未だギチギチの新品そのもので彼の肉棒を全力で締め上げて射精を促してくる。

 このロリマンコは油断をすると射精まで持っていかれそうだ。いつもなら無尽蔵に中出しをしてから四糸乃を味わうところだが、彼はあえて射精を我慢して七罪から肉棒を引き抜き、隣の女神マンコに挿入した。


「ひゃぁぁぁぁぁっ!♥♥♥ あ、あっ、あうっ♥ なか、あつい……おちんちん、すごく硬くて、あつい、ですっ♥」


 四糸乃はキツキツではあるが、彼女の慈悲深い心からか気を使うように柔らかい締め付けを返してきている。

 ネガティブ故に強情な七罪マンコと常に表へと出した優しさから甘い締めつけの四糸乃マンコ。緩急を付けるように入れては抜き、入れては抜きを繰り返し、射精せずに二人の体力を削る。


「んはっ、ひゃぁんっ……?♥ ……っ!? あひっ、あっ、まっ、待って!♥♥ ちょ、その……おしっ、トイレ、させて!♥ あへっ、ひぐっ!♥♥♥ トイレ……おしっこ、おしっこしたくなってきたのぉ!♥」

「あっあぁん!♥ あっ、あの、その、私も、んひぃ!♥♥ おしっこ、したいです……!♥ おねがい、です……女子トイレに……んひゃぁ!♥ だめっ、漏れちゃ……っ!♥♥♥」


 すると、七罪と四糸乃の反応に変化が現れた。蕩けた顔の額に汗が滲み、必死な我慢声が口から溢れ出す。

 元々トイレへ向かうはずだった二人だ。セックスで股が緩くなれば、自ずと膀胱の限界が早まる。


「や、やぁ♥ 男のトイレでなんてしたく、ないぃ……♥」

「は、恥ずかしい、ですっ♥♥ ひゃんっ、あんっ、ふぁぁぁぁっ!♥♥」


 おしっこがしたい。が、ここではしたくない。腰砕けになった七罪と四糸乃が寄りかかるのは、磨き上げられた男子用の小便器だ。都合よくおしっこが出せる場所だというのに、二人は頑なに拒絶をする。

 男の小便器におしっこをするなんて、常識的に考えればありえない。セックスをして漏らすなら別に構わないが、男用の小便器に漏らすなんて、と歪な認識で二人は顔を真っ赤にする。


「あっあっあっ……あ♥♥」

「ひゃんっ、んひぃ、あぅぅぅ……はひっ♥♥」


 しかし、如何に羞恥があろうと小便器に寄りかかってセックスしていれば、身体が勝手にその準備を始めてしまうというもの。

 膀胱が緩んだ瞬間、七罪と四糸乃は空気が抜けたような吐息を発してカクンッと小便器に股を突っ込んだ。


「あ、あ、あぁぁぁぁぁぁ……♥♥ でちゃう、でちゃうでちゃうでちゃぁぁぁぁ♥♥♥」

「は、はぁぁぁ♥♥ がまん、でき……ひゃあ、ひゃひょお〜〜〜〜♥♥♥」


 ぷしゃぷしゃぷしゃぁぁぁぁぁぁぁ♥ じょぼおおおおおおおおおっ♥


 それぞれセックスに耐えかね、続けざまに失禁する。七罪は放射状に飛沫を上げておしっこを飛び散らせ、逆に四糸乃は勢いのある一本の太い水を小便器の壁に向かって噴射した。

 対象的なおしっこが小便器の白を汚していき、彼女たちほどの美少女でもしっかりと黄色い健康的な放尿をすることを証明する。


「はぁ、ひぁ……♥ も、もう♥ 最悪……トイレに行きたかっただけなのに、疲れて……え? 興奮したからまだする? もう限界な、んほぉ!?♥♥♥♥」


 恥ずかしがりながらおしっこを終えた七罪に襲いかかる。もちろん、隣の四糸乃も逃がしはしない。

 昼休みが終わるまで七罪と四糸乃の甲高い悲鳴が男子トイレから止むことはなかった。




「……授業を始めよう」


 午後になり、授業の担当教員が切り替わる。見ているだけで深い隅や足取りに病的な不安を感じるぼんやりとした教師が、白衣を着て教鞭を振るう。

 二亜に変わって村雨令音が担当する科目は、保健体育だ。


「……さて、今日は男女の身体を実際に比べてみるとしよう。見本は……六喰。そしてシン、君だ」

「むん。承った」

「え……俺ですか?」


 星宮六喰と共にシン、と呼ばれた士織が令音に見本を頼まれて自分で自分を指さした。なぜ自分なのかと言いたげだが、令音は士織の態度へ逆に小首を傾げる。


「……男女の見本なら、片方は君しかいないだろう? 生物学的に君は男なのだから」

「そ、それはそうですけど……」


 教室にはもう一人男がいるが、彼は〝いるだけ〟でありクラスメイトというわけではない。単なる通行人に教育の見本を頼むなど、おかしな話になってしまう。

 そのため、このクラス唯一の男子生徒である士織を指定するのは自然なことだ。が、どこからどう見ても可愛い女子にしか見えない士織は頬の下から熱を発して言葉を返す。


「け、けど男女の見本って、その……」

「……ああ。もちろん裸になってもらうよ」


 ――――あっけらかんと告げられた公開ストリップ宣言。


「う、うぅぅぅ……」

「ふむん? これで良いかの」

「……ん、ありがとう。ではこちらに来てくれ。皆、二人の前に集まるんだ」


 胸と股間を両手で隠す士織と、豊満な身体を惜しげも無く張る六喰。どう考えても常識的には逆だが、顔だけ見ればまるで性別に差がないようだ。

 脱いだ制服を机の上に畳んだ二人は、令音の指示で教卓の前に立つ。それに合わせて残った生徒たちが二人の前に集まった。


「……六喰、シン。気をつけ」

「むん」

「…………はい」


 六喰は了承するまでもなく気をつけをしており、それを見た士織が観念したように両手を腰の横に付けた。

 六喰は身長こそ七罪や四糸乃と変わらないが、とても彼女たちと同年代とは思えないロリ巨乳がブルンッと震える姿は実に犯罪的だ。

 逆に士織は高身長で平たい胸、男性器と男の要素が詰め込まれているが、中性的な顔立ちと長い髪、そして恥ずかしがった表情が六喰とは違う意味で犯罪的であった。


「……さて……ん、授業に協力したい? ……そうだね。君に六喰の相手をしてもらえると、私もやりやすい」


 と、早速授業をというところで六喰と士織のストリップを眺めていた男が令音に声をかける。


「……内容を追加。雄と雌のセックスで、雌がどれだけ雄とのセックスに弱いかを見てみよう」

「うぬとセックスすれば良いのじゃな。相分かった」


 たとえ教師が変わろうと彼の提案は淡々と肯定されるのみ。令音に向けられた〝セックスの教材が必要なのではないか〟という提案を彼女は素面で了承し、家族以外に髪を触れさせることを拒む六喰が背面駅弁で抱えられ、金髪を男に押し付けることに平気な顔をしていた。それ以前に、素っ裸で股座を開いて抱えられる恥ずかしい姿に赤面どころか無表情を貫くのは、はっきり言って異常だ。


