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*公開から2ヶ月経過したため、通常プランで閲覧を可能にしました。


いつもご支援ありがとうございます。本日は上位プランからアリサお嬢様の無様ゲームとなります。やっぱこういうの好きだなぁって。


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 富裕層の人間たちが屯する地下施設。広々とした空間は絶対の安全が保証され、彼の《結社》すらおいそれと手を出せない場所であると専らの噂だ。


『さあ、ゲームを開催いたします。本日の参加者は……なんと、件の巨大重工業メーカー『ラインフォルト社』のご令嬢にして若き開発部室長――――アリサ・ラインフォルト様です!』


 わざとらしい司会の声に会場から大仰な歓声が飛び交う。とても財政界の大物や貴族、皇族が集まっているとは思えない下劣な歓迎にアリサは顔を顰めながらも、素直に〝ステージ〟へ降り立つ。

 白煙を突き抜けながら現れる金髪赤目の美女。グラマラスな女体をこれでもかと主張する白いVストリングの水着。アリサの巨乳を押さえつけ、処理をしていなければハミ毛間違いなしの際どい股間部、尻肌が丸見えのえげつないくい込み。これを彼女が望んで着ていたのなら、アリサ・ラインフォルトという令嬢は末代まで語り継がれる痴女であるだろう。


『おぉっとアリサ様! これはエロティックな水着姿で登場だー! さすがは高名なトールズ《Ⅶ組》、下品な水着をしっかりと着こなす引き締まった身体ですね〜』

「……余計な話は結構です。それと様も必要ありませんから」

『これは失礼。アリサ選手は噂通りの勝気な性格のご様子……これはゲームの結果が楽しみです!』


 ――――全て貴方たちの仕込みでしょう、とアリサは恥ずかしい水着姿で渋面を作り奥歯を噛み締めた。

 もちろん、大衆の目にこのような姿を晒して【ゲーム】に望むなどアリサの本意ではない。アリサの立場上、向こうに寄り添った丁寧な言葉を心がけてはいるものの、予想以上の下劣さに内心の怒りは相当なものだった。

 アリサ・ラインフォルトはあくまで【挑戦者】。この前提を崩すわけにはいかないのだ。全てはラインフォルト社を守るために。


 ゼムリア大陸屈指の導力器メーカー、それがラインフォルト社だ。帝国という軍事国家に対しての売り込みや個人規模の所有物に至るまで、様々な分野の製造と開発でトップクラスの巨大組織である。

 しかし、だ。ラインフォルト社はトップクラスであってトップではない。それこそ、アリサがこのような違法一歩手前の【ゲーム】に参加する理由だ。


(彼らに目をつけられているとは思っていたけれど……まさか、こんな強引な手段を取ってくるだなんて)


 ラインフォルト社を超える規模と未知の技術力を持つ、ゼムリア大陸最大規模の技術支援メーカー『エロティカ工業』。

 彼らの技術力は正しく〝未知数〟。あらゆる分野でラインフォルト社を凌駕する。一説には導力器を超える技術的特異点、再現不能のシンギュラリティを実現したのではないか……などという根も葉もない噂が立つほど恐ろしい企業である。

 そんな彼らは当初、ラインフォルト社にさして興味を示していなかった。歯牙にもかけないとは言わないが、彼らが目指すものとラインフォルトが目指すものは方向性からして違いがあったのだろう。その方針が変化した時こそ、アリサが己の実力でラインフォルトグループ第四開発部室長の座を勝ち取った時期のこと。

 会社ではなく個人に目をつけた彼らは、帝国最大の危機であった《黄昏》を超えたアリサに接触した。目的はアリサであり、手段はラインフォルト社を盾にしたもの――――出資を得たくば【ゲーム】に参加し、できなければラインフォルト社を吸収する、と。

 実際には巧みな言葉で誤魔化していたが、要するにグループを盾にアリサへ【ゲーム】の参加を要求する脅迫だった。同時に、彼らは違法な行為を抜きにラインフォルト社すら〝乗っ取れる〟力がある。そう確信したアリサは戦慄を抱えながらも【ゲーム】への参加を了承した。


(そう。これは逆に言えばチャンスよ)


 確かに脅迫じみたものではあったが、アリサの参加とゲームの勝利によって出資を得られる約束は本当のことだろう。彼らだけでなく、この会場にいる富豪たちの出資すら約束したほどだ。

