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いつもご支援ありがとうございます。久しぶり(?)にお下品アナル特化系でやっちゃいます。犠牲者は令音、十香、四糸乃がメインです。

とっても楽しいアナル開発、はっじまるよー。


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「――――な、何だ!?」


 目を覚ました夜刀神十香の視界は反転し、正常なものとは程遠い歪な代物であった。それは彼女の直感を以てして全容を掴むことができず、晒し者のようなあられもない姿に無意識に赤面をする。

 全くもってわけがわからない。目の前に広がるのは、見るからに分厚い外界とは一線を画す金属の壁や床。それなりに広い部屋の中心に座らされた十香ともう一人の少女。

 否、座らされているというには語弊がある。彼女たちの視線は逆さま、正常なものではないのだから。頭や髪が本来なら尻を置くべき椅子の上に。足先がその頭の上を通り越し、腕と共に皮の拘束具で固められ、背もたれへの接着を促す同じ素材の拘束を胴体にも。結果、丸裸の下半身が椅子の上部から飛び出した間抜け極まる光景だ。


「なぜ裸なのだ……なぜ、私はここに……よ、四糸乃! 目を覚ませ、目を覚ますのだ!」

「う、ん……十香、さん? どうして、逆さま……ひゃあ!?」


 十香の真隣に全く同じ姿で拘束された青髪の少女、四糸乃が彼女の呼び掛けによって目を覚まし、逆さまの視界と素っ裸の自分に驚愕を顕にした。


「と、十香さん、ここは、どこ、です……あ、よしのんが、いない……よしのん、よしのん……!」

「私にも何が何だか……と、とにかく落ち着くのだ! きっと、令音が助けに……」


 ――――そう、令音と共に彼女たちはやってきた。

 ようやく直前、十香の体感で言うならば気を失う以前の記憶を思い出して彼女はハッと目を見開いた。

 二人は今日、ある理由から〈ラタトスク〉の地下施設に呼び出され、令音の保護下の元で案内された部屋で待機していた。その時、出された飲み物や食べ物を口にして……それからの記憶が定かではない。

 自分たちに何が起こったのか。令音はどこへ行ってしまったのか。その答えを持つ人間が、彼女たちの目の前に現れた。


『精霊諸君、お初にお目にかかる』

「な、おまえは誰だ!? 身体が、透けて……?」

「……!!」


 十香は怯える四糸乃の前ということもあって、果敢にその〝立体映像〟に向かって言葉を飛ばす。全裸で恥ずかしい格好だというのに、全く気後れしない精霊の1体に映像の男――――風刺漫画に出てくる意地悪な猫を思わせる不気味な彼はニヤリと笑った。


『映像越しに失礼します。私は〈ラタトスク〉円卓幹部の一人であるギリアン・オルムステッド』

「〈ラタトスク〉……おまえが、琴里の仲間、だと?」

『仲間? ……ええ、その通りですね。ただ私は彼女の上司にあたる人間ですが』


 一瞬、あのような小娘と一緒くたにされるのは心外だとギリアンという男は顔を顰める。しかし、その感情の動きだけで逆のことを十香は感じた。つまりは、彼女たちの恩人とも言える琴里にとっても好ましい人物ではない、と直感的に悟ることができたのだ。


「貴様は、琴里とは違う……!」

『ふむ? ええ、それは正しい見解です。私の目的は、あなた方の協力を得ることです。その力、その身体、実に素晴らしいものだ』


 〈ラタトスク〉の理念は精霊に直結する。だが、全員がそうであるわけではない。保身、及び何かしらのメリットがあればこそ――――裏切りのデメリットを帳消しにする算段を彼は見つけ、行動を起こしたのだ。

 力、そして身体が目的であると暗に視線で顕にするギリアン。彼の舐め回すような視線に、十香と四糸乃がカァと赤面の顔を見せた。

 見ず知らずの中年に裸を見られている。検査ならばいざ知らず、絶対の信頼を置く少年ですらない。胸、股間、女体の恥ずかしい部分。その恥ずかしさを上回る嫌悪、恐怖が十香と四糸乃の裡から渦を巻いて迸る。


「貴様、よくもぉ!!」

「よしのん……っ、いやっ!」


 拘束された二人の周囲に息吹が走る。十香は絶対的な力の圧、四糸乃は仄かに周囲が凍てつく冷気を。

 彼女たち精霊は特殊な存在であり、ある人間に力を封印してもらってなおその霊力は健在している。たとえば今のように精神のバランスに変調をきたすようなことがあれば、容易く霊力が逆流し彼女たちの身体に神秘的な力をもたらすだろう。

 人間では何百時間かけても外せない拘束具も、霊力の逆流が引き起こされればたちまち無意味な物と化す。ギチギチと音を立て椅子が悲鳴を上げ、二人の裸身に限定的な霊装の光が纏われる――――――


 ぷぅぅぅ♥


「……え?」

「……ふぇ?」


 その予想がまさに現実のものとなる刹那、その可愛らしいようで間抜けな音は重なるように響き渡った。

 もちろん、呆気に取られた十香と四糸乃の口からではない。むしろ真逆、地面に近い彼女たちの顔からではなく、前のめりに掲げられた少女の下半身、ヒクヒクと蠢く不浄の穴。


 ぶぅぅぅぅぅぅ! ぶびぃぃ! ぷぷぷぅぅう! プー! ブビーッ!