「準備はよいのじゃ」

「……ん。では、始めてくれたまえ」


 もしや天使〈封解主〉の権能で再び感情が閉じられているのではと錯覚しそうになるが、それでは周りの精霊たちが何も言わないことの理由が説明できない。

 そして、感情封印を否定する何よりの証拠は、持ち上げられた六喰の身体が男の男性器へ向かって一直線に落ちたその時に現れた。


 ドチュンッッッ!!♥


「んほおおおおおぉぉぉぉぉぉォォォォッ!!♥♥♥♥」


 亀頭へ真っ逆さまに子宮が落ちた。響き渡るほどの挿入音を立て、同時に六喰のマンコがイキ潮を吹き上げる。さらにそこから一泊おいて六喰が顔を反らし、舌根を突き出して絶叫する。

 僅か数秒で失われた六喰の素面。ピクピクと痙攣して巨乳を揺らす六喰を彼は連続ピストンで責め立てる。


「あひぃぃっ!?♥ あひっ、むほぉぉ!♥♥♥ むひっ、ふぅぅ!♥♥ おく、奥に来てるのじゃぁぁ!♥♥ むほっ、ほぉぉ!♥♥♥♥」

「……精霊の身体は頑丈だ。これほどの巨根を咥えこんでも裂けること無く快楽を感じている。そして耐久性にも優れ、どれ程乱雑に扱われても劣化や損傷もしない。あるのは命令による変化だけだ」

「お♥ おっ、んぉっ、おほっ♥♥ おおおぉぉおぉぉおぉぉおぉおお♥ は、果てるっ♥ 果ててしまうのじゃあぁぁぁぁ〜〜〜〜♥♥♥♥ 主様の、皆の前でっ♥ チンポでむくのマンコがイクッ!!♥♥♥♥」


 巨大な魔羅の前に精霊である事実など無意味。抽挿に膣壁は擦り上げられ、子宮は口を開けて落ちてイク。六喰の顔はだらしなく緩み、鼻の下は伸びて口は半開きのスケベな巨乳ロリへ見る影もなく変わっていた。


「……腰使いが激しくなったね。六喰の胸が風船のように弾んでいるだろう? ピストン運動の荒々しさが見て取れる。愛液も結合部分から飛沫を上げて、精霊の身体が非常に淫乱でセックスに適していることがわかる」


 いいや。無意味というのは語弊がある。精霊の肉体はどんな雌よりセックスに適している。でなければ彼の激しい動きに体力を瞬時に使い果たしてしまうだろう。


「……なにより表情だ。子宮の奥まで突かれたことで口はだらしなく開いて涎をまき散らし、眼の焦点はあっていない。そのほか、鼻水や涙まで分泌している……皆も覚えがあるだろう。これがアヘ顔だ」


 でなければその顔も作れない。本気のアヘ顔を見せているのに可愛らしさを残すのは、彼女たち精霊でなければ成し遂げられないことだ。


「……さて、こうして並べて観察すると、男女の一番の差異はやはり性器であることがハッキリわかるね」


 そんなことよりとばかりに令音は指し棒を取り出し、真っ赤な顔で俯く士織の身体を解説していく。それに釣られて精霊たちの視線が士織へと集中した。


「けど、それ以外に大きな違いはない」

「士織さんのおちんちんピクピクしてて、可愛いです」

「あ、あんまり見ないでくれぇ♥」


 純真無垢な四糸乃にペニスを見られるなど居た堪れない。自分に好意を抱いてくれている折紙に、男女の大きな差が見られないと言われ、少なからずプライドに傷がつく。

 頭の先まで皮が被り、陰嚢の裏側やアナルに続く細道に至るまで一切の毛が取り除かれたペニス。確かに男のモノだというのに、見方によっては少女たちより潔癖感のあるパイパン包茎チンポがビクッビクッと丸まって震えていた。


「乳首も、こんなビンビンになって六喰に負けてない……けど、その、比べてみると……」


 士織のビンビンに勃起した乳首。女顔負けのピンク色の乳輪とデカ乳首に目を奪われそうになるが、七罪の観察眼はその〝差〟を見逃すことができず、申し訳なさげに呟く。

 その反応を見た令音が男に視線を向ける。


「ん゛っおっおっお、お゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛♥♥♥」


 すると彼は六喰の小さな身体を持ち上げ、とてつもない長さの巨根を結合部から剥き出しにする。誰を見上げるわけでもない上目遣いで六喰が悶絶する中、凄まじい量の本気汁を垂れ流しにした局部が顕になった。

 六喰の秘部に入っていたチンポは、あまりにも大きい。カリ首が見えるギリギリまで六喰の中から引き抜いたモノは、彼女の身体に入っていたことが信じられないくらいの長さで、改めて精霊たちが驚嘆の声を発する。


「同じチンポでもこんなに差があるのね。まるで大人と子供だわ……士織も小さくはないけど、相手が悪かったわね」

「私はだーりんのお皮がついた可愛いおちんぽさんの方が好きですよぉ♥」

「そ、それなら私だってそうよ! あ、いやその……じ、事実としてこっちの方が大きいってだけ!」


 事実として大きい。士織のチンポは男性として立派な方ではあるが、いくら何でも規格外級の巨根と戦えるほどではない。妹に事実を突きつけられ、美九に『可愛らしいから好き』と今の見た目道理の評価を受け――――士織のペニスがむくむくとしなりを見せ始めていた。


「お゛ッほオ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛ッ゛!?♥♥♥♥♥」


 そして背比べは終わったとばかりに六喰の膣内へ勢いよくチンポが押し戻され、彼女の白目アヘ顔絶頂声が士織の鼓膜を振動させた途端、その勃起率は跳ね上がって『ピピンッ♥』と力強く勃ち上がる。

 これによりサイズ差が十分に埋まり、決して小さくないという証明を成し遂げた。が、それと同じくらいフル勃起でも皮被りで印象が違うという点。何より刺激を受けずに勃起した異常な行動に焦点が当てられてしまう。


「う、うぅ……」

「……見てごらん、シンのペニスが勃起し始めただろう? でもこれは、二人のセックスを見て興奮しているだけじゃあない。目の前で大事な女性を抱かれている喪失感、なにより彼と自分を比較してしまい、オスとしての敗北感によるマゾ勃起なんだよ」

「し、士織がマゾ? でも勃起したくらいで、そんな……」


 信じられないと耶倶矢が『士織はマゾ説』を驚いた表情で否定する。彼女の中の士織は、夕弦を含めた八舞を救ってくれた勇敢なイメージで固まっているのだろう。そんな彼が被虐的な感情で興奮しているなんて、と懐疑的な彼女や他の精霊に令音は首を縦に振り声を返す。