 ある意味で千載一遇の機会だ。というより、そう思わなければアリサは羞恥心でどうにかなってしまいそうだった。こんなもの仲間たちにも相談できない。悪い噂しか聞かない彼らの【ゲーム】に参加することは、大切な仲間たちや実の母にも伏せてきている。叱りはこのふざけた勝負を乗り越えた後でと定め、アリサは意を決して【ゲーム】に挑む。


『ルールの説明をいたします。アリサ選手にはこれより【箱】に入り、我々が作り上げた試練を突破していただきます。制限時間以内にゴールへ辿り着くことができればクリア!』


 アリサの眼前に広がる巨大な【箱】。全長は優に大型の客船ほどはあるだろうか。この会場の充実した広さと【箱】の不気味さを感じさせるものにアリサは眉根を顰める。


『無論、アリサ選手の様子は導力カメラを通じて中継ビジョンでリアルタイム中継! アリサ選手の奮闘に期待が高まります!』

「……言われるまでもなく、奮闘してあげるわよ」


 会場内の様々な壁に大小豊かに設置されたモニタ。帝国でも未だ実用には至っていない街頭ビジョン、それをいち早く導入しさらにはカメラを通じてリアルタイムの同時中継を可能にする技術力。

 やはり彼らは凄まじい技術の持ち主だ。しかし、負けるわけにはいかないとアリサは独り言ちる。亡き父のためにも、彼らの思い通りにはならない。必ず隠された意図を凌駕し、莫大な出資を得て一矢報いて見せる。


『それでは――――ゲームスタートです!』

「ッ!!」


 開始の合図と共に扉を潜り抜け【箱】の中に突入するアリサ。


『【箱】の中は様々な苦難と妨害による試練が待ち受けるサバイバルアクション! アリサ選手は……おぉ! さっそく軽快な動きでフィールドを駆け抜けているぅ!』

「はっ! ふっ! この程度、トールズ時代の訓練に比べたら……!」


 箱の中は広大なフィールドアスレチック。不安定な足場や鉄柱を掴んでの移動など、司会の言葉を借りるならサバイバルアクションという名に相応しい作りだ。

 しかし、ラインフォルト社令嬢にして室長のアリサだが、もう一つの肩書きはトールズ士官学院元《Ⅶ組》。しかも実戦経験が豊富な彼女からすれば、この程度のアスレチックはちょっとしたアトラクションのようなものだ。

 軽やかな動きで水の合間に設置された小さな足場を飛び、クライミングを難なく攻略していく。


『ここでクライミングにチャレンジ……アリサ選手のデカケツがプルプルと揺れているぞー。これは大丈夫かぁー!?』

「ッ……!」


 余計なお世話だとアリサは軽々とクライミングをこなし、壁を登りきる。たとえ大画面に自身の尻が映され、艶めかしい動きを撮られていようと気にしなければいい。このような水着を着せてゲームをさせる人間の嗜好など、気にするだけ損だ。


「……な」


 そうして次のアスレチックに差し掛かったアリサだったが、目の前に飛び込んできた足場の形状に面食らった声を零した。

 これまでは変哲のない作りのアトラクションだったが、壁をよじ登った先にあった光景は明らかに今までとは異なる……二本の細い足場が大きく離れた〝道〟だった。


『アリサ選手、ここで序盤の山場に差し掛かったー! 心もとない二本の棒を足場にし、無事に岸まで辿り着けるか!? ちなみに、一本の足場に二足を置いた時点でゲーム失格となります!』

「はぁ!?」


 一本の足場を使うなら、一瞬の綱渡りと思えばやれないこともない。が、二本の足場を使えと強要されるのは話が別だ。

 確かに二足を使えば安定感は増す。けれど普通の手段で立つには二本の棒があまりにも離れすぎていた。つまり、アリサがこの棒を足場として使うためには――――――


『刻一刻と制限時間が迫る! アリサ選手、どうする!?』

「っ〜〜〜〜〜! ああもう!」


 考えている時間を惜しませる煽りを受け、司会の煽りが鼓膜を震わせ、アリサに振り切った決意を固めさせた。下劣な大衆に見られるだけなら、淡い想いを抱く人に見られるより遥かにマシだと言い聞かせ、アリサは棒に両足を乗せた。