 そこから、勢いよく濁った音、甲高い音が混じり合いながら飛び出す。そう、それは放屁、所謂オナラと表現されるもの。年頃の乙女にとっては何よりも羞恥心を刺激される下品で激しい音であった。


「う……あぁぁぁぁぁぁ!? なん、なんだ!? 何が、なんで!? ひぃっ、とまっ、とまれ! 止まれぇぇぇ!」

「いやぁぁぁぁぁぁ! いやっ、やぁぁぁぁ! 見ないで、聞かないで、ください! 止まって下さい! いやぁぁぁ!」


 動揺のあまり表に出かけた霊力が霧散し、行き場を失った力の代用とばかりに十香と四糸乃のアナルからは彼女たちのものとは思えない放屁が繰り出される。

 通常、これだけの放屁が一度に出るのはありえない。それも無味無臭で、音のみで彼女たちの羞恥心を掻き乱す特別性――――当然だが、人の発想とは思えない責め苦を与えたのは立体映像で高みの見物を決める男に他ならない。


『くはははは! 初めに聞いた時は眉唾物でしたが、実物がこうも愉快とは……さあ、そろそろ特別なゲストにご登場願いましょう』


 リズミカルな放屁の音色に挟まる指鳴り。得意気で大仰なパチンという音に反応し、十香と四糸乃の眼下、今の姿勢で言えば頭上にあたる床が開いてゆっくりと何かがせり上がってくる。

 それを見た十香と四糸乃が驚愕と絶望の表情を見せた。彼女たちと全く姿勢、同じ姿で不健康そうな隈を目元に蓄えた美女――――村雨令音が姿を表した。


「令音、れいねぇぇぇ! あぁっ、うあぁぁぁぁ!」

「逃げて、令音さん……誰か、助けて、ください……!」

「……二人とも、落ち着くんだ。それは単なる生理現象の強制、君たちが恥ずべきものではないからね」


 全く同じ姿で拘束され、自らもまたその羞恥責めに合うかもしれないというのに村雨令音は至って冷静に十香たちを励まし、落ち着かせる。そして、冷笑にも満たない無の表情で彼女はギリアンの立体映像を睨みつけた。


「……まさか、あなたがここまで大胆な行動に出るとは、思いもしませんでした」


 暗に『ここまで愚かとは思わなかった』と令音は口にした。彼は小賢しく自らの手を汚さない男であるため、琴里や令音の警戒対象ではあっても直接的に出向いてくる人間ではないと判断していた。

 それ故に、十香たちに睡眠薬を盛り、令音に違法な筋肉弛緩剤を用いて拘束をするなど彼の性格からありえない行動であり夢にも思わない愚策だ。その愚策を行わせた原因は、たった今からギリアンの口より語られる。


『いやはや、この薬が完成していてもたってもいられなくてなりましてな』

「……ナノマシンによる霊力の制御。口にした物、逆流した霊力を特殊なガスに変換、排泄させる新薬」

『ほう、知っていたのですか。いえ、現状から予想したと……やはりあなたは私の右腕として欲しい人材だ。精霊と組み合わせれば、ウッドマン卿を出し抜くことも夢ではない。私と手を組みませんかな?』


 調整されたナノマシンを含んだ新薬によって食べた物や逆流した霊力を霊力ガスに変換し、排出させる状態変化。これによって霊力を封じた精霊であれば十分に翻弄することができる。

 これがギリアンの切り札だろうと令音は息を吐いた。令音さえ予測できなかった人間の欲が生み出した下劣な薬。確かに、それは驚異的ではあるがそれ以上の驚きはない。落ち着くことができれば、アナルに流れ込む霊力の流れを変えることもできるであろう。


「……生憎、そういったことに興味がありません――――十香、四糸乃、直に琴里が異変に気づいて助けに来てくれる。今は心を休めて、その音に意識を取られないようにするんだ」

『私がそのような隙を与えるとでも?』


 無論、令音とてそう簡単に事が運ぶとは思っていない。自らの手を汚さない小物とはいえ、だからこそ組織への背信には周到な準備を重ねているはずだ。

 十香と四糸乃は慣れない放屁に未だ悪戦苦闘している。ならば、彼女たちに与えられた精神の変調を抑えられるほどの安堵を令音が与えてやればいい。


「……好きにしたまえ。私は、あなたに何をされたところで――――あなたのような人間には、屈しない」


 つまりは平静を保つこと。何をされても動じず、どんな辱めにも屈しない。村雨令音であればできることだ。十香と四糸乃に矛先が向かなかった行幸を利用しない手はない――――こうして村雨令音の戦いは始まった。






「……んほおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!?♥♥♥♥」


 そして、村雨令音は口を『オホ』の字にして成人男性顔負けの野太く汚らしく下品な声を張り上げていた。


「令音、令音! しっかりするのだ! この、もうやめろぉぉぉぉ!」

「令音、さん……お願いします! 令音さんが、おかしくなっちゃう!」


 眼前で行われる令音の『開発』に声を荒らげる十香と四糸乃だが、寄り目無様な顔を自らの愛液や潮吹きで濡らした令音が呼び掛けに応えることはない。


「……ふぉ、ふぉぉぉぉぉお!?♥♥♥ しり、尻が、ひらっ、開いてぇぇぇ!?♥♥♥ お゛ぐ、おぐまでぇぇぇぇぇ!♥♥♥♥」


 ぶべべべべっ! ぶびぃ!


 大きな溝が入ったドリルのような機械がその〝ぼっこり膨れた〟アナルに挿入、回転。穴の隙間から不潔な音をひり出してケツアクメする彼女に、そのような声が届くはずもない。


『ふっはっは! 村雨解析官もその穴は守りようがなかったらしい。息巻いていた割には呆気ない姿だ』

「……ンホッ!?♥ ンホ、ンホーッ!?♥ んほーっ!♥ ンホーッ!♥ んほーーーーーーっ!♥♥♥♥」

『自慢の知性で出したものが馬鹿の一つ覚えとは、いやはや本能というものは悲しいですな。恨むなら、霊力に適合した自身の身体を恨んでください』


 喉の奥から『んほ』と止められない一つの単語、激しくなるドリルの削岩にオホ声を止められない令音。

 彼女の澄まし顔は『開発』によって崩壊し、今や頬を緩め舌根をひけらかし、白目を剥きかけてアナルにもたらされる強烈な刺激に悶絶の咆哮を叫ぶことしかできない。あなたのような人間には屈しないと息巻いていた口で汚声を発し、励ますつもりだった精霊たちの心に深い絶望を与える。