「……そうだね。それだけではシンの興奮は六喰のセックスを目撃しただけかもしれないが、こうして皮被りの包茎チンポを剥いてみると……」

「ひぅっ♥♥」


 士織の仮性包茎チンポが令音の指で丁寧に開帳される。勃起するだけでは亀頭の先端すら見せない皮から、グチュリと音を立てて赤みが暴き立てられる。

 とろとろたらたらぁ♥ 皮で蓋をされていた我慢汁が一気に溢れ出す。その量は射精と見紛うほどだ。


「……ほら、真っ赤な亀頭が我慢汁で濡れているだろう。……皮の中でタプタプに溜まっているこの量は、シンがマゾヒズムに目覚めていなければ説明がつかないんだ」

「まあ、本当ですわ♥ あんなにもしゃぶって差し上げたのに、こォんなに……ふふ、えいっ♥」


 ぴちゃっ♥


 狂三が皮のトンネルに指を差し込み、亀頭の鈴口を指で撫で上げる。途端、士織が腰を弾ませて甲高い声を上げた。


「んひゃああぁぁぁぁぁ♥♥♥」

「……狂三。あまり刺激はしない方がいい。シンはペニスのオナニーで射精をできなくなっているが、君たちの手によるものなら容易に射精できるんだ」

「うふふ、可愛らしくてつい♥ まあ、こんなにべっとり我慢汁が……ぺろっ♥ きひひ、良いお味がしますわぁ♥」


 指先と繋がったカウパーをペロリと舐め上げる狂三。その仕草で興奮した士織チンポ『びゅるっ♥』と本気汁を吐き出す。令音の言葉通り、精霊たちの手による刺激や興奮ならあっさり射精してしまえそうだ。

 他の精霊たちも士織の亀頭には興味津々のようだが、これ以上触れば本気でマゾイキしてしまうと判断した令音が皮を戻して次の議題に映った。


「……今度は穴の差を見てみよう」


 令音の合図に合わせて男がぐったりとした六喰の身体をひっくり返し、対面駅弁の姿勢で彼女の下半身を見せつける。胸に負けじと大きい六喰の尻臀は、サイズ感で言えば美九に及ぶムチムチの巨尻だ。


「こ、これでいいですか♥」


 だが、習うように背を向けた士織も『ムチムチ』という点では劣らない。手のひらを後頭部につけてお尻を前のめりにした士織は、そのムチムチの原因であるアナルを精霊たちへ見せつける。


「……どうだい? 六喰とシンのアナルを見比べて、どう思う?」


 男女の尻穴にさしたる差はない……その基本原則の例外を並べられ、声を上げたのは美九だった。


「縦に割れてて、でもパクパクって物欲しそうに口を開いて、腸汁をたくさん垂らしてますぅ。女の子より女の子してますねぇー♥」


 六喰のアナルは絶頂気絶をした余韻で『ギュッ♥』と締まり、小さな窪みをしっかりと作っている。

 しかし士織と来たら六喰のセックスとアナル視姦に興奮し、ムッチリと肉厚な縦割れの口をひくつかせて腸内から汁を愛液のように垂らしている。それは美九の言うように男のすることではなく、肛門同士だというのに六喰のパイパンマンコと比べた方がそれらしく見える。


「……そう。シンのケツ穴は彼に開発されて、出す穴ではなくチンポを咥える穴に変わったんだ。……こうなるとアナルではなく、メスアナルと呼ばれる。マゾアナル、ケツマンコでも構わない。立派な性感帯だ」

「メスアナル、ケツマンコ……」


 頬を染めた四糸乃が申し訳なさげながら、目を逸らさずじっくりと士織のケツ穴を観察する。淫蕩なアナルは、背を向けて涙目の主と違い無垢な視線に卑猥な蠢きを返していた。


「そうだ、こうして何か入れてみると――――」


 視線に蠢く尻穴に令音が二本指を近づける。敏感な体表が士織本人の思考より早くそれを知覚し、僅かに穴を開く。


「おひょぉぉぉぉ!?♥♥♥」


 ずぷぬぷぬぷぷぷずぷぅ!♥


 差し込まれる二本指を容易く受け入れる、どころか蟻地獄のように令音の細指を呑み込んでいく士織のメスアナル。皺を窪みに向かって収縮させるアナルは、何もしなくても奥まで指が導かれ、引き抜こうとすると逆に指を離させない。


「……まるでバキュームフェラの様に肛門が伸びて離さないだろう? 今朝、彼に指を挿入れられてから放置されていたから、疼いて仕方なかったんだろうね。何か入れてないと落ち着かない、変態ケツ穴ということさ。包茎チンポと並べて、シンが男失格のメス堕ちマゾオスと言う証拠がこれだ」


 キュポンッ♥


 タコの吸盤が外れるような音を鳴らし、令音の腸液に塗れた指がようやく引きずり出された。士織の僅かな足の隙間に『だらぁ♥』と糸が垂れている光景が、変態ケツ穴とそのチンポという関係を強固なものとしている。


「……ん? 私もかい? ……了解した」


 士織の〝メスマゾ男子〟をこれでもかと紹介し終えたところに、男から新しい頼み事が届く。やっと足を動かした彼の足元で潰れたカエルのような喉声が聞こえた気がしたが、単にセックスを終えただけの雌(六喰)を気にかける必要はないだろう。

 彼に付き添われた令音が白衣を脱いで裸になると、士織と並び比べるようにお尻を向けた。

 どこをとっても素晴らしいスタイルの背中は減り張りがあり、非常に肌理細やかで見惚れてしまう。けれど、唯一と言っていい汚らしさが一箇所に集中していた。


「驚嘆。令音のアナルは士織と違ってもじゃもじゃです。皺の隙間からも毛が飛び出しています」

「本当。穴自体も……士織はまだ閉まってる感じがするけど、令音はだらしなく半開きね」


 士織はムチムチで全体が大きいが、平時の穴はそれほど開き切ってはいない。

 しかし、夕弦と琴里の感想が令音のアナルの全貌を物語っていた。灰銀の毛がびっしりと生い茂り、縦に割れた穴はマンコ以上の大きさで口を半開きにして『ムワァ♥』と雌臭い空気を醸し出している。


「……私の様なアナルを、クソザコアナルというんだ。これは狂三なども同じタイプだ。……私たちは生まれながらのアナルザコ。ひとたび穴にモノを挿入れられると、どれだけ真面目な顔も一瞬でチンポ大好きドスケベ顔になり、チン媚ビッチアナルを必死に締めてしまう。逆にアナルでしかイけないかもしれないね」

「あら、あら。わたくしは村雨先生よりは緩くないつもりなのですけれど……オマンコもきっちり締めてイけますわ♥」


 緩さと毛の汚さで言えば五十歩百歩なのだろう。有能で知的な美女もアナルだけは弱い。外面の良い二人だが、精霊たちの中では弱点剥き出しのクソザコと言っていいくらいだ。


「……と、私や狂三のようなクソザコアナルは稀だが、人によっては普通のアナルセックスもかの、んほぉ!?♥♥♥♥」


 たとえば、突如としてアナルに肉棒を挿入されて宣言通り口を窄めてスケベ顔を晒すくらいに、彼女のアナルは死ぬほど弱い。


「んほっ、ほっほぉぉぉ!!♥♥♥♥ うほっ、ほぁっ、ほぉぉぉ!♥♥♥♥♥ こ、こんなふうにぃ♥ い、イクッ♥ ことは、ないっ♥♥ 極めて普通のアナルセックス、をおおおおおぉぉおおおぉぉぉぉぉ〜〜〜〜〜♥♥♥♥」