 細い上に幅が大きい。けれど歩けないほどではない絶妙でいやらしい歩幅の道。両足をしっかりと開き、腰を据えて足を踏み込むことで十分な歩行が可能だ。


『おぉー! ここでアリサ選手がガニ股前進〜! スリングショットの水着美女がみっともないガニ股歩行でえっちらおっちら! 水着が激しくくい込んだ股間が眩しい〜』

「あ、が……や、やっぱり、狙ってたんじゃない……!」


 即ち両足をおっぴろげ、落とした腰と水平になるほど四股を踏む形……乙女であればどうあっても避けたいであろうガニ股歩きを強要する仕掛けなのである。

 当然これを狙って作り上げた主催側はこぞって捲し立て、アリサの開いた股間部や震える尻、何より金髪美女のみっともないガニ股歩行姿はあらゆる画面に映し出した。アリサはそうした外の光景を想像することしかできないが、耳まで真っ赤にして苦悶の声を上げるには足り得るものだった。

 片足を持ち上げて落とし、それを繰り返して進む。ここまで無様な姿を晒したのだから、落ちることは許されないとアリサは大量の汗を流しながら素足を細い棒に食い込ませるように向こう岸へと向かい――――――チュンッ、と何かがアリサの眼前を通過した。


「きゃあっ!? な、なに!!」


 ショッキングピンクの光、それがアリサの目の前を掠める勢いで駆け抜け、アリサは姿勢を維持しながら眼球の動きで辺りを見渡す。


『ここでゲームのご紹介! ただ今アリサ選手が攻略に望む、題して【アクメビームガニ股絶頂徒競走】! 如何に絶頂に耐え、好タイムでゴールに繋げることができるかを図るゲームです!』

「は? アクメ、ビーム……?」


 アクメ。興奮の絶頂、オルガスムスを意味するものであり、二十歳という若さで今の位置に就いた才女のアリサが知らないはずもない言葉だった。

 だが彼女はアクメとビームという言葉がどうしても結びつかず、呆然と声を漏らしてしまった。壁から飛び出した光球は発射口となり、その照準はアリサの股間に定められているというのに。

 チュンッ、と鋭い音を立てた光線が一瞬で反対の壁に突き刺さる。先ほどは掠めかけたアクメビームだったが、今度は本当にアリサの身体を掠めていった。そのたわわな胸、僅かに浮き上がった乳首の先端を。


「え――――」


 瞬間、アリサの乳首がムクムクッと勃ち上がり、彼女の背筋をゾクリとある感覚が走り抜けた。


「あひぃぃぃぃぃ〜〜〜〜ッ!?♥♥♥」


 ビクンッビクンッビクンッとガニ股の全身を弾ませ、股から同じ数の愛液を飛沫にして飛ばす。声を我慢し切れなかった顔は赤目を剥き上げ歯茎を露出させ、美貌が見るに堪えないアヘ顔間近の表情を描く。


『あー! ここでアクメビームがアリサ選手を掠めたぁ! ご覧ください、掠めただけでアリサ選手の乳首がいやらしく勃起して……おぉっと、水着が浮かんで乳輪まで見えてしまっているぅ! アリサ選手、予想外のデカ乳首を隠していたぁ!!』

「ッ♥ ッッ♥ っ〜〜♥♥」


 快感が背筋をゾクゾクと震わせ、余韻だけで司会の下卑た解説に耳を傾ける余裕を失わせる。優れた体幹で維持されていたガニ股がガクガクと高速痙攣し、戦慄と恐怖の感情を表していた。


(や、ヤバい。あんなものが身体に直撃したら……!)