 ぶぼぉ♥


「「っ〜〜〜〜♥」」


 それは精神的な動揺となり、霊力に適応した肉体を〝偶然にも〟保有していた令音と同様の薬品を投与されていた十香と四糸乃の霊力ガス放屁に繋がる。


『おっと、寂しがらせてしまったようですね。よく〝見て〟いたようですから――――『開発』は速やかに行えるでしょう』


 令音に集中していた愉悦の視線が十香と四糸乃に向く。ギリアンは確実に楽しんでいた。令音の能面をあっさりと剥がし、一番の難問とすら思っていた精霊たちをこうもあっさり手中に収められることを。

 あれほどの力を持つ精霊たちが年端もいかない少女のような恐怖と羞恥の貌を見せる。これほど、精霊が人の形をしていて良かったと感じたことはないだろう。畏怖から満悦の対象へ――――鉄の棒が、息を吹き出すアナルに迫る。


「ひぃぃっ!? やめろ、近づけるな! やめっ、……シドーっ!」

「士道さん、よしのん――――」


 身体を動かそうにも逆まんぐり返しの身体は身動ぎすら叶わず、十香の巨乳を揺らすことさえできずにいる。

 声を荒らげたところで、四糸乃の救いである者たちは絶対にやってこない。

 アームに運ばれた細い金属の棒。銀色に煌めく硬いものが、ブンッと風を切る勢いで放屁で花開いた十香と四糸乃の尻穴に突き刺さった。


「「んぉ!?」」


 とても暴力的な美貌の十香、この世の誰と比較しようと勝るほど愛らしい四糸乃から出たとは思えない喉声が響く。細いとはいえ冷たい異物を叩き込まれ、圧迫感から目を剥いて声を零してしまったのだ。

 さらに飛び出した棒を幾つものアームが取り囲む。逆さまで真っ直ぐに突き刺さった鉄の棒は、そのアナルの頑なさを表現していると言っていい。そんな棒目掛けて、バチッと青白い閃光が迸った。


「「んぎゃぴぃぃぃぃぃ!?」」


 瞬間、十香と四糸乃が白目になって悲鳴を上げた。目に見えるほど激しい電流が鉄の棒にスパークが弾け飛び、動かないはずの身体がビクンビクンと痙攣する。


「んげげれれれららぎぎんぎぃ!? 尻が、しりがしべれれれれ!?」

「いぎゃららら!? あびびびべれれれれ! あちゅ、あちゅれすすすぅぅ!」


 電気を特別通しやすい鉄の棒を通し、電流による刺激でアナルを〝解す〟。彼女たちの可憐な面が歪み、口はおかしな形になって焦点があちこちに飛び、言葉は言葉にならず継続的な単語を繰り返す。

 そんな凄惨かつ頭が狂っているとしか思えない実験だったが、強烈な電気刺激によって解れたアナルは真っ直ぐに咥え込んでいた棒を斜めにし、そして吐き出すほどに緩々になった。


「はぁ、はぁ……こ、今度は何、をぉぉぉぉお!?」

「ん゛お゛ーッ!?」


 またもや汚声を上げた二人のアナルに、金属製の開口器が即座に装着、ネジを螺旋回転させて『開く』。先ほどまでの硬アナルであれば肉が裂けていたであろうが、電気刺激で急速に解れたことで括約筋は水に着けた紙の如く緩んだ柔アナル。


『ほう、これはなかなか見応えがある。君たちにも見せて差し上げよう』


 あっという間に直腸を吹き曝しにし、ニヤリと笑ったギリアンがわざわざ空中に映像を投影した。


「まさか、これは私たちの……み、見るなぁァァァァァァ!!」

「いやっ、いやぁぁぁぁぁ! 見ないで、見ないでください! お尻の中、見ないでぇぇぇぇ!」


 ふすぅぅぅぅ、すぅぅぅぅぅ、ぱすっ、ぶすぶすぅぅ♥


 十香は血色のいい赤みがかった腸壁に健康的な腸液が溢れてテカテカと輝いている。四糸乃はピンク色で包み込むような柔らかさを感じさせ、身体の震えが伝わって肉の動きすら愛らしく小刻みに揺れている。

 そんな愛らしくも卑猥なケツ穴の中身がドアップで空中投影され、二人の肉穴からは破裂音から離れたすかしの音が通り抜けていた。しかし、それも長くは続かない。彼女たちが羞恥に慣れるより早く、むしろまだ効果的に扱える状況の中で『開発』は休む間もなく続けられる。


「ひっ!? 注射!? いやだ、近づけるな! よせっ、いつっ!?」

「あつっ、熱いです! お尻、焼けて、熱いぃ!」


 ムリッ、ムリュッ♥ ボコボコボコッ――――バキンッ!


 鋭い針が十香と四糸乃の肛門入口、肉の皺を作る菊門に差し込まれ薬液が注入。数秒後、二人のアナルが急速に膨れ上がり、捲れ上がり、役目を終えた開口器が弾け飛ぶように外れる。

 これによって二人のアナルは開放感から逃れ……られるはずもない。肥大化は続き、穴は花咲くように捲れに捲れ――――火山口のようにぼっこりと腫れ上がった。


「な、なんだ!? これは、令音と同じ……ひ、ひぃ!」

『女性器より大きく、膨れ上がったアナル。これでは下着もまともに履けまいな。さて、五河士道に見せたらどう思うことか……』


 白磁の尻肌とは明らかに異なる色合いの肉壁。盛り上がり過ぎたあまり女性器より遥かに巨大で、ギリアンの言う通り下着を穿くことも叶わなず、例え穿けたとしても覆い隠せず布からはみ出してしまうだろう。それどころかスカートやズボンですら不自然な盛り上がりが作られてしまうほど大きい。

 可憐な乙女に相応しくないボッカリとしたアナルを愕然とした顔で見上げた十香と四糸乃が、士道という名前を聞いてこれまでにない顔色を見せる。


「シ、シドー! シドーにこんなもの、こんな汚い尻穴を見せれるわけが……!」

「見せたくない、見られたく、ない……!!」


 慣れつつあった日常的な生活も危ぶまれるボッカリアナルを見つつ、彼女たちは想像してしまう。信頼を置く少年の顔を、表情を、感情を。

 それによって引き起こされる絶望、興奮はギリアンの視姦や罵倒の何十倍に及ぶ精神の変調を引き出し、火山口の如く開いた穴から件の音が到来した。


 ぶびぶびぶびぶびぶびぶり゛り゛り゛り゛り゛!