「っ〜〜〜〜〜〜♥♥」


 真横で激しくアナルを使われる令音。同じく背を向けた士織は、今彼女がどんな顔をしているかが視界の端に映す。眼球の運動で必死になって見届けていた。

 寄り目を上擦らせて鼻の下を伸ばした下品不細工なアヘ顔。とても幸せそうな快楽声。士織の乳首が声の震えを浴びて限界まで勃ち、勃起チンポは涎のように我慢汁を滴らせている。


 令音とセックスできるのが羨ましい――――というわけではないことを、士織が誰より理解している。

 両手がワキワキといやらしく動き、背後に回ろうとすることを士織は理性で捩じ伏せる。こんな場所でするわけにはいかない。学校でオナニーするなんて非常識、変態的にも程があるからだ。

 彼女たちのセックスをオカズにしたいのは山々だが、そういう行為は家に帰ってからするべき。


「はぁーっ!♥ ひぃーっ!♥ はぁぁぁーっ!!♥♥♥」


 言い聞かせる理性とは裏腹に呼吸が荒くなる。それがどうしてかは明白。真隣でこんなエロいセックスをされては、士織の〝マゾメス〟が疼いてしまうからだ。

 学校での自慰行為を変態的と感じながら、学校で皆がセックスすることに疑問を覚えない。徹底的に矛盾した思考で欲情を抑え込みながら、士織は午後の長い長い授業をおかしな我慢顔で受けるのだった。



「はぁ、はぁ、はぁ!♥」


 女子制服を着た少女が家に向かって全力で走る。一見すれば大して不自然ではないだろうが、少女のスカートの前部はぐっしょりと濡れ、しかも少女の身体ではありえないほどのテントを張っていた。

 ――――あれだけ煽られた士織は、もう我慢の限界だ。もはや学校のトイレでケツ穴を穿り返してやろうかと錯乱するほど性欲を掻き立てられた士織は、いつもなら誰かと一緒に帰る下校を一人で敢行した。


 仕方がないのだ。あの後も精霊がセックスし、アヘ顔になる姿に興奮を禁じ得なかった。なのに自分はせいぜい勃起乳首を誰かに擦ってもらえる程度で、マゾチンポやメスアナルには触れられない。ショーツは勃起で千切れてしまったため、士織はスカートに擦れる頼りない刺激だけで午後の授業を乗り越えたのだ。

 士織は疾走する。荷物をリビングに放って部屋に引きこもる気でいる。玄関を開けた時、誰の靴があったかなど気にせずリビングのドアを破る勢いで開け放った。


「ふぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜♥♥♥♥」

「!?」


 その時、聞こえてきたのはよりにもよって誰より距離が近い少女の甲高い喘ぎ声だった。何より気持ちよさそうな、妹の五河琴里がスケベにセックスする光景だった。


「はぁ、はひっ♥♥ ふえっ?♥ し、舌を出せばいいの……ん……れろれろぉ♥ ちゅぱれろぉ♥ ふぁっ、おかへり、しおひ♥」


 抱き合って腰をぶつけられ、舌を出せば絡め取られてベロチュー。妹が蕩け顔で舌を差し出す姿を士織は目撃した――――琴里のベロチュー顔に呼びかけられたその時、限界まで高まった性欲がプツンと切れた。


「あ……ああっ、こ、琴里……っ!♥」


 それは最愛の妹が濃厚なセックスをする光景に感じた劣等感、などではもちろんない。彼女たちのセックスにオスの本能が興奮を示したから……でもなかった。


「お、お願いです! お願いがあります!」


 士織は頭を垂れた。膝を曲げて身体を折り畳み、リビングの床に滴った汁を舐めるように顔をつける。顕現装置で本当に長くなった髪を見せつけるように、士織は剥き出しの感情をぶつけた。


「お願いします……俺とセックスしてください!!♥」


 ――――確かに令音の言う敗北感や喪失感は彼の中にある。あるにはあったが、一番は彼女たちが気持ちよくセックスしているのが〝羨ましい〟という雌の感情だ。

 しかし彼は認識上見ず知らずの通行人でしかないしかも、士織は身体が男なのだ。見た目は雌で身体は雄。矛盾した彼の身体はケツマンコの疼きに耐えられず、見ず知らずの男に土下座で頭を下げてドスケベホモセックスを頼み込むビッチ行為に及んでしまう。彼から求められたのなら疑問なくケツ穴を開く士織だが、自分からそうしてしまうのは己を『ドスケベメスアナル』に相応しいド変態と認めるということ。


「もう、我慢できないんです♥ 学校で皆のエッチな姿を見て、アナルやチンポを沢山触られて、もう限界なんです――――〝私〟はもう、一秒だって我慢できません♥ 早く、早くセックスしたいんです!♥♥♥」


 それでもいい。それで構わない。士織は精霊たちのようにセックスがしたくてしたくて堪らなかった。精霊たちのマンコに負けない自信があるケツ穴をあの太ましい雄のチンポでハメ倒して欲しかった――――精霊たちと一緒に、気持ちよくなりたい。


「……へ? みんなの前で認められるか、って、どういう……」


 問いかけられ、土下座したまま頭を上げる士織。まるで機嫌を伺い媚びを売るような姿の背後に、ある少女たちがゾロゾロとやってきた。


「むん、主様ではないか」

「疑問。なぜそのような格好で……お尻が丸見えです」

「あ、や……み、みんなこそ、どうしてここに」


 かなり早く下校した士織に追いつく形で帰宅してきた精霊たちだ。教師役の二亜と令音の姿もある。精霊マンションではなく、五河家に直接帰宅したことが学生組の制服姿から見て取れた。

 背面でケツマンコを晒している様を目撃された士織は顔を真っ赤にするが、精霊たちは彼を追求するより先に疑問に応えた。


「彼に呼ばれたから……セックスをするために」


 彼に呼ばれた。セックスをするために。士織は折紙の言葉を頭の中で反復し愕然とする。琴里だけではなく、残りの子たちまで〝頼み事〟を受けていたなんて――――なんて羨ましい。


「ふむ……士織もそうではないのか?」


 したい。彼女たちと並んで、馬鹿みたいなアヘ顔になりながら気持ちよくなりたい。よりにもよって十香に〝同じではない〟ことを突きつけられた士織は、羞恥心を振り切って立ち上がった。

 それは彼女たちのセックスを見るのが嫌で逃げ出そうとしたわけではない。彼女たちと同じ扱いをしてもらうため立ち上がり、衣服を脱いで素っ裸になるためだ。

 まだ足りない。精霊たちが集まるリビング入口側に身体を向け、その驚いた顔にペニスを突き出す。そして最愛の妹とセックス上手な男にガニ股ポーズで尻を向け、ケツマンコを開くように尻肉を両手で鷲掴みにした。