 一撃掠めただけでアリサは【アクメビーム】の威力を感じ取った。ふざけた名前だが、実態は恐ろしい〝兵器〟の類だ、と。

 人間を瞬時に絶頂させて無力化する。恐らく、結社最強の《鋼の聖女》すらアヘ顔を晒してしまうであろう女殺しの銃。その破壊力に慄いたアリサは、多少のリスクは承知の上で〝走り出した〟。


「はっ、はっ、ふっふっ……ほぉ!?」


 足を跳ね上げるようにして動かし、巨乳をたぷんたぷんと暴れさせ走る。チュンッと尻を掠めかけたビームを避けるため、奇声を上げながら腰を前にヘコッと突き出す。

 一つ前のゲームまであれほど軽やかで優雅な姿を見せていたアリサが、みっともない足をさらにみっともなく動かしながら間抜けな声を上げて腰を踊らせてまでビームを必死に避ける。

 それほどの威力を誇る【アクメビーム】。当たれば無事でいられないことを本能で悟っている――――故に、岸を直前にして聳える〝銃口〟にアリサは表情を凍り付かせた。


『最大の難所【アクメビームα】! 十秒間照射型の光線に耐え切れば、無事渡り切ることができます!』

「う、嘘、でしょ……?」


 ここまで必死に走り、醜態を晒してまで避けてきた【アクメビーム】を喰らわなければいけない。それもアリサを狙っていた型と違い、玩具のような見た目の銃から〝照射〟されるというではないか。

 一瞬ではなく十秒間。アリサが目に涙を浮かべて汗ばんだ足をジリッと逃がす。その行為は、ガニ股を描いた両足では後退にさえならない。

 もっとも望みの形になったところで――――瞬時にアリサのマンコを撃ち抜いた【アクメビームα】の前では無意味な行動であろうが。


「ん゛お゛ッ!?♥♥♥♥」


 ブシュゥ♥ と鈍い音を立てて飛沫が上がる。それ以上に濁った汚声をひり出したアリサの喉が反り返り、彼女の舌出しアクメ顔が天を仰ぎ会場にドアップで映し出された。


「う゛お゛ォ゛ッ♥♥♥♥ お゛お゛お゛お゛ッ゛♥♥♥♥ ん゛ほお゛ーッ!?♥♥♥♥♥」


 たった数秒で何十回という絶頂感がアリサを襲い、生まれて初めて叫び上げる野太い嬌声と共にガニ股を前後にカクカクと痙攣させてイキ潮を吹き上げ、マンコの肉ビラが見えるほど水着を食い込ませる。

 無論、水着の喰い込みを直している余裕などありはしない。脳に伝わる超強力な強制絶頂によって、アリサは無意識にガニ股を維持するという行為のみに注力しているのだから。


「イグッ♥ イグッ、イグッ、イグッ、イグッ、イグッ、イグーッ!!♥♥♥♥♥ ン゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛ーーーーーーッ゛!!?♥♥♥♥♥♥」


 脳の電気信号に介入し全ての流れを掌握。支配した神経という道に快楽物質を流し込み、女をマジイキさせ続ける。この【アクメビーム】は一射でどんな超人でも絶頂狂いにさせてしまう。

 それほど強力な光線を照射され続ければ、女はアヘ顔を晒して『イク』という言葉とメスの本性を剥き出しにした嬌声を上げることしかできなくなる。

 ガニ股仰け反り舌出しアクメという無様な姿を見世物にされたアリサがその証拠だ。


 前哨戦を終え、アリサがメスの本性を剥き出しにしたように彼らも会社の〝本性〟を曝け出す。


「はぁ、はぁ、はっ!」

『アリサ選手、走る走るー! これは好タイムが期待できそうだー!』


 結局ガニ股を維持し切れず落下してしまったアリサは、下層のミニゲームをクリアすれば上層に戻ることができると言われ足を動かしていた。

 道に仕掛けはない。足場はしっかりと組まれ、隙間や落とし穴、クライミングなどの難所もなかった。加えて時間内に目的地まで物を【輸送】することがクリアという簡単な条件。


「はぁ、は……ンホーッ!?♥♥♥」


 などでは当然なく、ヴィィィィと振動音が鳴り響いたかと思えば、アリサが飛び上がるように足を止めて素っ頓狂な悲鳴を響かせ、その両手で尻を抑え込む。


『おっと? アリサ選手がアナルに仕込んだ卵型ローターが起動したようです!』

「おっ、あっ、おおっ♥♥♥ おんっ、あっ、あっ、あおーッ!♥♥♥♥」

『イッたー! アリサ選手、間抜けな悲鳴を上げて絶頂したぁぁぁぁ!』


 卵型のローターを尻穴に入れ、それを目的地まで時間内に運べ。そんな無茶苦茶な条件のみならず、ローターは不規則に振動する上ローター同士で反発し合い、アリサの直腸をガンガン責め立てる。何度も尻を抑えながら飛び上がり、さらには仰向けに倒れ背中を反ってのたうち回る見苦しい姿をカメラに中継させてしまうアリサ。