「「ひゃひぃぃぃぃ!!?」」


 電気棒で解され、肥大化したアナルは放屁音もより汚く下品なものに成り果てた。透明度のある綺麗な悲鳴に反し、愛らしさの片鱗さえ残さない濁音放屁――――だが、まだ足りない。


「なんだ、何が起こっている!? 私の尻に中に、何か、何かが出来て、膨らんでぇ!? よせっ、やめろっ、私の尻穴をこれ以上おかしく、するなぁ!!」

「や、いやです……! 誰か、たすけて……うぅぅぅぅ……!」


 もはや涙を逆さに流し、必死に拒絶を叫ぶことしかできない。僅か十数分で完全に開かれたアナルの中に侵入した小さなアームが、その先端から伸びた針を腸壁に突き刺してそこに何かが膨らむ。


「ひゃぁぁぁぁぁぁぁ!? お尻、おかし……!? くすぐったい……ソワソワ、します……っ! な、なにか、来ちゃ……!」


 肉の真珠、大豆ほどのイボが壁から膨らんで何十と生成される。それが自然と吹き曝しになったアナルの中に入り込む空気に触れ、震えて、十香と四糸乃に未知の感覚をもたらす。

 身体が火照り、秘部がトロリと濡れる。辱めに熱を帯びていた頭の中が全く別の熱に塗り替えられるような、そうした〝何か〟が二人の内側から溢れた。


「「ひぐっ!?♥」」


 プシッ♥


 溢れたのは感情的なものだけではなく、トロリと濡らしていた秘部からも。下唇を噛んで上擦った口にパタパタと粘り気のある液体、少女たちのピンク色をした割れ目から吹き出したものが飛び散る。


「しりが、尻が、何かに擽られ……おひっ!?♥ なにが、起こって、あぁん!♥」

「お尻が、お股も、おかしく、あんっ!♥ お漏らし、とまって……!♥ やだ、やだぁ!♥」


 その一瞬を皮切りにして、二人の股間から汁が飛び出して止まらなくなる。そう、彼女たちの前で無様に喘いでいた令音のように。

 しかし彼女たちは無垢であるため、それが何なのかを知らなかった。令音の痴態を目撃し、実際に自分たちで味わっているというのにだ。困惑の中で膨れ上がる快楽はやがて精神的な動揺になり、制御不能となった霊力はナノマシンに制御され、汚らしい放屁という形で顕現する。


「んおぉぉぉぉ!?♥ おなら、おならが止まらなっ、いひぃぃ!?♥ オナラで、おかしく、気持ち良く!♥ こんな、変だぁ!♥」

「おなら、熱い、熱いです!♥ 出ちゃうと、なにか、飛んでっちゃいます!♥ また、出て、いひゅぅぅぅぅ!♥♥♥♥」


 ボッコリアナルが飛び出した下半身から汚声、逆さまの上半身はオナラ、オナラと連呼するアヘ顔に染まっている。


『ふふ、一つ一つが陰核の五十倍の感度を持つ……と言っても、理解ができるのは村雨解析官くらいなものでしょうが……』

「……ん゙オ゙お゙お゙おぉぉぉぉ~~~~~っ♥♥♥♥」

『やれやれ、日本の猿でももう少しマシな声をしているというものですが……さあ、そろそろ〝陥落〟していただきましょう』


 霊力はコントロールを失い全て霊力ガスに。断続的な放屁圧が直腸のイボを刺激し、その状態でイキまくる十香と四糸乃。霊力のガス放出に加え、巨大なドリルにボッカリアナルをレイプされて言語を失った令音。

 三者三様、美少女と美女が肛門を『開発』されて発狂する有り得ならざる光景を前に、ギリアンは勝利を確信しながらあるものを用意した。


「「「オ゛ッホぅ゛!?♥♥♥」」」


 十香と四糸乃の吹き曝しになったケツ穴、べっとりと粘液を絡めたドリルを引きずり出された令音のケツ穴に揃いの〝バイブ〟が挿入され、美麗な彼女たちが出すべきではない汚声がひり上がる。


『くくく、男でもそのような声は出しますまい。全く、品がない連中だ』

「く、ううっ! だ、黙れぇ!! 元はおまえが……?」


 侮蔑するギリアンに十香が反論し、それが出来たことに小首を傾げ目をぱちくりと瞬かせた。四糸乃も似たようなもので、令音はあれほど屈辱的な叫びを上げたにも関わらず酷く冷静な顔に戻って訝しんでいる。


『たった今あなた方のケツ穴、ああ、既にケツマンコと言うべきでしょうか。下品な穴に入れたバイブの効果、その一つです。感覚を抑制する効果がありましてね……さ、存分におくつろぎなさい。五河司令が助けに来るまで、ね』


 疑問に対する答えは即座に開示され、三人の目はまた驚愕に開かれる。彼の言葉に嘘はなく、あれほど放屁で、ドリルで発狂しかけるほど感じた快感は〝殆ど〟なくなっていた。


「うっ、あ♥」

「……ひゃっ、あぁ……♥」

「………………ほっ♥」


 殆ど、というのが重要であることは、立体映像のギリアンが無言の中で僅かに聞こえる吐息たちから明白であった。

 どんな罠があれど、待っていれば彼女たちは彼に勝つことができる。さしものギリアンも、現場に乗り込まれては言い訳のしようがない。まず彼女たちを陥落させ、手駒にしなければ何も始まらないのだから。