「へっへっへっ♥ お願いします♥ マゾメス士織のケツ穴におチンポ入れてズボズボしてください♥ 学校で皆が犯されてるのを見て、ずっとずっと羨ましかった♥ 自分はオスですみたいな顔してたけど、ずっとパコられまちでケツマンコうずうずしてましたぁ♥」


 ガニ股ケツ振り媚び媚びダンスでおねだり言葉。男であれば恥ずかしくて生きていられない全裸のケツ振りに、興奮して我慢汁を『ぷぴゅっ♥』と噴射する包茎チンポの左右上下運動。


「プリーズプリーズ、アナルファックミー♥ アナルの奥の、敏感前立腺を亀頭でぐりぐりしてぇ、クソザコマゾチンポから負け犬ザーメン発射させてください♥ さみしんぼアナルがチンポ咥えたくてうずうずしてるの♥ ケツイキお預けされて辛抱たまらないんですぅ♥」


 甲高い声で媚びに媚びて、精霊たちの前で舌出しアヘ顔を自ら披露し、妹と名前も知らない男にヒクヒクと疼くサーモンピンクの肛門を性器に見立てて見せつける。


「フレーフレー♥ ぷりぷり、ヘコへコ♥ 無様な腰カク音頭でハメ乞いアピール♥ マゾメス士織におチンポください♥ おねがいケツマンコ♥」


 それは己を心の底からメスだと認め、ドスケベ大好き変態マゾであることを認め、羞恥心すら快感だと感じていますと宣言しているのと同じだ。精霊たちの前で、自分は男ではなくドマゾのホモメスであると包茎チンポを晒して言い切ってみせた。

 これには精霊たちも士織に失望――――――


「シオリはやはりマゾだったのか……! だが、そんなシオリでも私は、だ、大好きなのだ!」

「ええ、ええ。同じクソザコアナルの女として……一緒に可愛がってもらいましょう♥ 並んで、アナル責めされてケツアクメを晒す♥ きひひ、想像しただけでイッてしまいそうですわ♥」

「一緒になれてうれしいです! たくさん楽しみましょうね、士織さん」


 するはずがない。士織に対しての好感度が振り切れている彼女たちは、彼がどんな無様をしようと失望などすることはない。

 それに、セックスは恥じ入る行為ではない。確かに人に頼むのは拒否感があるかもしれないが、精霊たちも士織が外されることをわざわざ望みはしなかった。

 士織は自分たちと変わらない。マンコの代わりに包茎チンポが生えているだけ。勃起したメス乳首とケツマンコがあるなら、それはもう立派な女だ。

 あとは〝彼〟の返事次第だ。精霊たちが士織を受け入れても、彼が『NO』と言えば全員が反論することができなくなる。

 だが、彼の答えは非常に単純明快だった。


 ――――みんなで性欲を解放して楽しまないか?


 それは士織を受け入れるという表現であり、彼女たちに向けた問いかけでもあった。

 男の素性を気にすることはない。彼のチンポはセックスに適しているという事実があるだけだ。好意は全て士織に向けられ、男はただ〝自分たちを気持ちよくしてくれる〟という存在になる。言葉をかけて返答をするのは当然の行為なのだから、素性を気にする必要は全くない。彼がセックスで気持ちよくなりたいというのなら、自分たちは淡々と応えばいい。

 しかし、これまでのように淡々とこなすことだけはできそうにない。なぜなら――――性欲を解放して楽しもうという問いかけに、彼女たちは『NO』と言えないからだ。


『はいっ!♥』


 淫乱なメスたちと一人の男。瞳にハートの紋様を浮かべた女たちと、名も知らぬ男との肉欲剥き出し交尾が始まった――――――




「おっ、お゛ぉっ♥♥ んおおおおっ、ちんぽ、きたぁ♥♥ あ、あっ、あぁぁぁぁぁぁっ♥♥♥」


 M字開脚で抱えられた士織が挿入を受け入れ野太く喘ぎ、その官能に誰より女らしい喜悦の嬌声を上げた。

 士織の尻穴でも容易くはないデカマラを下から挿入れられ、ギチギチミチミチと悲鳴を上げる尻肉から脳髄が焼き焦げるような快楽が突き抜ける。

 メスに堕ちた士織が望んだケツマンコセックス。プニプニの肉穴が竿を吸引するように窄み、喜びのあまり溢れた腸液が隙間から『ぷぴぷびぃ〜♥』と感極まった音を奏でる始末だ。


「おあっ♥♥ あっあっあっ♥ すごっ、チンポすごっいぃ♥♥ ケツマンコあつくなって火傷しちゃいそぉ……♥ ん゛♥ あ゛♥ そこ、そ、こそこぉ……ケツマンコの弱いところ、えぐれるぅ♥♥♥」


 ピクピクと逸らした顔を痙攣させ、精霊たち顔負けの淫猥なアヘ顔をお披露目する士織。ケツ穴にペニスを挿入れてもらい、前立腺まで丁寧に抉られて涎が我慢できていない。身体が上下する度、士織の可愛らしい包茎チンポが『ぺちっ♥』とその腹に打ち付けられる。


「ふふ、随分楽しんでるわねぇ、士織ちゃん?♥」


 と。メスアナルセックスを楽しむ士織の股座に誰かの顔が入り込んだ。黒いリボンに赤いツインテール。Sっ気たっぷりの笑顔で士織のチンポを掴んだ琴里だった。


「こ、琴里?」

「駄目じゃない、おちんぽ独占したりして♥ 同じメス同士、仲良く共有しないとでしょ♥」

「だって、琴里はさっきまで……」


 セックスしてもらっていたじゃないかと、二人で性欲丸出しの会話を繰り広げる。姉はアナルセックスし、妹はその姉の股間にあるチンポを握り締める。何とも倒錯的な光景だ。


「言い訳無用♥ お・し・お・き♥」

「くひぃんっ♥」


 くぽっ♥


 ピストンで暴れ回っていたチンポを握り、先端から口を付けて呑み込む琴里。彼女はそのまま口内で飴を舐め回すように士織のチンポをしゃぶり始めた。


「あ゛ひぃ〜〜〜〜っ!?♥♥♥ んひょっ、おっほぉぉぉぉぉぉぉっ!!♥♥♥♥」


 普段から舐めているチュッパチャプスより愛おしく、丁寧に、苛烈に。皮に隠れた敏感な亀頭に舌を滑り込ませてカウパーを舐め取り、尿道を刺激して一気に射精まで持っていく。

 チンポと直結しているも当然なケツ穴を太い肉棒で犯され、最愛の妹にメスチンポをしゃぶられる。天にも上る文字通り天上の絶頂感に士織は白目を剥いて仰け反り舌出しアクメをする。


「じゅるっ、じゅるるるる……ちゅぽっ♥♥ あー、美味しかった……けど士織、あなたにお仕置きしたいのは私だけじゃないわ♥」

「は、はひ?♥」


 唇に絡まる精液とカウパーを指で掬って舐め取り、ニヤリと笑う琴里に士織が鼻下を伸ばして口半開きの蕩け顔を上げる――――そこには、長蛇の列を作る精霊たちの姿があった。