 それが彼らと顧客が求める物と言えば、事実そうなのであろう。ようやく自分が挑んだ【ゲーム】が【エロゲーム】であることを悟ったところで、もうアリサに選択肢は残されていなかった。


「ふんにゅうぅぅぅうぅっ♥♥ ふっ、ふっ、ふぅおぉぉぉぉ……おう゛♥♥♥」

『まずは一つ! アリサ選手、可愛らしく力んだ挙句に汚らしい排便声を披露した〜!』

「ふぅ、ふぅ、仕方、ないでしょ! お尻から、出すのに、綺麗なんて、あるわけ……ほ、ほぉっ♥ ふんぬぅぅぅぅッ♥♥♥」


 ブポッ♥ ブブブブッ、ボブッ♥


 わざわざ中腰にならなければ入れられないボール内に卵型ローターを〝直接〟納品しろ、と言われて水着をズラしてピンク色のケツ穴を晒しながらアリサは排便いきみ顔でローターを排泄する。

 恥も外聞もありはしない。ここで失格になれば全てが台無しになる。ラインフォルト社もどうなるかわからず、アリサは無駄に恥を晒しただけになる。しかも、これらの恐ろしい技術を持つ彼らに銃口を突きつけられているような状況でゲームから逃げ出すようなことをすれば、アリサ自身がどうなるかわかったものではない。ここで勝ち残れなければ、その銃口はアリサの大切な誰かを撃ち抜くかもしれない。


 想像を絶する底の見えない技術力を前にアリサはその身一つで立ち向かう。必ずこの【エロゲーム】の存在を仲間に伝え、危険性を知らせなければと。


「ま、待って! こんな体勢で、行けるわけ……!?」

『アリサ選手の『おまんこターザン』、出発です!』

「ひぃぃぃぃぃぃ!?」


 だがその際、アリサは自分の醜態を仲間に隠す他ないだろう。

 ロープで結んだバイブをマンコで挟み、逆さま吊りになって〝ターザン〟を行う恥晒しのゲームをクリアした、などと誰に言えたものではない。


「ひっ、抜けちゃう……お、落ちるっ!? いや、こんなところで……ひっ、ひぅぅぅぅ♥♥」


 バイブがすっぽ抜ければ頭から奈落へ向かって真っ逆さま。膣を全力で締め、足をピタリと閉じてむっちりとした太股で挟み込み、両手で引きずり出されそうなバイブを深く押し込む。

 逆さで両足を直立させて股間を手で抑える美女の姿は、それはそれは滑稽そのものだった。そんな屈辱の嵐がアリサを襲う中――――彼女はゴール間近まで迫りつつあった。


『ゲームもいよいよ大詰め! アリサ選手、遂にゴール直前まで迫るぅぅぅぅぅぅ!』

「はぁ、はぁ、ふぅ……いい加減、もう黙りなさい……!!」


 ここに来るまで長かった。彼女の二十年間でもっとも長い時間だったと錯覚してしまうほど、恥辱のゲームは性悪で醜悪なものであった。

 椅子取りゲームならぬ便器取りゲーム。アナル綱引き。擽器耐久……艶やかだった金髪は汗に塗れて顔に張り付き、Vストリングの水着は乳首や陰核の勃起を浮かばせ、急速に変化しつつあるアリサのアナル、幾度となく使われて縦に割れ始めた肉壺に細く喰い込み卑猥だ。

 疲労困憊の身体はそれ以上に淫猥。彼らの繰り出すゲームの悉くが己の身体を調教しているかのようだ、とアリサは錯覚してしまいそうになる。

 しかしそれも次で終いだ。もうゴールは直前に迫っているのだ。ゴールさえしてしまえば、あとは絶対に文句を言わせない。


「は……?」


 その最後の障害となるであろうものを見て、アリサはあんぐりと口を開いて目を丸くした。

 そこにあったのは小さな自転車。車輪の横にペダルが付いた【三輪車】だった。そう、子供が乗り回し楽しむ遊具の三輪車――――そのサドル部分にローションがたっぷり塗られたペニスを模した棒が取り付けられていなければ、とてもアリサが乗るためのものとは考えられないだろう。