「く……っ! おい! おまえ、何とかしろ!」

「……! 十香、待つんだ」


 ――――故に焦らされ、無垢だった子供が声を張り上げてしまう瞬間を彼は待っていた。

 ギリアンの狙いに気づいている令音が制止を呼びかけるも、この場の発言権は全て彼が握っている。弱々しい声を掻き消すのは簡単だった。


『何とか、とは? もう少し具体的なことを仰ってもらえれば、私も良い返事ができるのですが』

「その、尻がムズムズするのだ! くすぐったくて、ソワソワして……落ち着かないのだ!」

『ふつ? つまりは、アナルを気持ち良くしてほしいと?』

「そ、そうは言っていないだろう! あ、いや……そう、言っている、のか? と、とにかく、尻が疼いて、辛い!」


 十香が必死に腰を揺らすも、火山口から飛び出したバイブはピクリとも反応しない。緩々のアナルに挿入されながら、完全に固定化されているようだ。

 開発による恥辱。放屁による羞恥。それらが全て屈辱から快感にすげ替えられた腸壁のイボ――――無垢であるからこそ、一度味わったものは忘れられない。

 如何に力があれど、知識の薄い少女を騙すことは狡猾なギリアンからすれば容易いこと。


『ならば頼み方というものがあるでしょう? さ、これまで君がこの世界で習ってきたことを口にしてみなさい。そうすれば、皆が救われるだろう』

「……十香、これは罠だ。もう少し耐えれば、きっと琴里が」


 快楽に対する疼き、誘惑。もしかすれば、もう少し……などという希望的観測で十香の心は引き寄せられない。この場においてやはり主導権はギリアンにあり、アナルアクメで恥を晒した逆さまんぐり返しのケツ穴美女には口出しの権利すらなかった。

 何より、彼女自身もアナルの空虚感に焦燥を感じていた。皆のために、という大義名分を止められるはずもない。


「う……くぅ! お願いがある……あります。尻、お尻の中が、おかしいのだ」


 恩人である令音の声が聞こえていないというかのように、彼女が驚いた顔を尻目に十香が声を発する。


「何かが入っているのに、動かなくて……さっきと違って、おかしくないのに、落ち着かないのだ……です」


 たどたどしい敬語を使い、頼み込む。それは絶対的強者の精霊から人間へではなく、下級の存在が上位者に頭を垂れる光景だ。


「このまま何もないと、さっきとは別に、気が狂って、しまいます。おねがい、です……私たちの尻の中を触って下さい。動かして、刺激して……き、気持ち良く、して欲しいです! お願いします、もう、頭がおかしくなりそうなのだぁ!」


 耳まで真っ赤にして、目を潤ませながら懇願する十香。それによってギリアンの心にあった精霊に対する畏怖が完全に消滅し、力があり美しい小娘に対する欲の感情に成り代わった。


『天下の精霊にそこまで頼み込まれては仕方ない……【アナルイクー】と言うのです。そうすれば、バイブはあなたの望み通り〝解放〟される』

「な!? だ、騙されるものか! そのような言葉で……」


 アナルとは肛門の意訳であると言葉の端から伝わっている。『イクー』の意味がわからないままであるが、恥ずかしいことに違いないと十香はせっかく引き出したワードを一度は噤む。


「……あ、」


 ――――だが、試すくらいなら。


「――――あ……アナル、イクー」


 あまりに小さく、恥ずかしげで自信のない声。可憐な乙女が恥じらう表情から卑猥な単語。戦場で勇猛な少女も、一皮剥けば簡単な淫語を拒絶する女だ。

 途切れて小さい【アナルイクー】というみっともない言葉に――――バイブがほんの少しの時間、動き出した。


「ンッッホォ!?♥♥♥」

「「!?」」


 十香があられもない嬌声を上げる。椅子に頭を押し付け、首の骨がハッキリ見えるほど反り返りアナルの刺激に野太く吠える。


「あ、あぁぁ……アナルイクー♥」


 振動が収まってもう一度、今度はハッキリと聞こえるくらいの声で――――そんな声量を掻き消すほど、バイブが激しく動き出した。


「んひょ!♥ ひょぉ!♥ アナル、イクー♥ アナルイクー!♥ おっほ、ア、アナル、イクー!♥♥」

「と、十香、さん……?」

「アナルイクー!♥ アナルイクー!♥ アナルイクー!♥ のほっほほー!?♥♥♥ アナル、イクのだっほぉぉぉぉぉぉ!♥♥♥♥」


 恥に呻いた顔でも、弱々しく懇願した顔でもない。上擦った声と目、快楽に染まったオホ声と顔。激しく動き出したバイブがイボを的確に振動させ、イキ潮を吹き上げさせる。

 気持ちいい。言葉にするまでもなく、暴力的な美貌が『絶頂』の二文字に犯され、食いしばることを止めた締りのない口を縦に大きく開いた状態から察せられる感情。ともすれば、心が繋がりあったキスよりも――――――


「……ぁ、あぁぁ、あ、あな……あなる……、っ」

「よし――――」


 無垢な少女が一人堕ちれば、次の一人も必然であろう。


「あなる……い、いくー」


 十香より小さい声は、この世の『可愛い』という万人に許された愛玩の情を全て内包したと思わせられるものだ。それを淫靡な単語に浪費させる快感は、それはそれは悦なる美酒であろう。


「ひゃうんっ!♥♥」


 それがさらに官能で高まり、愛らしい面が締まりのない淫猥な微笑みを作り出せば尚更そう思うに違いない。


「あ、あなる、イクー♥ おひゅ!♥ あなる、いくー♥ ひぐっ!♥ あな……あなる、いくー!♥♥」


 愛らしい少女の声が段々と跳ね上がり、偉大なる精霊は愛玩動物に堕ちる。


「あなる、イクー!♥ ひょほ!♥ アナルイクー! んひょ、あなる、いきますんほっ!♥♥♥ んイク、アナルイクー!♥♥♥♥」


 四糸乃ほど幼く可憐な少女が『んほ』『おほ』と喉声を上げ、言葉通り『イキ』顔を見せつける。


「「アナルイクー!♥ アナルイクー!♥ アナルイクー!♥ アナルイクー!♥」」


 先んじて堕ちた精霊の仲間と合流し、オホ顔の美少女たちはその美麗で声音で卑猥な歌を合唱する。ボッカリと膨らんだアナルが咥えて離さないバイブの刺激を、彼女たちは脇目も振らず味わい尽くす。