「あっあっ、待っ――――あひょぉぉぉぉ!?♥♥♥♥ あひっ、じゃぶ、じゃぶらないでぇぇ!♥♥ だめっ、皮の中に舌はらめぇぇぇ!?♥♥♥ マゾ精子出ちゃうぅぅぅ!♥♥♥♥」


 果たして何巡でお仕置きは終わるだろうか。十香のひょっとこ口が、折紙のバキュームが、四糸乃のひんやりと包み込む口内が、六喰の巨乳パイズリフェラが、アナルセックスと合わせて士織の理性を噴射するような嬌声を上げさせた。



 精霊保護組織〈ラタトスク〉の技術は一般企業のそれとはレベルが違う。言うなれば魔法のようにあらゆるものを生み出す。

 尻がずらりと並んでいる。透明なドーム状の球体内部に尻が飛び出し、中心の男をケツの壁で囲っている。男はフル勃起させたチンポで尻を舐めるように眺め、そのうちの一つを『ズボッ♥』と力強く肉棒で一突きした。


「あぁぁぁ♥♥♥ あっあっあ♥ 嬉しい♥ 私のマンコを使ってくれて、ありがとう♥」


 透明な壁の向こう側から、微笑を浮かべた折紙が感謝の言葉を口にする。設置された縁に手を付き、壁に嵌めた尻のマンコで歓迎とばかりにチンポを包み込む。


「あぁん……残念ですぅ♥ でもー、次は私のおまんこですよねぇ♥ アイドルおまんこ使ってくださーい♥」

「呵呵、異なことを。次は我のまんこに決まっている♥ であろう?♥」

「わ、私のおまんこ……に……おちんぽ、ぶち込んで、くださいっ♥」


 折紙の尻に腰を打ち付ける彼の鼓膜を様々な誘い文句が震わせる。が、いちいち尻が動くものだからまるでケツが喋っているようだ。

 美九のデカケツ。耶倶矢のスレンダーなケツ。四糸乃のロリケツ。どれも一瞬気分が違えばそのマンコに挿入していたと思わされる魅力に溢れていた。


「きひひ♥ だァめ、ですわ♥ 次はわたくしたちのクソザコアナルの番ですわ♥ ねぇ、士織さん、村雨先生♥」

「うん♥ お願いします、私たちの寂しんぼアナルにおちんぽ恵んでくださいっ♥」

「……ん♥ 私のきったないモサモサのケツ穴でよければ、いつでも歓迎しよう♥」


 背後からはケツ穴三姉妹の誘いだ。顕現装置で永久脱毛された士織のパイパンケツマンコを挟み、狂三と令音が剛毛ケツマンコでチンポを招き入れようとする。


「わ、私のマンコがきっと一番締まりが良いのだ!♥ 生やした毛もふさふさして、すごくさわり心地が良いぞ!♥」

「あたしだって負けてないにゃ~ん!♥ ちょっとだらしないかもだけど、そこは大人の魅力って事で♥」

「むん♥ むくは胸だけじゃなく、まんこも一級品なのじゃ♥ このデカケツロリマンコをたっぷり堪能して欲しいのじゃ♥」

「こらこら、皆喧嘩しなーい! ……わ、私はマンコだけじゃなくてキツキツのアナルも行けるわよ!♥」

「糾弾。琴里、抜け駆けは許しません。提案♥ 八舞のダブルマンコの味比べはいかがでしょうか?♥」

「私は別に……その、いやって訳じゃなくて! 最後で良いから……セックス、して♥」


 皆が性に貪欲な本能を剥き出しにしたことで『どれだけチンポをハメて貰えるか』を競う壁ハメに、壁から飛び出した尻を振って次々名乗りを上げる。全員取り繕うことなくダラダラと淫汁の糸を垂らしていた。


「あ、あっ、ああぁぁぁぁ♥♥ ザーメン、膣内にきた……はぁ、はぁ♥ もっと、私のマンコをパコり倒して欲しい♥」


 歓迎の声に当てられた肉棒が折紙の秘所に欲望をぶちまける。大変そそられる誘いを受けた彼だが、他の尻が待っていると名残惜しさを滲ませながら肉棒を引き抜く。


「……残念♥ じゃあ、得点を書いて♥」


 起伏は薄いが、連続得点とはいかず実に残念だと笑みを浮かべた折紙の尻に、ペンで線が書き足された。



 尻に書かれた『正』の文字が横並びで集結したのは、壁尻ドームを設営した精霊マンションの屋上である。


「い、意外と高い……こんな場所で、こんな格好で、こんなポーズで……し、しちゃうんだ♥ あはっ、下に人が通ったら人生終わっちゃいそーじゃん♥」

「あっつ……裸で外にいるのに熱いとか、露出狂の変態……うわ、最低すぎる♥」


 屋上の都合よく低い柵の前でガニ股全裸腋見せポーズ。ズラッと並んだ使われた回数を刻んだ生尻たちは、その開いた股座から興奮の糸を垂らしていた。

 屋上で裸になって下品なポーズを取る。その恥辱的行為が『性に正直に』という一点のみで全て興奮に変わる。耶倶矢が鼻の下を伸ばして笑い、七罪が自虐的ながら興奮しっぱなしのマンコをヘコヘコと振る。

 だが、単に屋上で変態ポーズをしてもらうために彼は頼み事をしたのではない。これからぶっ続けで〝ヤる〟ため、溜めたものは気持ちよく排泄した方が良いと考えたのだ。


「……鳶一折紙!!♥ 好きなプレイは犬のコスプレでチンチン♥ おしっこ発射!♥」


 ぢょぼおおおおおおおおおぉ♥


 突如として折紙が己の秘めたる嗜好を大声で叫んだかと思えば、その股間から黄色い水が勢いよく飛び出した。それは冷たい空気に触れてホカホカと上気しながら、マンション屋上から夜空にアーチを描いて飛んでいく。


「本条二亜でーす!♥ 趣味は一日十回のオナニー♥ 最近はマリアにオナ管理プレイしてもらってまーす♥ おしっこ出すぞー!♥」


 続けて隣の二亜が叫び声を上げながら小便を放尿。全裸並べの美少女たちが、恥ずかしすぎる性癖を暴露しながらの野外放尿はバレれば人生終了、バレなければ最高の解放感を味わえる。この行為そのものがギャンブルじみた禁断のプレイだ。


「氷芽川四糸乃、です♥ 好きなことは、おしっこの穴……尿道をほじほじしながらオナニーすることです♥ おしっこ出すと、気持ちいいですから♥ だから、おしっこが、他の人より太いです♥ こ、こんなふうに……ふぁぁぁぁ♥♥」

「誘宵美九ですぅ♥ 音楽プレイヤーに皆さんのアヘ声オホ声を詰め込んで、それを聞きながらオナニーするのが最高なんですよー♥ はーい、おしっこ出しまーす♥」

「星宮六喰じゃ♥ むくのロリ爆乳は評判での♥ 自分で乳を吸いながら果てる事もできるのじゃ♥ むふふ、すごいじゃろう?♥ むほほっ、おしっこ出るのじゃ♥」

「私は、夜刀神十香はノーパンになってからずっと、興奮してるのだ♥ 登校や学校で誰かにバレたらと思うだけで……マンコから汁が駄々洩れになるのだ♥ お、おしっこでてるのだぁ♥」