「〜〜〜〜〜〜っ!! 最後まで馬鹿にしてくれるわね……!」


 だが、逆にバイブが誂えられているからこそ子供の遊具は大人の遊具になる。戯けたものから性感を刺激するものまで、その集大成ならぬ醜大成があのバイブ三輪車だ。


『ここで残り時間が五分となりました! さあアリサ選手、最後の難関である『おちんぽ三輪車レース』を無事に突破できるのか! レースの行方を皆さんで見守りましょう!』

「見守ってもらわなくても、こんな変態ゲームは絶対に突破してみせるんだから!」


 三輪車が置かれた場所にはコースが敷かれ、ゴールは目の前にある。あれに乗っていかねば失格と見なされると理解したアリサは、震える足で三輪車に跨り水着をズラしてチンポ型バイブをマンコに沈めていく。


「あっ♥ ふぉっ、ふぉぉぉぉ……♥♥♥」

『アリサ選手、サドルのペニスに悶絶している〜! 即イキしかけるとは、余程マンコとジャストフィットしたのかぁ!?』

「おっ、あぁぁっ♥♥ な、なんで、こんな、ぴったりぃ♥♥♥」


 立派な大きさで反り返ったチンポ型バイブの〝ぴったり〟具合に、アリサは涎を垂らしてよがってしまう。

 何を隠そうこの三輪車は、アリサのためにたった今造り出されたもの。竿の長さ、カリ首のエグさ、マンコが受け入れるようなジャストフィットの形。彼女の想い人では最早満足できないほどに最高のチンポバイブなのだ。二度と想い人では満足できなくなったとは知らず、アリサは途方のない充実感とイッてしまいそうな官能に耐えてペダルに足を置く。

 前提からして当然ではあるが、大人のアリサが子供の三輪車を漕ぐ姿はあまりに情けない。下品なほど扇情的な水着姿で大股を開き、バイブとマンコの結合部を見せつけながら何とか漕ぐことができる具合だ。

 倒錯的な屈辱とバイブの官能に唇を神ってる締めながら、アリサはペダルを踏み込み誰と競うわけでもないレースを開始した。


「お゛ッ、い゛ぐっ!?♥♥♥♥」


 絶頂はまさにペダルを踏み、漕ぎ、一周して車輪が前に進んだ瞬間のこと。小ささ故に僅かな進行だが確実にゴールへ向かった三輪車の上で、アリサが成人男性顔負けの下品でドスケベなイキ声をカメラを通じ会場に響かせる。


『――――お伝えし忘れていましたが、サドル部分のペニスは車輪が回る毎に上下にピストンいたします!』


 司会の説明がアリサの鼓膜を震わせ、自らが絶頂した理由を彼女は察した。だからといって足を止めている暇はなく、彼女は再びペダルに力を込め、そして彼女専用のチンポバイブを子宮に叩き込ませる。


「う゛ッ゛お゛♥♥♥♥ イグッ♥♥♥♥ イグッ♥♥♥♥ イグッ♥♥♥♥ い゛ッぐ♥♥♥♥ いぐぅ♥♥♥♥ イ゛ッ♥♥♥♥ グゥッ゛♥♥♥♥」


 ドチュンッ♥ ドチュンッ♥ ずちゅんッ♥ ぶちゅんッ♥


『アリサ選手、何とイキながら進んでいるー! 気持ちよすぎて『イク』しか言えず、アヘ顔の馬鹿面を晒してゴールに直進しているぞー!』


 残り少ない時間で一度の絶頂に足を止めるわけにはいかない。マンコの中で相性最高のチンポが幾度となく子宮を叩こうと、アリサは激しい痙攣で揺れる足を開きながらペダルを漕ぎ続けた。

 結合部から湯水の如く体液が吹き荒れようが、首が反り返って戻らずかっぴらいた鼻穴から鼻水をぶちまけながらイキ声を上げようが、彼女はゴールを目指すという執念の一心で足を動かしていた。羞恥や屈辱が快楽で消え失せ、司会の実況通り〝馬鹿〟になりながら一心不乱に漕いで漕いで漕ぎ続けた。