 常識外の存在が、常識の裡にある快楽に屈する。有り得てはならない光景が今目の前にあり、それに抗う最後の障害――――村雨令音にギリアンは視線を向けた。


『さあ、本当の仕上げを始めましょう』

「……なに?」


 ただ一人、表面上は凄まじい精神力でアナルの快感を求めない令音。そんな彼女の眼前で堰を切るように陥落した二人のバイブが、ギリアンの言葉を合図にして停止した。


「うあぁぁぁ、あ、ぁ? とま、止まった、なん、なんでだ! アナルイクー! アナルイクー! 動かない、なんで! アナルイクゥゥー!」

「アナルイクー、アナルイクー! ひぃゃ、動いて、動いてください! アナルイクー! イクー! いかせて、くださいぃぃ!」

「……ッ!」


 今度は先の比ではない。恥を忍んで快楽を求めたというのに、それを何の脈絡もなく取り上げられた子供たちが泣き喚く。涙を逆さに溢れさせ、霊力ガスが抑制された影響か椅子を破壊しアナルをほじくり返さんばかりの勢いで暴れ始めた。


「いやだっ、アナルイクー! イキたい、アナルイキたいのだぁぁぁぁぁ!! もう我慢したくないぃぃぃぃ、アナルイグーッ!!」

「アナル! アナルイクー! 動いて……助けて、ください……!」


 理由などわかり切っている。アナルだけを求める二人の精霊は察するだけの余裕はないが、ニヤニヤと笑うギリアンと悔しげに奥歯を噛む令音の間に会話はいらなかった。

 とても見ていられない。放っておけば、取り返しがつかないことになる。


「…………アナル、イクー」


 そんな思いが込められた屈服の言葉。少女のものとは違う落ち着きがあり、大人びた美女が発した卑猥な単語によって――――バイブは動かない。


「……っ!? アナルイクー……アナルイクーッ」


 少し声を張り上げる。が、バイブだけはシーンと沈黙を放ち、令音はらしくない鋭い視線でギリアンを射抜いた。


『ふむ? 何も聞こえませんな……もう少し大きな声で仰られたらどうです?』

「……っ、アナル、イクー!」

『電波が悪いようですね。もう一度』

「~~~~~~っ!」


 しかし、弄ばれるのは令音だ。この場において彼女の優れた知性は役に立たず、鈍感な羞恥心はボッカリアナルに増幅されて良い色を露にしていた。

 もう既に普段の令音を鑑みれば信じられないほどの声量だ。


「……アナルイクー! アナルイクー! ふぅっ、フゥッ……アナル、イクー! イクー!」


 二人に負けない叫びだ。まだ足りない。


「アァナルイクー! アナルイクー! アナルイ

クゥゥゥゥ! アナルゥ、イクゥ!!」


 間延びした口調を置き去りにする。もう少し足りない。

 気づいているだろうか。たとえ二人が暴走しようと、拘束さえ解ければ十香と四糸乃が冷静になる可能性はあった。つまりは、それを潰した令音もまた――――――


「……スゥゥ……ァアナルゥゥゥッ、イクゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!!!」


 陥落。何かしらの意地で耐え抜いていた令音は、ただきっかけが欲しかったのだ。理由がなければ求められなかったに過ぎない。

 人類の、一人の人間の欲望が神秘の存在を上回る。その叡智の一つ、陰核の五十倍を誇る快楽イボたちをバイブが擦り上げた。


「ん゛ぉっっほぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉんっ!!?♥♥♥♥♥」


 衝撃は計り知れない。羞恥に溺れた能面が見事なオホ顔を見せつけ、潮吹きをその顔面にぶちまけながら絶頂。それに十香たちも続いていく。


「おほぉ゛ぉぉ゛ぉ゛お゛ぉ゛お!♥♥♥♥ きたぁ、動いたのだぁ!♥♥ アナルイクーゥンホォォ!♥♥♥♥ アナル、ケツ穴気持ちいいのだ!♥ もっと、もっとケツ穴イかせてくれぇぇ!♥♥♥♥」

「おぉぉぉおおお尻!♥ ケツ、ケツマンコ良いです!♥ 恥ずかしい、恥ずかしい……恥ずかしいの、気持ちいいです!♥ んひょぉぉぉ!?♥♥ 恥ずかしくて、アナル、いきます!♥ イッグ!♥♥♥♥」

「んお゛っ!?♥  んごっ!♥ んんごぉ!♥ ケツ穴イグ、イグゥ、イグー!♥♥♥♥ シン、琴、里……すまなんほーっ!♥♥♥♥ アナ゛ル、イ゛グゥ!♥♥♥♥ イグウ゛!♥♥♥♥ もう戻れなくなる!♥♥ 穴、アナルゥゥゥゥ、イクゥゥゥゥゥ!♥♥♥♥」


 逆さまでありながら美しさの暴力を保っていた顔の鼻下を伸ばし切り、渾身の汚声を張り上げる十香。

 恥ずかしさがマゾスティックな快楽に変わり、間抜けな嬌声と会得した雄叫びの喉声を掛け合わせてオホ顔絶頂する四糸乃。

 親友と大切な者への謝罪すら下品な声に呑まれ、積年の夢を快楽に押し流されてなおバイブへの惨めな懇願を止められない令音。


「「「アナルイクー!♥ アナルイクー!♥ アナルイクー!♥ アナルイクー!♥」」」


 ぶぼぼっ、ぼぼぉ! ぼぶぅ、ブッビー! ブリリリっ! プーー! ぶぼぉ!