「興奮!♥ 八舞夕弦は、普段Sを気取っているのに、本当は露出して陰核を勃起させる変態です♥ あぁ、誰か、誰か夕弦たちを見てください!♥ ドスケベでみっともない格好の夕弦たちがお漏らしする瞬間を♥ 露出♥ 変態♥ 放、尿!♥」


 どうしようもなく変態にされてしまった美少女たちが、蕩け顔で小便アーチを作って熱い吐息を溢れさせる。

 十数人の野外放尿は弱まるどころか激しくなっていき、全員が残尿を切るまで夜闇をキラキラと彩った。



 全員が気持ちよく排泄を終えた後に待っていたのは、ケダモノたちの夜通し大乱交だ。


「むふっ♥ 本当に猛々しいチンポじゃのう♥ むくの胸から飛び出しておるではないか♥」

「感嘆♥ ため息が零れてしまいそうです……んちゅっ♥ 夕弦たちのおっぱいで気持ちよくなってください♥」


 ケダモノに服はいらないだろうと全員が裸だ。士織の部屋を借り、すし詰め状態で身体を交合らせている。

 六喰と夕弦がその巨乳でチンポを挟んでダブルパイズリし、口で亀頭を磨くように御奉仕する。


「おっぱいはまだまだありますよぉ♥」

「こっちもよ♥ うふふ、お姉さんのおっぱいはどうかしら♥」

「ほら、口を開きなさい……ちゅっ♥」

「わ、私も……ちゅっ♥」


 背中に抱きついた美九と大人の姿に変身した七罪が、爆乳をズリズリと押し付けながら美声で耳を極楽浄土へと導き、琴里と四糸乃が顔の左右から唇で啄むようにキスをする。

 他にも耶倶矢と令音が男の乳首を舐めて奉仕し、折紙がアナルをチロチロと舌で刺激する。そしてベッドの端にはギュウギュウに詰まった狂三、士織、二亜、十香の尻がチンハメ待ちをしている。あまりに待ち切れないのか、狂三と二亜が士織のアナルに指を抜き差し、チンポを扱いて士織のアヘ顔を楽しんでいる。


 嬌声が止むことを知らない。士織の私室に消えない匂いをこびりつかせ、壁を官能の声で揺らしながら彼女たちはチンポにハメられ倒した。

 パンッ♥ パンッ♥ パンッ♥ パンッ♥ と美少女に肉を打ち付ける音だけがひたすら響き渡る。そのうち、一人、また一人と嬌声の数が減っていく。

 六喰、二亜、折紙、七罪、美九、耶倶矢、夕弦、琴里、狂三、四糸乃、令音――――最後は十香と士織を残すだけになり、二人の嬌声がベッドの上で弾むように響いていた。


「あおぉぉぉぉ♥♥♥ と、十香、十香ぁ♥♥ 十香のケツ穴に私のメスちんぽはいっへぇ、私のケツ穴にオスちんぽぶちこまれてりゅうぅぅぅぅ♥♥♥♥」

「おっほぉ♥♥ んぃぃぃぃぃ♥♥♥ し、シオリ♥ シオリの全部、感じるぞ♥ ケツ穴にシオリのチンポがきているのだぁ♥♥ あ、おまんこにもちんぽっ♥♥ ちんぽちんぽ♥ 生ハメせっくしゅ♥♥ な、何も、考えられにゃい♥♥ お゛っ、お゛ぉぉぉぉ♥♥♥♥」


 ベッドにうつ伏せの十香に上からのしかかった士織が、彼女の小さな尻穴にチンポを収めて合体。さらにその二人を向後に彼が犯し抜く。

 士織のケツマンコ、十香のマンコ。ケツマンコ、マンコ、ケツマンコ、マンコ。十香のケツ穴に士織の精液が溢れ、士織のケツ穴に彼の精液が溢れる。理性をドロドロに溶かした二人の獣声が肉の弾ける音に加わる。

 士織と十香以外の声はない。ベッドに横たわった令音は体液塗れの身体を投げ出したみっともない姿で白目を剥き、狂三はベッドから崩れるように落ちて逆まんぐり返しの姿勢で肛門から『ぶぼぶりっ♥』と放屁と脱糞を合わせたようなザーメンをひり出している。

 四糸乃と二亜は互いの性器に顔を突っ込んだシックスナインの体勢でグロッキー状態。美九は気を失った六喰と七罪を両手に抱いて極楽の表情で、琴里は八舞姉妹に硬アナルを指で掘られて悶絶失神。折紙は士織が一日穿いた末に勃起で千切れたショーツを嗅ぎ、アヘ顔で倒れている。


「あっ、おっ♥♥ は、孕ませてぇ♥ 十香たちと一緒に、私のケツマンコにザーメンどぴゅどぴゅしてマゾメスを無責任に孕ませてくださぁい♥」

「あひっ、んぁぁぁっ♥ し、シオリと妊娠♥ あぁ、ずっと一緒にいられるのだな♥♥ 私も、私のマンコに射精してくれっ♥♥ イグッ、イグから、イグーーーーッ!!♥♥♥♥」


 そして、支離滅裂なことを口走り射精を懇願する士織と十香も彼女たちの仲間入りを果たす。


 ドピュドピュドピュッ♥ ボビュルルルルブビュルルルルルルルルルル〜〜〜〜〜〜♥♥♥♥


「「あぁぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ♥♥♥♥♥」」


 士織のケツマンコに、十香のマンコに。十数人を相手にしても一切の衰えが見られない肉棒から交互に精液が注入され、二人は官能の声を揃えて倒れ込む。


「あへぇ……♥」

「はぁぁ……あっあっ♥♥」


 十香が絶頂の余韻に蕩ける中、士織は彼女の尻穴に精液の残滓を吐き出しながらイキ続ける。ビク、ビクゥと何度も何度も精液を吐き出した性豪な肉棒が、二人の身体から力が抜けると同時に引きずり出された。

 さしものメスちんぽもあらゆる刺激に疲れを見せ、萎えて小さくなった姿を見せる。夕方から朝に近い深夜にかけて射精し続けながら、精根尽き果てるまで主と共に力を保っていたのは凄まじい。

 精霊たちを相手にする時だけは残ったオスの部分と、完全に染まり切ったメスの部分。士織はどちらも大満足ということかもしれない。一体どちらの比重が大きいかは、そのアヘメス顔と中出しザーメンが泡立つケツマンコを見ればわかることだろうが。


 長かった乱交がようやく終わり、彼も死屍累々の中で眠りについた――――次に目覚める時は、誰かの喘ぎ声の中であろうと想像しながら、名も知らぬ男はハーレムの中で意識を落としたのだった。