『だがその甲斐あってゴールは目前! さあ、残り時間までに間に合うかー!?』

「お゛ォッ、ん゛お゛ッ、イ゛グーーーーッ!!♥♥♥♥♥」


 仰け反りアクメで目の前を見ずに、目の前にあるゴールに向かうアリサ――――の身体は浮遊感に包まれた。


「あへ?」


 その浮遊感は一瞬。アリサが跨った三輪車が勢いよく〝坂道〟に落ちる。

 ゴール目前に仕掛けられた坂。ギリギリでコースが終わり、三輪車から降りて後はゴールテープを潜るだけだった目前で、大きく長い坂の道。そこをアリサは下ってしまった。


「――――あ゛へぇええぇえぇえぇえぇえぇえぇぇえぇえぇえぇええぇぇえ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜♥♥♥♥♥♥♥♥」


 衝撃は表現し難い。間抜けなアリサのアヘ声が如実にそれを表していた。

 ブレーキのない三輪車に急な坂道。そして車輪の回転に合わせて上下するチンポバイブ。彼らの技術力はどんな速度であろうと正しい回数のピストンを形成する。

 毎秒襲う十数回の子宮ピストン。止まることのない超高速ピストンはアリサの膣壁を摩擦することで知性を削り取り、三輪車にしがみつくだけの間抜け極まるメスに変えた。


「おぴょぉ♥☆」


 しがみついた三輪車からアリサの身体が飛び立ったのは、車輪が坂道の終わりにある段差に引っかかり、彼女の身体だけが勢いで離れたからだ。

 奇声を上げながら潮吹きアヘ顔で宙を舞うアリサ。


「お゛べッ゛♥☆」


 彼女の動きが止まったのはその直後、地面に敷き詰められた発泡スチロールのプールに頭から突き刺さった瞬間だ。

 酷い声で突き刺さったアリサは、最後の声に負けず劣らずのガニ股逆さまポーズでピクピクと痙攣して動けない。グラマーなスタイルを扇情的な水着で晒しているからこそ、顔を埋めた逆さガニ股はみっともなく無様としか言いようがない。