 遂にアナル合唱が三人分の美声によって奏でられ、抑制が解除された霊力ガスが一気に放出。バイブの動きだけでなく、濁った放屁圧が彼女たちのイボを擦り上げ、涎が顔に流れて止まらないアナルアクメをもたらしていた。


『ふはは! バイブだけでなく放屁でもイッているようですね。物事は正確に口にしなさい』


 ギリアンからの言葉は聞こえている。なぜなら、バイブを動かす権限を持っているのは彼。彼の機嫌を損なえば、彼女たちがようやく得られた素晴らしい快楽は即失われてしまう。

 絶大でありながら儚いアナルの快楽。それを求めるためなら、どんな恥も恥とは思わない。


「「「オナラ、イクー!♥ オナライクー!♥ オナライクー!♥ オナライクー!♥ アナルイクー!♥ オナライクー!♥ アナルイクー!♥ オナライクー!♥」」」


 バイブの刺激と放屁圧。汚らしいオナラの音を打ち消すために無我夢中で叫び声を上げる三人だったが、既に霊力の逆流だけではなくナノマシンの物質変換による霊力ガスの排泄――――それを無意識のうちに行った彼女たちの汚声は、誰にも遮ることはできない。


『――――ア゛ナ゛ル゛ゥ゛、イグゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!♥♥♥♥♥』


 ぶっぼぶびぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!! ブゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!


 それは誰より汚い喉声、自分たちの絶頂大合唱であっても同じこと――――白目を剥いてイキ果てた三人の尻穴から、敗北屈服の音色が鳴り響いた。




「あのブサ猫が、ここまでする、なんてね……!」


 赤毛のツインテールを椅子の上に置いた少女、五河琴里が憎々しい思いを言葉に乗せて身動ぎをする。

 彼女も自慢の髪を椅子に置きたくて置いているわけではない。椅子に全裸で逆まんぐり返しにされ、硬い拘束をされていては、小柄な彼女ではそうならざるを得ないと言うだけなのだ。

 上層部の一人からの緊急招集。怪しんだ琴里だが、行かないわけにも行くまいと令音を伴い呼び出された部屋に入った――――そこからの記憶が途切れているということは、間違いなくギリアンの仕業であろう。

 しかし、このような恥辱で琴里を屈服させられると思っているのだろうか。それに琴里には優秀な部下が着いている――――内心で噂をすれば何とやら、覚束無い足取りの美女を琴里は見上げる形で視界に収めた。


「令音! 手間をかけさせたわね……こんな情けない格好で言いたくないけど、手を貸して……!?」

「……すまないね、琴里。君を巻き込みたくはなかった」


 だが、と口にした令音の両隣りに目を疑いたくなる少女たちの姿。琴里は令音の言動ではなく、彼女たちを見て驚嘆した。


「十香、四糸乃!? どうして、こんなところ……に……」


 ――――まさか、という思いが琴里の脳裏を過ぎった。その最悪の想像を涙目で申し訳なさを表情に募らせた十香と四糸乃が顕にした。


「琴里……すまない、すまない! もう、我慢できないのだ!」

「ごめんなさい、琴里さん! ごめんなさい!」


 何を、と琴里が口にする前に令音を含めた彼女たちは一斉に背を向けた。逆さまの視界は自然と令音たちの臀部が映り込み――――三人はそのスカートを一気に引きずり下ろした。


「な!?」


 琴里の驚愕は唐突なストリップによることはもちろん、彼女たちが下着すら穿かずに生尻を露出したことによるものもある。

 しかしそれ以上に異質だったのは、三人の尻穴に誂られた謎の装置。彼女たちの肛門を囲むように埋め込まれ、螺旋状の壁で穴を塞いだ金属製の装置に目を引かれた。

 令音は〈ラタトスク〉の制服、十香と四糸乃は私服で下半身だけをすっぽんぽんの丸裸にし、閉じられたマンコからダラダラと涎を垂らした尻を突き出して声を発する。


「……私たちは、自分のケツ穴快楽のために友人を騙し、売りとばした、最低の変態女達です」

「尻穴の為ならなんだってできるマゾ女。アナルの全権利を管理者様に譲渡した淫乱精霊なのだ」

「全部、言うとおりにしました。だから……約束のアナルアクメのご褒美を、ください」


 彼女たちが何を言っているのか理解ができない。売り飛ばした? 誰かの指示に従って? それは一体誰なのか。三人が屈服するほどの相手、それは――――――


「「「管理者様。どうかこの哀れな変態アナルマゾ奴隷たちに、お情けをお恵み下さいませ♥」」」


 理解不能な状況へ未完成の解答が去来する中、三人の甘い声が他人のものに聞こえた。それほど、十香たちからそのような声を出していることを琴里は信じられなかった。

 その時だった。三人の声が誰かの鼓膜を震えさせ、彼女たちの尻穴を塞ぐシャッターの螺旋を開いたのは。


「「「……うほぉ♥」」」


 思わずという声は、やはり三人のものとは思えないほど汚くて下品だった。頬がだらしなく緩み、感嘆の声をもらしたような。

 驚愕は重ねられる。シャッターが開かれて露になった三人の菊穴が――――ブリンッ♥ と音を立てて外に飛び出した。柔らかいプリンが落ちたような瑞々しい勢いでアナルが飛び出し、尻臀を押しのける。深い接触を避けるように三人の腰が落ち、脚が四股を踏むようにガニ股へ。

 無毛でスベスベとした尻の真ん中に、歪に肥大化した醜い肛門が鎮座している。肉の火山口がボッカリと膨れ、それが三人の中腰ガニ股で突き出された光景に琴里は絶句をした。


「良かった、良かった。やっと出せる……! ありがとうございます! ありがとうございます!」

「ありがとうございます! はやく、はやく命令してください……」

「……琴里、目を瞑っていてくれ。見られると……感じて、しまう♥」


 シャッターを開かれ、解放が成されても許可がなければ勝手をしてはいけない。勝手なことをすればお仕置きが行われ、アナルを人質に取られる――――そうした理由を露ほども知らない、思考を停止した琴里の眼前でアナルが猛烈に蠢いた。


「「「アナル解放ありがとうございます! 噴出許可受諾しました!」」」


 ピンク肉の丘、中心が醜い花を開いたアナルから――――――


「おひょおぉぉぉぉぉぉっ!♥♥♥♥」

「おひぃぃぃぃぃぃぃぃっ!♥♥♥♥」

「おっひょひぃぃぃぃぃっ!♥♥♥♥」


 ぷびぼびぃぃぃぃ! ぷぴぷぴぷぴぼぼぶびぃいいぶべぶりぶびぶびぶびぃぃ!