◆◆◆◆◆◆◆◆


「二亜、これは流石に捨てて……」

「いやいやダメダメダメ! めっちゃ貴重な資料なんだからね! 少年ー、何のために必要BOXと不要BOX分けたと思ってるのさー」

「……必要BOXの使用率が9割以上な気がするんだが?」

「てへっ☆」


 頭をコツンと叩いて笑顔を作ると、顔がいいから余計にイラッとするんだよなぁと、珍しく二亜を褒めているのかいつも通りの対応なのか、まあどちらでもいいかと片付けられる感想を抱いた士道は部屋の掃除に戻った。

 何を隠そう、プロ漫画家様のありがたーい部屋を掃除させてあげよー! ……という二亜の提案に一人で頑張れよ、と返したら泣いて縋られた士道が彼女の部屋を掃除している、何を隠す必要もない理由である。

 以前は本に囲まれて定位置で満足していた二亜だったが、流石に睡眠中に本が倒れて埋もれて死にかけたことで多少は危機感を抱いたのだろう。そこで多少なのが彼女らしいが、精霊のアフターケアも立派な担当職である士道が放っておけるはずもなかった。


「はぁ、たくっ。どうにも放っておけないっていうか……ん?」


 二亜への好意をさり気なく無自覚に呟きながら、士道は山積みになった本の中から剥き出しの紙類を拾い上げた。

 無造作だが束ねられている。何かの原稿じゃないだろうな、と紛失を怪しんで中身を確認しようとした――――その手から原稿が消えた。


「ん?」

「い、いやー、コンナトコロニアッタノカー。サガシタヨモー。あはは、ありがとう少年、助かっちゃった☆」

「…………」


 怪しい。あの二亜が機敏な動きで奪い取るその原稿の中身が非常に気になる。が、絶対に渡すまいとわざとらしい引き攣った笑顔で壁に寄る二亜を見て、さらに何となく嫌な予感がしたこともあって士道は『まあ、いくら二亜でも士道が冗談抜きで怒り狂うようなものは書かないだろう』という信頼の元、視線を逸らして掃除に戻った。


「あは、あははははは…………あ、あぶねー」


 ――――もっとも、その原稿が完成した際の二亜が酔っ払った状態だと知れれば、彼女への信頼は地に落ちるのだろうけれど。


「もー、そーみんってばこんな危ないもの持ち込みっぱなしにして……いや、お互い酔っ払ってたから、過失は50/50だけど………………よく考えたら、あの子がお酒飲めるならオリジナルのくるみんって――――――ひぃ!?」

「……今度はなんだ?」

「い、いや……こ、公式的にも触れちゃいけないような寒気が、ちょっと」


 は? と首を傾げる士道に笑い顔を見せて誤魔化す二亜。彼女の年齢疑問はさておいて、このやべぇ原稿どうすっかねぇと二亜は頭を抱えるのだった。


 ――――端的に言えば、自業自得である。

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けれど最後の方はやっぱり精霊とイチャラブハーレムセックスになると何か違うんだよな……と危険信号だったやつ。結局調教陵辱屈服かガチガチの洗脳物が心境的に安心なんだなってそれもどうかと思うんですけれど!


今後の予定というか何か書いてたりするもの。


シンフォギア・マリアのふたなり機械洗脳(進捗八割)

五等分の花嫁・五月のお寺宗教洗脳(進捗六か七。けど何か違くないこれ?で頓挫しかかってる)

その他に未完成で放置されてるのが幾つかとか、デアラか何かで対魔忍パロとかやりてぇなぁとか、久しぶりに軌跡書きたいというかミュゼかユウナがクソショタに調教されるやつ書いてみたいなぁとか……ここまで読んでくださった方がいらっしゃったら、どれ読みたいとかあれば優先する気になるかもです。

Comments

Anonymous

五等分の花嫁は気になりますね 未完成で放置されているやつにオリ主の聖杯戦争があればお願いしたいです

ムマ・N

NOがない世界というのは言い得て妙な本作品。 エロい!エロい!エロい!の詰め合わせでした! 士織の時点で読者は違和感を感じるはずなのに、キャラは感じていないこのズレ。常識改変系の催眠のお手本のような導入、素晴らしい。 そこからの八舞姉妹、十香、士織と怒涛のエロ!そして異常で普通の授業。 朝からも感じた普通の常識改変とは違う男の異常さが垣間見えるここ、かなりお気に入りポイントです。 何とか読んでた美九が挿入に夢中になっちゃうのも、お手本を示せずアクメしアヘ顔を晒す二亜も、しゃぶられてすぐにイッちゃう士織も声を恥ずかしがる狂三も素晴らしいエロスでした! 続いてトイレでは、ロリっ子二人の常識改変中でも羞恥があるトイレセックス。 この二人が好きなのもありますが、こうね、常識改変らしく、男子トイレで漏らすのは恥ずかしい、でもセックスは受け入れる。 こういうのがね、効くんですよ。どこにとは言いませんが。 午後の授業の一押しはマゾメス士織もザコアナル令音さんも良いですがやはり六喰。 冷静に進む授業の中で六喰が道具のように使われてイキまくる……文句なしにエロい! 最後に床に打ち捨てられちゃってる部分含めて、非常にエロい! そしてラストへ。 ある意味メインヒロインの士織ちゃんの限界を越えたメスおねだり。 そこからの怒涛の勢いは……やはり良いものです! 全員力尽きてるのも個人的には大好きなポイント。 長々と書いてしまいましたが、とにかく非常にエロい作品でした!に収束致します。 ありがとうございました!

エンダー

3万!?…エロいからいいか! 誰が今どういう状態だっけ?…確認もエロいから何度も見返せる。いいぞ! 見終わったけど誰が一番好みだったかな?…また確認できるし何度見てもエロいぞ! いやぁ、今回も楽しかったです…凄まじいボリュームと濃い内容でしたね… なんとなく思い浮かんだのは親が貴族の中でもハイレベルな地位の生意気クソショタにミュゼが反抗できずに従うしかなく、それに調子に乗ったクソショタがノリノリで調教する…とかですかね。 対魔忍の方もすごく気になりますね!

いかじゅん

残りの目処というか流れに割り切りがついたら書き上げたいと考えています。下品に振るかどうか…… 未完成品はありませんが、オリ主の聖杯戦争はそのうち続きを考えておきたいとは考えています!

いかじゅん

大変ご満足いただけたようで何よりでございます! 私の方は総括になってしまいますが、今までにない挑戦をさせてもらってこちらとしても満足な一作となりました。士織ちゃんの雌堕ちと精霊たちのエロエロをここまで濃厚かつガッツリ書けて依頼とは思えないほど望みのままに書けました!色々な箇所を気に入っていただけて、尚且つ効いた(意味深)ようで私からも感謝を送らせていただきます。ありがとうございました!

いかじゅん

エロいからヨシ!!デアラは意図せずして気合いが入りまくりまくってキャラが入り乱れますが、そういうところを読み返してもらえると大変嬉しく思います。いや本当に嬉しいです! そしてそのミュゼの案いただきます。月替わり頭の更新で結構な文量にして使えるかも……? 対魔忍パロの方も着実に練っていく予定です、うふふ。