『3……2……1……タイムアーップ! アリサ選手、惜しくもゴールならず! 残念ながら【ゲーム】に敗北という結末になってしまいましたー』


 本当に残念でしたねー、と感情が篭っていない声音で語る司会者。アリサの醜態を目に収めることが出来、来客の多くも満足のいく展開だろう。


『では規定に乗っ取り、失格者の人権は我が社が押収いたします。アリサ・ラインフォルトを【ゲーム】の負け犬に認定!』

「……ぉげっ♥」


 ズボォと発泡スチロールのプールからアームに釣り上げられ、アリサが白目を剥いて自身の体液に塗れた素顔を晒す。

 両足を持ち上げられて逆さ吊りのアリサに対し、彼らの裁決が下される。


「……お゛ッ♥♥♥ ん゛ぎぉぉぉぉぉぉ!?!?♥♥♥」


 焼鏝のような装置がアリサの尻に当てられ、彼女の美しかった尻肌に『負け犬』の焼印が一瞬で刻みつけられた。


「おっ、おっ……おぉ?♥」


 ちょろろろろろろろ……♥


 身体を痙攣させ、逆さまの負け犬文字に小便を漏らすアリサ。自慢の金髪が汚物で濁り、美貌は白目を剥いて舌を垂らし、巨乳はプラプラと揺れて運ばれていく。

 敗北者の名はアリサ・ラインフォルト。これから一生、その負け犬の烙印を背負って生きる哀れな雌の名だ。




『さあさあ、本日の挑戦者は……先日の哀れな敗北者、アリサ・ラインフォルトの華麗なる従者! シャロン・クルーガー選手です!』

「私の前でお嬢様を侮辱する物言い……覚悟はおありのようですね?」

『おおっとこれは手厳しい。兎にも角にもシャロン選手の入場です!』


 そして新たな挑戦者、シャロン・クルーガーはかつての暗殺者としての自分を取り戻すような殺意の視線を巡らせる。

 行方を眩ませた主を追い、突き止めたこの【ゲーム】。アリサを返して欲しければ参加して取り返して見せろ、と言われれば二つ返事でシャロンは舞台の上に立った。

 彼女にとってアリサはかけがえのない家族。忌み嫌う暗殺者としてのスニーキングスーツを身に纏い、下卑た人間たちの目に晒されようと彼女が狼狽えることはない。


『そしてぇ! 前回の敗北者からメッセージが届いています!』

「アリサお嬢様…………ッ!?」


 導力ビジョンの大画面に映り込む金色の髪――――


『皆様、お目汚し失礼します……先日エロティカ企業に永久就職した、負け犬奴隷のアリサ・ラインフォルトです♥』


 平伏した若き主の全裸土下座にシャロンは言葉を失った。


『前回の【ゲーム】では私のお見苦しい姿を晒してしまい、大変申し訳ございませんでした♥ 今日は私の〝元〟メイドのシャロンが素晴らしい結果を皆様にお届けしてくださるはずです……この身につきましては、みっともないケツ振り土下座で謝罪させていただきます♥ 大変♥ 申し訳♥ ございません♥ でした♥』


 フリ♥ フリ♥ フリ♥ フリ♥


 画面の向こう側で頭を擦り付けたアリサが、デカデカと『負け犬』の焼印が刻まれた尻を振り乱して謝罪を行う。あまりに間抜けな全裸土下座謝罪に観客は笑いの渦に包まれ――――シャロンは冷たい憤怒の表情を浮かべた。


「……ええ、理解いたしましたわ。捨てた《死線》の忌み名を今一度拾い上げ、お伝えいたします。必ずこの【ゲーム】に勝利してみせると。そして――――――」


 メイドとしてだけではなく《告死線域》の渾名を以てシャロンは冷徹に微笑み――――――ガニ股屈服腋見せポーズで名乗りを上げた。


「私(わたくし)の名はシャロン・オマンコ・クルーガー♥ このデカチチと名のオマンコに誓って、我が主人を必ずお迎えいたしますわ♥ 腰ヘコおまんこ♥ はっ♥ はっ♥ はっ♥ おっぱいブルンッブルンッ♥」


 彼女のスニーキングスーツを〝再現〟したマンコ丸出しケツ肉喰い込み巨乳はベルトで卑猥に締め付け、散々たる下品な【洗脳型ボディスーツ】を身に着けたシャロン。

 彼女は負け犬に堕ちた主人を救うため、マンコ腰振りデカチチ回しのド変態ダンスを誓いとして見せつけた。シャロンを取り巻く嘲笑の向く先が、既に敵の術中である自分の醜態であるとも知らずに。

 こうしてまた一人、美貌に溢れた者が無様な負け犬に堕ちる。次なる挑戦者は一体誰であるのだろうか。それはアリサのように正気を保った者かもしれない。シャロンのように初めから弄ばれている者かもしれない。そのどちらでもない、全く別の者であるかもしれない。


「腰ヘコ、ヘコヘコおーまんこ♥ デカチチデカチチぼいんぼい〜ん♥ ケツデカケツデカふ〜りふり♥ アリサお嬢様のため、おっぱいクルーガーが頑張りマンコ〜♥」


 誰であれどうであれ、観客を悦ばせる無様であることに何ら変わりはないのだろう。

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上位プランで決めてる文量だと一部をダイジェスト風味にしても収まりきらんかったところはあるので、そのうち個人でやりたいですねぇ。軌跡キャラでこういうの似合うの誰かなぁ。

あとシャロンは趣味。主人が醜態晒してるならメイドもだろ!みたいな。

Comments

ムマ・N

アリサお嬢様の無様ゲーム! やはりこういう形式のエロは自分の大好物ですね! ふざけたゲームなのに快楽は本物。更にそれを見世物にされちゃう興奮は本当に素晴らしい! 自分はガニ股アクメビームが一番好きかなぁやはり!趣味の問題ですがね! 最後のシャロンも非常にエロい。シャロン好き() 今回も素晴らしい作品をありがとうございます!

ワシワシ

自分もこういう話好きです!自分の好きなキャラ、アリサとシャロンさんでエロゲーム、本当に最高でした!

いかじゅん

こういう形式のエロゲーム、私も好きなんだなぁって書いていて思いましたねぇ!! 才女であろうと令嬢であろうとこの空間では所詮は見世物にしかなられない……ちなみに私もガニ股アクメビームが一番好きです。シャロンも勢いで出しちゃった☆

いかじゅん

ありがとうございます!いいですよねぇエロゲーム……再び開催される時は一体誰が餌食になるのか。