 凄まじい空気圧と汚らしい音圧が琴里の顔面を叩いた。憚らず言葉にするのなら、それは三人の下品なアナルから吐き出されたオナラだ。


「んおぉぉぉぉ!♥ 出たぁ!♥ オナラ出たのだぁ!♥ 気持ち、気持ちいいぃぃ!♥ イクのだ、オナライクのだああああぁぁ!♥♥♥♥」

「恥ずかしい……!♥ 恥ずかしいのが、やっぱり気持ちいいです……!♥♥ モッコリアナルから、汚い音が出ちゃいますぅ!♥♥ んほっ、また、来るっ!♥♥ きちゃう、イグッ!♥♥♥♥」

「……おっほぉぉん!? 琴里に、聞かれ、見られ……あぁ、駄目だ! 感じてしまう……ふひっ♥ 放屁マゾアクメ、するぅぅぅぅぅ!♥♥♥♥」


 どう取り繕ったところで〝汚い〟放屁を断続的にひり出して、中に見える無数のイボを痙攣させ、ガニ股で突き出したその尻を振る汚声の女たち。


「「「ンホー!♥ オナライクー!♥ オナライクー!♥ オナライクー!♥」」」


 ぶべべ、ばふっ、ぶすぅ! ぶすぶすぶすぅぅ!


 オナラでイク、イク、イクと口にする令音たちはもう琴里が知る者ではなかった。変態、その二文字が脳を過るほど、顔が見えずともどんな表情か想像が着く下品さ。

 そして余興は終わらず次の指示――――左手でアナルの肉を掴んで開き、解れに解れた肉の穴に右手を挿入れる。


「んひょぉぉぉぉ!♥ あにゃる!♥ けつまんこ良いのだ!♥ ケツマンコオナニーたまらないのだぁ!♥ 指を開いて、握ってへぇ!♥ もっど、もっどおぐまでぇぇぇぇ!!♥♥♥ ありがどうごじゃいまずぅぅ!!♥♥♥♥」

「見て、見られ……見て、ください!♥ 琴里さん、もっと、変態の私たちを、見てください!♥ 見られると、ぞくぞくして、もっと気持ち良く……ほぉぉぉぉぉ!♥♥♥ ケツ穴いくぅぅぅ!♥♥♥♥ んひょぉぉぉ!♥♥♥♥」

「んほっ、んほぉ、んほっほぉぉぉ!!♥♥♥ う、腕、拳ぃ、止まらない!♥ イボが、いぼがつぶれひぇぇぇぇ!?♥ アナニー止まらないっ、マゾアナルイグッ!♥ アナルイグーッ!♥ アナルイクーッ!♥ 変態フィストで、いくぅぅぅ!!♥♥」


 フィストファックによるアナニー。恥知らずなマンコは地面が洪水にあったような水溜まりを潮吹きで生み出し、声は人間のものとは思えないみっともなく下劣なものを叫び上げている。


「「「ンホー!♥♥♥ ンホーッ!♥♥♥♥ ンホーーーーッ!!♥♥♥♥」」」


 恥知らずなケツ穴狂い共の大絶唱。如何に顔が可憐で愛らしい絶世の美女たちとはいえ、これほど品性下劣なものでは人を選ぶ嗜好には違いない。


「――――そう、それがあんたの答えってわけね」


 琴里の声に侮蔑と怒りの色が灯った。無論、それは令音たちに向けられたものではない。未だ顔を見せないクズ幹部に向けられた、絶対的な殺意の声色だ。


「待ってなさい。いいえ、逃げても構わないわ。世界中のどこに逃げようとしても、私が必ず焼いて嬲って――――――」


 殺してやる。強烈な殺意は精霊の破壊衝動と呼応して焔を呼び起こした。

 強すぎる殺意と霊力――――それは、新しい『開発』の始まりを告げた。


 ブッッッッボ♥ ぶりっ、ぶりゅりゅりゅりゅっ♥


「………………んほぉ?♥」


 女仙の霊装を纏う焔の精霊、その尻穴から噴き出した真っ赤なゼリーが――――五河琴里の運命を定める、絶対不変の快楽になると。



「素敵な同人誌を書き上げる皆様が放送……げふん。いる中で、こういう下劣なものを書き上げるのはどうかとは思いましたのよ。けれどわたくし、我慢弱く、それでいて欲に忠実!」

「何を仰っているのか半分も理解できかねますが、言い訳の続きは?」


 ニコリと笑って――目は全く笑っていない実に器用な顔で――『狂三』を見る狂三の手には、よく曲がりそうな少女の身体が掴まれていた。


 死刑執行まで三、二、一。


「…………最後まで釈明を許してくださる『わたくし』のこと、わたくしは大好きですわ♥ ――――んぎぃぃぃぃぃ!? わ、わたくしの関節はそれ以上曲がりませんわー! 腕、せめて腕だけは許してくださいましー! やめてー! エロ同人! エロ同人みたいな声が出てしまいますわぁぁぁぁぁぁぁ!! んごぉぉぉぉぉぉ!?」


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ほんとせっかく4期やってるのに何でもの書いてるんでしょうね。募集箱のネタ改良して考えてたらノリノリになっちゃったから仕方ない。これを朝から昼までに仕上げたの狂気の沙汰ですね、アナル開発はこれだからやめらんねぇぜ。

Comments

タコよっちゃん

アナルイクー!とンホー!の絶妙な間抜け加減がたまらん。 美しい十香が、可愛らしい四糸乃が、冷静な令音さんがアナルマゾに落ちていく様子が最高でした。 琴里はどんなマゾになるのだろうか? アナル開発は最高だぜぇ

せきばん

いかじゅんさんの書く下品な令音さん大好き

いかじゅん

この無様エロだからこそのお間抜けな嬌声、癖になりますよねぇ……デアラの子たちはみんな開発のしがいがあって良き!

いかじゅん

大好きとまで言ってもらえてとても嬉しいです。いいですよね、お下品な令音さん……マジでエロい